JP3444148B2 - 眉描画方法 - Google Patents

眉描画方法

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JP3444148B2 JP19523297A JP19523297A JP3444148B2 JP 3444148 B2 JP3444148 B2 JP 3444148B2 JP 19523297 A JP19523297 A JP 19523297A JP 19523297 A JP19523297 A JP 19523297A JP 3444148 B2 JP3444148 B2 JP 3444148B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータグラ
フィックスを用いた眉描画システムに関する。詳しく
は、化粧システムなどにおける眉の描画を行う分野や、
コンピュータグラフィックを用いたインスタント合成写
真装置などで眉をさまざまに替えて顔画像を表示する技
術分野に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータグラフィック画像における
頭髪の除去方法としては、特開平08-329278(画像処理
装置)がある。この装置では、頭部から頭髪部を除去
し、髪の毛を除去した頭部領域を顔の肌色で塗りつぶし
を行っている。顔の輪郭、目、鼻、口、眉等の顔の特徴
を表す各点はワイヤーフレームモデルを用いて行ってい
る。
【0003】また特開平06-342460(似顔絵の作成方
法)では、似顔絵の手法によって作成した耳を有する多
様な顔輪郭パターン、頭髪パターン、眉、目、鼻、口の
各パターン等の画像情報としてコンピュータ入力し、キ
ーボードやマウスなどの入力装置を用いながら、各パタ
ーンを顔に合成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術でみた
ように、頭部から髪の毛を除去し、肌色で塗りつぶすこ
とや、また目や鼻、眉といった顔を特徴づける構成要素
をパターンとして提供して顔に合成する方法や装置は、
すでに存在している。また、顔写真にメッセージや背景
などを合成する方法もすでに存在している。さらに従来
技術における化粧システムにおいては、眉を眉墨で描画
し、化粧をシミュレーションする方法もある。
【0005】しかし、コンピュータで眉を自然な形態で
描画して、それを顔の画像に合成する手法はなかった。
本発明が解決しようとする課題は、化粧システムなどに
おける自然な眉の描画とそれを素顔の画像にマッチした
状態で描く方法を得ることにある。また、写真シールな
どを作るインスタント合成写真装置に自然な眉を描画す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、以下のような手段で眉画像を形成する。 コンピュ
ータ装置を用いて眉を描画する方法において、(1)眉描
画領域を設定する手段により、前記眉描画領域を設定す
る手順、(2)根元位置を設定する手段により、前記眉描
画領域の眉毛の根元位置を、乱数を含む数式により設定
する手順、(3)眉毛長さ・方向設定手段により、眉毛の
方向を前記眉毛の根元位置と乱数を含む数式、眉毛の長
さを乱数を含む数式から計算して眉毛長さ・方向を設定
する手順、(4)眉毛濃さ設定手段により、前記眉毛長さ
・方向設定手段により得られた眉毛の濃さを眉毛の根元
位置と眉毛の根元からの距離に基づいて計算して眉毛濃
さを設定する手順、(5)個々の眉毛を描画する手段によ
り、以上の手順により得られた数値をもとに個々の眉毛
を描画する手順からなることを特徴とする眉毛描画方法
であるとする。
【0007】上記の(4)で得られた値に一様乱数ebrand
を施せば、1本1本の眉毛の濃さにもばらつきが生じ、
より自然な描画となる。
【0008】本発明の眉毛描画方法をさらに具体的な例
で説明すると、 (1)眉描画領域に対して眉テンプレートマスク画像をも
とに、眉頭、眉山、眉尻の各x座標をlx、cx、rx、眉山
のy座標をebyとし、前記各x座標について新眉領域の
縦方向の中心cy(x)、および新眉領域の高さhy(x)を求
め、hy(x)の最大値をhymaxとし、 (2)前記眉描画領域の各点(x,y)に対して rand2≦ceb・rate1・rate2 となる点(x,y)を眉毛の根元位置(sx,sy)として決定す
る。ただし rand2は0≦rand2≦1なる値をとる一様乱数 cebは0≦ceb≦1なる値をとる眉全体の濃さを表す定数 c1は眉の端における眉毛の生える確率を0にしないため
の定数 rate1、rate2は以下の式で求まる値 rate1=1-(|x-cx|)/{(|cx-lx|)・c1} (x<cx) =1-(|x-cx|)/{(|cx-rx|)・c1} (x≧cx)) rate2=1-{(|y-cy(x)|)/(dy(x)/2)}∧3 (3)眉毛の根元位置(sx,sy)から生える眉毛の長さlとそ
の方向θを次式で決定する θ=-π/6+2/3・π・(|sx-rx|/|rx-lx|∧2-rand2・π/9 (y≧cy(sx)) =-π/6+2/3・π・(|sx-rx|/|rx-lx|∧2+rand2・π/9 (y<cy(sx)) l=hymax/4・(1+rand2/2) (4)直線(sx,sy)-(ex,ey)で表される眉毛上の点(x,y)の
濃さを表す眉毛度ebrate(x,y)を以下の数式で求める ebrate(x,y)=1-sqr{(x-sx)∧2+(y-sy)∧2)}/[c2・sqr{(e
x-sx)∧2+(ey-sy)∧2}] ここでsqr(z)は変数zに対する平方根、c2は定数 (5)前記計算手段により得られた数値をもとに眉毛を描
画する手段からなる眉毛描画方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】また、本発明の眉毛描画方法の実
施の形態として、以下のようにコンピュータ画像に取り
込んだ人物画像の眉を描き変える方法がある。 (1)デジタルカメラやイメージスキャナなどの画像入力
装置でコンピュータ装置に素顔のイメージデータを取り
込み、素顔における眉に対して眉の周辺の何点かを指定
し、各点をスムージングした閉曲面で眉を剃り落とし、
地肌色で塗り替えることで眉を消去する手段、(2)あら
かじめ用意された眉テンプレートマスク画像を表示装置
に表示し、一様乱数を含む計算式を用いて眉毛を描画
し、実際の眉毛に近い自然の感覚で表現された眉テクス
チャマスクを描画する手段、(3)(1)で取り込んだ素顔に
対して、小鼻の内側、眉山、黒目の外側、目尻を顔の特
徴点として、素顔における眉の位置を特徴点として定義
する手段、(4)(2)で描いた眉テクスチャマスクの形状を
変えずに拡大、縮小、移動等を行って顔画像と合成する
手段、(5)(1)〜(4)の手法で眉を描く手法を用いて、眉
の形状を変えて表示すること、および元の眉と新たに描
いた眉とを比較表示する手段により眉を表示する。
【0010】本発明では自動的に眉を描画することもで
きるが、上記の(1)における眉を特徴づける定義点の指
定、(2)における眉テンプレートマスク画像の選択、お
よび(3)における顔の特徴点の定義点の指定は、ユーザ
ーが行う。ただし、複数の眉パターンを同時に顔画像に
合成するようなときには、眉テンプレートマスク画像を
自動選択することは可能である。
【0011】なお、本発明で使用するファイルは、基本
的に眉テンプレートマスク画像ファイル、定数ファイル
および顔画像ファイルである。眉テンプレートマスク画
像ファイルは多数の眉型を白黒の濃淡画像で登録してあ
るデータベースである(以下、このファイルを“眉テン
プレートマスクDB”と記述)。
【0012】定数ファイルは、本発明で用いる各式で使
用する定数を登録したファイルである。ここに登録され
ている定数は、実験の結果、もっとも本発明の主旨に適
した眉描画を行えるデータである。この定数は、本発明
のシステムが立ち上がるときに初期化される。したがっ
て、プログラム上は変数として表現する。顔画像ファイ
ルは、イメージスキャナやデジタルカメラなどによって
取り込まれたイメージデータである。通常、テンポラリ
ファイル(一時ファイル)である。
【0013】まず、元の顔画像から眉を消去するため
に、眉領域を定義する。眉領域は眉を特徴づけるP1〜P7
の7点で定義する。以下では左眉(対面方向から見た場
合には右)を例に取り、座標系は右水平方向をx軸の正
方向、垂直上方向をy軸の正方向とする。
【0014】図1に示すように、眉の内側(眉頭)の上
部をP1、眉山の上部をP3、眉の外側(眉尻)をP4とす
る。このP1とP3に対応する眉の下部をP7、P5とし、さら
にP1とP3の中間点をP2、P7とP5の中間点をP6とする。す
なわち、P1〜P7によって閉じる領域を眉領域とするが、
これを眉の境界線にそって滑らかな領域とするために、
スプライン曲線でスムージングする。
【0015】しかし、眉と肌との境界線は明確に区切り
が付けられないこともある。そこで、眉を消去したとき
に元の眉が残る恐れがあるために、 dh=|P3y-P5y|/2 ……… (1) なる距離dh分だけスプライン曲線で求めた閉領域の外側
に領域を膨らませる(図2参照)。以下、この拡張した
領域も含めて、眉領域とよぶことにする。なお、式中の
記号|x|は、xの絶対値を表す。
【0016】上記で定義した眉領域情報をもとに眉の消
去を行う。それには本来の化粧なら、新たな眉を描画す
るためには、新しく描画する眉の領域と元々ある眉の領
域において、共通部分(元の眉と描画眉の重なる領域)
は残し、共通部分以外の元の眉領域は消さなければなら
ない。しかし、元々ある眉を部分的に残しておくと、新
たに描画した眉との境界が不自然になってしまう。そこ
で、本発明では新たに眉を描画するする前に、元の眉を
すべて消去する。それには、以下の方法で行う。
【0017】まず、上記の眉領域情報を用いて、x座標
ごとに眉領域よりも上側で眉領域にもっとも近い点のy
座標をuy(x)、同様に眉領域の下側で眉領域に一番近い
点のy座標をdy(x)として求める(図3)。ここで、各
座標のカラー値をcol(x,y)とする。一般にカラー値とい
った場合、R、G、Bの三つの値をもつが、以下ではと
くに指定のない限り、col(x,y)に対する操作はR、G、
Bそれぞれについて同じ操作を行うものとする。
【0018】眉領域内の各点(x,y)について、次の計算
式によりカラー値col(x,y)を肌色として求める。 col(x,y)={col(x,uy(x))・|dy(x)-y|+col(x,dy(x))・|uy(x)-y|} /|d(x)-uy(x)| ……… (2) (2)式により求められたカラー値は、縦方向に補間され
ているために縦縞が薄く現れてしまう。そこでさらに横
方向に平滑化して縦縞をなくすために、次の式をあては
める。 col(x,y)={col(x-1,y)+col(x,y)+col(x+1,y)}/3 ……… (3)
【0019】しかし、(3)式は中央の色を単に左右の色
で単純に平均化(図3参照)しているだけなので、肌が
ツルツルして見え、自然感がない。そこでさらに(2)、
(3)式で求めたcol(x,y)に対して、次の式で自然感を表
現する。 col(x,y)=col(x,y)+c・rand1 ……… (4)
【0020】ここで、rand1は-1〜+1の範囲の一様乱
数、cはカラー値のばらつき度を示す定数である。実験
では、 0≦col(x,y)≦255 とした場合、c=10程度がよい結果を示した。もちろん、
肌のきめの細かい人とそうでない人ではばらつき度も異
なる。標準値としては定数ファイルにc=10が登録されて
いるが、標準から外れるような場合に対応できるように
するには、ばらつき度cが入力できるようにするとより
現実的である。自動処理のときにはc=10として扱って
も、それほど問題はない。なぜなら、この領域の大半が
後記する眉毛によって埋められるからである。
【0021】以上の(1)式から(4)式を用いて眉領域を消
去し、新たに肌色で眉領域を塗りつぶすことができる。
これによって眉が剃り落とされ、眉のない自然な地肌の
画像が求められる。
【0022】次に、眉の描画法を説明する。眉テンプレ
ートマスク画像はデータベースに登録されているから、
そのパターンを一覧表としてディスプレイに表示し、ユ
ーザーに選択にさせる。ただし、自動的に複数の眉描画
を行う場合には、この処理はなくてもよい。要するに、
どのような形態を採るかは、扱うアプリケーションによ
って異なる。
【0023】さらに本発明では、あらかじめ眉を描画す
る前に選んだ眉型(眉テンプレートマスク)を元の眉と
重ね合わせて表示することができるようになっているた
めに、ユーザーが眉型を選択するときの判断基準を与え
ることができる。この点については、また後で触れる。
ここでは眉の描画法に絞って説明する。
【0024】まず、図4のような眉頭、眉山、眉尻の各
x座標をlx、cx、rxとして、眉山のy座標をebyとす
る。また、図の眉の部分(黒い領域)を新眉領域とよぶ
ことにする。眉テンプレートマスク画像をもとに、各x
座標について新眉領域の縦方向の中心cy(x)、および新
眉領域の高さhy(x)を求める。
【0025】また、hy(x)の最大値をhymaxとし、眉全体
の濃さを表す適当な定数ceb(0≦ceb≦1)を導入する。
cebが1に近いほど眉が濃く、0に近いほど薄くなる。
実験では、ceb=1/6程度がよい結果を示した。ただし、
これも個人差があるために、入力項目にしておけばより
現実的である。もちろん、1/6で扱ってもなんら問題は
ない。
【0026】実際に新眉領域内のどの位置に眉毛を生や
すかは、以下の式を用いて決定する。各点(x,y)に対し
て rate1=1-(|x-cx|)/{(|cx-lx|)・c1} (x<cx) =1-(|x-cx|)/{(|cx-rx|)・c1} (x≧cx) ……… (5) rate2=1-{(|y-cy(x)|)/(dy(x)/2)}∧3 ……… (6) を求め、一様乱数rand2(0≦rand2≦1)を発生させ、 rand2≦ceb・rate1・rate2 なら点(x,y)に対して毛を生やし、上記以外なら点(x,y)
に対して毛を生やさないとする。
【0027】毛を生やす場合には、(x,y)を(sx,sy)で置
き換える。この点(sx,sy)が眉毛の生える根元位置にな
る。なお上式において、記号∧はべき乗を表す。また
(5)式で用いた定数c1は眉の端における眉毛の生える確
率を0にしないためである。通常、c1=1.2とすると、眉
と肌の自然な境界線が得られる。
【0028】次に、眉毛の根元位置(sx,sy)から生える
眉毛の長さlとその方向θを次の式で決定する。 θ=-π/6+2/3・π・(|sx-rx|/|rx-lx|∧2-rand2・π/9 (y≧cy(sx)) =-π/6+2/3・π・(|sx-rx|/|rx-lx|∧2+rand2・π/9 (y<cy(sx)) ……… (7) l=hymax/4・(1+rand2/2) ……… (8)
【0029】したがって、(7)式、(8)式より、眉毛の先
端の点(ex,ey)は ex=sx+l・cos(θ) ……… (9) ey=sy+l・sin(θ) ……… (10) となる。すなわち、上式で求まる直線(sx,sy)-(ex,ey)
は、新たに描画される1本の眉毛になる。
【0030】長さや角度、生える位置などにはばらつき
があるが、上式で描かれる眉毛は均一の太さである。そ
こでさらに1本1本の眉毛の濃さ(太さ)にばらつきを
もたせるために、一様乱数 ebrand(ebrandmin≦ebrand≦1) を用意する。ここで、ebrandminはばらつき度を表す定
数であり、ebrandminが0に近いほどばらつきが大きく
なる。直線 (sx,sy)-(ex,ey) 上の点(x,y)の眉毛度ebrate(x,y)を次のように定義す
る。 ebrate(x,y)=1-sqr{(x-sx)∧2+(y-sy)∧2)}/[c2・sqr{(ex-sx)∧2+(ey-sy)∧
2}] ……… (11) ここでsqr(z)は、変数zに対する平方根を表し、定数c2
は1.2とする。(11)式によって、根元が濃く、毛先が薄
い眉毛が描ける。さらにこの値に一様乱数ebrandを施せ
ば、1本1本の髪の毛の濃さにもばらつきが生じ、より
自然な描画となる。
【0031】以上の式で求めた値をもとに新たに眉テク
スチャマスク画像を作成する。眉テクスチャマスク画像
(白黒濃淡画像)のサイズ、および座標系は眉テンプレ
ートマスク画像と同一とする。上記の手法をもとに、こ
の眉テクスチャマスク画像上に眉毛を1本1本ずつ描
く。直線 (sx,sy)-(ex,ey) 上の点(x,y)のカラー値(濃淡値)col(x,y)は、 col(x,y)=COLMAX・{1-ebrate(x,y)} ……… (12) である。ここで、COLMAXはカラー値(濃淡値)の最大値
であり、col(x,y)が0の場合には黒の眉の部分であり、
col(x,y)がCOLMAXの場合には白く、眉でない部分であ
る。以上の手法を用いて描いた眉の例を図5に示す。
【0032】顔の特徴点の定義は、図6に示すF1〜F4の
4点で行う。すなわち、 F1:小鼻の内側 F2:眉山 F3:黒目の外側 F
4:目尻 である。
【0033】図4の眉テンプレートマスク画像、図6の
顔の特徴点より、 lx=F1.x cx=(F3.x+F4.x)/2 ……… (13) eby=F2.y となるように、図5の新しく描画した眉テクスチャマス
ク画像を縦横を変えずに、拡大、縮小および移動して、
顔画像と眉ストラクチャマスク画像を合成する。以上
で、一通りの眉描画処理は完了である。なお、(13)式に
おけるFn.x、Fn.yはそれぞれ点Fnにおけるx座標とy座
標を表す。
【0034】元の眉と新たに描画した眉とを比較して同
時に表示することは、ユーザーが眉形を選択するとき
や、眉を描画した後と描画前の様子を比較表示して出来
映えをチェックするうえで重要である。さらに化粧シス
テムとして使用する場合に、元の眉の剃る位置や、テン
プレート(眉型)で眉を描く位置が明確に示されるなど
の、利点がある。そこで本発明では、元の眉に変更後の
眉を枠あるいは半透明の形状で重ねて表示するようにす
る。図7に示すように重ねて表示すれば、眉を剃る場合
に元も眉を剃る位置が、またテンプレートを用いる場合
には顔の上にセットする位置がわかる。また、眉型を選
択するときの選択判断の材料を与えることもできる。
【0035】以上の処理を総合的にシステム化して利用
する場合のフローチャートを図8に示す。なお、ここで
は一つの顔画像をデジタルカメラ等で取り込んで、眉を
選択しながら何回も繰り返し処理をする場合の例であ
る。以下、フローチャートの内容を簡単に説明する。
【0036】処理S1では、デジタルカメラやイメージス
キャナで顔画像のコンピュータ内に読み込むことと、眉
描画で使用してる式の定数(プログラム上は変数)等の
初期化を定数ファイルより行う。以下では、定数の変更
については触れていないが、定数もキーボード入力によ
って変えられるようにすると、より汎用的である。ただ
し、本文中にも説明したように、通常は本文中で指定し
た値でなんら支障はない。実験で確かめた標準的な値で
あるからだ。
【0037】処理S2、S3はユーザーが顔画像を見て定義
点を指定する。このときの入力装置としては、パソコン
の場合にはマウスが一般的であり、インスタント合成写
真装置の場合には矢印キーが一般的であろう。また処理
S4、S6、S8、S13は、コンピュータからの問いに対する
ユーザーの応答を必要とする判定処理である。処理S5の
“眉型の選択”は、コンピュータからの眉テンプレート
マスク画像を一覧表形式で表示した後、その画像からユ
ーザの好みの眉型を選ぶ処理である。
【0038】処理S7とS14は元の眉と変更後の眉を重ね
て表示するものであるが、前者は変更後の眉といっても
テンプレートの状態での表示であり、後者は本発明の眉
描画法を用いて描いた眉を表示する。前者は眉型(眉テ
ンプレート)を選ぶための参考となるものであり、後者
は出来映えを比較したり、実際に元の眉を剃るときや眉
を描くときに参考とするためのものである。
【0039】
【実施例】本発明が描画する眉を自然な状態で表現して
いるので、単に化粧システムのみでの応用を目的にして
いるのではなく、インスタント合成写真装置にも応用で
きる。本発明の実施例では、後者の分野での応用例を中
心にみていく。
【0040】本発明の眉描画をシステムとして利用する
には、パソコンなどのコンピュータ機能をもった装置、
ディスプレイ装置、デジタルカメラやイメージスキャナ
などの顔画像をイメージ画像データとして取り入れる装
置が必要となる。また顔の定義や眉領域の定義を行うた
めの入力装置、たとえばマウスやライトペンのような、
ディスプレイ画面上の画像をドット単位に直接ポイント
できる装置が必要である。
【0041】現在のインスタント合成写真装置の多く
は、モニターテレビが設置されていて、客があらかじめ
メニューで用意された背景やメッセージをキーボードか
ら選択し、画面に表示された背景に合わせて自分の位置
を決めてから、写真を撮る形式になっている。撮れる写
真は1枚形式の写真もあれば、同じ顔写真を切手サイズ
の小さな顔写真にしてシール状に複数枚プリントされる
ものもある。また特殊なものとしては、顔スタンプを作
るものもある。
【0042】図9は、本発明の眉描画法を利用したイン
スタント合成写真装置で眉を替えて写真を撮るときの処
理手順を示したフローチャートである。フローチャート
中、番号に“u”が付いている処理は、ユーザーが何ら
かの応答をしなければならないものである。
【0043】図の処理は2通りの写真が撮れるようにな
っている。図の(注)に示してあるように、処理S5の系
列の流れは眉型を自動的に替えて複数の眉型で複数の写
真を1シール上に写す場合である。一方、処理S7の系列
の流れはユーザーが選択した眉型で1枚の顔写真を作成
する場合である。もちろん、処理S5の流れでも眉型を複
数選択させる方式が取れるが、図9の例は自動的に眉テ
ンプレートを選択している。この場合、処理S1の眉型の
選択にあたっては、あらかじめ年齢や性別を入力させて
おけば、その情報に基づいて眉型を自動的に複数選択す
る方法もある。
【0044】図10は元の顔画像、図11、図12は本
発明の眉描画法を用いて顔画像を描いた例である。顔全
体を描いた場合には、顔全体とのバランスがわかり、眉
の形が変わることによる全体の印象の違いを比較して見
ることができる。また目と眉の部分を拡大して描いた場
合には、眉の形によって目の印象が変わる様子がわか
る。図9における処理S7の写真に目と眉の拡大写真も選
択してプリントできるようにすれば、より眉による化粧
効果をユーザーに提示できる。
【0045】
【発明の効果】本発明の最大の特徴は、顔の特徴に合わ
せて自然な形で眉を表現できることであり、また自由度
のある表現法を可能にしていることである。たとえば、
眉領域の皮膚の色((3)式と(4)式)、眉毛の生える密度
((4)式と(5)式、眉全体の濃さの表現)、眉毛の生える
方向((7)式〜(10)式)、眉毛の長さ((8)式)、眉毛の
濃さ((11)式と(12)式)を計算式で決定し、しかも乱数
によってそれぞれの決定要素にバラツキもたせてより自
然感を表現している。これらの眉毛の特徴を計算式によ
って決定しているから、眉の描き方に自由度がある。
【0046】本発明の実施の形態ではシミュレーション
結果に基づいて定数を決定し、もっとも標準的な自然感
を与える値を紹介してある。しかし、個性的な眉描画を
行おうとすれば、この定数を替えるだけでよく、これに
よって眉の印象を自由に変えられる。たとえば眉全体の
濃さは定数ceb(プログラム上は変数、定数ファイルに
より初期化される値)に依存するが、この値を変えれ
ば、眉毛の生え方の密度が変わり、眉全体の濃さを違っ
た状態で表現できる。
【0047】以上のように本発明では眉毛1本1本を精
密に描く眉描画法を採り入れているのは、従来の化粧シ
ステムと違ってインスタント合成写真装置などで眉の形
を変えて撮る写真などの分野に応用ができる。
【0048】一方、化粧システムとして使用する場合に
は、元の眉と新しく描く眉とを合成して表示することに
より、テンプレートを当てる位置が明確になり、元の眉
の剃る部分や新しく描く眉の位置が利用者に容易にわか
るようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態における眉領域の定義点を説
明するための図である。
【図2】発明の実施の形態における新眉領域を説明する
ための図である。
【図3】発明の実施の形態における新眉領域を肌色で塗
りつぶすために使用する座標とカラー値との関係を説明
するための図である。
【図4】発明の実施の形態における新眉領域の眉頭、眉
山、眉尻の座標を示した図である。
【図5】発明の実施の形態において、本発明の眉描画法
を用いて描いた眉の例である。
【図6】発明の実施の形態における、顔の特徴を定義す
る点を示した図である。
【図7】発明の実施の形態における、元の眉と変更後の
眉を重ね表示する手法を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態において、本発明の眉描
画、顔の特徴、重ね表示等を総合的に利用して眉描画を
システムとして使用する場合の処理の一例として挙げた
処理フローチャートである。
【図9】本発明の実施例ににおいて、プリクラなどのイ
ンスタント写真に本発明の眉描画法を応用する場合の処
理の一例として挙げた処理フローチャートである。
【図10】本発明の実施例において、本発明の眉描画法
を施す前の元の顔画像である。
【図11】本発明の実施例において、図10の顔画像に
本発明の眉描画法を用いて新たな眉を描いたときの顔画
像の一例である。
【図12】本発明の実施例において、図10の顔画像に
本発明の眉描画法を用いて新たな眉を描いたときの顔画
像の一例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 加藤誠巳,大西啓介,五十嵐雅俊, “コンピュータ・グラフィックスを用い た顔イメージの表現における眉毛描画の 一手法”,情報処理学会第44回(平成4 年前期)全国大会講演論文集(2),社 団法人情報処理学会,1992年,p.2− 379,2−380 宇佐美芳明,安生健一,“曲げ剛性を 利用した頭髪のモデリング”,情報処理 学会論文誌,社団法人情報処理学会, 1992年 5月,Vol.33,No.5, p.746−755 渡部保日児,末永康仁,“三角柱と房 のモデルによる頭髪像の生成”,電子情 報通信学会論文誌D−2.社団法人電子 情報通信学会,1990年,Vol.J73− D−2,No.3,p.367−373 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 11/60 - 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ装置を用いて眉を描画する
    方法において、 (1)眉描画領域を設定する手段により、前記眉描画領域
    を設定する手順、 (2)根元位置を設定する手段により、前記眉描画領域の
    眉毛の根元位置を、乱数を含む数式により設定する手
    順、 (3)眉毛長さ・方向設定手段により、眉毛の方向を前記
    眉毛の根元位置と乱数を含む数式、眉毛の長さを乱数を
    含む数式から計算して眉毛長さ・方向を設定する手順、 (4)眉毛濃さ設定手段により、前記眉毛長さ・方向設定
    手段により得られた眉毛の濃さを眉毛の根元位置と眉毛
    の根元からの距離に基づいて計算して眉毛濃さを設定
    る手順、 (5)個々の眉毛を描画する手段により、以上の手順によ
    り得られた数値をもとに個々の眉毛を描画する手順から
    なることを特徴とする眉毛描画方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータ装置を用いて眉を描画する
    装置においてコンピュータ装置を、 (1)眉描画領域を設定する手段、 (2)前記眉描画領域の眉毛の根元位置を、乱数を含む数
    式により設定する手段、 (3)眉毛の方向を前記眉毛の根元位置と乱数を含む数
    式、眉毛の長さを乱数を含む数式から計算する眉毛長さ
    ・方向設定手段、 (4)前記眉毛長さ・方向設定手段により得られた眉毛の
    濃さを眉毛の根元位置と眉毛の根元からの距離に基づい
    て計算する眉毛濃さ設定手段、 (5)以上の手段により得られた数値をもとに個々の眉毛
    を描画する手段として機能させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
  3. 【請求項3】 コンピュータ装置を用いて眉を描画する
    装置において、 (1)眉描画領域を設定する手段、 (2)前記眉描画領域の眉毛の根元位置を、乱数を含む数
    式により設定する手段、 (3)眉毛の方向を前記眉毛の根元位置と乱数を含む数
    式、眉毛の長さを乱数を含む数式から計算する眉毛長さ
    ・方向設定手段、 (4)前記眉毛長さ・方向設定手段により得られた眉毛の
    濃さを眉毛の根元位置と眉毛の根元からの距離に基づい
    て計算する眉毛濃さ設定手段、 (5)以上の手段により得られた数値をもとに個々の眉毛
    を描画する手段からなることを特徴とするコンピュータ
    装置を用いた眉毛描画装置。
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