JPH11175765A - 3次元モデル作成方法、3次元モデル作成装置及び記憶媒体 - Google Patents

3次元モデル作成方法、3次元モデル作成装置及び記憶媒体

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JPH11175765A
JPH11175765A JP9341565A JP34156597A JPH11175765A JP H11175765 A JPH11175765 A JP H11175765A JP 9341565 A JP9341565 A JP 9341565A JP 34156597 A JP34156597 A JP 34156597A JP H11175765 A JPH11175765 A JP H11175765A
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dimensional model
dimensional
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contour
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Koichi Sato
幸一 佐藤
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の形状の3次元モデルを容易に作成でき
る3次元モデル作成方法及び装置を提供する。 【解決手段】 3次元基本モデルに2次元モデルの画像
を貼り付けて3次元モデルを作成する。2次元モデルの
特定部位の輪郭の抽出を、色彩が近似のピクセルからな
る領域を検出することにより行う。そして、2次元モデ
ルの特定部位の形状に応じて3次元基本モデルの特定部
位の形状を変形し、その3次元基本モデルの特定部位に
2次元モデルの特定部位の画像を貼り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの画
面上に3次元モデルを作成する3次元モデル作成方法、
3次元モデル作成装置及びそのプログラムを記憶した記
憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、会社だけでなく一般家庭でもコン
ピュータが使用されるようになり、3次元CAD(comp
uter aided design )や3次元アニメーションなどの立
体的なモデルを扱うソフトウエアも種々開発されてい
る。従来、3次元モデルを作成する方法としては、以下
のようなものがある。
【0003】予め、球、柱体、錘体等のように単純な
形状の3次元基本モデルを用意しておき、それらの3次
元基本モデルを合成して所望の形状の3次元モデルを作
成する方法。 所望の3次元モデルの三面図(正面図、側面図及び上
面図)を描き、その三面図を基にコンピュータに演算を
行わせて3次元モデルのデータを作成する方法。
【0004】所望の3次元モデルに近い形状の3次元
基本モデルを用意しておき、その3次元基本モデルに写
真データから切り取った人物等の画像を貼り付ける方
法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
,に示す方法では所望の3次元モデルが比較的単純
な形状である場合は問題ないが、例えば人物の3次元モ
デルを作成する場合には極めて煩雑な作業となる。の
方法では、予め用意されている3次元基本モデルに人物
等の画像を切り取って貼り付けるだけであるので、,
の方法に比べて複雑な形状3次元モデルを容易に作成
することができる。しかし、3次元基本モデルの形状が
固定されているため自由度が低く、適用できる画像が限
られる。また、写真データから人物と背景との境界を指
定して人物の部分を背景から分離する必要があり、通常
数10〜数100の点を指定しなければならない。この
ため、作業に長時間かかる、目が疲れる、腕が痛くなる
などの問題が発生する。
【0006】以上から本発明の目的は、所望の形状の3
次元モデルを容易に作成できる3次元モデル作成方法及
び装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、3次元
基本モデルに2次元モデルの画像を貼り付けて3次元モ
デルを作成する3次元モデル作成方法において、前記2
次元モデルの特定部位の形状に応じて前記3次元基本モ
デルの特定部位の形状を変形し、前記2次元モデルの特
定部位の画像を前記3次元基本モデルの特定部位に貼り
付けることを特徴とする3次元モデル作成方法により解
決する。
【0008】上記した課題は、3次元基本モデルを記憶
する第1の記憶手段と、2次元モデルの画像を記憶する
第2の記憶手段と、前記2次元モデルの特定部位の輪郭
を抽出する輪郭抽出手段と、前記輪郭抽出手段で抽出し
た前記2次元モデルの特定部位の輪郭に応じて前記3次
元モデルの特定部位を変形し、その変形した特定部位に
前記2次元モデルの特定部位の画像を貼り付ける3次元
モデル変更手段とを有することを特徴とする3次元モデ
ル作成装置により解決する。
【0009】上記した課題は、3次元基本モデルを記憶
する第1の記憶手段と、2次元モデルの画像を記憶する
第2の記憶手段と、前記2次元モデルの特定部位の輪郭
を抽出する輪郭抽出手段と、前記輪郭抽出手段で抽出し
た前記2次元モデルの特定部位の輪郭に応じて前記3次
元モデルの特定部位を変形し、その変形した特定部位に
前記2次元モデルの特定部位の画像を貼り付ける3次元
モデル変更手段とを有するプログラムを記憶したことを
特徴とする記憶媒体により解決する。
【0010】以下、本発明の作用について説明する。本
発明においては、2次元モデルの特定部位の形状に応じ
て、3次元基本モデルの特定部位を変形し、その変形し
た3次元基本モデルの特定部位に2次元モデルの特定部
位の画像を貼り付ける。このように、本発明において
は、2次元モデルに合わせた形状に3次元基本モデルを
変形するので、自由度が高く、所望の形状の3次元モデ
ルを作成できる。
【0011】3次元基本モデルとしては、例えば2次元
モデルの関節(屈曲部)に対応する複数の点と、各点間
を結ぶ線とにより表現されるものを使用する。そして、
2次元モデルの関節(屈曲部)間の長さ及び太さによ
り、3次元基本モデルの各点間の形状を変形する。例え
ば、ユーザにより特定部位として2次元モデルの腕部が
指定されると、3次元モデル変更手段は2次元モデルの
腕部の長さ及び太さに応じて3次元基本モデルの腕部の
長さ及び太さを変更する。そして、2次元モデルの腕部
の画像を、3次元基本モデルの腕部に貼り付ける。この
ような処理を2次元モデルの各部位に対し実行すること
により、3次元モデルが作成される。
【0012】2次元モデルの特定部位の形状は、コンピ
ュータにより色彩が近似したピクセルにより構成される
領域の輪郭を抽出する処理を実行することにより取得で
きる。これにより、2次元モデルと背景との境界を人間
が目で見て指定する作業が不要になり、3次元モデルを
容易に作成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の3次元モデル作成方法を実現する3次元モデル作成装
置を示すブロック図である。この3次元モデル作成装置
は、コンピュータと、該コンピュータに読み込まれるプ
ログラムとにより実現される。プログラムを読み込んだ
コンピュータは、複数の処理を同時に、又は決められた
手順で実行する。なお、プログラムは、当初フロッピー
ディスク又はCD−ROM等の記録媒体に記録されてお
り、予めコンピュータの磁気ディスクにインストールし
ておく。
【0014】磁気ディスクファイル11aにはスキャナ
ー又はデジタルカメラ等により入力された写真データが
ファイルとして記録されている。また、磁気ディスクフ
ァイル11bには複数の3次元基本モデル(以下、3D
基本モデルという)のデータが記録されている。図2は
3D基本モデルの一例を示す図である。この3D基本モ
デルは、人間の各部の関節に対応する14個の点a1 〜
a14と、これらの点a1 〜a14を結ぶ直線とにより表現
される。なお、必要に応じてより多くの関節(例えば指
の関節等)に対応する点を有する3D基本モデルを使用
してもよい。
【0015】また、顔の各部に対応して、3D部分モデ
ルが用意されている。例えば、図3(a)に目の3D部
分モデルの例、図3(b)に眉毛の3D部分モデルの
例、図3(c)に口の3D部分モデルの例を示す。な
お、3D基本モデルとしては、人間のモデルだけでな
く、例えば犬や家等のモデルが用意される。ユーザが所
望の写真データ及び3D基本モデルデータを指定する
と、磁気ディスクファイル11a,11bから所望の写
真データ及び3D基本モデルデータが読み出される。表
示処理部12は、これらの写真データ及び3D基本モデ
ルデータを基に、図4に示すような画面を表示する。こ
の画面では、左側に指定された写真データが表示され、
右側に3Dモデルが表示される。始めは、3Dモデルと
して図2に示すような3D基本モデルが表示される。ま
た、指定された3D基本モデルに応じて、画面中央部に
複数のチェックボタンが表示される。3D基本モデルと
して人間のモデルを指定した場合は、図4に示すように
人体の各部位を選択するためのチェックボタンが表示さ
れる。
【0016】写真データ読込部15では、磁気ディスク
ファイル11aから読み出した写真データからR(赤)
・G(緑)・B(青)で表わされるビットマップデータ
16を生成し、コンピュータ内部の作業領域に記録す
る。部位選択部19では、チェックボタンの状態からチ
ェックされた部位の名称を取得したり、操作子(マウ
ス)14がクリックされたときのカーソル位置のピクセ
ルのRGB値21及び座標値22を検出する。
【0017】輪郭抽出処理部17では、RGB値21、
座標値22とフィルタデータ20とにより、選択された
部位の輪郭をビットマップデータ16から抽出し、抽出
データ18として出力する。フィルタデータ20及び輪
郭抽出処理の詳細については後述する。3次元モデル作
成変更処理部24は、磁気ディスクファイル11bから
読み出した3D基本モデルを、抽出データ18に応じて
変形する。すなわち、抽出データ18に応じて3D基本
モデルの各点a1 〜a14の位置、及び各点a1 〜a14間
の部位の長さ及び太さを変更し、変更した3Dモデルの
各部位にそれぞれ対応する人物(2Dモデル)の部位の
画像(ビットマップデータ)を貼り付け(マッピング)
して3次元モデルを作成し、磁気ディスクファイル11
cに3次元モデルデータとして保存する。また、この磁
気ディスクファイル11cに保存された3Dモデルデー
タは、表示処理部12により表示装置13に表示され
る。
【0018】以下、輪郭抽出処理部17における輪郭抽
出処理について、説明する。輪郭抽出処理部17では、
写真データから人物(2Dモデル)の輪郭を自動的に抽
出し、人物の画像を背景から分離する。この輪郭抽出処
理部17では、フィルタデータ20を使用して、2つの
ピクセルの色彩が相互に近似であるか否かを評価し、色
彩が近似のピクセルの集合からなる領域の輪郭を抽出す
る。色彩の近似の評価及び輪郭の抽出は、以下のように
して行う。なお、以下の例では、R値、G値及びB値が
いずれも8ビットの合計24ビットで色彩を示すものと
する。また、カーソルにより指定されたピクセルを基準
ピクセル、基準ピクセルとの色彩の近似を評価するピク
セルを比較ピクセルという。
【0019】(色彩の近似の評価)基準ピクセルのR値
をrxi1yj1、G値をgxi1yj1、B値をbxi1yj1とし、比
較ピクセルのR値をrxi2yj2、G値をgxi2yj2、B値を
xi2yj2とすると、下記式(1)を満足するときに基準
ピクセルと比較ピクセルとは近似であると評価する。
【0020】 W1 ×(評価式1)+W2 ×(評価式2)<K …(1) 但し、W1 ,W2 及びKはいずれも係数。上記の式
(1)において、(評価式1)は下記式(2)により定
義される。 (評価式1)=((R1 (sift(S,rxi1yj1)−sift(S,rxi2yj2))2 +(G1 (sift(S,gxi1yj1)−sift(S,gxi2yj2))2 +(B1 (sift(S,bxi1yj1)−sift(S,bxi2yj2))2 ) /(R1 +G1 +B1 ) …(2) 但し、R1 、G1 、B1 及びSはいずれも係数である。
【0021】式(2)において、関数sift(S,
xiyj)はrxiyjを28-S で除算した商、つまり2進法
により表記されるR値の上位Sビットの値を示す。これ
と同様に、関数sift(S,gxiyj)は2進法により表示
されるG値の上位Sビットの値、関数sift(S,
xiyj)は2進法により表示されるB値の上位Sビット
の値である。
【0022】上記の式(1)において、(評価式2)は
下記式(3)により定義される。 (評価式2)=(R2 (sift(S,shikiso (rxi1yj1))−sift(S,shikis o (rxi2yj2)))2 +G2 (sift(S,shikiso (gxi1yj1))−sift(S,shikis o (gxi2yj2)))2 +B2 (sift(S,shikiso (bxi1yj1))−sift(S,shikis o (bxi2yj2)))2 )/(R2 +G2 +B2 ) …(3) 但し、R2 、G2 及びB2 はいずれも係数である。
【0023】また、式(3)において、関数shikiso
(r)=100×r/(r+g+b)、関数shikiso
(g)=100×g/(r+g+b)、関数shikiso
(b)=100×b/(r+g+b)である。評価式1
の第1項では、基準ピクセルと比較ピクセルとの赤の精
度を比較している。例えば、Sが8であるとすると、R
値の8ビットが全く同じである場合のみ比較ピクセルは
基準ピクセルに対し近似であると評価する。Sが7であ
るとすると、最下位の1ビット分が異なっていても、比
較ピクセルと基準ピックセルとが近似であると評価す
る。Sの値が更に小さくなると、基準ピクセルと比較ピ
クセルとの色彩データの差が大きくなっても近似である
と評価される。同様に、評価式1の第2項では基準ピク
セルと比較ピクセルとの緑の精度を比較し、第3項では
基準ピクセルと比較ピクセルとの青の精度を比較する。
つまり、評価式1では、基準ピクセルと比較ピクセルと
のRGBの精度を評価して、Sで表される精度で近似か
否かを評価する。
【0024】また、評価式2は、輝度を無視したRGB
値の比較を示す。つまり、R値、G値及びB値の合計値
は輝度に関係するが、R値、G値、B値の合計値に対す
るR値、G値又はB値の割合を算出することにより、輝
度を無視したRGB値の比較が可能になる。この算出し
た値の上位Sビットに着目して、基準ピクセルと比較ピ
クセルとの近似を評価する。すなわち、上位Sビットの
値が同じ場合は近似であるとし、上位Sビットの値が異
なるときは近似でないとする。
【0025】上記の(1)〜(3)式に対して、10個
の係数S,R1 ,B1 ,G1 ,R2,G2 ,B2 ,K,
1 ,W2 が存在する。これらの係数S,R1 ,B1
1,R2 ,G2 ,B2 ,K,W1 ,W2 の値及び評価
式(2),(3)がフィルタデータ20として設定され
ている。これらの係数をユーザが設定することにより、
近似の範囲を細かく調整することができる。なお、これ
らの値を適当な値(初期値)に設定しておき、ユーザが
任意に変更できるのは、これらの係数のうちのいくつか
のみに制限してもよい。
【0026】(輪郭抽出)図5は、輪郭抽出方法の一例
を示す模式図である。まず、カーソルにより指定された
基準ピクセルを“S”とする。この基準ピクセル“S”
に対しX方向及びY方向に隣接するピクセル“1”につ
いて、式(1)により基準ピクセル“S”との近似を評
価する。次に、ピクセル“1”に対しX方向及びY方向
に隣接するピクセル“2”について、式(1)を用いて
基準ピクセル“S”との近似を評価する。このようにし
て、基準ピクセル“S”に対し近似のピクセルからなる
領域を検出する。なお、基準ピクセル“S”と近似でな
いピクセルについては、そのピクセルに隣接するピクセ
ルと基準ピクセル“S”との色彩の近似を評価する必要
はない。例えば、図5において、基準ピクセル“S”に
対し色彩データが近似でないピクセルを斜線で示す。こ
れらのピクセルについては、隣接するピクセルの基準ピ
クセルに対する近似を調べる必要がない。
【0027】このようにして、輪郭抽出処理部17で
は、基準ピクセル“S”と色彩が近似のピクセルにより
構成される領域を検出し、該領域の縁部のピクセルの座
標の集合(輪郭)を抽出データ18とする。以下、上述
の3次元モデル作成装置による3次元モデル作成方法に
ついて説明する。
【0028】まず、ユーザが3D基本モデル及び写真デ
ータを選択すると、表示処理部12により、表示装置1
3に図4に示す画像が表示される。また、写真データ読
込処理部15によりビットマップデータ16が生成され
る。その後、ユーザは表示装置13に表示された画像を
見ながら操作子14を操作し、抽出すべき部位の部位設
定チェックボタンをチェックする。ここでは、ユーザが
「髪の毛」のチェックボタンをチェックしたとする。そ
うすると、部位選択部19はチェックされたボタンから
部位名称23を取得する。そして、3次元モデル作成変
更処理部24では、部位選択部19から与えられた部位
名称23により「髪の毛」が選択されたことを認識す
る。これにより、表示処理部12は、3D基本モデルの
頭部を強調表示、すなわち他の部分よりも濃い色で表示
する。
【0029】次に、ユーザが操作子4を操作してカーソ
ルを2Dモデルの髪の毛の部分に移動させクリックする
と、部位選択部19はカーソル位置のRGB値21及び
座標値22を検出する。これにより輪郭抽出処理部17
は、前述した方法によりRGB値21と近似の色彩を有
する領域(すなわち、髪の毛)の輪郭を抽出し、抽出デ
ータ18とする。この抽出データ18は表示処理部12
に伝達され、表示処理部12は2Dモデルの画像のう
ち、抽出した輪郭の内側の画像を強調表示する。ユーザ
は画面を確認し、コンピュータの抽出した輪郭が所望の
輪郭と異なる場合は、フィルタデータ20を変更し、輪
郭抽出処理を再度実行させて髪の毛の輪郭を抽出する。
【0030】このようにして、2Dモデルの髪の毛の輪
郭を抽出した後、ユーザが「顔」の「全体」のチェック
ボタンをチェックすると、部位選択部19はチェックボ
タンから部位名称23を取得する。この部位名称23は
3次元モデル作成変更処理部24を介して表示処理部1
2に伝達され、表示装置13に表示されている3Dモデ
ルの頭部が強調表示される。
【0031】ユーザがカーソルを2Dモデルの顔の部分
に移動させてクリックすると、部位選択部19はカーソ
ル位置のピクセルのRGB値21及び座標22を検出す
る。その後、輪郭抽出処理部17は、2Dモデルの顔の
輪郭を抽出し、抽出データ18とする。この場合も、ユ
ーザは必要に応じてフィルタデータ20の各係数の値を
調整し、顔全体の輪郭を抽出する。
【0032】次に、3次元モデル作成変更処理部24
は、顔全体の輪郭と先に抽出した「髪の毛」の部分と合
成する。そして、3Dモデルの頭部に、2Dモデルの
「髪の毛」及び「顔」の部分の画像(ビットマップデー
タ)を貼り付け(マッピング)する。その後、必要に応
じて、2Dモデルから眉毛、目及び口など顔の各部の輪
郭を抽出し、3Dモデルの頭部にマッピングする。
【0033】次に、2Dモデルの首、右腕、左腕、右
手、左手、…の輪郭を抽出する。このとき、例えば右腕
の輪郭を抽出する場合には、右腕のチェックボタンをチ
ェックした後、2Dモデルの肩の関節部分と肘の関節部
分をクリックする。そうすると、クリックした位置の座
標値22が表示処理部12に与えられ、3Dモデルの右
腕部分、すなわち点a2 と点a4 とを結ぶ線が強調表示
される。その後、ユーザは操作子14を操作してカーソ
ルを2Dモデルの右腕部分に移動し、クリックする。こ
れにより、輪郭抽出処理部17は右腕部分の輪郭を抽出
する。この場合、点a2 と点a4 とを結ぶ線から一定距
離以上離れたピクセルについては、基準ピクセルに対す
る色彩の近似を評価しない。
【0034】そして、3次元モデル作成変更処理部24
では、抽出した右腕の輪郭の長さ及び太さを基に3D基
本モデルの右腕部分を変形し、変形した3D基本モデル
の右腕の部分に、2Dモデルの右腕部分のビットマップ
データをマッピングする。このようにして、2Dモデル
の各部位の輪郭を抽出し、抽出した部位の長さ及び太さ
に応じて3D基本モデルの各部位の長さ及び太さを変更
し、その後3D基本モデルの各部位に抽出した輪郭の内
側の画像をマッピングすることにより、人物画像全体を
3D基本モデルに貼り付ける。これにより、3Dモデル
の作成が完了する。このようにして作成された3Dモデ
ルは、例えば点a1 〜a14の位置を変更することによ
り、姿勢を変えることができる。
【0035】本実施の形態においては、基準ピクセルに
対し色彩が近似したピクセルの集合により構成される領
域の輪郭を抽出し、抽出した輪郭の長さ及び太さにより
3D基本モデルの各部位を変形して、変形した3D基本
モデルに2Dモデルの各部位の画像をマッピングするの
で、所望の形状の3Dモデルを容易に作成することがで
きる。各部位の輪郭抽出は1回又は2回のクリックで足
り、背景から人物(2Dモデル)の画像を容易に切り出
すことができる。また、各部位の輪郭抽出は自動的に行
われるので、作業が簡単であり、短時間で3Dモデルを
作成でき、目が疲れる、腕が痛くなる等の不都合が回避
される。
【0036】更に、抽出した各部位の輪郭に応じて3D
基本モデルの各部位を変形するので、自由度が高く、所
望の3Dモデルを作成できる。 (第2の実施の形態)以下、本発明の第2の実施の形態
の3次元モデル作成方法について説明する。なお、本実
施の形態においても、図1,図2,図4を参照する。
【0037】第1の実施の形態では各部位毎に輪郭を抽
出しているが、複数の部位の輪郭を同時に抽出するよう
にしてもよい。例えば、図4に示す画面で右腕及び右手
のチェックボタンをチェックし、2Dモデルの肩部の関
節(a2 に対応する)及び手首の関節(a6 に対応す
る)をクリックしたとする。そうすると、表示処理部1
2は3D基本モデルの右腕及び右手の部分(図2のa2
−a4 −a6 の間)を強調表示する。
【0038】その後、ユーザがカーソルを2Dモデルの
右腕又は右手の部分に移動させて操作子14をクリック
すると、部位選択部19はカーソル位置のピクセルのR
GB値21及び座標値22を検出する。輪郭抽出処理部
17は、フィルタデータ20、RGB値21及び座標値
22を使用し、2Dモデルの右腕及び右手の輪郭を抽出
する。3次元モデル作成変更処理部24は、3D基本モ
デルの腕部(a2 −a4 間)と右手(a4 −a6 間)と
の長さの比から、抽出された輪郭を各部位毎に分割す
る。
【0039】次に、3次元モデル作成変更処理部24
は、分割された各部位の太さ及び長さに応じて3D基本
モデルを変更する。そして、変形した3D基本モデルに
2Dモデルの腕部及び右手部のビットマップデータをマ
ッピングする。本実施の形態においても、第1の実施の
形態と同様の効果が得られるのに加えて、複数の部位の
輪郭を同時に検出するので、クリックの回数を削減でき
るという効果が得られる。
【0040】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施の形態の3次元モデル作成方法について説明す
る。なお、本実施の形態においても、図1,図2,図4
を参照する。本実施の形態では、複数の部位の輪郭を同
時に検出する場合、例えば図4に示す画面で右腕及び右
手のチェックボタンをチェックし、2Dモデルの肩部の
関節(a2 に対応する)及び手首の関節(a6 に対応す
る)をクリックする。そうすると、表示処理部12は3
D基本モデルの右腕及び右手の部分(図2のa2 −a4
−a6 間)を強調表示する。
【0041】その後、ユーザがカーソルを2Dモデルの
右腕又は右手の部分に移動させて操作子14をクリック
すると、輪郭処理部17は2Dモデルの腕部及び右手部
の輪郭を抽出し、2Dモデルの腕部及び右手部の輪郭を
強調表示する。その後、ユーザが「詳細設定」のボタン
をクリックすると、関節情報の入力待ちとなる。ここ
で、ユーザが強調表示された2Dモデルの腕部及び右手
部の関節部分をクリックすると、その部分の長さ及び太
さを基に3次元モデル作成変更部24は3D基本モデル
の右腕部及び右手部を変形する。そして、変形した3D
基本モデルの右腕部及び右手部に2Dモデルの右腕部及
び右手部のビットマップデータをマッピングする。
【0042】本実施の形態においても、第2の実施の形
態と同様の効果が得られる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2次元モデルの特定部位の形状に応じて3次元基本モデ
ルの特定部位の形状を変形し、その後2次元モデルの特
定部位の画像を3次元基本モデルの特定部位に貼り付け
るので、自由度が高く、所望の2次元モデルの画像を3
次元基本モデルに貼り付けて、所望の3次元モデルを作
成できる。
【0044】特に、2次元モデルの特定部位の輪郭を、
基準ピクセルに対する色彩の近似を調べて、色彩が近似
した領域の輪郭を抽出する場合は、2次元モデルの特定
部位を背景から切り出す作業を自動化することができ
て、作業に要する時間を短縮でき、目が疲れる、腕が痛
くなる等の不都合が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の3次元モデル作成
方法を実現する3次元モデル作成装置を示すブロック図
である。
【図2】3D基本モデルの一例を示す図である。
【図3】(a)は目の3D部分モデルの例、(b)は眉
毛の3D部分モデルの例、(c)は口の3D部分モデル
の例を示す。
【図4】3D基本モデル及び写真データを選択した後の
画面表示例を示す図である。
【図5】輪郭抽出方法の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
11a〜11c 磁気ディスクファイル、 12 表示処理部、 13 表示装置、 14 操作子、 15 写真データ読込部、 16 ビットマップデータ、 17 輪郭抽出処理部、 18 抽出データ、 19 部位選択部、 20 フィルタデータ、 21 RGB値、 22 座標値、 23 部位名称、 24 3次元モデル作成変更処理部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元基本モデルに2次元モデルの画像
    を貼り付けて3次元モデルを作成する3次元モデル作成
    方法において、 前記2次元モデルの特定部位の形状に応じて前記3次元
    基本モデルの特定部位の形状を変形し、 前記2次元モデルの特定部位の画像を前記3次元基本モ
    デルの特定部位に貼り付けることを特徴とする3次元モ
    デル作成方法。
  2. 【請求項2】 前記3次元基本モデルは、前記2次元モ
    デルの関節に対応する複数の点と、各点を結ぶ線とによ
    り表現されることを特徴とする請求項1に記載の3次元
    モデル作成方法。
  3. 【請求項3】 前記2次元モデルの特定部位内の任意の
    ピクセルを基準ピクセルとし、該基準ピクセルの色彩と
    他のピクセルの色彩の近似を評価し、 その評価結果により色彩が近似であると判定されたピク
    セルからなる領域の輪郭を抽出することにより、前記2
    次元モデルの特定部位の形状を検出することを特徴とす
    る請求項1に記載の3次元モデル作成方法。
  4. 【請求項4】 3次元基本モデルを記憶する第1の記憶
    手段と、 2次元モデルの画像を記憶する第2の記憶手段と、 前記2次元モデルの特定部位の輪郭を抽出する輪郭抽出
    手段と、 前記輪郭抽出手段で抽出した前記2次元モデルの特定部
    位の輪郭に応じて前記3次元モデルの特定部位を変形
    し、その変形した特定部位に前記2次元モデルの特定部
    位の画像を貼り付ける3次元モデル変更手段とを有する
    ことを特徴とする3次元モデル作成装置。
  5. 【請求項5】 3次元基本モデルを記憶する第1の記憶
    手段と、 2次元モデルの画像を記憶する第2の記憶手段と、 前記2次元モデルの特定部位の輪郭を抽出する輪郭抽出
    手段と、 前記輪郭抽出手段で抽出した前記2次元モデルの特定部
    位の輪郭に応じて前記3次元モデルの特定部位を変形
    し、その変形した特定部位に前記2次元モデルの特定部
    位の画像を貼り付ける3次元モデル変更手段とを有する
    プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
JP9341565A 1997-12-11 1997-12-11 3次元モデル作成方法、3次元モデル作成装置及び記憶媒体 Withdrawn JPH11175765A (ja)

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