JPH09142480A - 果菜物箱詰め装置 - Google Patents

果菜物箱詰め装置

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Publication number
JPH09142480A
JPH09142480A JP32985995A JP32985995A JPH09142480A JP H09142480 A JPH09142480 A JP H09142480A JP 32985995 A JP32985995 A JP 32985995A JP 32985995 A JP32985995 A JP 32985995A JP H09142480 A JPH09142480 A JP H09142480A
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JP
Japan
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box
fruit
eggplants
vegetable
vegetables
Prior art date
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Application number
JP32985995A
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English (en)
Inventor
Hirotsuna Fujiwara
広綱 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Ishii Corp
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Ishii Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd, Ishii Corp filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP32985995A priority Critical patent/JPH09142480A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】箱体内部の収納空間が有効に活用でき、箱詰め
効率及び運搬効率の向上を図ることのできる果菜物箱詰
め装置を提供する。 【解決手段】箱詰め時に於いて、箱供給機を構成する箱
載置台のみを180度回転する。又は、箱詰め機を構成
する回転枠のみを180度回転する。或いは、箱供給機
を構成する箱載置台及び箱詰め機を構成する回転枠を相
対向する方向に90度回転する。上述のように箱載置台
又は及び回転枠を任意角度回転して、箱詰め位置に供給
された段ボール箱の前後部に対して各吸着パッドにより
吸着保持した前後列の各茄子を前後逆向き状態に方向転
換して順次箱詰めすることで、所定本数の各茄子を段ボ
ール箱内に対して隙間無く箱詰めすることができる。且
つ、段ボール箱内の収納空間が有効に活用されるため、
箱詰め効率及び運搬効率の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、茄子、
人参、大根、胡瓜、洋ナシ等の先細形状を有する果菜物
を樹脂製又は紙製の箱体に対して箱詰めする作業に用い
られる果菜物箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような茄子を箱詰めする
装置としては、例えば、図2に示すように、整列用コン
ベア4上の整列位置Bに整列された各茄子N…を各吸着
パッド31…で吸着保持し、各吸着パッド31…で吸着
保持した各茄子N…を箱詰め位置C上方に移動する。同
時に、上面開放形態に組立てられた段ボール箱Eを箱詰
め位置Cに供給して、各吸着パッド31…で吸着保持し
た各茄子N…の向きを同一方向に揃えて段ボール箱Eに
一括収納した後、各吸着パッド31…による吸着保持を
解除して所定本数の各茄子N…を段ボール箱Eに箱詰め
する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
各吸着パッド31…で吸着保持した各茄子N…を同一方
向に揃えて箱詰めする場合、図16に示すように、先に
収納した各茄子N…の小径部分と、後に収納する各茄子
N…の大径部分とが互い違いに積重ねられ、上下段に積
重ねられた各茄子N…の間に大きな空間又は隙間が形成
されるため、所定本数の各茄子N…を段ボール箱E内に
対して隙間無く箱詰めすることができない。且つ、上下
段に積重ねられた各茄子N…の重合部分に段差ができ、
上段側に積重ねられる各茄子N…の箱詰め方向及び箱詰
め姿勢が不揃いとなるため、所定本数の各茄子N…を段
ボール箱E内に対して箱詰めすることが困難である。つ
まり、各吸着パッド31…で吸着保持した各茄子N…を
同一方向に揃えて箱詰めすると、段ボール箱E内の収納
空間を有効に活用することが難しく、箱詰め効率及び運
搬効率が悪くなるという問題点を有している。
【0004】また、各吸着パッド31…で吸着保持した
各茄子N…を大サイズの段ボール箱Eに箱詰めした場
合、所定本数の各茄子N…を並列状態に箱詰めすること
ができるが、大サイズの段ボール箱Eを運搬及び保管す
るために広い積重ねスペースを確保しなければならず、
且つ、段ボール箱E内に箱詰めされた各茄子N…の位置
及び向きが変動しやすくなるため、運搬時に於いて、各
茄子N…が互いに衝突又は擦れ合ったりして、商品価値
が損なわれるという問題点も有している。
【0005】この発明は上記問題に鑑み、箱体内部に収
納される前後列の各果菜物を相対向する姿勢に方向転換
して箱詰めすることにより、箱体内部の収納空間を有効
に活用することができ、箱詰め効率及び運搬効率の向上
を図ることができる果菜物箱詰め装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記箱体内部に収納される前後列の各果菜物を相対向す
る姿勢に方向転換して、該相対向する各果菜物の対向側
端部が上下互い違いに重合される状態に箱詰め位置を規
制する方向転換手段を設けた果菜物箱詰め装置であるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記方向転換手段を、上記箱詰め位置
に供給した箱体を前後逆向きとなる状態に水平回転する
箱体回転手段を設けて構成した果菜物箱詰め装置である
ことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記方向転換手段を、上記果菜物保持
手段により保持した各果菜物を前後逆向きとなる状態に
水平回転する果菜物回転手段を設けて構成した果菜物箱
詰め装置であることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記方向転換手段を、上記箱体内部に
収納される前後列の各果菜物が前後逆向きとなる状態
に、上記果菜物保持手段により保持した各果菜物と上記
箱詰め位置に供給した箱体とを相対向する方向に水平回
転する相互回転手段を設けて構成した果菜物箱詰め装置
であることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載の果菜物箱詰め装置は、例えば、
茄子や洋ナシ等の先細形状を有する果菜物を箱詰めする
作業に於いて、果菜物保持手段で保持した多数本の各果
菜物を箱体内部の前後部に収納すると共に、方向転換手
段を駆動して、箱体内部に収納される前後列の各果菜物
を相対向する姿勢に方向転換し、前後列に収納される各
果菜物の対向側端部(先細部分)が上下互い違いに重合
される状態に箱詰め位置を規制して箱詰めすることで、
所定個数の各果菜物を箱体内部に対して隙間無く箱詰め
することができ、箱体内部の収納空間を有効に活用でき
る。
【0011】請求項2記載の果菜物箱詰め装置は、上記
請求項1記載の作用と併せて、箱体回転手段を駆動し
て、箱詰め位置に供給した箱体を前後逆向きとなる状態
に水平回転すると共に、果菜物保持手段で保持した多数
本の各果菜物を箱体内部の前後部に収納して、前後列に
収納される各果菜物の対向側端部を上下互い違いに重合
して箱詰めすることで、請求項1記載と同様に、所定個
数の各果菜物を隙間無く箱詰めすることができる。
【0012】請求項3記載の果菜物箱詰め装置は、上記
請求項1記載の作用と併せて、果菜物回転手段を駆動し
て、果菜物保持手段で保持した各果菜物を前後逆向きと
なる状態に水平回転すると共に、果菜物保持手段で保持
した多数本の各果菜物を箱体内部の前後部に収納して、
前後列に収納される各果菜物の対向側端部を上下互い違
いに重合して箱詰めすることで、請求項1記載と同様
に、所定個数の各果菜物を隙間無く箱詰めすることがで
きる。
【0013】請求項4記載の果菜物箱詰め装置は、上記
請求項1記載の作用と併せて、相互回転手段を駆動し
て、果菜物保持手段で保持した各果菜物と、箱詰め位置
に供給した箱体とを相対向する方向に水平回転させ、果
菜物保持手段で保持した各果菜物及び箱詰め位置に供給
した箱体を前後逆向きとなる状態に方向転換すると共
に、果菜物保持手段で保持した多数本の各果菜物を箱体
内部の前後部に収納して、前後列に収納される各果菜物
の対向側端部を上下互い違いに重合して箱詰めすること
で、所定個数の各果菜物を隙間無く箱詰めすることがで
きる。且つ、方向転換に要する動作時間が短くなり、箱
詰め作業の能率アップが図れる。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、箱体内部に収納され
る前後列の各果菜物を相対向する姿勢に方向転換して、
前後列に収納される各果菜物の対向側端部(先細部分)
を上下互い違いに重合して箱詰めするので、所定個数の
各果菜物を箱体内部に対して隙間無く箱詰めすることが
でき、箱体内部の収納空間が有効に活用されるため、箱
詰め効率及び運搬効率の向上を図ることができる。しか
も、箱体内部に収納される前後列の各果菜物を並列状態
に箱詰めすることができ、従来例のように各果菜物の重
合部分に段差ができたりせず、各果菜物の箱詰め方向及
び箱詰め姿勢が安定すると共に、運搬時に於いて、箱体
内部に収納された各果菜物の位置及び向きが変動したり
せず、果菜物の商品価値が損なわれるのを防止できる。
【0015】
【実施例】図面は果菜物の一例として茄子を箱詰めする
作業に於いて、箱詰め位置に供給された段ボール箱を1
80度回転して所定本数の各茄子を前後逆向き状態に箱
詰めする第1実施例の果菜物箱詰め装置を示し、図1及
び図2に於いて、この果菜物箱詰め装置1は、生産者か
ら持ち込まれる多数本の各茄子N…を各仕分け用コンベ
ア2…に載置し、各仕分け用コンベア2…上の各検査位
置A…に於いて、各位置上部に配設した各等階級判定装
置3…により各茄子N…の等階級を判定する。各仕分け
用コンベア2…上の各仕分け位置a,b,c,dに於い
て、各等階級判定装置3…による判定に基づいて、各位
置下部に配設した各整列用コンベア4…に各茄子N…を
等階級別に振分け供給する。各整列用コンベア4…上の
各整列位置B…に於いて、各位置に配設した各整列機5
…により2列分の各茄子N…を箱詰め状態に整列して、
各位置上部に配設した各箱詰め機6…により2列分の各
茄子N…を吸着保持して各箱詰め位置C…に移動する。
且つ、各位置下部に配設した各箱供給機7…により各段
ボール箱E…を各箱詰め位置C…に供給し、同位置に配
設した各箱開放機8…により各段ボール箱E…を開放し
た状態に保持して、各箱詰め機6…により吸着保持した
前後列の各茄子N…を各段ボール箱E…に一括収納する
と共に、各段ボール箱E…を180度回転して前後列の
各茄子N…を前後逆向き状態に方向転換して箱詰めす
る。且つ、各仕分け用コンベア2…上の回収位置eに於
いて、同位置下部に配設した回収用コンベア9に規格外
の茄子Nを放出する。
【0016】上述した整列用コンベア4は、左右に架設
した各取付け枠4a,4a間に多数本の各送りローラ4
b…を送り方向に対して所定等間隔に隔てて軸架し、減
速機付きモータ(図示省略)の駆動力により各送りロー
ラ4b…を送り方向に回転して、各送りローラ4b…上
に載置された各茄子N…を送り方向に向けて整列搬送す
る。且つ、整列用コンベア4上に設定した整列位置B
に、同位置に搬送される前列側の各茄子N…と対向して
規制板4cを架設し、同位置に搬送される後列側の各茄
子N…と対向して第1ストッパ11を出没可能に設ける
と共に、整列位置B直前に設定した待機位置Dに、同位
置に搬送される前後列の各茄子N…と対向して第2スト
ッパ13と第3ストッパ15とを出没可能に設け、各位
置下部に配設した各出没用シリンダ12,14,16を
各ストッパ11,13,15の下端部に連結して、各出
没用シリンダ12,14,16の作動により、整列用コ
ンベア4により搬送される各茄子N…と当接する突出位
置と、同各茄子N…との当接が回避される没入位置とに
各ストッパ11,13,15を出没動作する。
【0017】前述した整列機5は、整列用コンベア4上
に設定した整列位置Bの下部前後に、同位置前後列に整
列される各茄子N…の下部中央面と対向して2枚の各持
上げ板17,17を出没可能に夫々設け、同位置下部に
配設した各持上げ用シリンダ18,18を各持上げ板1
7,17の下端部に連結して、各持上げ用シリンダ1
8,18の作動により、整列用コンベア4の搬送面より
も上方に突出した上昇位置と、同搬送面よりも下方に没
入した降下位置とに各持上げ板17,17を出没動作す
る。且つ、整列位置Bの両側部に、同位置前後列に整列
される左右の各茄子N…と対向して各幅寄せ板19,1
9を左右移動可能に設け、同位置下部に配設した幅寄せ
用シリンダ20を右側幅寄せ板19の下端部に連結し
て、幅寄せ用シリンダ20の作動により、前後列に整列
された6本分の各茄子N…を左側幅寄せ板19に幅寄せ
する幅寄せ位置と、同各茄子N…に対して接触回避され
る離間位置とに右側幅寄せ板19を左右移動する。
【0018】且つ、整列位置Bの幅寄せ側下部前後に、
同位置前後列に整列される各茄子N…の先端側下面部と
対向して各傾斜板21,21を出没可能に夫々設け、同
位置下部に配設した各出没用シリンダ22,22を各傾
斜板21,21の下端部に連結して、各出没用シリンダ
22,22の作動により、整列用コンベア4の搬送面よ
りも上方に突出した上昇位置と、同搬送面よりも下方に
没入した降下位置とに各傾斜板21,21を出没動作す
る。
【0019】前述した箱詰め機6は、整列用コンベア4
上に設定した整列位置B上方と、同位置側部に設定した
箱詰め位置C上方との間に各支持レール23,23を架
設し、同位置上部に配設した移動用シリンダ24を各支
持レール23,23間に架設した移動枠25の上面部に
連結して、同移動用シリンダ24の作動により、整列位
置B上方と箱詰め位置C上方とに移動枠25全体を水平
移動する。且つ、移動枠25上部に立設した昇降用シリ
ンダ26を同枠下部に垂設した昇降用シリンダ27の上
端部に連結し、同枠下部に垂設した昇降用シリンダ27
を昇降枠28の上面部に連結して、昇降用シリンダ25
の作動により、整列位置B上方と箱詰め位置C上方とで
昇降枠28全体を垂直昇降する。且つ、昇降用シリンダ
37の作動により、後述する各吸着パッド31…で吸着
保持した各茄子N…が段ボール箱E内に収納される降下
位置と、同各吸着パッド31…で吸着保持した各茄子N
…と段ボール箱Eの各フラップEa…との接触回避され
る上昇位置とに昇降枠28及び回転枠29を垂直昇降す
る。
【0020】上述した昇降枠28は、同枠の下面側中央
部に後述する段ボール箱Eに対して収納可能に形成した
回転枠29を水平回転可能に軸受し、同回転枠29の下
面側前後部に6本の各支持管30…を左右等間隔に隔て
て夫々垂設すると共に、各支持管30…の下端部に弾性
体で形成した各吸着パッド31…を垂設し、各支持管3
0…の上端部に、例えば、吸気用ブロワ、真空ポンプ等
の吸引装置(図示省略)を接続して、整列位置Bに整列
された各茄子N…に各吸着パッド31…を夫々密着した
とき、吸引装置(図示省略)による負圧で各茄子N…を
吸着保持する。各吸着パッド31…で吸着保持した各茄
子N…を段ボール箱E内に収納したとき、吸引装置(図
示省略)による負圧を遮断又は停止して各茄子N…の吸
着保持を解除する。且つ、昇降枠28の上面側角隅部に
固定した減速機付き回転用モータ32の駆動力により、
各ギャ33,34を介して、各吸着パッド31…により
吸着保持した前後列の各茄子N…が前後逆向きとなる状
態に回転枠29を180度回転する。なお、回転枠29
に垂設した各吸着パッド31…を前後方向及び左右方向
に対して拡縮移動可能に設け、各吸着パッド31…によ
り吸着保持した各茄子N…を箱詰め状態に幅寄せするも
よい。
【0021】且つ、昇降枠28の下面側中央部に垂設し
た昇降用シリンダ35を取付け板36の上面側に固定
し、同取付け板36の下面側両端部に固定した各挾持用
シリンダ37,37を各挾持板38,38の上端部に連
結して、昇降用シリンダ35及び各挾持用シリンダ3
6,36の作動により、各吸着パッド31…により吸着
保持した左右の各茄子N…に各挾持板38,38を押付
けて姿勢保持する。
【0022】前述した箱供給機7は、箱詰め位置Cの下
部両側に架設した各支持レール52,52に昇降台53
の両側端部を上下摺動可能に係合し、同下部一側に垂直
軸受したネジ軸54上に、昇降台53の後側端部に固定
したナット部55を螺合して、同機下部に配設した減速
機付き昇降用モータ56の駆動力により、各スプロケッ
ト57,58及び駆動チェーン59を介してネジ軸54
を正逆回転させ、後述する搬入用コンベア66及び搬出
用コンベア67に対して水平となる降下位置と、上面開
放形態に組立てられた段ボール箱Eを箱詰め位置Cに供
給する上昇位置とに後述する箱載置台60を垂直昇降す
る。且つ、昇降台53の前側上面部に一つの段ボール箱
Eが載置される大きさに形成した箱載置台60を水平回
転可能に軸受し、同昇降台53の前側下面部に固定した
減速機付き回転用モータ61の駆動力により、各ギャ6
2,63を介して、段ボール箱B内に箱詰めされる前後
列の各茄子N…が前後逆向きとなる状態に箱載置台60
を180度回転する。
【0023】且つ、箱詰め位置C下部の搬入側に、製函
工程(図示省略)から供給される空の段ボール箱Eを搬
送するための搬入用コンベア66を配設し、同位置下部
の搬出側に、封函工程(図示省略)に箱詰め済みの段ボ
ール箱Eを搬送するための搬出用コンベア67を配設し
ている。なお、上述した昇降台53を、例えば、空気圧
式又は油圧式のシリンダ(図示省略)により垂直昇降す
るもよく、また、樹脂製又は紙製の包装袋(図示省略)
を上向きに開口して段ボール箱E内に敷設するもよい。
【0024】前述した箱開放機8は、箱詰め位置Cに供
給される段ボール箱Eの各フラップEa…と対向する位
置であって、上述の箱載置台60により持上げられる段
ボール箱Eの各フラップEa…に対して接触回避される
高さ位置に各開放板64…を上下開閉可能に軸支し、同
各開放板64…の軸端部を傘歯車機構(図示省略)を介
して動力伝達可能に連結し、同位置側部に配設した開閉
用シリンタ65を開放板64の軸端部に連結して、開閉
用シリンダ65の作動により、上述の箱載置台60に載
置された段ボール箱Eの各フラップEa…と対向する閉
位置と、同段ボール箱Eの各フラップEa…を開放する
開位置とに各開放板64…を連動して開閉動作する。
【0025】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、果菜物箱詰め装置1により所定本数の各茄子
N…を箱詰めするときの動作を説明する。先ず、図1に
示すように、生産者から持ち込まれる多数本の各茄子N
…を同一方向に向きを揃えて各仕分け用コンベア2…に
載置し、各仕分け用コンベア2…の各検査位置A…に配
設した各等階級判定装置3…により各茄子N…の等階級
を夫々判定する。各等階級判定装置3…による判定に基
づいて、各仕分け位置a,b,c,d下部に配設した各
整列用コンベア4…に各茄子N…を等階級別に振分け供
給し、等階級に該当しない規格外の茄子Nを回収位置e
下部に配設した回収用コンベア9に放出する。
【0026】次に、図2、図3に示すように、整列用コ
ンベ4上の整列位置Bに6本分の各茄子N…を搬送し、
同整列位置Bに搬送される前列側の各茄子N…を規制板
4cに当接して停止させ、同整列位置Bに搬送される後
列側の各茄子N…を第1ストッパ11に当接して停止さ
せ、同位置直前の待機位置Dに搬送される前後列の各茄
子N…を第2ストッパ13と第3ストッパ15とに当接
して一旦停止する。整列機5を駆動して、整列用コンベ
ア4上の整列位置Bに搬送された前後列の各茄子N…を
各持上げ板17,17により水平姿勢に持上げ、各持上
げ板17,17により持上げられた各茄子N…を左右の
各幅寄せ板19,19により左側に幅寄せする。各持上
げ板17,17により持上げられた各茄子N…の先端側
を各傾斜板21,21により持上げて斜め姿勢に傾斜す
ると共に、各持上げ板17,17及び各幅寄せ板19,
19を初期位置に復帰させる。
【0027】次に、箱詰め機4を駆動して、各傾斜板2
1,21により傾斜された前後列の各茄子N…を各吸着
パッド31…により吸着保持し、各吸着パッド31…で
吸着保持した各茄子N…を各挾持板38,38により挾
持した後、各傾斜板21,21を初期位置に復帰させ
る。各吸着パッド31…で吸着保持した前後列の各茄子
N…を箱詰め位置C上方に移動すると共に、各ストッパ
11,13,15を没入動作して、整列用コンベア4上
に載置された後続の各茄子N…を整列位置B及び待機位
置Dに順次搬送する。同時に、箱供給機7を駆動して、
製函工程(図示省略)から供給される空の段ボール箱E
を搬入用コンベア66を介して箱載置台60上に移載
し、同箱載置台60を垂直上昇して空の段ボール箱Eを
箱詰め位置Cに供給する。
【0028】次に、箱開放機8を駆動して、箱載置台6
0上に載置された段ボール箱Eの各フラップEa…を各
開放板64…により四方に開放し、図4に示すように、
各吸着パッド31…により吸着保持した前後列の各茄子
N…を段ボール箱E内の前後部に一括収納した後、各挾
持板38,38を初期位置に復帰させて挾持解除し、各
吸着パッド31…による吸着保持を解除して初期位置に
復帰させる。続いて、段ボール箱Eの水平回転が許容さ
れる高さ位置に箱載置台60を垂直降下した後、図5、
図6、図7に示すように、箱載置台60を180度回転
して、同台上に載置された段ボール箱Eの向きを180
度方向転換する。
【0029】次に、整列用コンベア4上の整列位置Bに
整列された前後列の各茄子N…を各吸着パッド31…で
吸着保持して段ボール箱Eに一括収納し、図8に示すよ
うに、段ボール箱E内の前後部に収納した各茄子N…の
先細部分と、各吸着パッド31…で吸着保持した各茄子
N…の先細部分とを上下互い違いに重合して箱詰めする
ことで、図2に示すように、24本分の各茄子N…を段
ボール箱E内に対して隙間無く箱詰めすることができ
る。この後、各挾持板38,38による挾持を解除し、
各吸着パッド31…による吸着保持を解除して初期位置
に復帰させることで、1段目の各茄子N…の箱詰め作業
が完了する。上述と同様にして、箱載置台60上に載置
された段ボール箱Eの向きを180度方向転換して、各
吸着パッド31により吸着保持した前後列の各茄子N…
を前後逆向きとなる状態に方向転換して複数段箱詰めし
た後、箱載置台60を垂直降下して、所定本数分の各茄
子N…が箱詰めされた段ボール箱Eを搬出用コンベア6
7を介して封函工程(図示省略)に搬送供給する。以下
同様にして、各吸着パッド31…で吸着保持した前後列
の各茄子N…を箱詰め位置C上方に移動し、次の段ボー
ル箱Eを箱詰め位置Cに供給して箱詰め作業を継続す
る。
【0030】以上のように、段ボール箱E内に収納され
る前後列の各茄子N…を前後逆向きとなる状態に方向転
換して、前後列に収納される各茄子N…の先細部分を上
下互い違いに重合して箱詰めすることで、所定本数の各
茄子N…を段ボール箱E内に対して隙間無く箱詰めする
ことができ、段ボール箱E内の収納空間が有効に活用さ
れるため、箱詰め効率及び運搬効率の向上を図ることが
できる。しかも、段ボール箱E内に収納される前後列の
各茄子N…を並列状態に箱詰めすることができ、従来例
のように各茄子N…の重合部分に段差ができたりせず、
各茄子N…の箱詰め方向及び箱詰め姿勢が安定すると共
に、運搬時に於いて、段ボールE内に収納された各茄子
N…の位置及び向きが変動したりせず、各茄子N…の商
品価値が損なわれるのを防止できる。
【0031】図9、図10は箱詰め機6を構成する回転
枠29を矢印方向に180度回転して所定本数の各茄子
N…を箱詰めする第2実施例の果菜物箱詰め装置1を示
し、先ず、図4に示すように、各吸着パッド31…によ
り吸着保持した前後列の各茄子N…を段ボール箱E内の
前後部に収納した後、箱詰め機6を構成する回転枠29
を矢印方向に180度回転して、各吸着パッド31…に
より吸着保持した各茄子N…の向きを180度方向転換
した後、各吸着パッド31…により吸着保持した前後列
の各茄子N…を段ボール箱E内の前後部に収納して、段
ボール箱E内の前後部に収納した各茄子N…の先細部分
と、各吸着パッド31…で吸着保持した各茄子N…の先
細部分とを上下互い違いに重合して箱詰めすることで、
第1実施例と同様に、所定本数の各茄子N…を段ボール
箱E内に対して隙間無く箱詰めすることができる。
【0032】図11、図12、図13は箱詰め機6を構
成する回転枠29を矢印方向に90度回転し、箱供給機
7を構成する箱載置台60を矢印方向に90度回転して
所定本数の各茄子N…を箱詰めする第3実施例の果菜物
箱詰め装置1を示し、先ず、図4に示すように、各吸着
パッド31…により吸着保持した前後列の各茄子N…を
段ボール箱E内の前後部に収納した後、箱詰め機6を構
成する回転枠29を矢印方向に90度回転して、各吸着
パッド31…により吸着保持した各茄子N…の向きを9
0度方向転換する。箱供給機7を構成する箱載置台60
を矢印方向に90度回転して、箱載置台60上に載置さ
れた段ボール箱Bの向きを90度方向転換する。この
後、各吸着パッド31…により吸着保持した前後列の各
茄子N…を段ボール箱E内の前後部に収納して、段ボー
ル箱E内の前後部に収納した各茄子N…の先細部分と、
各吸着パッド31…で吸着保持した各茄子N…の先細部
分とを上下互い違いに重合して箱詰めすることで、第1
実施例と同様に、所定本数の各茄子N…を段ボール箱E
内に対して隙間無く箱詰めすることができると共に、第
1及び第2実施例よりも方向転換に要する動作時間が短
くなり、箱詰め作業の能率アップを図ることができる。
【0033】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の果菜物は、実施例の茄子N及び洋
ナシPに対応し、以下同様に、箱体は、段ボール箱Eに
対応し、果菜物整列部は、整列用コンベア4に対応し、
果菜物保持手段は、箱詰め機6及び移動枠25と、昇降
枠28と、回転枠29と、支持管30と、吸着パッド3
1とに対応し、方向転換手段及び相互回転手段は、箱体
回転手段を構成する箱供給機7及び箱載置台60と、回
転用モータ61と、ギャ62,63と、果菜物回転手段
を構成する箱詰め機6及び回転枠29と、回転用モータ
32と、ギャ33,34とに対応し、箱体回転手段は、
箱供給機7及び箱載置台60と、回転用モータ61と、
ギャ62,63とに対応し、果菜物回転手段は、箱詰め
機6及び回転枠29と、回転用モータ32と、ギャ3
3,34とに対応するも、この発明は、上述の実施例の
構成のみに限定されるものではない。
【0034】上述した第1,2及び第3実施例では、所
定本数の各茄子N…を箱詰めする作業に果菜物箱詰め装
置1を用いているが、例えば、人参、大根、胡瓜等の先
細形状を有する果菜物の箱詰め作業にも適用することが
できる。
【0035】また、第1,2及び第3実施例では、各吸
着パッド31…で吸着保持した前後列(12本)の各茄
子N…を前後逆向き状態に箱詰めするが、例えば、図1
4、図15に示すように、各吸着パッド31…で吸着保
持した1列分(6本)の各茄子N…又は各洋ナシP…を
前後逆向き状態に方向転換して段ボール箱Eに箱詰めす
るもよい。
【0036】さらに、第1,2及び第3実施例では、各
吸着パッド31…で吸着保持した所定本数の各茄子N…
を紙製の段ボール箱Eに箱詰めするが、例えば、合成樹
脂製のコンテナ(図示省略)に所定本数の各茄子N…を
箱詰めするもよく、実施例の段ボール箱Eのみに限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の果菜物箱詰め装置の全体構成を示
す平面図。
【図2】果菜物箱詰め装置による箱詰め動作を示す側面
図。
【図3】果菜物箱詰め装置による箱詰め動作を示す正面
図。
【図4】回転前の段ボール箱に茄子を箱詰めした状態を
示す側面図。
【図5】段ボール箱の回転動作を示す平面図。
【図6】段ボール箱を90度回転した状態を示す側面
図。
【図7】段ボール箱を180度回転した状態を示す側面
図。
【図8】180度回転後の段ボール箱に茄子を箱詰めす
る動作を示す側面図。
【図9】第2実施例の果菜物箱詰め装置による茄子の1
80度回転動作を示す側面図。
【図10】180度回転した茄子の箱詰め動作を示す側
面図。
【図11】第3実施例の果菜物箱詰め装置による茄子の
90度回転動作を示す側面図。
【図12】段ボール箱の90度回転動作を示す側面図。
【図13】90度回転した段ボール箱及び茄子の箱詰め
動作を示す側面図。
【図14】他の例として茄子を前後逆向きに箱詰めした
状態を示す側面図。
【図15】その他の例として洋ナシを前後逆向きに箱詰
めした状態を示す側面図。
【図16】従来方法による茄子の箱詰め状態を示す側面
図。
【符号の説明】
N…茄子 P…洋ナシ E…段ボール箱 Ea…フラップ 1…果菜物箱詰め装置 2…仕分け用コンベア 3…等階級判定装置 4…整列用コンベア 5…整列機 6…箱詰め機 7…箱供給機 8…箱開放機 9…回収用コンベア 25…移動枠 28…昇降枠 29…回転枠 31…吸着パッド 32,61…回転用モータ 33,34,62,63…ギャ 53…昇降台 60…箱載置台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】果菜物整列部に整列された多数本の各果菜
    物を果菜物保持手段で保持して箱詰め位置に移動し、該
    箱詰め位置に供給した箱体内部に対して果菜物保持手段
    で保持した各果菜物を前後列に収納する果菜物箱詰め装
    置であって、上記箱体内部に収納される前後列の各果菜
    物を相対向する姿勢に方向転換して、該相対向する各果
    菜物の対向側端部が上下互い違いに重合される状態に箱
    詰め位置を規制する方向転換手段を設けた果菜物箱詰め
    装置。
  2. 【請求項2】上記方向転換手段を、上記箱詰め位置に供
    給した箱体を前後逆向きとなる状態に水平回転する箱体
    回転手段を設けて構成した請求項1記載の果菜物箱詰め
    装置。
  3. 【請求項3】上記方向転換手段を、上記果菜物保持手段
    により保持した各果菜物を前後逆向きとなる状態に水平
    回転する果菜物回転手段を設けて構成した請求項1記載
    の果菜物箱詰め装置。
  4. 【請求項4】上記方向転換手段を、上記箱体内部に収納
    される前後列の各果菜物が前後逆向きとなる状態に、上
    記果菜物保持手段により保持した各果菜物と上記箱詰め
    位置に供給した箱体とを相対向する方向に水平回転する
    相互回転手段を設けて構成した請求項1記載の果菜物箱
    詰め装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1028620C2 (nl) * 2005-03-24 2006-09-27 Greefs Wagen Carrosserie Werkwijze en inrichting voor het verpakken van aubergines en andere kwetsbare groenten en/of fruit.
CN112478279A (zh) * 2020-11-26 2021-03-12 江门市新光源制刷有限公司 一种毛刷覆膜包装机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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