JP2587625Y2 - 長尺物箱詰め装置 - Google Patents

長尺物箱詰め装置

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JP2587625Y2
JP2587625Y2 JP1993074823U JP7482393U JP2587625Y2 JP 2587625 Y2 JP2587625 Y2 JP 2587625Y2 JP 1993074823 U JP1993074823 U JP 1993074823U JP 7482393 U JP7482393 U JP 7482393U JP 2587625 Y2 JP2587625 Y2 JP 2587625Y2
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cucumbers
cucumber
box
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conveyor
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徹 石井
孝道 下村
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、胡瓜、人
参、長芋、長茄子等の長尺物を箱詰めする作業に用いら
れる長尺物箱詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような胡瓜を箱詰めする
方法としては、例えば、等階級別に選別された適宜本数
の各胡瓜を並列に整列した後、同各胡瓜の上部周面に合
成ゴム等で形成した各吸着パッドを夫々押圧して、同各
吸着パッドに接続した吸引用ブロワの負圧により各胡瓜
を吸着保持する。次に、各吸着パッドで吸着保持した適
宜本数の各胡瓜を段ボール箱内に一括収納したとき吸引
用ブロワの負圧を遮断又は停止して吸着解除し、各吸着
パッドで吸着保持した適宜本数の各胡瓜を箱詰めする方
法がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のように
並列に整列された適宜本数の各胡瓜を各吸着パッドで吸
着保持する場合、各胡瓜の上部周面に対して各吸着パッ
ドを隙間無く密着させることが困難であり、各吸着パッ
ドの吸着面側に形成された隙間から大気が吸い込まれる
ため、吸着に必要な気密性及び負圧力を確保することが
できない。且つ、各胡瓜の上部周面に対応して各吸着パ
ッドの吸着面が追随変形せず、吸引用ブロワによる負圧
力に変動が生じるため、各胡瓜を吸着保持するときの負
圧が不安定となり、長尺形状を有する各胡瓜を確実に吸
着保持することが困難であるという問題点を有してい
る。
【0004】この考案は上記問題に鑑み、並列に整列さ
れた各長尺物の前後端部を一対の各保持爪により長さ方
向に保持するので、適宜本数の各長尺物を確実に保持し
て箱詰めすることができ、箱詰め作業の省力化及び能率
アップが図れる長尺物箱詰め装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記並列に
整列された各長尺物の長手側前端部及び長手側後端部と
対向する位置に、該各長尺物の前後端部を保持する大き
さ及び形状に形成した一対の各保持爪を配設すると共
に、上記一対の各保持爪を各長尺物の前後端部と対向す
る方向に移動する爪駆動手段を設けた長尺物箱詰め装置
であることを特徴とする。
【0006】
【作用】この考案は、爪駆動手段を駆動して、並列に整
列された各長尺物の前後端部と対向する方向に一対の各
保持爪を移動し、同各長尺物の前後端部を一対の各保持
爪により長さ方向に夫々保持するので、適宜本数の各長
尺物を確実に保持することができる。
【0007】
【考案の効果】この考案によれば、並列に整列された各
長尺物の前後端部を一対の各保持爪により長さ方向に保
持するので、従来例のように適宜本数の各胡瓜を吸着保
持することができなかったり、且つ、吸着保持した各胡
瓜が途中で脱落したりするのを防止でき、適宜本数の各
長尺物を確実に保持して箱詰めすることができる。しか
も、適宜本数の各長尺物を一括保持して箱詰めするの
で、1本ずつ手で箱詰めするような手間及び作業が省
け、箱詰め作業に要する時間を短縮して、作業の省力化
及び能率アップを図ることができる。
【0008】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は長尺物の一例として等階級別に選別され
た多数本の各胡瓜を箱詰めする胡瓜箱詰め装置を示し、
図1及び図3に於いて、この胡瓜箱詰め装置1は、周回
用コンベア2上に設定した投入位置と、揃え位置と、整
列位置とに多数の各整列用トレイT…を周回移動し、等
階級別に選別された多数本の各胡瓜K…を長手方向に揃
えて投入用コンベア3に順次載置し、周回用コンベア2
上の投入位置に搬送される各整列用トレイT…に対して
多数本の各胡瓜K…を順次載置する。揃え位置に配設し
た胡瓜揃え機4を駆動して、後列側の整列用トレイTに
載置された各胡瓜K…の後端部を横一列に揃えた後、整
列位置に配設した胡瓜箱詰め機5を駆動して、二つの各
整列用トレイT,Tに載置された所定本数の各胡瓜K…
を吸着保持する。且つ、同位置に配設した箱昇降機6を
駆動して、上面開放形態に組立てられた段ボール箱Bを
箱詰め位置に供給し、箱開放機7を駆動して、箱詰め位
置に供給される段ボール箱Bの各フラップBa…を四方
に開放した後、上述の胡瓜箱詰め機5により吸着保持し
た所定本数の各胡瓜K…を段ボール箱Bに順次箱詰めす
る。
【0009】上述の整列用トレイTは、例えば、9本分
の各胡瓜K…が並列載置される大きさ及び形状に形成し
たトレイ本体Taの上面側短手方向に、1本分の胡瓜K
が載置される大きさ及び形状の凹状載置部Tbを形成
し、同トレイ本体Taの上面側長手方向に9本分の各胡
瓜K…を並列載置するための各凹状載置部Tb…を連続
形成すると共に、同トレイ本体Taの長手側両縁部に各
凹状載置部Tb…の前後端部と対向して各整列板Tc,
Tcを起立形成している。なお、く字形に変形した各胡
瓜K…を載置する場合、各凹状載置部Tb…の底面中央
部が長手方向に対して谷形又は山形に形成された整列用
トレイTを選択使用する。
【0010】前述の周回用コンベア2は、4本の各コン
ベア2a,2b,2c,2dを周回経路上に順次配設
し、後述する投入用コンベア3の送り側終端部に対して
コンベア2aを直交して配設すると共に、同投入用コン
ベア3の送り側終端部と対応するコンベア2aの一側縁
部を高く、他側縁部を低くなるように斜設している。す
なわち、減速機付きモータ(図示省略)の駆動力により
各コンベア2a,2b,2c,2dを周回方向に回転駆
動して、同各コンベア2a,2b,2c,2d上に載置
された多数の各整列用トレイT…を載置位置と、揃え位
置と、整列位置とに順次移動すると共に、同整列用トレ
イTの各凹状載置部Tb…に対して1本ずつ胡瓜Kが載
置される送り間隔だけコンベア2aを間欠送りする。同
コンベア2aにより搬送される整列用トレイTの各凹状
載置部Tb…に各胡瓜K…を斜めに載置し、同整列用ト
レイTの長手側前端部に形成した整列板Tcに各胡瓜K
…の前端部を当接して横一線に揃える。
【0011】前述の投入用コンベア3は、周回用コンベ
ア2のコンベア2a上に設定した載置位置の一側部に、
同コンベア2aの長手側縁部に対して送り用ベルト8
と、各加速用ローラ9,9と、加速用ベルト10とを適
宜間隔に近接して送り方向に順次配設し、減速機付きモ
ータ(図示省略)の駆動力により、送り用ベルト8の送
り速度よりも各加速用ローラ9,9及び加速用ベルト1
0を速く回転させて、送り用ベルト8により搬送される
多数本の各胡瓜K…を各加速用ローラ9,9及び加速用
ベルト10に乗り移らせるとき、各加速用ローラ9,9
の回転力及び加速用ベルト10の搬送力により各胡瓜K
…の先端側を送り方向に加速し、各胡瓜K…を送り方向
に対して真っ直ぐとなる姿勢に向き修正する。同時に、
周回用コンベア2のコンベア2a上に設定した載置位置
に多数の各整列用トレイT…を順次移動して、同整列用
トレイTの各凹状載置部Tb…に対して向き修正された
多数本の各胡瓜K…を長手方向に整列して順次載置す
る。
【0012】前述の胡瓜揃え機4は、図2に示すよう
に、周回用コンベア2上の揃え位置にストッパ17を出
没自在に設け、同位置下部に配設した出没用シリンダ1
8のピストンロッドをストッパ17に連結固定して、同
出没用シリンダ18の作動によりストッパ17を搬送面
上に出没させ、後続の各整列用トレイT…を揃え位置に
一時停止し、先行する二つの各整列用トレイT,Tを整
列位置に搬送停止する。
【0013】且つ、周回用コンベア2上の揃え位置に受
け板19と固定板20とを相対向して配設し、同位置側
部に配設した固定用シリンダ21のピストンロッドを固
定板20に連結固定すると共に、同位置直前の上部に配
設した後退用シリンダ22のピストンロッドを支持板2
3に連結固定し、同支持板23に垂直固定した押圧用シ
リンダ24のピストンロッドを押圧板25に連結固定し
ている。なお、押圧板25の下面側には、例えば、合成
ゴム又は合成樹脂等の軟質部材で形成した押圧パッド2
6を貼着している。
【0014】すなわち、周回用コンベア2上に設定した
整列位置直前に二つの各整列用トレイT,Tを搬送停止
した後、固定用シリンダ21を作動して、後列側の整列
用トレイTを受け板19と固定板20とで位置固定す
る。同時に、後退用シリンダ22及び押圧用シリンダ2
4を作動して、後列側の整列用トレイTに載置された各
胡瓜K…を押圧パッド26で押圧して一括後退させ、同
整列用トレイTの長手側後端部に形成した整列板Tcに
各胡瓜K…の後端部を当接して横一線に揃える。
【0015】前述の胡瓜箱詰め機5は、図3、図4、図
5に示すように、周回用コンベア2上に設定した整列位
置上方と、同位置側部に設定した箱詰め位置上方との間
に各ガイドレール27,27を架設し、各ガイドレール
27,27間に取付けた移動枠28と、同位置上部に水
平配設した移動用シリンダ29のピストンロッドとを固
定して、同移動用シリンダ29の作動により、整列位置
上方と箱詰め位置上方とに移動枠28全体を水平移動す
る。且つ、移動枠28下部に垂設した昇降枠30と、同
枠上部に立設した昇降用シリンダ31のピストンロッド
とを固定して、同昇降用シリンダ31の作動により、整
列位置直上と箱詰め位置直上とで昇降枠30全体を垂直
昇降する。
【0016】上述の昇降枠30には、同枠両側部に架設
した各ガイドレール32,32上の前後端部に各可動台
33,33を前後摺動可能に取付け、同各可動台33,
33間に架設した各ガイドレール34,34上に9個の
各可動板35…を左右摺動可能に取付け、同各可動板3
5…に垂設した各取付け枠36…の前後端部に各可動子
37,37を前後摺動可能に取付けると共に、同各可動
子37,37の下面側に各保持爪38,38を上下回動
可能に軸支している。
【0017】且つ、同枠両側部に配設した各進退用シリ
ンダ39,39のピストンロッドを後端側の各可動台3
3,33に連結して、各進退用シリンダ39,39の作
動により、前端側に取付けた各可動台33,33を基準
として、二つの各整列用トレイT,T上に載置された前
後列の各胡瓜K…を各保持爪38,38で保持する分離
間隔と、同各保持爪38,38で保持した前後列の各胡
瓜K…を一部重合する集合間隔とに各可動台33,33
を前後移動する。
【0018】且つ、各可動板35…の下端部間を各調節
ボルト40…と各調節ナット41…とで連結し、整列用
トレイT上に載置された9本の各胡瓜K…と対応する分
離間隔に規制すると共に、同枠両側部に固定した各拡縮
用シリンダ42,42のピストンロッドを左右の各可動
板35,35に夫々固定して、各拡縮用シリンダ42,
42の作動により、中間位置に取付けた可動板35を基
準として、二つの各整列用トレイT,T上に載置された
前後列の各胡瓜K…を各保持爪38,38で保持する分
離間隔と、同各保持爪38,38で保持した前後列の各
胡瓜K…を箱詰めする集合間隔とに各可動板35…を左
右移動する。
【0019】上述の各保持爪38,38は、整列用トレ
イTに載置された胡瓜Kの前後端部と対応して各保持爪
38,38の保持面を凹面形状に形成し、各取付け枠3
6…の上面側中央部に配設した各開閉用シリンダ43…
のピストンロッドを各可動子37,37に夫々固定し、
各可動子37…の上面側に配設した各旋回用シリンダ4
4…のピストンロッドを各保持爪38…の上端部に連結
して、各開閉用シリンダ43…及び各旋回用シリンダ4
4…の作動により、整列用トレイTの各凹状載置部Tb
…に載置された各胡瓜K…を保持する保持位置と、同各
胡瓜K…の保持を解除する開放位置とに各保持爪38,
38を拡縮移動及び前後回動する。
【0020】すなわち、整列用トレイTの各凹状載置部
Tb…に載置された各胡瓜K…を保持する高さ位置に降
下停止したとき、各開閉用シリンダ43…及び各旋回用
シリンダ44…を保持作動して、各保持爪38,38に
より各胡瓜K…の前後端部を保持する。一方、後述する
箱昇降機6の昇降台45に載置された段ボール箱B内に
18本分の各胡瓜K…を収納したとき、各開閉用シリン
ダ43…及び各旋回用シリンダ44…を開放作動して、
各保持爪38,38による各胡瓜K…の保持を解除す
る。
【0021】前述の箱昇降機6は、箱詰め位置下部に配
設した昇降台45の下部中央にナット部46を固定し、
同位置下部に垂直軸受したネジ軸47上にナット部46
を螺合して、下部一側に配設した減速機付き昇降用モー
タ48の駆動力により、各スプロケット49,50及び
駆動チェーン51を介してネジ軸47を正逆回転させ、
後述する搬入用コンベア55及び搬出用コンベア56と
水平となる降下位置と、上面開放形態に組立てられた段
ボール箱Bを箱詰め位置に供給する上昇位置とに昇降台
45を垂直昇降する。
【0022】前述の箱開放機7は、箱詰め位置の前後及
び左右に各開放板52…を上下開閉自在に軸支し、同各
開放板52…の軸端部に固定した傘形の各ギャ53…を
噛合すると共に、同位置側部に配設した開閉用シリンダ
54のピストンロッドを開放板52の軸端部に連結し
て、同開閉用シリンダ54の作動により、箱詰め位置に
供給された段ボール箱Bの各フラップBa…と対向する
閉位置と、同段ボール箱Bの各フラップBa…を開放す
る開位置とに各開放板52…を連動して上下開閉する。
【0023】且つ、箱詰め位置下部の搬入側に、前工程
(例えば、箱製函工程、袋敷設工程)から供給される段
ボール箱Bを箱詰め位置下部に搬送する搬入用コンベア
55を配設し、同位置下部の搬出側に、箱詰め済みの段
ボール箱Bを後工程(例えば、袋封函工程、箱封函工
程)に搬送する搬出用コンベア56を配設している。な
お、上述の段ボール箱Bには、例えば、合成樹脂製又は
紙製の包装袋Pを上向きに開口して敷設すると共に、同
包装袋Pの投入口Paを二つに折返して段ボール箱Bの
各フラップBa…に被覆している。
【0024】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、胡瓜箱詰め装置1による胡瓜Kの箱詰め動作
を説明する。先ず、図1に示すように、等階級別に選別
された多数本の各胡瓜K…を投入用コンベア3の送り用
ベルト8上に順次載置すると共に、同送り用ベルト8に
より搬送される各胡瓜K…を各加速用ローラ9,9及び
加速用ベルト10で加速して向き修正する。同時に、周
回用コンベア2上の載置位置に各整列用トレイT…を順
次移動して、加速用ベルト10により搬送される多数本
の各胡瓜K…を整列用トレイTの各凹状載置部Tb…に
1本ずつ載置すると共に、周回用コンベア2上に載置さ
れた各整列用トレイT…を適宜角度に傾斜した状態のま
ま搬送して、同各整列用トレイT…の長手側前端部に形
成した各整列板Tc…に各胡瓜K…の前端部を当接して
横一線に揃える。
【0025】次に、周回用コンベア2上の揃え位置に二
つの各整列用トレイT,Tを搬送停止した後、図2に示
すように、胡瓜揃え機4を駆動して、後列側の整列用ト
レイTに載置された各胡瓜K…を一括して後退させ、同
整列用トレイTの長手側後端部に形成した整列板Tcに
各胡瓜K…の後端部を当接して横一線に揃える。
【0026】次に、周回用コンベア2上の整列位置に二
つの各整列用トレイT,Tを搬送停止した後、図4、図
5に示すように、胡瓜箱詰め機5を駆動して、二つの各
整列用トレイT,Tに載置された各胡瓜K…を水平姿勢
に夫々保持する。
【0027】すなわち、昇降用シリンダ31を降下作動
して、二つの各整列用トレイT,Tに載置された各胡瓜
K…の前後端部に各保持爪38…を垂直に差込むと共
に、各開閉用シリンダ43…及び各旋回用シリンダ44
…を保持作動して、図6に示すように、二つの各整列用
トレイT,Tに載置された各胡瓜K…の前後端部を一対
の各保持爪38,38により上方に一旦持上げて水平姿
勢に夫々保持する。
【0028】この後、図3に示すように、移動用シリン
ダ29を前進作動し、昇降用シリンダ31を上昇作動し
て、一対の各保持爪38,38で保持した18本分の各
胡瓜K…を整列位置から箱詰め位置に水平移動すると共
に、各進退用シリンダ39,39及び各拡縮用シリンダ
42,42を作動して、同各保持爪38…で保持した1
8本分の各胡瓜K…を箱詰め間隔に集合する。同時に、
搬入用コンベア55に載置された段ボール箱Bを箱詰め
位置下部に搬送し、箱昇降機6を駆動して、上面開放形
態に組立てられた段ボール箱Bを昇降台45により垂直
上昇して箱詰め位置に供給する。
【0029】箱詰め直前に於いて、箱開放機7を駆動し
て、昇降台45上に載置された段ボール箱Bの各フラッ
プBa…を4枚の各開放板52…により夫々開放し、1
8本分の各胡瓜K…を箱詰め位置上方に移動停止した
後、昇降用シリンダ31を降下作動して、18本分の各
胡瓜K…を段ボール箱Bに一括収納する。同段ボール箱
B内に18本分の各胡瓜K…を収納した後、各開閉用シ
リンダ43…及び各旋回用シリンダ44…を開放作動し
て、一対の各保持爪38,38による保持を解除するこ
とで、1段分の各胡瓜K…の箱詰め作業が完了する。以
下同様に、次列の各整列用トレイT,Tに載置された各
胡瓜K…を一対の各保持爪38,38で保持して段ボー
ル箱Bに適宜段数箱詰めする。
【0030】所定本数分の胡瓜Kを箱詰めした後、昇降
台45を垂直降下して、箱詰め済の段ボール箱Bを搬出
用コンベア56に移載し、同段ボール箱Bを次工程(例
えば、袋封函工程、箱封函工程)に搬送供給する。続い
て、各機4,5,6,7を駆動して、二つの各整列用ト
レイT,Tに載置された各胡瓜K…を次の段ボール箱B
に順次箱詰めする。
【0031】以上のように、二つの各整列用トレイT,
Tに載置された各胡瓜K…の前後端部を一対の各保持爪
38,38により長さ方向に夫々保持するので、従来例
のように適宜本数の各胡瓜K…を吸着保持することがで
きなかったり、且つ、吸着保持した各胡瓜K…が途中で
脱落したりするのを防止でき、18本分の各胡瓜K…を
確実に保持して箱詰めすることができる。しかも、18
本分の各胡瓜K…を一括保持して箱詰めするので、多数
本の各胡瓜K…を1本ずつ手で箱詰めするような手間及
び作業が省け、箱詰め作業に要する時間を短縮して、作
業の省力化及び能率アップを図ることができる。
【0032】図7は整列用トレイTに載置された9本分
の各胡瓜K…を長さ方向に一括保持して箱詰めする胡瓜
箱詰め機5の他の実施例を示し、同機は、周回用コンベ
ア2上の整列位置に二つの各整列用トレイT,Tを搬送
停止した後、昇降用シリンダ31を降下作動して、各整
列用トレイT,Tに載置された各胡瓜K…の前後端部に
L字形の各保持爪38…を垂直に差込むと共に、各開閉
用シリンダ43…を保持作動して、各整列用トレイT,
Tに載置された各胡瓜K…の前後端部と対向する方向に
一対の各保持爪38,38を移動して、一対の各保持爪
38,38により各胡瓜K…を長さ方向に夫々保持す
る。この後、一対の各保持爪38,38で保持した18
本分の各胡瓜K…を段ボール箱B内に一括して箱詰めす
るので、上述の実施例と同様に、適宜本数の各胡瓜K…
を確実に保持して箱詰めすることがで、胡瓜箱詰め機5
の機構及び構造が簡素化されるため、箱詰め作業に要す
る動作時間が短縮され、作業の能率アップが図れる。
【0033】この考案の構成と、上述の実施例との対応
において、この考案の長尺物箱詰め装置は、実施例の胡
瓜箱詰め装置1に対応し、以下同様に、長尺物は、胡瓜
Kに対応し、箱体は、段ボール箱Bに対応し、爪駆動手
段は、各開閉用シリンダ43…と、各旋回用シリンダ4
4…とに対応するも、この考案は、上述の実施例の構成
のみに限定されるものではない。
【0034】上述の実施例では、二つの各整列用トレイ
T,Tに載置された18本分の各胡瓜K…を一対の各保
持爪38,38により一旦持上げて夫々保持するが、例
えば、チェーンコンベア、ベルトコンベア等の適宜コン
ベア上に固定された各整列用トレイT…に多数本の各胡
瓜K…を並列載置し、或いは、適宜コンベアの搬送面上
に形成された各凹状載置部(図示省略)に多数本の各胡
瓜K…を並列載置して、適宜コンベア上に並列載置され
た各胡瓜K…を一対の各保持爪38,38により夫々保
持してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】胡瓜箱詰め装置を示す全体構成図。
【図2】胡瓜揃え機による胡瓜の揃え動作を示す側面
図。
【図3】胡瓜箱詰め機による胡瓜の箱詰め動作を示す側
面図。
【図4】一対の各保持爪により胡瓜を上方に持上げて保
持する方法を示す側面図。
【図5】一対の各保持爪による胡瓜の保持動作を示す正
面図。
【図6】一対の各保持爪による胡瓜の保持状態を示す側
面図。
【図7】一対の各保持爪により胡瓜を長さ方向に保持す
る他の保持方法を示す側面図。
【符号の説明】
B…段ボール箱 K…胡瓜 T…整列用トレイ Tb…凹状載置部 1…胡瓜箱詰め装置 2…周回用コンベア 3…投入用コンベア 4…胡瓜揃え機 5…胡瓜箱詰め機 38…保持爪 43…開閉用シリンダ 44…旋回用シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−72707(JP,U) 実開 昭63−42622(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 25/04 B65B 35/00 - 35/58 B65G 57/00 - 57/32 B65G 47/80 B65G 47/84 - 47/96

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】等階級別に選別された適宜本数の各長尺物
    を並列に整列した後、該適宜本数の各長尺物を保持して
    箱体内部に一括箱詰めする長尺物箱詰め装置であって、 上記並列に整列された各長尺物の長手側前端部及び長手
    側後端部と対向する位置に、該各長尺物の前後端部を保
    持する大きさ及び形状に形成した一対の各保持爪を設け
    ると共に、 上記一対の各保持爪を各長尺物の前後端部と対向する方
    向に移動する爪駆動手段を設けた長尺物箱詰め装置。
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