JPH09138767A - 感情表現の通信装置 - Google Patents

感情表現の通信装置

Info

Publication number
JPH09138767A
JPH09138767A JP7295852A JP29585295A JPH09138767A JP H09138767 A JPH09138767 A JP H09138767A JP 7295852 A JP7295852 A JP 7295852A JP 29585295 A JP29585295 A JP 29585295A JP H09138767 A JPH09138767 A JP H09138767A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
expression
emotion
emotional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7295852A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Maruoka
正人 丸岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP7295852A priority Critical patent/JPH09138767A/ja
Publication of JPH09138767A publication Critical patent/JPH09138767A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない量のデータを送信して送信者の感情を
受信者に伝える。 【解決手段】 送信者は、通信装置1の入力手段を用い
て送信メッセージを送信処理回路6に入力する。回路6
では、送信メッセージに送信者を識別する識別信号と、
感情を示す感情信号とを付加して送信データを作成し、
伝送路を介して受信側の通信装置1に送信する。受信側
の通信装置1の受信処理回路10は、送信データを送信
した通信装置との間の通信が初回であるときには、送信
データのうち送信者を表示する画像に関する情報をデー
タメモリ12にストアする。受信処理回路10は、受信
した送信データ中の送信メッセージを表示装置13の目
視表示領域13aに目視表示する。さらに、識別信号を
判別して、対応する画像を感情信号に対応した状態で変
更して目視表示する。さらに、送信メッセージは、感情
信号に応じた音響によって音響化され、スピーカ15か
ら出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコン(パーソ
ナルコンピュータ)通信装置および電子会議システムな
ど、回線で接続された複数のパーソナルコンピュータの
間で相互にデータを通信する感情表現の通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ間でのデ
ータ通信、たとえばパソコン(パーソナルコンピュー
タ)通信および電子会議などが行われている。パソコン
通信とは、公衆電話回線などデータ回線で接続された複
数のパソコン間で、主にキャラクタコードを用いてデー
タを相互に送受信する通信である。電子メールとは、パ
ソコン通信において、送信者が、1または複数の受信者
に向けて送信するデータを指す。電子メールは、主にキ
ャラクタコードを用いてデータを構成する。
【0003】このような電子メールでは、他者に送信す
るべきデータは、キャラクタで表される言語から成る文
章として受信者に提示される。ゆえに文章として表れな
い送信者の微妙な感情を受信者に提示することが困難で
あった。従来技術のパソコン通信においては、感情表現
としてフェイスマークと称される記号の集合を文章に付
加して送信する。このようなデータを受信した通信装置
では、フェイスマークは文章に付加された形で目視表示
される。受信者は文章の内容を読取るとともに、フェイ
スマークを目視して、文章に表れない送信者の感情を判
断している。フェイスマークは種類が少なく、フェイス
マークによって表すことができる感情もまた少ないの
で、感情表現が限定される。
【0004】特開平5−61637号公開公報には、フ
ェイスマークを用い、送信するデータに感情を付加する
事ができる音声合成メールシステムが開示されている。
本公報の音声合成メールシステムでは、送信側のシステ
ム使用者は、通信すべきデータである文章の終端にフェ
イスマークを付加して受信側のシステムに送信する。フ
ェイスマークが付加された文章が受信側の音声合成メー
ルシステムに入力されると、受信側のシステムでは音声
合成を行い、文章を音声化て出力する。このとき合成さ
れる音声には、予めフェイスマークに対応して定められ
ているイントネーションがつけられる。これによって、
従来は使用者は文章に付された感情を判断するために、
音声化された文章を聴取するのとは別に目視表示される
フェイスマークなどを目視していたけれども、本発明の
システムでは、イントネーションを付して出力された音
声を聴取するだけで付された感情をも判断することがで
きる。
【0005】このような音声合成メールシステムでは、
コンピュータに入力することができるフェイスマークの
種類が限られている。ゆえに、このシステムでは、イン
トネーションで表現される感情表現の種類が少なくな
る。これによって、受信側のシステム使用者に微妙なニ
ュアンスなどの感情を伝えることが困難である。
【0006】パソコン通信や電子会議などでは、送信さ
れた電子メールなどのデータは、キャラクタなどを用い
た文章として目視表示される。キャラクタとは、漢字、
平仮名、カタカナ、欧米文字、数字、記号、絵記号など
の概念を含むものである。また、電子会議システムなど
では、文章表示されるデータの他に、データの送信者を
示す画像をも受信者に対して送信することがある。
【0007】音声データと画像データとを送信するテレ
ビ電話などに関する従来技術が、特開平4−26029
1号公開公報に開示されている。本公報の画像伝送方式
では、カメラなど撮像部を用いて送信者の顔の画像を撮
影し、その顔の画像を受信部に対して送信する。このと
き、送信者が着席する椅子には、送信者の姿勢を検出す
る検出部が設けられている。送信者の姿勢の変化は、送
信者の感情の現れであるとして検出部で検出される。検
出部での検出結果から推測される感情は、撮像部で撮影
された画像とともに受信部に送信される。受信部では、
送信された画像を目視表示するとともに、送信された感
情に応じて画像の色を変化させる。この色変化によっ
て、感情を表現する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、画像
伝送方式の通信装置では、画像データを含むデータを送
信側から受信側に送信して、画像の変化によって感情を
表現する。このとき、画像データはキャラクタコードな
どで表される文章のデータと比較してデータ量が多いの
で、送信するべきデータのデータ量が増大する。特に送
信者の姿勢などが頻繁に変化すると、その都度撮像部は
画像を撮像し直して受信部に送信しなければならないの
で、送信されるデータ量がさらに増加する。送信すべき
データのデータ量が増大するほど、データ全体を送信す
る時間などが増加する。また、通信装置の負担も増加す
る。
【0009】本発明の目的は、送信者の感情を受信者に
伝え、かつ送信側の装置から受信側の装置に送信される
データのデータ量を減少させることができる感情表現の
通信装置である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)少なく
とも、感情表現をすべき人または人以外の物である複数
の表現対象体を識別する識別信号と、各表現対象体毎の
複数の感情の表現に個別的に対応する感情信号とを送信
する送信手段と、(b)受信手段であって、各表現対象
体の画像を、各感情信号に対応する表示態様で表示する
ためのデータをストアするメモリと、目視表示手段と、
送信手段から送信される識別信号と感情信号とに対応し
た表現対象体の画像と表示態様とに関するデータをメモ
リから読出して、目視表示手段に表現対象体の画像を表
示態様に従って表示させる制御手段とを有する受信手段
とを含むことを特徴とする感情表現の通信装置である。
本発明に従えば、通信装置は、他の通信装置との間で相
互にデータを送受信する。通信装置は、送信手段と受信
手段とを有する。送信手段は、少なくとも識別信号と感
情信号とを受信側の通信装置の受信手段に対し送信す
る。識別信号は、たとえばデータを送信する送信側の通
信装置の使用者、すなわち送信者を示す信号であり、複
数の表現対象体の中から、送信者を示す表現対象体を選
び出すための信号である。表現対象体は、データを送信
した送信者を受信側の通信装置の使用者である受信者に
目視表示して示すものであり、感情表現を行うことがで
きる人または人以外のものを示す画像である。感情信号
は、表現対象体を用いて行われる感情の表現およびその
他の感情の表現の表現態様を指定するものであり、複数
の感情の表現に対して、個別的に対応している。受信手
段では、他の通信装置の送信手段から送信された送信デ
ータであり、少なくとも識別信号と感情信号とを含む送
信データを受信する。受信手段は、メモリに、複数の識
別信号に個別的に対応する表現対象体の画像と、各表現
対象体毎の複数の感情信号にそれぞれ対応する表現対象
体の画像の表示態様となどに関し、表示態様に従って表
現対象体を表示するためのデータをストアしている。画
像の表示態様とは、たとえば画像の表示色を変更した
り、画像の表示位置を変更してアニメーションのような
動きを行わせることなどである。また、「怒り」である
感情を表現するために、無表情な人の顔である表現対象
体の画像を怒ったような表情の顔の表情の画像に変更す
ることなども行われる。制御手段は、まず送信された識
別信号および感情信号を判別して、識別信号に対応した
表現対象体を感情信号が示す感情に対応した表示態様に
従って表示させるためのデータをメモリから読出す。こ
のデータに基づいて、表現対象体の画像に関するデータ
を、表示態様に沿って変更して加工する。この加工され
た画像のデータが、目視表示手段に画像化して目視表示
される。これによって、受信手段の目視表示手段には、
識別信号によって示される送信者を示す表現対象体が、
感情信号で示される感情を表すような態様で表示され
る。したがって、たとえば静止画像などを付加した文章
などが送受信される電子会議システムおよびパソコン通
信などにおいて、文章表示だけでは伝わりにくい感情な
どを確実に伝えることができる。
【0011】また本発明は、前記表現対象体の画像は、
顔の画像であり、前記表現対象体の画像の表示態様は、
各感情信号に対応し、感情に対応した表情を示す表現対
象体の顔の画像であり、前記制御手段は、送信された感
情信号に対応した表情を示す表現対象体の顔の画像を選
択して、前記目視表示手段に目視表示させることを特徴
とする。本発明に従えば、表現対象体の画像は、感情に
対応した表情を示すことが可能な基本の顔の画像であ
る。たとえば、表現対象体の画像は、無表情な顔の画像
である。この画像を用いて感情を示す表示態様として、
感情に対応した表情を示す同一対象の顔の画像を複数用
意する。この基本の顔の画像は、送信者本人の写真およ
び似顔絵などである。また、送信者本人の顔の画像でな
くても、他の人物または動物の顔の画像など、表情を変
更することができる顔の画像などでもよい。また感情を
示す表情を示すことができる画像であれば、どのような
顔の画像であってもよい。この基本の顔の画像は、各送
信者ごと、すなわち識別信号ごとに異なる。前記制御手
段は、送信者側から信号が何も送信されていないとき、
および識別信号だけが送信されたときなどは、表現対象
体である基本の顔の画像に関するデータをメモリから読
出し、目視表示手段に目視表示させる。また、識別信号
に感情信号が付加されて送信されているときには、感情
対象体の画像と同じ顔の画像であり、かつ感情信号に対
応した表情を示している顔の画像のデータを選択してメ
モリから読出し、基本の顔の画像を消去して、読出され
た画像のデータを目視表示させる。このように、顔の画
像を差換えて表示することによって、感情信号に対応し
た表情の顔の画像を容易に表示することができる。ま
た、感情に対応した表情を示す顔の画像は、たとえば発
明の実施の形態の図8で示すように、顔全体の画像であ
る。また、図9で示すように、表現対象体の顔の画像の
うち、感情を示す顔の画像と表現対象体の顔の画像との
間で異なる部分、たとえば目および口などの部位だけの
画像を差換えて表示してもよい。
【0012】また本発明は、前記表現対象体の画像は、
顔の画像であり、前記表現対象体の画像の表示態様は、
各感情信号に対応し、顔の画像の形状を変形させる形状
変更条件であり、前記制御手段は、送信された識別信号
に対応する表現対象体の画像を、送信された感情信号に
対応する形状変更条件に基づいて変形して、前記目視表
示手段に目視表示させることを特徴とする。本発明に従
えば、表現対象体の画像は、感情に対応した表情を示す
ことが可能な顔の画像である。たとえば、表現対象体の
画像は、無表情な顔の画像である。この顔の画像を、各
感情信号に対応して顔の画像の形状を変形させる変更条
件である表示態様に沿って形状を変更することによっ
て、感情に対応した表情を示す表現対象体の顔の画像を
作成する。前記制御手段は、識別信号および感情信号が
受信されると、まず識別信号に対応した基本の顔の画像
に関するデータをメモリから読出す。次いでこの顔の画
像に関するデータを、形状変更条件に基づいて変形す
る。たとえば、本発明の実施の形態の図9で示すよう
に、顔の画像のうち目および口などの部位の形状を条件
に基づいてマイクロコンピュータなどを用いた演算処理
によって変形し、感情を示す目および口の画像を作成す
る。たとえば、「怒り」である感情信号が受信されたと
きには、目の端をつり上げたり、口を閉じたりするよう
に顔の画像の各部位の形状を変形する。最後に基本の顔
の画像を消去して、形状が変形された画像データを目視
表示手段に目視表示させる。これによって、送信された
感情信号で示される感情を表示する。形状変更条件は、
たとえば受信手段に備えられる画像変形のためのプログ
ラムを制御するパラメータである。したがって、各感情
に対応した表情を示す表現対象体の顔の画像の画像デー
タを送信するときと比較して、表示態様のデータ量を減
少させることができる。したがって、メモリ容量などを
減少させることができ、通信装置の負担を減らすことが
できる。
【0013】また本発明は、前記表現対象体の画像の表
示態様は、各感情信号に対応し、前記目視表示手段の目
視表示領域内における予め定める時間毎の画像の表示位
置であり、前記制御手段は、送信された識別信号に対応
する表現対象体の画像を、目視表示領域内の送信された
感情信号に対応する表示位置に、予め定める時間毎に順
次移動させて表示させることを特徴とする。本発明に従
えば、感情信号を受信すると、目視表示手段の目視表示
領域内に表示されている表現対象体の画像は、目視表示
領域内を感情信号に応じた動きに沿って移動するアニメ
ーションを行う。メモリには、表示態様として、各感情
信号に対応した画像の動きがストアされている。画像の
動きは、感情信号を受信してから予め定める時間毎に画
像が位置するべき表示位置によって示される。制御手段
は、識別信号および感情信号を受信すると、まず識別信
号に対応した表現対象体の画像をメモリから読出す。次
いで、メモリから感情信号に対応した表示態様を読出
し、予め定める時間毎の画像の表示位置を決定する。さ
らに制御手段は、予め定める時間が経過する度に、感情
信号に対応して決定される表示態様が示す表示位置に表
現対象体の画像を新たに表示し、新たに表示された画像
の表示前に表示されていた表現対象体の画像を消去す
る。このように、予め定める時間が経過する度に、順次
画像の表示位置を移動させつつ表示を続ける。これによ
って受信者には、表現対象体の画像が表示手段の目視表
示領域内を移動しているように示される。表現対象体を
表示する表示位置の位置変化の態様は、示すべき感情毎
に異なる。たとえば、「喜び」である感情を示すときに
は、表現対象体の画像が目視表示領域内を飛びまわって
いると受信者が目視して感じるような動きを行う。「怒
り」である感情を示すときには、表現対象体の画像が、
他の送信者を示す表現対象体の画像に体当りすると受信
者が感じるような動きを行う。このように、表現対象体
の画像を位置変化させる個々の変化量を感情毎に変更す
ることによって、感情を表現することができる。
【0014】また本発明は、前記表現対象体の画像の表
示態様は、各感情信号に対応し、前記表現対象体の画像
の表示色の色相、明度、および彩度のうち少なくとも1
つを変更する色変更条件であり、前記制御手段は、送信
された識別信号に対応する表現対象体の画像を、送信さ
れた感情信号に対応する色変更条件に応じて表示色を変
更して、前記目視表示手段に目視表示させることを特徴
とする。本発明に従えば、表現対象体の画像を用いた感
情の表示は、たとえば表現対象体の画像を表示する表示
色を感情に応じて変更することによって行われる。画像
の表示態様は、個々の感情信号に対応し、表現対象体の
画像の表示色の色相、明度、および彩度のうちのいずれ
か1つの要素を変更する色変更条件である。識別信号お
よび感情信号が受信されると、前記制御手段は、識別信
号に対応した表現対象体の画像に関するデータ、および
感情信号に対応する表現対象体の表示態様に関するデー
タを読出す。次いで表現対象体の画像に関するデータ
は、その画像を表示する表示色に関するデータのうち色
相、明度、および彩度のいずれか1つのパラメータが、
感情信号に対応した表示態様によって決定される値に沿
うように変更される。最後に表示色のパラメータが変更
された画像のデータが、目視表示手段に画像化されて目
視表示される。これによって、感情信号によって送信さ
れた感情を、表現対象体の画像の色変化によって目視表
示することができる。たとえば、たとえば「怒り」であ
る感情を示すときには、表現対象体の画像を赤系統の色
で表示し、「悲しみ」である感情を示すときには、表現
対象体の画像を青系統の色で表示する。同一形状の画像
であっても、表示色を変更した画像は画像が変更されて
いることが識別しやすい。したがって、送信者が目視表
示して提示したいと考える感情を、受信者に対して明確
に表示することができる。かつ、受信者は、画像を一瞥
するだけで、付加された感情を把握することができる。
【0015】また本発明は、前記表現対象体の画像は、
顔の画像であり、前記表現対象体の画像の表示態様は、
各感情信号に対応し、感情に対応した表情を示し、かつ
表示色の色相、明度、および彩度のうちの少なくとも1
つが変更された表現対象体の顔の変更画像であり、前記
制御手段は、送信された感情信号に対応した表現対象体
の顔の変更画像を選択してメモリから読出し、前記目視
表示手段に目視表示させることを特徴とする。本発明に
従えば、前記表現対象体の画像は、送信者を表し、かつ
感情を示すことが可能な顔の画像である。通信装置は、
この顔の画像に対して、感情信号に応じて顔の表情を変
更するとともに、顔を表示する表示色を変更して表示す
る。通信装置のメモリには、画像の表示態様として、複
数の表現対象体の顔の変更画像を有する。各変更画像
は、表現対象体の顔の画像と同一の顔を示す画像であ
り、かつ感情に対応した表情となるように、たとえば
目、口などの各部位の形状が変更されている。さらに、
画像を表示する表示色のうち、表示色の色相、明度およ
び彩度のうち少なくとも1つの要素が、基本となる表現
対象体の画像と比べて異なる。制御手段は、識別信号お
よび感情信号が受信されると、識別信号に対応する表現
対象体の顔であって、かつ感情信号に対応する感情を示
す変更画像に関するデータをメモリから読出す。次い
で、目視表示手段に表示されている基本の表現対象体の
顔の画像を消去して、かわりに読出した変更画像のデー
タをを目視表示する。表現対象体の顔の画像に対し、表
情を示す部位の形状だけでなく顔の全体の表示色を変更
した画像は、画像の変化が大きくより識別しやすくな
る。ゆえに、示すべき感情がより明確になる。したがっ
て、示すべき感情をさらに明確に目視表示して提示する
ことができる。
【0016】また本発明は、前記表現対象体の画像は、
顔の画像であり、前記表現対象体の画像の表示態様は、
各感情信号に対応し、顔の画像を変形させ、かつ画像の
表示色の色相、明度、および彩度のいずれか1つを変更
させる画像変更条件であり、前記制御手段は、送信され
た識別信号に対応する表現対象体の画像を、送信された
感情信号に対応する画像変更条件に基づいて形状および
表示色を変更して、前記目視表示手段に目視表示させる
ことを特徴とする。本発明に従えば、前記表現対象体の
画像は、感情に対応した表情を示すことが可能な基本と
なる顔の画像である。さらに、画像の表示態様は、各感
情信号に対応して、顔の画像の形状を変形し、かつ画像
の表示色を変更するために設定された条件である画像変
更条件である。通信装置で識別信号および感情信号が受
信されると、制御手段は、まず識別信号に対応する表現
対象体の画像に関するデータ、および感情信号に対応す
る画像変更条件をメモリから読出す。次いでこの画像の
データを、感情信号に対応する画像変更条件に基づいて
変更する。たとえば、基本となる顔の画像のうち、感情
を示す部位である目および口などの形状を変形させる。
さらに、顔の画像を表示する表示色の色相、明度、およ
び彩度の内の少なくとも1つの要素を感情信号に応じた
ものに変更する。この変更された画像のデータが、目視
表示手段に目視表示される。前述したように、表現対象
体の顔の画像の形状および表示色を変更した画像は、画
像の変化が大きくより識別しやすくなるので、示すべき
感情をさらに明確に提示することができる。かつ、表示
態様として基本となる表現対象体の画像を変更する条件
を設定しておくことによって、各感情信号毎の顔の変更
画像をメモリにストアしておくときよりも、メモリにス
トアすべき表示態様のデータ量を減少させることができ
る。したがって、通信装置の負担が減少する。
【0017】また本発明は、前記表現対象体の画像の各
表示態様は、各感情信号に対応した音響表示に対応して
おり、前記受信手段は、音響表示を出力する音響表示手
段をさらに含み、前記制御手段は、送信された識別信号
に対応する表示対象体の画像を、送信された感情信号に
応じた表示態様に沿って前記目視表示手段に目視表示さ
せると共に、送信された感情信号に対応した音響表示を
音響表示手段から出力させることを特徴とする。本発明
に従えば、通信装置では、表現対象体の画像の表示態様
として表現対象体の画像を表示すると同時に、各感情信
号に対応した音響表示を行う。通信装置のメモリには、
表示態様として各感情信号に対応した音響に関するデー
タがストアされている。通信装置の前記受信手段におい
て識別信号と感情受信とが受信されると、制御手段は、
まずメモリから表現対象体の画像に関するデータを読出
し目視表示手段に目視表示させる。このとき、表示され
る画像は、感情信号に応じた表示態様に沿って変更され
ていてもよい。たとえば、画像の表示色および表示位置
が感情信号に対応して変更されて表示される。また、画
像が表情を変更することが可能な顔の画像であれば、感
情信号に対応する表情を有する顔の画像に変更されてい
てもよい。制御手段は、画像を目視表示させると同時
に、送信された感情信号に対応した音響表示を行う。ま
ず感情信号に対応した音響表示に関するデータをメモリ
から読出す。次いで、音響表示手段において音響表示に
関するデータを音響化して音響出力する。音響表示され
る音響は、たとえば「怒り」である感情を示すときに
は、かみなりの音であるような効果音である。また、送
信者が予め選択しておいた楽曲などを用いてもよい。こ
れによって、感情信号によって送信された感情を、受信
者は視覚だけでなく聴覚を用いても得ることができる。
したがって、より強い明確な感情表現を行うことができ
る。
【0018】また本発明は、前記送信手段は、送信すべ
き文章を識別信号および感情信号と共に送信し、前記メ
モリには、各識別信号に対応し、文章を音響化するとき
の速度および音程を含む音響化条件がさらにストアさ
れ、前記受信手段は、送信された文章を識別信号に応じ
た音響化条件に沿って音響化して出力する音響化手段を
さらに含むことを特徴とする。本発明に従えば、前記送
信手段からは、識別信号および感情信号とともに、送信
者が、受信者に対して伝達したい内容を表示するための
文章をともに送信する。文章とは、たとえば日本語およ
び外国語など言語によって送信者の所望とする情報を伝
達するものである。この文章は、たとえばキャラクタを
示すコード信号などの組合せによって伝達される。キャ
ラクタとは、たとえば、平仮名、片仮名、漢字、数字、
欧米文字、記号、絵記号などの概念を含むものであり、
言語を提示するためのものである。通信装置のメモリに
は、各識別信号、すなわち文章の送信者に対応した音響
化条件がストアされる。音響化条件とは、文章を音響化
するときの速度および音程など、音声合成される音響を
決定するための基本的なパラメータである。この音響化
条件は、送信者が個々に設定し、たとえば予め表現対象
体の画像のデータなどとともに、受信側の通信装置に伝
送しておくものである。前記通信装置の受信手段によっ
て文章および各信号が受信されると、制御手段は目視表
示手段に表現対象体の画像を感情信号に応じた表示態様
で目視表示させる。同時に、音響化手段は、メモリから
識別信号に対応した音響化条件を読出し、音響化手段に
この音響化条件に沿って送信された文章を読上げる音響
を合成させて、文章を音響化させ出力させる。これによ
って、文章を音響表示することができる。また、文章を
音響表示すると同時に、表現対象体の画像などを用いて
送信者が提示する感情が表示されている。したがって、
受信者は、音声合成された文章を聴取すると同時に、表
現対象体の画像を目視表示して、その文章に付加されて
いる感情を理解する。これによって、たとえば同一文体
によって感情表現が2通りあるときなどに、感情信号を
付加することによって、送信者が伝えたいと希望する感
情を確実に伝達することができる。また、パソコン通信
や、電子会議システムなどにおいて、送信された文章の
内容が受信者に感じさせる雰囲気を和らげたりすること
ができ、文章のやり取りに関して表現力を増加させるこ
とができる。
【0019】また本発明は、前記メモリには、感情信号
に対応した音響態様がさらにストアされ、前記音響化手
段は、送信された文章を識別信号に応じた音響化条件お
よび感情信号に応じた音響態様に沿って音響化して出力
させることを特徴とする。本発明に従えば、通信装置で
は、送信すべき文章を音響化するときに、合成された音
響に感情表現を行わせる。通信装置のメモリには、感情
信号に対応した音響化条件の音響態様がストアされてい
る。感情信号に対応した音響態様とは、たとえば「怒
り」を示す感情信号が付加された文章を読上げるため
に、合成された音響に人間が「怒り」を表すときに発声
するようなイントネーションなどを付加する態様であ
る。このような音声を用いて、文章を音響化する。前記
通信装置の受信手段によって文章および各信号が受信さ
れると、制御手段は、送信された識別信号に対応する表
現対象体の画像を送信された感情信号に応答した表示態
様に沿って変更して、前記目視表示手段に目視表示させ
る。さらに音響化手段は、メモリから識別信号に応じた
音響化条件、および感情信号に対応した音響態様を読出
す。音響化手段は、音響化条件および音響態様に沿って
送信された文章を読上げる音響を合成し、この合成した
音響によって文章を音響化して出力する。これによっ
て、表現対象体の画像だけでなく、送信された文章を音
響化した音響出力によっても感情が表現される。これに
よって、文章の微妙なニュアンスなどをより明確に伝え
ることができる。さらに、送信された文章の音響表示に
おいて、ただ文章を読上げるだけでなく、文章の中で送
信者が特に強調したい点などのポイントを伝えることが
可能な音響を合成して出力することができる。したがっ
て、音響を表示された文章がより判りやすくなる。
【0020】また本発明は、前記送信手段は、表現対象
体の画像と画像の表示態様とを送信し、前記受信手段の
制御手段は、送信手段から送信される表現対象体の画像
と、画像の表示態様とを前記メモリにストアし、メモリ
にストアされるストア内容に基づいて制御動作を行うこ
とを特徴とする。本発明に従えば、表現対象体の画像お
よび画像の表示態様は、識別信号および感情信号を送信
する送信者が作成し、前記通信装置の送信手段から送信
される。前記通信装置の受信手段では、識別信号および
感情信号が送信されると同時に表現対象体の画像および
画像の表示態様を受信すると、画像および表示態様に関
するデータをメモリにストアする。以後、このメモリに
ストアされたストア内容に基づいて、表現対象体の画像
を感情信号に応じた表示態様に沿って目視表示手段に目
視表示させる。このように、表現対象体の画像および画
像の表示態様のデータは、その画像および表示態様によ
って感情を表現するべき送信者が作成して、そのデータ
を受信者の通信装置に対して送信する。したがって、送
信者が自らの表現したい感情を適確に表現することが可
能な画像および表示態様とを作成することができる。さ
らに、識別信号および感情信号を受信する受信側の通信
装置の負担を減少させることができる。
【0021】また本発明は、前記送信手段は、その送信
手段から別の通信装置の受信手段への表現対象体の画像
と画像の表示態様との送信を、送信の初期に一度だけ行
うことを特徴とする。本発明に従えば、表現対象体の画
像および画像の表示態様とは、送信者側の通信装置と受
信者側の通信装置との間で行われる最初の通信の際に1
度だけ行われる。以後、受信側の通信装置では、最初の
通信時に受信しメモリにストアされた表現対象体の画像
および画像の表示態様とを用いて感情表現を行う。これ
によって、データ量の多い画像などのデータを送る回数
を減少させることができる。したがって、装置の負担を
減少させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある通信装置1の電気的構成を示すブロック図である。
通信装置1は、たとえば、公衆電話回線などの伝送路を
介して他の通信装置と接続されている。通信装置1は、
他の通信装置に対して識別信号および送信メッセージな
どを含む送信データを送信する。また、他の通信装置か
ら送信された送信データを受信し、通信装置1の使用者
に提示する。
【0023】通信装置1には、入力装置として、キー入
力装置2、マウス3、カメラ4、およびマイクロフォン
5などが備えられる。キー入力装置2は、たとえばキャ
ラクタなどを入力するためのキーボード装置で実現され
る。装置1の使用者であり、他の通信装置に対して送信
データを送信する送信者は、たとえば他の通信装置に対
して送信したいと考える送信内容を、キャラクタなどで
示される送信メッセージとして通信装置1に入力する。
キャラクタとは、漢字、平仮名、カタカナ、欧米文字、
数字、記号、絵記号などの概念を含むものである。
【0024】送信メッセージは、またマウスなどを補助
的に用いて入力してもよい。また通信装置1では、送信
者は送信メッセージをマイクロフォン5から音声入力し
てもよい。マイクロフォン5からの出力は、送信処理回
路6に与えられる。送信処理回路6では、マイクロフォ
ン5からの出力を音声分析して、入力された送信メッセ
ージを検出する。
【0025】このような入力装置を用いて作成される送
信メッセージは、たとえばキャラクタコードからなるデ
ータであり、受信側の通信装置ではキャラクタで表示さ
れる文章として提示される。キー入力装置2、マウス3
およびマイクロフォン5からの出力は、送信処理回路6
に与えられる。
【0026】送信処理回路6には、さらに、カメラ4を
介して送信データの送信者を示す画像が与えられる。こ
の画像は、後述するように、たとえば使用者自身の写真
である。また、動物の絵およびイラストなど、使用者が
選択した画像であってもよい。たとえばカメラ4では、
送信メッセージを送信する送信者の顔の画像を撮像し、
送信処理回路6に与える。送信処理回路6は、カメラ4
から与えられた画像を伝送路を介して受信側の他の通信
装置に伝送するべき画像データに変換する。通信装置1
では、この画像を感情を表現するための表現対象体とし
て、受信側の他の通信装置に対して送信する。
【0027】送信処理回路6は、送信メッセージが与え
られると、送信メモリ7から送信データの送信者を示す
識別信号を読出して、送信メッセージに付加する。識別
信号は、予め送信メモリ7にストアしておいてもよく、
また、キー入力装置2などの入力手段を用いて入力して
もよい。
【0028】さらに、送信メッセージには、送信メッセ
ージの内容に感情を付加する感情信号が付加される。こ
の感情信号は、たとえば「怒り」、「喜び」、「悲しみ
(本件明細書では「哀しみ」と書くこともある)」など
複数の感情を示す。識別番号A,Bをそれぞれ有する送
信者のそれぞれの感情を示す感情信号a1〜c1,a2
〜c2は、たとえば送信メモリ7内にストアされてお
り、キー入力装置2などを用いて選択し、送信メッセー
ジに付加する。
【0029】たとえば、送信メッセージが「こらっ」で
あって、付加される感情が「喜び」であるときには、電
文「こらっ」の後に「喜び」を表す感情信号「XX」を
付加する。また、感情信号は、表1に示すようなフェイ
スマークであってもよい。
【0030】
【表1】^_^ 送信メッセージが音声入力されるとき、感情信号もま
た、音声入力されてもよい。予め送信処理回路6は、感
情信号を音声入力するためのキーワードを有している。
送信者は、送信メッセージ「こらっ」に続いて、「喜
び」を表す感情信号を入力するキーワードである「かっ
こ笑い」をマイクロフォン5に入力する。送信処理回路
6は、マイクロフォン5から「こらっ かっこ笑い」が
音声入力されると、「かっこ笑い」が予め定めるキーワ
ードであると判断して、キーワードを感情信号に変換す
る。これによって、送信処理回路6は、感情信号が付加
された送信メッセージ「こらっ XX」を得る。
【0031】また、送信メッセージが音声入力されてい
るとき、感情信号は音声分析の結果から推定される感情
に対応して生成されてもよい。たとえば、送信処理回路
6は、送信メッセージを入力する音声の強弱、イントネ
ーションの高低および個々の単語の発声速度などに基づ
いて、送信メッセージ入力時の口調を分析する。また、
送信処理回路6は、入力された音声と比較するべき基準
の音声を有し、マイクロフォン5から入力された音声と
基準の音声とのずれを検出して、そのずれの大きさから
口調を判断する。送信処理回路6は、分析された口調に
適合する感情信号を選択して、送信メッセージに付加す
る。このような技術は、たとえば特開平4−14177
2号公開公報、および特開平5−012023号公開公
報に開示されている。
【0032】また、感情信号は、カメラ4で撮像された
送信者の顔の画像を画像認識することによって検出した
感情から選択または生成してもよい。たとえば、送信処
理回路6は、予め基本となる送信者の顔の画像と、画像
の変化に対応する感情信号とを有している。カメラ4で
画像が撮像され、その出力は送信処理回路6に与えられ
る。送信処理回路6では、カメラ4で撮像された画像と
基本の画像とを比較し、その変化を抽出する。たとえ
ば、手の位置、顔の形、目や眉の形状の変化などを抽出
する。送信処理回路6は、抽出された変化に対応する感
情信号を選択し、送信メッセージに付加する。このよう
な画像認識を用いた感情信号の付加は、たとえば特開平
2−1813371号公開公報においても行われてい
る。
【0033】たとえば、感情信号は、ESCシーケンス
と称されるキャラクタコード内に混合される制御コード
と同等の手法で付加される。また、キャラクタコードの
系列の内で、キャラクタが当てられていない空きコード
に、感情信号を当てるようにしてもよい。このほかに
も、感情信号はキャラクタではなくデータとして、キャ
ラクタデータの後に付加されてもよい。このような感情
信号は、たとえばマウス3などを用いる後述する手法で
選択され、送信メッセージに付加される。
【0034】送信メッセージ、識別信号および感情信号
を含む送信データが作成されると、送信処理回路6は、
送信データを送信装置8に与える。送信装置8は、たと
えばコンピュータから出力されるデータを公衆電話回線
を介して受信側の他の通信装置に伝送することができる
電気信号に変換するモデムなどで実現される。送信装置
8は、送信データを伝送路に出力することができる形態
に変換して、伝送路に出力する。
【0035】伝送路を介して送信側の他の通信装置から
送信された送信データは、受信装置9において受信され
る。受信装置9は、たとえば、前述したモデムなどで実
現される。受信装置9では、公衆電話回線を介して伝送
された電気信号を、通信装置1で扱うことができる、た
とえばハイレベルとローレベルの信号から成る2値信号
に変換して、受信処理回路10に与える。
【0036】受信処理回路10は、受信内容を受信メモ
リ11にストアする。さらに、受信処理回路10は、受
信された送信データの中から識別信号を抽出し、識別信
号に対応した画像14a〜14cの画像データををデー
タメモリ12から読出して、表示装置13の目視表示領
域13aに目視表示する。この画像14a〜14cは、
送信者が送信した感情信号を表現するための表現対象体
であり、感情信号に応じて後述するように変更される。
送信者と受信者との間で断続的にデータの送受信が行わ
れるとき、画像14が初回の送信時に表示されるとその
送信者との間での通信が終了するまで、恒常的に表示さ
れる。ゆえに、複数の送信者と同時に通信を行っている
とき、目視表示領域13aには、通信を行っている送信
者の画像14a〜14cがそれぞれ表示される。
【0037】また受信処理回路10は、送信メッセージ
を目視表示する。たとえば表示装置13の目視表示領域
13aの一部分が、送信メッセージを目視表示するメッ
セージ表示領域13bとして区分されている。送信メッ
セージは、メッセージ表示領域13bに、たとえばキャ
ラクタの画像を用いて目視表示される。
【0038】また、送信メッセージは、受信処理回路1
0において音声合成され、スピーカ15から音響として
出力されてもよい。スピーカ15から出力される合成音
声は、前述した感情信号に応じて変化する。たとえば、
送信メッセージに付加される感情信号が「怒り」を示し
ているときには、たとえば怒ったような読み方として聞
こえるような音声が、送信メッセージを読上げるための
音声として合成される。また、送信メッセージに付加さ
れる感情信号が「悲しみ」を示しているときには、ぼそ
ぼそと発音されるような音声が、送信メッセージを読上
げるための音声として合成される。
【0039】音声に感情表現を行わせるには、送信メッ
セージに基づいて音声合成された音声に、以下に示すよ
うな変換処理を施す。
【0040】一般に、ピッチ周波数の変化(ダイナミッ
クレンジ)が少ないほど単調な音声となる。また、比較
的周波数の高い細かいゆらぎの程度が大きいほど、不安
定な感情を表す音声となる傾向があることが知られてい
る。音声のピッチ周波数のゆらぎの度合およびまたは音
源波形の形状と感情との相関は強い。前述した感情を表
すゆらぎ波形の節制手法としては、たとえば雑音波形を
適当な予め定める低域通過フィルタによって低域濾波す
る方法を用いることができる。
【0041】さらに、有声音の声帯音源波形も感情によ
って変化することが知られている。たとえば、緊張した
ときには三角波状の音源波形のパルス幅が短くなり、高
い周波数成分の供与が比較的強くなる。すなわち、ピッ
チ周波数のゆらぎの度合、前記音源波形のパルス幅およ
び形状などを感情信号に対応させて制御することによっ
て、様々な感情を有する音声の文字合成が可能となる。
このような音声合成に関する技術は、たとえば特開昭5
8−168097号公開公報に開示されている。
【0042】さらにまた、送信メッセージを読上げる合
成音声は、送信データの送信者に応じて個々に変更する
ようにしてもよい。たとえば、送信メッセージに付加さ
れている識別信号を判別し、その識別信号に対応する予
め定められた速度で、語句1つ1つの発音を出力する速
度を変更するようにしてもよい。たとえば、早口で読上
げるように指示されている送信者の識別信号を検出した
ときは、合成される個々の発音の間隔を短くする。ま
た、ゆっくりと読上げるように指示されている送信者の
識別信号を検出したときは、個々の音声の間隔を長くす
る。
【0043】前述した感情信号は、たとえば図2に示す
喜怒哀楽座標20を用いて設定される。この喜怒哀楽座
標20の画像は、表示装置13に目視表示される。喜怒
哀楽座標20は2次元座標であり、一方の座標軸21の
両端には、感情として、「喜び」および「怒り」がそれ
ぞれ設定される。また、座標軸21と直交する座標軸2
2の両端には、「悲しみ」および「楽しみ」がそれぞれ
設定される。座標軸21,22によって規定される2次
元平面内には、移動点23が表示される。
【0044】移動点23は、たとえばマウス3によって
移動方向および移動量を送信者である通信装置1の使用
者が指定することができる。この移動点23は、2次元
平面内を自由に移動することができる。移動点23の位
置は、直交する2本の座標軸21,22の交点を基準と
したベクトル量で表される。
【0045】各座標軸21,22では、座標軸21,2
2の端部に近付くほど、端部に設定される感情の度合が
強いことを示す。ゆえに、移動点23の位置によって、
複数の感情および各感情の強さを示すことができる。使
用者は、移動点23の位置を調整し、示すべき感情およ
びその感情の強さを調整して、感情信号を入力する。送
信処理手段6は、座標20内の移動点23の位置を示す
座標を検出して、この座標に応じた感情信号を送信メッ
セージに付加する。このような感情信号の入力方法は、
たとえば特開平3−201020号公開公報に開示され
ている。
【0046】また、感情信号は、図3に示す感情入力用
コントロールボックス25によって設定されてもよい。
このコントロールボックス25の画像は、前述した表示
装置13に表示される。コントロールボックス25は、
複数の矩形領域26を有する。各矩形領域26内には、
移動片27が備えられる。移動片27は、矩形領域26
内の予め定める一方方向に限り、自由に移動することが
できる。移動片27は、たとえばマウス3によって移動
方向および移動量を送信者である通信装置1の使用者が
指定することができる。
【0047】各コントロールボックス25の矩形領域2
6の移動片27移動方向両端部には、予め「喜び」およ
び「怒り」、「楽しみ」および「悲しみ」などの感情が
設定される。使用者は、移動片27を矩形領域26内の
いずれか一方の端部に接近するように移動させる。感情
の強さは、移動片27と端部との距離が短いほど強い。
使用者は、各矩形領域26の移動片27の位置によって
感情の強さを調整して、感情信号を入力する。送信処理
手段6は、各矩形領域26内の移動片27の位置を検出
して、この位置に応じた感情信号を送信メッセージに付
加する。このような感情信号の入力方法は、たとえば特
開平3−201021、特開平3−201022におい
て開示されている。
【0048】図4は、通信装置1と他の通信装置との間
で行われる通信のうち、通信装置1から他の通信装置に
対して初めて送信データを送信するとき、すなわち初回
の送信時において送信される送信データのデータ構成を
説明するための図である。この送信データは、矢符32
が示す方向に時間経過に伴って順次送信される。
【0049】先ず、送信データの送信者を示す識別信号
34が送信される。識別信号34の送信に続いて、送信
者を示す画像データ35が送信される。この画像データ
35は、たとえば送信者を示し、送信者の感情表現を行
う表現対象体の基本となる画像の画像データである。ま
た画像データ35は、基本となる画像データとともに、
後述するように、感情の表示態様として個々の感情信号
に対応した複数の画像の画像データが含まれていてもよ
い。さらにまた、感情の表示態様として、後述するよう
に、受信側の送信装置において、基本の画像を変換する
ための条件が含まれていてもよい。
【0050】画像データ35の送信に続いて、読上げ速
度データ36が送信される。読上げ速度データ36は、
送信メッセージを音響表示して出力するときの読上げ速
度を送信者個別に設定するためのデータである。読上げ
速度データ36が送信されると、音声合成データ37が
送信される。音声合成データ37は、たとえば送信メッ
セージを読上げるための音声合成を行うときに、音声合
成される音声の高さなどを送信者個別に設定するための
データである。このデータにもまた、感情の表示態様と
して、音響の変更のためのデータが含まれていてもよ
い。
【0051】音声合成データ37が送信されると、送信
メッセージ38が送信される。この送信メッセージ38
には、感情信号が1または複数含まれている。
【0052】画像データ35、読上げ速度データ36、
および音声合成データ37は識別信号で規定される送信
者に固有の設定データであり、送信メッセージおよび感
情信号が変更されても変化しない。ゆえに、これらの設
定データは、初回の送信時にだけ送信される。以後の送
信においては、識別信号34および感情信号を含む送信
メッセージ38だけが送信される。
【0053】図5は、通信装置1を用いて送信データを
送信する送信動作を説明するためのフローチャートであ
る。入力装置から送信メッセージが入力され、さらに送
信処理回路6に対し入力された送信メッセージの送信が
指示されると、ステップn1からステップn2に進む。
ステップn2では、当該通信装置1と送信メッセージを
受信する受信側の通信装置との間で行われる通信におい
て、データの送信回数が1回目であるか否かが判断され
る。すなわち、今回の送信が、初回の送信であるか否か
が判断される。初回の通信であるときには、ステップn
2からステップn3に進む。
【0054】ステップn3では、識別信号および送信メ
ッセージから成る送信データに、画像データ、読上げ速
度データおよび音声合成データなど、初回の送信時にだ
け送信する設定データを付加して、初回時の送信データ
を作成する。データを付加すると、ステップn4へ進
む。またステップn2で送信回数が2回目以上であると
判断されたときには、識別信号および送信メッセージだ
けを送信データとして、ステップn2からステップn4
に進む。ステップn4では、作成された送信データを送
信装置8を介して伝送路へ出力し、受信側の通信装置に
対して送信する。送信が終了すると、ステップn4から
ステップn5に進んで当該フローチャートの処理動作を
終了する。
【0055】前述したように、送信メッセージには、感
情信号が混入されている。したがって、このような送信
データを受信した受信側の通信装置1では、初回の通信
時であれば、初回時の送信にだけ付加されるデータを、
データメモリ12にストアする。かつ、送信メッセージ
と画像データとをそれぞれ表示装置13に目視表示す
る。表示装置13を用いて表示される、画像および送信
メッセージは、送信メッセージ内の感情信号に合わせて
後述するようにそれぞれ変更される。
【0056】2回目以後の送信時においては、識別信号
と送信メッセージとだけが受信側の送信装置に対して送
信される。受信側の通信装置1では、送信メッセージ内
の感情信号を抽出して、それに対応する画像データなど
をデータメモリ12から読出し、新たに送信された送信
メッセージとともに表示する。これによって、2回目以
後の送信において、画像データなどデータ量の多いデー
タを送信する必要がなくなる。したがって、データの送
信時における送信装置8などの負担が軽くなる。
【0057】受信側の通信装置1では、送信データを受
信すると、送信データ内の送信メッセージを目視表示ま
たは音響表示して使用者に提示する。同時に、送信デー
タ内の識別信号を判別して、送信者に対応する画像を拡
大表示する。
【0058】図6は、図1の通信装置1において、送信
データを受信する送信データ受信動作を説明するための
フローチャートである。
【0059】通信を開始するとステップa1からステッ
プa2に進む。ステップa2では、受信装置が9が現在
通信を行っている複数の送信者のうちのいずれか1人か
ら送信された送信データを受信する。送信データを受信
するとステップa2からステップa3に進む。ステップ
a3では、送信データに含まれている識別信号を抽出し
て、その送信データを送信した送信者を判定する。識別
信号は、前述したように送信者個々に与えられており、
かつ、受信者側の通信装置1のたとえばデータメモリ1
2に記憶されている。ステップa3では、抽出された識
別信号をメモリ12内の全ての識別信号と比較して、正
誤を判定する。正しいと判定された識別信号が、送信者
の識別信号である。
【0060】送信データの送信者が判別されると、ステ
ップa3からステップa4に進む。ステップa4では、
表示装置13の目視表示領域13aに表示されている画
像14a〜14cのうち、識別信号によって判定された
送信者に対応する画像が表示されている領域を検出し判
定する。画像14a〜14cは、感情表現を行うための
表現対象体であり、たとえば人の顔の像である。送信者
の顔の像の領域を検出すると、ステップa4からステッ
プa5に進む。ステップa5では、検出された顔の像
を、たとえば縦横の長さが元の画像のそれぞれ2倍とな
るように拡大して拡大表示する。表示動作を行うと、ス
テップa6に進み、当該フローチャートの処理動作を終
了する。
【0061】これによって、通信装置1では、送信デー
タを受信すると、メッセージ表示領域13bに送信メッ
セージが目視表示されるとともに、その送信データを送
信した送信者の画像が拡大表示される。ゆえに、目視表
示領域13aの中に表示される複数の送信者のうち、現
在受信者に対して提示される送信メッセージを送信した
送信者に対応する顔の画像14aが、他の送信者に対応
した顔の画像14b,14cよりも大きく表示される。
【0062】したがって、受信者は、目視表示領域13
aを目視することによって、送信メッセージの内容を把
握する。かつ、その送信メッセージを送信した送信者
を、目視表示領域13aに表示される顔の像14a〜1
4cのうち、最も大きく表示されている顔の像14aに
対応する送信者が送信したものであると認識することが
できる。したがって、送信メッセージの送信者を容易に
認識することができる。
【0063】通信装置1では、受信した送信データの送
信メッセージを受信者に提示すると同時に、送信メッセ
ージに含まれる感情信号に応じた感情表現を行う。感情
表現を行うための表現対象体である画像が人または人以
外のものの顔の像であるとき、感情表現の表示態様とし
て、顔の像の表情を感情信号に応じて変更する。
【0064】図7は、受信した送信データに含まれる感
情信号に応じて画像を変更する画像変更動作を説明する
ためのフローチャートである。
【0065】受信装置9で送信データを受信すると、ス
テップm1からステップm2に進む。ステップm2で
は、受信処理回路10は、受信装置9において受信され
た受信内容を、受信メモリ11にストアして、ステップ
m3に進む。ステップm3では、受信された送信データ
内の識別信号を抽出して、送信データの送信者を判定す
る。送信データの送信者が判定されると、ステップm3
からステップm4に進む。
【0066】ステップm4では、判定された送信データ
の送信者からの送信が初めてであるか否かが判断され
る。すなわち、通信装置1と送信データの送信者の通信
装置との間での通信が初回であるか否かが判断される。
そうであるときにはステップm5に進み、受信された送
信データのうち画像データを、データメモリ12にスト
アする。さらに、画像データ以外に音声合成データな
ど、他の設定データが付加されているときには、それら
のデータもまたデータメモリ12にストアする。初回で
だけ送信される設定データをストアすると、ステップm
5からステップm6に進む。また、ステップm4におい
て、送信データの送信者との間の通信が2回目以上行わ
れていると判断されたときには、ステップm4からその
ままステップm6に進む。
【0067】ステップm6では、送信データ内の送信メ
ッセージを、たとえば、キャラクタの画像を用いて表示
装置13の目視表示領域13aのメッセージ表示領域1
3bに表示する。メッセージの表示が終了すると、ステ
ップm7に進む。
【0068】ステップm7では、感情信号を受信したか
否かが判断される。感情信号は、前述したように、感情
信号は送信メッセージに含まれている。感情信号が受信
されていないときには再びステップm7に戻り、感情信
号を受信するまで当該ステップの処理を繰返す。感情信
号を受信すると、ステップm7からステップm8に進
む。
【0069】ステップm8では、送信データの送信者に
対応する顔の像の表示領域を検出して、ステップm9に
進む。ステップm9では、送信データの送信者の顔の像
を、感情信号に応じて変更する。顔の像を変更するとス
テップm9からステップm10に進み、当該フローチャ
ートの処理動作を終了する。
【0070】前述した送信の初回時に送信される画像デ
ータには、送信データの送信のないときおよび感情信号
が送信されないときに表示される基本の顔の像の他に、
表示態様として感情信号に対応した表情の顔の像の画像
が含まれている。これらの画像データは、データメモリ
12にストアされる。
【0071】データメモリ12には、送信者毎に、それ
ぞれ複数の顔の像の画像データがストアされている。た
とえば、送信者Cの顔の像14aの画像データとして、
画像データCa〜Ccがストアされている。図8は、送
信者Cの顔の像である画像14aの顔の像の模式図であ
る。画像データCaは、送信者Cの基本の顔の像であっ
て、かつ無表情な顔の像41のデータである。画像デー
タCbは、送信者Cの顔の像であって、かつ感情信号
「怒り」に対応した怒った顔の像42のデータである。
画像データCcは、送信者Cの顔の像であって、かつ感
情信号「喜び」に対応した喜んだ顔の像43のデータで
ある。送信者Cの画像と同様に、送信者D、Eの顔の像
14b,14cの画像データもまたデータメモリ12に
それぞれストアされている。
【0072】受信処理回路10では、受信した送信メッ
セージに含まれる感情信号に対応して、表示装置13の
目視表示領域13aに表示される顔の像を、感情信号に
対応した顔の像に変更する。画像データCa〜Ccは、
たとえば図8に示すように、基本の顔の像41、怒った
顔の像42、および喜んだ顔の像43それぞれの像の全
ての全体のデータであってもよい。このときは、検出し
た感情信号に応答して、予め目視表示領域13aに表示
されている顔の像を含む二点鎖線で囲む領域41a全体
の像を、画像42,43を含む二点鎖線で囲む領域42
a,43aの像と差換えるようにする。
【0073】また、画像データCaは、図9(1)に示
すように、基本の顔の像41全体を含む領域41aの画
像データとし、画像データCb,Ccは、図9(2)お
よび図9(3)に示すように、怒った顔の像42および
笑った顔の像43のうち感情を示す部位、たとえば目4
4b,44cおよび口45b,45cだけを含む領域4
2b,43bの画像データとしてもよい。このとき、受
信処理回路10は感情信号を受信すると、送信者の顔の
像の範囲のうち、感情信号に対応した画像データとして
ストアされている部分を含む領域、すなわち図9(1)
に示す目44a、口45aを含む領域46だけを検出
し、この領域の像だけを、画像データCb,Ccから作
成される画像と入換える。
【0074】さらに、送信者は初回の通信時には基本と
なる顔の画像41の画像データCaだけを送信するよう
にしてもよい。このとき受信側の通信装置1では、感情
信号が検出されると、無表情な顔41の一部分、たとえ
ば目44aおよび口45aを予め定めるプログラムに基
づき感情信号に応じて変形して、感情を示す表情を有す
る顔の像42,43を作成する。また送信者は、感情信
号に応じて基本の画像を変形する条件、たとえば目44
aおよび口45aなどの変形の度合などのパラメータ
を、表示態様として基本の画像の画像データとともに送
信しておいてもよい。
【0075】図10は、図1の通信装置1での通信時に
おいて、表示装置13の目視表示領域13aに表示され
る顔の像の表示色を変更する表示色変更動作を説明する
ためのフローチャートである。受信側の通信装置1で
は、送信データを受信と、感情信号に応じて送信データ
の送信者に対応する顔の像の表示色を変更する。当該フ
ローチャートでは、送信データに付加される感情信号
は、「怒り」を示す感情信号、および「哀しみ」を示す
感情信号の2つであるとする。
【0076】感情信号と変更される画像の表示色との関
係は表示態様として、予め初回の送信時に基本の画像の
画像データとともに送信側の通信装置1から受信側の通
信装置1に送信されている。表現対象体である画像の画
像データと表示態様とは、データメモリ12にストアさ
れている。
【0077】通信を開始すると、ステップb1からステ
ップb2に進む。ステップb2では、受信処理回路10
は、送信側の通信装置1から送信された送信データを受
信する。送信データを受信すると、ステップb2からス
テップb3に進む。ステップb3では、送信データに含
まれる識別信号を用いて、送信データの送信者を判定す
る。送信データの送信者が判定されると、ステップb3
からステップb4に進む。
【0078】ステップb4では、ステップb3で判定さ
れた送信データの送信者、および送信データに含まれる
感情信号などを参照して、データメモリ12から感情信
号に対応するBGM(Back Ground Music)のデータを読
出し、スピーカ15から音響として出力する。このBG
Mは、たとえば送信データの送信者が、予め感情信号に
応じて選択した楽曲および効果音などである。BGMの
データは初回の送信時に送信側の通信装置1から受信側
の通信装置1に与えられ、データメモリ12にストアさ
れている。BGMの音響が出力されると、ステップb4
からステップb5に進む。このようなBGMの音響によ
って、送信メッセージにさらに感情を付加することがで
きる。
【0079】ステップb5では、表示装置13の目視表
示領域13aに表示されている画像14a〜14cのう
ち、送信データの送信者に対応する顔の像が表示されて
いる領域を検出する。顔の像を含む領域は、たとえば図
11で示す目視表示領域13aの表示画像のうち、顔の
像51を含む2点鎖線で示す矩形の領域52である。こ
の領域52は、他の送信データの送信者に対応する顔の
像56が含まれないように設定される。また、顔の領域
は、顔の像の輪郭線に沿って設定されてもよい。顔の領
域を検出すると、ステップb5からステップb6に進
む。
【0080】ステップb6では、送信データに含まれる
感情信号を判別して、この感情信号が「怒り」を表す感
情信号であるか否かを判断する。そうであるときには、
ステップb6からステップb7に進み、送信データの送
信者に対応する顔の領域内の画像を、赤系統の色で表示
する。すなわち、送信データの送信者に対応する顔の像
を、赤っぽく表示する。これによって、たとえば顔の像
を「怒り」で顔が赤らんだように表示することができ
る。
【0081】ステップb6において、感情信号が「怒
り」ではないと判断されると、ステップb6からステッ
プb8に進む。ステップb8では、送信データに含まれ
る感情信号が「悲しみ」を表す感情信号であるか否かが
判断される。そうであるときにはステップb8からステ
ップb9に進み、送信データの送信者に対応する顔の領
域内の画像を青系統の色で表示する。これによって、送
信データの送信者に対応した顔が青ざめているように表
示することができる。
【0082】ステップb8で感情信号が「悲しみ」を示
す感情信号ではないと判断されると、送信メッセージに
感情信号が付加されていなかったと判断され、ステップ
b10に進む。ステップb10では、送信データの送信
者に対応する顔の範囲を、その顔の画像を表示する元の
表示色、すなわち送信者から送信された画像の表示色そ
のままで表示する。ステップb7,b9およびステップ
b10において、送信データの送信者に対応する顔の像
の処理を終了するとステップb11に進み、当該フロー
チャートの処理動作を終了する。
【0083】図12は、図1の通信装置1での通信時に
おいて、受信した送信データに対応する顔の像の表示位
置を変更する表示位置変更動作を説明するためのフロー
チャートである。通信装置1では、受信した送信データ
の感情信号に対応して、送信データの送信者に対応する
顔の像を時間経過に伴って移動させるアニメーションを
行う。図12のフローチャートは、図10のフローチャ
ートに類似のものであり、同一の動作を行うステップに
は同一の符号を付して説明は省略する。当該フローチャ
ートでは、送信データに付加される感情信号は、「怒
り」を示す感情信号、および「哀しみ」を示す感情信号
の2つであるとする。
【0084】感情信号と画像の移動位置との関係は、表
示態様として予め初回の送信時に基本の画像の画像デー
タとともに送信側の通信装置1から受信側の通信装置1
に送信されている。表現対象体である画像の画像データ
と表示態様とは、データメモリ12にストアされてい
る。
【0085】通信を開始するとステップc1からステッ
プb2に進む。ステップb2で受信した送信データの送
信者をステップb3で検出すると、ステップb4におい
て、送信データの送信者および送信データの感情信号に
対応したBGMを音響出力する。BGMを音響出力する
と、ステップb5で送信データの送信者の顔の領域を検
出する。顔の領域を検出するとステップb5からステッ
プb6に進む。
【0086】ステップb6では、送信データに含まれる
感情信号が「怒り」を示す感情信号であるか否かを判断
する。そうであるときには、ステップb6からステップ
c7に進み、予め定める動線αに沿って、予め定める単
位時間毎に顔の像の表示位置を移動する。動線αとは、
図13に示すように、たとえば顔の像51から他の顔の
像56までの直線である。顔の像51は、この動線αに
沿って、現在の表示位置から2点鎖線51aで示される
位置まで、時間経過に伴って順次移動する。ステップb
6において、感情信号が「怒り」ではないと判断される
と、ステップb6からステップc8に進む。
【0087】ステップc8では、送信データに含まれる
感情信号が「喜び」を示す感情信号であるか否かが判断
される。そうであるときには、ステップc8からステッ
プc9に進み、予め定める動線βに沿って、単位時間毎
に顔の像の表示位置を移動する。動線βとは、たとえば
図13に示すような曲線である。顔の像51は、この動
線βに沿って、現在の表示位置から2点鎖線51bで示
される位置まで、時間経過に伴って順次移動する。
【0088】ステップc8において感情信号が「喜び」
ではないと判断されると、送信メッセージに感情信号が
付加されていなかったと判断され、ステップc10に進
む。ステップc10では、送信データの送信者に対応す
る顔の像を、元々表示されていた位置と同一位置で表示
する。すなわち、顔の像51を現在の表示位置に表示し
て、移動させない。ステップc7、ステップc9および
ステップc10において、顔の位置の移動が終了する
と、ステップc11に進んで、当該フローチャートの処
理動作を終了する。
【0089】このように、本実施形態の通信装置1で
は、送信メッセージに付加された感情に応じて、送信デ
ータの送信者に対応する顔の像の表示位置を移動させ
る。これによって、たとえば感情信号が「喜び」である
ときには、顔の像がふわふわと画面内を移動するような
動きをする。また感情信号が「怒り」であるときには、
通信内容を伝えたい相手に向かって顔の像がぶつかるよ
うな動きをする。このような、いわゆるアニメーション
を用いた顔の像の動きによって、送信データ内容に付加
される感情を表示装置の目視表示領域13全体を用い
て、より大きく表示することができる。
【0090】図14は、図12のフローチャートのステ
ップc7およびステップc9において、動線αまたは動
線βに沿って顔の範囲の表示位置を移動させる表示移動
動作を説明するためのフローチャートである。通信装置
1では、動線α,βに沿って予め定められる移動先の位
置、たとえば図13では、白丸x1〜xNで示す位置
に、予め定める単位時間毎に顔の像の位置を移動させ
る。
【0091】受信装置9で送信データを受信すると、ス
テップd1からステップd2に進む。ステップd2で
は、時間を計数するカウンタtおよび移動先の位置を計
数するカウンタnを、それぞれ0および1にリセットす
る初期動作を行う。初期動作が終了すると、ステップd
2からステップd3に進む。ステップd3では、図12
のフローチャートのステップb5において検出された顔
の領域から、画像を移動させる対象の顔を決定してステ
ップd4に進む。
【0092】ステップd4では、図12のフローチャー
トのステップb6およびステップg8において判断され
る感情信号に基づいて、画像を移動させる動線、すなわ
ち画像内の基準位置61がたどる動線を決定する。たと
えば、感情信号が「怒り」であれば、図13の二点鎖線
で示す動線αを選択して決定する。感情信号が「喜び」
であれば、図13の二点鎖線で示す動線βを選択して決
定する。たとえば、動線βは、表示態様のデータとして
データメモリ12にストアされているものを選択して決
定される。動線αは、送信メッセージに感情信号ととも
に付加される他の送信者を指定する情報を検出して、指
定される他の送信者の顔の像を検出し、その顔の像と送
信者の顔の像とを結ぶ直線を設定して、その直線を動線
として設定する。
【0093】動線を決定すると、ステップd4からステ
ップd5に進む。ステップd5では、選択した動線に沿
って顔の像を移動させる。このとき、先ず移動前の顔の
像が表示されていた位置から動線に沿って設定される1
番目の移動先の位置、すなわち白丸x1で示す位置に顔
の像の基準位置を変更して、その基準位置に合わせて顔
の像を表示する。顔の像の基準位置を変更して表示する
と、元の基準位置に表示されている顔の像は消去され
る。これによって、顔の像の表示位置が変更する。像の
位置移動が行われると、ステップd5からステップd6
に進む。
【0094】ステップd6では、時間を計数するカウン
タtが予め定める時間taに達したか否かが判断され
る。そうでないときにはステップd6に戻り、カウンタ
tが時間taに達するまでこのステップの動作を繰返
す。時間を計数するカウンタtは、たとえば受信処理回
路10内に設けられるクロック回路からデータを得て、
時間を計数している。
【0095】予め定める時間taが経過すると、ステッ
プd6からステップd7に進む。ステップd7では、位
置を計数するカウンタnに1加算して更新する。さら
に、時間を計数するカウンタtを0にリセットする。カ
ウンタの更新動作が終了すると、ステップd7からステ
ップd8に進む。ステップd8では、カウンタnの値が
予め定める移動先の位置の数Nに至ったか否かが判断さ
れる。
【0096】ステップd8で、位置を計数するカウンタ
nの値がまだNに至っていないと判断されたとき、すな
わち動線αまたはβの移動がまた終了していないと判断
されたときには、ステップb8からステップb5に戻
る。これによって、受信処理回路10では、次いで、移
動先の位置x1から移動先の位置x2への顔の像の画像
の移動が行われる。この動作が、カウンタnの値がNに
なるまで繰返される。これによって、顔の像の位置は、
白丸x1で示される位置から白丸xNで示される位置に
移動される。ステップd8でカウンタnの値がNに達
し、動線上の移動が終了したと判断されるとステップd
8からステップd9に進み、当該フローチャートの処理
動作を終了する。
【0097】このように、移動した位置の数を計数する
カウンタnの値がNに達するまで、予め定める時間ta
毎に顔の像を移動先の位置x1〜xNを基準とする位置
に順次移動させる。これによって、顔の像は、動線α,
βに沿って移動される。顔の像61が、二点鎖線で示す
最終的な顔の像の表示位置51a,51bに移動し表示
されると、動線α,βに沿った移動が終了する。この動
作によって画像の表示位置が変更されつつ画像が順次切
換わっていくので、顔の像が動線αまたはβに沿って移
動するようなアニメーションが実施されることとなる。
【0098】これによって、顔の像を感情信号に応じて
選択した動線に沿って移動させ、感情を表現することが
できる。また、本実施形態では、一定時間おきに顔の像
の位置を移動させたけれども、たとえば時間を可変にす
るようにしてもよい。
【0099】本実施形態の通信装置1では、受信した送
信データ内の感情信号に応じて表現対象体である顔の画
像の表情、表示色、および表示位置をなど変更して、感
情表現を行う。顔の像を用いた感情表現として、感情信
号に対応して顔の像を拡大表示または縮小表示するよう
にしてもよい。たとえば、感情信号が「怒り」を示して
いるときには、顔の像の画像を、基本の顔の像の大きさ
よりも画像を拡大する。感情信号が「悲しみ」を示して
いるときには、顔の像の画像を、基本の像の大きさより
も画像を縮小する。さらに表現対象体である画像は、顔
の像に限らずそのほかの像であっても良い。
【0100】上述した画像を用いた感情表現は、複数組
み合わせて行われても良い。たとえば、感情信号に応じ
て顔の像の表情を変更するのと同時に、顔の像の表示色
を変更するようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パソコン
通信および電子会議などにおいて用いられる通信装置に
おいて、送信側の通信装置から、識別信号および感情信
号を受信側の通信装置に対して送信する。識別信号は、
送信者を示すべき表現対象体を示すものである。感情信
号は、送信者が伝達したいと希望する感情を示す表現を
受信側の通信装置において指定するものものである。
【0102】通信装置の受信手段では、識別信号および
感情信号を受信すると、識別信号に対応した表現対象体
の画像を、感情信号に対応した表示態様に従って変更し
て目視表示する。これによって、たとえば「怒り」およ
び「悲しみ」などといった言語だけでは伝わりにくい微
妙なニュアンスを有する感情を、画像の変化を用いて受
信者に提示することができる。したがって、送信者が受
信者に伝えたいと希望する感情を、理解しやすい形態で
伝達することができる。
【0103】このような画像変化を用いて感情表現を行
わせることによって、パソコン通信装置および電子会議
システムなど、画像を付加して各種のデータを送受信す
る通信装置において、より確実に感情などを含むデータ
を伝送することができる。したがって、表現力が豊かな
通信を実現することができる。
【0104】また本発明によれば、表現対象体の画像
は、感情に対応した表情を示すことが可能な顔の画像で
ある。受信側の通信装置には、表示態様として、各種の
感情に対応した表情を示す顔の画像が複数ストアされて
いる。受信側の通信装置では、感情信号を受信すると、
複数の顔の画像の中から感情信号に対応した画像を選択
して目視表示させる。これによって、各感情信号に対応
して表現対象体の顔の表情を変更することが容易であ
る。したがって、簡単な処理動作によって、感情を表現
させることができる。
【0105】また本発明によれば、前記表現対象体の画
像は、感情に対応した表情を示すことが可能な顔の画像
である。感情に対応した表情を示す表現対象体の顔の画
像は、基本となる表現対象体の画像を形状を変形させて
作成される。これによって、通信装置が画像データとし
て有するのは、基本となる顔の画像だけであり、各感情
に対応する顔の画像は基本となる顔の画像を変更して作
成される。これによって、通信装置が予めストアしてお
く画像の数を減少させることができる。したがって、画
像に関するデータをストアするメモリなどの容量を減少
させることができる。
【0106】また本発明によれば、感情信号を用いて伝
達される感情は、表現対象体の表示位置の時間変化によ
って行われるアニメーションによって表現される。使用
者は、たとえば目視表示領域内全体にわたって移動する
画像を目視することになる。ゆえに、感情表現が大きく
表示されることになり、目視しやすくなる。ゆえに、感
情表現が行われていることを容易に認識することができ
る。
【0107】また本発明によれば、感情信号において伝
達される感情は、表現対象体の画像を表示する色を変更
することによって表示される。画像を表示する表示色
は、色のイメージによって、感情を容易に連想すること
が可能である。したがって、感情を画像の表示色で表示
することによって、使用者は容易に表示されている感情
を把握することができる。したがって、感情をより容易
な表現によって表示することができる。
【0108】また本発明によれば、前記表情対象体の画
像は、感情に対応した表情を示すことが可能な顔の画像
である。感情信号によって伝えられた連想された感情
は、顔の画像の表情および顔の画像の表示色によって表
示される。ゆえに伝達された感情は、顔の画像の表情が
変更されるだけでなく、たとえば「怒り」を表すとき赤
らんだり、「悲しみ」のときには顔が青白くなるという
うような顔色によっても表現される。したがって、顔の
画像を用いた感情の表現を、より明確に行うことができ
る。
【0109】さらに、通信装置にストアされている画像
の表示態様は、感情に対応した表情を示し、かつ表示色
が変更された表現対象体の顔の変更画像であり、各種感
情信号に対応して複数用意されている。各感情信号に応
じた顔の画像を表示することを希望するときは、通信装
置では、予めストアされている複数の変更画像のうちか
ら、所望とする感情を示す画像を選択して目視表示す
る。したがって、容易に表示画像を変更することができ
る。
【0110】また本発明によれば、前記表現対象体の画
像は顔の画像であり、顔の画像の表情および表示色を変
更して感情を表現する。さらに、表現対象体の顔の画像
の表示態様は、基本となる表現対象体の顔の画像を変形
および表示色の変更を行う画像変更条件である。ゆえ
に、受信した感情信号の感情を表現するときには、基本
となる表現対象体の画像を画像変更条件に応じて変更し
て、表示すべき顔の変更画像を作成する。したがって、
通信装置が予めストアしておく画像の数を減少させるこ
とができる。ゆえに、画像に関するデータをストアする
メモリの容量を減少させることができる。
【0111】また本発明によれば、感情信号によって伝
達された感情の表現は、表現対象体の画像だけでなく、
感情信号に対応した音響を用いても表示される。したが
って、使用者の視覚だけでなく、聴覚に対しても、伝達
すべき感情を示す情報を与えることができる。したがっ
て、使用者は視覚および聴覚を用いて伝達された感情に
関する情報を得ることができる。ゆえに、より確実に感
情を伝えることができる。
【0112】また本発明によれば、通信装置は、識別信
号および感情信号とともに、送信すべき内容を言語とし
て記した文章をともに送信する。受信側の通信装置で
は、感情信号によって送信された感情を表現対象体を用
いて目視表示するのと同時に、送信された文章を送信者
に応じて定められる音声の高さおよび口調で音響化して
音響出力する。
【0113】したがって、使用者は音響出力された文章
を聴取して認識すると同時に、その文章に付加されてい
る感情を、表現対象体を目視して得ることができる。し
たがって、言語だけでは伝達することが難しいニュアン
スおよび感情などを伝達することが可能である。したが
って、表現力をさらに向上させたしたコンピュータ通信
を実現することができる。
【0114】また本発明によれば、送信された文章は、
感情信号に応じた音響態様によって感情を示すように合
成された音響によって音響化される。これによって、表
現対象体を用いた感情表現だけでなく、文章が音響化さ
れた音響そのものによっても感情が表現される。したが
って、さらに細かいニュアンスなどを確実に伝達するこ
とができる。かつ、文章の音響化において、特に送信者
が強調したい部分などを確実に強調して伝達することが
できる。ゆえに、受信者は、送信者が文章を送信した意
図を容易に理解することができる。
【0115】また本発明によれば、表現対象体および表
示態様などのデータは、送信者が作成し、予め受信者側
の通信装置に送信しておく。これによって、送信者側の
画像データを作成する必要がなくなるので、受信者側の
負担を減少させることができる。さらに、送信者が、自
らが表現したいと考える感情に応じた画像を作成するこ
とができる。したがって、より確実に感情を伝達するこ
とができる。
【0116】また本発明によれば、表現対象体の画像お
よび画像の表示態様は、送信者と使用者との間で行われ
る最初の通信時に、送信者から受信者側の通信装置に伝
送される。以後、受信側の通信装置では、伝達された画
像および表示態様をメモリにストアし、メモリのストア
内容に基づいて、伝送された感情信号を目視表示する。
【0117】したがって、画像などデータ量の多い情報
を送る回数を減少させることができる。かつ、感情信号
を送信するだけで受信者側の送信装置では感情信号を使
用者に判りやすい形態で表示することになる。ゆえに、
少ないデータを送信するだけで、確実に感情を表現する
ことができる。これによって、通信装置の負担を減少さ
せ、かつ確実に感情を伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である通信装置1の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】感情信号を入力する喜怒哀楽座標20である。
【図3】感情信号を入力する感情入力用コントロールボ
ックス25である。
【図4】通信装置1からと他の通信装置1との間で行わ
れる通信のうち、初回の送信時において送信される送信
データの信号構成を説明するための図である。
【図5】図1の通信装置1において、送信データを送信
する送信動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1の通信装置1において、送信側の通信装置
から送信された送信データを受信する送信データ受信動
作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図1の通信装置1において、受信した送信デー
タに含まれる感情信号に応じて画像を変更する画像変更
動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】送信者Cの顔の像である画像14aの顔の像の
模式図である。
【図9】送信者Cの顔の像である画像14aの顔の像の
模式図である。
【図10】図1の通信装置1での通信時において、表示
装置13の目視表示領域13aに表示される顔の像の表
示色を変更する表示色変更動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図11】表示装置13の目視表示領域13aに表示さ
れる表示画像である。
【図12】図1の通信装置1での通信時において、受信
した送信データに対応する顔の像の表示位置を変更する
表示位置変更動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図13】表示装置13の目視表示領域13aに表示さ
れる表示画像である。
【図14】図12のフローチャートのステップc7およ
びステップc9において、動線αまたは動線βに沿って
顔の範囲の表示位置を移動させる表示移動動作を説明す
るためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信装置 6 送信処理回路 7 送信メモリ 10 受信処理回路 11 受信メモリ 12 データメモリ 13 表示装置 13a 目視表示領域 14a,14b,14c,4;41,42,43;5
1,56 顔の像 α,β 動線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10L 3/00 H04N 7/14 H04L 12/18 G06F 15/62 A H04N 7/14 9466−5K H04L 11/18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも、感情表現をすべき人
    または人以外の物である複数の表現対象体を識別する識
    別信号と、各表現対象体毎の複数の感情の表現に個別的
    に対応する感情信号とを送信する送信手段と、 (b)受信手段であって、 各表現対象体の画像を、各感情信号に対応する表示態様
    で表示するためのデータをストアするメモリと、 目視表示手段と、 送信手段から送信される識別信号と感情信号とに対応し
    た表現対象体の画像と表示態様とに関するデータをメモ
    リから読出して、目視表示手段に表現対象体の画像を表
    示態様に従って表示させる制御手段とを有する受信手段
    とを含むことを特徴とする感情表現の通信装置。
  2. 【請求項2】 前記表現対象体の画像は、顔の画像であ
    り、 前記表現対象体の画像の表示態様は、各感情信号に対応
    し、感情に対応した表情を示す表現対象体の顔の画像で
    あり、 前記制御手段は、送信された感情信号に対応した表情を
    示す表現対象体の顔の画像を選択して、前記目視表示手
    段に目視表示させることを特徴とする請求項1記載の感
    情表現の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記表現対象体の画像は、顔の画像であ
    り、 前記表現対象体の画像の表示態様は、各感情信号に対応
    し、顔の画像の形状を変形させる形状変更条件であり、 前記制御手段は、送信された識別信号に対応する表現対
    象体の画像を、送信された感情信号に対応する形状変更
    条件に基づいて変形して、前記目視表示手段に目視表示
    させることを特徴とする請求項1記載の感情表現の通信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記表現対象体の画像の表示態様は、各
    感情信号に対応し、前記目視表示手段の目視表示領域内
    における予め定める時間毎の画像の表示位置であり、 前記制御手段は、送信された識別信号に対応する表現対
    象体の画像を、目視表示領域内の送信された感情信号に
    対応する表示位置に、予め定める時間毎に順次移動させ
    て表示させることを特徴とする請求項1記載の感情表現
    の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記表現対象体の画像の表示態様は、各
    感情信号に対応し、前記表現対象体の画像の表示色の色
    相、明度、および彩度のうち少なくとも1つを変更する
    色変更条件であり、 前記制御手段は、送信された識別信号に対応する表現対
    象体の画像を、送信された感情信号に対応する色変更条
    件に応じて表示色を変更して、前記目視表示手段に目視
    表示させることを特徴とする請求項1記載の感情表現の
    通信装置。
  6. 【請求項6】 前記表現対象体の画像は、顔の画像であ
    り、 前記表現対象体の画像の表示態様は、各感情信号に対応
    し、感情に対応した表情を示し、かつ表示色の色相、明
    度、および彩度のうちの少なくとも1つが変更された表
    現対象体の顔の変更画像であり、 前記制御手段は、送信された感情信号に対応した表現対
    象体の顔の変更画像を選択してメモリから読出し、前記
    目視表示手段に目視表示させることを特徴とする請求項
    1記載の感情表現の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記表現対象体の画像は、顔の画像であ
    り、 前記表現対象体の画像の表示態様は、各感情信号に対応
    し、顔の画像を変形させ、かつ画像の表示色の色相、明
    度、および彩度のいずれか1つを変更させる画像変更条
    件であり、 前記制御手段は、送信された識別信号に対応する表現対
    象体の画像を、送信された感情信号に対応する画像変更
    条件に基づいて形状および表示色を変更して、前記目視
    表示手段に目視表示させることを特徴とする請求項1記
    載の感情表現の通信装置。
  8. 【請求項8】 前記表現対象体の画像の各表示態様は、
    各感情信号に対応した音響表示に対応しており、 前記受信手段は、音響表示を出力する音響表示手段をさ
    らに含み、 前記制御手段は、送信された識別信号に対応する表示対
    象体の画像を、送信された感情信号に応じた表示態様に
    沿って前記目視表示手段に目視表示させると共に、送信
    された感情信号に対応した音響表示を音響表示手段から
    出力させることを特徴とする請求項1記載の感情表現の
    通信装置。
  9. 【請求項9】 前記送信手段は、送信すべき文章を識別
    信号および感情信号と共に送信し、 前記メモリには、各識別信号に対応し、文章を音響化す
    るときの速度および音程を含む音響化条件がさらにスト
    アされ、 前記受信手段は、送信された文章を識別信号に応じた音
    響化条件に沿って音響化して出力する音響化手段をさら
    に含むことを特徴とする請求項1記載の感情表現の通信
    装置。
  10. 【請求項10】 前記メモリには、感情信号に対応した
    音響態様がさらにストアされ、 前記音響化手段は、送信された文章を識別信号に応じた
    音響化条件および感情信号に応じた音響態様に沿って音
    響化して出力させることを特徴とする請求項9記載の感
    情表現の通信装置。
  11. 【請求項11】 前記送信手段は、表現対象体の画像と
    画像の表示態様とを送信し、 前記受信手段の制御手段は、 送信手段から送信される表現対象体の画像と、画像の表
    示態様とを前記メモリにストアし、 メモリにストアされるストア内容に基づいて制御動作を
    行うことを特徴とする請求項1記載の感情表現の通信装
    置。
  12. 【請求項12】 前記送信手段は、その送信手段から別
    の通信装置の受信手段への表現対象体の画像と画像の表
    示態様との送信を、送信の初期に一度だけ行うことを特
    徴とする請求項11記載の感情表現の通信装置。
JP7295852A 1995-11-14 1995-11-14 感情表現の通信装置 Pending JPH09138767A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7295852A JPH09138767A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 感情表現の通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7295852A JPH09138767A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 感情表現の通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09138767A true JPH09138767A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17826031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7295852A Pending JPH09138767A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 感情表現の通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09138767A (ja)

Cited By (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0849692A2 (en) * 1996-12-20 1998-06-24 Sony Corporation Method and apparatus for automatic sending of E-mail and automatic sending control program supplying medium
EP0849691A2 (en) * 1996-12-20 1998-06-24 Sony Corporation Method and apparatus for handling E-mail with animated representation
JPH10271470A (ja) * 1997-03-24 1998-10-09 Olympus Optical Co Ltd 画像音声通信システムおよびテレビ電話送受信方法
JPH1115600A (ja) * 1997-04-28 1999-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 一方の端末に作用する物理量も送信し受信画像を加工することのできる通信端末及びそれに供する送信端末並びに受信端末
JPH11327872A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子メール提示方法及び電子メール端末及び電子メール提示プログラムを格納した記憶媒体
JP2000061145A (ja) * 1998-08-25 2000-02-29 Namco Ltd ゲーム装置及び情報記憶媒体
JP2000112711A (ja) * 1998-10-08 2000-04-21 Sony Computer Entertainment Inc 携帯型情報端末、エンタテインメントシステム及び記録媒体
JP2000207304A (ja) * 1999-01-12 2000-07-28 Fujitsu Ltd キャラクタを用いた対話型コミュニケ―ション装置及び方法
JP2000259512A (ja) * 1999-03-04 2000-09-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 非同期分散型コミュニケーション支援装置および非同期分散型コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒体
JP2000270305A (ja) * 1999-03-12 2000-09-29 Kansai Tlo Kk 多地点会議システム
JP2001014237A (ja) * 1999-07-02 2001-01-19 Nec Corp 電子メール番組装置および電子メール番組用プログラムを記録した記録媒体
WO2001022212A1 (fr) * 1999-09-17 2001-03-29 Koki Uchiyama Procede de fourniture d'informations
JP2001117894A (ja) * 1999-10-14 2001-04-27 Fujitsu Ltd コミュニケーション促進方法及びシステム
WO2001061446A1 (fr) * 2000-02-18 2001-08-23 Sharp Kabushiki Kaisha Systeme et dispositif de commande de donnees de representation, et support d'enregistrement du programme de ce systeme
JP2001245269A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Sony Corp コミュニケーション・データ作成装置及び作成方法、コミュニケーション・データ再生装置及び再生方法、並びに、プログラム記憶媒体
JP2002032306A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Atr Media Integration & Communications Res Lab メール伝送システム
JP2002073068A (ja) * 2000-08-23 2002-03-12 Nintendo Co Ltd 合成音声出力装置およびその方法並びに記録媒体
JP2002140697A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Toshiba Corp コミュニケーション画像生成装置およびコミュニケーション装置およびコミュニケーション画像生成方法およびコミュニケーション情報処理方法およびプログラム
EP1226550A1 (en) * 1999-10-08 2002-07-31 Electronic Arts, Inc. Remote communication through visual representations
JP2002247531A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Sharp Corp 画像処理システム
JP2002297199A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Toshiba Corp 合成音声判別方法と装置及び音声合成装置
JP2002351806A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Namco Ltd チャット情報、情報記憶媒体、コンピュータシステム、及び、サーバシステム
WO2003021924A1 (en) * 2001-08-29 2003-03-13 Roke Manor Research Limited A method of operating a communication system
WO2003063483A1 (fr) * 2002-01-18 2003-07-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de communication
JP2003235019A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信支援装置
JP2004126786A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Konami Co Ltd 通信装置、プログラム、ならびに通信方法
JP2004192297A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 状態表示方法および状態表示システム、ならびにそのプログラム
JP2004287613A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Advanced Telecommunication Research Institute International コミュニティ環境提供システム
JP2005115896A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Nec Corp 通信装置及び通信方法
JP2005216087A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Victor Co Of Japan Ltd 電子メール受信装置及び電子メール送信装置
WO2005086010A1 (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Nec Corporation メッセージ伝達システム、メッセージ伝達方法、受信装置、送信装置およびメッセージ伝達プログラム
WO2006011295A1 (ja) * 2004-07-23 2006-02-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 通信装置
US7037196B2 (en) 1998-10-08 2006-05-02 Sony Computer Entertainment Inc. Portable toy, portable information terminal, entertainment system, and recording medium
JP2006184921A (ja) * 2006-01-27 2006-07-13 Canon Electronics Inc 情報処理装置及び方法
JP2006262010A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Tokai Univ 遠隔会議・教育システム
WO2006106671A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Pioneer Corporation 画像処理装置、画像表示装置、受信装置、送信装置、通信システム、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2006277567A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nec Corp 音声感情認識によるメール作成機能付携帯端末、携帯端末システム、及び、音声感情認識によるメール作成方法
JP2006338685A (ja) * 2006-08-02 2006-12-14 Konami Digital Entertainment:Kk チャットシステム、通信装置、その制御方法及びプログラム
JP2006350986A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Tokyo Institute Of Technology 顔写真付きメールを送受信できる携帯電話機
US7159009B2 (en) 1997-12-17 2007-01-02 Sony Corporation Method and apparatus for automatic sending of e-mail and automatic sending control program supplying medium
US7203558B2 (en) 2001-06-05 2007-04-10 Open Interface, Inc. Method for computing sense data and device for computing sense data
JP2007122561A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Kddi Corp 携帯端末装置および似顔絵データ提供システム
JP2007193824A (ja) * 2000-04-13 2007-08-02 Fujifilm Corp 画像処理方法
JP2007200126A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Advanced Telecommunication Research Institute International 感情情報通知装置
JP2008108275A (ja) * 2007-12-18 2008-05-08 Sony Electronics Inc 端末装置
JP2009064418A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Eigyotatsu Kofun Yugenkoshi 個人的対象体を備えるインスタントメッセージシステム及びその方法
US7584105B2 (en) 1997-08-05 2009-09-01 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Method and system for aligning natural and synthetic video to speech synthesis
JP2009253931A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Casio Comput Co Ltd 電子データ編集装置、電子データ編集方法及びプログラム
JP2009266240A (ja) * 1997-08-05 2009-11-12 At & T Corp ビデオと音とを整合させる方法および装置、コンピュータ可読媒体、ならびにデータを複合化する方法およびデコーダ
JP2010282312A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Atari Inc メールコミュニケーションシステム
JP2011044183A (ja) * 2000-06-30 2011-03-03 Immersion Corp ハプティックフィードバック機能性を備えたチャットインターフェース
JP2011141651A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Nec System Technologies Ltd 電子メールシステム、電子メール受信装置および表示方法
JP2011186483A (ja) * 2011-04-14 2011-09-22 Sharp Corp 情報処理装置及び情報処理方法
JP2012191662A (ja) * 2012-06-15 2012-10-04 Casio Comput Co Ltd 電子データ編集装置、電子データ編集方法及びプログラム
US8334921B2 (en) 2009-05-01 2012-12-18 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, and program
JP2014529233A (ja) * 2012-03-29 2014-10-30 テンセント テクノロジー (シェンツェン) カンパニー リミテッド ビデオシミュレーション画像のための通信方法及びデバイス
JP2015046065A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 ヤフー株式会社 情報処理装置、制御方法および制御プログラム
US9197735B2 (en) 2007-05-18 2015-11-24 Immersion Corporation Haptically enabled messaging
US9245428B2 (en) 2012-08-02 2016-01-26 Immersion Corporation Systems and methods for haptic remote control gaming
JP2016024577A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 株式会社Nttドコモ ユーザ挙動記録装置、ユーザ挙動記録方法、プログラム
JP2016066088A (ja) * 2012-03-14 2016-04-28 株式会社東芝 音声合成方法、装置及びプログラム
JP2017510898A (ja) * 2014-03-24 2017-04-13 フェイスブック,インク. 設定可能な電子通信要素
JP2019122034A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 ハイパーコネクト インコーポレイテッド 映像通話サービスを提供する端末
JP2020053796A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 東京瓦斯株式会社 コミュニケーションシステム、情報処理装置およびプログラム

Cited By (82)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0849692A2 (en) * 1996-12-20 1998-06-24 Sony Corporation Method and apparatus for automatic sending of E-mail and automatic sending control program supplying medium
EP0849691A2 (en) * 1996-12-20 1998-06-24 Sony Corporation Method and apparatus for handling E-mail with animated representation
EP0849691A3 (en) * 1996-12-20 2000-02-23 Sony Corporation Method and apparatus for handling E-mail with animated representation
EP0849692A3 (en) * 1996-12-20 2000-03-01 Sony Corporation Method and apparatus for automatic sending of E-mail and automatic sending control program supplying medium
JPH10271470A (ja) * 1997-03-24 1998-10-09 Olympus Optical Co Ltd 画像音声通信システムおよびテレビ電話送受信方法
JPH1115600A (ja) * 1997-04-28 1999-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 一方の端末に作用する物理量も送信し受信画像を加工することのできる通信端末及びそれに供する送信端末並びに受信端末
US7844463B2 (en) 1997-08-05 2010-11-30 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Method and system for aligning natural and synthetic video to speech synthesis
JP2009266240A (ja) * 1997-08-05 2009-11-12 At & T Corp ビデオと音とを整合させる方法および装置、コンピュータ可読媒体、ならびにデータを複合化する方法およびデコーダ
US7584105B2 (en) 1997-08-05 2009-09-01 At&T Intellectual Property Ii, L.P. Method and system for aligning natural and synthetic video to speech synthesis
US7159009B2 (en) 1997-12-17 2007-01-02 Sony Corporation Method and apparatus for automatic sending of e-mail and automatic sending control program supplying medium
JPH11327872A (ja) * 1998-05-18 1999-11-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子メール提示方法及び電子メール端末及び電子メール提示プログラムを格納した記憶媒体
JP2000061145A (ja) * 1998-08-25 2000-02-29 Namco Ltd ゲーム装置及び情報記憶媒体
US7037196B2 (en) 1998-10-08 2006-05-02 Sony Computer Entertainment Inc. Portable toy, portable information terminal, entertainment system, and recording medium
KR100782284B1 (ko) * 1998-10-08 2007-12-07 소니 컴퓨터 엔터테인먼트 인코포레이티드 휴대용 장난감, 휴대용 정보 단말기, 오락 시스템 및 기록 매체
JP2000112711A (ja) * 1998-10-08 2000-04-21 Sony Computer Entertainment Inc 携帯型情報端末、エンタテインメントシステム及び記録媒体
JP2000207304A (ja) * 1999-01-12 2000-07-28 Fujitsu Ltd キャラクタを用いた対話型コミュニケ―ション装置及び方法
JP2000259512A (ja) * 1999-03-04 2000-09-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 非同期分散型コミュニケーション支援装置および非同期分散型コミュニケーション支援プログラムを記録した記録媒体
JP2000270305A (ja) * 1999-03-12 2000-09-29 Kansai Tlo Kk 多地点会議システム
JP2001014237A (ja) * 1999-07-02 2001-01-19 Nec Corp 電子メール番組装置および電子メール番組用プログラムを記録した記録媒体
WO2001022212A1 (fr) * 1999-09-17 2001-03-29 Koki Uchiyama Procede de fourniture d'informations
EP1226550A1 (en) * 1999-10-08 2002-07-31 Electronic Arts, Inc. Remote communication through visual representations
EP1226550A4 (en) * 1999-10-08 2005-03-23 Electronic Arts Inc REMOTE COMMUNICATION USING VISUAL REPRESENTATIONS
US7426536B1 (en) 1999-10-14 2008-09-16 Fujitsu Limited Communication promotion method and system
JP2001117894A (ja) * 1999-10-14 2001-04-27 Fujitsu Ltd コミュニケーション促進方法及びシステム
JP2001228947A (ja) * 2000-02-18 2001-08-24 Sharp Corp 表現データ制御システム、および、それを構成する表現データ制御装置、並びに、そのプログラムが記録された記録媒体
WO2001061446A1 (fr) * 2000-02-18 2001-08-23 Sharp Kabushiki Kaisha Systeme et dispositif de commande de donnees de representation, et support d'enregistrement du programme de ce systeme
JP2001245269A (ja) * 2000-02-25 2001-09-07 Sony Corp コミュニケーション・データ作成装置及び作成方法、コミュニケーション・データ再生装置及び再生方法、並びに、プログラム記憶媒体
JP2007193824A (ja) * 2000-04-13 2007-08-02 Fujifilm Corp 画像処理方法
JP2011044183A (ja) * 2000-06-30 2011-03-03 Immersion Corp ハプティックフィードバック機能性を備えたチャットインターフェース
USRE45884E1 (en) 2000-06-30 2016-02-09 Immersion Corporation Chat interface with haptic feedback functionality
JP2002032306A (ja) * 2000-07-19 2002-01-31 Atr Media Integration & Communications Res Lab メール伝送システム
JP4651168B2 (ja) * 2000-08-23 2011-03-16 任天堂株式会社 合成音声出力装置およびその方法並びに記録媒体
JP2002073068A (ja) * 2000-08-23 2002-03-12 Nintendo Co Ltd 合成音声出力装置およびその方法並びに記録媒体
JP2002140697A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Toshiba Corp コミュニケーション画像生成装置およびコミュニケーション装置およびコミュニケーション画像生成方法およびコミュニケーション情報処理方法およびプログラム
JP2002247531A (ja) * 2001-02-14 2002-08-30 Sharp Corp 画像処理システム
JP2002297199A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Toshiba Corp 合成音声判別方法と装置及び音声合成装置
US6882975B2 (en) 2001-05-28 2005-04-19 Namco Ltd. Method, storage medium, apparatus, server and program for providing an electronic chat
JP2002351806A (ja) * 2001-05-28 2002-12-06 Namco Ltd チャット情報、情報記憶媒体、コンピュータシステム、及び、サーバシステム
US7203558B2 (en) 2001-06-05 2007-04-10 Open Interface, Inc. Method for computing sense data and device for computing sense data
WO2003021924A1 (en) * 2001-08-29 2003-03-13 Roke Manor Research Limited A method of operating a communication system
WO2003063483A1 (fr) * 2002-01-18 2003-07-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de communication
JP2003235019A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信支援装置
JP2004126786A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Konami Co Ltd 通信装置、プログラム、ならびに通信方法
JP2004192297A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 状態表示方法および状態表示システム、ならびにそのプログラム
JP2004287613A (ja) * 2003-03-19 2004-10-14 Advanced Telecommunication Research Institute International コミュニティ環境提供システム
JP2005115896A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Nec Corp 通信装置及び通信方法
JP2005216087A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Victor Co Of Japan Ltd 電子メール受信装置及び電子メール送信装置
WO2005086010A1 (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Nec Corporation メッセージ伝達システム、メッセージ伝達方法、受信装置、送信装置およびメッセージ伝達プログラム
WO2006011295A1 (ja) * 2004-07-23 2006-02-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 通信装置
JP2006262010A (ja) * 2005-03-16 2006-09-28 Tokai Univ 遠隔会議・教育システム
JP4604173B2 (ja) * 2005-03-16 2010-12-22 学校法人東海大学 遠隔会議・教育システム
JP2006277567A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nec Corp 音声感情認識によるメール作成機能付携帯端末、携帯端末システム、及び、音声感情認識によるメール作成方法
WO2006106671A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Pioneer Corporation 画像処理装置、画像表示装置、受信装置、送信装置、通信システム、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2006350986A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Tokyo Institute Of Technology 顔写真付きメールを送受信できる携帯電話機
JP2007122561A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Kddi Corp 携帯端末装置および似顔絵データ提供システム
JP4701365B2 (ja) * 2006-01-27 2011-06-15 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 感情情報通知装置
JP2006184921A (ja) * 2006-01-27 2006-07-13 Canon Electronics Inc 情報処理装置及び方法
JP2007200126A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Advanced Telecommunication Research Institute International 感情情報通知装置
JP2006338685A (ja) * 2006-08-02 2006-12-14 Konami Digital Entertainment:Kk チャットシステム、通信装置、その制御方法及びプログラム
US9197735B2 (en) 2007-05-18 2015-11-24 Immersion Corporation Haptically enabled messaging
JP2009064418A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Eigyotatsu Kofun Yugenkoshi 個人的対象体を備えるインスタントメッセージシステム及びその方法
JP2008108275A (ja) * 2007-12-18 2008-05-08 Sony Electronics Inc 端末装置
JP4586063B2 (ja) * 2007-12-18 2010-11-24 ソニー エレクトロニクス インク 端末装置
JP2009253931A (ja) * 2008-04-11 2009-10-29 Casio Comput Co Ltd 電子データ編集装置、電子データ編集方法及びプログラム
US8334921B2 (en) 2009-05-01 2012-12-18 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, and program
JP2010282312A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Atari Inc メールコミュニケーションシステム
JP2011141651A (ja) * 2010-01-06 2011-07-21 Nec System Technologies Ltd 電子メールシステム、電子メール受信装置および表示方法
JP2011186483A (ja) * 2011-04-14 2011-09-22 Sharp Corp 情報処理装置及び情報処理方法
JP2016066088A (ja) * 2012-03-14 2016-04-28 株式会社東芝 音声合成方法、装置及びプログラム
JP2014529233A (ja) * 2012-03-29 2014-10-30 テンセント テクノロジー (シェンツェン) カンパニー リミテッド ビデオシミュレーション画像のための通信方法及びデバイス
JP2012191662A (ja) * 2012-06-15 2012-10-04 Casio Comput Co Ltd 電子データ編集装置、電子データ編集方法及びプログラム
US9245428B2 (en) 2012-08-02 2016-01-26 Immersion Corporation Systems and methods for haptic remote control gaming
US9753540B2 (en) 2012-08-02 2017-09-05 Immersion Corporation Systems and methods for haptic remote control gaming
JP2015046065A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 ヤフー株式会社 情報処理装置、制御方法および制御プログラム
US9313634B2 (en) 2013-08-28 2016-04-12 Yahoo Japan Corporation Information processing device, control method, and a non-transitory computer readable storage medium
JP2017510898A (ja) * 2014-03-24 2017-04-13 フェイスブック,インク. 設定可能な電子通信要素
US10140001B2 (en) 2014-03-24 2018-11-27 Facebook, Inc. Configurable electronic communication element
JP2016024577A (ja) * 2014-07-18 2016-02-08 株式会社Nttドコモ ユーザ挙動記録装置、ユーザ挙動記録方法、プログラム
JP2019122034A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 ハイパーコネクト インコーポレイテッド 映像通話サービスを提供する端末
US10560659B2 (en) 2017-12-28 2020-02-11 Hyperconnect, Inc. Terminal for providing video call service
US10939071B2 (en) 2017-12-28 2021-03-02 Hyperconnect, Inc. Terminal for providing video call service
JP2020053796A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 東京瓦斯株式会社 コミュニケーションシステム、情報処理装置およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09138767A (ja) 感情表現の通信装置
CN106653052B (zh) 虚拟人脸动画的生成方法及装置
US6766299B1 (en) Speech-controlled animation system
US6909453B2 (en) Virtual television phone apparatus
WO2007098560A1 (en) An emotion recognition system and method
US20020007276A1 (en) Virtual representatives for use as communications tools
WO1998053438A1 (en) Segmentation and sign language synthesis
JP2008500573A (ja) メッセージを変更するための方法及びシステム
JP2003085572A (ja) 漫画生成装置及び漫画生成プログラム
CN113538628A (zh) 表情包生成方法、装置、电子设备及计算机可读存储介质
JP2008085421A (ja) テレビ電話機、通話方法、プログラム、声質変換・画像編集サービス提供システム、および、サーバ
WO2021153101A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP3299797B2 (ja) 合成画像表示システム
JP2006065683A (ja) アバタ通信システム
JP4772315B2 (ja) 情報変換装置及び情報変換方法、並びに通信装置及び通信方法
JP4254400B2 (ja) 画像生成装置およびその画像生成方法、ならびにコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002342234A (ja) 表示方法
Verma et al. Animating expressive faces across languages
JPH10293860A (ja) 音声駆動を用いた人物画像表示方法およびその装置
CN111063339A (zh) 智能交互方法、装置、设备及计算机可读介质
JP2006065684A (ja) アバタ通信システム
KR200294684Y1 (ko) 대화형 디지털 액자
KR102657353B1 (ko) 음성 인터페이스 stt 기반 자막 생성 장치, 및 음성 인터페이스 stt 기반 자막 생성 방법
KR20200085433A (ko) 탈부착형 스피커를 포함한 음성합성 시스템 및 방법
JP4219129B2 (ja) テレビジョン受像機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050621