JPH09148103A - チップ型固定抵抗器 - Google Patents
チップ型固定抵抗器Info
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- JPH09148103A JPH09148103A JP7323902A JP32390295A JPH09148103A JP H09148103 A JPH09148103 A JP H09148103A JP 7323902 A JP7323902 A JP 7323902A JP 32390295 A JP32390295 A JP 32390295A JP H09148103 A JPH09148103 A JP H09148103A
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- Japan
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- electrode films
- fixed resistor
- insulating substrate
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/341—Surface mounted components
- H05K3/3431—Leadless components
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Details Of Resistors (AREA)
- Non-Adjustable Resistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 たとえ基板上にさかさまに実装されたとして
も確実にその両端の電極膜の半田付けが可能であり、し
かも基板への実装時に画像認識装置によって同一部品が
異なる部品として判断される恐れのないチップ型固定抵
抗器を提供すること。 【解決手段】 略矩形状の絶縁基板21の両端近傍にそ
れぞれその表面から両端縁部を介して裏面に到る主電極
膜31,31を形成し、絶縁基板21の表面中央に両主
電極膜31,31の一部に重ねて該両主電極膜31,3
1間を接続する抵抗膜41を形成し、両主電極膜31,
31の表面の一部と抵抗膜41の表面全体の上を覆うよ
うに絶縁材からなる抵抗保護膜51を形成する。そして
抵抗保護膜51から露出している両主電極膜31,31
の表面から抵抗保護膜51の両端部の上面に到る位置ま
で上部電極膜61,61を形成する。また抵抗保護膜5
1の色彩を絶縁基板21の色彩とほぼ同一の色彩にす
る。
も確実にその両端の電極膜の半田付けが可能であり、し
かも基板への実装時に画像認識装置によって同一部品が
異なる部品として判断される恐れのないチップ型固定抵
抗器を提供すること。 【解決手段】 略矩形状の絶縁基板21の両端近傍にそ
れぞれその表面から両端縁部を介して裏面に到る主電極
膜31,31を形成し、絶縁基板21の表面中央に両主
電極膜31,31の一部に重ねて該両主電極膜31,3
1間を接続する抵抗膜41を形成し、両主電極膜31,
31の表面の一部と抵抗膜41の表面全体の上を覆うよ
うに絶縁材からなる抵抗保護膜51を形成する。そして
抵抗保護膜51から露出している両主電極膜31,31
の表面から抵抗保護膜51の両端部の上面に到る位置ま
で上部電極膜61,61を形成する。また抵抗保護膜5
1の色彩を絶縁基板21の色彩とほぼ同一の色彩にす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板上に実装
されるチップ型固定抵抗器に関するものである。
されるチップ型固定抵抗器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回路基板上にチップ型固定抵抗器
を実装していく方法として、テープに並列に取り付けた
多数個のチップ型固定抵抗器を、1個ずつ該テープから
取り外して回路基板に実装していくテープ供給方式が主
流であった。
を実装していく方法として、テープに並列に取り付けた
多数個のチップ型固定抵抗器を、1個ずつ該テープから
取り外して回路基板に実装していくテープ供給方式が主
流であった。
【0003】このテープ供給方式では、1本のテープに
取り付けられるチップ型固定抵抗器(リールに巻き付け
られている)の個数が制限されるため、多量のチップ型
固定抵抗器を実装するときは、頻繁にリールを取換える
必要があり、煩雑であった。
取り付けられるチップ型固定抵抗器(リールに巻き付け
られている)の個数が制限されるため、多量のチップ型
固定抵抗器を実装するときは、頻繁にリールを取換える
必要があり、煩雑であった。
【0004】これに対応すべく、近年バルク実装と言わ
れる実装方法が用いられ始めた。この実装方法は、ケー
ス内にバルク状(バラ状)に収納された電子部品を、1
個ずつ又は複数個ずつ取り出して、ワンバイワン実装機
又は一括実装機によって基板上の所定位置に載置してい
く方法である。
れる実装方法が用いられ始めた。この実装方法は、ケー
ス内にバルク状(バラ状)に収納された電子部品を、1
個ずつ又は複数個ずつ取り出して、ワンバイワン実装機
又は一括実装機によって基板上の所定位置に載置してい
く方法である。
【0005】ところで上記バルク実装方法を用いた場
合、チップ型固定抵抗器は基板上にさかさまに載置され
る場合があり、その場合でも半田付けが確実に行なえる
ような形状に構成されることが必要になる。
合、チップ型固定抵抗器は基板上にさかさまに載置され
る場合があり、その場合でも半田付けが確実に行なえる
ような形状に構成されることが必要になる。
【0006】図7はこの種の従来のチップ型固定抵抗器
80を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)
は同図(a)のG−G断面図である。なお同図(b)の
絶縁基板81の上下面に形成する各膜の厚みは、説明の
都合上それぞれの実際の厚みとは異なりかなり厚く示し
ているが、実際はかなり薄く、いずれも10〜数10μ
m程度である。以下の各図においても同様である。
80を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)
は同図(a)のG−G断面図である。なお同図(b)の
絶縁基板81の上下面に形成する各膜の厚みは、説明の
都合上それぞれの実際の厚みとは異なりかなり厚く示し
ているが、実際はかなり薄く、いずれも10〜数10μ
m程度である。以下の各図においても同様である。
【0007】同図に示すようにこのチップ型固定抵抗器
80は、絶縁基板81の表面側の両端部近傍にそれぞれ
主電極膜83,83を形成し、該主電極膜83,83に
対向する絶縁基板81の裏面側に裏面電極膜85,85
を形成し、前記絶縁基板81の表面中央に前記両主電極
膜83,83と接続するように抵抗膜87を形成し、該
抵抗膜87の表面全体を覆うように絶縁材からなる抵抗
保護膜89を形成し、さらに前記絶縁基板81の両端縁
部を介してその上下面にわたる部分にそれぞれ両主電極
膜83,83と裏面電極膜85,85とに接続するよう
に端面電極膜91,91を形成して構成されている。
80は、絶縁基板81の表面側の両端部近傍にそれぞれ
主電極膜83,83を形成し、該主電極膜83,83に
対向する絶縁基板81の裏面側に裏面電極膜85,85
を形成し、前記絶縁基板81の表面中央に前記両主電極
膜83,83と接続するように抵抗膜87を形成し、該
抵抗膜87の表面全体を覆うように絶縁材からなる抵抗
保護膜89を形成し、さらに前記絶縁基板81の両端縁
部を介してその上下面にわたる部分にそれぞれ両主電極
膜83,83と裏面電極膜85,85とに接続するよう
に端面電極膜91,91を形成して構成されている。
【0008】このチップ型固定抵抗器80は、図8に示
すように、その両端面電極膜91,91をそれぞれ基板
93の回路パターンのランド部95,95上に載置し、
予め該ランド部95,95上に印刷しておいた半田9
7,97をリフローすることによって接続・固定され
る。
すように、その両端面電極膜91,91をそれぞれ基板
93の回路パターンのランド部95,95上に載置し、
予め該ランド部95,95上に印刷しておいた半田9
7,97をリフローすることによって接続・固定され
る。
【0009】ここで端面電極膜91,91はチップ型固
定抵抗器80の上下面にわたって設けられているので、
たとえこのチップ型固定抵抗器80が基板93上にさか
さまに載置されたとしても、ランド部95,95への半
田付けは可能である。
定抵抗器80の上下面にわたって設けられているので、
たとえこのチップ型固定抵抗器80が基板93上にさか
さまに載置されたとしても、ランド部95,95への半
田付けは可能である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例には以下のような問題点があった。 チップ型固定抵抗器80の抵抗保護膜89は、主電極
膜83,83と抵抗膜87の上に形成されており、一方
両端の端面電極膜91,91は主電極膜83,83の上
に形成されているので、抵抗保護膜89の高さの方が、
両端の端面電極膜91,91の高さよりも高くなってし
まう。
例には以下のような問題点があった。 チップ型固定抵抗器80の抵抗保護膜89は、主電極
膜83,83と抵抗膜87の上に形成されており、一方
両端の端面電極膜91,91は主電極膜83,83の上
に形成されているので、抵抗保護膜89の高さの方が、
両端の端面電極膜91,91の高さよりも高くなってし
まう。
【0011】このためこのチップ型固定抵抗器80が基
板93上にさかさまに載置された場合であって、且つ何
らかの理由(例えば震動,ランド部95へのゴミの付
着,両ランド部95,95上の半田クリームの量の相違
等)によってこのチップ型固定抵抗器80が多少斜めの
状態で基板93上に取り付けられた場合、図9に示すよ
うに、抵抗保護膜89の一端部が支点となって傾き、端
面電極膜91,91の半田付け不良が生じる恐れがあっ
た。なお図9は各膜の厚みを実際よりも大きく示してい
るので、その傾き角度は実際よりもかなり大きく示され
ている。
板93上にさかさまに載置された場合であって、且つ何
らかの理由(例えば震動,ランド部95へのゴミの付
着,両ランド部95,95上の半田クリームの量の相違
等)によってこのチップ型固定抵抗器80が多少斜めの
状態で基板93上に取り付けられた場合、図9に示すよ
うに、抵抗保護膜89の一端部が支点となって傾き、端
面電極膜91,91の半田付け不良が生じる恐れがあっ
た。なお図9は各膜の厚みを実際よりも大きく示してい
るので、その傾き角度は実際よりもかなり大きく示され
ている。
【0012】前述のように、チップ型固定抵抗器はワ
ンバイワン実装機又は一括実装機によって基板上に運ば
れて実装されていくが、その際、各チップ型固定抵抗器
は、別途設置された画像認識装置によって、その表面の
色彩(色の濃淡を含む)や模様等が識別され、正規に実
装すべきチップ型固定抵抗器であるか否かが判断され、
正規の色彩や模様でないものは、品種の異なる固定抵抗
器又は不良品であるとして排除される。
ンバイワン実装機又は一括実装機によって基板上に運ば
れて実装されていくが、その際、各チップ型固定抵抗器
は、別途設置された画像認識装置によって、その表面の
色彩(色の濃淡を含む)や模様等が識別され、正規に実
装すべきチップ型固定抵抗器であるか否かが判断され、
正規の色彩や模様でないものは、品種の異なる固定抵抗
器又は不良品であるとして排除される。
【0013】ここで前記テープ供給方式の場合はテープ
に取り付けたチップ型固定抵抗器の表面の向きが常に一
定なので問題ない。
に取り付けたチップ型固定抵抗器の表面の向きが常に一
定なので問題ない。
【0014】一方バルク実装方式の場合はチップ型固定
抵抗器が前記実装機によってさかさまに運ばれる場合が
あるので、前記画像認識装置はチップ型固定抵抗器の表
と裏のいずれか一方の表面の色彩・模様を識別すること
となる。しかしながら前記図7に示す従来のチップ型固
定抵抗器80の絶縁基板81の色彩と、抵抗保護膜89
の色彩は相違しているため、チップ型固定抵抗器が表を
上にして運ばれる場合と、裏を上にして運ばれる場合と
で、画像認識装置は異なるチップ型固定抵抗器と判断し
てしまう恐れがあった。
抵抗器が前記実装機によってさかさまに運ばれる場合が
あるので、前記画像認識装置はチップ型固定抵抗器の表
と裏のいずれか一方の表面の色彩・模様を識別すること
となる。しかしながら前記図7に示す従来のチップ型固
定抵抗器80の絶縁基板81の色彩と、抵抗保護膜89
の色彩は相違しているため、チップ型固定抵抗器が表を
上にして運ばれる場合と、裏を上にして運ばれる場合と
で、画像認識装置は異なるチップ型固定抵抗器と判断し
てしまう恐れがあった。
【0015】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
ありその目的は、たとえ基板上にさかさまに実装された
としても確実にその両端の電極膜の半田付けが可能であ
り、また基板への実装時に画像認識装置によって同一部
品が異なる部品として判断される恐れのないチップ型固
定抵抗器を提供することにある。
ありその目的は、たとえ基板上にさかさまに実装された
としても確実にその両端の電極膜の半田付けが可能であ
り、また基板への実装時に画像認識装置によって同一部
品が異なる部品として判断される恐れのないチップ型固
定抵抗器を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、略矩形状の絶縁基板の両端近傍にそれぞれ
その表面から両端縁部を介して裏面に到る主電極膜を形
成し、前記絶縁基板の表面中央に前記両主電極膜の一部
に重ねて該両主電極膜間を接続する抵抗膜を形成し、前
記両主電極膜の表面の一部と抵抗膜の表面全体の上を覆
うように絶縁材からなる抵抗保護膜を形成したチップ型
固定抵抗器において、前記抵抗保護膜から露出している
両主電極膜の表面から前記抵抗保護膜の両端部の上面に
到る位置まで上部電極膜を形成した。また本発明は前記
抵抗保護膜の色彩を前記絶縁基板の色彩とほぼ同一にす
るか、或いは前記抵抗保護膜の色彩の濃淡を前記絶縁基
板の色彩の濃淡とほぼ同一にした。
め本発明は、略矩形状の絶縁基板の両端近傍にそれぞれ
その表面から両端縁部を介して裏面に到る主電極膜を形
成し、前記絶縁基板の表面中央に前記両主電極膜の一部
に重ねて該両主電極膜間を接続する抵抗膜を形成し、前
記両主電極膜の表面の一部と抵抗膜の表面全体の上を覆
うように絶縁材からなる抵抗保護膜を形成したチップ型
固定抵抗器において、前記抵抗保護膜から露出している
両主電極膜の表面から前記抵抗保護膜の両端部の上面に
到る位置まで上部電極膜を形成した。また本発明は前記
抵抗保護膜の色彩を前記絶縁基板の色彩とほぼ同一にす
るか、或いは前記抵抗保護膜の色彩の濃淡を前記絶縁基
板の色彩の濃淡とほぼ同一にした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかるチップ型固定抵抗器10を示す図であり、同図
(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のA−A断面
図である。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
かかるチップ型固定抵抗器10を示す図であり、同図
(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のA−A断面
図である。
【0018】同図に示すようにこのチップ型固定抵抗器
10は、略矩形状の絶縁基板21を具備し、該絶縁基板
21の両端近傍の表面aから両端縁部b,bを介して裏
面cに到る部分にそれぞれ主電極膜31,31を形成
し、前記絶縁基板21の表面aの中央に前記両主電極膜
31,31の一端部に重ねて該両主電極膜31,31間
を接続する抵抗膜41を形成し、該両主電極膜31,3
1の表面の一部と抵抗膜41の表面全体の上にこれらを
覆うように絶縁材からなる抵抗保護膜51を形成し、さ
らに前記抵抗保護膜51から露出している両主電極膜3
1,31の表面から抵抗保護膜51の両端部の上面に到
る位置まで上部電極膜61,61を形成して構成されて
いる。以下各構成部材をその製造方法と共に説明する。
10は、略矩形状の絶縁基板21を具備し、該絶縁基板
21の両端近傍の表面aから両端縁部b,bを介して裏
面cに到る部分にそれぞれ主電極膜31,31を形成
し、前記絶縁基板21の表面aの中央に前記両主電極膜
31,31の一端部に重ねて該両主電極膜31,31間
を接続する抵抗膜41を形成し、該両主電極膜31,3
1の表面の一部と抵抗膜41の表面全体の上にこれらを
覆うように絶縁材からなる抵抗保護膜51を形成し、さ
らに前記抵抗保護膜51から露出している両主電極膜3
1,31の表面から抵抗保護膜51の両端部の上面に到
る位置まで上部電極膜61,61を形成して構成されて
いる。以下各構成部材をその製造方法と共に説明する。
【0019】図2乃至図5はこのチップ型固定抵抗器1
0の製造方法を示す図である。即ちこのチップ型固定抵
抗器10を製造するにはまず図2に示すように、絶縁基
板21を用意する。この絶縁基板21は大きな寸法のア
ルミナ基板であり、その所定位置に円形の貫通孔23が
設けられている。
0の製造方法を示す図である。即ちこのチップ型固定抵
抗器10を製造するにはまず図2に示すように、絶縁基
板21を用意する。この絶縁基板21は大きな寸法のア
ルミナ基板であり、その所定位置に円形の貫通孔23が
設けられている。
【0020】次に図3に示すように、絶縁基板21の各
貫通孔23の周囲の表面に長方形状の銀ペースト(又は
銀パラジウムペースト)をスクリーン印刷することによ
って主電極膜31を形成する。
貫通孔23の周囲の表面に長方形状の銀ペースト(又は
銀パラジウムペースト)をスクリーン印刷することによ
って主電極膜31を形成する。
【0021】次に各貫通孔23の裏面側からこの銀ペー
ストを真空吸引することによって、各貫通孔23の内周
側面にこの銀ペーストを付着させる。
ストを真空吸引することによって、各貫通孔23の内周
側面にこの銀ペーストを付着させる。
【0022】次にこの絶縁基板21の裏面側にも、前記
表面側と同一形状の銀ペースト(又は銀パラジウムペー
スト)をスクリーン印刷することによって主電極膜31
を形成し、各貫通孔23の表面側からこの銀ペーストを
真空吸引することによって、各貫通孔23の内周側面に
この銀ペーストを付着させる。つまり絶縁基板21の表
裏面にそれぞれ印刷した銀ペースト同士をスルーホール
で接続する。そして850℃、60分で焼成する。
表面側と同一形状の銀ペースト(又は銀パラジウムペー
スト)をスクリーン印刷することによって主電極膜31
を形成し、各貫通孔23の表面側からこの銀ペーストを
真空吸引することによって、各貫通孔23の内周側面に
この銀ペーストを付着させる。つまり絶縁基板21の表
裏面にそれぞれ印刷した銀ペースト同士をスルーホール
で接続する。そして850℃、60分で焼成する。
【0023】次に図4に点線で示すように、隣合う主電
極膜31,31同士を、長方形状であって前記両主電極
膜31,31の端部に重なるように抵抗膜41をスクリ
ーン印刷することによって、隣合う主電極膜31,31
間を接続する。この抵抗膜41の材質としては例えば酸
化ルテニウム(RuO2)を用い、これを850℃、6
0分で焼成する。
極膜31,31同士を、長方形状であって前記両主電極
膜31,31の端部に重なるように抵抗膜41をスクリ
ーン印刷することによって、隣合う主電極膜31,31
間を接続する。この抵抗膜41の材質としては例えば酸
化ルテニウム(RuO2)を用い、これを850℃、6
0分で焼成する。
【0024】次に抵抗膜41をトリミングすることによ
ってその抵抗値調整を行なう。
ってその抵抗値調整を行なう。
【0025】次に図4に実線で示すように、抵抗膜41
の表面全体と、各主電極膜31,31の表面の端部の上
を覆うように、抵抗保護膜51をスクリーン印刷によっ
て形成する。
の表面全体と、各主電極膜31,31の表面の端部の上
を覆うように、抵抗保護膜51をスクリーン印刷によっ
て形成する。
【0026】この抵抗保護膜51の材質としては例えば
ホウケイ酸鉛系ガラスペーストに酸化チタン(Ti
O2)を混合したペーストを用いる。ホウケイ酸鉛系ガ
ラスペーストに対する酸化チタンの混合割合は10〜2
0重量%程度であり、この実施形態では16重量%のも
のを用いた。そして600℃で60分焼成すれば抵抗保
護膜51が完成する。
ホウケイ酸鉛系ガラスペーストに酸化チタン(Ti
O2)を混合したペーストを用いる。ホウケイ酸鉛系ガ
ラスペーストに対する酸化チタンの混合割合は10〜2
0重量%程度であり、この実施形態では16重量%のも
のを用いた。そして600℃で60分焼成すれば抵抗保
護膜51が完成する。
【0027】ここで酸化チタンを混合したのは、この抵
抗保護膜51の色彩を、前記アルミナ製の絶縁基板21
の色彩と同一の白色にするためである。
抗保護膜51の色彩を、前記アルミナ製の絶縁基板21
の色彩と同一の白色にするためである。
【0028】次に図5に示すように、露出している主電
極膜31の表面から前記抵抗保護膜51の両端辺の上面
に到る位置まで銀ペーストをスクリーン印刷することに
よって上部電極膜61を形成する。この銀ペーストとし
ては、銀粉をエポキシ樹脂とフェノール樹脂の混合物に
混ぜ合わせたものを用いており、200℃で30分硬化
して形成される。この上部電極61の形状は主電極膜3
1の形状とほぼ同一形状に形成されている。
極膜31の表面から前記抵抗保護膜51の両端辺の上面
に到る位置まで銀ペーストをスクリーン印刷することに
よって上部電極膜61を形成する。この銀ペーストとし
ては、銀粉をエポキシ樹脂とフェノール樹脂の混合物に
混ぜ合わせたものを用いており、200℃で30分硬化
して形成される。この上部電極61の形状は主電極膜3
1の形状とほぼ同一形状に形成されている。
【0029】そして前記両上部電極膜61の表面と主電
極膜31の露出している表面に電解メッキ処理(ニッケ
ルメッキと半田メッキ)を施す。なおこれらのメッキに
ついては各図に図示していない。
極膜31の露出している表面に電解メッキ処理(ニッケ
ルメッキと半田メッキ)を施す。なおこれらのメッキに
ついては各図に図示していない。
【0030】そして最後に図5に示すB1−B1線,B
2−B2線,B3−B3線,B4−B4線,B5−B5
線で絶縁基板21を切断すれば、図1に示すチップ型固
定抵抗器10が多数個完成する。
2−B2線,B3−B3線,B4−B4線,B5−B5
線で絶縁基板21を切断すれば、図1に示すチップ型固
定抵抗器10が多数個完成する。
【0031】なお図5において絶縁基板21を例えばB
1−B1線,B2−B2線,B3−B3線,B5−B5
線で切断すれば、2個で1つのアレー型のチップ型固定
抵抗器が構成できる。3個以上のアレーも同様に形成で
きる。
1−B1線,B2−B2線,B3−B3線,B5−B5
線で切断すれば、2個で1つのアレー型のチップ型固定
抵抗器が構成できる。3個以上のアレーも同様に形成で
きる。
【0032】以上のようにして製造されたチップ型固定
抵抗器10は、図1に示すように、その裏面側でその高
さが最も高くのは、裏面両端に設けた主電極膜31,3
1である。
抵抗器10は、図1に示すように、その裏面側でその高
さが最も高くのは、裏面両端に設けた主電極膜31,3
1である。
【0033】一方その表面側で最も高くなる部分は、抵
抗保護膜51の両端上に設けた上部電極膜61,61の
部分e,eである。
抗保護膜51の両端上に設けた上部電極膜61,61の
部分e,eである。
【0034】そしてこのチップ型固定抵抗器10が、図
6(a)に示すように、その表面側を上にして基板75
上に載置されると、主電極膜31,31が確実にランド
部77,79上に印刷された半田クリーム100,10
0上に載置されるので、該半田クリーム100,100
をリフローすることによって半田付けが確実に行なえ
る。
6(a)に示すように、その表面側を上にして基板75
上に載置されると、主電極膜31,31が確実にランド
部77,79上に印刷された半田クリーム100,10
0上に載置されるので、該半田クリーム100,100
をリフローすることによって半田付けが確実に行なえ
る。
【0035】一方チップ型固定抵抗器10が、図6
(b)に示すように、その裏面側を上にして基板75上
に載置されると、上部電極61,61の部分e,eが最
も高い位置にあるので、この部分が確実に半田クリーム
100,100上に載置され、リフローによって確実に
半田付けが行なえる。
(b)に示すように、その裏面側を上にして基板75上
に載置されると、上部電極61,61の部分e,eが最
も高い位置にあるので、この部分が確実に半田クリーム
100,100上に載置され、リフローによって確実に
半田付けが行なえる。
【0036】ところで図1に示すチップ型固定抵抗器1
0においては、前述のように抵抗保護膜51の色彩を絶
縁基板21の色彩と同一の白色とした。また表面a側の
主電極膜31及び上部電極膜61がなす形状と、裏面c
側の主電極膜31がなす形状は同一で、しかも主電極膜
31と上部電極膜61の色彩は同じ銀色である。従って
このチップ型固定抵抗器10は、表面a側と裏面c側の
模様がほぼ同一である。
0においては、前述のように抵抗保護膜51の色彩を絶
縁基板21の色彩と同一の白色とした。また表面a側の
主電極膜31及び上部電極膜61がなす形状と、裏面c
側の主電極膜31がなす形状は同一で、しかも主電極膜
31と上部電極膜61の色彩は同じ銀色である。従って
このチップ型固定抵抗器10は、表面a側と裏面c側の
模様がほぼ同一である。
【0037】従ってこのチップ型固定抵抗器10をワン
バイワン実装機又は一括実装機によって基板75上に運
んで実装していくときに該チップ型固定抵抗器10を画
像認識装置によってその表面の色彩(色の濃淡を含む)
や模様等を識別した際、たとえ該チップ型固定抵抗器1
0の表裏面が正逆何れの向きを向いていても、品種の同
一な固定抵抗器又は良品であると判断される。
バイワン実装機又は一括実装機によって基板75上に運
んで実装していくときに該チップ型固定抵抗器10を画
像認識装置によってその表面の色彩(色の濃淡を含む)
や模様等を識別した際、たとえ該チップ型固定抵抗器1
0の表裏面が正逆何れの向きを向いていても、品種の同
一な固定抵抗器又は良品であると判断される。
【0038】なお抵抗保護膜51の色彩は、絶縁基板2
1の色彩と同一であれば良く、絶縁基板21の色彩が白
色以外の色彩の場合は抵抗保護膜51の色彩もこれに合
わせればよい。
1の色彩と同一であれば良く、絶縁基板21の色彩が白
色以外の色彩の場合は抵抗保護膜51の色彩もこれに合
わせればよい。
【0039】また画像認識装置が色の濃淡のみを判断す
る場合は、抵抗保護膜51と絶縁基板21の色彩を濃淡
の点のみで一致させても良い。
る場合は、抵抗保護膜51と絶縁基板21の色彩を濃淡
の点のみで一致させても良い。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 たとえ基板上にさかさまに実装されたとしても確実に
その両端の電極膜が基板のランド部に半田付けできる。
ば以下のような優れた効果を有する。 たとえ基板上にさかさまに実装されたとしても確実に
その両端の電極膜が基板のランド部に半田付けできる。
【0041】基板への実装時に画像認識装置によって
同一のチップ型固定抵抗器が異なる品種又は不良品と判
断される恐れがない。
同一のチップ型固定抵抗器が異なる品種又は不良品と判
断される恐れがない。
【図1】本発明の一実施形態にかかるチップ型固定抵抗
器10を示す図であり、同図(a)は平面図、同図
(b)は同図(a)のA−A断面図である。
器10を示す図であり、同図(a)は平面図、同図
(b)は同図(a)のA−A断面図である。
【図2】チップ型固定抵抗器10の製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図3】チップ型固定抵抗器10の製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図4】チップ型固定抵抗器10の製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図5】チップ型固定抵抗器10の製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図6】チップ型固定抵抗器10の基板75への実装状
態を示す図であり、同図(a)は表面側を上として実装
した状態を示す図、同図(b)は裏面側を上として実装
した状態を示す図である。
態を示す図であり、同図(a)は表面側を上として実装
した状態を示す図、同図(b)は裏面側を上として実装
した状態を示す図である。
【図7】従来のチップ型固定抵抗器80を示す図であ
り、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のG
−G断面図である。
り、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のG
−G断面図である。
【図8】チップ型固定抵抗器80の表面側を上とした実
装状態を示す図である。
装状態を示す図である。
【図9】チップ型固定抵抗器80の裏面側を上とした実
装状態を示す図である。
装状態を示す図である。
10 チップ型固定抵抗器 21 絶縁基板 31,31 主電極膜 41 抵抗膜 51 抵抗保護膜 61,61 上部電極膜
Claims (2)
- 【請求項1】 略矩形状の絶縁基板の両端近傍にそれぞ
れその表面から両端縁部を介して裏面に到る主電極膜を
形成し、前記絶縁基板の表面中央に前記両主電極膜の一
部に重ねて該両主電極膜間を接続する抵抗膜を形成し、
前記両主電極膜の表面の一部と抵抗膜の表面全体の上を
覆うように絶縁材からなる抵抗保護膜を形成したチップ
型固定抵抗器において、 前記抵抗保護膜から露出している両主電極膜の表面から
前記抵抗保護膜の両端部の上面に到る位置まで上部電極
膜を形成したことを特徴とするチップ型固定抵抗器。 - 【請求項2】 前記抵抗保護膜の色彩を前記絶縁基板の
色彩とほぼ同一にするか、或いは前記抵抗保護膜の色彩
の濃淡を前記絶縁基板の色彩の濃淡とほぼ同一にしたこ
とを特徴とする請求項1記載のチップ型固定抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323902A JPH09148103A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | チップ型固定抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7323902A JPH09148103A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | チップ型固定抵抗器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09148103A true JPH09148103A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18159895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7323902A Pending JPH09148103A (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | チップ型固定抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09148103A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0362901A (ja) * | 1989-08-01 | 1991-03-19 | Kamaya Denki Kk | チップ抵抗器 |
-
1995
- 1995-11-16 JP JP7323902A patent/JPH09148103A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0362901A (ja) * | 1989-08-01 | 1991-03-19 | Kamaya Denki Kk | チップ抵抗器 |
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