JPH09139587A - 筺体の嵌着構造 - Google Patents
筺体の嵌着構造Info
- Publication number
- JPH09139587A JPH09139587A JP32225895A JP32225895A JPH09139587A JP H09139587 A JPH09139587 A JP H09139587A JP 32225895 A JP32225895 A JP 32225895A JP 32225895 A JP32225895 A JP 32225895A JP H09139587 A JPH09139587 A JP H09139587A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- housing
- engagement
- mounting panel
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 取付パネルの嵌着口へ少ないガタ量でしかも
強固に嵌着できる筺体の嵌着構造を提供する。 【解決手段】 スイッチ１は、取付パネル１１に穿設し
た嵌着口１２に嵌め込まれると、筺体２のフランジ部４
が嵌着口１２の表側の口縁１２ａ上に当接する。そし
て、嵌着口１２を潜って取付板１１の裏側に出た弾力係
合片５が先端部６を開いて、係合段７若しくは８の何れ
かが嵌着口１２の裏側の口縁角部１２ｂに係合する。こ
れにより、スイッチ１が嵌着口１２に嵌着保持される。
この場合、弾力係合片５の先端部６に形成する係合段
７，８の傾斜角度を変えることにより、厚さの異なる取
付パネル１１に対応することができる。
強固に嵌着できる筺体の嵌着構造を提供する。 【解決手段】 スイッチ１は、取付パネル１１に穿設し
た嵌着口１２に嵌め込まれると、筺体２のフランジ部４
が嵌着口１２の表側の口縁１２ａ上に当接する。そし
て、嵌着口１２を潜って取付板１１の裏側に出た弾力係
合片５が先端部６を開いて、係合段７若しくは８の何れ
かが嵌着口１２の裏側の口縁角部１２ｂに係合する。こ
れにより、スイッチ１が嵌着口１２に嵌着保持される。
この場合、弾力係合片５の先端部６に形成する係合段
７，８の傾斜角度を変えることにより、厚さの異なる取
付パネル１１に対応することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気機器等の筺体
を取付パネルの嵌着口に嵌着するようにした筺体の嵌着
構造に関するものである。
を取付パネルの嵌着口に嵌着するようにした筺体の嵌着
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば、スイッチ等の筺体が嵌着される
取付パネルの嵌着口の表側の口縁に、該筺体の取付板を
当接させ、嵌着口の裏側の口縁角部に、筺体の両側面か
ら突出形成した弾力係合片の階段状の係合段を係合させ
て嵌着するもの（特開平６２−１９５８１３号）では、
嵌着状態におけるガタ動きを少なくするためには、高さ
の低い係合段を形成する必要がある。しかし、一体成形
される弾力係合片の係合段にダレを生じたり、欠肉を生
じたりして係合力が低下する。また、係合強度を高める
ためには、大きな段部を形成してそのエッジを鋭くする
必要があるが、嵌着時のガタ量が増大するとともに、大
きな嵌着スペースを必要とする。
取付パネルの嵌着口の表側の口縁に、該筺体の取付板を
当接させ、嵌着口の裏側の口縁角部に、筺体の両側面か
ら突出形成した弾力係合片の階段状の係合段を係合させ
て嵌着するもの（特開平６２−１９５８１３号）では、
嵌着状態におけるガタ動きを少なくするためには、高さ
の低い係合段を形成する必要がある。しかし、一体成形
される弾力係合片の係合段にダレを生じたり、欠肉を生
じたりして係合力が低下する。また、係合強度を高める
ためには、大きな段部を形成してそのエッジを鋭くする
必要があるが、嵌着時のガタ量が増大するとともに、大
きな嵌着スペースを必要とする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたもので、取付パネルの嵌着口へ少ないガタ量で
しかも強固に嵌着できる筺体の嵌着構造を提供すること
を目的とするものである。
なされたもので、取付パネルの嵌着口へ少ないガタ量で
しかも強固に嵌着できる筺体の嵌着構造を提供すること
を目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の筺体の嵌着構造は、筺体が嵌着される取付パ
ネルの嵌着口の表側の口縁に、前記筺体の取付板を当接
させ、前記嵌着口の裏側の口縁角部に、前記筺体の両側
面から突出形成した弾力係合片の階段状の係合段を係合
させて嵌着するようにした筺体の嵌着構造において、前
記弾力係合片に形成される階段状の係合段を幅方向で食
い違わせて、互いに一方の係合段が他方の係合段の中間
に位置するようにしたことを特徴とする。
の本発明の筺体の嵌着構造は、筺体が嵌着される取付パ
ネルの嵌着口の表側の口縁に、前記筺体の取付板を当接
させ、前記嵌着口の裏側の口縁角部に、前記筺体の両側
面から突出形成した弾力係合片の階段状の係合段を係合
させて嵌着するようにした筺体の嵌着構造において、前
記弾力係合片に形成される階段状の係合段を幅方向で食
い違わせて、互いに一方の係合段が他方の係合段の中間
に位置するようにしたことを特徴とする。
【０００５】
【発明の作用及び効果】上記構成によれば、嵌着口に嵌
着すると弾力係合片の係合段の何れかが、嵌着口の裏側
の口縁角部に係合する。弾力係合片に形成される階段状
の係合段を幅方向で食い違わせて、互いに一方の係合段
が他方の係合段の中間に位置するようにしたから、幅方
向で通して見ると実質的に係合段の高さが半分の高さと
なる。従って、嵌着時のガタ量が従来の半分以下となる
とともに、係合段の個々の大きさは従来通りであるか
ら、成形時ダレを生じたり欠肉を生じたりすることがな
く、弾力係合片を嵌着口の裏側の口縁角部に強固に係合
することができる。
着すると弾力係合片の係合段の何れかが、嵌着口の裏側
の口縁角部に係合する。弾力係合片に形成される階段状
の係合段を幅方向で食い違わせて、互いに一方の係合段
が他方の係合段の中間に位置するようにしたから、幅方
向で通して見ると実質的に係合段の高さが半分の高さと
なる。従って、嵌着時のガタ量が従来の半分以下となる
とともに、係合段の個々の大きさは従来通りであるか
ら、成形時ダレを生じたり欠肉を生じたりすることがな
く、弾力係合片を嵌着口の裏側の口縁角部に強固に係合
することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面を
参照して説明する。図１は本発明を適用したスイッチ１
の嵌着状態を示す断面図、図２は弾力係合片の先端部の
拡大斜視図、図３はガタ量を比較した説明図である。ス
イッチ１の合成樹脂製の筺体２の上面には、取付板３が
一体成形されその周縁部に該筺体２の外側に突出させた
フランジ部４が形成されている。筺体２の左右の両側部
２ａの下端から、一対の弾力係合片５が一体成形されて
いる。
参照して説明する。図１は本発明を適用したスイッチ１
の嵌着状態を示す断面図、図２は弾力係合片の先端部の
拡大斜視図、図３はガタ量を比較した説明図である。ス
イッチ１の合成樹脂製の筺体２の上面には、取付板３が
一体成形されその周縁部に該筺体２の外側に突出させた
フランジ部４が形成されている。筺体２の左右の両側部
２ａの下端から、一対の弾力係合片５が一体成形されて
いる。
【０００７】上記弾力係合片５は、筺体２の下端から突
出させて、先端部６をフランジ部４の下面直下まで延長
させている。そして、弾力係合片５は、筺体２からの突
出基端部５ａの弾力により、先端部６に向かって次第に
筺体２の両側部２ａから離れる傾斜姿勢となっている。
先端部６には、弾力係合片５の幅Ｗ方向の両側に、先端
方向に向かう２列で同じ高さの係合段７，８が階段状に
連成されている。そして、各係合段７，８は幅Ｗ方向で
食い違わせて、互いに一方の係合段７が他方の係合段８
の中間に位置するように形成されている。
出させて、先端部６をフランジ部４の下面直下まで延長
させている。そして、弾力係合片５は、筺体２からの突
出基端部５ａの弾力により、先端部６に向かって次第に
筺体２の両側部２ａから離れる傾斜姿勢となっている。
先端部６には、弾力係合片５の幅Ｗ方向の両側に、先端
方向に向かう２列で同じ高さの係合段７，８が階段状に
連成されている。そして、各係合段７，８は幅Ｗ方向で
食い違わせて、互いに一方の係合段７が他方の係合段８
の中間に位置するように形成されている。
【０００８】上記構成のスイッチ１は、取付パネル１１
に穿設した嵌着口１２に嵌め込まれると、筺体２の取付
板３のフランジ部４が嵌着口１２の表側の口縁１２ａ上
に当接する。そして、嵌着口１２を潜って取付パネル１
１の裏側に出た弾力係合片５が先端部６を開いて、係合
段７若しくは８の何れかが嵌着口１２の裏側の口縁角部
１２ｂに係合する。これにより、スイッチ１が嵌着口１
２に嵌着保持される。
に穿設した嵌着口１２に嵌め込まれると、筺体２の取付
板３のフランジ部４が嵌着口１２の表側の口縁１２ａ上
に当接する。そして、嵌着口１２を潜って取付パネル１
１の裏側に出た弾力係合片５が先端部６を開いて、係合
段７若しくは８の何れかが嵌着口１２の裏側の口縁角部
１２ｂに係合する。これにより、スイッチ１が嵌着口１
２に嵌着保持される。
【０００９】図３（ａ）に示すように、上記弾力係合片
５の係合段７，８は幅Ｗ方向では、係合段７，８が重な
り合って半分の高さの係合段が形成された状態となって
いる。従って、図３（ｂ）の従来のものに比して嵌着時
のガタ量（ｇ）が半分以下となる。また、係合段７，８
の個々の大きさは従来通りであるから、成形時ダレを生
じたり欠肉を生じたりすることがなく、弾力係合片５を
嵌着口１２の裏側の口縁角部１２ｂに強固に係合するこ
とができる。また、図４に示すように弾力係合片５の先
端部６に形成する係合段７，８の傾斜角度（θ）を変え
ることにより、厚さの異なる取付パネル１１に対応する
ことができる。尚、本発明は上記実施の形態のスイッチ
のみならず、その他の筺体の嵌着に適用できる。
５の係合段７，８は幅Ｗ方向では、係合段７，８が重な
り合って半分の高さの係合段が形成された状態となって
いる。従って、図３（ｂ）の従来のものに比して嵌着時
のガタ量（ｇ）が半分以下となる。また、係合段７，８
の個々の大きさは従来通りであるから、成形時ダレを生
じたり欠肉を生じたりすることがなく、弾力係合片５を
嵌着口１２の裏側の口縁角部１２ｂに強固に係合するこ
とができる。また、図４に示すように弾力係合片５の先
端部６に形成する係合段７，８の傾斜角度（θ）を変え
ることにより、厚さの異なる取付パネル１１に対応する
ことができる。尚、本発明は上記実施の形態のスイッチ
のみならず、その他の筺体の嵌着に適用できる。
【図１】本発明を適用したスイッチ１の嵌着状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図２】弾力係合片５の先端部６の拡大斜視図である。
【図３】本発明と従来の場合のガタ量（ｇ）を比較した
説明図である。
説明図である。
【図４】係合段７，８の傾斜角度（θ）の相違による効
果を示した説明図である。
果を示した説明図である。
１...スイッチ ２...筺体 ２ａ...両側部 ３...取付板 ５...弾力係合片 ６...先端部 ７，８...係合段 １１...取付パネル １２...嵌着口 １２ａ...表側の口縁 １２ｂ...裏側の口縁角部
Claims (1)
- 【請求項１】 筺体が嵌着される取付パネルの嵌着口の
表側の口縁に、前記筺体の取付板を当接させ、前記嵌着
口の裏側の口縁角部に、前記筺体の両側面から突出形成
した弾力係合片の階段状の係合段を係合させて嵌着する
ようにした筺体の嵌着構造において、 前記弾力係合片に形成される階段状の係合段を幅方向で
食い違わせて、互いに一方の係合段が他方の係合段の中
間に位置するようにしたことを特徴とする筺体の嵌着構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32225895A JPH09139587A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 筺体の嵌着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32225895A JPH09139587A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 筺体の嵌着構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09139587A true JPH09139587A (ja) | 1997-05-27 |
Family
ID=18141653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32225895A Pending JPH09139587A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | 筺体の嵌着構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09139587A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012021544A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Honda Motor Co Ltd | 筐体取付構造 |
| CN110439900A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-11-12 | 安波福中央电气（上海）有限公司 | 卡扣安装机构和卡扣安装组件 |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP32225895A patent/JPH09139587A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012021544A (ja) * | 2010-07-12 | 2012-02-02 | Honda Motor Co Ltd | 筐体取付構造 |
| US8448829B2 (en) | 2010-07-12 | 2013-05-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Casing attachment structure |
| CN110439900A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-11-12 | 安波福中央电气（上海）有限公司 | 卡扣安装机构和卡扣安装组件 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030729 |