JPH09135978A - 鳩目穴かがりミシン - Google Patents

鳩目穴かがりミシン

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JPH09135978A
JPH09135978A JP7322245A JP32224595A JPH09135978A JP H09135978 A JPH09135978 A JP H09135978A JP 7322245 A JP7322245 A JP 7322245A JP 32224595 A JP32224595 A JP 32224595A JP H09135978 A JPH09135978 A JP H09135978A
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JP
Japan
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eyelet
stitch
needle
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JP7322245A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Nishizawa
吉史 西沢
Atsushi Kamano
淳 蒲野
Hideo Ando
英夫 安藤
Akihiro Funahashi
暁洋 舟橋
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Brother Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B3/00Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing
    • D05B3/06Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for sewing buttonholes
    • D05B3/08Sewing apparatus or machines with mechanism for lateral movement of the needle or the work or both for making ornamental pattern seams, for sewing buttonholes, for reinforcing openings, or for fastening articles, e.g. buttons, by sewing for sewing buttonholes for buttonholes with eyelet ends

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、加工布の種類や伸縮性、或
いは糸調子などの種々の縫製条件により変形した鳩目穴
かがり縫いの運針を、鳩目部と足部とを区別して簡単に
補正でき、見栄えのよい縫目で鳩目穴のかがり縫いが可
能な鳩目穴かがりミシンを提供することである。 【解決手段】 本発明の鳩目穴かがりミシンにおいて
は、鳩目部全体の内針と外針の運針を、左方向又は右方
向へ補正する為に、例えば、加工布の種類や伸縮性、或
いは糸調子などの種々の縫製条件に応じて生じる変形縫
目を補正し得るような複数通りのX方向補正データをX
方向補正データメモリ37bに予め格納しておくように
すれば、変形した運針縫目に基づいてX方向補正データ
を操作パネル23より指定するだけで、鳩目部全体の縫
目データが補正され、鳩目部を簡単に且つ見栄えの良い
縫目で、しかも能率良くかがり縫いできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鳩目穴かがりミシ
ンに関し、特に鳩目穴かがり縫いの縫目に関して、鳩目
部全体の運針と鳩目部に連続する直線状の足部全体の運
針とを区別して独立的に簡単に補正できるようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鳩目部とこれに連続する直線状の
足部とからなる鳩目穴かがりを縫製する鳩目穴かがりミ
シンにおいては、針棒とこの針棒に対向するルーパーと
を同期させて駆動する駆動機構と、ルーパーを設けたル
ーパー土台と針棒とを平面視で反時計回りに回動させる
回動機構が設けられるとともに、加工布を載置する送り
台をX方向とY方向とに夫々移動させる送り機構が設け
られ、鳩目穴かがりの為の縫目データに基づいて、これ
ら駆動機構と送り機構と回動機構とを駆動制御すること
により、先ず直線状の足部の右側をかがり縫いし、次に
鳩目部をかがり縫いし、最終的に直線状の足部の左側を
かがり縫いして、加工布上に鳩目穴かがりの縫目が形成
される。
【0003】そして、鳩目穴かがりの為の縫目データと
しては、足部の長さや鳩目部の大きさに応じて、複数種
類の縫目データが準備されており、指定された鳩目穴か
がりの大きさに最適の縫目データで鳩目穴かがり縫いを
行うようになっている。ところで、加工布に鳩目穴かが
り縫いをするときに、加工布の種類や厚さや伸縮性によ
り、またかがり縫いする糸の太さや伸縮性により、更に
糸調子によって、加工布が引っ張られたり皺が生じた状
態でかがり縫いされる場合があり、足部の縫目形状や鳩
目部の縫目形状が微妙に変形して、見栄えの良い綺麗な
縫目で鳩目穴かがり縫いを行えないことがある。
【0004】即ち、足部のかがり縫いのときの運針方向
は直線状であるが、鳩目部のかがり縫いのときの運針方
向は湾曲状であることから、足部のかがり縫いにおける
各運針縫目の内針に対する外針の針落ち位置のズレ方
と、鳩目部のかがり縫いにおける各運針縫目の内針に対
する外針の針落ち位置のズレ方とが異なるとともに、更
に足部においても、右側の縫目と左側の縫目とに段差が
生じたり、鳩目穴かがり縫いの縫目全体として、アンバ
ランスな見栄えの悪い縫目形状に変形することになる。
ところで、最近、鳩目穴かがり縫いにおける各運針縫目
の内針に対する外針の針落ち位置を変更し得るようにし
た鳩目穴かがりミシンが提案されている。
【0005】例えば、本願の出願人は、特開平4─26
1694号公報、特開平4─261695号公報におい
て、針棒とルーパーとを同期させて駆動する駆動機構
と、ルーパー土台と針棒とを回動させる回動機構と、送
り台をX方向とY方向とに夫々移動させる送り機構とを
設けるとともに、操作パネルを設け、この操作パネルに
は、液晶表示器、4つの項目「針数位置」、「X方向補
正量」、「Y方向補正量」、「θ方向補正量」を夫々設
定する為の、セレクトキー、アップキー及びダウンキー
などを設け、基準となる縫目を形成する為の基準縫目デ
ータに対して、針数指定するとともに、その針落ち位置
の修正量を、X方向とY方向とθ方向とで夫々設定する
ことにより、鳩目穴かがり縫いの鳩目部の各運針を、設
定された修正量に基づいて修正するようにした鳩目穴か
がりミシンを提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特開
平4─261694号公報や特開平4─261695号
公報に記載の鳩目穴かがりミシンにおいては、鳩目穴か
がり縫いの鳩目部の各運針を、設定された修正量に基づ
いて修正可能に構成されているので、鳩目部のかがり縫
いの各針落ち位置を任意に修正可能であるが、修正する
針数を指定しながら、その針数における修正量を、X方
向とY方向とθ方向とに関して夫々設定するので、鳩目
部のかがり縫いにおける各針落ち位置修正の為の修正作
業が煩雑化すること、布地の種類や伸縮性が異なる毎
に、或いは糸調子を変更する毎に、綺麗な鳩目穴かがり
の縫目が得られるまで、繰り返して試し縫いすることに
なり、鳩目穴かがり縫いの作業能率が低下すること、な
どの問題がある。
【0007】本発明の目的は、加工布の種類や伸縮性、
或いは糸調子などの種々の縫製条件により変形した鳩目
穴かがり縫いの運針を、鳩目部と足部とを区別して簡単
に補正でき、見栄えのよい縫目で鳩目穴のかがり縫いが
可能な鳩目穴かがりミシンを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る鳩目穴か
がりミシンは、送り台にセットされた加工布に鳩目部と
足部とを含む鳩目穴かがりを縫製する為に、縫針とルー
パーとの協働により加工布に縫目を形成する縫目形成動
作を繰り返すように針棒とルーパーとを同時駆動させる
駆動機構と、送り台を針棒の上昇時に足部と平行なY方
向とY方向に直交するX方向とに独立に送り移動させる
送り機構と、ルーパーが設けられたルーパー土台と針棒
を回動させる回動機構と、1針毎の送り台の送り量と針
棒及びルーパー土台の回動角度を指定した縫目データに
基づいて駆動機構と送り機構と回動機構とを制御する制
御装置を備えた鳩目穴かがりミシンにおいて、鳩目部全
体の内針と外針の運針を、足部と直交する左方向又は右
方向へ補正する為の複数通りのX方向補正データを含む
X方向補正データテーブルを格納したX方向補正データ
記憶手段と、X方向補正データテーブルの複数通りのX
方向補正データのうちの1つを指定するX方向補正値指
定手段と、X方向補正値指定手段で指定されたX方向補
正データをX方向補正データテーブルから読み込んで縫
目データを補正するX方向補正手段とを備えたものであ
る。
【0009】作用について説明すると、X方向補正デー
タ記憶手段は、鳩目部全体の内針と外針の運針を、足部
と直交する左方向又は右方向へ補正する為の複数通りの
X方向補正データを含むX方向補正データテーブルを格
納しているので、X方向補正値指定手段により、X方向
補正データテーブルの複数通りのX方向補正データのう
ちの1つが指定されたとき、X方向補正手段は、X方向
補正値指定手段で指定されたX方向補正データをX方向
補正データテーブルから読み込んで縫目データを補正す
る。
【0010】即ち、鳩目部全体の内針と外針の運針を、
左方向又は右方向へ補正する為に、例えば、加工布の種
類や伸縮性、或いは糸調子などの種々の縫製条件に応じ
て生じる変形縫目を補正し得るような複数通りのX方向
補正データをX方向補正データテーブルに予め格納して
おくようにすれば、変形した運針縫目に基づいてX方向
補正データを指定するだけで、鳩目部全体の縫目データ
が補正され、鳩目部を簡単に且つ見栄えの良い縫目で、
しかも能率良くかがり縫いできる。
【0011】請求項2に係る鳩目穴かがりミシンは、請
求項1の発明において、前記足部全体の内針と外針の運
針を、前方向又は後方向へ補正する為の複数通りのY方
向補正データを含むY方向補正データテーブルを格納し
たY方向補正データ記憶手段と、Y方向補正データテー
ブルの複数通りのY方向補正データのうちの1つを指定
するY方向補正値指定手段と、Y方向補正値指定手段で
指定されたY方向補正データをY方向補正データテーブ
ルから読み込んで縫目データを補正するY方向補正手段
とを備えたものである。
【0012】作用について説明すると、請求項1と同様
の作用を奏するが、Y方向補正データ記憶手段は、足部
全体の内針と外針の運針を、前方向又は後方向へ補正す
る為の複数通りのY方向補正データを含むY方向補正デ
ータテーブルを格納しているので、Y方向補正値指定手
段により、Y方向補正データテーブルの複数通りのY方
向補正データのうちの1つが指定されたとき、Y方向補
正手段は、Y方向補正値指定手段で指定されたY方向補
正データをY方向補正データテーブルから読み込んで縫
目データを補正する。
【0013】即ち、足部全体の内針と外針の運針を、前
方向又は後方向へ補正する為に、例えば、加工布の種類
や伸縮性、或いは糸調子などの種々の縫製条件に応じて
生じる変形縫目を補正し得るような複数通りのY方向補
正データをY方向補正データテーブルに予め格納してお
くようにすれば、変形した運針縫目に基づいてY方向補
正データを指定するだけで、足部全体の縫目データが補
正され、足部を簡単に且つ見栄えの良い縫目で、しかも
能率良くかがり縫いできる。
【0014】請求項3に係る鳩目穴かがりミシンは、請
求項1又は請求項2の発明において、鳩目部全体の外針
の運針を、時計回り方向又は反時計回り方向へ補正する
為の複数通りのθ1方向補正データを含むθ1方向補正
データテーブルを格納したθ1方向補正データ記憶手段
と、θ1方向補正データテーブルの複数通りのθ1方向
補正データのうちの1つを指定するθ1方向補正値指定
手段と、θ1方向補正値指定手段で指定されたθ1方向
補正データをθ1方向補正データテーブルから読み込ん
で縫目データを補正するθ1方向補正手段とを備えたも
のである。
【0015】作用について説明すると、請求項1又は請
求項2と同様の作用を奏するが、θ1方向補正データ記
憶手段は、鳩目部全体の外針の運針を、時計回り方向又
は反時計回り方向へ補正する為の複数通りのθ1方向補
正データを含むθ1方向補正データテーブルを格納して
いるので、θ1方向補正値指定手段により、θ1方向補
正データテーブルの複数通りのθ1方向補正データのう
ちの1つが指定されたとき、θ1方向補正手段は、θ1
方向補正値指定手段で指定されたθ1方向補正データを
θ1方向補正データテーブルから読み込んで縫目データ
を補正する。
【0016】即ち、鳩目部全体の外針の運針を、時計回
り方向又は反時計回り方向へ補正する為に、例えば、加
工布の種類や伸縮性、或いは糸調子などの種々の縫製条
件に応じて生じる変形縫目を補正し得るような複数通り
のθ1方向補正データをθ1方向補正データテーブルに
予め格納しておくようにすれば、変形した運針縫目に基
づいてθ1方向補正データを指定するだけで、鳩目部全
体の縫目データが補正され、鳩目部を簡単に且つ見栄え
の良い縫目で、しかも能率良くかがり縫いできる。
【0017】請求項4に係る鳩目穴かがりミシンは、請
求項1〜請求項3の何れか1項の発明において、足部全
体の外針の運針を、時計回り方向又は反時計回り方向へ
補正する為の複数通りのθ2方向補正データを含むθ2
方向補正データテーブルを格納したθ2方向補正データ
記憶手段と、θ2方向補正データテーブルの複数通りの
θ2方向補正データのうちの1つを指定するθ2方向補
正値指定手段と、θ2方向補正値指定手段で指定された
θ2方向補正データをθ2方向補正データテーブルから
読み込んで縫目データを補正するθ2方向補正手段とを
備えたものである。
【0018】作用について説明すると、請求項1〜請求
項3の何れか1項と同様の作用を奏するが、θ2方向補
正データ記憶手段は、足部全体の外針の運針を、時計回
り方向又は反時計回り方向へ補正する為の複数通りのθ
2方向補正データを含むθ2方向補正データテーブルを
格納しているので、θ2方向補正値指定手段により、θ
2方向補正データテーブルの複数通りのθ2方向補正デ
ータのうちの1つが指定されたとき、θ2方向補正手段
は、θ2方向補正値指定手段で指定されたθ2方向補正
データをθ2方向補正データテーブルから読み込んで縫
目データを補正する。
【0019】即ち、足部全体の外針の運針を、時計回り
方向又は反時計回り方向へ補正する為に、例えば、加工
布の種類や伸縮性、或いは糸調子などの種々の縫製条件
に応じて生じる変形縫目を補正し得るような複数通りの
θ2方向補正データをθ2方向補正データテーブルに予
め格納しておくようにすれば、変形した運針縫目に基づ
いてθ2方向補正データを指定するだけで、足部全体の
縫目データが補正され、足部を簡単に且つ見栄えの良い
縫目で、しかも能率良くかがり縫いできる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施の形態は、加工布
に形成する鳩目状の穴の周囲をかがり縫いする鳩目穴か
がりミシンに本発明を適用した場合のものである。鳩目
穴かがりミシンMは、図1に示すように、略矩形箱状を
なすベッド部1に、その後方部上部から前方に連続して
延びるアーム部2を一体的に有して構成され、ミシンテ
ーブル16上に載置されている。このミシンテーブル1
6には、針棒4やルーパー6a(図2参照)などを同期
駆動させる駆動機構の駆動源となるミシンモータ24
(図3参照)、後述するような縫い目ピッチなどを設定
するための操作パネル23、足踏み式の起動・停止スイ
ッチ20などが設けられ、更にこれも後述するが、各機
構の作動を制御するマイクロコンピュータなどからなる
制御装置35が設けられている。
【0021】前記アーム部2の先端部下部には、縫針3
を備えた針棒4が上下動可能に設けられ、詳しく図示は
しないが、前記ミンシモータ24の駆動により回転され
る主軸5の回転力がカム機構により伝達され、所定幅分
だけ左右に揺動しながら上下駆動されるようになってい
る。この場合、前記主軸5の一回転により、針棒4は左
側揺動位置と右側揺動位置とに2回上下動するようにな
っている。また、前記ベッド部1には、針棒4に対向し
て、前記主軸5の回転力がカム機構により伝達された針
棒4に同期して作動される2個のルーパー6aを備えた
ルーパー土台6が設けられ、主軸5の回転が図示しない
カム機構を介してルーパー6aにも伝達され、このルー
パー6aが針棒4の上下動と同期して駆動されるように
なっている。ここで、駆動機構は、これらミンシモータ
24、主軸5、カム機構等から構成されている。
【0022】また、針棒4及びルーパー土台6は、ベッ
ド部1内に設けられたステッピングモータからなるθ方
向駆動モータ26及びギヤ機構7からなる回動機構8に
より、夫々水平面において、鉛直軸回りに一体的に回動
するようにっている。前記ベッド部1には、ルーパー土
台6の後方側に位置して固定配置された下メス9が設け
られるとともに、この下メス9に対して上方より接離す
る打ち抜き用ハンマー10が揺動可能に設けられてい
る。このハンマー10は、ベッド部1内に設けられたエ
アシリンダ11(図3参照)などからなるハンマー駆動
機構12により駆動され、下メス9との協働により、図
5に示すように、鳩目穴部とこれに連なる直線状の足穴
部とからなる鳩目穴DHを加工布に形成するようになっ
ている。
【0023】そして、ベッド部1の上面部には、加工布
がセットされる送り台13が設けられている。この送り
台13は、全体として薄形の矩形箱状をなし、その下面
のうち、ルーパー土台6及び下メス9に対応する部位が
開放されている。また、この送り台13の上面には、図
2に示すように、開口部14aを有する金属製のクロス
プレート14が設けられている。そして、この送り台1
3は、詳しく図示はしないが、ベッド部1内に設けられ
たX方向駆動モータ30及びY方向駆動モータ32など
からなる送り機構15(図3参照)により、鳩目縫目D
Nの足部Fと平行なY方向(前後方向)と、このY方向
に直交するX方向(左右方向)とに独立に水平移動可能
になっている。尚、前記クロスプレート14上には、前
記開口部14aの左右両側に位置して加工布を押さえる
為の布押え(図示略)が設けられている。
【0024】次に、鳩目穴かがりミシンMの制御系の概
要について、図3のブロック図に基づいて説明する。ミ
シンMの制御装置35は、CPU36とROM37及び
RAM38とを含むマイクロコンピュータと、そのマイ
クロコンピュータにデータバスなどのバス39を介して
接続された入力インターフェース40及び出力インター
フェース41とから構成され、入力インターフェース4
0には、起動・停止スイッチ20と、布押えに連結され
た布押えスイッチ21と、操作パネル23と、タイミン
グ信号発生器22からの信号が供給される。
【0025】また出力インターフェース41からは、ミ
シンモータ24の為の駆動回路25と、θ方向駆動モー
タ26の為の駆動回路27と、ハンマー駆動機構12に
設けられたエアシリンダ11を駆動する電磁切換え弁2
8の為の駆動回路29と、送り機構15のX方向駆動モ
ータ30の為の駆動回路31とY方向駆動モータ32の
為の駆動回路33に加えて、操作パネル23の各々に駆
動信号や駆動パルス信号が供給される。ここで、これら
X方向駆動モータ30とY方向駆動モータ32は、夫々
ステッピングモータで構成されている。前記タイミング
信号発生器22は、ミシンMの主軸5に連係させて設け
られ、主軸5の回転位相を検出して、位相信号を出力す
るものである。
【0026】ROM37には、鳩目穴かがり縫いを実行
する為のかがり縫い制御プログラム、後述する本願特有
の鳩目穴かがりの縫目データ補正制御の制御プログラム
などが格納されている。また、ROM37の縫目データ
メモリ37aには、図4に示すように、16針の針数の
各々について、内針に対する外針の針落ち位置を決定す
る為に、X方向駆動モータ30とY方向駆動モータ32
とθ方向駆動モータ26の各々の駆動パルス数を設定し
た、鳩目穴かがり縫いの縫目DN(図5参照)の為の基
準縫目データが格納されている。
【0027】ここで、図5に示すように、16針のう
ち、1針目〜4針目が右側足部FRのかがり縫いの為の
縫目データであり、5針目〜12針目が鳩目部DEのか
がり縫いの為の縫目データであり、13針目〜16針目
が左側足部FLのかがり縫いの為の縫目データである。
尚、図5においては、例えば、1針目1Nの内針を
〈1〉、1針目の外針を(1)で示す。
【0028】更に、補正データメモリ37bには、鳩目
部DE全体の内針と外針の運針を、足部Fと直交する左
方向又は右方向へ補正する為の複数通りのX方向補正デ
ータを含むX方向補正データテーブルが格納されてい
る。即ち、例えば図6に示すように、鳩目部DEに該当
する、5針目〜7針目までと、11針目〜13針目まで
の各針目に関して、縫針3の外針の針落ち位置を、左方
向又は右方向であるX方向に補正する為のX方向補正デ
ータが、X方向駆動モータ30の駆動パルス数で夫々6
通り分格納されている。これら6通りのX方向補正デー
タは、加工布の種類や伸縮性、或いは糸調子などの種々
の縫製条件に応じて生じる変形縫目を補正し得るような
補正値で予め設定されている。但し、左方向に移動して
補正する補正値を「+」として定義している。
【0029】補正データメモリ37cには、足部F全体
の内針と外針の運針を、前方向又は後方向へ補正する為
の複数通りのY方向補正データを含むY方向補正データ
テーブルが格納されている。即ち、例えば図7に示すよ
うに、左側足部FLに該当する、13針目〜15針目ま
での各針目に関して、縫針3の外針の針落ち位置を、前
方向又は後方向であるY方向に補正する為のY方向補正
データが、Y方向駆動モータ32の駆動パルス数で夫々
6通り分格納されている。これら6通りのY方向補正デ
ータは、加工布の種類や伸縮性、或いは糸調子などの種
々の縫製条件に応じて生じる変形縫目を補正し得るよう
な補正値で予め設定されている。但し、後方向に移動し
て補正する補正値を「+」として定義している。
【0030】補正データメモリ37dには、鳩目部DE
全体の内針と外針の運針を、時計回り方向又は反時計回
り方向へ補正する為の複数通りのθ1方向補正データを
含むθ1方向補正データテーブルが格納されている。即
ち、例えば図8に示すように、鳩目部DEに該当する、
5針目〜7針目までと、11針目〜13針目までの各針
目に関して、縫針3の外針の針落ち位置を、時計回り方
向又は反時計回り方向であるθ1方向に補正する為のθ
1方向補正データが、θ方向駆動モータ26の駆動パル
ス数で夫々6通り分格納されている。これら6通りのθ
1方向補正データは、加工布の種類や伸縮性、或いは糸
調子などの種々の縫製条件に応じて生じる変形縫目を補
正し得るような補正値で予め設定されている。但し、反
時計回り方向を「+」として定義している。
【0031】補正データメモリ37eには、足部F全体
の内針と外針の運針を、時計回り方向又は反時計回り方
向へ補正する為の複数通りのθ2方向補正データを含む
θ2方向補正データテーブルが格納されている。即ち、
例えば図9に示すように、右側足部FRに該当する1針
目と、左側足部FLに該当する13針目との各針目に関
して、縫針3の外針の針落ち位置を、時計回り方向又は
反時計回り方向であるθ2方向に補正する為のθ2方向
補正データが、θ方向駆動モータ26の駆動パルス数で
夫々6通り分格納されている。これら6通りのθ2方向
補正データは、加工布の種類や伸縮性、或いは糸調子な
どの種々の縫製条件に応じて生じる変形縫目を補正し得
るような補正値で予め設定されている。但し、反時計回
り方向を「+」として定義している。尚、5針目に設定
された補正データは、鳩目部DEに補正の影響を及ぼさ
ない為のキャンセル用のデータである。
【0032】次に、前記操作パネル23には、図10に
示すように、「縫目長さ(足部Fの長さ寸法)」と、
「縫目ピッチ」と、鳩目部DEに対する「針数」と、
「X方向補正値」と、「Y方向補正値」と、「θ1方向
補正値」と、「θ2方向補正値」とを、夫々入力する為
の項目名が表示されており、これら7つの項目に対する
数値や補正値の入力を順次切換えて指示する為のセレク
トキー23b、各項目に入力する数値や補正値を変更す
る為の数値アップキー23c及び数値ダウンキー23d
とが設けられるとともに、設定された数値や補正値を3
桁で表示する為のLEDディスプレイ23aとが設けら
れている。
【0033】次に、鳩目穴かがりミシンMの制御装置3
5により実行される縫目データ補正制御のルーチンにつ
いて、図12のフローチャートに基づいて説明する。但
し、図中符号Si(i=10、11、12・・・)は各
ステップである。ところで、この制御を説明するに先立
って、所定の加工布に鳩目穴かがり縫いが実行された結
果、図11に実線及び点線で示すように、2点鎖線で示
す理想的で綺麗な鳩目穴かがり縫いの縫目に対して、針
目1N〜16Nで示すように加工布などの縫製条件に応
じて縫目がズレて変形した運針縫目でかがり縫いされて
いる。
【0034】即ち、鳩目部DEの内針及び外針の運針
が、全体的に右方向にズレが生じているとともに、左側
足部FLの内針及び外針の運針が、右側足部FRの縫目
に対して全体的に後方にズレが生じていることが分か
る。また、鳩目部DEの外針の運針は、全体的に時計回
り方向にズレが生じているとともに、足部Fの外針の運
針も、全体的に時計回り方向にズレが生じていることが
分かる。そこで、鳩目穴かがり縫いを実行するに先立っ
て、操作パネル23から、セレクトキー23bや数値ア
ップキー23c及び数値ダウンキー23dを操作して、
項目「X方向補正値」に関して補正値として「+2」を
指定し、項目「Y方向補正値」に関して補正値として
「+2」を指定し、項目「θ1方向補正値」に関して補
正値として「+3」を指定し、更に項目「θ2方向補正
値」に関して補正値として「+3」を指定する。その結
果、これら各項目毎に指定された補正値は、RAM38
のワークメモリに夫々格納される。
【0035】そして、起動・停止スイッチ20が操作さ
れると、鳩目穴かがりの縫製処理が開始される前に、縫
目データ補正制御が実行される。この制御が開始される
と、先ずROM37の縫目データメモリ37aから、鳩
目穴かがり縫いの基準縫目データが読み込まれる(S1
0)。次に、RAM38のワークメモリに格納された項
目のうち、「X方向補正値」に関する補正値が読み込ま
れ、X方向補正値が指定されているときには(S11:Ye
s )、基準縫目データが、そのX方向補正値に対応する
X方向補正データで補正処理される(S12)。
【0036】次に、「Y方向補正値」に関する補正値が
読み込まれ、Y方向補正値が指定されているときには
(S13:Yes )、S12における補正後の縫目データが、
そのY方向補正値に対応するY方向補正データで補正処
理される(S14)。次に、「θ1方向補正値」に関する
補正値が読み込まれ、θ1方向補正値が指定されている
ときには(S15:Yes )、S14における補正後の縫目デ
ータが、そのθ1方向補正値に対応するθ1方向補正デ
ータで補正処理される(S16)。次に、「θ2方向補正
値」に関する補正値が読み込まれ、θ2方向補正値が指
定されているときには(S17:Yes )、S16における補
正後の縫目データが、そのθ2方向補正値に対応するθ
2方向補正データで補正処理され(S18)、この制御を
終了して、メインルーチンにリターンし、最終的に補正
処理された縫目データに基づいて鳩目穴かがり縫いが実
行される。
【0037】即ち、例えば、基準縫目データに対して、
「X方向補正値」に関して補正値「+2」のX方向補正
データで補正され、「Y方向補正値」に関して補正値
「+2」のY方向補正データで補正され、「θ1方向補
正値」に関して補正値「+3」のθ1方向補正データで
補正され、「θ2方向補正値」に関して補正値「+3」
のθ2方向補正データで補正されたときには、図13に
示すように、最終的に補正処理された縫目データが求め
られ、この縫目データに基づいて鳩目穴かがり縫いが実
行された結果、図11に2点鎖線で示すように、理想的
で見栄えの良い縫目で鳩目穴かがり縫いを行うことがで
きる。
【0038】次に、鳩目穴かがり縫いの縫目データを補
正する縫目データ補正制御の作用について説明する。R
OM37の縫目データメモリ37aには、図4に示すよ
うに、鳩目穴かがり縫いの縫目DNの為の基準縫目デー
タが格納され、補正データメモリ37bには、図6に示
すように、鳩目部DE全体の内針と外針の運針を、加工
布の種類や伸縮性、或いは糸調子などの種々の縫製条件
に応じて生じる変形縫目を補正し得るように、左方向又
は右方向へ補正する為の複数通りのX方向補正データを
含むX方向補正データテーブルが格納され、補正データ
メモリ37cには、図7に示すように、足部F全体の内
針と外針の運針を、同様に種々の縫製条件に応じて生じ
る変形縫目を補正し得るように、前方向又は後方向へ補
正する為の複数通りのY方向補正データを含むY方向補
正データテーブルが格納されている。
【0039】更に、補正データメモリ37dには、図8
に示すように、鳩目部DE全体の外針の運針を、同様に
種々の縫製条件に応じて生じる変形縫目を補正し得るよ
うに、時計回り方向又は反時計回り方向へ補正する為の
複数通りのθ1方向補正データを含むθ1方向補正デー
タテーブルが格納され、補正データメモリ37eには、
図9に示すように、足部F全体の外針の運針を、同様に
種々の縫製条件に応じて生じる変形縫目を補正し得るよ
うに、時計回り方向又は反時計回り方向へ補正する為の
複数通りのθ2方向補正データを含むθ2方向補正デー
タテーブルが格納されている。
【0040】そして、X方向補正データと、Y方向補正
データと、θ1方向補正データと、θ2方向補正データ
の各々について、変形してズレが生じた運針縫目に応じ
て、操作パネル23を介して、複数通りのうちから所望
の1つを指定するだけで、指定された補正データに基づ
いて、鳩目部DE全体の内針と外針の運針が左方向又は
右方向に、足部F全体の内針と外針の運針が前方向又は
後方向に、鳩目部DE全体の外針の運針が時計回り方向
又は反時計回り方向に、更に足部F全体の外針の運針が
時計回り方向又は反時計回り方向に補正される。
【0041】このように、加工布の種類や伸縮性、或い
は糸調子などの種々の縫製条件に応じて生じる変形縫目
を補正し得るように、複数通りのX方向補正データを格
納した補正データテーブルと、複数通りのY方向補正デ
ータを格納した補正データテーブルと、複数通りのθ1
方向補正データを格納した補正データテーブルと、複数
通りのθ2方向補正データを格納した補正データテーブ
ルとを予め補正データメモリ37b〜37eに夫々格納
しておき、変形してズレが生じた運針縫目に応じて、鳩
目部DE全体の内針と外針の運針についてX方向補正デ
ータを指定し、足部F全体の内針と外針の運針について
Y方向補正データを指定し、鳩目部DE全体の外針の運
針についてθ1方向補正データを指定し、また足部F全
体の外針の運針についてθ2方向補正データを指定する
だけで、鳩目部DE全体の縫目データと足部F全体の縫
目データとが夫々独立して補正され、鳩目部DEや足部
Fを簡単に且つ見栄えの良い縫目で、しかも能率良くか
がり縫いできる。
【0042】尚、縫目データメモリ37aに、複数種類
の基準縫目データを格納するようにし、所望の1つを選
択可能に構成する一方、これら複数種類の基準縫目デー
タの各々に対応する補正データテーブルを備えるように
構成したり、X方向補正データテーブルとY方向補正デ
ータテーブルとθ1方向補正データテーブルとθ2方向
補正データテーブルとのうち、何れか2つ乃至3つをを
組み合わせて用いるように構成する等、前記実施形態に
関し、既存の技術や当業者に自明の技術に基いて種々の
変更を加えることもあり得る。更に、種々の鳩目穴かが
りミシンに本発明を適用し得ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】請求項1に係る鳩目穴かがりミシンによ
れば、X方向補正データ記憶手段と、X方向補正値指定
手段と、X方向補正手段とを設けたので、鳩目部全体の
内針と外針の運針を、左方向又は右方向へ補正する為
に、例えば、加工布の種類や伸縮性、或いは糸調子など
の種々の縫製条件に応じて生じる変形縫目を補正し得る
ような複数通りのX方向補正データをX方向補正データ
テーブルに予め格納しておくようにすれば、変形した運
針縫目に基づいてX方向補正データを指定するだけで、
鳩目部全体の縫目データが補正され、鳩目部を簡単に且
つ見栄えの良い縫目で、しかも能率良くかがり縫いでき
る。
【0044】請求項2に係る鳩目穴かがりミシンによれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、Y方向補正デー
タ記憶手段と、Y方向補正値指定手段と、Y方向補正手
段とを設けたので、足部全体の内針と外針の運針を、前
方向又は後方向へ補正する為に、例えば、加工布の種類
や伸縮性、或いは糸調子などの種々の縫製条件に応じて
生じる変形縫目を補正し得るような複数通りのY方向補
正データをY方向補正データテーブルに予め格納してお
くようにすれば、変形した運針縫目に基づいてY方向補
正データを指定するだけで、足部全体の縫目データが補
正され、足部を簡単に且つ見栄えの良い縫目で、しかも
能率良くかがり縫いできる。
【0045】請求項3に係る鳩目穴かがりミシンによれ
ば、請求項1又は請求項2と同様の効果を奏するが、θ
1方向補正データ記憶手段と、θ1方向補正値指定手段
と、θ1方向補正手段とを設けたので、鳩目部全体の外
針の運針を、時計回り方向又は反時計回り方向へ補正す
る為に、例えば、加工布の種類や伸縮性、或いは糸調子
などの種々の縫製条件に応じて生じる変形縫目を補正し
得るような複数通りのθ1方向補正データをθ1方向補
正データテーブルに予め格納しておくようにすれば、変
形した運針縫目に基づいてθ1方向補正データを指定す
るだけで、鳩目部全体の縫目データが補正され、鳩目部
を簡単に且つ見栄えの良い縫目で、しかも能率良くかが
り縫いできる。
【0046】請求項4に係る鳩目穴かがりミシンによれ
ば、請求項1〜請求項3の何れか1項と同様の効果を奏
するが、θ2方向補正データ記憶手段と、θ2方向補正
値指定手段と、θ2方向補正手段とを設けたので、足部
全体の外針の運針を、時計回り方向又は反時計回り方向
へ補正する為に、例えば、加工布の種類や伸縮性、或い
は糸調子などの種々の縫製条件に応じて生じる変形縫目
を補正し得るような複数通りのθ2方向補正データをθ
2方向補正データテーブルに予め格納しておくようにす
れば、変形した運針縫目に基づいてθ2方向補正データ
を指定するだけで、足部全体の縫目データが補正され、
足部を簡単に且つ見栄えの良い縫目で、しかも能率良く
かがり縫いできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、鳩目穴かがりミシン
の側面図である。
【図2】鳩目穴かがりミシンの送り台の部分平面図であ
る。
【図3】鳩目穴かがりミシンの制御系のブロック図であ
る。
【図4】鳩目穴かがり縫いの基準縫目データを説明する
図表である。
【図5】加工布に形成された鳩目穴かがりの基準縫目を
説明する説明図である。
【図6】X方向補正データテーブルのデータ構成を説明
する図表である。
【図7】Y方向補正データテーブルのデータ構成を説明
する図表である。
【図8】θ1方向補正データテーブルのデータ構成を説
明する図表である。
【図9】θ2方向補正データテーブルのデータ構成を説
明する図表である。
【図10】操作パネルの平面図である。
【図11】基準縫目に対して変形した縫目を説明する図
5相当図である。
【図12】縫目データ補正制御のルーチンの概略フロー
チャートである。
【図13】補正された鳩目穴かがり縫いの縫目データを
説明する図表である。
【符号の説明】
M 鳩目穴かがりミシン 3 縫針 4 針棒 6 ルーパー土台 6a ルーパー 13 送り台 15 送り機構 35 制御装置 36 CPU 37 ROM 38 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 英夫 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 舟橋 暁洋 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り台にセットされた加工布に鳩目部と
    足部とを含む鳩目穴かがりを縫製する為に、縫針とルー
    パーとの協働により加工布に縫目を形成する縫目形成動
    作を繰り返すように針棒とルーパーとを同時駆動させる
    駆動機構と、送り台を針棒の上昇時に前記足部と平行な
    Y方向とY方向に直交するX方向とに独立に送り移動さ
    せる送り機構と、ルーパーが設けられたルーパー土台と
    針棒を回動させる回動機構と、1針毎の送り台の送り量
    と針棒及びルーパー土台の回動角度を指定した縫目デー
    タに基づいて駆動機構と送り機構と回動機構とを制御す
    る制御装置を備えた鳩目穴かがりミシンにおいて、 鳩目部全体の内針と外針の運針を、前記足部と直交する
    左方向又は右方向へ補正する為の複数通りのX方向補正
    データを含むX方向補正データテーブルを格納したX方
    向補正データ記憶手段と、 前記X方向補正データテーブルの複数通りのX方向補正
    データのうちの1つを指定するX方向補正値指定手段
    と、 前記X方向補正値指定手段で指定されたX方向補正デー
    タをX方向補正データテーブルから読み込んで縫目デー
    タを補正するX方向補正手段と、 を備えたことを特徴とする鳩目穴かがりミシン。
  2. 【請求項2】 前記足部全体の内針と外針の運針を、前
    方向又は後方向へ補正する為の複数通りのY方向補正デ
    ータを含むY方向補正データテーブルを格納したY方向
    補正データ記憶手段と、 前記Y方向補正データテーブルの複数通りのY方向補正
    データのうちの1つを指定するY方向補正値指定手段
    と、 前記Y方向補正値指定手段で指定されたY方向補正デー
    タをY方向補正データテーブルから読み込んで縫目デー
    タを補正するY方向補正手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の鳩目穴かが
    りミシン。
  3. 【請求項3】 鳩目部全体の外針の運針を、時計回り方
    向又は反時計回り方向へ補正する為の複数通りのθ1方
    向補正データを含むθ1方向補正データテーブルを格納
    したθ1方向補正データ記憶手段と、 前記θ1方向補正データテーブルの複数通りのθ1方向
    補正データのうちの1つを指定するθ1方向補正値指定
    手段と、 前記θ1方向補正値指定手段で指定されたθ1方向補正
    データをθ1方向補正データテーブルから読み込んで縫
    目データを補正するθ1方向補正手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の鳩目穴かがりミシン。
  4. 【請求項4】 足部全体の外針の運針を、時計回り方向
    又は反時計回り方向へ補正する為の複数通りのθ2方向
    補正データを含むθ2方向補正データテーブルを格納し
    たθ2方向補正データ記憶手段と、 前記θ2方向補正データテーブルの複数通りのθ2方向
    補正データのうちの1つを指定するθ2方向補正値指定
    手段と、 前記θ2方向補正値指定手段で指定されたθ2方向補正
    データをθ2方向補正データテーブルから読み込んで縫
    目データを補正するθ2方向補正手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか
    1項に記載の鳩目穴かがりミシン。
JP7322245A 1995-11-15 1995-11-15 鳩目穴かがりミシン Pending JPH09135978A (ja)

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