JP3917321B2 - 口元メーキャップシミュレーションシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は口元メーキャップシミュレーションシステムに係り、特に、人の顔画像にアイラインやリップペンを塗布して表示する口元メーキャップシミュレーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
メーキャップによるイメージの演出法は、造形理論を応用したもので、形の特徴や目に映ったときどのようにどの様な印象を受けるかを把握している。例えば、直線はシャープあるいは静的なイメージを演出させ、曲線はソフトあるいは動的なイメージを演出する。したがって、直線的又は曲線的なメーキャップすることにより、それぞれ、シャープなイメージを演出したりソフトなイメージを演出したりすることができる。同様に、下降線を使用して落ちついたイメージを出したり、太い線を使用してたくましいイメージを演出することができる。
【0003】
このようなメーキャップによるイメージ演出をコンピュータシステムの画像処理技術を用いて実現することが考えられている。従来のコンピュータシステムの画像処理技術では、単に形状を直線的又は曲線的に変形させることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のコンピュータシステムの画像処理技術では、口の輪郭をリップペンで修正するシミュレーションを行う場合、オペレータが顔画像におけるリップペンを塗る領域の指定、ぼかしの度合い、リップペンの色の修正、等を細かに入力しなければならず、また、操作には画像処理の専門的な知識を必要とし、手間及び時間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、メーキャップイメージタイプを選択するだけで、選択したタイプに応じて顔画像の口の輪郭をリップペンで描画して表示する口元メーキャップシミュレーションシステムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、カメラで撮像した被験者の顔画像の口の輪郭をリップペンで描画する口元メーキャップシミュレーションシステムであって、
入力手段からのユーザの入力に応じ第1乃至第4のメーキャップイメージタイプから所望のタイプとリップペンの色を選択して記憶手段に記憶する選択手段と、
前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像から口の輪郭データを取得し、前記選択手段で選択されたメーキャップイメージタイプに応じて、前記第1のメーキャップイメージタイプでは前記口の輪郭データの上唇の上縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに増加するオフセットで縦方向に上げて丸みを持たせる変形、前記第2のメーキャップイメージタイプでは上唇の上縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに増加するオフセットで縦方向に上げて丸みを持たせ、下唇の下縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに減少するオフセットで縦方向に下げて丸みを持たせる変形、前記第3のメーキャップイメージタイプでは下唇を口の左右端と下唇の下縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にする変形、前記第4のメーキャップイメージタイプでは上唇を口の左右端と上唇の上縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にし、下唇を口の左右端と下唇の下縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にする変形を行って、前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像の口の輪郭近傍にリップペンで描画する唇形状を設定するリップペン描画形状設定手段と、
前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像について、前記リップペン描画形状設定手段で設定された唇形状で前記被験者の顔画像の画素値に前記リップペンの色の画素値を加算して前記リップペンによる描画を行い、前記記憶手段に記憶されている前記被験者の顔画像を更新するリップペン描画手段とを有し、
更新された前記被験者の顔画像を表示手段に表示する。
【0007】
このように、複数のメーキャップイメージタイプから所望のタイプを選択すると、選択されたメーキャップイメージタイプに応じてリップペンで描画する形状を設定し、設定された形状でリップペンによる描画を行うため、所望のタイプを選択するだけで、選択したメーキャップイメージタイプに応じて口の輪郭近傍をリップペンで描画して表示することができる。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の口元メーキャップシミュレーションシステムにおいて、
前記リップペン描画手段は、前記リップペンを描画する際に前記被験者の顔画像の口の輪郭からの縦方向距離が大なるほどリップペンの色を薄くして前記被験者の顔画像の画素値に加算するグラデュエーション付加手段を有する。
【0009】
このように、口の輪郭からの縦方向距離が大なるほどリップペンの色を薄くするグラデュエーションをつけるため、描画したリップペンが顔画像の肌色となじんで違和感のないリップペンを表示できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の口元メーキャップシミュレーションシステムの一実施例のブロック図を示す。同図中、中央処理装置(CPU)10には、バス15を介して入力装置20、記憶装置30、表示装置40、印刷装置50、通信装置60それぞれが接続されている。入力装置20としてはキーボード21,タッチセンサ22,デジタルカメラ(またはCCDカメラ)23等が設けられており、記憶装置30としてはRAM31、ROM32、ハードディスク装置33、フレキシブルディスク装置34等が設けられている。表示装置40としては例えばCRTが用いられ、CRTの前面に透明のタッチセンサ22を設置する。
【0011】
CPU10は、記憶装置30に記憶されている各種処理プログラムを実行し、その結果を記憶装置30に記憶すると共に、表示装置40に表示し、印刷装置50で印刷して出力する。記憶装置30には顔画像の画像データ等が記憶されると共に、各種処理プログラムが予め格納されている。
図2は本発明システムで実行する口元メーキャップシミュレーションのメインルーチンの一実施例のフローチャートを示す。同図中、ステップS10で記憶装置30内に作業用顔画像領域を確保する。次に、ステップS12で、確保した作業用顔画像領域にデジタルカメラ23で撮像した被験者の顔画像(カラー顔画像)の画像データをコピーする。なお、被験者の顔画像の画像データは、既に記憶装置30内の所定領域に格納されている。
【0012】
ステップS14では上記の画像データから顔画像の特徴点を抽出する。ここでは、先ず、顔画像に対し顔位置の認識を行って顔領域のラベリングを行うと共に、顔の輪郭の特徴点を抽出する。なお、顔画像は左上隅を原点として、横方向をX軸、縦方向をY軸とするXY座標で位置を表す。更に、顔領域のエッジ画像(2値画像)を作成し、このエッジ画像をY軸に投影してエッジのヒストグラムを作成するY投影を行う。そして、Y投影によるヒストグラムから顔の各部位、つまり、眉、目、鼻、口それぞれのY座標を検索する。更に、顔のエッジ画像における目及び鼻を含むY座標位置で、目及び鼻の特徴点及びこれに付随する特徴点を抽出し、口を含むY座標位置で、口の特徴点及びこれに付随する特徴点を抽出し、眉を含むY座標位置で、眉の特徴点及びこれに付随する特徴点を抽出する。
【0013】
これによって、図3に示すY軸座標が最大の点C3と、Y軸座標が最小の点C2と、点C2,C3を通る直線と髪の生え際との交点F1とが顔の特徴点として抽出され、瞳PL,PR、目尻EL1,ER1、目頭EL4,ER4、瞳の上下の目の輪郭EL5,ER5,EL3,ER3、鼻の輪郭N1,N2,N3、口の上端M2,M4、左右端M1,M5、下端M6、眉山BL2,BR2、眉頭BL3,BR3、眉尻BL1,BR1、眉底BL4,BR4等の各種特徴点が抽出される。
【0014】
次に、ステップS16で、顔画像の中の例えば頬に対応する領域の複数の画像データを平均化することにより、被験者の肌色データを得る。また、ステップS18で、スイート、クール、キュート、フレッシュの4つのメーキャップイメージタイプうち、いずれのメーキャップイメージタイプを被験者がタッチセンサ22によって選択したかを読み取り、また、ステップS20でリップペンの色としてどの色を被験者がタッチセンサ22によって選択したかを読み取る。
【0015】
なお、この口元メーキャップシミュレーションを実行する際には、図4に示すような画面が表示装置40に表示されている。この画面中央には被験者の顔画像が表示され、選択ボックス41A,41B,41C,41Dによってスイート、クール、キュート、フレッシュの4つのメーキャップイメージタイプを選択でき、リップペンの選択ボックス45にタッチすることにより、複数のリップペンの色がリップペンの選択ボックス45内に表示され、所望のリップペンの色を選択できる。
【0016】
この後、ステップS22でリップペン描画処理を実行し、この処理が終了すると、ステップS24に進んで、ステップS10で確保していた作業用顔画像領域を解放し、この処理を終了する。
図5及び図6は、ステップS22で実行するリップペン描画処理の一実施例のフローチャートを示す。図5において、先ず、ステップS30で口を囲む矩形領域の顔画像を取得すると共に、口の輪郭データを取得する。この口の輪郭データは、ステップS14で特徴点抽出を行った際に得られたものである。
【0017】
次のステップS32では被験者が選択したメーキャップイメージタイプに応じて曲線描画区間と直線描画区間とを設定する。
ところで、図7に口を囲む矩形領域の顔画像を示す。この図では、口(上唇)の上端M2,M4、口の左右端M1,M5、口(下唇)の下端M6、それぞれの特徴点の他に、口(下唇)の下縁における左端M1から口幅(M1,M5間距離)の1/3の距離にある点M7と、口(下唇)の下縁における右端M5から口幅(M1,M5間距離)の1/3の距離にある点M8とを示している。
【0018】
選択されたメーキャップイメージタイプがフレッシュの場合、区間M1〜M2、区間M4〜M5それぞれを曲線で描画し、区間M2〜M3、区間M3〜M4それぞれを直線で描画する。これによって、図8(A)の描画イメージに示すように、上唇に丸みを持たせるリップペン描画が行われ、下唇についてはリップペン描画を行われない。
【0019】
選択されたメーキャップイメージタイプがスイートの場合、区間M1〜M2、区間M4〜M5、区間M1〜M6〜M5それぞれを曲線で描画し、区間M2〜M3、区間M3〜M4それぞれを直線で描画する。これによって、図8(B)の描画イメージに示すように、上唇及び下唇に丸みを持たせるリップペン描画が行われる。
【0020】
選択されたメーキャップイメージタイプがキュートの場合、区間M1〜M7、区間M7〜M8、区間M8〜M5それぞれを直線で描画する。これによって、図8(C)の描画イメージに示すように、下唇を直線的にするリップペン描画が行われ、上唇についてはリップペン描画を行われない。
選択されたメーキャップイメージタイプがクールの場合、区間M2〜M4を曲線で描画し、区間M1〜M2、区間M4〜M5、区間M1〜M7、区間M7〜M8、区間M8〜M5それぞれを直線で描画する。これによって、図8(C)の描画イメージに示すように、上唇及び下唇を直線的にするリップペン描画が行われる。
【0021】
次のステップS34のループ処理でx座標値を0(口の左端M1位置)から画素単位で最大値(口の右端M5位置)まで順次増加させる。なお、x座標は図7に示す口を囲む矩形領域において右側に増加し、y座標は上側に増加するものとする。
このループ内のステップS36で曲線描画区間か否かを判別し、曲線描画区間でなければ、ステップS34に戻りx座標値を増加させる。曲線描画区間であれば、ステップS38に進み、図9に示すオフセット曲線をx座標値で参照して、当該x座標に対するオフセット値を求める。この図9に示すオフセットは上唇の上縁を上に(鼻側に)持ち上げて口を大きく見せるために用いられ、下唇の下縁についてはオフセット値=0とされている。
【0022】
次に、ステップS40のループ処理を行う。ここでは、y座標値を、口の輪郭データのy座標+オフセット値−βから口の輪郭データのy座標+オフセット値+βまで、画素単位で順次増加させて、以下の処理を行う。このβは、リップペンのペン幅の1/2(例えば数mmに相当)である。
ステップS40のループ内のステップS42では、当該xy座標に対応する画素のRGB値から所定の演算式を用いて彩度(S),色相(H),明度(V)それぞれを算出する。そして、ステップS44で、口の輪郭データのy座標と当該y座標との差(最大でオフセット値+β)に基づいて、リップペンの色のHSV値を上記差に比例して薄くなるように補正してグラデュエーションをつけた後、ステップS42で得た当該xy座標に対応する画素のHSV値に加算する。この後、ステップS46で上記当該xy座標に対応する画素のHSV値をRGB値に変換し、ステップS48でこのRGB値を用いて当該xy座標に対応する画素を上書きして更新することによりリップペンの描画を行う。
【0023】
なお、このステップS40は図8(A)の描画イメージでは曲線描画区間が上唇の上縁だけであるため1回しか実行されないが、図8(B)の描画イメージでは曲線描画区間が上唇の上縁と下唇の下縁とがあるため2回実行される。下唇の下縁を描画する際には図9のオフセット値は負の値として取り扱う。
ステップS34のループ処理を終了すると、ステップS52に進んで各直線描画区間の直線の関数を求める。次のステップS54のループ処理でx座標値を0(口の左端M1位置)から画素単位で最大値(口の右端M5位置)まで順次増加させる。
【0024】
このループ内のステップS56で直線描画区間か否かを判別し、直線描画区間でなければ、ステップS54に戻りx座標値を増加させる。直線描画区間であれば、ステップS58に進み、直線の関数を用いて、当該x座標に対応する直線のy座標Y(L)を求める。次に、ステップS60のループ処理を行う。ここでは、y座標値を、Y(L)−βからY(L)+βまで、画素単位で順次増加させて、以下の処理を行う。このβは、リップペンのペン幅の1/2(例えば数mmに相当)である。
【0025】
ステップS60のループ内のステップS62では、当該xy座標に対応する画素のRGB値から所定の演算式を用いて彩度(S),色相(H),明度(V)それぞれを算出する。そして、ステップS64で、Y(L)と当該y座標との差(最大でβ)に基づいて、リップペンの色のHSV値を上記差に比例して薄くなるように補正してグラデュエーションをつけた後、ステップS62で得た当該xy座標に対応する画素のHSV値に加算する。この後、ステップS66で上記当該xy座標に対応する画素のHSV値をRGB値に変換し、ステップS68でこのRGB値を用いて当該xy座標に対応する画素を上書きして更新することによりリップペンの描画を行う。
【0026】
なお、このステップS60は図8(C)の描画イメージでは曲線描画区間が上唇の上縁だけであるため1回しか実行されないが、図8(D)の描画イメージでは曲線描画区間が上唇の上縁と下唇の下縁とがあるため2回実行される。
ステップS54のループ処理を終了すると、ステップS70に進んでリップペンを描画した顔画像を表示装置40に表示して、この処理を終了する。
【0027】
このように、複数のメーキャップイメージタイプから所望のタイプを選択すると、選択されたメーキャップイメージタイプに応じてリップペンで描画する形状を設定し、設定された形状でリップペンによる描画を行うため、所望のタイプを選択するだけで、選択したメーキャップイメージタイプに応じて口の輪郭近傍をリップペンで描画して表示することができる。
【0028】
また、口の輪郭からの縦方向距離が大なるほどリップペンの色を薄くするグラデュエーションをつけるため、描画したリップペンが顔画像の肌色となじんで違和感のないリップペンを表示できる。
なお、選択ボックス41A,41B,41C,41Dが特許請求の範囲に記載のタイプ選択手段に対応し、ステップS32がリップペン描画形状設定手段に対応し、ステップS34〜S68がリップペン描画手段に対応し、ステップS44,S64がグラデュエーション付加手段に対応する。
【0029】
【発明の効果】
上述の如く、請求項1に記載の発明は、カメラで撮像した被験者の顔画像の口の輪郭をリップペンで描画する口元メーキャップシミュレーションシステムであって、
入力手段からのユーザの入力に応じ第1乃至第4のメーキャップイメージタイプから所望のタイプとリップペンの色を選択して記憶手段に記憶する選択手段と、
前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像から口の輪郭データを取得し、前記選択手段で選択されたメーキャップイメージタイプに応じて、前記第1のメーキャップイメージタイプでは前記口の輪郭データの上唇の上縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに増加するオフセットで縦方向に上げて丸みを持たせる変形、前記第2のメーキャップイメージタイプでは上唇の上縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに増加するオフセットで縦方向に上げて丸みを持たせ、下唇の下縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに減少するオフセットで縦方向に下げて丸みを持たせる変形、前記第3のメーキャップイメージタイプでは下唇を口の左右端と下唇の下縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にする変形、前記第4のメーキャップイメージタイプでは上唇を口の左右端と上唇の上縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にし、下唇を口の左右端と下唇の下縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にする変形を行って、前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像の口の輪郭近傍にリップペンで描画する唇形状を設定するリップペン描画形状設定手段と、
前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像について、前記リップペン描画形状設定手段で設定された唇形状で前記被験者の顔画像の画素値に前記リップペンの色の画素値を加算して前記リップペンによる描画を行い、前記記憶手段に記憶されている前記被験者の顔画像を更新するリップペン描画手段とを有し、
更新された前記被験者の顔画像を表示手段に表示する。
【0030】
このように、複数のメーキャップイメージタイプから所望のタイプを選択すると、選択されたメーキャップイメージタイプに応じてリップペンで描画する形状を設定し、設定された形状でリップペンによる描画を行うため、所望のタイプを選択するだけで、選択したメーキャップイメージタイプに応じて口の輪郭近傍をリップペンで描画して表示することができる。
【0031】
請求項2に記載の発明では、リップペン描画手段は、前記リップペンを描画する際に前記被験者の顔画像の口の輪郭からの縦方向距離が大なるほどリップペンの色を薄くして前記被験者の顔画像の画素値に加算するグラデュエーション付加手段を有する。
このように、口の輪郭からの縦方向距離が大なるほどリップペンの色を薄くしてグラデュエーションをつけるため、描画したリップペンが顔画像の肌色となじんで違和感のないリップペンを表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の口元メーキャップシミュレーションシステムの一実施例のブロック図である。
【図2】本発明システムで実行する口元メーキャップシミュレーションのメインルーチンの一実施例のフローチャートである。
【図3】顔画像の特徴点を示す図である。
【図4】口元メーキャップシミュレーション実行の際の表示画面の一実施例を示す図である。
【図5】リップペン描画処理の一実施例のフローチャートである。
【図6】リップペン描画処理の一実施例のフローチャートである。
【図7】口を囲む矩形領域を示す図である。
【図8】描画イメージを示す図である。
【図9】オフセット曲線を示す図である。
【符号の説明】
10 中央処理装置(CPU)
20 入力装置
21 キーボード
22 タッチセンサ
23 デジタルカメラ
30 記憶装置
31 RAM
32 ROM
33 ハードディスク装置
34 フレキシブルディスク装置
40 表示装置
41A,41B,41C,41D 選択ボックス
45 選択ボックス
50 印刷装置
Claims (2)
- カメラで撮像した被験者の顔画像の口の輪郭をリップペンで描画する口元メーキャップシミュレーションシステムであって、
入力手段からのユーザの入力に応じ第1乃至第4のメーキャップイメージタイプから所望のタイプとリップペンの色を選択して記憶手段に記憶する選択手段と、
前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像から口の輪郭データを取得し、前記選択手段で選択されたメーキャップイメージタイプに応じて、前記第1のメーキャップイメージタイプでは前記口の輪郭データの上唇の上縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに増加するオフセットで縦方向に上げて丸みを持たせる変形、前記第2のメーキャップイメージタイプでは上唇の上縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに増加するオフセットで縦方向に上げて丸みを持たせ、下唇の下縁を口の左右端から中央に向けて緩やかに減少するオフセットで縦方向に下げて丸みを持たせる変形、前記第3のメーキャップイメージタイプでは下唇を口の左右端と下唇の下縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にする変形、前記第4のメーキャップイメージタイプでは上唇を口の左右端と上唇の上縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にし、下唇を口の左右端と下唇の下縁中央部の点との間を直線で結んで直線的にする変形を行って、前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像の口の輪郭近傍にリップペンで描画する唇形状を設定するリップペン描画形状設定手段と、
前記記憶手段に予め記憶されている被験者の顔画像について、前記リップペン描画形状設定手段で設定された唇形状で前記被験者の顔画像の画素値に前記リップペンの色の画素値を加算して前記リップペンによる描画を行い、前記記憶手段に記憶されている前記被験者の顔画像を更新するリップペン描画手段とを有し、
更新された前記被験者の顔画像を表示手段に表示することを特徴とする口元メーキャップシミュレーションシステム。 - 請求項1記載の口元メーキャップシミュレーションシステムにおいて、
前記リップペン描画手段は、前記リップペンを描画する際に前記被験者の顔画像の口の輪郭からの縦方向距離が大なるほどリップペンの色を薄くして前記被験者の顔画像の画素値に加算するグラデュエーション付加手段を
有することを特徴とする口元メーキャップシミュレーションシステム。
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