JP2007122561A - 携帯端末装置および似顔絵データ提供システム - Google Patents

携帯端末装置および似顔絵データ提供システム Download PDF

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Abstract

【課題】 電子メールの内容に応じて自動的に似顔絵の表情を変えることのできる携帯端末装置、およびユーザの携帯端末装置に似顔絵データの提供を受けることのできる似顔絵データ提供システムを提供する。
【解決手段】 似顔絵表示端末1から顔画像が送信されると、これを受信した似顔絵変換サーバ2は該顔画像を似顔絵に変換して、似顔絵基本データと表情パラメータを似顔絵表示端末1に返信する。似顔絵表示端末1は、受信した似顔絵基本データと表情パラメータをアドレス帳と関連させて記憶する。似顔絵表示端末1は、メール送信端末3からの電子メールを受信すると、送信者のアドレスをアクセスし、該アドレスに関連する似顔絵データを読み出して、表示画面に表示する。表示された似顔絵は、電子メールに含まれる感情記号に従って前記表情パラメータを変化させることにより、その表情が変化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末装置および似顔絵データ提供システムに関し、特に、電子メール内容に応じて驚き・喜び・悲しみ等の表情を変化させた似顔絵を表示する携帯端末装置、および顔写真データから似顔絵を作成して提供する似顔絵データ提供システムに関する。
近年、インターネットのWebサイト上で、情報を発信するサービスが個人レベルで盛んに行われており、個人的な情報に至るまで文章で発信する人は多い。しかし、プライバシーの観点から本人の顔写真を公開する人は少なく、写真ほど個人の顔特徴を特定できないが、ある程度個人の特徴を誇張した似顔絵を作成して、Webサイト上で公開する人が多い。また、作成した似顔絵を電子メールで友人知人に送ることも考えられる。
現在、似顔絵を作成する技術およびそれを表示する装置が多数出現している。例えば、下記に示す非特許文献1には、実際に撮影された顔写真から似顔絵を作成する技術の原理が示されている。また、特許文献1には、似顔絵を再構成するために最低限必要な特徴点座標(素材データ)と表情変化時の特徴点座標の移動に関する制御手順(動きデータ)を電子メールで送信することで、受け手はより少ないデータ量で受信でき、表情を豊かに表現した画像を再生できるようにした電子装置および電子メールの受信再生方法が示されている。
西野史康、金子正秀、「顔特徴の印象表現に対する定量的分析と入力顔判別への応用」、信学技報告、HCS2004-51、pp.13-18 特開2004-70685号公報
しかしながら、前記非特許文献1には、顔写真から似顔絵を作成する技術の原理が示されているのみであり、携帯電話や移動通信等の技術分野への利用に関して格別の配慮がされていない。
また、前記特許文献1は、本人がアニメなどにより似顔絵を作り、電子メールに付して送信するものであり、異なる表情を有する似顔絵の作成に煩わしさがあったり、上手に作ることができない場合がある等の問題があった。また、異なる表情の似顔絵を表示する枠組みは用意したものの、実際に驚き・喜び・悲しみなどの表情をどのようにして、どのタイミングで、どの表情に変化させるのかという表情の制御については格別の配慮が無かった。例えば、電子メールに付随して送られた似顔絵に「ごめんなさい」という謝罪の表情変化をさせて表示する場合も、変化させる表情の種類とタイミング等の表情の制御を誰がどのように決定するのかについては明確ではなく、送信者があらかじめ手動で設定する必要があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の課題を解決し、表情変化の制御について面倒な手動設定をすることなく、電子メールの内容に応じて自動的に似顔絵の表情を変えることのできる携帯端末装置、およびユーザの携帯端末装置に簡単に似顔絵データの提供を受けることのできる似顔絵データ提供システムを提供することにある。
前記した目的を達せするために、本発明は、電子メールを送受信できる携帯端末装置において、似顔絵データを該携帯端末装置のアドレス帳と関連付けて保存し、電子メール受信時に前記アドレス帳の送信者のアドレスをアクセスし、該アドレス帳から送信者の似顔絵を読み出して表示するようにした点に第1の特徴がある。
また、前記電子メールに含まれる感情記号に従って、似顔絵データに含まれる表情パラメータを変化させて似顔絵の表情を切り替えて表示するようにした点に第2の特徴がある。
また、画像信号を含む信号を送受信できる携帯端末装置と、該携帯端末装置から送られてきた顔画像信号を受信し、該顔画像信号を似顔絵データに変換し、前記携帯端末装置に返信する似顔絵変換サーバとからなる似顔絵データ提供システムを提供する点に第3の特徴がある。
本発明によると、電子メールを送受信できる携帯端末装置において、表情変化の制御について面倒な手動設定をすることなく、電子メールの内容に応じて自動的に似顔絵の表情を驚き・喜び・悲しみ等に変化させて表示することができる。その結果、電子メールの送り手の表情を豊かに表現でき、無味乾燥な文字の羅列であるメール文章よりも送り手の想いが伝わるようになる。
また、携帯端末装置のユーザは、似顔絵変換サーバに顔写真データを送るだけという簡単な操作で、該顔写真の似顔絵データの提供を受けることができるようになる。したがって、例えば電子メール仲間(友人、知人等)の顔写真さえあれば、電子メール仲間の似顔絵を簡単に作ることができるようになるので、ユーザが該似顔絵データ提供システムを大いに利用して、電子メールの交信をより楽しむようになることが期待できる。
以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。まず、図1を参照して、本発明の携帯端末装置および似顔絵データ提供システムが適用される通信システムの一例について説明する。
この通信システムは、図示されているように、似顔絵表示端末1,似顔絵変換サーバ2、メール送信端末3およびメールサーバ4からなり、相互にネットワーク5で接続されて構成される。ここに、前記似顔絵表示端末1とメール送信端末3の具体例としては、例えば、携帯電話などの携帯端末装置を考えることができる。以下に、それぞれの機能の概要について説明する。
似顔絵表示端末1は、画像入力装置または端末内の記憶領域から顔画像を取得して、似顔絵変換サーバ2に顔画像を送信する。また、似顔絵変換サーバ2から送信された似顔絵基本データと表情パラメータを受信し、それらをアドレス帳と関連付けて端末内に蓄積保持する。また、メールサーバから送信された電子メールを受信し、その一文一文を読み込んでその内容から送り手の感情を解析し、内容に応じた表情の似顔絵を、蓄積保持された似顔絵基本データと表情パラメータを用いて作成し、表示する。
似顔絵変換サーバ2は、似顔絵表示端末1から送信された顔画像を受信し、似顔絵解析用データと表情パラメータモデルを用いて似顔絵基本データと表情パラメータを作成して、似顔絵表示端末1に送信する。
メール送信端末3は、電子メールを作成し、メールサーバに送信する。
メールサーバ4は、メール送信端末から送信された電子メールを受信し、ヘッダに書かれている宛先に配信する。
次に、前記似顔絵表示端末1と似顔絵変換サーバ2のそれぞれの構成の詳細について説明する。
似顔絵表示端末1は、図2に示されているように、装置の中央演算を司るCPU11と、処理中のデータを一時的に保持するRAM12と、似顔絵を表示するために必要なデータを蓄積する記憶領域13と、似顔絵変換サーバ2との間でデータの授受およびメールサーバ4との間で電子メールの授受を行う通信制御手段14と、作成した似顔絵画像を一時的に保持するVRAM15と、一時的に保持された画像を画面に表示する画像表示手段16と、顔画像を撮影する画像入力手段17と、メール閲覧などの操作指示の入力を受け付ける操作入力手段18から構成される。
また、似顔絵変換サーバ2は、図3に示されているように、装置の中央演算を司るCPU21と、処理中のデータを一時的に保持するRAM22と、顔画像から似顔絵を作成するために必要なデータを蓄積する記憶領域23と、似顔絵表示端末1との間でデータの授受を行う通信制御手段24から構成される。
図1に示す通信システムの動作の概要、すなわち顔画像取得から似顔絵表示までの一連の処理の流れの概要を説明すると、次の処理(1)〜(8)のようになる。なお、この(1)〜(8)は、図1中の丸数字の対応する番号に対応する。
(1)似顔絵表示端末1にて:カメラまたは端末内のデータフォルダから顔画像を取得する。
(2)似顔絵表示端末1から似顔絵変換サーバ2へ、顔画像を送信する。
(3)似顔絵変換サーバ2にて:受信した顔画像から似顔絵基本データと表情パラメータを作成する。
(4)似顔絵変換サーバ2から似顔絵表示端末1へ、顔絵基本データと表情パラメータを送信する。
(5)似顔絵表示端末1にて:顔絵基本データと表情パラメータをアドレス帳に関連付けて登録する。
(6)メール送信端末3からメールサーバ4へ、作成した電子メールを送信する。
(7)メールサーバ4から似顔絵表示端末1へ、受信した電子メールを配信する。
(8)似顔絵表示端末1にて:受信した電子メール文章と似顔絵を表示する。電子メールの内容に応じて表情を変化させた似顔絵を作成し表示する。
以下に、上記の処理(1)〜(5)の詳細を説明する。図4は、前記処理(1)〜(5)を示す流れ図である。
図4において、似顔絵表示端末1(図2参照)は、まず画像入力手段17で人物の顔写真を撮影するか、または、アドレス帳に関連付けて記憶領域13に登録された顔画像ファイルから人物の顔写真が映った画像をデコードし、入力画像とする(画像入力S1)。例えば、「松尾 賢子」という人物の”matsuo.jpg”というファイル名の顔画像を入力画像として以後の説明を進める。次に、入力画像を似顔絵変換サーバに送信する(画像送信S2)。入力画像の送信は似顔絵表示端末1の通信制御手段14を介して行う。送信後はサーバ2から結果となる変換された似顔絵基本データと表情パラメータが返ってくるまで受信待ち状態となる。なお、似顔絵表示端末1で行われる処理の制御は全てCPU11が行う。また、処理中のデータはRAM12に一時的に保持する。
次に、似顔絵変換サーバ2(図3参照)は、似顔絵表示端末1より送信された入力画像を通信制御手段24を介して受信する(画像受信S3)。次いで、記憶領域23に保存されていた顔検出用テンプレートを用いて、画像内から顔が写っている領域を検出する(顔検出S4)。顔検出用テンプレートは、予め多数の人物の顔画像から作成する。顔検出は、画像内の肌色画素が広く分布している場所において、顔テンプレートとの類似度を調べ、顔テンプレートとの類似度が高い領域を顔が写っている領域として判定する。顔検出処理の結果、画像内の顔の位置座標を得る。例えば、顔検出には本発明者による特許出願(特願2005-235936号)「顔検出装置」の利用が可能である。
次に、顔検出S4で得られた顔位置座標を用い、その顔位置近傍の領域で目・鼻・口等の部位の座標を特定する(目鼻等部位特定S5)。例えば、目・鼻孔の位置を特定する場合は、リング形状のエッジフィルタを用い、その出力値が最大となる点を黒目位置と判定する。また、口の位置を特定するには、先に求めた顔位置座標付近において、予め多数の人物の顔画像から口の領域を切り出して作成した一般的な口テンプレートとの類似度を調べ、口テンプレートとの類似度が高い領域を口部位として判定する。眉や耳などの部位も同様にテンプレートを作成してそれを利用して検出することにより、各特徴点の位置を求められる。目鼻等部位特定処理の結果、目鼻等の特徴点の座標を得る。
次いで、目鼻等部位特定S5で得られた目鼻等の特徴点の座標を用い、画像内から顔が写っている領域を大きさと位置に関して正規化する。また、目鼻等の部位の特徴点を正規化された顔画像上で再計算し、その位置座標を補正する(正規化特徴点補正S6)。例えば、図5に示す通り、両目と両鼻孔を結ぶ四角形を作成し、その面積が人物に依存せず常に一定値になるように画像全体を縮小・拡大することで、顔全体および目鼻等部位の大きさの正規化が実現される。また、その四角形の重心を中心とした上下一定領域を切り出すことで、顔全体の位置に関する正規化が実現される。このとき、各特徴点の座標を正規化された顔画像上で再計算した値に補正する。正規化特徴点補正処理の結果、正規化された特徴点の座標を得る。
次に、記憶領域23に保存された似顔絵解析用データを用いて、正規化特徴点補正処理で得られた正規化特徴点の座標から、顔の特徴を解析して数値化し、似顔絵基本データを作成する(顔特徴解析数値化S7)。目鼻等の特徴点の座標を特徴空間上の特徴量に変換して数値化できる技術であれば、既存の顔認識技術のいずれでも当てはまる。例えば、電気通信大学の金子研究室の顔特徴解析方法を用いることができる。これは、予め多数の人物の特徴点の座標を主成分分析し、その主成分空間に正規化された特徴点の座標を写像したときの、各主成分軸の値を特徴量とする。予め多数の人物の特徴点の座標から作成した主成分空間の情報は、似顔絵解析用データとして予め登録されているとする。顔特徴解析数値化処理の結果、特徴空間上の特徴量を得る。
ここで、似顔絵基本データの特徴量を特徴空間上で変化させることによって、似顔絵基本データの表情を変化させることができる。そこで、特徴量をどのように変化させれば驚き、喜び、悲しみのいずれの表情になるかをパラメータ化し、表情パラメータを作成する(表情パラメータ作成S8)。表情パラメータは基本表情と別の表情との特徴量の差異を特徴空間上の数値で表したものとする。表情パラメータの作成には、予め多数の人物の顔画像から、基本表情と驚き、喜び、悲しみなどの表情との差異を特徴空間上で数値化して作成した表情パラメータモデルを用いる。
表情パラメータモデルには、主成分空間上の数値変更によって、基本となる似顔絵の表情を驚き、喜び、悲しみを表現した似顔絵に変化させるための、その具体的な数値が予め格納されている。表情パラメータモデルを変換対象となる似顔絵に適用して、その人物に適合した表情パラメータを作成する。ここで言う適合とは、表情パラメータモデルの数値に顔の個性を反映させた補正を加え、表情パラメータを作成することである。表情パラメータモデルは似顔絵変換サーバの記憶領域23に保持されているものとする。具体的な表情パラメータ作成には、特徴空間上の特徴量を変化させて別表情の特徴量を作成できる技術であれば、既存の技術のいずれでも当てはまる。例えば、電気通信大学の金子研究室の似顔絵誇張および表情作成方法を用いることができる。この技術は、主成分上で特徴量を変化させることにより、顔特徴を誇張する。
最後に、通信制御手段24を介して、作成された似顔絵基本データと表情パラメータを似顔絵表示端末に送信する(似顔絵送信S9)。なお、似顔絵変換サーバで行われる処理の制御は全てCPU21が行う。また、処理中のデータはRAM22に一時的に保持する。
次に、似顔絵表示端末1は、似顔絵変換サーバから送信された顔絵基本データと表情パラメータを受信し(似顔絵受信S10)、記憶領域13に蓄積保持する。また、記憶領域13に蓄積保持されているアドレス帳に関連付けて登録する(アドレス帳登録S11,S12)。
アドレス帳の概念図と記述例を図6に示す。アドレス帳には、人物別に氏名、電話番号、メールアドレス、顔写真が関連付けて登録されてあり、これらと一緒に、前記受信した似顔絵基本データと表情パラメータも関連付けて登録する。記述に関しては、本実施例では「松尾 賢子」という人物に関連付けられるように似顔絵基本データと表情パラメータを登録する。図示の例では、似顔絵基本データが”matsuo.dat”、表情パラメータが”matsuo.par”というファイル名で蓄積保持されている。
以上のようにして、ある人の似顔絵表示端末1(例えば、携帯電話)のアドレス帳に、1人または複数人の友人などの似顔絵基本データと表情パラメータが登録されることになる。
次に、前記似顔絵表示端末1に、他のメール送信端末(例えば、携帯電話)などから電子メールが送られてくる場合の動作を、図7を参照して説明する。
メール送信端末3(図1参照)は似顔絵表示端末1宛の電子メールを作成し、メールサーバ4に送信する。例えば、メール送信端末3の所有者が先に似顔絵を作成した「松尾 賢子」でメールアドレスが”matsuo@kddilabs.jp”であったとし、以後の説明を進める。
メールサーバ4はメール送信端末3から送信された電子メールを受信し、ヘッダに書かれている宛先に配信する。ここでは、似顔絵表示端末1に電子メールを配信するものとする。
以下、登録された似顔絵と表情画像を、メールなどのコミュニケーションサービスの一機能として応用することを例に取って述べる。
似顔絵表示端末1はメール送信端末3から送信された電子メールを通信制御手段14を介して受信する(メール受信S20)。似顔絵表示端末1の保持者が操作入力手段18でメーラを起動し、受信したメールを閲覧する場合に、以下の処理を行う。受信したメールはヘッダを解析し、送信者を特定する(ヘッダ解析送信者特定S21)。例えば、送信者が“matsuo@kddilabs.jp”であったとすると、似顔絵表示端末1の記憶領域13に蓄積されたアドレス帳内にメールの送信者“ matsuo@kddilabs.jp”を検索し、人物を特定する。
検索の結果、メールの送信者の氏名が例えば「松尾 賢子」であったとすると、アドレス帳の該当人物に関連付けられた似顔絵基本データのファイル名および表情パラメータのファイル名を特定する。該ファイル名が、例えば、それぞれ“matsuo.dat”と“matsuo.par”であったとすると、それぞれの該当するファイルが読み込まれる(似顔絵データ読み込みS22)。
次に、似顔絵基本データとして得られた特徴空間上の特徴量を元の画像空間上の特徴点の座標に逆変換する。これは、先に述べた記憶領域23に蓄積保持された似顔絵解析用データに格納された主成分空間の情報と同一の似顔絵解析用のデータを記憶領域13に予め蓄積保持しておき、その似顔絵解析用データ用い、特徴量で重み付けされた主成分軸の線形結合により、元の座標位置を算出する。逆変換処理の結果、目鼻等の特徴点の座標を得る。逆変換処理で得られた目鼻等の特徴点の座標を用い、似顔絵を作成する。例えば、目鼻等の特徴点をつないで似顔絵を作成する。その結果、基本表情の似顔絵が作成される(逆変換似顔絵作成S23)。
次に、似顔絵表示端末1のVRAM15と画像表示手段16を用いて、メーラ初期画面を起動する。送信者、受信日時、件名、添付書類に関して表示する。この表示例を図9に示す。図9の左側に示されているように、送信者は「松尾 賢子」、受信日時は2005年6月27日、件名が「KDDI新聞原稿の件」、添付書類は無いことが示される。作成された基本表情の似顔絵は、似顔絵表示端末1のVRAM15と画像表示手段16を用いて同メーラ起動画面に表示される(基本表情似顔絵表示S24)。
次に、図8に、似顔絵表示端末1中の似顔絵表示装置の似顔絵表示の処理手順を示す。まず、メール本文を一文読み込み、画面に表示する(メール本文読み込み表示S25)。例えば、「昨日はありがとうございました。」という一文を、図9の中央の図に示す通り、噴出しで囲って表示する。
メールでは顔文字、絵文字、文脈、マーク等、ボタン切り替え等の感情サインまたは感情記号を入力する(感情記号入力S26)。入力された感情記号が驚き、喜び、悲しみなどの基本的な感情のいずれであるか、適切な感情を判定し、それを選択表情とする(感情解析S27)。顔文字、絵文字、マーク、ボタン切り替え等の解析が低級なものと比較して、文脈からの感情の解析および話者の感情解析は高度な処理が必要であるが、既存の文脈解析技術および既存の話者感情解析技術を当てはめて実現する。感情解析処理の結果、表情を変化させるための感情命令を得る。
例えば、図9は感情記号として顔文字を使用した例であり、図9の右側に示されているように、メール2文目が「内容が違っていたとはオー)゜o゜(ノー!」と、文中に「)゜o゜(」という顔文字が付加された場合である。この場合の「)゜o゜(」は「驚き」を意味し、それを選択表情とする。このように感情解析の結果が基本表情と異なる時は該当する表情の表情パラメータを読み込む処理を続ける(S28の判断が肯定)。「驚き」に関する表情パラメータを記憶領域23に保持された表情パラメータ“matsuo.par”から抽出する(表情パラメータ抽出S29)。
似顔絵基本データに選択表情に関して抽出された表情パラメータを付加して、表情変化時の似顔絵特徴量を算出する(表情作成S30)。表情作成の概念を図10に示した。図10は、基本表情の眉と口の表情パラメータを驚きの表情パラメータに変えることにより、似顔絵を基本表情から驚きの表情に変化させた場合の一例である。なお、図10では、口の表情パラメータを変える説明は省略されている。
表情変化時の特徴空間上の特徴量を元の画像空間上の特徴点の座標に逆変換する(逆変換似顔絵作成S31)。これは、先に述べた記憶領域13に蓄積保持された似顔絵解析用データに格納された主成分空間の情報を用い、特徴量で重み付けされた主成分軸の線形結合により、元の座標位置を算出する。逆変換処理の結果、目鼻等の特徴点の座標を得る。逆変換処理で得られた目鼻等の特徴点の座標を用い、似顔絵を作成する。例えば、目鼻等の特徴点をつないで似顔絵を作成する。その結果、基本表情の似顔絵が作成される。
作成された基本表情の似顔絵を、似顔絵表示端末のVRAM15と画像表示手段16を用いて同メーラ起動画面に表示する(似顔絵表示S32)。例えば、図9は「驚き」の表情に似顔絵が変化した場合である。似顔絵表示終了後は操作入力手段18でのメール閲覧者の操作入力に伴い、メールメール本文の次の一文を読み込み、以後、似顔絵表示処理を繰り返し行う(S33)。
驚き以外の感情記号として、喜びを示す「(^O^)」と、悲しみを示す「T_T」という顔文字などが感情記号の一例として挙げられる。基本表情、驚き「)゜o゜(」、喜び「(^O^)」、悲しみ「T_T」の顔文字が入力された場合に表示される似顔絵の一例をそれぞれ、図11(a)、(b)、(c)および(d)に示す。
感情記号として電子メールの文脈を用いる場合は、例えば、文脈に「楽しい」とか「幸せ」などの喜びを表現する単語が含まれていれば喜びの似顔絵を表示し、また、文脈に「悲しい」とか「寂しい」などの悲しみを表現する単語が含まれていれば、怒りの似顔絵を表示する。もしくは、例えば特開2004−259238号公報に示されている、「自然言語解析による感情理解システム」を使用することができる。
本発明が適用される通信システムの一例を示すシステム図である。 図1の似顔絵表示端末の構成を示すブロック図である。 図1の似顔絵変換サーバの構成を示すブロック図である。 似顔絵表示端末と似顔絵変換サーバの概略の機能を示す流れ図である。 顔画像の正規化手順の説明図である。 アドレス帳の概念図と記述例を示す図である。 メール受信の基本動作を示す流れ図である。 感情記号に応じて、似顔絵の表情を変化させる動作を示す流れ図である。 電子メール中の感情記号によって、携帯電話の表示部に表示された似顔絵の表情が変化する例を示す図である。 基本表情から驚きの表情に変化させるときの動作原理を示す図である。 驚き、喜び、悲しみの表示例を示す図である。
符号の説明
1・・・似顔絵表示端末、2・・・似顔絵変換サーバ、3・・・メール送信端末、4・・・メールサーバ、5・・・ネットワーク、13,23・・・記憶領域。

Claims (7)

  1. 電子メールを送受信できる携帯端末装置において、
    似顔絵データを該携帯端末装置のアドレス帳と関連付けて保存し、
    電子メール受信時に前記アドレス帳の送信者のアドレスをアクセスし、該アドレス帳から送信者の似顔絵を読み出して表示する携帯端末装置。
  2. 請求項1に記載の携帯端末装置において、
    前記似顔絵データは、似顔絵基本データと、似顔絵の表情を表す表情パラメータを含むことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 請求項2に記載の携帯端末装置において、
    前記電子メールに含まれる感情記号に従って、前記表情パラメータを変化させて前記似顔絵の表情を切り替えて表示することを特徴とする携帯端末装置。
  4. 請求項3に記載の携帯端末装置において、
    前記感情記号が、顔文字、絵文字および文脈のうちの少なくとも一つであることを特徴とする携帯端末装置。
  5. 画像信号を含む信号を送受信できる携帯端末装置と、
    該携帯端末装置から送られてきた顔画像信号を受信し、該顔画像信号を似顔絵データに変換し、前記携帯端末装置に返信する似顔絵変換サーバとからなることを特徴とする似顔絵データ提供システム。
  6. 請求項5に記載の似顔絵提供システムにおいて、
    前記似顔絵データは、似顔絵基本データと、似顔絵の表情を表す表情パラメータとからなることを特徴とする似顔絵データ提供システム。
  7. 請求項5または6に記載の似顔絵データ提供システムにおいて、
    前記似顔絵データは、前記携帯端末装置のアドレス帳と関連付けて保存されることを特徴とする似顔絵データ提供システム。
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