JP2002140697A - コミュニケーション画像生成装置およびコミュニケーション装置およびコミュニケーション画像生成方法およびコミュニケーション情報処理方法およびプログラム - Google Patents

コミュニケーション画像生成装置およびコミュニケーション装置およびコミュニケーション画像生成方法およびコミュニケーション情報処理方法およびプログラム

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JP2002140697A
JP2002140697A JP2000333972A JP2000333972A JP2002140697A JP 2002140697 A JP2002140697 A JP 2002140697A JP 2000333972 A JP2000333972 A JP 2000333972A JP 2000333972 A JP2000333972 A JP 2000333972A JP 2002140697 A JP2002140697 A JP 2002140697A
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康晋 山内
Kenichi Kameyama
研一 亀山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な操作で、コミュニケーションに効果的に
反映させることができるようにした技術を提供する。 【解決手段】曲げ、傾き、回転などのセンサを備えた触
覚デバイス5を用いると共に、顔写真を、目、鼻等の基
準軸を以て領域分割し、前記触覚デバイスに対するユー
ザの操作量対応に曲げ、傾き、回転などの処理を、曲
げ、傾き、回転などのセンサ検出量対応に所定の変形を
させるべく、マッピング処理し、顔画像を合成するよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチモーダルデ
ータを利用したコミュニケーション画像生成装置および
コミュニケーション装置およびコミュニケーション画像
生成方法およびコミュニケーション情報処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遠隔地の相手とコミュニケーションをと
るための装置として、従来より主に音声を用いるもの
(例えば、電話)、文字情報を用いるもの(例えば、メ
ールシステム、チャットシステム)、画像を用いるもの
(例えば、TV(テレビ)電話)などがある。また、実
験段階ではあるが、触覚を伝え合う装置(例えば、HotJ
iveやIntouch)も開発されている。
【0003】このような従来のコミュニケーションシス
テムにおいて、相手に自己の状況や雰囲気を伝達する手
段として最も普及しているのは、絵文字であろう。
【0004】この絵文字とは文字符号コードで規定され
ているキャラクタの組み合わせで構成される例えば、^_
^ や (^^; などの如きの表現形式であり、「笑
い」や「冷や汗」といった送り手の情況を文字情報とし
て伝達するものである。
【0005】これは、TV電話など対面で互いの顔表情
を見合って話し合う状況下にある場合よりも、より直接
的に感情表現、伝達ができるというメリットがある。し
かしながら、表現力として十分と言えるほどのものでは
ない。
【0006】触覚を伝えあう装置を用いたコミュニケー
ションシステムにしても、より直接的な触れ合いの実現
には有効であるが、その触覚情報から相手の状況を推測
することは困難である。
【0007】以上は、装置を介した人対人のコミュニケ
ーションシステムについての話であるが、人対機械のコ
ミュニケーションシステムにおいても、GUI(Graphi
calUser Interface:画面上に表示されたアイコンやウ
インドウなどのグラフィカルな要素を、マウスなどのポ
インティング・デバイスを用いてコンピュータを操作す
る方式のインターフェース)やエージェントシステムに
代表されるよう、テキスト、音声、画像などマルチモー
ダルな情報呈示を組み合わせることで、より分かり易い
情報伝達を目指してきた。
【0008】しかし、呈示されるマルチモーダルデータ
は相互に関連づけが行われているにとどまり、モードを
またがった変換や合成、さらには、ユーザの情況に応じ
たメディアの呈示が行われているとは言えない。
【0009】あるメディアを別のメディアに変換して呈
示する技術には、音声から動画を自動生成する、Micros
oft社の開発した“MediaPlayer7”などがある。CD
(コンパクトディスク)やWeb(ウェブ)上に存在す
る音楽ソースを再生すると、その信号成分を解析するこ
とで、波形的なデータやグラフィックスシンボルの拡大
縮小や変形表示を実時間で行うことができる。
【0010】しかし、波形データやグラフィックスシン
ボルなどマッピングの対象は変えることができてもマッ
ピングされるべきメタ信号(音信号から変換されて得ら
れるもの)は固定されており、同じCDをかければ、生
成される動画データは同じものになり、周囲の状況にと
って変化するものではない。
【0011】しかし、本来、人間のおかれる身体的状況
や心理的状況は刻一刻と変化するものであり、親密なコ
ミュニケーションを図るためには、それらの状況を適時
考慮した呈示技術というものが必要となってくる。
【0012】このように従来のコミュニケーション技術
では、使用者や相手の情況を的確に伝えることができて
いないため、一方的な情報の伝達や垂れ流しが行われる
ことになり、一般ユーザにとって情報機器が扱いにくい
ものになったり、不毛な誹謗、中傷メールがやりとりさ
れるといった問題を生んだりする原因の一つとなってい
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のコミュニケーション装置では、入出力が一対一に対応
しているだけであり、相手の雰囲気や状況を伝達するレ
ベルに達していない。
【0014】より親密なコミュニケーションをはかるた
めには、より多くのモーダリティを用いかつそれらを直
接伝達するのではなく、変換して伝送、提示することが
必要である。
【0015】そこで、この発明の目的とするところは、
簡単な操作で、コミュニケーションに効果的に反映させ
ることができるようにした利用することができるように
したコミュニケーション画像生成装置およびコミュニケ
ーション装置およびコミュニケーション画像生成方法お
よびコミュニケーション情報処理方法を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコミュニケーション装置は、以下のような
構成を特徴とする。[1]本発明は、第1には、少なく
とも曲げ、傾き、回転のうちの1つのセンサを備えた触
覚デバイスと、与えられた顔画像を、目、鼻等の基準軸
を以て領域分割する分割手段と、前記触覚デバイスに対
するユーザの操作量に対応した曲げ、傾き、回転などの
変化に応じて前記分割手段によって領域分割された顔画
像をマッピング処理し、合成する合成手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0017】すなわち、曲げ、傾き、回転などのセンサ
を備えた触覚デバイスを用いると共に、顔写真を、目、
鼻等の基準軸を以て領域分割し、前記触覚デバイスに対
するユーザの操作量対応に曲げ、傾き、回転などの処理
を、曲げ、傾き、回転などのセンサ検出量対応に所定の
変形をさせるべく、マッピング処理し、顔画像を合成す
るようにする。
【0018】愚弟的には本発明は例えば、平常顔の顔写
真データを用意し、目、鼻等の基準軸を以て例えば短冊
型に領域分割し、各分割領域に対して、曲げ、傾き、回
転といった処理を、曲げ、傾き、回転などのセンサを備
えた触覚デバイスに対するユーザの操作量対応に所定の
変形をさせるべく、マッピング処理し、表情を変更させ
た顔画像を合成して提示する。
【0019】この処理により、様々な、顔の表情や仕草
を平常顔より得ることができるようになり、従って、こ
の技術により、動画を伝送せずとも、一枚の顔画像から
種々の表情を擬似的に再現して提示できるようになり、
触覚デバイスの操作対応に変化させて表情に富んだ顔画
像を表示してコミュニケーションに利用することができ
るようになる。
【0020】しかも、顔写真を用いる方式の場合、表情
豊かに表示されるのは対話相手の本人の顔画像であるか
ら、よりリアルに感情を伝達できるものとなる。
【0021】[2]また、本発明は、曲げ、傾き、回転
などのセンサを備えた触覚デバイスを用いると共に、コ
ンテンツを、前記触覚デバイスに対するユーザの操作量
対応に調整処理するようにする。
【0022】この処理により、ユーザの触覚デバイスの
操作対応にコンテンツの調整、例えば、コンテンツが音
楽データならばその音楽のテンポやピッチ、音程などの
変化に反映させたり、コンテンツがゲームソフトである
ならばそのゲームの必殺技への反映などの応用もでき、
これによって、音楽データを実時間で変更して楽しむこ
とができたり、ゲーム性を豊かにすることができたり、
といった応用のみちが拓ける。
【0023】[3]本発明のコミュニケーション装置
は、使用者の顔画像、体の各部位の動き、音声、体温、
脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環境の温度、
湿度、明るさのうち少なくとも一つ以上を計測する状況
センサと、マルチモーダルデータである画像、音、振動
パターン、温度変化パターンの各データのうち少なくと
も一つを使用者に提示する提示装置と、前記状況センサ
出力およびマルチモーダルデータを送受信するためのデ
ータ送受信装置、とから構成される複数のコミュニケー
ション端末と、マルチモーダルデータを記憶した記憶装
置と、前記状況センサ出力およびマルチモーダルデータ
を前記コミュニケーション端末との間で送受信するデー
タ送受信装置と、前記記憶装置に記憶されたマルチモー
ダルデータを変更するためのマルチモーダルデータ変更
装置とから構成される演算装置とを備えることを特徴と
する。
【0024】このような構成のコミュニケーション装置
においては、使用者の顔画像、体の各部位の動き、体
温、脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環境の温
度、湿度、明るさのうち、少なくとも一つ以上を状況セ
ンサが計測しており、コミュニケーション端末は前記演
算装置にこの計測した結果を送信している。そして、前
記演算装置においては各々の前記コミュニケーション端
末より送信された前記状況センサの出力に基づいて前記
マルチモーダルデータを変換し、変換したマルチモーダ
ルデータを各々の前記コミュニケーション端末に伝送
し、コミュニケーション端末の提示装置に提示させるこ
とにより使用者同士のコミュニケーションを図る。
【0025】この結果、状況センサに対するユーザの操
作量対応に他のユーザのコミュニケーション端末に所定
の提示をさせることができるようになり、例えば、様々
な、顔の表情や仕草を平常顔より得て表示すると云った
ことが出来て、コミュニケーションに効果的に利用する
ことができるようになる。
【0026】[4]本発明のコミュニケーション装置
は、使用者の顔画像、体の各部位の動き、音声、体温、
脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環境の温度、
湿度、明るさのうち少なくとも一つ以上を計測する状況
センサと、マルチモーダルデータである画像、音、振動
パターン、温度変化パターンのデータのうち少なくとも
一つを使用者に提示する提示装置と、前記マルチモーダ
ルデータを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶さ
れたマルチモーダルデータを変更するためのマルチモー
ダルデータ変更装置と、前記状況センサ出力を送受信す
るためのデータ送受信装置とから構成される複数のコミ
ュニケーション端末とから構成される。
【0027】このような構成の本システムは、コミュニ
ケーション端末の状況センサは、使用者の顔画像、体の
各部位の動き、体温、脳波、心拍、皮膚電位または使用
者の周囲環境の温度、湿度、明るさのうち、少なくとも
一つ以上を計測しており、コミュニケーション端末は他
のコミュニケーション端末にこの計測した結果を送信し
ている。そして、各コミュニケーション端末においては
各々他の前記コミュニケーション端末より送信された前
記状況センサの出力に基づいて前記記憶装置に格納され
たマルチモーダルデータを前記マルチモーダルデータ変
更装置にて変更し、前記提示装置に提示する。
【0028】この結果、状況センサに対するユーザの操
作量対応に他のユーザのコミュニケーション端末に所定
の提示をさせることができるようになり、例えば、様々
な、顔の表情や仕草を平常顔より得て表示すると云った
ことが出来て、コミュニケーションに効果的に利用する
ことができるようになる。
【0029】[5]本発明のコミュニケーション装置
は、使用者の顔画像、体の各部位の動き、音声、体温、
脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環境の温度、
湿度、明るさのうち少なくとも一つ以上を計測する状況
センサと、マルチモーダルデータである画像、音、振動
パターン、温度変化パターンのデータのうち少なくとも
一つを使用者に提示する提示装置と、前記マルチモーダ
ルデータを記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶さ
れたマルチモーダルデータを変更するためのマルチモー
ダルデータ変更装置と、前記マルチモーダルデータ変更
装置によって変更されたマルチモーダルデータを送受信
するデータ送受信装置とから構成される。
【0030】この結果、状況センサの検出したユーザの
状況対応に他のユーザのコミュニケーション端末に所定
の提示をさせることができるようになり、例えば、様々
な、顔の表情や仕草を平常顔より得て表示すると云った
ことが出来て、コミュニケーションに効果的に利用する
ことができるようになる。
【0031】[6]本発明のコミュニケーション装置
は、複数のコミュニケーション端末(以下、端末とよ
ぶ)で構成され、各端末は、使用者の顔画像、体の各部
位の動き、体温、脳波、心拍、皮膚電位または使用者の
周囲環境の温度、湿度、明るさのうち少なくとも一つ以
上を計測する状況センサと、画像、音、振動パタン、温
度変化パタンのデータのうち少なくとも一つ以上(以
下、マルチモーダルデータと呼ぶ)を記憶するための記
憶装置と、前記状況センサ出力のうち少なくとも一つ以
上の出力または同出力の組み合わせまたは、同出力と前
記記憶装置に記憶されたマルチモーダルデータとの組み
合わせ方に応じて、少なくとも一つ以上の前記記憶装置
内のマルチモーダルデータを実時間で変更させるマルチ
モーダルデータ変更装置と、前記マルチモーダルデータ
変更装置において変更されたマルチモーダルデータを送
受信するためのデータ送受信装置と、前記データ送受信
装置で受信したマルチモーダルデータを使用者に提示す
るデータ提示装置と、で構成されることを特徴とする。
【0032】この結果、状況センサの検出したユーザの
状況対応に他のユーザのコミュニケーション端末に所定
の提示をさせることができるようになり、コミュニケー
ションに効果的に利用することができるようになる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面を参照しながら説明する。
【0034】(本発明の原理的構成)はじめに、本発明
の原理的構成を説明する。本発明は、コミュニケーショ
ンのための自己の状況を相手方に伝達するための一手法
として、自己の生体情報を自己の静止画としての顔写真
に反映させるようにするもので、生体情報対応に顔画像
を折り畳み変形加工させて、表情をつくるようにするも
のである。
【0035】本発明においては、平常顔の画像を用意
し、これを縦にn分割し、これら分割した各区画毎に幅
を縮める方向に変形したり、分割線を上方向にシフトし
たり、下方向にシフトしたりすることで、笑い顔や悲し
み顔といった様々な顔の表情を作成する。
【0036】具体的には、本発明においては、例えば、
図1に示すように、顔を縦4分割して顔画像を変形の基
本となる4領域1,2,3,4に分ける。顔画像を分割
する上で基準となる画像特徴としては顔画像上の“右
目”、“左目”、“鼻”、および“口”の各中心位置、
および“顔”の輪郭情報などである。
【0037】顔を縦に短冊型分割するのは分割した各領
域について、一辺を平行移動操作して変形することで得
られる顔の表情が、自然体に近いものとなり、違和感が
少ないためである。
【0038】顔画像を変形させる際に基本となる画像領
域を右目、左目、そして口の中心を通る縦軸を基準に、
これらの縦軸と画像境界との交点、および画像端点、あ
るいは顔輪郭を包摂する四辺形領域との交点、および四
辺形領域端点の4頂点で構成される4つの短冊状画像領
域に分割する(図1参照)。
【0039】分割領域を構成する4頂点の位置情報と、
領域内画像情報を保持しておき、分割領域の四辺形が長
方形でない場合、4頂点の位相情報に基づき、画像情報
のリサンプリングを行い、長方形領域に正規化して保持
しておく。
【0040】本発明では、分割領域の変形を、触覚デバ
イスのセンサデータを元に、前記顔画像の分割設定した
4領域1,2,3,4について、その各構成領域におけ
る頂点情報を変化させ、変形具合を決定する。ここで
は、変形具合の決定に、例えば、図2に示すように、3
関節を有する波板状(屏風状、蛇腹状)の弾力性ある触
覚デバイス5上に曲げセンサ5a、ジャイロセンサ5
b、加速度センサ5cなど、各種センサを設置し、これ
らセンサの検出情報を用いることにする。この触覚デバ
イス5は人の手のひらに収まる程度の大きさとし、人の
手の動きを検出させる。
【0041】図2に示す触覚デバイス5はあくまでも一
例であるが、ここでは各関節に曲げセンサ5aを設置し
てあるほか、本体に加速度を計測する加速度センサ5
c、および傾きを計測するジャイロセンサ5bを設置し
て“曲げ情報”、“加速度情報”、“傾き情報”の3種
の情報を取得するようにしてある。
【0042】そして、この触覚デバイス5を関節部分で
山谷山と折り曲げた際の各関節に設置された曲げセンサ
出力、つまり関節の曲がり具合を、分割領域の幅に対応
させることにする。対応の仕方としては、第1関節の曲
がり具合から、第1画像領域1の幅を決定し、第2関節
の曲がり具合から、第2、および第3の分割画像領域
2,3の幅を決定し、第3関節の曲がり具合から、第4
の分割画像領域4の幅を決定することにする。つまり、
触覚デバイス5を強く押し曲げると、合成用分割領域
(領域1,2,3,4)の幅が狭くなり、触覚デバイス
5を引き伸ばすと、合成用分割領域が広くなるようにす
る。また、触覚デバイス5の傾き具合を測る加速度セン
サ5c出力を、前記顔画像の右目、左目を通る2本の分
割線上に存在する分割画像領域頂点の上下方向画像配置
を決定するものとする。つまり、触覚デバイス5を奥に
傾けると、2本の分割線を画面上、上方向にシフトさせ
(つまり、2本の分割線上に存在する全ての分割画像頂
点を画面上、上方向にシフトさせ)、手前に傾けた場
合、下方向にシフトさせるようにマッピング処理する。
同様に、取得される触覚デバイス5の回転姿勢を測るジ
ャイロセンサ5b出力を、前記顔画像の右目、左目を通
る2本の分割線上に存在する分割画像領域頂点の左右方
向画像配置を決定するものとする。つまり、触覚デバイ
ス5を右に回転させると、2本の分割線を、右方向にシ
フトさせ、逆に触覚デバイスを左に回転させると、分割
線が左方向にシフトするよう設定する。
【0043】変形後の顔画像合成は、前記分割した領域
1,2,3,4を合成用の分割領域として、対応する分
割領域内に存在する画像情報をセンサ情報対応にマッピ
ングし、顔画像を再合成する。
【0044】前記3関節型の触覚デバイス5を用いた場
合、平常の表情の顔画像(図3(a))が、触覚デバイ
ス5を押し曲げることで、合成される顔画像が細長く表
示され、逆に、引き伸ばすことで顔が横伸びした形で表
示されることになる。触覚デバイスを奥に傾けると、2
本の分割線が上方向にシフトし、その結果、図3(b)
の画像の如く、笑った印象を与える顔画像を合成するこ
とができる。逆に手前に傾けると、下方向にシフトし、
その結果、図3(c)の如く、悲しんだ印象を与える顔
画像を合成させることができる。
【0045】両目を通る2本の分割線を上下方向にシフ
トさせることで、このように異なる印象を与える顔変形
画像を合成できる。
【0046】さらに、触覚デバイス5を右方向に回転さ
せると、分割線が右方向にシフトする結果、分割画像領
域の相対横幅比率が変化し、右に向いた印象を与える顔
画像を合成することができる。逆に左に回転させると、
左に向いた印象を与える顔画像を合成することができ
る。
【0047】上記の各種状況センサ出力と、マルチモー
ダルデータ変更のための分割領域変形場所との関連づけ
は、これに固定したものではなく、任意の組み合わせが
可能である。この場合、触覚デバイスの変形具合と、生
成される顔画像の変形具合の関係は上記と異なったもの
になる。
【0048】このように、本発明の原理は、平常顔の顔
写真を、目、鼻等の基準軸を以て短冊型に領域分割し、
曲げ、傾き、回転といった処理を、曲げ、傾き、回転な
どのセンサを備えた触覚デバイスに対するユーザの操作
量対応に所定の変形をさせるべく、マッピング処理し、
顔画像を合成するようにしたことにより、様々な、顔の
表情や仕草を平常顔より得ることができるようにした。
これにより、動画を伝送せずとも、一枚の顔画像から種
々の表情を擬似的に再現でき、顔文字で表現出来ない変
化に富んだ表情を表示してコミュニケーションに利用す
ることができる。しかも、対話相手の本人の顔画像であ
るから、よりリアルに感情を伝達できるものとなる。
【0049】つぎに、このような本発明の応用の例を説
明する。
【0050】(第1の実施例)図4は、上述の原理を適
用した本発明のコミュニケーションシステムの一実施例
に関わる構成図であり、触覚デバイスを備えたユーザ用
のコミュニケーション端末(以下、端末とよぶ)100
a〜100nと、これとは別に設置される演算装置15
0とからなる。
【0051】演算装置150は、本発明の原理を適用し
た画像合成処理機能を有するものであり、データ送受信
装置106および記憶装置104およびマルチモーダル
データ変更装置105からなる。
【0052】本発明のコミュニケーションシステムにお
いては、複数ユーザがそれぞれ端末を持ち、他のユーザ
と演算装置150を介してコミュニケーションする。図
4では単純に、ある端末100aと別のある端末100
nとの間でコミュニケーションするものと仮定するが、
交信端末がさらに増えても原理的には変わらない。
【0053】端末100a〜100nには、顔画像、体
の各部位の動き、体温、脳波、心拍、皮膚電位または使
用者の周囲環境の温度、湿度、明るさのうち少なくとも
一つ以上を計測する状況センサ101と、画像、音、振
動パターン、温度変化パターンのデータのうち少なくと
も一つ以上(以下、マルチモーダルデータと呼ぶ)を提
示するデータ提示装置102と、状況センサの出力を送
信し、かつマルチモーダルデータを受信するデータ送受
信装置103とから構成される。
【0054】状況センサ101としては、例えば、CC
DやCMOSなどの撮像デバイスを用いたカメラ(撮像
手段)のように、顔画像を取得するものがある。更には
状況センサ101には、端末100a〜100nに対す
るユーザの触り具合や握り具合を計測することが可能な
前述の触覚デバイス5がある。ここでは、状況センサ1
01として、端末100a〜100nに、それぞれ撮像
手段と、触覚デバイス5が設けられている構成であるも
のとする。
【0055】この触覚デバイス5には、上述したよう
に、曲げセンサ5a、加速度センサ5b、ジャイロセン
サ5cが搭載されており、ユーザが触覚デバイス5を手
に持ち、変形させたり、動かしたり、姿勢を変えたりし
た場合に、その状況を計測できるものである。
【0056】その他、本実施例では用いないが、状況セ
ンサ101には、体の各部の動きを取得する手段なども
考えられ、この体の各部位の動きを取得する手段として
は、ユーザの筋肉に発生する電位を取得する方法や各部
の動きを加速度センサで取得する方法、関節やひじの曲
げなどを曲げセンサで取得する方法、体の各部につけら
れた小型CCDやCMOSカメラから求めたオプティカ
ルフローを求め、それぞれの相対位置変化から動作を取
得するなどの様々な手段が考えられ、必要に応じて適宜
採用して利用すると良い。
【0057】一方、端末100a〜100nにそれぞれ
設けられる前記データ提示装置102としては、画像を
提示するディスプレイ、音を提示するスピーカ、振動パ
ターンを提示する振動子アレイ、温度変化パターンを提
示するペルチエ素子アレイなどがある。
【0058】また、端末100a〜100nにそれぞれ
設けられるデータ送受信装置103はデータの送信およ
び受信を行う装置である。このデータ送受信装置103
でのデータ伝送は無線であっても有線であってもよい。
無線通信ならば無線LAN(Local Area Network)や近
距離無線通信方式であるBluetooth(TM)、また、有線
通信ならモデムなどのインタフェースを利用できる。
【0059】各端末100a〜100nは、無線、有線
により、演算装置150と接続されている。この演算装
置150は、記憶装置104と、マルチモーダルデータ
変更装置105と、データ送受信装置106とから構成
されるが、これらのうち、記憶装置104はマルチモー
ダルデータを記憶するためのものであって、ハードディ
スクのようなリードライト可能で大容量の記憶手段が用
いられる。
【0060】また、演算装置150の持つマルチモーダ
ルデータ変更装置105は、各端末100a〜100n
から送信されたセンサ情報のうち、少なくとも一つ以上
の出力または同出力の組み合わせ方または同出力と前記
記憶装置104に記憶されたマルチモーダルデータとの
組み合わせ方に応じて、少なくとも一つ以上の前記記憶
装置104内のマルチモーダルデータを実時間で変更さ
せる処理を行うものであり、データ送受信装置106
は、各端末からのセンサ情報を受信し、変更されたマル
チモーダルデータを伝送するためのものである。
【0061】次に、このような構成のハードウェアを用
いたコミュニケーションサービスの一実施例として、使
用者の握り具合に応じて、顔画像の変形を伝達し合うよ
うにしたアプリケーション例を説明する。
【0062】図5は、第1の実施例における処理の流れ
を表したフローチャートである。図5の処理の流れをも
とに説明を行う。
【0063】まず、ある端末100mのユーザは自己の
持つ端末100mの前記状況センサ101を用い、自己
の状況情報の取得を行う(図5のステップS-20
1)。前記状況センサ101には、端末100mに対す
るユーザの触り具合や握り具合を計測することが可能な
触覚デバイス5があるので、この触覚デバイス5を利用
することにする。
【0064】前述したように、この触覚デバイス5に
は、曲げセンサ5a、加速度センサ5b、ジャイロセン
サ5cが搭載されており、ユーザが触覚デバイス5を手
に持ち、変形させたり、動かしたり、姿勢を変えたりし
た場合に、その状況を計測でき、状況情報として取得で
きる。
【0065】取得されたユーザの状況情報は、端末10
0mの前記データ送受信装置103にて演算装置150
へと送信される(図5のステップS−202)。そし
て、ユーザの状況情報は演算装置150におけるデータ
送受信装置103を介して取り込まれてマルチモーダル
変更装置105へと送られる。
【0066】一方、演算装置150においては、その記
憶装置104にユーザの顔画像あるいはユーザ以外の顔
画像が記憶されているものとする。この顔画像は、演算
装置150の持つデータ受信装置106において、あら
かじめユーザ以外から伝送されてきたものであってもよ
い。
【0067】次に、演算装置150においては自己の持
つマルチモーダルデータ変更装置105により、ユーザ
の状況情報対応にマルチモーダルデータに対する所定の
変更処理を行う(図5のステップS−204)。
【0068】ここでは、マルチモーダルデータとして顔
画像を扱うものとしてこれに対する変更処理を説明を行
う。
【0069】<マルチモーダルデータ変更装置の構成と
処理例>図6はマルチモーダルデータ変更装置105の
構成例を示したものである。本マルチモーダルデータ変
更装置105は、受信されたユーザの状況情報対応に顔
画像の変更処理を行うものであり、与えられた画像から
その特徴を抽出する画像特徴抽出手段901、前記画像
特徴抽出手段901で抽出した画像特徴に基づき、分割
画像領域を設定するための分割領域設定手段902、こ
の分割領域設定手段902で設定した分割領域に含まれ
る画像情報を保持しておくための分割画像保持手段90
3、分割領域を変形するための分割領域変形手段90
4、前記分割領域変形手段904で変形した分割領域
に、前記分割画像保持手段903に保存しておいた該当
する分割領域の画像を再合成するための画像再合成手段
905とから構成される。
【0070】このような構成のマルチモーダルデータ変
更装置105の作用を説明する。
【0071】図7は、本マルチモーダル変更装置105
における、処理の流れを表したものであり、これをもと
にユーザの状況情報対応に顔画像の変更処理を行う例を
説明する。
【0072】ここでは、平常顔をもとに、様々な表情変
化をさせた顔画像の生成について説明する。顔画像を変
更させるために、顔画像を変形の基本となる複数の領域
に分割することを考える。この場合、まずはじめに、顔
画像を分割する上で基準となる画像特徴を抽出する(図
7のステップS−1001)。顔画像上の特徴として、
右目、左目、鼻、および口の中心位置、および顔の輪郭
情報などを抽出する。
【0073】次にマルチモーダルデータ変更装置105
は画像領域の設定を行う(図7のステップS-100
2)。顔画像を変形させる際に基本となる画像領域の設
定を行うのが、このステップS-1002での顔画像分
割領域設定処理である。
【0074】顔画像を右目、左目、そして口の中心を通
る縦軸を基準に、ここで設定した縦軸と画像境界との交
点、および画像端点、あるいは前記画像特徴の抽出(図
7のステップS−1001)で抽出した顔輪郭を包摂す
る四辺形領域との交点、および四辺形領域端点の4頂点
で構成される4つの短冊状画像領域に分割するものとす
る(図1参照)。
【0075】次に、マルチモーダルデータ変更装置10
5は分割顔画像情報の取得を行う(図7のステップS−
1003)。この処理は、分割した各領域に含まれる画
像情報を保持しておくための処理である。例えば、分割
領域を構成する4頂点の位置情報と、領域内画像情報を
記憶装置104に保持しておく。分割領域の四辺形が長
方形でない場合、4頂点の位相情報に基づき、画像情報
のリサンプリングを行い、長方形領域に正規化して保持
しておく。
【0076】顔特徴の抽出(図7のステップS−100
1)から分割顔画像情報の取得(図7のステップS−1
003)までの処理は、変更する対象の顔画像が変更さ
れない限り、あらかじめ一度行っておけばよい。
【0077】次に、マルチモーダルデータ変更装置10
5は分割領域の変形処理を行う(図7のステップS-1
004)。この分割領域の変形処理では、演算装置15
0で受信した相手端末100aあるいは100nからの
センサデータ(ユーザの状況情報)を元に、前記顔画像
分割領域の設定(図7のステップS-1002)で領域
設定した各分割領域を構成する頂点情報を変化させ、変
形具合を決定する処理を行う。
【0078】ここでは、変形具合の決定に、例えば、図
2で説明した3関節を有する触覚デバイス5を用いると
し、触覚デバイス5上に設置した各種センサ情報を用い
ることにする。上述したように、図2の例の場合、触覚
デバイス5にはその各関節に、曲げセンサ5aが設置し
てあるほか、本体に加速度を計測する加速度センサ5
b、および傾きを計測するジャイロセンサ5cが設置し
てある。
【0079】この触覚デバイス5を関節部分で山谷山と
折り曲げた際の各関節に設置された曲げセンサ5a出
力、つまり関節の曲がり具合を、分割領域の幅に反映さ
せる。その反映のさせ方としては、第1関節の曲がり具
合から、第1画像領域1の幅を決定させ、第2関節の曲
がり具合から、第2、および第3の分割画像領域2,3
の幅を決定させ、第3関節の曲がり具合から、第4の分
割画像領域4の幅を決定させるようにする。これによ
り、ユーザが端末100を手で握って、当該端末100
の触覚デバイス5を強く押し曲げると、合成用分割領域
の幅が狭くなり、触覚デバイス5の握りを緩めて引き伸
ばすと、合成用分割領域が広くなるように処理させるこ
とができる。
【0080】また、触覚デバイス5の傾き具合を測る加
速度センサ5b出力を、前記顔画像分割領域の設定(図
7のステップS-1002)で設定した右目、左目を通
る2本の分割線上に存在する分割画像領域頂点の上下方
向画像配置の決定に反映させようにする。つまり、触覚
デバイス5を奥に傾けると、2本の分割線を画面上、上
方向にシフトさせ(つまり、2本の分割線上に存在する
全ての分割画像頂点を画面上、上方向にシフトさせ)、
手前に傾けた場合、下方向にシフトさせるようにマッピ
ング処理させる。
【0081】同様に、取得される触覚デバイス5の回転
姿勢を測るジャイロセンサ5c出力については、前記顔
画像分割領域の設定(図7のステップS-1002)で
設定した右目、左目を通る2本の分割線上に存在する分
割画像領域頂点の左右方向画像配置の決定に反映させる
ようにするものとする。つまり、触覚デバイス5を右に
回転させると、2本の分割線を、右方向にシフトさせる
ように反映させ、逆に触覚デバイスを左に回転させる
と、分割線が左方向にシフトするように反映させる。
【0082】この結果、各種センサ5a,〜5c出力と
画像合成領域(領域1,2,3,4)の設定に関連した
マッピングは図2のMの如きに反映されることになる。
【0083】次に、マルチモーダルデータ変更装置10
5は変形後の顔画像合成処理に移る。この処理では、前
記分割領域の変形(図7のステップS-1004)で設
定した合成用の分割領域に、前記顔画像分割領域の設定
(図7のステップS-1003)で設定した対応する分
割領域内に存在する画像情報をマッピングする。そし
て、これにより、再合成顔画像を得る(図7のステップ
S-1005)。その結果、変形後の顔画像が得られ
る。
【0084】前記3関節型の触覚デバイス5を使用した
場合、触覚デバイス5を押し曲げることで、合成される
顔画像が細長く表示され、逆に、引き伸ばすことで顔が
横伸びした形で表示されることになる。また、触覚デバ
イス5を奥に傾けると、目の位置を通る2本の分割線が
それぞれ触覚デバイス5の傾き対応に上方向にシフトさ
せたかたちでマッピングする結果、当該上方向シフトに
より、笑った印象を与える顔画像を合成することができ
る。逆に手前に傾けると、目の位置を通る2本の分割線
が触覚デバイス5の傾き対応に下方向にシフトさせたか
たちでマッピングする結果、当該下方向シフトにより、
悲しんだ印象を与える顔画像を合成させることができ
る。
【0085】更に、触覚デバイス5を右方向に回転させ
ると、その回転量対応に分割線を右方向にシフトさせる
ように画像をマッピング処理する。その結果、分割画像
領域1,2,3,4の相対横幅比率が変化し、右に向い
た印象を与える顔画像が合成されることになる。逆に左
に回転させると、その回転量対応に分割線を左方向にシ
フトさせるように画像をマッピング処理し、その結果と
して左に向いた印象を与える顔画像が合成されることに
なる。
【0086】尚、上記の各種状況センサ出力と、マルチ
モーダルデータ変更のための分割領域変形場所との関連
づけは、これに固定したものではなく、任意の組み合わ
せが可能である。この場合、触覚デバイス5の変形具合
と、生成される顔画像の変形具合の関係は上記と異なっ
たものになる。
【0087】以上により、マルチモーダルデータ変更装
置105において前記記憶装置104から取り出した顔
画像データが端末側からの各種状況センサ出対応に変更
され、新たな顔画像データが合成されたことになる。
【0088】マルチモーダルデータ変更装置105によ
るこのような顔画像データ合成の処理が終わるとマルチ
モーダルデータの送信処理に移る(図5のステップS-
205)。マルチモーダルデータの送信は、前記演算装
置150におけるマルチモーダル変更装置105におい
て、変形後の顔画像合成(図7のステップS-100
5)で合成した顔画像をデータ送受信装置106に送
り、データ送受信装置106はこれを端末100aある
いは100nへマルチモーダルデータとしてデータ伝送
する。
【0089】端末100aあるいは100nでは、この
伝送されてきたマルチモーダルデータの受信処理を行う
(図5のステップS-206)。
【0090】端末100aあるいは100nにおける当
該受信処理は、前記マルチモーダルデータの送信(図5
のステップS-205)で使用者あるいは使用者以外か
ら伝送された顔画像データをコミュニケーション端末1
00aまたは100nのデータ送受信装置103で受信
するためのもので、受信したマルチモーダルデータは、
変形された顔画像データとしてデータ提示装置102に
表示される(図5のステップS−207)。
【0091】上記第1の実施例では、マルチモーダルデ
ータとして顔画像データを用いたが、マルチモーダルデ
ータに音データを用いる構成とすることもできる。この
場合、前記マルチモーダルデータ変更装置105におい
て、触覚デバイス5に設置された曲げセンサ5aの出力
を例えば、音強度、加速度センサ5bの出力を例えば、
ピッチ(音高さ)、ジャイロセンサ5cの出力を例えば
テンポ(リズム)に割り当てて変更する。もちろん、こ
れはあくまでも一例であってこれらの組み合わせはこれ
に固定されるものではなく、任意の組み合わせが可能で
ある。
【0092】これらの対応づけにより、再生中の音楽デ
ータに対し、ユーザは触覚デバイス5を操作すること
で、音楽データを実時間で変更して楽しむことが可能と
なる。
【0093】また、上記の第1の実施例では、端末同士
のコミュニケーションを想定したが、同様のアプリケー
ションとしては、対戦型のゲームへの応用が考えられ
る。例えば、演算装置150上で各端末100a〜10
0nから送られた状況センサデータ(状況情報)を得点
に置き換え、その得点を元に勝敗をマルチモーダルデー
タでフィードバックするシステム等が考えられる。
【0094】さらに、上記の第1の実施例では、それぞ
れの端末100a〜100nからの状況センサ出力を演
算装置150で統合し、全員に同じマルチモーダルデー
タをフィードバックするシステム等も考えられる。例え
ば、不特定多数のコミュニティ参加者の全体的意志がど
うなっているかを把握したい場合に使用する。
【0095】図8は、各端末100a〜100nからの
状況センサ出力を統合し、コミュニティ全体の意思を反
映した画面を演算装置150で生成し、ここで生成した
画面データを各端末100a〜100nへ画像データと
して伝送し、表示させるようにする。このことで、コミ
ュニティ全体の動向を共有するシステムの概要を示すよ
うにした例である。この結果、不特定多数のコミュニテ
ィ参加者の全体的意志がどうなっているかを各自の端末
で知ることができるシステムとなる。
【0096】以上の第1の実施例は、マルチモーダルデ
ータ変更装置105を端末100a〜100n以外のも
のに設けた構成としたものであった。次に、マルチモー
ダルデータ変更装置105を端末100a〜100n自
身に持たせる構成とする例を説明する。
【0097】(第2の実施例)第2の実施例はマルチモ
ーダルデータ変更装置105を端末側に設けるようにし
た例であって、以下、詳細を説明する。
【0098】図9は、本発明のコミュニケーションシス
テムの第2実施例に関わる構成図であり、300a,〜
300nは本発明によるコミュニケーション端末(以
下、端末と呼ぶ)であって、基本的構成は第1の実施例
の端末100a〜100nと同様であって、複数のユー
ザがそれぞれ自己の端末300a,〜300nを持っ
て、他のユーザの端末300a,〜300nと演算装置
350を介してコミュニケーションする点でも第1の実
施例と同じである。
【0099】第2の実施例における端末300a,〜3
00nは、ユーザの顔画像、体の各部位の動き、体温、
脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環境の温度、
湿度、明るさのうち少なくとも1つ以上を計測する状況
センサ301と、前記状況センサ301のセンサ出力デ
ータを伝送し、かつ使用者および使用者以外から伝送さ
れたセンサ出力データを受信するデータ送受信装置30
2と、画像、音、振動パターン、温度変化パターンのデ
ータのうち少なくとも1つ以上(以下、マルチモーダル
データと呼ぶ)を記憶する記憶装置303と、前記デー
タ送受信装置302で受信した少なくとも一つ以上の状
況センサ出力、または同出力の組み合わせ方または同出
力と前記記憶装置303に記憶されたマルチモーダルデ
ータとの組み合わせ方に応じて、少なくとも一つ以上の
前記記憶装置303内のマルチモーダルデータを実時間
で変更させるマルチモーダルデータ変更装置304と、
変更されたマルチモーダルデータを使用者に提示するデ
ータ提示装置305とから構成される。
【0100】第1の実施例と同様、各端末300a,〜
300nは、無線通信あるいは有線通信により、外部の
演算装置350と接続されている。この演算装置350
は、センサデータ変更装置306およびデータ送受信装
置307とを備える。
【0101】センサデータ変更装置306は、各端末3
00a〜300nから送信されたセンサ情報(状況情
報)のうち、少なくとも一つ以上の出力による顔画像の
変更処理または同出力の組み合わせによる顔画像変更処
理を行うものである。
【0102】データ送受信装置307は各端末300a
〜300nからのセンサデータの受信、センサデータ変
更装置306にて変更されたデータを端末300a〜3
00nに送信するものである。
【0103】図10は、第2の実施例における処理の流
れを示したものである。図10をもとに第2の実施例の
コミュニケーションシステムの作用を説明する。
【0104】ユーザの状況取得(図10のステップS-
401)は第1の実施例におけるS-201と同様な処
理であるため、説明は省略する。
【0105】ユーザの状況取得が終わると、得られた状
況データを送信する(図10のステップS-402)。
ステップS-401で取得したセンサ出力データ(前記
ユーザの状況情報)をデータ送受信装置302により、
ユーザあるいはユーザ以外に伝送する処理である。
【0106】ユーザの触り具合や握り具合を計測するこ
とが可能な第1の実施例に記載の触覚デバイス5を用い
た場合、曲げセンサ5a、加速度センサ5b、およびジ
ャイロセンサ5c出力を時系列で伝送することになる。
【0107】次に、状況データの受信処理を行う(図1
0のステップS−403)。これは、前記状況データの
送信(図10のステップS−402)で各端末300a
〜300nから送られてきた状況データを演算装置35
0のデータ送受信装置306において受信する処理であ
る。
【0108】状況データを受信したならば、次にこの受
信した状況データの変更をする(図10のステップS−
404)。状況データの変更処理は、前記状況データの
受信(図10のステップS−403)で受信したユーザ
あるいはユーザ以外から伝送された状況センサデータを
変更するための処理である。
【0109】この場合の変更とは、曲げセンサ5a、加
速度センサ5b、およびジャイロセンサ5c出力が変換
されたもの、またはそれらの統合が行われたものであ
る。
【0110】ここで変更した状況データは、演算装置2
0のデータ送受信装置306より送信され(図10のス
テップS−405)、各端末300a〜300nそれぞ
れのデータ送受信装置302で受信されることになる
(図10のステップS−406)。
【0111】次にマルチモーダルデータの変更処理を行
う(図10のステップS−407)。この処理は、端末
300a〜300n上のマルチモーダルデータ変更装置
304において、前記変換状況データの受信処理(図1
0のステップS−406)において受信した状況データ
に基づき、前記記憶装置303に格納されたマルチモー
ダルデータを変更するための処理である。
【0112】マルチモーダルデータ変更装置304にお
けるこの変更処理とは、顔画像データを用いた場合、第
1の実施例で説明した方法と同様な状況データ(状況情
報)対応のマッピング法により、顔画像データを変更し
て合成する処理である。
【0113】顔画像データの変更が済むと次にマルチモ
ーダルデータの呈示を行う(図10のステップS-40
8)。これにより、前記マルチモーダルデータの変更処
理(S−407)で得られた変形した合成顔画像が、デ
ータ呈示装置305に表示される。
【0114】第1の実施例に記載した対戦型ゲームに本
実施形態を適用した場合、あるユーザから送られた状況
データの組み合わせパターンから、他のユーザのセンサ
データ強度を抑制するといった使い方が考えられる。こ
れは、必殺技のような特定のアクションパターン(複数
センサ出力時系列の組み合わせ)を入力したユーザが、
一定時間、他のユーザに優先して自分の行動をシステム
に反映させることができるといったような効果の付与に
利用できる。この結果、その一定時間の間、他のユーザ
が自分の行動結果が十分に反映されず、ハンディキャッ
プを負った状況を生成するといったことができ、ゲーム
性を一層高める効果が期待できる。また、第1の実施例
同様に参加者全員の意思表示などへのアプリケーション
応用も考えられる。
【0115】さらに、状況センサデータとして心拍や皮
膚温度の計測データが同時に演算装置に送られてきた場
合、そのユーザの興奮状態(のめりこみ度)を判定し、
触覚デバイス5上の状況センサ出力のデータ変化を強調
するといった使い方もできる。例えば、心拍や皮膚温度
がある閾値を超えると、のめりこみ度が高いと判断し、
状況センサの出力強度を高め、端末側に強調された状況
データを送信するわけである。使用者は、強調された状
況データに基づき変更されたマルチモーダルデータがフ
ィードバックされることになり、ユーザの状況により感
度が変化するシステムが構成でき、よりシステムへのの
めりこみ度を向上させることが期待できる。
【0116】この場合に第1の実施例との違いは、変更
されたマルチメディアデータよりデータ量の少ない状況
センサ出力を送受信することで、同様な画像効果を、よ
り効率的に実現するためのシステムを構築することがで
きるという点である。
【0117】上記第2の実施例では、マルチモーダルデ
ータとして顔画像データを用いた場合であるが、マルチ
モーダルデータを音データにした場合、前記マルチモー
ダルデータ変更装置304におけるセンサ出力と音楽デ
ータとの関連づけは、第1の実施例の場合と同様に行う
ことで、音を実時間で変化させて楽しむことができる。
【0118】次に別の例を第3の実施例として説明す
る。
【0119】(第3の実施例)図11は、本発明のコミ
ュニケーション装置の第3実施例に関わる構成図であ
り、端末同士で直接コミュニケーションを図ることがで
きるようにしたシステムである。
【0120】500a〜500nが本発明による端末で
あり、当該端末500a〜500nは、ユーザの顔画
像、体の各部位の動き、体温、脳波、心拍、皮膚電位ま
たは使用者の周囲環境の温度、湿度、明るさのうち少な
くとも1つ以上を計測する状況センサ501と、前記状
況センサ501の出力を伝送し、かつ使用者以外のセン
サデータを受信するデータ送受信装置502、画像、
音、振動パターン、温度変化パターンのデータのうち少
なくとも1つ以上(以下、マルチモーダルデータと呼
ぶ)を記憶する記憶装置503と、前記データ送受信装
置502で受信した少なくとも一つ以上の状況センサ出
力、または同出力の組み合わせ方または同出力と前記記
憶装置503に記憶されたマルチモーダルデータとの組
み合わせ方に応じて、少なくとも一つ以上の前記記憶装
置503内のマルチモーダルデータを実時間で変更させ
るマルチモーダルデータ変更装置504と、マルチモー
ダルデータを使用者に提示するデータ提示装置505と
で構成される。
【0121】図12は、第3の実施例のシステムにおけ
る処理の流れを示したものである。図12に示す処理ス
テップのうち、ユーザの状況取得(図12のステップS
−601)からマルチモーダルデータの呈示(S−60
5)までは、第2の実施例における、状況取得(図12
のステップS−401)から状況データの送信(図12
のステップS−402)、および変換状況データの受信
(図12のステップS−406)からマルチモーダルデ
ータの呈示(図12のステップS−408)までの処理
と基本的には同じであるが、状況データの送信先が演算
装置でなく、端末500a〜500n相互間であり、送
信された状況データを直接、端末500a〜500n相
互間で受信する点だけが異なる。
【0122】すなわち、各端末500a,〜500n
は、無線通信あるいは有線通信により、互いに接続され
ている。これら各端末500a,〜500nは、マルチ
モーダルデータ変更装置504およびデータ送受信装置
502および記憶装置503および状況センサ501お
よびデータ呈示装置505とを備える。
【0123】すなわち、まず、ある端末500のユーザ
は自己の持つ端末100の前記状況センサ501を用
い、自己の状況情報の取得を行う(図12のステップS
−601;ユーザの状況取得処理)。
【0124】ユーザの状況取得が終わると、得られた状
況データを送信する(図12のステップS-602)。
ステップS-601で取得したセンサ出力データ(前記
ユーザの状況情報)をデータ送受信装置502により、
ユーザあるいはユーザ以外に伝送するわけである。
【0125】ユーザの触り具合や握り具合を計測するこ
とが可能な第1の実施例に記載の触覚デバイス5を用い
た場合、曲げセンサ5a、加速度センサ5b、およびジ
ャイロセンサ5c出力を時系列で伝送することになる。
【0126】次に、相手方端末は状況データの受信処理
を行う(図12のステップS−603)。これは、前記
状況データの送信(図12のステップS−602)で各
端末500a〜500nから送られてきた状況データを
自己のデータ送受信装置502において受信する処理で
ある。
【0127】状況データを受信した端末は、次にこの受
信した状況データを用いて当該状況データ対応に顔画像
の変更処理をする(図12のステップS−604)。状
況データ対応の顔画像変更処理は、状況データ、すなわ
ち、曲げセンサ5a、加速度センサ5b、およびジャイ
ロセンサ5c出力対応に、行うマルチモーダルデータの
変更処理である。この処理は、前記受信した変換状況デ
ータを用いて端末500a〜500n上のマルチモーダ
ルデータ変更装置504が前記記憶装置303に格納さ
れたマルチモーダルデータに対して行う処理であって、
この変更処理とは、顔画像データを用いた場合、第1の
実施例で説明した方法と同様な状況データ(状況情報)
対応のマッピング法により、顔画像データを変更して合
成する処理である。
【0128】顔画像データの変更が済むと次にマルチモ
ーダルデータの呈示を行う(図12のステップS-60
5)。これにより、前記マルチモーダルデータの変更処
理で得られた変形した合成顔画像が、ユーザの端末50
0におけるデータ呈示装置505に表示される。
【0129】第1の実施例に記載した対戦型ゲームに本
実施形態を適用した場合、あるユーザから送られた状況
データの組み合わせパターンから、他のユーザのセンサ
データ強度を抑制するといった使い方が考えられる。こ
れは、必殺技のような特定のアクションパターン(複数
センサ出力時系列の組み合わせ)を入力したユーザが、
一定時間、他のユーザに優先して自分の行動をシステム
に反映させることができるといったような効果の付与に
利用できる。この結果、その一定時間の間、他のユーザ
が自分の行動結果が十分に反映されず、ハンディキャッ
プを負った状況を生成するといったことができ、ゲーム
性を一層高める効果が期待できる。また、第1の実施例
同様に参加者全員の意思表示などへのアプリケーション
応用も考えられる。
【0130】さらに、状況センサデータとして心拍や皮
膚温度の計測データが同時に演算装置に送られてきた場
合、そのユーザの興奮状態(のめりこみ度)を判定し、
触覚デバイス5上の状況センサ出力のデータ変化を強調
するといった使い方もできる。例えば、心拍や皮膚温度
がある閾値を超えると、のめりこみ度が高いと判断し、
状況センサの出力強度を高め、端末側に強調された状況
データを送信するわけである。使用者は、強調された状
況データに基づき変更されたマルチモーダルデータがフ
ィードバックされることになり、ユーザの状況により感
度が変化するシステムが構成でき、よりシステムへのの
めりこみ度を向上させることが期待できる。
【0131】この場合に第1の実施例との違いは、変更
されたマルチメディアデータよりデータ量の少ない状況
センサ出力を送受信することで、同様な画像効果を、よ
り効率的に実現するためのシステムを構築することがで
きるという点である。
【0132】上記第3の実施例においても、マルチモー
ダルデータとして顔画像データを用いる方式の他、マル
チモーダルデータを音データにした場合、前記マルチモ
ーダルデータ変更装置504におけるセンサ出力と音楽
データとの関連づけを、第1の実施例の場合と同様に行
うことで、音を実時間で変化させて楽しむことができ
る。
【0133】このように、この第3の実施例において第
2の実施例との違いは、演算装置350を用いることな
く端末500a〜500nにおいて状況データの送受信
を行い、端末内で直接、この状況データ対応に画像の変
更処理を行うようにしている点である。
【0134】この場合、演算装置350のような状況デ
ータ変換処理のための装置を外部に用意する必要がない
ため、複数台の端末500a〜500nのうち、少なく
とも2台があればよく、簡易にシステムを構築すること
ができる。
【0135】また、データ量の少ない状況センサ出力を
送受信することで、ネットワーク負荷の低いシステムが
構築できるメリットもある。
【0136】(第4の実施例)図13は、本発明のコミ
ュニケーション装置の第4実施例に関わる構成図であ
り、端末同士で直接コミュニケーションを図るシステム
である。端末700a〜700nは、ユーザの顔画像、
体の各部位の動き、体温、脳波、心拍、皮膚電位または
ユーザの周囲環境の温度、湿度、明るさのうち少なくと
も1つ以上を計測する状況センサ701と、画像、音、
振動パターン、温度変化パターンのデータのうち、少な
くとも1つ以上(以下、これらをマルチモーダルデータ
と呼ぶ)を記憶する記憶装置703と、少なくとも一つ
以上の前記状況センサ701の出力、または同出力の組
み合わせ方または同出力と前記記憶装置703に記憶さ
れたマルチモーダルデータとの組み合わせ方に応じて、
少なくとも一つ以上の前記記憶装置703内のマルチモ
ーダルデータを実時間で変更させるマルチモーダルデー
タ変更装置704と、前記マルチモーダルデータ変更装
置704で変更したマルチモーダルデータを送受信する
ためのデータ送受信装置702と、前記データ送受信手
段702で受信したマルチモーダルデータを使用者に提
示するデータ提示装置705と、で構成される。
【0137】図14は、第4の実施例における本システ
ムの処理の流れを示したものである。各処理は、第3の
実施例におけるものと同一処理であるため、説明は省略
する。
【0138】第4の実施例における本システムの第3の
実施例との違いは、端末から別の端末へ送信するデータ
が、第3の実施例のように状況データではなく、状況デ
ータを用いて変更処理した処理済みのマルチモーダルデ
ータとした点である点である。
【0139】第4の実施例における端末700a〜70
0nにはそれぞれ状況センサ701を備えている。状況
センサ701としては触覚デバイス5を用いており、前
述したようにこの触覚デバイス5には、曲げセンサ5
a、加速度センサ5b、ジャイロセンサ5cが搭載され
ていて、ユーザが触覚デバイス5を手に持ち、変形させ
たり、動かしたり、姿勢を変えたりした場合に、その状
況を計測でき、状況データ(状況情報)として取得でき
る。この状況データを用いて顔画像の変更処理を行う。
【0140】端末700a〜700nにおいては、それ
ぞれ記憶装置703にユーザの顔画像あるいはユーザ以
外の顔画像が記憶されているものとする。この顔画像
は、端末700a〜700nの持つデータ送受信装置7
02において、あらかじめユーザ以外から伝送されて受
信されたものであってもよい。
【0141】マルチモーダルデータ変更装置704で
は、記憶装置703に記憶されたこの顔画像に対して、
少なくとも一つ以上の前記状況センサ701の出力、ま
たは同出力の組み合わせ方または同出力と前記記憶装置
703に記憶されたマルチモーダルデータとの組み合わ
せ方に応じて、少なくとも一つ以上のマルチモーダルデ
ータを実時間で変更させる(図14のステップS−80
2)。
【0142】そして、このようにして得たマルチモーダ
ルデータをデータ送受信装置702は相手端末へと送信
する(図14のステップS−803)。
【0143】そして、相手端末では自己の持つデータ送
受信装置702によりこの送信されてきたマルチモーダ
ルデータを受信する(図14のステップS−804)。
そして、この受信したマルチモーダルデータを自己のデ
ータ提示装置705に提示する(図14のステップS−
805)。
【0144】すなわち、第4の実施例の特徴は、前述し
たような触覚デバイス5を用いて構成された状況センサ
701を備えたユーザの端末700a〜700n側でユ
ーザの状況取得(図14のステップS−801)した
後、その取得した状況データを用いてマルチモーダルデ
ータの変更処理(図14のステップS−802)を実時
間で行って得たマルチモーダルデータを端末相互間での
送信データとしているという点である。
【0145】この構成によれば、第3の実施例と同様
に、演算装置を別途用意する必要がないため、端末が少
なくとも2つ以上あればよく、簡易にシステムを構築す
ることができる。
【0146】また、第3の実施例の場合、相手端末上に
提示されるマルチモーダルデータは、相手端末側の前記
マルチモーダルデータ変更装置504に実装された状況
データの処理手順に依存するが、本第4の実施例では、
ユーザ側の端末上で意図したマルチモーダルデータ変更
データを生成し、相手側に伝送することが可能であり、
ユーザの意図を反映させた効果を付加したマルチモーダ
ルデータを相手端末上に呈示させることができるという
メリットがある。
【0147】以上、種々の実施例を説明したが要するに
本発明は、平常顔の顔写真を、目、鼻等の基準軸を以て
短冊型に領域分割し、曲げ、傾き、回転といった処理
を、曲げ、傾き、回転などのセンサを備えた触覚デバイ
スに対するユーザの操作量対応に所定の変形をさせるべ
く、マッピング処理し、顔画像を合成するようにしたも
のである。この処理により、様々な、顔の表情や仕草を
平常顔より得ることができるようになり、従って、この
技術により、動画を伝送せずとも、一枚の顔画像から種
々の表情を擬似的に再現して提示できるようになり、触
覚デバイスの操作対応に変化させて表情に富んだ顔画像
を表示してコミュニケーションに利用することができる
ようになると共に、触覚デバイスの操作対応に音楽のテ
ンポやピッチ、音程などの変化に反映させたり、ゲーム
の必殺技への反映などの応用もでき、これによって、音
楽データを実時間で変更して楽しむことができたり、ゲ
ーム性を豊かにすることができたり、といった応用のみ
ちが拓ける。
【0148】しかも、顔写真を用いる方式の場合、表情
豊かに表示されるのは対話相手の本人の顔画像であるか
ら、よりリアルに感情を伝達できるものとなる。
【0149】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、種々変形して実施可能である。ま
た、本発明において、上記実施形態には種々の段階の発
明が含まれており、開示される複数の構成要件における
適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例
えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成
要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄
で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果
の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる
場合には、この構成要件が削除された構成が発明として
抽出され得る。
【0150】また、本発明における実施形態に記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハ
ードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、CD
−R、CD−RW、DVD、MOなど)、半導体メモリ
などの記録媒体に格納して頒布することもでき、また、
ネットワークを介しての伝送により、頒布することもで
きる。
【0151】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、より
親密なコミュニケーションを図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明原理を説明するための図であって、本発
明の原理におけるマルチモーダルデータ変更処理で用い
る顔画像データを4つの画像領域に分割した様子を表し
た図である。
【図2】本発明原理を説明するための図であって、本発
明において用いる3関節型触覚デバイスに装着された曲
げセンサ、加速度センサ、およびジャイロセンサと、各
センサの出力値に対応して変化する分割画像領域箇所を
示した図である。
【図3】本発明原理を説明するための図であって、変化
させた分割画像領域に顔画像のマッピングにより異なる
印象を与える顔表情が合成される様子を説明するもので
あって、両目を通る2本の分割線を上下方向にシフトさ
せた際に生成される、異なる印象を与える顔変形画像例
を示す図である。
【図4】本発明を説明するための図であって、本発明の
コミュニケーション装置の第1の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明の
コミュニケーション装置の第1実施例における処理の流
れ図である。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明シ
ステムにおけるマルチモーダルデータ変更装置での処理
手段の構成図である。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明シ
ステムにおけるマルチモーダルデータ変更装置での処理
の流れを示す図である。
【図8】本発明を説明するための図であって、本発明の
コミュニケーション装置の第1実施形態を用い、コミュ
ニティの全体動向共有システムを構築した際の概要を示
した図である。
【図9】本発明を説明するための図であって、本発明の
コミュニケーション装置の第2の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】本発明を説明するための図であって、本発明
のコミュニケーション装置の第2の実施例における処理
の流れを示す図である。
【図11】本発明を説明するための図であって、本発明
のコミュニケーション装置の第3の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図12】本発明を説明するための図であって、本発明
のコミュニケーション装置の第3の実施例における処理
の流れを示す図である。
【図13】本発明を説明するための図であって、本発明
のコミュニケーション装置の第4の実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図14】本発明を説明するための図であって、本発明
のコミュニケーション装置の第4の実施例における処理
の流れを示す図である。
【符号の説明】
5…触覚デバイス 5a…曲げセンサ 5b…加速度センサ 5c…ジャイロセンサ 100a〜100n,300a,〜300n,500a
〜500n,700a〜700n…コミュニケーション
端末 101,301,501,701…状況センサ 104,303,503,703…記憶装置 105…マルチモーダルデータ変更装置 150,350…演算装置 302,502,702…データ送受信装置 304,505,704…マルチモーダルデータ変更装
置 305,705…データ提示装置 901…画像特徴抽出手段 902…分割領域設定手段 903…分割画像保持手段 904…分割領域変形手段 905…画像再合成手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 BA08 BA12 BA15 CA05 EA19 EA24 FA02 FA10 5B057 AA20 BA23 CC02 CD03 CD11 CE08 5C064 AA02 AB03 AC04 AC08 AC12 AD08 AD09 AD14 5E501 AA13 AC14 BA03 CA01 CB01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも曲げ、傾き、回転のうちの1つ
    のセンサを備えた触覚デバイスと、 与えられた顔画像を、目、鼻等の基準軸を以て領域分割
    する分割手段と、 前記触覚デバイスに対するユーザの操作量に対応した曲
    げ、傾き、回転などの変化に応じて前記分割手段によっ
    て領域分割された顔画像をマッピング処理し、合成する
    合成手段と、を具備することを特徴とするコミュニケー
    ション画像生成装置。
  2. 【請求項2】少なくとも曲げ、傾き、回転のうちの1つ
    のセンサを備えた触覚デバイスを操作手段として用いる
    と共に、顔画像を、目、鼻等の基準軸を以て領域分割
    し、前記触覚デバイスに対するユーザの操作量に対応し
    た曲げ、傾き、回転などの変化に応じて領域分割された
    前記顔画像をマッピング処理し、合成することを特徴と
    するコミュニケーション画像生成方法。
  3. 【請求項3】少なくとも曲げ、傾き、回転のいずれか1
    つのセンサを備えた触覚デバイスを操作手段として用い
    ると共に、コンテンツを前記触覚デバイスに対するユー
    ザの操作量に対応して調整処理するようにしたことを特
    徴とするコミュニケーション情報処理方法。
  4. 【請求項4】コンピュータに、与えられた顔画像を、
    目、鼻等の基準軸を以て領域分割させる機能と、 少なくとも曲げ、傾き、回転のうちの1つのセンサを備
    えた触覚デバイスを操作手段として用いると共に、前記
    触覚デバイスに対するユーザの操作量に対応した曲げ、
    傾き、回転などの変化に応じて領域分割された前記顔画
    像をマッピング処理して合成させる機能と、を実現させ
    ることを特徴とするコミュニケーション画像処理のため
    のプログラム。
  5. 【請求項5】使用者の顔画像、体の各部位の動き、音
    声、体温、脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環
    境の温度、湿度、明るさのうち少なくとも一つ以上を計
    測する状況センサと、マルチモーダルデータである画
    像、音、振動パターン、温度変化パターンの各データの
    うち少なくとも一つを使用者に提示する提示手段と、前
    記状況センサの計測結果およびマルチモーダルデータを
    送受信するためのデータ送受信手段とから構成される複
    数のコミュニケーション端末と、 マルチモーダルデータを記憶した記憶手段と、前記状況
    センサの計測結果およびマルチモーダルデータを前記コ
    ミュニケーション端末との間で送受信するデータ送受信
    手段と、前記記憶手段に記憶されたマルチモーダルデー
    タを変更するためのマルチモーダルデータ変更手段とか
    ら構成される演算装置とを備えることを特徴とするコミ
    ュニケーション装置。
  6. 【請求項6】前記演算装置は、前記マルチモーダルデー
    タ変更手段により、一つ以上の前記コミュニケーション
    端末より送信された前記状況センサの計測結果を統合処
    理し、各コミュニケーション端末に提示する前記マルチ
    モーダルデータを変換・作成することを特徴とする請求
    項5記載のコミュニケーション装置。
  7. 【請求項7】使用者の顔画像、体の各部位の動き、音
    声、体温、脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環
    境の温度、湿度、明るさのうち少なくとも一つ以上を計
    測する状況センサと、マルチモーダルデータである画
    像、音、振動パターン、温度変化パターンのデータのう
    ち少なくとも一つを使用者に提示する提示手段と、前記
    マルチモーダルデータを記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段に記憶されたマルチモーダルデータを変更するため
    のマルチモーダルデータ変更手段と、前記状況センサ出
    力を送受信するためのデータ送受信手段とから構成され
    る複数のコミュニケーション端末と、 前記状況センサの計測結果を実時間でデータ変換するた
    めのセンサデータ変換手段と、前記状況センサ出力を送
    受信するためのデータ送受信手段とからなる演算装置と
    から構成され、 各々の前記コミュニケーション端末では、変換されたセ
    ンサデータをもとに、前記記憶手段に格納された前記マ
    ルチモーダルデータを選択または変更して前記提示手段
    に提示することを特徴とするコミュニケーション装置。
  8. 【請求項8】前記演算装置は、前記センサデータ変更手
    段により、一つ以上の前記コミュニケーション端末より
    送信された前記状況センサの計測結果を統合して変換ま
    たは変換して統合し、前記統合かつ変換されたセンサデ
    ータを各コミュニケーション端末に送信することを特徴
    とする請求項7記載のコミュニケーション装置。
  9. 【請求項9】使用者の顔画像、体の各部位の動き、音
    声、体温、脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環
    境の温度、湿度、明るさのうち少なくとも一つ以上を計
    測する状況センサと、マルチモーダルデータである画
    像、音、振動パターン、温度変化パターンのデータのう
    ち少なくとも一つを使用者に提示する提示手段と、前記
    マルチモーダルデータを記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段に記憶されたマルチモーダルデータを変更するため
    のマルチモーダルデータ変更手段と、前記状況センサの
    計測結果を送受信するためのデータ送受信手段とから構
    成される複数のコミュニケーション端末とから構成さ
    れ、 各々の前記コミュニケーション端末より各々のコミュニ
    ケーション端末へ送信された前記状況センサの計測結果
    に基づいて前記記憶手段に格納されたマルチモーダルデ
    ータを前記マルチモーダルデータ変更手段にて変更し、
    前記提示手段に提示することを特徴とするコミュニケー
    ション装置。
  10. 【請求項10】使用者の顔画像、体の各部位の動き、音
    声、体温、脳波、心拍、皮膚電位または使用者の周囲環
    境の温度、湿度、明るさのうち少なくとも一つ以上を計
    測する状況センサと、マルチモーダルデータである画
    像、音、振動パターン、温度変化パターンのデータのう
    ち少なくとも一つを使用者に提示する提示手段と、前記
    マルチモーダルデータを記憶する記憶手段と、前記記憶
    手段に記憶されたマルチモーダルデータを変更するため
    のマルチモーダルデータ変更手段と、前記マルチモーダ
    ルデータ変更手段によって変更されたマルチモーダルデ
    ータを送受信するデータ送受信手段とを有することを特
    徴とするコミュニケーション装置。
  11. 【請求項11】前記記憶手段は、前記マルチモーダルデ
    ータを呈示した際に、前記状況センサで使用者を計測す
    ることで得られる計測結果を、新たなマルチモーダルデ
    ータとして記憶し再利用できることを特徴とする請求項
    7、請求項9および請求項10いずれか1項に記載のコ
    ミュニケーション装置。
  12. 【請求項12】前記マルチモーダルデータ変更手段は、
    画像中から目や口等の顔を特徴づける要素を抽出するた
    めの顔特徴位置抽出手段と、 この顔特徴位置抽出手段で抽出した顔部品の位置に基づ
    き、画像を領域分割する領域分割手段と、 この領域分割手段で分割された画像領域に含まれる画像
    情報を保持する画像情報保持手段と、 前記領域分割手段で分割した分割領域を変形するための
    分割領域変形手段と、 この分割領域変形手段で変形された各々の分割領域に前
    記画像情報保持手段の保持した当該分割領域に含まれる
    画像情報をマッピングする画像合成手段にて構成したこ
    とを特徴とする請求項5乃至請求項11いずれか1項に
    記載のコミュニケーション装置。
  13. 【請求項13】前記分割領域変形手段は、前記状況セン
    サの計測結果に応じて変形方法を決定することを特徴と
    する請求項12に記載のコミュニケーション装置。
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