JP3847734B2 - タイマ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、割込み発生やタイマパルス出力などを行うタイマ回路に関するもので、特にタイマ回路の消費電力を低減させる構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数本の周期の異なるタイマ信号を出力するタイマ回路を実装するためには、複数のタイマブロックを設ける必要があり、そのためタイマブロックと同じ数のカウンタが必要であった。(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−101728号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のタイマ回路の構成では、最も信号遷移確率の高いカウンタがタイマブロックの数だけ必要となるため、消費電力が多いという問題点があった。
【0005】
本発明の目的は、消費電力を削減することができるタイマ回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
第1の発明のタイマ回路は、クロック信号をカウントするカウンタと、カウンタのカウント出力値を入力する複数のタイマブロックとを備えている。
【0007】
複数のタイマブロックの各々は、カウンタのカウント出力値をビットシフトして出力し、かつ複数のタイマブロックのそれぞれに対応したシフト量を選択可能なシフタと、タイマ一致周期を決める値が設定される第1のレジスタと、シフタの出力値と第1のレジスタの設定値とを演算する演算器と、演算器による演算結果を格納する第2のレジスタと、第2のレジスタの出力値とシフタの出力値とを比較し両者が一致したときに一致信号をタイマ信号として出力する比較器とからなり、一致信号に応答して演算器の演算結果を第2のレジスタに格納するようにしている。
【0008】
上記のカウンタとしては、例えば、バイナリカウンタが使用される。
【0009】
この構成によれば、信号遷移確率が高く消費電力の多いカウンタを複数のタイマブロックで共用しているので、複数のタイマ信号を生成するのに必要なカウンタの個数を削減することができ、全体として消費電力を削減することができる。
【0010】
第1の発明の構成において、複数個のカウンタを設け、複数個のカウンタに複数のクロック信号を各々入力し、複数のカウンタを選択的に使用するようにしてもよい。この場合、複数のカウンタの中から、タイマブロック毎に任意のカウンタが選択される。このように構成すると、互いに相関のない複数のクロック信号を入力とするタイマ回路を実現することができる。つまり、互いに相関のない複数のクロック信号でカウントされたカウンタによって、各タイマブロックを駆動できるため、タイマブロック毎に互いに相関のない複数のクロック信号で動作させることができる。
【0011】
また、第1の発明の構成において、カウンタの入力部にクロック信号を分周してカウンタに与える分周回路を設け、分周回路の分周比の設定値に応じてシフタのシフト量を制御するシフト量制御回路を設けてもよい。このように構成すると、カウンタの信号遷移確率を分周比に対応して減少させることができ、消費電力をより削減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0018】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態のタイマ回路の全体の構成を示している。図1において、タイマ回路1は、内部に複数のタイマブロック11,11,…を内蔵している。本実施の形態のタイマ回路では、実現したいタイマのビット幅を3、設定できる分周比を2分周、1分周としている。
【0019】
各タイマブロック11は、タイマ回路1の内部において、複数個、つまり使用したいタイマ信号の本数分だけ存在する。
【0020】
バイナリカウンタ12は、タイマ回路1の内部に1個存在する。本実施の形態では4ビット幅のレジスタとなっており、0から15までの値をカウントする。なお、バイナリカウンタのビット幅は、実現したいタイマのビット幅とクロック分周比に従って可変である。具体的には、ビット幅としては、(実現したいタイマのビット幅)+log2(実現したいクロック分周比)の幅が必要である。
【0021】
なお、バイナリカウンタ12を、入力するクロック信号の個数と同じ数だけ備え、クロック信号の選択にしたがって、タイマブロック11に入力するバイナリカウンタ11を選択することによって、互いに相関のない複数のクロック信号を入力とするタイマ回路を実現することが可能となる。つまり、互いに相関のない複数のクロック信号でカウントされたカウンタによって、各タイマブロックを駆動できるため、タイマブロック毎に互いに相関のない複数のクロック信号で動作させることができる。
【0022】
また、バイナリカウンタ12をフリーランカウンタやウォッチドッグタイマなどの別のタイマ回路とで共有することによって、回路サイズと消費電力の低減を実現することができる。
【0023】
コンペアレジスタ設定信号13は、タイマ動作のカウント設定値を入力する。この値の設定によってタイマ一致信号の発生周期が決まる。本実施の形態では、3ビットタイマを実現するため、3ビット幅の信号となっている。
【0024】
カウントクロック信号14は、バイナリカウンタ12へ入力されるクロック信号である。
【0025】
タイマクロック分周設定信号15は、タイマ動作のクロックの分周比を設定する信号である。タイマブロック11と同じ数だけ入力されている。本実施の形態では、1分周と2分周を設定できる。
【0026】
一致信号16は、タイマ信号として出力されるものであり、コンペアレジスタ設定信号13で設定した値の周期で値1を出力する。そして、この一致信号16の信号値によって、外部回路で割込み発生やタイマパルス出力機能などを実現することができる。
【0027】
コンペアレジスタ111は、コンペアレジスタ設定信号13によって設定されるカウント設定値を保持する。本実施の形態では、3ビットタイマを実現するため3ビット幅のレジスタで構成されている。
【0028】
分周比制御部112は、タイマクロック分周設定信号15によって設定された分周比に応じたシフト量制御信号を出力してシフタ113へ与える。
【0029】
シフタ113は、バイナリカウンタ12から入力されるカウント出力値を右シフトして出力する。シフタ113のシフト量は分周比制御部112によって制御される。シフト後のビット幅は、実現したいタイマのビット幅と等しくなっており、タイマのビット幅からあふれたビットは切り捨てられる。
【0030】
本実施の形態では、シフト量が0の場合、バイナリカウンタ12のカウント出力値の下位3ビットが出力され、シフト量が1の場合、バイナリカウンタ12のカウント出力値を右シフトし、あふれたビットを切り捨てた値すなわちバイナリカウンタ12のカウント出力値の上位3ビットが出力される。
【0031】
なお、シフト量は1ビット単位である必要はなく、例えば実現したい分周比が1分周、2分周、8分周の場合、0ビットシフト、1ビットシフト、3ビットシフトの3種類のシフトが実現できればよい。
【0032】
加算器114は、コンペアレジスタ111の保持値とシフタ113の出力値とを加算する。なお、バイナリカウンタ12のダウンカウンタである場合には、シフタ113の出力値からコンペアレジスタ111の保持値が減算される。
【0033】
比較レジスタ115は、加算器114による加算結果を保持する。
【0034】
比較器116は、比較レジスタ115の保持値と、シフタ113の出力値とを比較し、両者が一致したときに一致信号16をタイマ信号として出力する。上記の比較レジスタ115は、一致信号16に応答して加算器114の加算結果が格納される。厳密にいうと、加算結果は、分周比制御部112で生成された比較レジスタ書き込みタイミング制御信号1112のタイミングに応答して比較レジスタ115に格納される。
【0035】
シフト量制御信号1111は、分周比制御部112の出力であり、シフタ113に入力される。タイマクロック分周設定信号15によって設定された分周比が1分周の場合、シフタ113のシフト量は0で、分周比が2分周の場合、シフタ113のシフト量は1となる。分周比がn分周の場合、シフト量はlog2(n)である。
【0036】
比較レジスタ書き込みタイミング制御信号1112は、値1のときに比較レジスタ115に加算器114の出力値が書き込まれる。シフタ113のシフト量が0の場合、比較レジスタ書き込みタイミング制御信号1112は、一致信号16が値1のとき、値1となる。シフト量が1の場合、比較レジスタ書き込みタイミング制御信号1112は、バイナリカウンタ12の出力の下位1ビットの信号と一致信号16の論理積が1のときに値1となる。シフト量がnビットの場合、バイナリカウンタ12の出力値の下位nビットがすべて1のときで、かつ一致信号16が1のとき、すなわちバイナリカウンタ12の出力値下位nビットと一致信号16のすべてのビットの論理積が1のときに、比較レジスタ書き込みタイミング制御信号が1となる。
【0037】
ここで、シフト量が0でない場合に、バイナリカウンタの下位1ビットまたはnビットと一致信号との論理積をとっている理由について、図2の波形26、27、28を用いて説明する。一致信号16をそのまま書き込みタイミングとして使用すると周期が微妙にずれてしまう。波形26と波形28の一致をとると、波形26における数値‘7’の途中で書き込みが行われてしまう。これに対し、下位ビットの論理積をとることによって波形26における数値‘7’の最終フェーズのみ書込み信号(波形27)がたつことによって次のクロックタイミングで比較レジスタに書き込むことができる。
【0038】
数値7(十進数)は、2進数表記では‘111’であるが、カウンタは4ビットあるので、波形26における数値7のタイミングでは、カウンタは数値14(2進数表記では、‘1110’)と数値15(2進数表記では‘1111’)をさしている。書き込み信号はカウンタが15をさしているときに生成したいために、上記のように論理積をとっている。
【0039】
図2は図1のタイマ回路1のカウント動作時の詳細を示すタイミングチャートである。本図ではコンペアレジスタに値4を設定し、分周比として値1を設定した場合と、コンペアレジスタに値4を設定し、分周比として値2を設定した場合とについて示している。
【0040】
図2において、符号21はカウントクロック信号14の波形である。
【0041】
符号22はバイナリカウンタ12のカウント出力値である。
【0042】
符号23は分周比1の場合のシフタ113の出力値(シフト後のバイナリカウンタ値)である。この場合、シフト量が0であるので、符号22のバイナリカウンタ12のカウント出力値の下位3ビットの値となっている。
【0043】
符号24は分周比1の場合の比較レジスタ書き込みタイミング制御信号1112の波形である。この波形24は、シフタ113の出力値23と後述する比較レジスタ115の出力値25とが一致したときに1(ハイレベル)となっている。
【0044】
符号25は分周比1の場合の比較レジスタ115の出力値である。比較レジスタ115の出力値25の変化タイミングは、波形24が1(ハイレベル)のときの波形21の立ち上がりエッジとなっている。そして、比較レジスタ115の保持する値は、シフタ113の出力値23とコンペアレジスタ111の設定値である値4とを加算した値の下位3ビットの値となっている。
【0045】
符号26は分周比2の場合のシフタ113の出力値(シフト後のバイナリカウンタ値)である。この場合、シフト量が1であるので、バイナリカウンタ12の上位3ビットの値となっている。
【0046】
符号27は分周比2の場合の比較レジスタ書き込みタイミング制御信号1112の波形である。この波形27は、シフタ113の出力値26と後述する比較レジスタ115の出力値28とが一致し、かつバイナリカウンタ12のカウント出力値22の下位1ビットが1のときに値1(ハイレベル)となる。
【0047】
符号28は分周比2の場合の比較レジスタ115の出力値である。比較レジスタ115の出力値28の変化タイミングは、波形27が1(ハイレベル)のときの波形21の立ち上がりエッジとなっている。比較レジスタ115の保持する値は、シフタ113の出力値26とコンペアレジスタ111の設定値である値4とを加算した値の下位3ビットの値となっている。
【0048】
この実施の形態によれば、タイマ回路に設けられる、バイナリカウンタ12の個数を削減することができ、したがって、バイナリカウンタ12による信号遷移確率をタイマ回路全体で、低減することによって低消費電力化を図ったタイマ回路を実現することができる。
【0049】
(第2の実施の形態)
図3は本発明の第2の実施の形態のタイマ回路の全体の構成を示している。図3において、17は分周比制御ブロックであり、カウントクロック信号14と全てのタイマブロック11,11,…のついての分周比設定信号15を入力としている。
【0050】
符号171は分周比制御ブロック17によって分周されたカウントクロック信号であり、分周比設定信号15の設定値にしたがってカウントクロック信号14を分周したものである。
【0051】
つまり、分周比制御ブロック17は、すべてのタイマブロック11,11,…の分周比設定から最大の周波数となる分周クロックをバイナリカウンタ12のカウントクロック信号として出力している。具体的に説明すると、3つのタイマブロック11,11,11があり、それぞれの分周比設定が8分周、2分周、16分周となっていると仮定すると、このときカウントクロック信号171は、カウントクロック信号14の2分周の周波数となるクロック信号となる。
【0052】
符号172,172,…は、分周比制御ブロック17による補正後の分周設定信号であり、分周比設定信号15,15,…によって入力されたタイマクロック分周設定を補正したものである。すべてのタイマブロック11,11,…の分周比設定の最大周波数がn分周であるとき、補正後の分周設定信号172は分周比設定信号15の設定値/nの設定値に補正される。
【0053】
3つのタイマブロックがあり、それぞれの分周比設定が8分周、2分周、16分周となっていると仮定すると、分周比の最大周波数は2分周であるので、このときそれぞれの補正後の分周設定信号172は4分周、1分周、8分周に補正される。
【0054】
この実施の形態によれば、カウントクロック信号14を分周してバイナリカウンタ12に加えるようにしたので、バイナリカウンタに加わるクロック信号の周波数が低くなり、バイナリカウンタ12自体の信号遷移確率を低減することが可能となる。その結果、第1の実施の形態に比べて、いっそう低消費電力化を図ったタイマ回路を実現することが可能となる。
【0055】
参考例
図4はタイマ回路の参考例の全体の構成を示している。図4において、タイマ回路3は、内部に複数のタイマブロック31,31,…を内蔵している。本参考例のタイマ回路では、実現したいタイマのビット幅を3、設定できる分周比を2分周、1分周としている。
【0056】
各タイマブロック31はタイマ回路3の内部において、複数個、つまり使用したいタイマ信号の本数分だけ存在する。
【0057】
バイナリカウンタ32は、タイマ回路3の内部に1個存在する。本参考例では4ビット幅のレジスタとなっており、0から15までの値をカウントする。なお、バイナリカウンタのビット幅は、実現したいタイマのビット幅とクロック分周比に従って可変である。具体的には、ビット幅としては、(実現したいタイマのビット幅)+log(実現したいクロック分周比)の幅が必要である。
【0058】
なお、バイナリカウンタ32をグレイコードカウンタなど信号遷移確率の低い構成に変更することによって、より低消費電力なカウンタを得ることができ、したがってより低消費電力のタイマ回路を実現することが可能となる。
【0059】
また、カウンタをフリーランカウンタやウォッチドッグタイマなどの別のタイマとで共有することによって、回路サイズと消費電力の低減を実現することができる。
【0060】
コンペアレジスタ設定信号33は、タイマ動作のカウント設定値を入力する。この値の設定によってタイマ一致信号の発生周期が決まる。本参考例では、3ビットタイマを実現するため、3ビット幅の信号となっている。
【0061】
カウントクロック信号34は、バイナリカウンタ32へ入力されるクロック信号である。
【0062】
タイマクロック分周設定信号35は、タイマ動作のクロックの分周比を設定する信号である。タイマブロック31と同じ数だけ入力されている。本参考例では、1分周と2分周を設定できる。
【0063】
一致信号36は、タイマ信号として出力されるものであり、コンペアレジスタ設定信号33で設定した値の周期で値1を出力する。そして、この一致信号36の信号値によって、外部回路で割込み発生やタイマパルス出力機能などを実現することができる。
【0064】
シフタ37は、後述のコンペアレジスタ311に設定する値を、各タイマブロック31毎のタイマクロック分周設定信号35による分周比設定の値にしたがってシフトする。1分周の場合は0ビット左シフトし、2分周の場合は1ビット左シフトする。分周比がn分周の場合、左シフト量はlog2(n)である。シフト後のたりないビットは0で埋められる。
【0065】
なお、シフト量は1ビット単位である必要はなく、例えば実現したい分周比が1分周、2分周、8分周の場合、0ビットシフト、1ビットシフト、3ビットシフトの3種類のシフトが実現できればよい。
【0066】
コンペアレジスタ311は、シフタ37によるシフト後の出力値をカウント設定値として保持する。本参考例では3ビットタイマを実現するため4ビット幅のレジスタで構成されている。なお、コンペアレジスタ311のビット幅は実現したいタイマのビット幅とクロック分周比に従って可変であり、(実現したいタイマのビット幅)+log(実現したいクロック分周比)の幅が必要である。
【0067】
加算器312は、コンペアレジスタ311の出力値とバイナリカウンタ32のカウント出力値とを加算する。なお、バイナリカウンタ32のダウンカウンタである場合には、バイナリカウンタ32の出力値からコンペアレジスタ311の保持値が減算される。
【0068】
比較レジスタ313は、加算器312によって加算された値を保持する。なお、比較レジスタ313のビット幅は、実現したいタイマのビット幅とクロック分周比に従って可変であり、(実現したいタイマのビット幅)+log2(実現したいクロック分周比)の幅が必要である。
【0069】
比較器314は、バイナリカウンタ32のカウント出力値と比較レジスタ313の出力値とを比較し、一致信号36をタイマ信号として出力する。上記の比較レジスタ313は、一致信号36に応答して加算器312の加算結果が格納される。
【0070】
図5は図4のタイマ回路3のカウント動作時の詳細を示すタイミングチャートである。本図ではコンペアレジスタに値4を設定し、分周比として値1を設定した場合と、コンペアレジスタに値4を設定し、分周比として値2を設定した場合とについて示している。
【0071】
図5において、符号41はカウントクロック信号34の波形である。
【0072】
符号42はバイナリカウンタ32のカウント出力値である。
【0073】
符号43は分周比1の場合の比較レジスタ書き込みタイミング制御信号の波形であり、一致信号36の波形と等しい。
【0074】
符号44は分周比1の場合の比較レジスタ313の出力値である。分周比1の場合、コンペアレジスタ設定信号33で値4を設定すると、コンペアレジスタ311には値4が保持されるため、一致信号36が1(ハイレベル)のタイミングで、加算器312の出力が格納される。つまり、一致信号36が1(ハイレベル)のタイミングで比較レジスタ313の保持値は値4が加算された状態となる。
【0075】
符号45は分周比2の場合の比較レジスタ書き込みタイミング制御信号の波形であり、一致信号36の波形と等しい。
【0076】
符号46は分周比2の場合の比較レジスタ313の出力値である。分周比2の場合、コンペアレジスタ設定信号33で値4を設定すると、コンペアレジスタ311には左方向に1ビットシフトされた値、すなわち8が保持されるため、一致信号36が1(ハイレベル)のタイミングで、加算器312の出力が格納される。つまり、一致信号36が1(ハイレベル)のタイミングで比較レジスタ313の保持値は値8が加算された状態となる。
【0077】
図1の構成では2分周設定の場合、バイナリカウンタ12の下位1ビットが1のときのカウントクロック信号14の立ち上がりエッジで一致信号が変化したが、下位1ビットが0のときには一致信号は変化できなかった。つまり、各タイマブロックの動作タイミングはn分周設定の場合、バイナリカウンタ12の下位n−1ビットが全て1の時に限定されており、タイマブロックの分周設定が同じである場合、タイマブロックの動作タイミングはタイマブロックのスタートタイミングに依存せず固定であった。しかしながら、この参考例の場合、比較レジスタ313の出力値46の変化タイミングは、カウントクロック信号34のどのエッジでも一致信号は変化できるため、動作タイミングの分解能はカウントクロック信号34の周波数に等しい。つまり、タイマブロックの分周設定が同じである場合、動作周期は分周設定に依存して一定であるが、動作タイミングはタイマブロックのスタートタイミングに依存して変化する。
【0078】
この参考例によれば、バイナリカウンタ32の出力側にシフタを設けるのではなく、コンペアレジスタ311の入力側にシフタ37を設けたので、分周設定時でも分解能が高く高精度な低消費電力タイマを実現することができる。
【0079】
【発明の効果】
本発明のタイマ回路によれば、最も信号遷移確率の高いカウンタを複数のタイマブロックで共用することで、カウンタの個数を削減することで、カウンタ部分の信号遷移確率を低減し、それによって回路全体の消費電力を有効に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のタイマ回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のタイマ回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態のタイマ回路の構成を示すブロック図である。
【図4】イマ回路の参考例の構成を示すブロック図である。
【図5】イマ回路の参考例の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 タイマ回路
11 タイマブロック
12 バイナリカウンタ
13 コンペアレジスタ設定信号
14 カウントクロック信号
15 タイマクロック分周設定信号
16 一致信号
17 分周比制御ブロック
111 コンペアレジスタ
112 分周比制御部
113 シフタ
114 加算器
115 比較レジスタ
116 比較器
171 カウントクロック信号
172 分周設定信号
1111 シフト量制御信号
1112 比較レジスタ書き込みタイミング制御信号
21 カウントクロック信号の波形
22 バイナリカウンタのカウント出力値
23 シフト後のバイナリカウンタ値
24 比較レジスタ書き込みタイミング制御信号の波形
25 比較レジスタの出力値
26 シフト後のバイナリカウンタ値
27 比較レジスタ書き込みタイミング制御信号の波形
28 比較レジスタの出力値
3 タイマ回路
31 タイマブロック
32 バイナリカウンタ
33 コンペアレジスタ設定信号
34 カウントクロック信号
35 タイマクロック分周設定信号
36 一致信号
37 シフタ
311 コンペアレジスタ
312 加算器
313 比較レジスタ
314 比較器
41 カウントクロック信号の波形
42 バイナリカウンタのカウント出力値
43 比較レジスタ書き込みタイミング制御信号の波形
44 比較レジスタの出力値
45 比較レジスタ書き込みタイミング制御信号の波形
46 比較レジスタの出力値

Claims (4)

  1. クロック信号をカウントするカウンタと、前記カウンタのカウント出力値を入力する複数のタイマブロックとを備え、
    前記複数のタイマブロックの各々は、前記カウンタのカウント出力値をビットシフトして出力し、かつ前記複数のタイマブロックのそれぞれに対応したシフト量を選択可能なシフタと、タイマ一致周期を決める値が設定される第1のレジスタと、前記シフタの出力値と前記第1のレジスタの設定値とを演算する演算器と、前記演算器による演算結果を格納する第2のレジスタと、前記第2のレジスタの出力値と前記シフタの出力値とを比較し両者が一致したときに一致信号をタイマ信号として出力する比較器とからなり、前記一致信号に応答して前記演算器の演算結果を前記第2のレジスタに格納するようにしているタイマ回路。
  2. 複数のクロック信号が入力され、前記複数のクロック信号にそれぞれ対応してカウンタを複数個有し、前記複数のカウンタを選択的に使用するようにした請求項1記載のタイマ回路。
  3. カウンタの入力部にクロック信号を分周して前記カウンタに与える分周回路を有し、前記分周回路の分周比の設定値に応じてシフタのシフト量を制御するシフト量制御回路を有する請求項1記載のタイマ回路。
  4. カウンタがバイナリカウンタである請求項1記載のタイマ回路。
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