JP2001307123A - 表情変形のある似顔絵作成方法及び装置、似顔絵作成システム、似顔絵作成システム用送信機及び受信機、並びに、似顔絵作成プログラム及び似顔絵作成プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

表情変形のある似顔絵作成方法及び装置、似顔絵作成システム、似顔絵作成システム用送信機及び受信機、並びに、似顔絵作成プログラム及び似顔絵作成プログラムを記録した記録媒体

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JP2001307123A
JP2001307123A JP2001040805A JP2001040805A JP2001307123A JP 2001307123 A JP2001307123 A JP 2001307123A JP 2001040805 A JP2001040805 A JP 2001040805A JP 2001040805 A JP2001040805 A JP 2001040805A JP 2001307123 A JP2001307123 A JP 2001307123A
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facial expression
facial
face
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feature point
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Application number
JP2001040805A
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Hisaya Kotani
尚也 小谷
Kazuo Yamada
一穂 山田
Kyoko Teranishi
恭子 寺西
Tadayuki Nakagawa
督之 中川
Noboru Sonehara
曽根原  登
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、データ量、メモリ量、演算量が削
減され、ユーザが容易に取り扱うことができる、表情変
形のある似顔絵の作成装置の提供を目的とする。 【解決手段】 似顔絵作成装置は、表情変形に対応して
変形される表情変形用顔部品を描画させる描画ルール1
50と、表情変形用顔部品を変形させる変形ルール13
0と、変形ルール及び描画ルールに関連付けられた表情
変形用顔部品を表わす特徴点データ、並びに、表情変形
の無い不変顔部品を表わす特徴点データを獲得する手段
100と、似顔絵の表情を指定する手段110と、表情
変形用顔部品の特徴点データに変形ルールを適用し特徴
点データを変形する手段120と、表情変形用顔部品の
特徴点データに描画ルールを適用し、不変顔部品の描画
ルールを特徴点データに適用し、似顔絵を描画する手段
140とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔画像から似顔絵
を作成、特に、表情変形のある似顔絵を作成する似顔絵
作成装置及び方法、並びに、似顔絵作成プログラムを記
録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られている典型的な似顔絵作
成法は、「イラストレータの画風を実現する似顔絵自動
作成技法」(信学技報、HIP97-5(1997-06))に記載され
ているように、予め登録した顔部品データベースから顔
のパーツを選択し、拡大・縮小の変形を加えることによ
り似顔絵を作成する。
【0003】また、特開平10-240919号公報には、「笑
い」、「泣き」、「怒り」等の表情を画像種別として選択
できるようにして、入力画像に基づいて選択された個々
の顔部品に、表情に対応した変形ルールを適用し、表情
に応じた似顔絵を生成する技術が記載されている。この
技術の場合、変形に利用される顔部品画像は、予め画像
データベースに記憶しておく必要がある。また、表情変
形は、変形前の顔部品画像を選択する選択ルールと、選
択された顔部品画像に拡大、縮小などの変形を加える変
形ルールとを組み合わせることによって実現される。そ
のため、顔部品毎に表情に応じた複数種類の顔部品画像
を画像データベースに記憶させる必要がある。
【0004】画像データベースを用意すること無く顔画
像を変形する技術として、特開平9-161058号公報には画
像を誇張するため特徴点を変形させる技術が記載されて
いる。この文献に記載された技術によれば、基準画像と
入力画像の特徴類似度に基づいて、顔部品の特徴が誇張
された顔画像(似顔絵)が生成される。この技術では、個
々の顔部品の形状特徴と顔部品間の構造特徴とに対し、
基準画像と入力画像の類似度に関連した誇張率を特徴毎
に計算し、特徴に対し誇張を行い、誇張された点が線分
で結ばれることにより、入力画像が誇張される。この文
献に記載された技術では、1個の入力画像に対し、1個
の誇張された画像が作成される。たとえば、表情の変化
のある似顔絵を作成するためには、表情毎に対応した顔
画像を入力画像として与える必要がある。
【0005】さらに、角、中川、登、前原:表情・年齢
変化の可能な3次元画像合成システム、電子情報通信学
会技術報告、HC91-43、pp.9-16、1992年1月には、入力
された顔画像から49個の特徴点の座標を抽出し、残りの
頂点(約150個)を補間することにより、基準ワイヤーフ
レームの変形整合を行う技術が記載されている。この技
術によれば、表情変化は、喜び、哀しみ、怒り、驚き、
恐怖、嫌悪の6表情を表情ルールにより生成することに
より実現される。顔の動きは44のアクションユニット
に分割され、アクションユニットは、ワイヤーフレーム
上の頂点の移動ベクトル(方向及び量)で表現される。表
情はアクションユニットの組み合わせで作られる。
【0006】また、特開平7-262399号公報には、画像の
表情を変化可能にした画像処理技術が記載されている。
この文献の技術によれば、基本画像を閉曲線によって構
成し、閉曲線を変形させて、表情変化に対応した画像を
作成する。すなわち、基準画像を用いること無く、入力
画像と、予め準備された変形データとだけから表情変化
のある似顔絵を作成する。閉曲線の変形は、特定点の座
標を動かすことにより実現できる。閉曲線が顔部品を表
わし、変形データが怒った表情や笑った表情のように似
顔絵の表情を変化させるデータを表わすとき、表情変化
のある似顔絵が作成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平10-24091
9号公報に記載されているように顔部品の変形に予め顔
部品用の画像データベースを用意する必要がある従来技
術の場合、作業が煩雑化すると共に、データベース用の
データ量が膨大になるという問題点がある。また、顔部
品の変形が著しい場合、たとえば、目の開閉について
は、開いている目データ、閉じている目データをそれぞ
れ用意する必要があり、一つのモデルで目の開閉を同時
に行えない。
【0008】同様に口の開閉については、開いている口
データ、閉じている口データ、及び、形状の異なる口デ
ータなどを用意する必要があり、一つのモデルで口の形
状を変化させることができない。
【0009】上記の特開平9-161058号公報に記載されて
いる技術の場合、基準画像の特徴点が共通して使用さ
れ、基準画像と入力画像の差異を誇張する顔画像を作成
する。この技術は、表情の自由な変形を可能にするもの
ではなく、入力画像として与えられた表情を誇張するよ
うに表情変形するものである。そのため、この技術を用
いて複数の表情変形のある似顔絵を作成するためには、
たとえば、入力画像として「笑い」、「泣き」、「怒
り」等の表情を表わす顔画像を個別に入力すると、対応
して誇張された「笑い」、「泣き」、「怒り」の表情変
形のある似顔絵が作成されることになる。また、各顔部
品を表情に連携させて変形させることはできない。した
がって、ユーザが簡単に表情変形のある似顔絵を作成す
ることが難しい。
【0010】上記の角、中川、登、前原による「表情・
年齢変化の可能な3次元画像合成システム」では、取得
した顔特徴点を3次元ワイヤーフレームモデルに変換し
て表情変形を行っているので、データ量、演算量が膨大
になるという問題がある。
【0011】また、特開平7-262399号公報の技術によれ
ば、顔部品は閉曲線で表わされ、表情変化は予め準備さ
れた変形データを用いて閉曲線の特定点を変形すること
により実現される。閉曲線は、直線及び/又はベジェ曲
線の組み合わせによって作成されるので、ユーザが審美
的に満足できるような似顔絵の表情変形を行うために
は、かなり多数の特定点が必要である。また、ユーザに
とって閉曲線の特定点の変形データと表情変形との対応
関係が直観的に理解できないという問題がある。
【0012】本発明は、上記従来技術の種々の問題点を
鑑みて、(1)顔部品を簡易なモデルで表現することに
より、画像データベースを用いること無く、顔部品の変
形、描画を行うことができ、これにより、データ量、メ
モリ量、演算量が削減されると共に、(2)ユーザがよ
り容易に取り扱うことができる、表情変形のある似顔絵
を作成する似顔絵作成装置及び方法、並びに、似顔絵作
成プログラムを記録した記録媒体の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本人顔画像から抽出された顔部品の特徴点データ
を、表情に応じて決められた変形ルールに従って変形
し、変形された特徴点データと描画ルールとを用いて表
情に対応した似顔絵を描画する。
【0014】本発明の原理的な考え方は、(1)特徴点
データと、描画ルールと、変形ルールに関連性があるこ
と、(2)表情と変形ルールに対応関係があること、並
びに、(3)これらの関連性及び対応関係は変形用顔部
品毎に独立に、及び/又は、連動させて定められること
に基づいている。
【0015】図1は、本発明による指定された表情に対
応して表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作成装置
の原理構成図である。似顔絵作成装置は、似顔絵の顔部
品の中で似顔絵の表情変形に対応して変形される表情変
形用顔部品毎に、上記表情変形用顔部品を描画させる描
画ルールを記憶する描画ルール記憶手段150と、似顔
絵の表情に対応させて上記表情変形用顔部品を変形させ
る変形ルールを記憶する変形ルール記憶手段130と、
上記変形ルール及び上記描画ルールに関連付けられた上
記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、並びに、上
記顔部品の中で上記表情変形用顔部品以外の不変顔部品
を表わす特徴点データを獲得する特徴点データ獲得手段
100とを具備する。また、似顔絵作成装置は、描画さ
れるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段110
と、上記表情変形用顔部品毎に、上記指定された表情に
対応した上記変形ルールを上記獲得された特徴点データ
に適用することにより、上記特徴点データを変形する特
徴点データ変形手段120とを有する。さらに、似顔絵
作成装置は、上記表情変形用顔部品毎に、上記描画ルー
ルを上記変形された特徴点データに適用し、上記不変顔
部品毎に上記不変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品
の特徴点データに適用し、上記表情変形用顔部品及び上
記不変顔部品を描画する描画手段140を有する。
【0016】図2は、上記の指定された表情に対応して
表情変形された似顔絵を作成する本発明による似顔絵作
成装置の動作説明図である。似顔絵作成装置は、描画ル
ールと変形ルールとに関連付けられた表情変形用顔部品
を表わす特徴点データ、並びに、顔部品の中で表情変形
用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点データを獲得
する特徴点データ獲得手順(ステップ10)と、描画さ
れるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手順(ステッ
プ20)と、上記表情変形用顔部品毎に、上記指定され
た表情に対応した上記変形ルールを上記獲得された特徴
点データに適用することにより、上記特徴点データを変
形する特徴点データ変形手順(ステップ30)と、上記
表情変形用顔部品毎に、上記描画ルールを上記変形され
た特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記不変
顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点データに
適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品を描
画する描画手順(ステップ40)とを実行する。
【0017】このような本発明の似顔絵作成装置の構成
及び動作によれば、顔部品は、画像データではなく、特
徴点データによって表現され、この特徴点データを変形
し、特徴点データに基づいて似顔絵を描画することがで
きるので、データ量、メモリ量、演算量が削減される。
また、ユーザは特徴点データが獲得できる程度のデータ
を準備するだけで、指定された表情に対応した顔部品の
表情変形がなされた似顔絵を得ることができるので、ユ
ーザによる取り扱いの利便性が大幅に改善される。
【0018】また、変形ルールは、表情変形用顔部品毎
に設けられ、似顔絵の表情に対し、変形されるべき特徴
点データに関連した変形パラメータの値を定める。図2
には、本発明による変形ルールの構造を説明する図であ
る。顔部品の種別毎に、各表情に対して変形パラメータ
の値が定められる。また、変形されるべき特徴点データ
は、この変形パラメータの関数の形で表される。かくし
て、指定された表情を条件として表情変形用部品毎に設
けられた変形ルールを実行することにより、指定された
表情に対応して変形されるべき特徴点データに関連した
変形パラメータが取得され、関連した特徴点データは、
表情変形用部品毎に、この取得された変形パラメータに
基づいて変形される。このような変形ルールと、特徴点
変形機構を採用することにより、表情変形用顔部品に対
する特徴点変形処理は、任意の順序で実行でき、或い
は、並列に実行することも可能になる。
【0019】妥当な処理速度、メモリ使用量、かつ、ユ
ーザにとって満足できる品質で、表情変形のある似顔絵
を作成するため、本発明によれば、表情変形用顔部品に
は、似顔絵の眉、目、口及び顎をそれぞれ表わす眉部
品、目部品、口部品、及び、顎部品が含まれる。また、
似顔絵の表情としては、ふつうの顔、笑った顔、怒った
顔、若しくは、哀しい顔が指定される。特徴点データ変
形処理では、表情変形用顔部品毎に指定されたふつうの
顔、笑った顔、怒った顔、及び、哀しい顔に対応して設
けられた変形ルールが実行される。変形パラメータの値
の設定の仕方、すなわち、どの表情に対する変形パラメ
ータの値を0とするかに依存して、変形前の特徴点デー
タが、ふつうの顔、笑った顔、怒った顔、若しくは、哀
しい顔のいずれの表情に対応するかを決めることができ
る。
【0020】また、本発明によれば、データ量ができる
だけ抑えられるように、特徴点データ獲得処理におい
て、表情変形用顔部品の特徴点データとして、似顔絵の
眉、目、口及び顎をそれぞれ表わす眉部品、目部品、口
部品、及び、顎部品の特徴点の2次元座標値を獲得し、
不変顔部品の特徴点データとして、似顔絵の髪及び鼻を
それぞれ表わす髪部品、及び、鼻部品の特徴点の2次元
座標値を獲得する。図4は、本発明に従って定義された
顔部品の特徴点の説明図である。
【0021】そして、表情変形のための変形ルールと、
描画のための描画ルールに適合するように各顔部品につ
いて定義された特徴点と、特徴点を変形するための変形
パラメータは以下の通りである。
【0022】眉部品の特徴点は、左右の眉の外側端点、
内側端点、三等分した外側端領域上端点、三等分した外
側端領域下端点、三等分した外側中点、三等分した中心
領域上端点、三等分した中心領域下端点、三等分した内
側中点、三等分した内側左端領域上端点、及び、三等分
した内側端領域下端点であり、眉部品の特徴点を変形さ
せる変形パラメータは、眉部品の全ての特徴点に関する
垂直方向移動量と、水平方向移動量と、上記内側端点周
り回転量とである。
【0023】目部品の特徴点は、左右の目の外側端点、
内側端点、上端点及び下端点であり、目部品の特徴点を
変形させる変形パラメータは、目部品の全ての特徴点に
関する垂直方向移動量及び水平方向移動量と、上端点及
び下端点の垂直方向移動量と、特徴点の上端点周り回転
量とである。
【0024】口部品の特徴点は、上唇中央点、下唇中央
点、唇左端点、及び、唇右端点であり、口部品の特徴点
を変形させる変形パラメータは、上唇中央点の垂直方向
移動量と、下唇中央点の垂直方向移動量と、唇左端点の
水平方向移動量と、唇右端点の水平方向移動量と、唇左
端点から上唇方向への接線ベクトル及び下唇方向への接
線ベクトルと、唇右端点から上唇方向への接線ベクトル
及び下唇方向への接線ベクトルと、上唇中央点から左右
の水平方向への接線ベクトルの長さと、下唇中央点から
左右の水平方向への接線ベクトルの長さと、口部品の全
体の垂直方向移動量とである。
【0025】顎部品の特徴点は、唇左端点及び唇右端点
を通る直線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接点、
顎最下位点、並びに、上唇中央点を挟んで顔左輪郭側の
接点及び顔右輪郭側の接点が顎最下位点となす角の二等
分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点であり、顎
部品の特徴点を変形させる変形パラメータは、顎最下位
点の垂直方向移動量と、角の二等分線が顔左輪郭及び顔
右輪郭と交差する接点の垂直方向移動量とである。
【0026】また、本発明によれば、似顔絵は以下の描
画ルールに従って描画される。
【0027】眉部品は、左右の眉毎に、三等分された各
領域を画成する特徴点を通る3個の楕円で描画される。
【0028】目部品は、左右の目毎に、外側端点及び上
端点を通る楕円弧と、内側端点及び上端点を通る楕円弧
と、上端点及び下端点を通る円とにより描画される。
【0029】口部品は、唇左端点と、上唇中央点と、唇
右端点と、唇左端点から上唇方向への接線ベクトルと、
唇右端点から上唇方向への接線ベクトルと、上唇中央点
から左右の水平方向への接線ベクトルとにより定義され
るスプライン曲線、並びに、唇左端点と、下唇中央点
と、唇右端点と、唇左端点から下唇方向への接線ベクト
ルと、唇右端点から下唇方向への接線ベクトルと、下唇
中央点から左右の水平方向への接線ベクトルとにより定
義されるスプライン曲線により描画される。
【0030】顎部品は、唇左端点及び唇右端点を通る直
線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接点、顎最下位
点、並びに、上唇中央点を挟んで顔左輪郭側の接点及び
上記顔右輪郭側の接点が顎最下位点となす角の二等分線
が顔左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点を通るスプライ
ン曲線で描画される。
【0031】髪部品は、不変顔部品の特徴点データとし
て取得された髪特徴点を通る輪郭線で描画される。
【0032】鼻部品は、不変顔部品の特徴点データとし
て取得された鼻左端点、鼻下端点及び鼻右端点を通る楕
円弧で描画される。
【0033】図5には、本発明による似顔絵作成装置の
特徴点データ獲得手段100の構成が概略的に示されて
いる。顔部品の特徴点データの獲得は、デジタル顔画像
データを入力する入力手段102と、入力されたデジタ
ル顔画像データから各顔部品の存在領域を抽出し、位置
を特定し、種別を特定する顔部品情報判定手段104
と、顔部品の輪郭を表わす点列集合から顔部品の特徴点
データを獲得する特徴点判定手段106とを用いて実現
される。これにより、デジタル顔画像データから顔部品
の特徴点データを抽出し、表情変形のある似顔絵を作成
できるようになる。
【0034】かくして、本発明によれば、眉・目・口・
顎を、表情ごとに決まったパラメータで構成し、パラメ
ータを用いて変形ルールにより、予め取得された似顔絵
特徴点データを個々に動かし、描画ルールによって顔部
分が描画される。また、上瞼特徴点1点と、下瞼特徴点
1点の2点のみを個別に垂直方向に移動させ、描画ルー
ルによって描画することにより、目の開閉を表現する。
さらに、口上の特徴点4点の接線ベクトルの長さと向き
を設定することにより、スプライン曲線を用いてデフォ
ルメされた口の開閉を表現する。
【0035】また、本発明の似顔絵作成装置は、特徴点
ベクトル獲得手段の入力手段の前段に接続され、入力手
段にデジタル顔画像データを供給する手段を更に有し、
この手段は、好ましくは、画像を撮影し、画像を走査
し、及び/又は、記憶媒体から画像を読み出すことによ
り、デジタル顔画像データを作成する。かくして、本発
明の似顔絵作成装置は、種々の画像作成ツールで獲得さ
れたデジタル顔画像データから、表情変形のある似顔絵
を作成できるようになる。
【0036】さらに、本発明の似顔絵作成装置は、描画
手段の後段に接続され、描画された表情変形のある似顔
絵を含む画像をシート用紙に印刷する出力手段を更に有
する。このため、本発明の似顔絵作成装置によれば、ユ
ーザに表情変形のある似顔絵が印刷された結果物を供給
することができる。
【0037】その上、表情変形用顔部品毎に設けられた
変形ルールは、表情に応じて異なる表情変形用顔部品の
間に変形の関連性が生じるよう調整してもよく、これに
より、特徴点データを変形する際に、指定された表情に
応じて異なる表情変形用顔部品の特徴点データを連動的
に変形することが可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の特徴をより明らか
にするため、本発明の一実施例による表情変形のある似
顔絵を作成する似顔絵作成システムを詳細に説明する。
図5には、似顔絵作成システムの略構成図が示されてい
る。なお、すべての図面を通じて、同じ参照用符号が付
与された構成要素は同等の機能を実現する構成要素であ
る。また、図6は、似顔絵作成システムの全体的な動作
を説明するフローチャートである。
【0039】図6に示されたステップ100において、
デジタル顔画像データがデジタル顔画像入力部102に
入力される。デジタル顔画像データは、実際に人の顔画
像を撮影するカメラ210、顔画像の写真などを走査す
るスキャナ211、或いは、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、CD−ROM、メモリカード等の記憶媒体に記
憶された画像データファイルを読み取る補助記憶装置2
12からデジタル画像入力部102に供給される。デジ
タル画像データをカメラ210、スキャナ211、又
は、補助記憶装212のいずれの装置を介して取り込む
かは、制御部170を介して接続されたユーザ・インタ
フェース装置200によってユーザが選択するよう構成
してもよい。制御部170は、ユーザ・インタフェース
装置200を介してユーザと双方向に通信すると共に似
顔絵作成システムの処理手順を制御する。
【0040】デジタル画像入力部102に入力され、後
段のデータ処理に適合するようデジタル画像処理された
デジタル顔画像データの一例が図8に示されている。こ
のデジタル顔画像データは、適当な形式でデータ記憶部
180に一時的に記憶される。
【0041】次に、ステップ110において、顔部品情
報判定部104は、ステップ100で入力され、データ
記憶部180に記憶されたデジタル顔画像データに基づ
いて、顔部品の存在領域を抽出し、顔部品の位置を特定
する。そのため、例えば、デジタル顔画像データをYI
Q変換して肌色領域を抽出し、次に、画像の輝度値から
髪領域を抽出し、YIQのQ値画像から口位置を決定す
る。次に、肌色領域内の口中央よりも下方領域のB値の
水平方向ヒストグラムから顎の輪郭上の3点を抽出し滑
らかな曲線で結ぶ。続いて、肌色領域内の口中央よりも
情報領域に対し、ラプラシアンフィルタを適用し、得ら
れたハイパス画像を左右に分割し、左右の分割画像毎に
水平方向及び垂直方向にヒストグラムを作成し、眉と目
の範囲を特定する。
【0042】特開平8―063597号公報に記載されている
ように、画像から人の顔の形状に相当する顔候補領域を
決定し、顔候補領域内の特徴量から顔領域を抽出する顔
領域抽出方法を利用してもよい。
【0043】また、ユーザがマウス等のポインティング
デバイスを含むユーザ・インタフェース装置200及び
制御部170を介して顔部品の位置の特定を行ってもよ
い。
【0044】次に、ステップ120において、顔部品情
報判定部104は、顔部品領域抽出・位置特定ステップ
110で抽出された肌色領域と髪領域から、髪及び顔の
輪郭を検出する。この検出は、例えば、顔画像に対する
二値化濃度境界の追跡により髪及び顔の輪郭を抽出す
る。顔及び髪の輪郭データは、たとえば、パラメータ化
されてデータ記憶部180に記憶される。
【0045】さらに、顔部品情報判定部104は、ステ
ップ130において、ステップ110で領域及び位置が
特定された顔部品に関して、顔部品の位置の違いから
目、眉、鼻、口の種別を特定する。この種別は、ユーザ
が入力指示装置を含むユーザ・インタフェース装置20
0を用いて指示するように構成してもよい。
【0046】続いて、ステップ140において、特徴点
判定部106は、ステップ110、120及び130で
獲得され、データ記憶部180に記憶された顔部品の輪
郭座標、すなわち、点列集合から特徴点を抽出し、抽出
された特徴点を、顔部品種別うと関連付けてパラメータ
化して、例えば、データベースの形式でデータ記憶部1
80に保存する。
【0047】なお、以下の説明中、左右の眉、左右の目
などの「左」、「右」は、実際の人の顔の「左」、
「右」に対応している。したがって、図面中に表示され
た顔画像の右半分は、実際の人の顔の「左」側に対応
し、表示された顔画像の左半分は、実際の人の顔の
「右」側に対応する。また、顔の左右対称性を考えて、
たとえば、「左眉の左端点」は「左眉の外側端点」と呼
び、「左眉の右端点」は「左眉の内側端点」と呼ぶこと
もある。一方、「水平方向」又は「x軸方向」、並び
に、「垂直方向」又は「y軸方向」は、表示された顔画
像の紙面に関して表わされている。
【0048】眉については、左右の眉の輪郭を表わす点
列集合からそれぞれ両端点と三等分線上の中点及び三等
分領域中での幅方向の上下端点を特徴点として抽出す
る。より詳細には、図4に示されるように、眉部品の特
徴点は、左右の眉の外側端点11及び1、内側端点12
及び2、三等分した外側端領域上端点13及び3、三等
分した外側端領域下端点14及び4、三等分した外側中
点15及び5、三等分した中心領域上端点16及び6、
三等分した中心領域下端点17及び7、三等分した内側
中点18及び8、三等分した内側左端領域上端点19及
び9、並びに、三等分した内側端領域下端点20及び1
0である。
【0049】目については、左右の目の輪郭を表わす点
列集合からそれぞれ両端点と上下端点を特徴点として抽
出する。より詳細には図4に示されるように、目部品の
特徴点は、左右の目の外側端点25及び21、内側端点
27及び23、上端点26及び22、並びに、下端点2
8及び24である。
【0050】鼻については、鼻の輪郭を表わす点列集合
から、鼻左端点31、鼻右端点29及び鼻下端点30が
特徴点として抽出される。
【0051】唇については、唇の輪郭を表わす点列集合
から、口部品の特徴点として、上唇中央点32、下唇中
央点32’、唇左端点34、及び、唇右端点33を抽出
する。
【0052】さらに、顎部品の特徴点として、唇左端点
34及び唇右端点33を通る直線と顔左輪郭との接点3
9及び顔右輪郭との接点35、顎最下位点37、並び
に、上唇中央点32を挟んで顔左輪郭側の接点39及び
顔右輪郭側の接点35が顎最下位点37となす角の二等
分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点38及び3
6が抽出される。
【0053】ステップ150では、たとえば、ユーザに
よってユーザ・インタフェース装置200及び制御部1
70を介して設定された表情(たとえば、ふつうの顔、
笑った顔、怒った顔、哀しい顔)が表情指定部110に
与えられ、表情指定部110に与えられた表情が表情変
形のある似顔絵を作成するため使用される。また、表情
指定部110は、たとえば、ふつうの顔、笑った顔、怒
った顔、哀しい顔の4種類の表情を順番に指定し、これ
により、4種類の表情変形のある似顔絵が自動的に作成
されるように構成することも可能である。
【0054】ステップ160において、特徴点データ変
形部120は、表情指定部110により指定された表情
を生成するため、指定された表情に対応する顔部品変形
ルールを変形ルール記憶部130から読み出し、変形ル
ールに従って眉、目、口、顎の特徴点を配置する。
【0055】ステップ170において、描画部140
は、ステップ160で配置された特徴点を通るように描
画ルール記憶部150に記憶された描画ルールに従って
顔部品、輪郭を描画し、所望の表情をもった似顔絵を作
成する。
【0056】ステップ180では、制御部180によっ
てすべての表情変形が行なわれたかどうかが判定され、
未だ、処理されていない表情が残っている場合、ステッ
プ150において、表情指定部110によってその表情
が指定され、ステップ160、170及び180が繰り
返される。ステップ180において、すべての表情が処
理されたと判定された場合、制御部170はステップ1
90に進む。
【0057】ステップ190では、描画された似顔絵
を、シート形式でプリンタに出力し、或いは、画像デー
タファイルの形式で補助記憶装置212を用いてフロッ
ピーディスク、ICメモリ、MO等の記憶媒体に記憶す
る。
【0058】以下、説明のため作成された顔モデルを用
いて、本発明の一実施例による表情変形のある似顔絵を
作成する似顔絵作成システムの特徴点データ変形処理を
詳述する。
【0059】図9には、39個の特徴点と輪郭とが抽出
された顔基本モデルが示されている。図10は、表情n
(たとえば、ふつうの顔、笑った顔、怒った顔、哀しい
顔)が指定されたときに特徴点データ変形ステップ16
0で行なわれる表情生成処理のフローチャートである。
【0060】表情生成処理では、指定された表情nに連
携して、表情変形用顔部品である眉、目、口、顎の特徴
点を再配置する。眉、目、口については、それぞれ、変
形ルール記憶部130に格納された変形ルールデータベ
ース131、132、133から表情nに応じた変形パ
ラメータが読み出され、変形パラメータに従って特徴点
が変形され、再配置される(ステップ161、ステップ
162、ステップ163)。顎については、各特徴点を
垂直方向に移動させて配置する(ステップ164)。
眉、目、口及び顎の再配置後の特徴点は、それぞれ、デ
ータ記憶部180の表情nの特徴点記憶部185、18
6、187及び188に格納される。本発明の一実施例
の説明では、表情生成処理は、眉変形処理(ステップ1
61)、目変形処理(ステップ162)、口変形処理
(ステップ163)、顎変形処理(ステップ164)の
順序で行なわれているが、それぞれの変形処理の実行順
序は任意であり、いかなる順序で行ってもよく、二つ以
上の変形処理を並列して行ってもよく、得られる結果は
順序に依存しないことに注意する必要がある。
【0061】図11は、本発明の一実施例により変形ル
ール記憶部130に格納された変形ルールデータベース
131、132、133の説明図である。同図の各デー
タベースにおいて、第1行目には、変形パラメータ名が
示され、第2列目には標準(の顔)に応じた各変形パラ
メータの値、第3行目には、笑(った顔)に応じた各変
形パラメータの値、第4行目には怒(った顔)に応じた
各変形パラメータの値、第5行目には哀(しい顔)に応
じた各変形パラメータの値が示されている。
【0062】これらの変形パラメータの値は、例示的な
数値であり、状況に応じて調整することが可能である。
【0063】以下に示された変形ルールベースを参照し
ながら、眉変形処理、目変形処理、口変形処理について
さらに詳しく説明する。尚、以下の説明で、x軸正方向
は、顔画像の水平方向右向きに対応し、y軸方向は顔画
像の垂直方向上向きに一致する。また、変形パラメータ
は、顔画像の中心に関して左右対称であり、y軸方向の
パラメータ値は対応した左右の特徴点に関して同一であ
るが、x軸方向のパラメータ値は対応した左右の特徴点
に関して符号が反転することに注意する必要がある。図
11には、実際の人の顔の左側、すなわち、顔画像では
紙面の右半分の特徴点についての値が示されている。
【0064】眉部品の特徴点を変形させる変形パラメー
タは、眉部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動量a
1と、水平方向移動量a2と、上記内側端点周り回転量
a3であり、変形パラメータa1及びa2は、髪を含め
た全顔領域の高さを基準(=1.0)としたときの移動
量(<1.0)、すなわち、比率であり、a3の単位は
度である。
【0065】目部品の特徴点を変形させる変形パラメー
タは、目部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動量b
1及び水平方向移動量b2と、上端点及び下端点の垂直
方向移動量b3及びb4と、特徴点の内側端点周り回転
量b5とである。変形パラメータb1及びb2は、髪を
含めた全顔領域の高さを基準(=1.0)としたときの
移動量(<1.0)、すなわち、比率であり、変形パラ
メータb3及びb4は、認識結果として得られた目の高
さを1.0とした場合の上下移動量であり、変形パラメ
ータb5の単位は度である。
【0066】口部品の特徴点を変形させる変形パラメー
タは、上唇中央点の垂直方向移動量c1と、下唇中央点
の垂直方向移動量c2と、唇右端点の水平方向移動量c
3と、唇左端点の水平方向移動量c4と、唇右端点から
上唇方向への接線ベクトルc5、c6及び下唇方向への
接線ベクトルc7、c8と、唇左端点から上唇方向への
接線ベクトルc9、c10及び下唇方向への接線ベクト
ルc11、c12と、上唇中央点から左右の水平方向へ
の接線ベクトルの長さc13及びc14と、下唇中央点
から左右の水平方向への接線ベクトルの長さc15及び
c16と、口部品の全体の垂直方向移動量c17とであ
る。変形パラメータc11〜c12は、元の口の横幅を
1としたときの移動量であり、変形パラメータc13〜
c16は絶対量(無次元)であり、変形パラメータc1
7は、顔と髪の垂直方向の長さを1.0とした値に対す
る移動量である。
【0067】図12は、眉変形処理のフローチャートで
ある。眉変形処理は左右対称に行われる。そこで、たと
えば、最初に、左眉の全ての特徴点をy軸方向にa1移
動し(ステップ210)、次に、左眉の全ての特徴点を
x軸方向にa2移動する(ステップ212)。ステップ
210とステップ212の実行順は、順不同である。続
いて、左眉内側端点12を中心に左眉の全ての特徴点を
a3度回転する(ステップ214)。引き続き、ステッ
プ216において、右眉に対し、左眉に対するステップ
210、212及び214と同様の処理を実行する。右
眉と左眉に対する処理は、どちらを先に実行してもよ
く、又は、同時並列的に行ってもよい。
【0068】図13は、目変形処理のフローチャートで
ある。目変形処理も眉変形処理と同様に左右対称に行な
われる。たとえば、最初に、左目部品の全ての特徴点
を、垂直方向に移動量b1で移動し(ステップ22
0)、次に、左目部品の全ての特徴点を水平方向に移動
量b2で移動し(ステップ222)、左目上端点26を
垂直方向に移動量b3で移動し(ステップ224)、左
目下端点28を垂直方向に移動量b4で移動し(ステッ
プ226)、左目の全ての特徴点を内側端点27周りに
回転量b5で回転する(ステップ228)。次に、右目
に対しても、左目に対する変形処理ステップ220〜ス
テップ228と同様の変形処理を行う(ステップ23
0)。
【0069】図14は、口変形処理のフローチャートで
ある。口変形処理では、たとえば、最初に、上唇中央点
32を垂直方向に移動量c1で移動し(ステップ24
0)、下唇中央点32’を垂直方向に移動量c2で移動
し(ステップ242)、唇右端点33を水平方向に移動
量c3で移動し(ステップ244)、唇左端点34を水
平方向に移動量c4で移動する(ステップ246)。こ
こまでのステップは順不同である。続いて、唇右端点3
3から上唇方向への接線ベクトルを接線ベクトルc5、
c6に設定し(ステップ248)、唇右端点33から下
唇方向への接線ベクトルを接線ベクトルc7、c8に設
定し(ステップ250)、唇左端点34から上唇方向へ
の接線ベクトルを接線ベクトルc9、c10に設定し
(ステップ252)、唇左端点34から下唇方向への接
線ベクトルを接線ベクトルc11、c12に設定する
(ステップ254)。さらに、上唇中央点32から左右
の水平方向への接線ベクトルの長さc13及びc14を
設定し(ステップ256)、下唇中央点32’から左右
の水平方向への接線ベクトルの長さc15及びc16を
設定する(ステップ258)。最後に、口部品の全ての
特徴点を垂直方向に移動量c17で移動する(ステップ
260)。図15には、口変形処理で設定された接線ベ
クトルが例示されている。
【0070】図16は、顎変形処理のフローチャートで
ある。顎変形処理では、顎最下位点37を垂直方向に移
動量d1で移動し(ステップ270)、輪郭との接点3
6及び38を垂直方向に移動量d2で移動する(ステッ
プ272)。これらの変形パラメータd1及びd2は、
顎部品用の変形データベースから読み込んでもよいが、
本発明の好ましい一実施例では、この変形パラメータd
1及びd2は、口から顎最下位点37までの距離e1
と、口から接点36(又は38)までの距離e2とを用
いて、 d1=c1 d2=e2・d1/e1 のように計算される。図17には、顎の変形パラメータ
d1及びd2と、口からの距離e1及びe2の関係が示
されている。同図に示されるように、 e2/e1=(e2+d2)/(e1+d1) であり、この式を変形することにより、 d2=e2・d1/e1 が得られる。
【0071】次に、本発明の一実施例の似顔絵作成シス
テムにおいて、図9に示された特徴点及び輪郭をもつ顔
基本モデルを表情変形させることによって得られるふつ
うの顔(標準顔モデル)、笑った顔(笑顔モデル)、怒
った顔(怒顔モデル)、哀しい顔(哀顔モデル)につい
て説明する。図18は標準顔モデルの説明図、図19、
図20及び図21は、標準顔モデルに基づいて表情変形
が行なわれた笑顔モデル、怒顔モデル、及び、哀顔モデ
ルの説明図である。
【0072】図9の顔基本モデルがふつうの顔に基づい
て獲得された特徴点及び輪郭を含む場合を考えると、図
18の標準顔モデルの顔部品の変形の程度は少ない。図
11には、標準顔の場合の変形パラメータの値が示され
ている。
【0073】図19の笑顔モデルでは、眉尻が眉の内側
端点2及び12に対して30度だけ垂直下向きに下げら
れ、全ての特徴点が垂直下向きに移動され、目尻は目の
内側端点23及び27に対して10度だけ垂直下向きに
下げられ、下端点24及び28を垂直上向きに移動させ
ることにより瞳が細くされる。これは、似顔絵を見てい
る人に「笑顔」であると認識させるために最も有効なポ
イントは眉の角度であるとの発見に基づいている。眉の
角度変化処理は、上記の通り、眉外側端点を下げる回転
移動と眉全体の平行移動によって実現することができ、
或いは、眉内側端点を上げる回転移動と眉全体の平行移
動によって実現してもよい。
【0074】本発明の一実施例による変形ルールを用い
ることによりこのような笑顔モデルを獲得することがで
きる。また、眉変形処理と目変形処理は、既に説明した
ように回転移動と平行移動を併せて行い、その実行順序
は問わない。
【0075】さらに、「笑顔モデル」を作成する際に、
眉と目が変形された後、眉と目の部分が交差したり、接
したりしないように調整する必要がある。なぜならば、
交差や接触が生じると顔の部品として有効ではないと考
えられるからである。そこで、変形ルールでは、交差や
接触が生じないように眉と目の変形パラメータに、相互
に制約を加えることも可能である。
【0076】「笑顔モデル」における口部品は、唇左端
点及び唇右端点が水平方向に引っ張られるようにx軸方
向に移動され、このときの接線ベクトルを用いて滑らか
に曲線で結ばれ、全体的に垂直上向きに移動される。
【0077】口変形処理では、単に唇左端点及び唇右端
点を左右に広げる移動を行うだけでは、唇の左右両端で
の接線ベクトルの角度が小さくなるため、口の表情とし
ての笑顔の度合いが元の表情(標準顔)よりも減少する
ことである。そのため、変形ルールとして、予め定めら
れた接線ベクトルを用いて唇の両端点を結ぶ線分との角
度を大きくしている。後段の描画処理では、この接線ベ
クトルを用いて特徴点を結ぶ曲線として、たとえば、エ
ルミート曲線(スプライン曲線の一つ)を採用すること
ができる。更に、唇の左右の特徴点と、唇上の他の通過
点(たとえば、唇中央点)を通る曲線を、その通過点で
の両方向への接線ベクトルを用いてエルミート曲線で結
ぶことも可能である。
【0078】さらに、口部品の変形処理において、口を
閉じる場合には、下唇中央点を上唇中央点と一致させ、
下唇側の変形処理及び描画処理を抑止すればよい。
【0079】図20の「怒顔モデル」では、眉尻が眉の
内側端点2及び12に対して30度だけ垂直上向きに上
げられ、全体に水平方向に移動される。また、目尻は目
の内側端点23及び27に対して10度だけ垂直上向き
に上げられ、下端点24及び28を垂直下向きに移動さ
せることにより瞳が大きくされる。口部品については、
唇左端点34及び唇右端点33が垂直下向きに下げら
れ、接線ベクトルを用いて曲線で結ばれ、全体的に垂直
方向に移動される。
【0080】「笑顔モデル」に関して説明した眉及び目
の変形処理のための回転移動及び平行移動の併存性、眉
と目の交差や接触を回避するための変形ルールに対する
制限、並びに、口の輪郭を表わす曲線の作成法に関する
事項は、「怒顔モデル」の場合にも当てはまる。
【0081】図21には「哀顔モデル」が示されてい
る。哀顔は、眉尻が眉の内側端点2及び12に対して2
0度だけ垂直下向きに下げられ、全体に水平方向及び垂
直方向に移動される。また、目尻は目の内側端点23及
び27に対して8度だけ垂直下向きに下げられ、下端点
24及び28を垂直上向きに移動させることにより瞳が
細くされる。口部品については、唇左端点34及び唇右
端点33が垂直下向きに下げられ、接線ベクトルを用い
て曲線で結ばれ、全体的に垂直方向に移動される。
【0082】「笑顔モデル」に関して説明した眉及び目
の変形処理のための回転移動及び平行移動の併存性、眉
と目の交差や接触を回避するための変形ルールに対する
制限、並びに、口の輪郭を表わす曲線の作成法に関する
事項は、「哀顔モデル」の場合にも当てはまる。
【0083】次に、以上の処理によって変形された顔部
品を描画する描画ステップ170(図7)について詳述
する。
【0084】ステップ170では、顔部品特徴点抽出ス
テップ140で獲得されデータ記憶部180に記憶され
た鼻特徴点285及び髪特徴点286と、特徴点データ
変形処理ステップ160で変形され記憶部180に記憶
された眉特徴点185、目特徴点186、口特徴点18
7及び顎特徴点188とを配置し、これらの特徴点を通
る描画処理を行う。図22に示されるように、表情描画
処理ステップ170では、眉描画処理(ステップ30
0)、目描画処理(ステップ302)、口描画処理(ス
テップ304)、顎描画処理(ステップ306)、鼻描
画処理(ステップ308)及び髪描画処理(ステップ3
10)が、たとえば、順番に行われる。しかし、各顔部
品の描画処理は、どのような実行順序で行ってもよく、
実行順序とは無関係に同じ描画結果が得られる。各顔部
品の描画処理の結果として、眉ポリゴン290、目ポリ
ゴン291、口ポリゴン292、顎ポリゴン293、鼻
ポリゴン294及び髪ポリゴン295が生成される。こ
れらの描画データは、典型的に、ユーザ・インタフェー
ス装置200の表示部に表示される。
【0085】本発明の一実施例において採用される描画
ルールは以下の通りである。
【0086】眉部品は、左右の眉毎に、三等分された各
領域を画成する特徴点を通る3個の楕円で描画され、眉
ポリゴン290が出力される。より詳細には、右眉の特
徴点(1,3,4,5)と、特徴点(5,6,8,7)
と、特徴点(8,9,2,10)を通る三つの楕円が作
成される。また、この三つの楕円を滑らかに接続するた
めに楕円の拡大が行なわれる。たとえば、三つの楕円の
うち両側の楕円は内側に拡大され、真ん中の楕円は両側
に拡大される。左眉も同様に描画される。
【0087】目部品は、左右の目毎に、外側端点及び上
端点を通る楕円弧と、内側端点及び上端点を通る楕円弧
と、上端点及び下端点を通る円とにより描画され、目ポ
リゴン291が出力される。すなわち、目は四分の一楕
円弧2個と、円とで近似される。より詳細には、右目
は、上瞼上の特徴点(21,22)及び特徴点(22,
23)を通る二つの四分の一楕円弧と、瞳上の特徴点
(22,24)を直径とする円で描画される。左目も同
様に描画される。
【0088】口部品は、唇左端点と、上唇中央点と、唇
右端点と、唇左端点から上唇方向への接線ベクトルと、
唇右端点から上唇方向への接線ベクトルと、上唇中央点
から左右の水平方向への接線ベクトルとにより定義され
るスプライン曲線、並びに、唇左端点と、下唇中央点
と、唇右端点と、唇左端点から下唇方向への接線ベクト
ルと、唇右端点から下唇方向への接線ベクトルと、下唇
中央点から左右の水平方向への接線ベクトルとにより定
義されるスプライン曲線により描画され、口ポリゴン2
92が出力される。
【0089】顎部品は、唇左端点及び唇右端点を通る直
線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接点、顎最下位
点、並びに、上唇中央点を挟んで顔左輪郭側の接点及び
上記顔右輪郭側の接点が顎最下位点となす角の二等分線
が顔左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点を通るスプライ
ン曲線で描画され、顎ポリゴン293が出力される。
【0090】鼻部品は、鼻左端点、鼻下端点、鼻右端点
を通る二分の一楕円弧で描画され、鼻ポリゴン294が
出力される。
【0091】髪部品は、髪特徴点286を通る輪郭線で
描画され、髪ポリゴン295が出力される。髪部品を描
画する際に、顔輪郭を輪郭線で描画するよう構成しても
よい。
【0092】図23は、左右の一方の眉に対する眉描画
処理のフローチャートである。眉部品の存在領域を囲む
矩形のx座標の最大値・最小値を抽出し(ステップ32
0)、この領域を三等分し(ステップ322)、分割さ
れた各領域においてy座標の最大値・最小値を抽出する
(ステップ324)。次に、三等分された分割線上にあ
る眉領域の中点を抽出し(ステップ326)、眉部品に
ついてステップ320〜ステップ324で得られた10
個の点を通るような三つの楕円を描画する(ステップ3
28)。
【0093】図24は、左右の一方の目に対する目描画
処理のフローチャートである。目部品の存在領域を囲む
矩形のx座標の最大値・最小値を抽出し(ステップ33
0)、y座標の最大値・最小値を抽出し(ステップ33
2)、これらの4点を用いて四分の一楕円弧と円を描画
する(ステップ334)。
【0094】図25は、鼻描画処理のフローチャートで
ある。鼻の存在領域を囲む矩形のx座標の最大値・最小
値を抽出し(ステップ340)、次に、y座標の最小値
を抽出し(ステップ342)、かくして抽出された3点
を用いて二分の一楕円弧を描画する(ステップ34
4)。
【0095】最後に、表示描画処理(図22)のエラー
処理ステップ312において、顔部品として判定されて
いない部品が、ホクロや画像の陰影として描画される。
【0096】上記本発明の一実施例の説明では、図11
に示されるように、変形パラメータが離散的な値をとる
変形ルールを使用しているが、たとえば、「標準顔」と
「笑顔」の間で変形パラメータを線形補間することによ
って、「標準顔」から「笑顔」に徐々に表情変形する似
顔絵を作成することができる。また、同じ「笑顔」の中
でも、口の開き方や目の開き方を徐々に変化させること
も可能である。
【0097】以上の説明の通り、本発明の一実施例で
は、顔の基本モデルに対して顔部品の領域を抽出し、位
置を特定し、顔部品の特徴点を抽出し、鼻、髪、及び、
顔の輪郭の情報はそのまま保存する一方で、指定された
表情に応じて眉、目、口、顎の特徴点を変形させ、再配
置し、顔の輪郭、及び、全ての顔部品を描画することに
より、表情変形のある似顔絵を作成し、作成された似顔
絵をシートに印刷し、及び/又は、記憶媒体に画像デー
タファイルとして記憶させることにより、ユーザに提供
することができる。
【0098】このように、本発明の一実施例によれば、
目、鼻、口、眉の顔部品から特徴点を抽出し、顔部品描
画ルールを用いて顔部品を描画することにより似顔絵を
作成する。顔部品を個々のパーツとして予めデータベー
スに登録する必要が無く、パーツ登録の面倒な作業が無
くなる。また、顔部品を点列で表現するのではなく、少
ない個数の特徴点で表現するので、データベースへの登
録データ量が削減され、作業の手間が削減される。
【0099】また、上記の本発明の一実施例による似顔
絵作成システムの構成は、上記の実施例で説明された例
に限定されることなく、似顔絵作成システムの中のデジ
タル顔画像データ入力部102、顔部品情報判定部10
4、特徴点判定部106、制御部170、表情指定部1
20、特徴点データ変形部120、描画部140及び似
顔絵出力部160をソフトウェア(プログラム)で構築
し、ディスク装置等に記録しておき、必要に応じて似顔
絵作成を行うコンピュータにインストールして表情変形
のある似顔絵作成を行うことも可能である。さらに、構
築されたプログラムをフロッピーディスク、メモリカー
ド、CD−ROM等の可搬記録媒体に格納し、このよう
な似顔絵作成を用いる場面で汎用的に使用することも可
能である。例えば、似顔絵作成システムの制御部がこの
ような記録媒体に格納されたプログラムを読み出し、こ
のプログラムを実行することによって、上記本発明の一
実施例における似顔絵作成処理が実行される。あるい
は、制御部はこのようなプログラムを記録したROMを
予め保持していても構わない。
【0100】上記本発明の一実施例では、似顔絵作成シ
ステムは一体化された形として説明したが、似顔絵作成
システムは、標準顔画像データと、表情指定データとが
与えられ、似顔絵パラメータを取得する送信部分と、表
情を生成し似顔絵を描画する受信部分とに分離し、送信
部分と受信部分を、電気通信回線或いは放送電波のよう
な電気通信路によって接続するような形態で構成しても
よい。
【0101】図26は、このような本発明の別の実施形
態による似顔絵作成システムの第1実施例の構成図であ
る。本例では、送信機側で特徴点データを変形し、変形
された特徴点データを受信機側に送信する。
【0102】表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作
成システムは、電気通信路310を介して接続された送
信機300と受信機320とを含む。
【0103】送信機300は、似顔絵の顔部品の中で似
顔絵の表情に対応させて表情変形用顔部品を変形させる
変形ルールを記憶する変形ルール記憶部130と、表情
変形用顔部品毎に、表情変形用顔部品を描画させる描画
ルールと、変形ルールとに関連付けられた上記表情変形
用顔部品を表わす特徴点データ、並びに、顔部品の中で
表情変形用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点デー
タを獲得する特徴点データ獲得部100と、描画される
べき似顔絵の表情を指定する表情指定部110と、表情
変形用顔部品毎に、指定された表情に対応した変形ルー
ルを獲得された特徴点データに適用することにより、特
徴点データを変形する特徴点データ変形部120と、変
形された表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、及
び、不変顔部品を表わす特徴点データを受信機320に
送信する送信部305とを有する。
【0104】受信機320は、表情変形用顔部品毎に、
表情変形用顔部品の描画ルールを記憶する描画ルール記
憶部150と、変形された表情変形用顔部品を表わす特
徴点データ、及び、不変顔部品を表わす特徴点データを
送信器から受信する受信部325と、表情変形用顔部品
毎に表情変形用顔部品の描画ルールを変形された表情変
形用顔部品を表わす特徴点データに適用し、不変顔部品
毎に不変顔部品の描画ルールを不変顔部品の特徴点デー
タに適用し、表情変形用顔部品及び不変顔部品を描画す
る描画部140とを有する。
【0105】図27は、本発明の別の実施形態による似
顔絵作成システムの第2実施例の構成図である。本例で
は、送信機側で特徴点データを変形する変形ルール、す
なわち、特徴点を変形させるための変形パラメータを取
得し、この変形パラメータを表わす変形ルールの組を受
信機側に送信する。受信機側では、特徴点データ及び変
形パラメータを受信し、特徴点データをその変形パラメ
ータに応じて変形する。
【0106】表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作
成システムは、電気通信路310を介して接続された送
信機301と受信機321とを含む。
【0107】送信機301は、似顔絵の顔部品の中で似
顔絵の表情に対応させて表情変形用顔部品を変形させる
変形ルールを記憶する変形ルール記憶部130と、表情
変形用顔部品毎に、表情変形用顔部品を描画させる描画
ルールと、変形ルールとに関連付けられた表情変形用顔
部品を表わす特徴点データ、並びに、顔部品の中で表情
変形用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点データを
獲得する特徴点データ獲得部100と、描画されるべき
似顔絵の表情を指定する表情指定部110と、表情変形
用顔部品を表わす特徴点データ、不変顔部品を表わす特
徴点データ、及び、指定された表情に対応した表情変形
用顔部品の変形ルールの組を受信機321に送信する送
信部306とを有する。
【0108】受信機321は、表情変形用顔部品の描画
ルールを記憶する描画ルール記憶部150と、表情変形
用顔部品を表わす特徴点データ、表情変形用顔部品以外
の不変顔部品を表わす特徴点データ、及び、指定された
表情に対応した表情変形用顔部品の変形ルールの組を送
信機301から受信する受信部326と、表情変形用顔
部品毎に、受信された変形ルールの組の中の対応した変
形ルールを適用することにより受信された表情変形用顔
部品を表わす特徴点データを変形する特徴点データ変形
部327と、表情変形用顔部品毎に表情変形用顔部品の
描画ルールを変形された表情変形用顔部品を表わす特徴
点データに適用し、不変顔部品毎に不変顔部品の描画ル
ールを不変顔部品の特徴点データに適用し、表情変形用
顔部品及び不変顔部品を描画する描画部140とを有す
る。
【0109】図28は、このような本発明の別の実施形
態による似顔絵作成システムの第3実施例の構成図であ
る。表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作成システ
ムは、電気通信路310を介して接続された送信機40
0と受信機420とを含む。以下、本発明の別の実施例
による似顔絵作成システムの第3実施例における送信機
400の動作について説明する。
【0110】送信機400には利用者からデジタル顔画
像データ又は似顔絵化された特徴点データ及び表情が入
力される。
【0111】特徴点データ獲得部100では、デジタル
顔画像データが入力された場合には、図1及び図5で説
明したようにデジタル顔画像データから不変顔部品の特
徴点データと表情変形用顔部品の特徴点データを抽出
し、似顔絵化された特徴点データが入力された場合には
それら特徴点データを不変顔部品の特徴点データと表情
変形用顔部品の特徴点データに分ける処理を行う。
【0112】特徴点データ獲得部100で得られた表情
変形用顔部品の特徴点データは表情変形用顔部品記憶部
308に保持される。また、特徴点データ獲得部100
で得られた不変顔部品の特徴点データは不変顔部品記憶
部309に保持される。
【0113】利用者が受信機420に描画させたい表情
は、表情指定部110により利用者から入力される。表
情が指定される度に、指定された表情が特徴点データ変
形部120に渡され、表情変形用顔部品記憶部308に
保持されている表情変形用顔部品の特徴点データが読み
出される。読み出された特徴点データは、特徴点データ
変形部120において、変形ルール記憶部130に保持
されている変形ルールデータベースに基づいて変形さ
れ、変形された特徴点データが送信部305へ渡され
る。変形ルール記憶部130に保持されている表情変形
ルールの例は、図11を参照して既に説明し、特徴点デ
ータ変形部120の動作は、図10と、図12乃至17
を参照して既に説明しているので、これ以上の詳細な説
明は省略する。
【0114】送信部305は、受信機420に対して最
初に送信するべきデータが発生した時点で、受信部32
5とコネクションを確立し、不変顔部品記憶部309か
ら読み出した不変顔部品の特徴点データと、特徴点デー
タ変形部120から出力される変形された表情変形用顔
部品の特徴点データを含む全ての表情変形用顔部品を受
信機420へ送信し、利用者からの表情指定が行われて
表情変形用顔部品の特徴点に変化が生じる毎に、全ての
表情変形用顔部品を受信機420へ送信する。
【0115】次に、本発明の別の実施形態による似顔絵
作成システムの第3実施例における受信機420の動作
について説明する。
【0116】前述の通り、本実施例において、送信機4
00から受信機420へ送られるデータは、不変顔部品
の特徴点データと変形された表情変形用顔部品の特徴点
データを含む全ての表情変形用顔部品の特徴点データで
ある。
【0117】受信部325は、不変顔部品の特徴点デー
タと変形された表情変形用顔部品の特徴点データを含む
全ての表情変形用顔部品の特徴点データを受け取る度
に、受け取った特徴点データを描画部140に渡す。
【0118】描画部140は、図22乃至25を参照し
て説明したように、受信部325が受け取った不変顔部
品の特徴点データと変形された表情変形用顔部品の特徴
点データを含む全ての表情変形用顔部品の特徴点データ
を、描画ルール記憶部150に記憶されている描画ルー
ルに基づいて描画する。描画部140及び描画ルール記
憶部150の実施例については、既に図22乃至25に
関して説明したので、詳細な説明は省略する。これによ
り、利用者が送信機400側で指定した表情の似顔絵が
受信機420で描画される。
【0119】図29は、本発明の別の実施形態による似
顔絵作成システムの第4実施例の構成図である。表情変
形された似顔絵を作成する似顔絵作成システムは、電気
通信路310を介して接続された送信機401と受信機
421とを含む。
【0120】以下、本発明の別の実施例による似顔絵作
成システムの第4実施例における送信機401の動作に
ついて説明する。
【0121】送信機401には利用者からデジタル顔画
像データ又は似顔絵化された特徴点データ及び表情が入
力される。
【0122】特徴点データ獲得部100では、デジタル
顔画像データが入力された場合には、図1及び図5で説
明したようにデジタル顔画像データから不変顔部品の特
徴点データと表情変形用顔部品の特徴点データを抽出
し、似顔絵化された特徴点データが入力された場合には
それら特徴点データを不変顔部品の特徴点データと表情
変形用顔部品の特徴点データに分ける処理を行う。
【0123】特徴点データ獲得部100で得られた表情
変形用顔部品の特徴点データは表情変形用顔部品記憶部
308に保持される。また、特徴点データ獲得部100
で得られた不変顔部品の特徴点データは、受信機421
に対する最初の送信時に受信部325へ送信するため送
信部305に渡される。
【0124】利用者が受信機421に描画させたい表情
は、表情指定部110により利用者から入力される。表
情が指定される度に、指定された表情が特徴点データ変
形部120に渡され、表情変形用顔部品記憶部308に
保持されている表情変形用顔部品の特徴点データが読み
出される。読み出された特徴点データは、特徴点データ
変形部120において、変形ルール記憶部130に保持
されている変形ルールデータベースに基づいて変形さ
れ、変形された全ての表情変形用顔部品の特徴点データ
が送信部305へ渡される。変形ルール記憶部130に
保持されている表情変形ルールの例は、図11を参照し
て既に説明し、特徴点データ変形部120の動作は、図
10と、図12乃至17を参照して既に説明しているの
で、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0125】送信部305は、受信機421に対して最
初に送信するべきデータが発生した時点で、受信部32
5とコネクションを確立し、不変顔部品の特徴点データ
を受信機421へ送信する。その後、送信部305は、
表情指定が行われ、特徴点データ変形部120が表情変
形用顔部品の特徴点データを変形する毎に、変形された
表情変形用顔部品の特徴点データを含む全ての表情変形
用顔部品を受信機421へ送信する。
【0126】次に、本発明の別の実施形態による似顔絵
作成システムの第4実施例における受信機421の動作
について説明する。
【0127】前述の通り、本実施例において、送信機4
01から受信機421へ最初に送られるデータは、不変
顔部品の特徴点データである。受信部325が不変顔部
品の特徴点データを受け取った場合には、その特徴点デ
ータを不変顔部品記憶部309に送り保持する。
【0128】受信部325は、表情変形された表情変形
用顔部品の特徴点データを含む全ての表情変形用顔部品
の特徴点データを受け取った場合には、受け取った全て
の特徴点データを描画部140に渡す。
【0129】描画部140は、不変顔部品記憶部309
に記憶されている不変顔部品の特徴点データと、受信部
325から渡された変形された表情変形用顔部品の特徴
点データを含む全ての表情変形用顔部品の特徴点データ
を用いて、描画ルール記憶部150に記憶されている描
画ルールに基づいて、似顔絵を描画する。描画部140
及び描画ルール記憶部150の実施例については、既に
図22乃至25に関して説明したので、詳細な説明は省
略する。これにより、利用者が送信機401側で指定し
た表情の似顔絵が受信機421で描画される。
【0130】図30は、本発明の別の実施形態による似
顔絵作成システムの第5実施例の構成図である。表情変
形された似顔絵を作成する似顔絵作成システムは、電気
通信路310を介して接続された送信機402と受信機
422とを含む。
【0131】以下、本発明の別の実施例による似顔絵作
成システムの第5実施例における送信機402の動作に
ついて説明する。
【0132】送信機402には利用者からデジタル顔画
像データ又は似顔絵化された特徴点データ及び表情が入
力される。
【0133】特徴点データ獲得部100では、デジタル
顔画像データが入力された場合には、図1及び図5で説
明したようにデジタル顔画像データから不変顔部品の特
徴点データと表情変形用顔部品の特徴点データを抽出
し、似顔絵化された特徴点データが入力された場合には
それら特徴点データを不変顔部品の特徴点データと表情
変形用顔部品の特徴点データに分ける処理を行う。
【0134】特徴点データ獲得部100で得られた表情
変形用顔部品の特徴点データは表情変形用顔部品記憶部
308に保持される。また、特徴点データ獲得部100
で得られた不変顔部品の特徴点データと表情変形用顔部
品の特徴点データは、受信機422に対する最初の送信
時に受信部325へ送信するため送信部305に渡され
る。
【0135】利用者が受信機422に描画させたい表情
は、表情指定部110により利用者から入力される。表
情が指定される度に、指定された表情が特徴点データ変
形部120に渡され、表情変形用顔部品記憶部308に
保持されている表情変形用顔部品の特徴点データが読み
出される。読み出された特徴点データは、特徴点データ
変形部120において、変形ルール記憶部130に保持
されている変形ルールデータベースに基づいて変形さ
れ、変形された表情変形用顔部品の特徴点データが送信
部305へ渡される。変形ルール記憶部130に保持さ
れている表情変形ルールの例は、図11を参照して既に
説明し、特徴点データ変形部120の動作は、図10
と、図12乃至17を参照して既に説明しているので、
これ以上の詳細な説明は省略する。
【0136】送信部305は、受信機422に対して最
初に送信するべきデータが発生した時点で、受信機42
2の受信部325とコネクションを確立し、不変顔部品
の特徴点データと表情変形用顔部品の特徴点データを受
信機422へ送信する。その後、送信部305は、表情
指定が行われ、特徴点データ変形部120が表情変形用
顔部品の特徴点データを変形する毎に、変形された表情
変形用顔部品の特徴点データだけを受信機422へ送信
する。
【0137】次に、本発明の別の実施形態による似顔絵
作成システムの第5実施例における受信機422の動作
について説明する。
【0138】前述の通り、本実施例において、送信機4
02から受信機422へ最初に送られるデータは、不変
顔部品の特徴点データと表情変形用顔部品の特徴点デー
タである。受信部325が不変顔部品の特徴点データを
受け取った場合には、その特徴点データを不変顔部品記
憶部309に送り保持し、表情変形用顔部品の特徴点デ
ータの場合には表情変形用顔部品の特徴点データが表情
変形用顔部品記憶部308’に渡され、保持される。
【0139】また、受信部325は、表情変形された表
情変形用顔部品の特徴点データを受け取った場合には、
受け取った特徴点データを描画部140に渡す。
【0140】描画部140は、不変顔部品記憶部309
に記憶されている不変顔部品の特徴点データと、受信部
325から渡された変形された表情変形用顔部品の特徴
点データと、表情変形用顔部品記憶部308’に記憶さ
れている表情変形用顔部品の特徴点データの中で受信部
325から渡された表情変形用顔部品の特徴点データを
除く表情変形用顔部品の特徴点データとを用いて、描画
ルール記憶部150に記憶されている描画ルールに基づ
いて、似顔絵を描画する。描画部140及び描画ルール
記憶部150の実施例については、既に図22乃至25
に関して説明したので、詳細な説明は省略する。これに
より、利用者が送信機402側で指定した表情の似顔絵
が受信機422で描画される。
【0141】図31は、本発明の別の実施形態による似
顔絵作成システムの第6実施例の構成図である。表情変
形された似顔絵を作成する似顔絵作成システムは、電気
通信路310を介して接続された送信機403と受信機
423とを含む。
【0142】以下、本発明の別の実施例による似顔絵作
成システムの第6実施例における送信機403の動作に
ついて説明する。
【0143】送信機403には利用者からデジタル顔画
像データ又は似顔絵化された特徴点データ及び表情が入
力される。
【0144】特徴点データ獲得部100では、デジタル
顔画像データが入力された場合には、図1及び図5で説
明したようにデジタル顔画像データから不変顔部品の特
徴点データと表情変形用顔部品の特徴点データを抽出
し、似顔絵化された特徴点データが入力された場合には
それら特徴点データを不変顔部品の特徴点データと表情
変形用顔部品の特徴点データに分ける処理を行う。
【0145】特徴点データ獲得部100で得られた表情
変形用顔部品の特徴点データ及び不変顔部品の特徴点デ
ータは、受信機423に対する最初の送信時に受信部3
25へ送信するため送信部305に渡される。
【0146】利用者が受信機423に描画させたい表情
は、表情指定部110により利用者から入力される。表
情が指定される度に、指定された表情に対応する変形ル
ール記憶部130に保持されている表情変形ルールの組
を送信部305へ渡す。変形ルール記憶部130に保持
されている表情変形ルールの例は、図11を参照して既
に説明しているので、これ以上の詳細な説明は省略す
る。
【0147】送信部305は、受信機423に対して最
初に送信するべきデータが発生した時点で、受信機42
3とコネクションを確立し、不変顔部品の特徴点データ
と表情変形用顔部品の特徴点データを受信機423へ送
信する。その後、送信部305は、表情指定が行われる
毎に、表情変形ルールの組だけを受信機423へ送信す
る。
【0148】次に、本発明の別の実施形態による似顔絵
作成システムの第6実施例における受信機423の動作
について説明する。
【0149】前述の通り、本実施例において、送信機4
03から受信機423へ最初に送られるデータは、不変
顔部品の特徴点データと表情変形用顔部品の特徴点デー
タである。受信部325が不変顔部品の特徴点データを
受け取った場合には、その特徴点データが不変顔部品記
憶部309に送られ保持され、表情変形用顔部品の特徴
点データを受け取った場合には、表情変形用顔部品の特
徴点データが表情変形用顔部品記憶部308に渡され、
保持される。
【0150】また、受信部325は、表情変形ルールを
受け取った場合には、受け取った表情変形ルールを特徴
点データ変形部120へ渡す。
【0151】特徴点データ変形部120は、表情変形ル
ールを受け取る毎に、表情変形用部品記憶部308に保
持されている表情変形用部品の特徴点データを読み出
し、受信部325から受け取った表情変形ルールに基づ
いて表情変形用顔部品の特徴点データの変形処理を行
う。特徴点データ変形部120は、変形された表情変形
用顔部品の特徴点データを描画部140に渡す。特徴点
データ変形部120の動作は、図10と、図12乃至1
7を参照して既に説明しているので、これ以上の詳細な
説明は省略する。
【0152】描画部140は、不変顔部品記憶部309
に記憶されている不変顔部品の特徴点データと、特徴点
データ変形部120から渡された変形された表情変形用
顔部品の特徴点データとを用いて、描画ルール記憶部1
50に記憶されている描画ルールに基づいて、似顔絵を
描画する。描画部140及び描画ルール記憶部150の
実施例については、既に図22乃至25に関して説明し
たので、詳細な説明は省略する。これにより、利用者が
送信機403側で指定した表情の似顔絵が受信機423
で描画される。
【0153】図32は、本発明の別の実施形態による似
顔絵作成システムの第7実施例の構成図である。表情変
形された似顔絵を作成する似顔絵作成システムは、電気
通信路310を介して接続された送信機404と受信機
424とを含む。
【0154】以下、本発明の別の実施例による似顔絵作
成システムの第7実施例における送信機404の動作に
ついて説明する。
【0155】送信機404には利用者からデジタル顔画
像データ又は似顔絵化された特徴点データ及び表情が入
力される。
【0156】特徴点データ獲得部100では、デジタル
顔画像データが入力された場合には、図1及び図5で説
明したようにデジタル顔画像データから不変顔部品の特
徴点データと表情変形用顔部品の特徴点データを抽出
し、似顔絵化された特徴点データが入力された場合には
それら特徴点データを不変顔部品の特徴点データと表情
変形用顔部品の特徴点データに分ける処理を行う。
【0157】特徴点データ獲得部100で得られた表情
変形用顔部品の特徴点データ及び不変顔部品の特徴点デ
ータは、受信機424に対する最初の送信時に受信部3
25へ送信するため送信部305に渡される。
【0158】利用者が受信機424に描画させたい表情
は、表情指定部110により利用者から入力される。表
情が指定される度に、指定された表情は送信部305へ
渡される。
【0159】送信部305は、受信機424に対して最
初に送信するべきデータが発生した時点で、受信機42
4とコネクションを確立し、不変顔部品の特徴点データ
と表情変形用顔部品の特徴点データを受信機423へ送
信する。その後、送信部305は、表情指定が行われる
毎に、指定された表情だけを受信機424へ送信する。
【0160】次に、本発明の別の実施形態による似顔絵
作成システムの第7実施例における受信機424の動作
について説明する。
【0161】前述の通り、本実施例において、送信機4
04から受信機424へ最初に送られるデータは、不変
顔部品の特徴点データと表情変形用顔部品の特徴点デー
タである。受信部325が不変顔部品の特徴点データを
受け取った場合には、その特徴点データは不変顔部品記
憶部309に送られ保持され、表情変形用顔部品の特徴
点データを受け取った場合には、表情変形用顔部品の特
徴点データが表情変形用顔部品記憶部308に渡され、
保持される。
【0162】また、受信部325は、表情を受け取った
場合には、受け取った表情を特徴点データ変形部120
へ渡す。
【0163】受信部325から特徴点データ変形部12
0へ、送信機404側で指定された表情が渡される毎
に、特徴点データ変形部120は、表情変形用部品記憶
部308に保持されている表情変形用部品の特徴点デー
タを読み出し、受信部325から受け取った表情に対応
した変形ルール記憶部130に保持された変形ルールに
基づいて、表情変形用顔部品の特徴点データの変形処理
を行う。特徴点データ変形部120は、変形された表情
変形用顔部品の特徴点データを描画部140に渡す。変
形ルール記憶部130に保持されている表情変形ルール
の例は、図11を参照して既に説明し、また、特徴点デ
ータ変形部120の動作は、図10と、図12乃至17
を参照して既に説明しているので、これ以上の詳細な説
明は省略する。
【0164】描画部140は、不変顔部品記憶部309
に記憶されている不変顔部品の特徴点データと、特徴点
データ変形部120から渡された変形された表情変形用
顔部品の特徴点データとを用いて、描画ルール記憶部1
50に記憶されている描画ルールに基づいて、似顔絵を
描画する。描画部140及び描画ルール記憶部150の
実施例については、既に図22乃至25に関して説明し
たので、詳細な説明は省略する。これにより、利用者が
送信機404側で指定した表情の似顔絵が受信機424
で描画される。
【0165】上記の本発明の別の実施形態によれば、例
えば、PDA間の通信、液晶ディスプレイ付き携帯電話
による1対1通信によって、送信機側で指定した表情に
応じた表情変形のある似顔絵を受信機側で表示すること
ができる。或いは、FMラジオ放送の隙間電波を利用し
たいわゆる「見えるラジオ」などのデータ放送を利用す
ることによって、送信機側で指定された表情に応じた表
情変形のある似顔絵を多数の受信機で同時に表示するこ
とができる。
【0166】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。
【0167】
【実施例】最後に、図8に示された画像処理された顔画
像データが得られた場合に、本発明の他の実施例による
表情変形のある似顔絵作成システムの動作結果を説明す
る。
【0168】図33は、図8に示されたデジタル顔画像
データが入力された場合に、特徴点データ獲得処理によ
って抽出された39点の特徴点を示す図である。
【0169】図34には、表情=「ふつうの顔」が指定
された場合に、図33に示された39点の特徴点に基づ
いて顔部品が変形処理され、描画された似顔絵合成結果
が示されている。
【0170】図35には、図34で描画された似顔絵合
成結果をプリンタに出力して得られた似顔絵を示す図で
ある。
【0171】図36には、図33に示された特徴点に基
づいて、種々の表情変形を行って得られた似顔絵を1枚
のシートに印刷した出力例を示す図である。この例で
は、32パターンの表情が出力されている。この32パ
ターンは、表情(ふつうの顔、笑った顔、怒った顔、哀
しい顔)が4通り、目の開き方(開閉)が2通り、口の
開き方(開き具合)が4通りの併せて4×2×4=32
通りのパターンに対応する。しかし、出力される表情パ
ターンの数は、32個に限定されることはなく、たとえ
ば、表情4通り、口の開き方1通り、目の開き方1通り
の4パターン、表情4通り、口の開き方1通り、目の開
き方2通りの8パターン、表情4通り、口の開き方2通
り、目の開き方1通りの8パターン、或いは、表情4通
り、口の開き方2通り、目の開き方2通りの16パター
ンなどのように出力されるパターン数は適宜選択される
ように構成してもよい。
【0172】たとえば、1枚のシートに複数種類の表情
パターンを印刷するシステムの場合に、パターン数は、
典型的には、16通りであるが、16通りには限定され
ない。
【0173】
【発明の効果】以上の通り、本発明は以下の効果を奏す
る。 (1)ユーザが難しい設定をしなくても感情を選択する
だけで簡単に(一枚のシートに)顔の一覧を得ることが
できる。 (2)顔部品用の画像データベースを利用しなくても似
顔絵の表情変形を行うことができるので、記憶容量が節
約される。 (3)目、口の変形ルールによって、目、口の開閉の変
形が一つのモデルで可能になる。 (4)表情を選択することにより顔部品の変形が一意、
或いは、ある程度の範囲内で決まる。 (5)データ構造がすべて二次元座標で表わされるた
め、データ量、演算量、メモリ量が削減される。 (6)3次元ワイヤーフレームに変換するなどの煩雑な
作業が無くても2次元で十分に表情変化を表現すること
ができる。 (7)個人の特徴点を用いてその特徴量を一部保持しな
がら表情変形を行うため、変形後も個人の特徴が保持さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による似顔絵作成装置の原理構成図であ
る。
【図2】本発明による似顔絵作成方法の説明図である。
【図3】本発明による変形ルールの説明図である。
【図4】本発明の一実施例による特徴点定義の説明図で
ある。
【図5】本発明による特徴点データ獲得手段の構成図で
ある。
【図6】本発明の一実施例による似顔絵作成システムの
構成図である。
【図7】本発明の一実施例による似顔絵作成システムの
動作フローチャートである。
【図8】画像処理された顔画像データの一例を示す図で
ある。
【図9】顔基本モデルの説明図である。
【図10】表情生成処理のフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例による変形ルールデータベ
ース構造の説明図である。
【図12】眉変形処理のフローチャートである。
【図13】目変形処理のフローチャートである。
【図14】口変形処理のフローチャートである。
【図15】口の接続ベクトルの説明図である。
【図16】顎変形処理のフローチャートである。
【図17】顎部品変形パラメータの説明図である。
【図18】標準顔モデルの説明図である。
【図19】笑顔モデルの説明図である。
【図20】怒顔モデルの説明図である。
【図21】哀顔モデルの説明図である。
【図22】表情描画処理のフローチャートである。
【図23】眉描画処理のフローチャートである。
【図24】目描画処理のフローチャートである。
【図25】鼻描画処理のフローチャートである。
【図26】本発明の別の実施形態による似顔絵作成シス
テムの第1実施例の構成図である。
【図27】本発明の別の実施形態による似顔絵作成シス
テムの第2実施例の構成図である。
【図28】本発明の別の実施形態による似顔絵作成シス
テムの第3実施例の構成図である。
【図29】本発明の別の実施形態による似顔絵作成シス
テムの第4実施例の構成図である。
【図30】本発明の別の実施形態による似顔絵作成シス
テムの第5実施例の構成図である。
【図31】本発明の別の実施形態による似顔絵作成シス
テムの第6実施例の構成図である。
【図32】本発明の別の実施形態による似顔絵作成シス
テムの第7実施例の構成図である。
【図33】本発明の他の実施例による特徴点の抽出結果
を示す図である。
【図34】本発明の他の実施例による顔モデルを用いた
変形処理後の似顔絵合成結果を示す図である。
【図35】本発明の他の実施例により作成された似顔絵
を示す図である。
【図36】本発明の他の実施例により作成された表情変
形のある似顔絵の出力例を示す図である。
【符号の説明】
100 特徴点データ獲得手段 110 表情指定手段 120 特徴点データ変形手段 130 変形ルール記憶手段 140 描画手段 150 描画ルール記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺西 恭子 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 中川 督之 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 曽根原 登 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変形
    に対応して変形される表情変形用顔部品毎に、上記表情
    変形用顔部品を描画させる描画ルールと、似顔絵の表情
    に対応させて上記表情変形用顔部品を変形させる変形ル
    ールとに関連付けられた上記表情変形用顔部品を表わす
    特徴点データ、並びに、上記顔部品の中で上記表情変形
    用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点データを獲得
    する特徴点データ獲得手順と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手順
    と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記指定された表情に対応
    した上記変形ルールを上記獲得された特徴点データに適
    用することにより、上記特徴点データを変形する特徴点
    データ変形手順と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記描画ルールを上記変形
    された特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記
    不変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点デー
    タに適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品
    を描画する描画手順とを有し、 上記指定された表情に対応して表情変形された似顔絵を
    作成する方法。
  2. 【請求項2】 上記表情変形用顔部品毎に設けられた変
    形ルールは、似顔絵の表情に対応して変形されるべき特
    徴点データに関連した変形パラメータを表現し、 上記特徴点データ変形手順は、上記指定された表情を条
    件として上記表情変形用部品毎に設けられた変形ルール
    を実行することにより、上記指定された表情に対応して
    変形されるべき上記特徴点データに関連した変形パラメ
    ータを取得し、上記取得された変形パラメータに基づい
    て上記特徴点データを変形する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記表情変形用顔部品には、似顔絵の
    眉、目、口及び顎をそれぞれ表わす眉部品、目部品、口
    部品、及び、顎部品が含まれ、 上記表情指定手順では、ふつうの顔、笑った顔、怒った
    顔、若しくは、哀しい顔が指定され、 上記特徴点データ変形手順では、上記表情変形用顔部品
    毎に上記指定されたふつうの顔、笑った顔、怒った顔、
    及び、哀しい顔に対応して設けられた変形ルールが実行
    される、請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記特徴点データ獲得手順において、 上記表情変形用顔部品の特徴点データとして、似顔絵の
    眉、目、口及び顎をそれぞれ表わす眉部品、目部品、口
    部品、及び、顎部品の特徴点の2次元座標値を獲得し、 上記不変顔部品の特徴点データとして、似顔絵の髪及び
    鼻をそれぞれ表わす髪部品、及び、鼻部品の特徴点の2
    次元座標値を獲得し、 上記特徴点データ変形手順において、 上記眉部品の特徴点である左右の眉の外側端点、内側端
    点、三等分した外側端領域上端点、三等分した外側端領
    域下端点、三等分した外側中点、三等分した中心領域上
    端点、三等分した中心領域下端点、三等分した内側中
    点、三等分した内側左端領域上端点、及び、三等分した
    内側端領域下端点は、上記眉部品の変形パラメータであ
    る上記眉部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動量
    と、水平方向移動量と、上記内側端点周り回転量とに基
    づいて変形され、 上記目部品の特徴点である左右の目の外側端点、内側端
    点、上端点及び下端点は、上記目部品の変形パラメータ
    である上記目部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動
    量及び水平方向移動量と、上記上端点及び下端点の垂直
    方向移動量と、上記特徴点の上記内側端点周り回転量と
    に基づいて変形され、 上記口部品の特徴点である上唇中央点、下唇中央点、唇
    左端点、及び、唇右端点は、上記口部品の変形パラメー
    タである上唇中央点の垂直方向移動量と、上記下唇中央
    点の垂直方向移動量と、上記唇左端点の水平方向移動量
    と、上記唇右端点の水平方向移動量と、上記唇左端点か
    ら上唇方向への接線ベクトル及び下唇方向への接線ベク
    トルと、上記唇右端点から上唇方向への接線ベクトル及
    び下唇方向への接線ベクトルと、上記上唇中央点から左
    右の水平方向への接線ベクトルの長さと、上記下唇中央
    点から左右の水平方向への接線ベクトルの長さと、口部
    品の全体の垂直方向移動量とに基づいて変形され、 上記顎部品の特徴点である上記唇左端点及び上記唇右端
    点を通る直線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接
    点、顎最下位点、並びに、上記上唇中央点を挟んで上記
    顔左輪郭側の接点及び上記顔右輪郭側の接点が上記顎最
    下位点となす角の二等分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交
    差する接点は、上記顎部品の変形パラメータである上記
    顎最下位点の垂直方向移動量と、上記角の二等分線が顔
    左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点の垂直方向移動量と
    に基づいて変形され、 上記描画手順において、 上記眉部品は、左右の眉毎に、三等分された各領域を画
    成する特徴点を通る3個の楕円で描画され、 上記目部品は、左右の目毎に、上記外側端点及び上記上
    端点を通る楕円弧と、上記内側端点及び上記上端点を通
    る楕円弧と、上記上端点及び上記下端点を通る円とによ
    り描画され、 上記口部品は、上記唇左端点と、上記上唇中央点と、上
    記唇右端点と、上記唇左端点から上唇方向への接線ベク
    トルと、上記唇右端点から上唇方向への接線ベクトル
    と、上記上唇中央点から左右の水平方向への接線ベクト
    ルとにより定義されるスプライン曲線、並びに、上記唇
    左端点と、上記下唇中央点と、上記唇右端点と、上記唇
    左端点から下唇方向への接線ベクトルと、上記唇右端点
    から下唇方向への接線ベクトルと、上記下唇中央点から
    左右の水平方向への接線ベクトルとにより定義されるス
    プライン曲線により描画され、 上記顎部品は、上記唇左端点及び上記唇右端点を通る直
    線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接点、顎最下位
    点、並びに、上記上唇中央点を挟んで上記顔左輪郭側の
    接点及び上記顔右輪郭側の接点が上記顎最下位点となす
    角の二等分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点を
    通るスプライン曲線で描画され、 上記髪部品は、上記不変顔部品の特徴点データとして取
    得された髪特徴点を通る輪郭線で描画され、 上記鼻部品は、上記不変顔部品の特徴点データとして取
    得された鼻左端点、鼻下端点、鼻右端点を通る楕円弧で
    描画される、請求項1又は2記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記特徴点データ獲得手順は、 デジタル顔画像データを入力し、 上記入力されたデジタル顔画像データから各顔部品の存
    在領域を抽出し、位置を特定し、種別を特定し、 上記顔部品の輪郭を表わす点列集合から上記顔部品の上
    記特徴点データを獲得する、請求項1乃至4のうちいず
    れか一項記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記描画手順の後に、 上記描画された表情変形のある似顔絵を含む画像をシー
    ト用紙に印刷する手順を更に有する請求項1乃至5のう
    ちいずれか一項記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記表情変形用顔部品毎に設けられた変
    形ルールは、表情に応じて異なる表情変形用顔部品の間
    に変形の関連性が生じるよう調整され、 上記特徴点データ変形手順は、上記指定された表情に応
    じて上記異なる表情変形用顔部品の特徴点データを連動
    的に変形する、請求項1乃至6のうちいずれか一項記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変形
    に対応して変形される表情変形用顔部品毎に、上記表情
    変形用顔部品を描画させる描画ルールを記憶する描画ル
    ール記憶手段と、 似顔絵の表情に対応させて上記表情変形用顔部品を変形
    させる変形ルールを記憶する変形ルール記憶手段と、 上記変形ルール及び上記描画ルールに関連付けられた上
    記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、並びに、上
    記顔部品の中で上記表情変形用顔部品以外の不変顔部品
    を表わす特徴点データを獲得する特徴点データ獲得手段
    と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記指定された表情に対応
    した上記変形ルールを上記獲得された特徴点データに適
    用することにより、上記特徴点データを変形する特徴点
    データ変形手段と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記描画ルールを上記変形
    された特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記
    不変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点デー
    タに適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品
    を描画する描画手段とを有し、 上記指定された表情に対応して表情変形された似顔絵を
    作成する装置。
  9. 【請求項9】 上記表情変形用顔部品毎に設けられた変
    形ルールは、似顔絵の表情に対応して変形されるべき特
    徴点データに関連した変形パラメータを表現し、 上記特徴点データ変形手段は、上記指定された表情を条
    件として上記表情変形用部品毎に設けられた変形ルール
    を実行することにより、上記指定された表情に対応して
    変形されるべき上記特徴点データに関連した変形パラメ
    ータを取得し、上記取得された変形パラメータに基づい
    て上記特徴点データを変形する、請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 上記表情変形用顔部品には、似顔絵の
    眉、目、口及び顎をそれぞれ表わす眉部品、目部品、口
    部品、及び、顎部品が含まれ、 上記表情指定手段は、ふつうの顔、笑った顔、怒った
    顔、若しくは、哀しい顔の中から表情を指定し、 上記特徴点データ変形手段は、上記表情変形用顔部品毎
    に上記指定されたふつうの顔、笑った顔、怒った顔、及
    び、哀しい顔に対応して設けられた変形ルールを実行す
    る、請求項8又は9記載の装置。
  11. 【請求項11】 上記特徴点データ獲得手段は、 上記表情変形用顔部品の特徴点データとして、似顔絵の
    眉、目、口及び顎をそれぞれ表わす眉部品、目部品、口
    部品、及び、顎部品の特徴点の2次元座標値を獲得し、 上記不変顔部品の特徴点データとして、似顔絵の髪及び
    鼻をそれぞれ表わす髪部品、及び、鼻部品の特徴点の2
    次元座標値を獲得し、 上記特徴点データ変形手段は、 上記眉部品の特徴点である左右の眉の外側端点、内側端
    点、三等分した外側端領域上端点、三等分した外側端領
    域下端点、三等分した外側中点、三等分した中心領域上
    端点、三等分した中心領域下端点、三等分した内側中
    点、三等分した内側左端領域上端点、及び、三等分した
    内側端領域下端点を、上記眉部品の変形パラメータであ
    る上記眉部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動量
    と、水平方向移動量と、上記内側端点周り回転量とに基
    づいて変形し、 上記目部品の特徴点である左右の目の外側端点、内側端
    点、上端点及び下端点を、上記目部品の変形パラメータ
    である上記目部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動
    量及び水平方向移動量と、上記上端点及び下端点の垂直
    方向移動量と、上記特徴点の上記内側端点周り回転量と
    に基づいて変形し、 上記口部品の特徴点である上唇中央点、下唇中央点、唇
    左端点、及び、唇右端点を、上記口部品の変形パラメー
    タである上唇中央点の垂直方向移動量と、上記下唇中央
    点の垂直方向移動量と、上記唇左端点の水平方向移動量
    と、上記唇右端点の水平方向移動量と、上記唇左端点か
    ら上唇方向への接線ベクトル及び下唇方向への接線ベク
    トルと、上記唇右端点から上唇方向への接線ベクトル及
    び下唇方向への接線ベクトルと、上記上唇中央点から左
    右の水平方向への接線ベクトルの長さと、上記下唇中央
    点から左右の水平方向への接線ベクトルの長さと、口部
    品の全体の垂直方向移動量とに基づいて変形し、 上記顎部品の特徴点である上記唇左端点及び上記唇右端
    点を通る直線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接
    点、顎最下位点、並びに、上記上唇中央点を挟んで上記
    顔左輪郭側の接点及び上記顔右輪郭側の接点が上記顎最
    下位点となす角の二等分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交
    差する接点を、上記顎部品の変形パラメータである上記
    顎最下位点の垂直方向移動量と、上記角の二等分線が顔
    左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点の垂直方向移動量と
    に基づいて変形し、 上記描画手順は、 上記眉部品を、左右の眉毎に、三等分された各領域を画
    成する特徴点を通る3個の楕円で描画し、 上記目部品を、左右の目毎に、上記外側端点及び上記上
    端点を通る楕円弧と、上記内側端点及び上記上端点を通
    る楕円弧と、上記上端点及び上記下端点を通る円とによ
    り描画し、 上記口部品を、上記唇左端点と、上記上唇中央点と、上
    記唇右端点と、上記唇左端点から上唇方向への接線ベク
    トルと、上記唇右端点から上唇方向への接線ベクトル
    と、上記上唇中央点から左右の水平方向への接線ベクト
    ルとにより定義されるスプライン曲線、並びに、上記唇
    左端点と、上記下唇中央点と、上記唇右端点と、上記唇
    左端点から下唇方向への接線ベクトルと、上記唇右端点
    から下唇方向への接線ベクトルと、上記下唇中央点から
    左右の水平方向への接線ベクトルとにより定義されるス
    プライン曲線により描画し、 上記顎部品を、上記唇左端点及び上記唇右端点を通る直
    線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接点、顎最下位
    点、並びに、上記上唇中央点を挟んで上記顔左輪郭側の
    接点及び上記顔右輪郭側の接点が上記顎最下位点となす
    角の二等分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点を
    通るスプライン曲線で描画し、 上記髪部品を、上記不変顔部品の特徴点データとして取
    得された髪特徴点を通る輪郭線で描画し、 上記鼻部品を、上記不変顔部品の特徴点データとして取
    得された鼻左端点、鼻下端点、鼻右端点を通る楕円弧で
    描画する、請求項8又は9記載の装置。
  12. 【請求項12】 上記特徴点データ獲得手段は、 デジタル顔画像データを入力する入力手段と、 上記入力されたデジタル顔画像データから各顔部品の存
    在領域を抽出し、位置を特定し、種別を特定する顔部品
    情報判定手段と、 上記顔部品の輪郭を表わす点列集合から上記顔部品の上
    記特徴点データを獲得する特徴点判定手段とを有する、
    請求項8乃至11のうちいずれか一項記載の装置。
  13. 【請求項13】 上記描画手段に接続され、上記描画さ
    れた表情変形のある似顔絵を含む画像をシート用紙に印
    刷する出力手段を更に有する請求項8乃至12のうちい
    ずれか一項記載の装置。
  14. 【請求項14】 上記入力手段に接続され、画像を撮影
    し、デジタル顔画像データを上記入力手段に供給する手
    段を更に有する請求項12又は13記載の装置。
  15. 【請求項15】 上記入力手段に接続され、画像を走査
    し、デジタル顔画像データを上記入力手段に供給する手
    段を更に有する請求項12又は13記載の装置。
  16. 【請求項16】 上記入力手段に接続され、記憶媒体に
    記憶されたデジタル顔画像データを上記入力手段に供給
    する手段を更に有する請求項12又は13記載の装置。
  17. 【請求項17】 上記表情変形用顔部品毎に設けられた
    変形ルールは、表情に応じて異なる表情変形用顔部品の
    間に変形の関連性が生じるよう調整され、 上記特徴点データ変形手段は、上記指定された表情に応
    じて上記異なる表情変形用顔部品の特徴点データを連動
    的に変形する、請求項8乃至16のうちいずれか一項記
    載の装置。
  18. 【請求項18】似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変形
    に対応して変形される表情変形用顔部品毎に、上記表情
    変形用顔部品を描画させる描画ルールと、似顔絵の表情
    に対応させて上記表情変形用顔部品を変形させる変形ル
    ールとに関連付けられた上記表情変形用顔部品を表わす
    特徴点データ、並びに、上記顔部品の中で上記表情変形
    用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点データを獲得
    する特徴点データ獲得機能と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定機能
    と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記指定された表情に対応
    した上記変形ルールを上記獲得された特徴点データに適
    用することにより、上記特徴点データを変形する特徴点
    データ変形機能と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記描画ルールを上記変形
    された特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記
    不変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点デー
    タに適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品
    を描画する描画機能プロセスと、をコンピュータに実現
    させるための指定された表情に対応して表情変形された
    似顔絵を作成するプログラムを記録したコンピュータが
    読み取り可能な記録媒体。
  19. 【請求項19】 上記特徴点データ変形機能は、上記指
    定された表情を条件として上記表情変形用部品毎に設け
    られた変形ルールを実行し、上記指定された表情に対応
    して変形されるべき上記特徴点データに関連した変形パ
    ラメータを取得し、上記取得された変形パラメータに基
    づいて上記特徴点データを変形する、請求項18記載の
    表情変形された似顔絵を作成するプログラムを記録した
    コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  20. 【請求項20】 上記特徴点データ変形機能は、上記表
    情変形用顔部品である眉部品、目部品、口部品、及び、
    顎部品毎に上記指定された表情であるふつうの顔、笑っ
    た顔、怒った顔、及び、哀しい顔に対応して設けられた
    変形ルールを実行する、請求項18又は19記載の表情
    変形された似顔絵を作成するプログラムを記録したコン
    ピュータが読み取り可能な記録媒体。
  21. 【請求項21】 上記特徴点データ獲得機能は、 上記表情変形用顔部品の特徴点データとして、似顔絵の
    眉、目、口及び顎をそれぞれ表わす眉部品、目部品、口
    部品、及び、顎部品の特徴点の2次元座標値を獲得し、 上記不変顔部品の特徴点データとして、似顔絵の髪及び
    鼻をそれぞれ表わす髪部品、及び、鼻部品の特徴点の2
    次元座標値を獲得し、 上記特徴点データ変形機能は、 上記眉部品の特徴点である左右の眉の外側端点、内側端
    点、三等分した外側端領域上端点、三等分した外側端領
    域下端点、三等分した外側中点、三等分した中心領域上
    端点、三等分した中心領域下端点、三等分した内側中
    点、三等分した内側左端領域上端点、及び、三等分した
    内側端領域下端点を、上記眉部品の変形パラメータであ
    る上記眉部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動量
    と、水平方向移動量と、上記内側端点周り回転量とに基
    づいて変形し、 上記目部品の特徴点である左右の目の外側端点、内側端
    点、上端点及び下端点を、上記目部品の変形パラメータ
    である上記目部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動
    量及び水平方向移動量と、上記上端点及び下端点の垂直
    方向移動量と、上記特徴点の上記内側端点周り回転量と
    に基づいて変形し、 上記口部品の特徴点である上唇中央点、下唇中央点、唇
    左端点、及び、唇右端点を、上記口部品の変形パラメー
    タである上唇中央点の垂直方向移動量と、上記下唇中央
    点の垂直方向移動量と、上記唇左端点の水平方向移動量
    と、上記唇右端点の水平方向移動量と、上記唇左端点か
    ら上唇方向への接線ベクトル及び下唇方向への接線ベク
    トルと、上記唇右端点から上唇方向への接線ベクトル及
    び下唇方向への接線ベクトルと、上記上唇中央点から左
    右の水平方向への接線ベクトルの長さと、上記下唇中央
    点から左右の水平方向への接線ベクトルの長さと、口部
    品の全体の垂直方向移動量とに基づいて変形し、 上記顎部品の特徴点である上記唇左端点及び上記唇右端
    点を通る直線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接
    点、顎最下位点、並びに、上記上唇中央点を挟んで上記
    顔左輪郭側の接点及び上記顔右輪郭側の接点が上記顎最
    下位点となす角の二等分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交
    差する接点を、上記顎部品の変形パラメータである上記
    顎最下位点の垂直方向移動量と、上記角の二等分線が顔
    左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点の垂直方向移動量と
    に基づいて変形し、 上記描画機能は、 上記眉部品を、左右の眉毎に、三等分された各領域を画
    成する特徴点を通る3個の楕円で描画し、 上記目部品を、左右の目毎に、上記外側端点及び上記上
    端点を通る楕円弧と、上記内側端点及び上記上端点を通
    る楕円弧と、上記上端点及び上記下端点を通る円とによ
    り描画し、 上記口部品を、上記唇左端点と、上記上唇中央点と、上
    記唇右端点と、上記唇左端点から上唇方向への接線ベク
    トルと、上記唇右端点から上唇方向への接線ベクトル
    と、上記上唇中央点から左右の水平方向への接線ベクト
    ルとにより定義されるスプライン曲線、並びに、上記唇
    左端点と、上記下唇中央点と、上記唇右端点と、上記唇
    左端点から下唇方向への接線ベクトルと、上記唇右端点
    から下唇方向への接線ベクトルと、上記下唇中央点から
    左右の水平方向への接線ベクトルとにより定義されるス
    プライン曲線により描画し、 上記顎部品を、上記唇左端点及び上記唇右端点を通る直
    線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接点、顎最下位
    点、並びに、上記上唇中央点を挟んで上記顔左輪郭側の
    接点及び上記顔右輪郭側の接点が上記顎最下位点となす
    角の二等分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点を
    通るスプライン曲線で描画し、 上記髪部品を、上記不変顔部品の特徴点データとして取
    得された髪特徴点を通る輪郭線で描画し、 上記鼻部品を、上記不変顔部品の特徴点データとして取
    得された鼻左端点、鼻下端点、鼻右端点を通る楕円弧で
    描画する、請求項18又は19記載の表情変形された似
    顔絵を作成するプログラムを記録したコンピュータが読
    み取り可能な記録媒体。
  22. 【請求項22】 上記特徴点データ獲得機能は、 デジタル顔画像データを読み込む機能と、 上記読み込まれたデジタル顔画像データから各顔部品の
    存在領域を抽出させ、位置を特定し、種別を特定うる機
    能と、 上記顔部品の輪郭を表わす点列集合から上記顔部品の上
    記特徴点データを獲得する機能とを有する、請求項18
    乃至21のうちいずれか一項記載の表情変形された似顔
    絵を作成するプログラムを記録したコンピュータが読み
    取り可能な記録媒体。
  23. 【請求項23】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変
    形に対応して変形される表情変形用顔部品毎に、上記表
    情変形用顔部品を描画させる描画ルールと、似顔絵の表
    情に対応させて上記表情変形用顔部品を変形させる変形
    ルールとに関連付けられた上記表情変形用顔部品を表わ
    す特徴点データ、並びに、上記顔部品の中で上記表情変
    形用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点データを獲
    得する特徴点データ獲得機能と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定機能
    と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記指定された表情に対応
    した上記変形ルールを上記獲得された特徴点データに適
    用することにより、上記特徴点データを変形する特徴点
    データ変形機能と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記描画ルールを上記変形
    された特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記
    不変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点デー
    タに適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品
    を描画する描画機能と、をコンピュータに実現させ、上
    記指定された表情に対応して表情変形された似顔絵を作
    成するプログラム。
  24. 【請求項24】 上記特徴点データ変形機能は、上記指
    定された表情を条件として上記表情変形用部品毎に設け
    られた変形ルールを実行し、上記指定された表情に対応
    して変形されるべき上記特徴点データに関連した変形パ
    ラメータを取得し、上記取得された変形パラメータに基
    づいて上記特徴点データを変形する、請求項23記載の
    表情変形された似顔絵を作成するプログラム。
  25. 【請求項25】 上記特徴点データ変形機能は、上記表
    情変形用顔部品である眉部品、目部品、口部品、及び、
    顎部品毎に上記指定された表情であるふつうの顔、笑っ
    た顔、怒った顔、及び、哀しい顔に対応して設けられた
    変形ルールを実行する、請求項23又は24記載の表情
    変形された似顔絵を作成するプログラム。
  26. 【請求項26】 上記特徴点データ獲得機能は、 上記表情変形用顔部品の特徴点データとして、似顔絵の
    眉、目、口及び顎をそれぞれ表わす眉部品、目部品、口
    部品、及び、顎部品の特徴点の2次元座標値を獲得し、 上記不変顔部品の特徴点データとして、似顔絵の髪及び
    鼻をそれぞれ表わす髪部品、及び、鼻部品の特徴点の2
    次元座標値を獲得し、 上記特徴点データ変形機能は、 上記眉部品の特徴点である左右の眉の外側端点、内側端
    点、三等分した外側端領域上端点、三等分した外側端領
    域下端点、三等分した外側中点、三等分した中心領域上
    端点、三等分した中心領域下端点、三等分した内側中
    点、三等分した内側左端領域上端点、及び、三等分した
    内側端領域下端点を、上記眉部品の変形パラメータであ
    る上記眉部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動量
    と、水平方向移動量と、上記内側端点周り回転量とに基
    づいて変形し、 上記目部品の特徴点である左右の目の外側端点、内側端
    点、上端点及び下端点を、上記目部品の変形パラメータ
    である上記目部品の全ての特徴点に関する垂直方向移動
    量及び水平方向移動量と、上記上端点及び下端点の垂直
    方向移動量と、上記特徴点の上記内側端点周り回転量と
    に基づいて変形し、 上記口部品の特徴点である上唇中央点、下唇中央点、唇
    左端点、及び、唇右端点を、上記口部品の変形パラメー
    タである上唇中央点の垂直方向移動量と、上記下唇中央
    点の垂直方向移動量と、上記唇左端点の水平方向移動量
    と、上記唇右端点の水平方向移動量と、上記唇左端点か
    ら上唇方向への接線ベクトル及び下唇方向への接線ベク
    トルと、上記唇右端点から上唇方向への接線ベクトル及
    び下唇方向への接線ベクトルと、上記上唇中央点から左
    右の水平方向への接線ベクトルの長さと、上記下唇中央
    点から左右の水平方向への接線ベクトルの長さと、口部
    品の全体の垂直方向移動量とに基づいて変形し、 上記顎部品の特徴点である上記唇左端点及び上記唇右端
    点を通る直線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接
    点、顎最下位点、並びに、上記上唇中央点を挟んで上記
    顔左輪郭側の接点及び上記顔右輪郭側の接点が上記顎最
    下位点となす角の二等分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交
    差する接点を、上記顎部品の変形パラメータである上記
    顎最下位点の垂直方向移動量と、上記角の二等分線が顔
    左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点の垂直方向移動量と
    に基づいて変形し、 上記描画機能は、 上記眉部品を、左右の眉毎に、三等分された各領域を画
    成する特徴点を通る3個の楕円で描画し、 上記目部品を、左右の目毎に、上記外側端点及び上記上
    端点を通る楕円弧と、上記内側端点及び上記上端点を通
    る楕円弧と、上記上端点及び上記下端点を通る円とによ
    り描画し、 上記口部品を、上記唇左端点と、上記上唇中央点と、上
    記唇右端点と、上記唇左端点から上唇方向への接線ベク
    トルと、上記唇右端点から上唇方向への接線ベクトル
    と、上記上唇中央点から左右の水平方向への接線ベクト
    ルとにより定義されるスプライン曲線、並びに、上記唇
    左端点と、上記下唇中央点と、上記唇右端点と、上記唇
    左端点から下唇方向への接線ベクトルと、上記唇右端点
    から下唇方向への接線ベクトルと、上記下唇中央点から
    左右の水平方向への接線ベクトルとにより定義されるス
    プライン曲線により描画し、 上記顎部品を、上記唇左端点及び上記唇右端点を通る直
    線と顔左輪郭との接点及び顔右輪郭との接点、顎最下位
    点、並びに、上記上唇中央点を挟んで上記顔左輪郭側の
    接点及び上記顔右輪郭側の接点が上記顎最下位点となす
    角の二等分線が顔左輪郭及び顔右輪郭と交差する接点を
    通るスプライン曲線で描画し、 上記髪部品を、上記不変顔部品の特徴点データとして取
    得された髪特徴点を通る輪郭線で描画し、 上記鼻部品を、上記不変顔部品の特徴点データとして取
    得された鼻左端点、鼻下端点、鼻右端点を通る楕円弧で
    描画する、請求項23又は24記載の表情変形された似
    顔絵を作成するプログラム。
  27. 【請求項27】 上記特徴点データ獲得機能は、 デジタル顔画像データを読み込む機能と、 上記読み込まれたデジタル顔画像データから各顔部品の
    存在領域を抽出し、位置を特定し、種別を特定する機能
    と、 上記顔部品の輪郭を表わす点列集合から上記顔部品の上
    記特徴点データを獲得する機能と、を有する、請求項2
    3乃至26のうちいずれか一項記載の表情変形された似
    顔絵を作成するプログラム。
  28. 【請求項28】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に
    対応させて表情変形用顔部品を変形させる変形ルールを
    記憶する変形ルール記憶手段と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記表情変形用顔部品を描
    画させる描画ルールと、上記変形ルールとに関連付けら
    れた上記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、並び
    に、上記顔部品の中で上記表情変形用顔部品以外の不変
    顔部品を表わす特徴点データを獲得する特徴点データ獲
    得手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記指定された表情に対応
    した上記変形ルールを上記獲得された特徴点データに適
    用することにより、上記特徴点データを変形する特徴点
    データ変形手段と、 上記変形された表情変形用顔部品を表わす特徴点デー
    タ、及び、上記不変顔部品を表わす特徴点データを送信
    する送信手段とを有する、似顔絵パラメータの送信機。
  29. 【請求項29】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変
    形に対応して変形される表情変形用顔部品毎に、上記表
    情変形用顔部品を描画させる描画ルールを記憶する描画
    ルール記憶手段と、 上記表情変形用顔部品毎に、指定された表情に対応した
    変形ルールを適用することにより変形された上記表情変
    形用顔部品を表わす特徴点データ、及び、上記表情変形
    用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点データを受信
    する受信手段と、 上記表情変形用顔部品毎に上記表情変形用顔部品の上記
    描画ルールを上記変形された上記表情変形用顔部品を表
    わす特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記不
    変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点データ
    に適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品を
    描画する描画手段とを有し、受信した似顔絵パラメータ
    に応じて表情変形された似顔絵を作成する受信機。
  30. 【請求項30】 電気通信路を介して接続された送信機
    と受信機とを含み、 上記送信機は、 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に対応させて表情変
    形用顔部品を変形させる変形ルールを記憶する変形ルー
    ル記憶手段と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記表情変形用顔部品を描
    画させる描画ルールと、上記変形ルールとに関連付けら
    れた上記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、並び
    に、上記顔部品の中で上記表情変形用顔部品以外の不変
    顔部品を表わす特徴点データを獲得する特徴点データ獲
    得手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記指定された表情に対応
    した上記変形ルールを上記獲得された特徴点データに適
    用することにより、上記特徴点データを変形する特徴点
    データ変形手段と、 上記変形された表情変形用顔部品を表わす特徴点デー
    タ、及び、上記不変顔部品を表わす特徴点データを上記
    受信機に送信する送信手段とを有し、 上記受信機は、 上記表情変形用顔部品毎に、上記表情変形用顔部品の上
    記描画ルールを記憶する描画ルール記憶手段と、 上記変形された上記表情変形用顔部品を表わす特徴点デ
    ータ、及び、上記不変顔部品を表わす特徴点データを上
    記送信器から受信する受信手段と、 上記表情変形用顔部品毎に上記表情変形用顔部品の上記
    描画ルールを上記変形された上記表情変形用顔部品を表
    わす特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記不
    変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点データ
    に適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品を
    描画する描画手段とを有する、 表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作成システム。
  31. 【請求項31】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に
    対応させて表情変形用顔部品を変形させる変形ルールを
    記憶する変形ルール記憶手段と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記表情変形用顔部品を描
    画させる描画ルールと、上記変形ルールとに関連付けら
    れた上記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、並び
    に、上記顔部品の中で上記表情変形用顔部品以外の不変
    顔部品を表わす特徴点データを獲得する特徴点データ獲
    得手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、上記不変
    顔部品を表わす特徴点データ、及び、上記指定された表
    情に対応した上記表情変形用顔部品の変形ルールの組を
    送信する送信手段とを有する、似顔絵パラメータの送信
    機。
  32. 【請求項32】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変
    形に対応して変形される表情変形用顔部品毎に、上記表
    情変形用顔部品を描画させる描画ルールを記憶する描画
    ルール記憶手段と、 上記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、上記表情
    変形用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点データ、
    及び、指定された表情に対応した上記表情変形用顔部品
    の変形ルールの組を受信する受信手段と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記受信された変形ルール
    の組の中の対応した変形ルールを適用することにより上
    記受信された上記表情変形用顔部品を表わす特徴点デー
    タを変形する特徴点データ変形手段と、 上記表情変形用顔部品毎に上記表情変形用顔部品の上記
    描画ルールを上記変形された上記表情変形用顔部品を表
    わす特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記不
    変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点データ
    に適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品を
    描画する描画手段とを有し、 受信した似顔絵パラメータに応じて表情変形された似顔
    絵を作成する受信機。
  33. 【請求項33】 電気通信路を介して接続された送信機
    と受信機とを含み、 上記送信機は、 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に対応させて表情変
    形用顔部品を変形させる変形ルールを記憶する変形ルー
    ル記憶手段と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記表情変形用顔部品を描
    画させる描画ルールと、上記変形ルールとに関連付けら
    れた上記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、並び
    に、上記顔部品の中で上記表情変形用顔部品以外の不変
    顔部品を表わす特徴点データを獲得する特徴点データ獲
    得手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、上記不変
    顔部品を表わす特徴点データ、及び、上記指定された表
    情に対応した上記表情変形用顔部品の変形ルールの組を
    上記受信機に送信する送信手段とを有し、 上記受信機は、 上記表情変形用顔部品の上記描画ルールを記憶する描画
    ルール記憶手段と、 上記表情変形用顔部品を表わす特徴点データ、上記表情
    変形用顔部品以外の不変顔部品を表わす特徴点データ、
    及び、指定された表情に対応した上記表情変形用顔部品
    の変形ルールの組を上記送信機から受信する受信手段
    と、 上記表情変形用顔部品毎に、上記受信された変形ルール
    の組の中の対応した変形ルールを適用することにより上
    記受信された上記表情変形用顔部品を表わす特徴点デー
    タを変形する特徴点データ変形手段と、 上記表情変形用顔部品毎に上記表情変形用顔部品の上記
    描画ルールを上記変形された上記表情変形用顔部品を表
    わす特徴点データに適用し、上記不変顔部品毎に上記不
    変顔部品の描画ルールを上記不変顔部品の特徴点データ
    に適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品を
    描画する描画手段とを有する、 表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作成システム。
  34. 【請求項34】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に
    対応させて表情変形用顔部品を変形させる変形ルールを
    記憶する変形ルール記憶手段と、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    上記表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 上記特徴点データ獲得手段により獲得された上記表情変
    形用顔部品の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品
    記憶手段と、 上記特徴点データ獲得手段により獲得された上記不変顔
    部品の特徴点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記変形ルールを上記表情変形用顔部品記憶手段から読
    み出された表情変形用顔部品の特徴点データに適用する
    ことにより、上記特徴点データを変形する特徴点データ
    変形手段と、 描画されるべき似顔絵の表情が指定され、上記変形され
    た表情変形用顔部品を表す特徴点データが生成される毎
    に、上記変形された表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点データ及
    び上記不変顔部品を表す特徴点データを送信する送信手
    段と、を有する、似顔絵パラメータの送信機。
  35. 【請求項35】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変
    形に対応して変形される表情変形用顔部品及び上記表情
    変形用顔部品以外の不変顔部品を描画させる描画ルール
    を記憶する描画ルール記憶手段と、 指定された表情に対応した変形ルールを適用することに
    より変形された上記表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点データ及
    び上記表情変形用顔部品以外の不変顔部品を表す特徴点
    データを受信する受信手段と、 上記描画ルールを、上記変形された上記表情変形用顔部
    品を表す特徴点データを含む全ての表情変形用顔部品を
    表す特徴点データ及び上記表情変形用顔部品以外の不変
    顔部品を表す特徴点データに適用し、上記表情変形用顔
    部品及び上記不変顔部品を描画する描画手段と、を有す
    る、受信した似顔絵パラメータに応じて表情変形された
    似顔絵を作成する受信機。
  36. 【請求項36】 電気通信路を介して接続された送信機
    と受信機とを含み、 上記送信機は、 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に対応させて表情変
    形用顔部品を変形させる変形ルールを記憶する変形ルー
    ル記憶手段と、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    上記表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 上記特徴点データ獲得手段により獲得された上記表情変
    形用顔部品の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品
    記憶手段と、 上記特徴点データ獲得手段により獲得された上記不変顔
    部品の特徴点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記変形ルールを上記表情変形用顔部品記憶手段から読
    み出された表情変形用顔部品の特徴点データに適用する
    ことにより、上記特徴点データを変形する特徴点データ
    変形手段と、 描画されるべき似顔絵の表情が指定され、上記変形され
    た表情変形用顔部品を表す特徴点データが生成される毎
    に、上記変形された表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点データ及
    び上記不変顔部品を表す特徴点データを送信する送信手
    段と、を有し、 上記受信機は、 上記表情変形用顔部品及び上記表情変形用顔部品以外の
    不変顔部品を描画させる描画ルールを記憶する描画ルー
    ル記憶手段と、 指定された表情に対応した変形ルールを適用することに
    より変形された上記表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点データ及
    び上記表情変形用顔部品以外の不変顔部品を表す特徴点
    データを受信する受信手段と、 上記描画ルールを、上記変形された上記表情変形用顔部
    品を表す特徴点データを含む全ての表情変形用顔部品を
    表す特徴点データ及び上記表情変形用顔部品以外の不変
    顔部品を表す特徴点データに適用し、上記表情変形用顔
    部品及び上記不変顔部品を描画する描画手段と、を有す
    る、表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作成システ
    ム。
  37. 【請求項37】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に
    対応させて表情変形用顔部品を変形させる変形ルールを
    記憶する変形ルール記憶手段と、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    上記表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 上記特徴点データ獲得手段により獲得された上記表情変
    形用顔部品の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品
    記憶手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記変形ルールを上記表情変形用顔部品記憶手段から読
    み出された表情変形用顔部品の特徴点データに適用する
    ことにより、上記特徴点データを変形する特徴点データ
    変形手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データを送信し、そ
    れ以降、描画されるべき似顔絵の表情が指定される毎
    に、上記変形された表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点データを
    送信する送信手段と、を有する、似顔絵パラメータの送
    信機。
  38. 【請求項38】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変
    形に対応して変形される表情変形用顔部品及び上記表情
    変形用顔部品以外の不変顔部品を描画させる描画ルール
    を記憶する描画ルール記憶手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データを受信し、そ
    れ以降、指定された表情に対応した変形ルールを適用す
    ることにより変形された上記表情変形用顔部品を表す特
    徴点データを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点
    データを受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信された上記不変顔部品の特徴
    点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 上記変形された上記表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点データ及
    び上記不変顔部品記憶手段から読み出された上記不変顔
    部品を表す特徴点データに、上記描画ルール記憶手段に
    記憶された対応した描画ルールを適用し、上記表情変形
    用顔部品及び上記不変顔部品を描画する描画手段と、を
    有する、受信した似顔絵パラメータに応じて表情変形さ
    れた似顔絵を作成する受信機。
  39. 【請求項39】 電気通信路を介して接続された送信機
    と受信機とを含み、 上記送信機は、 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に対応させて表情変
    形用顔部品を変形させる変形ルールを記憶する変形ルー
    ル記憶手段と、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    上記表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 上記特徴点データ獲得手段により獲得された上記表情変
    形用顔部品の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品
    記憶手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記変形ルールを上記表情変形用顔部品記憶手段から読
    み出された表情変形用顔部品の特徴点データに適用する
    ことにより、上記特徴点データを変形する特徴点データ
    変形手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データを送信し、そ
    れ以降、描画されるべき似顔絵の表情が指定される毎
    に、上記変形された表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点データを
    送信する送信手段と、を有し、 上記受信機は、 上記表情変形用顔部品及び上記表情変形用顔部品以外の
    不変顔部品を描画させる描画ルールを記憶する描画ルー
    ル記憶手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データを受信し、そ
    れ以降、指定された表情に対応した変形ルールを適用す
    ることにより変形された上記表情変形用顔部品を表す特
    徴点データを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点
    データを受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信された上記不変顔部品の特徴
    点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 上記変形された上記表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを含む全ての表情変形用顔部品を表す特徴点データ及
    び上記不変顔部品記憶手段から読み出された上記不変顔
    部品を表す特徴点データに、上記描画ルール記憶手段に
    記憶された対応した描画ルールを適用し、上記表情変形
    用顔部品及び上記不変顔部品を描画する描画手段と、を
    有する、表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作成シ
    ステム。
  40. 【請求項40】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に
    対応させて表情変形用顔部品を変形させる変形ルールを
    記憶する変形ルール記憶手段と、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    上記表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 上記特徴点データ獲得手段により獲得された上記表情変
    形用顔部品の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品
    記憶手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記変形ルールを上記表情変形用顔部品記憶手段から読
    み出された表情変形用顔部品の特徴点データに適用する
    ことにより、上記特徴点データを変形する特徴点データ
    変形手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び表情変形
    用顔部品を表す特徴点データを送信し、それ以降、描画
    されるべき似顔絵の表情が指定される毎に、上記変形さ
    れた表情変形用顔部品を表す特徴点データを送信する送
    信手段と、を有する、似顔絵パラメータの送信機。
  41. 【請求項41】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変
    形に対応して変形される表情変形用顔部品及び上記表情
    変形用顔部品以外の不変顔部品を描画させる描画ルール
    を記憶する描画ルール記憶手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    変形用顔部品を表す特徴点データを受信し、それ以降、
    指定された表情に対応した変形ルールを適用することに
    より変形された上記表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信された上記不変顔部品の特徴
    点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 上記受信手段によって受信された上記表情変形用顔部品
    の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品記憶手段
    と、 上記不変顔部品記憶手段に記憶されている上記不変顔部
    品の特徴点データ、上記受信手段から渡された上記変形
    された表情変形用顔部品の特徴点データ、及び、上記表
    情変形用顔部品記憶手段に記憶されている表情変形用顔
    部品の特徴点データの中で上記受信手段から渡された表
    情変形用顔部品の特徴点データを除く表情変形用顔部品
    の特徴点データに、上記描画ルール記憶手段に記憶され
    ている対応した描画ルールを適用し、上記表情変形用顔
    部品及び上記不変顔部品を描画する描画手段と、を有す
    る、受信した似顔絵パラメータに応じて表情変形された
    似顔絵を作成する受信機。
  42. 【請求項42】 電気通信路を介して接続された送信機
    と受信機とを含み、上記送信機は、 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に対応させて表情変
    形用顔部品を変形させる変形ルールを記憶する変形ルー
    ル記憶手段と、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    上記表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 上記特徴点データ獲得手段により獲得された上記表情変
    形用顔部品の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品
    記憶手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 上記変形ルールを上記表情変形用顔部品記憶手段から読
    み出された表情変形用顔部品の特徴点データに適用する
    ことにより、上記特徴点データを変形する特徴点データ
    変形手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び表情変形
    用顔部品を表す特徴点データを送信し、それ以降、描画
    されるべき似顔絵の表情が指定される毎に、上記変形さ
    れた表情変形用顔部品を表す特徴点データを送信する送
    信手段と、を有し、 上記受信機は、 上記表情変形用顔部品及び上記表情変形用顔部品以外の
    不変顔部品を描画させる描画ルールを記憶する描画ルー
    ル記憶手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    変形用顔部品を表す特徴点データを受信し、それ以降、
    指定された表情に対応した変形ルールを適用することに
    より変形された上記表情変形用顔部品を表す特徴点デー
    タを受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信された上記不変顔部品の特徴
    点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 上記受信手段によって受信された上記表情変形用顔部品
    の特徴点データを記憶する更なる表情変形用顔部品記憶
    手段と、 上記不変顔部品記憶手段に記憶されている上記不変顔部
    品の特徴点データ、上記受信手段から渡された上記変形
    された表情変形用顔部品の特徴点データ、及び、上記更
    なる表情変形用顔部品記憶手段に記憶されている表情変
    形用顔部品の特徴点データの中で上記受信手段から渡さ
    れた表情変形用顔部品の特徴点データを除く表情変形用
    顔部品の特徴点データに、上記描画ルール記憶手段に記
    憶されている対応した描画ルールを適用し、上記表情変
    形用顔部品及び上記不変顔部品を描画する描画手段と、
    を有する、表情変形された似顔絵を作成する似顔絵作成
    システム。
  43. 【請求項43】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に
    対応させて表情変形用顔部品を変形させる変形ルールを
    記憶する変形ルール記憶手段と、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    上記表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び表情変形
    用顔部品を表す特徴点データを送信し、それ以降、描画
    されるべき似顔絵の表情が指定される毎に、指定された
    表情に対応した変形ルールを送信する送信手段と、を有
    する、似顔絵パラメータの送信機。
  44. 【請求項44】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情変
    形に対応して変形される表情変形用顔部品及び上記表情
    変形用顔部品以外の不変顔部品を描画させる描画ルール
    を記憶する描画ルール記憶手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    変形用顔部品を表す特徴点データを受信し、それ以降、
    指定された表情に対応した変形ルールを受信する受信手
    段と、 上記受信手段によって受信された上記不変顔部品の特徴
    点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 上記受信手段によって受信された上記表情変形用顔部品
    の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品記憶手段
    と、 上記受信手段によって受信された上記変形ルールを、上
    記表情変形用顔部品記憶手段から読み出された表情変形
    用顔部品の特徴点データに適用することにより、上記特
    徴点データを変形する特徴点データ変形手段と、 上記不変顔部品記憶手段に記憶されている上記不変顔部
    品の特徴点データ、上記特徴点データ変形手段によって
    変形された上記表情変形用顔部品の特徴点データ、及
    び、上記表情変形用顔部品記憶手段に記憶されている表
    情変形用顔部品の特徴点データの中で上記特徴点データ
    変形手段によって変形された表情変形用顔部品の特徴点
    データを除く表情変形用顔部品の特徴点データに、上記
    描画ルール記憶手段に記憶されている対応した描画ルー
    ルを適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品
    を描画する描画手段と、を有する、受信した似顔絵パラ
    メータに応じて表情変形された似顔絵を作成する受信
    機。
  45. 【請求項45】 電気通信路を介して接続された送信機
    と受信機とを含み、上記送信機は、 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に対応させて表情変
    形用顔部品を変形させる変形ルールを記憶する変形ルー
    ル記憶手段と、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    上記表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び表情変形
    用顔部品を表す特徴点データを送信し、それ以降、描画
    されるべき似顔絵の表情が指定される毎に、指定された
    表情に対応した変形ルールを送信する送信手段と、を有
    し、 上記受信機は、 上記表情変形用顔部品及び上記表情変形用顔部品以外の
    不変顔部品を描画させる描画ルールを記憶する描画ルー
    ル記憶手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    変形用顔部品を表す特徴点データを受信し、それ以降、
    指定された表情に対応した変形ルールを受信する受信手
    段と、 上記受信手段によって受信された上記不変顔部品の特徴
    点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 上記受信手段によって受信された上記表情変形用顔部品
    の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品記憶手段
    と、 上記受信手段によって受信された上記変形ルールを、上
    記表情変形用顔部品記憶手段から読み出された表情変形
    用顔部品の特徴点データに適用することにより、上記特
    徴点データを変形する特徴点データ変形手段と、 上記不変顔部品記憶手段に記憶されている上記不変顔部
    品の特徴点データ、上記特徴点データ変形手段によって
    変形された上記表情変形用顔部品の特徴点データ、及
    び、上記表情変形用顔部品記憶手段に記憶されている表
    情変形用顔部品の特徴点データの中で上記特徴点データ
    変形手段によって変形された表情変形用顔部品の特徴点
    データを除く表情変形用顔部品の特徴点データに、上記
    描画ルール記憶手段に記憶されている対応した描画ルー
    ルを適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品
    を描画する描画手段と、を有する、表情変形された似顔
    絵を作成する似顔絵作成システム。
  46. 【請求項46】 入力された特徴点データ又はデジタル
    画像データから、似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に
    対応させて変形される表情変形用顔部品を表す特徴点デ
    ータ及び上記表情表情変形用部品以外の不変顔部品を表
    す特徴点データを獲得する特徴点データ獲得手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び表情変形
    用顔部品を表す特徴点データを送信し、それ以降、描画
    されるべき似顔絵の表情が指定される毎に、上記表情指
    定手段によって指定された表情を送信する送信手段と、
    を有する、似顔絵パラメータの送信機。
  47. 【請求項47】 似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に
    対応させて表情変形用顔部品を変形させる変形ルールを
    記憶する変形ルール記憶手段と、 上記表情変形用顔部品及び上記表情変形用顔部品以外の
    不変顔部品を描画させる描画ルールを記憶する描画ルー
    ル記憶手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    変形用顔部品を表す特徴点データを受信し、それ以降、
    指定された表情を受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信された上記不変顔部品の特徴
    点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 上記受信手段によって受信された上記表情変形用顔部品
    の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品記憶手段
    と、 上記受信手段によって受信された表情に対応した変形ル
    ールを上記変形ルール記憶手段から読み出し、上記表情
    変形用顔部品記憶手段から読み出された表情変形用顔部
    品の特徴点データに適用することにより、上記特徴点デ
    ータを変形する特徴点データ変形手段と、 上記不変顔部品記憶手段に記憶されている上記不変顔部
    品の特徴点データ、上記特徴点データ変形手段によって
    変形された上記表情変形用顔部品の特徴点データ、及
    び、上記表情変形用顔部品記憶手段に記憶されている表
    情変形用顔部品の特徴点データの中で上記特徴点データ
    変形手段によって変形された表情変形用顔部品の特徴点
    データを除く表情変形用顔部品の特徴点データに、上記
    描画ルール記憶手段に記憶されている対応した描画ルー
    ルを適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品
    を描画する描画手段と、を有する、受信した似顔絵パラ
    メータに応じて表情変形された似顔絵を作成する受信
    機。
  48. 【請求項48】 電気通信路を介して接続された送信機
    と受信機とを含み、 上記送信機は、 入力された特徴点データ又はデジタル画像データから、
    似顔絵の顔部品の中で似顔絵の表情に対応させて変形さ
    れる表情変形用顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    表情変形用部品以外の不変顔部品を表す特徴点データを
    獲得する特徴点データ獲得手段と、 描画されるべき似顔絵の表情を指定する表情指定手段
    と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び表情変形
    用顔部品を表す特徴点データを送信し、それ以降、描画
    されるべき似顔絵の表情が指定される毎に、上記表情指
    定手段によって指定された表情を送信する送信手段と、
    を有し、 上記受信機は、 上記表情変形用顔部品を変形させる変形ルールを記憶す
    る変形ルール記憶手段と、 上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品を描画させる
    描画ルールを記憶する描画ルール記憶手段と、 最初に上記不変顔部品を表す特徴点データ及び上記表情
    変形用顔部品を表す特徴点データを受信し、それ以降、
    指定された表情を受信する受信手段と、 上記受信手段によって受信された上記不変顔部品の特徴
    点データを記憶する不変顔部品記憶手段と、 上記受信手段によって受信された上記表情変形用顔部品
    の特徴点データを記憶する表情変形用顔部品記憶手段
    と、 上記受信手段によって受信された表情に対応した変形ル
    ールを上記変形ルール記憶手段から読み出し、上記表情
    変形用顔部品記憶手段から読み出された表情変形用顔部
    品の特徴点データに適用することにより、上記特徴点デ
    ータを変形する特徴点データ変形手段と、 上記不変顔部品記憶手段に記憶されている上記不変顔部
    品の特徴点データ、上記特徴点データ変形手段によって
    変形された上記表情変形用顔部品の特徴点データ、及
    び、上記表情変形用顔部品記憶手段に記憶されている表
    情変形用顔部品の特徴点データの中で上記特徴点データ
    変形手段によって変形された表情変形用顔部品の特徴点
    データを除く表情変形用顔部品の特徴点データに、上記
    描画ルール記憶手段に記憶されている対応した描画ルー
    ルを適用し、上記表情変形用顔部品及び上記不変顔部品
    を描画する描画手段と、を有する、表情変形された似顔
    絵を作成する似顔絵作成システム。
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