JPH05123471A - 電子制御式刺繍ミシン - Google Patents

電子制御式刺繍ミシン

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JPH05123471A
JPH05123471A JP32133591A JP32133591A JPH05123471A JP H05123471 A JPH05123471 A JP H05123471A JP 32133591 A JP32133591 A JP 32133591A JP 32133591 A JP32133591 A JP 32133591A JP H05123471 A JPH05123471 A JP H05123471A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺繍模様の複数の同色模様部を縫製する縫製
順序を自由に設定できるような電子制御式刺繍ミシンを
提供すること。 【構成】 ROMカード27のROM28には複数の同
色模様部からなる刺繍模様の各々について、各模様部の
刺繍データが模様部毎に順番に記憶されている。任意の
刺繍模様を選択すると(S10)、その刺繍模様の全て
の同色模様部が表示され(S11)、任意の模様部を順
番に指定して縫製順を設定記憶させる(S12〜S1
5)。起動指令に応答して設定された順序に基づいて同
色模様部の刺繍データが続出され、刺繍縫いが同色模様
部毎に順次実行される(S18、S26)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子制御式刺繍ミシン
に関し、特に複数の同色模様部からなる刺繍模様を縫製
するときに複数の同色模様部の縫製順序を自由に設定し
得るように構成したものに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の電子制御式刺繍ミシンは、加工布
を着脱自在に取付ける為の刺繍枠と、この刺繍枠をX方
向とY方向とに独立に移動駆動する駆動機構と、刺繍デ
ータに基いて駆動手段を駆動制御する制御装置と、多数
の刺繍模様の刺繍データを格納したROMカードなどを
備え、選択された刺繍模様の刺繍データを読み出し、こ
の刺繍データに基いて駆動機構を制御することにより、
選択した刺繍模様を刺繍縫いするように構成してある。
前記各刺繍模様は通常複数の同色模様部からなり、各同
色模様部は同一の糸で同色に刺繍される関係上、刺繍模
様の刺繍データにおいて、複数の同色模様部の縫製順序
が予め設定されている。
【0003】例えば、図10に図示のように、象のマー
クの刺繍模様は、顔の部分100、耳101、帽子10
2、帽子の頂部103、目・眉・輪郭線104、の5つ
の同色模様部からなり、この刺繍模様の刺繍データは、
前記各部100〜104のデータからなり、その縫製順
序は顔の部分100から順に図の右側の同色模様部10
1、102、103、104を刺繍縫いするようになっ
ている。但し、各同色模様部を刺繍縫いする糸の色は、
オペレータが自由に選択することが出来る。一方、特開
平2−45087号公報には、各刺繍模様の刺繍データ
の内の各同色模様部のデータに色を指定する色替えコー
ドを付随させて格納しておき、色替えコードを比較する
ことにより同じ色の同色模様部をまとめて刺繍縫いする
ように構成してなる自動刺繍ミシンが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記前者の刺繍データ
においては、複数の同色模様部を縫製する縫製順序は刺
繍データにデータ構造により決定されていて、その縫製
順序を自由に設定することができないため、第1番目の
同色模様部と第4番目の同色模様部とを同じ色に刺繍す
る場合でも、同じ色の同色模様部を連続して刺繍縫いす
ることができず、第1番目、第2番目、第3番目の同色
模様部の刺繍後に再び第1番目と同じ色の糸に掛け替え
てから刺繍しなければならず、実際に使用する色数より
も糸を掛け替える回数の方が多くなるという問題があっ
た。しかも、刺繍模様のうちの一部の同色模様部だけを
刺繍縫いしたいような場合、その一部の同色模様部のデ
ータだけを読み出して刺繍縫いことはできず、刺繍縫い
しない同色模様部については糸を外して空縫いしなけれ
ばならず、使用上の自由度に乏しかった。
【0005】前記公報の自動刺繍ミシンでは、刺繍模様
の刺繍データに各同色模様部の色を指定する色替えコー
ドを付随させて格納するため、各同色模様部の色を自由
に設定することができず、複数の同色模様部を縫製する
縫製順序を自由に設定することが出来ない、など種々の
制約がある。本発明の目的は、刺繍模様の複数の同色模
様部を縫製する縫製順序を自由に設定できるような電子
制御式刺繍ミシンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電子制御
式刺繍ミシンは、図1の機能ブロック図に示すように、
上下駆動される縫い針とこの縫い針と協働する針糸捕捉
器とを含む縫目形成手段と、加工布を着脱自在に取付け
る為の刺繍枠と、この刺繍枠をX方向とY方向とに独立
に移動駆動する駆動手段と、刺繍データに基いて駆動手
段を駆動制御する制御手段とを備えた電子制御式刺繍ミ
シンにおいて、複数の同色模様部からなる刺繍模様の刺
繍データを同色模様部別に区分して所定の順序で格納し
た刺繍データ記憶手段と、前記刺繍模様の複数の同色模
様部をディスプレイに表示可能な表示手段と、前記ディ
スプレイに表示された複数の同色模様部を介してそれら
の縫製順序を指定する為の縫製順序指定手段と、前記刺
繍データ記憶手段に格納された刺繍データを、縫製順序
指定手段で指定された順序で、同色模様部毎に各縫製開
始指令に応答して読み出して制御手段へ供給するデータ
読出し手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1に係る電子制御式刺繍ミシンにおいて
は、基本的に、刺繍枠をX方向とY方向とに独立に移動
駆動する駆動手段が、制御手段により刺繍データに基い
て駆動制御され、この刺繍枠のX方向とY方向への移動
に協働して、縫目形成手段により刺繍枠の加工布に刺繍
縫いがなされることになる。刺繍データ記憶手段には、
複数の同色模様部からなる刺繍模様の刺繍データが同色
模様部別に区分して所定の順序で格納され、選択された
刺繍模様の複数の同色模様部が表示手段のディスプレイ
に表示される。オペレータが、縫製順序指定手段によ
り、前記ディスプレイに表示された複数の同色模様部を
介してそれらの縫製順序を指定すると、データ読出し手
段は、前記刺繍データ記憶手段に格納された刺繍データ
を、縫製順序指定手段で指定された順序で、同色模様部
毎に各縫製開始指令に応答して読み出して制御手段へ供
給する。このように、刺繍模様の複数の同色模様部の縫
製順序を自由に指定し、その指定した縫製順序で刺繍縫
いすることができ、同じ色の糸で刺繍縫いする同色模様
部が連続するように縫製順序を指定することが可能にな
る。また、縫製順序指定手段で指定した同色模様部だけ
の縫製も可能になるから、刺繍模様のうちの一部の同色
模様部のみの刺繍縫いも可能になる。
【0008】
【発明の効果】請求項1に係る電子制御式刺繍ミシンに
よれば、前記作用の項で説明したように、刺繍データ記
憶手段と、縫製順序指定手段と、データ読出し手段とを
設けたことにより、刺繍模様の複数の同色模様部の縫製
順序を自由に指定し、その指定した縫製順序で刺繍縫い
することができ、同じ色の糸で刺繍縫いする同色模様部
が連続するように縫製順序を指定することが可能にな
り、色替えの頻度を少なくして刺繍縫いの作業能率を向
上させることが出来る。更に、縫製順序指定手段で指定
した同色模様部だけの縫製も可能になるから、刺繍模様
のうちの一部の同色模様部のみの刺繍縫いも可能にな
り、使用上の自由度が高くなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、種々の刺繍模様縫いが可能な刺
繍装置を着脱可能に装着し得る刺繍装置付き電子制御式
刺繍ミシンに本発明を適用した場合のものである。電子
制御式刺繍ミシンMは、図2に示すように、ミシンベッ
ド部1と、そのベッド部1の右端部から立設された脚柱
部2と、その脚柱部2の上端からベッド部1に対向する
ように左方へ延びるアーム部3とを備え、ベッド部1に
は、送り歯を上下動させる送り歯上下動機構(図示略)
及び前後動させる送り歯前後動機構(図示略)及び下糸
ボビンを収容し縫針6と協働する針糸捕捉器(例えば、
水平釜)などが設けられ、アーム部3には、縫針6を下
端に装着可能な針棒5を上下動させる針棒駆動機構と針
棒5を布送り方向と直交する方向に揺動させる針棒揺動
機構、天秤7を針棒5の上下動に調時して上下動させる
天秤駆動機構(図示略)などが設けられている。尚、送
り歯上下動機構と針棒駆動機構と天秤駆動機構とはミシ
ンモータ17で駆動され、また送り歯前後動機構は送り
歯駆動用ステッピングモータ19で駆動され、針棒揺動
機構は針棒揺動用ステッピングモータ18で駆動され
る。
【0010】前記アーム部3の前面には大型の液晶ディ
スプレイ10が設けられ、このディスプレイ10には、
実用模様や刺繍模様など種々の縫目模様や形象などの図
形や各種のメッセージが表示される。このディスプレイ
10の前面には、複数の縫目模様やその他の表示項目の
各々に対応して透明電極からなる30個のタッチキー1
1が設けられ、所望の縫目模様をこの模様に対応するタ
ッチキー11を押圧操作することで選択可能になってい
る。頭部4には、縫製作業の起動と停止を指令する起動
・停止スイッチ12が設けられている。脚柱部2には、
種々の具象模様や文字やマークやワンポイントマークな
どの刺繍縫いの為の複数の刺繍模様の刺繍データを格納
したROMカード(模様カード)27を内部のカード用
コネクタ13に装着する為のカード用スロットが形成さ
れている。更に、脚柱部2の上端部前面には操作パネル
9が設けられ、この操作パネル9には9個の機能キー
(実用模様を表示させる為の実用縫いキー、文字模様を
表示させる為の文字縫いキー、刺繍模様縫いを開始する
為のカードキー等々)が設けられている。
【0011】前記ベッド部1の左端部分にはフリーアー
ム部1aが形成され、このフリーアーム部1aに刺繍装
置30が着脱可能に装着されている。この刺繍装置30
には、刺繍テーブル31が布送り方向(前後方向)に平
行なY方向とこのY方向に直交するX方向(左右方向)
とに移動可能に設けられ、この刺繍テーブル31には、
加工布を着脱自在に装着する為の刺繍枠(図示略)が着
脱可能に装着されている。また、この刺繍装置30の本
体フレーム内には、刺繍テーブル31をX方向に駆動す
る為の第1ステッピングモータ32(図3参照)とY方
向に駆動する為の第2ステッピングモータ33(図3参
照)とが配設されている。従って、コネクタ14を介し
てミシンMから供給される駆動信号による両ステッピン
グモータ32・33の駆動と針棒5の上下動との協働に
より、刺繍枠に装着された加工布に種々の刺繍模様が形
成されるようになっている。
【0012】次に、ミシンMの制御系の概要について、
図3に基いて説明する。起動・停止スイッチ12と、タ
ッチキー11と、操作パネル9と、タイミング信号発生
器16とは制御装置Cの入力インターフェース21に夫
々接続されている。制御装置Cの出力インターフェース
26には、ミシンモータ17、針棒揺動用ステッピング
モータ18、送り歯駆動用ステッピングモータ19、デ
ィスプレイ(LCD)10の為のディスプレイコントロ
ーラ(LCDC)20が夫々接続されている。更に、出
力インターフェース26には、刺繍装置30の第1ステ
ッピングモータ32及び第2ステッピングモータ33が
コネクタ14を介して夫々接続されている。
【0013】制御装置Cは、CPU23と、このCPU
23にデータバスなどのバス22を介して接続された入
力インターフェース21、出力インターフェース26、
ROM24とRAM25などを備えている。前記ROM
カード27のROM28は、コネクタ13を介してバス
22に接続されている。前記ROMカード27のROM
28には、前記複数の刺繍模様の各々の刺繍データが模
様の種類毎に分類して模様コード番号と対応づけて格納
されている。この各刺繍模様は複数の同色模様部(以
下、模様部という)からなり、各刺繍模様の刺繍データ
においては、図7に図示のように、所定の順序の配列に
より、第1模様部、第2模様部、第3模様部、・・・の
順で刺繍データが格納され、各模様部の刺繍データは、
刺繍枠を移動する位置を指示する複数の座標データと模
様部の終了を指定するストップコードとからなる。
【0014】ROM24には、モータ17〜19を駆動
する駆動制御プログラム、ディスプレイ10に種々の表
示項目を表示する表示制御プログラム、刺繍データに基
いて第1、第2ステッピングモータ32、33を制御す
る刺繍縫製制御の制御プログラム、この刺繍縫製制御の
制御プログラムに付随する本願特有の後述の刺繍設定制
御の制御プログラムなどが格納されている。但し、本願
特有の刺繍設定制御以外の制御は、一般的な制御である
ためその説明は省略する。RAM25には、CPU23
で演算した演算結果を一時的に格納するポインタやカウ
ンタやバッファなどが設けられている。
【0015】次に、ミシンMの制御装置Cで実行する刺
繍設定制御について説明する。最初に、刺繍模様の選択
と、選択した刺繍模様の複数の模様部の縫製順序と縫製
の有無の設定などの概要を説明する。ミシンMの電源を
投入し、多数の刺繍模様の刺繍データを格納したROM
カード27をセットした状態において、操作パネル9の
カードキーを操作すると、図4のように先頭の5つの刺
繍模様がディスプレイ10に表示されるので、「次ペー
ジ」や「前ページ」の所のタッチキー11を操作するこ
とで表示内容を切り換え、所望の刺繍模様が表示された
ときに、その所望の刺繍模様の所のタッチキー11を操
作することでその刺繍模様を選択することができる。次
に、図4の表示状態において例えば象を表す刺繍模様4
0を選択したものとすると、図5に図示のように刺繍模
様40を構成する5つの模様部(顔41、耳42、帽子
43、帽子の頂部44、目・眉・輪郭線45)が模様部
番号1〜5とともに表示される。
【0016】そこで、刺繍縫いする色を想定し糸の色替
えが極力少なくなるように、5つの模様部41〜45の
縫製順序を設定する。模様部42、43、44、41、
45の順に縫製したい場合に、これら模様部の所のタッ
チキー11を順に操作すると、図6に図示のように、デ
ィスプレイ10の上段右部に5つの模様部の模様部番号
23415が縫製の順に表示される。但し、以上の例
は、5つの模様部41〜45の全部を選択した場合であ
るが、一部の模様部(例えば、模様部41、42、4
5)のみを刺繍縫いしたい場合には、これらの模様部の
みを選択し前記同様に順序を設定すればよい。その場合
例えば、図6の模様部番号の表示は215となる。尚、
選択が終了したときには操作パネル9の選択終了キー9
aを操作して選択終了指令を入力する。
【0017】次に、以上説明した刺繍設定制御のルーチ
ンについて図9のフローチャートに基いて説明する。但
し、図中符号Si(i=10、11、12、・・・)は
各ステップを示し、前記RAM25には、刺繍模様の複
数の模様部の刺繍データの先頭アドレスを選択された順
に格納する先頭アドレスメモリ25a(図8参照)と、
そのメモリ25aのアドレスを指示するポインタPと、
ROMカード27の刺繍データのアドレスを指示するポ
インタIとが設けられている。前記のように、操作パネ
ル9のカードキーの操作により制御が開始され、次に前
記のような刺繍模様を選択する刺繍模様の選択処理がな
される(S10)と、選択された刺繍模様の全部の模様
部がディスプレイ10に表示され(S11)、次に縫製
順序と縫製の有無を設定する為に模様部の1つをタッチ
キー11を介して選択すると(S12)、次に模様部の
番号が表示される(S13)。
【0018】次に、前記ROMカード27の刺繍データ
のうち前記選択された刺繍模様の刺繍データから、選択
された模様部の先頭アドレスが読込まれて先頭アドレス
メモリ25aの先頭に格納され(S14)、次に操作パ
ネル9の選択終了キー9aから選択終了指令が入力され
たか否か判定され(S15)、選択終了指令が入力され
ていないときにはS12へ戻ってS12〜S15を繰り
返えす。こうして、縫製しようとする1つ又は複数の模
様部について縫製順序の早いものから順に選択し、選択
が完了したときには選択終了キー9aを操作すると、S
15においてYesと判定されて、S16へ移行して前
記ポインタPにメモリ25aのアドレスAdが設定さ
れ、次に起動・停止スイッチ12から起動指令が入力さ
れた否か判定され(S17)、起動指令が入力されると
ミシンモータ17が駆動される(S18)。
【0019】次に、刺繍データのアドレスを指示するポ
インタIにポインタPで指示する位置に格納されている
先頭アドレスが設定され(S19)、次にポインタIで
指示する刺繍データを読込み(S20)、次にその読み
込んだ刺繍データにより第1、第2ステッピングモータ
32、33を制御することで刺繍枠を移動制御して刺繍
縫製を実行し(S21)、次にポインタIを1つインク
リメントし(S22)、次に模様部の最後のストップコ
ードか否か判定し(S23)、ストップコードでないと
きにはS20〜S22を繰り返し、その模様部が刺繍縫
製されてストップコードが読み出されたときには、S2
3の判定がYesとなってS24へ移行し、S24にお
いてミシンモータ17が停止される。尚、刺繍縫いの実
行中は、縫製中の模様部が最左側に位置するように、模
様部の刺繍縫い完了毎に、ディスプレイ10の複数の模
様部の表示がスクロールされる。次にポインタPが1つ
インクリメントされ(S25)、次にメモリ25aのう
ちのポインタPで指示する位置に先頭アドレスのデータ
があるか否か判定され(S26)、先頭アドレスのデー
タがある場合にはS18へ移行し、オペレータが必要に
応じて糸を色替えしてから起動指令を入力すると前記同
様にS18〜S26が実行され、こうして、選択した全
部の模様部についての刺繍縫製が終了すると、S26の
判定の結果がNoとなって制御が終了する。尚、選択し
た刺繍模様の刺繍データが図7の通りで、前記図6によ
り説明したように模様部の縫製順序を設定したものとす
ると、メモリ25aには図8に図示のように先頭アドレ
スAD2、AD3、AD4、AD1、AD5が順に格納
され、ポインタPは最初にアドレスAdに設定され、そ
の後1つずつインクリメントされていくので、選択した
刺繍模様の5つの模様部を縫製する順序は第2模様部、
第3模様部、第4模様部、第1模様部、第5模様部の順
となる。
【0020】以上説明した刺繍設定制御においては、刺
繍模様の選択後に、その刺繍模様の複数の模様部(同色
模様部)が表示され、その表示を介して複数の模様部を
刺繍縫製する順序と刺繍縫製の有無を選択設定できるた
め、糸の色替えが極力少なくなるように縫製順序を設定
することができるから、糸の色替えの回数を減らして刺
繍縫製の作業能率を向上することが出来る。また、刺繍
縫製する模様部のみを選択できるため、刺繍模様のうち
の一部のみを刺繍縫製する場合に能率良く刺繍縫いする
ことができる。尚、前記実施例では、刺繍模様の刺繍デ
ータをROMカードに格納した場合を例として説明した
が、ROMカードの代わりに制御装置CのROM24又
は別のROMに格納することも有り得る。また、複数の
模様部の縫製順序の設定後には、図6の表示が縫製順序
の早いものから順に並ぶように表示の配列を変更するよ
うに構成すれば、縫製順序を視覚的に把握することが可
能になる。また、ディスプレイ10をカラーディスプレ
イで構成し、各模様部の色を設定してその色で模様部を
表示するように構成することも可能である。尚、前記実
施例に係る刺繍設定制御は、一例を示すものにすぎず、
本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更を加え
て実施し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の機能ブロック図である。
【図2】電子制御式刺繍ミシンの正面図である。
【図3】前記刺繍ミシンの制御系の構成図である。
【図4】刺繍模様選択時の表示例の説明図である。
【図5】選択した刺繍模様の複数の模様部の表示例の説
明図である。
【図6】縫製順序と縫製の有無を設定ときの表示例の説
明図である。
【図7】ROMカードの刺繍データのデータ構造の説明
図表である。
【図8】RAMの先頭アドレスメモリの説明図表であ
る。
【図9】刺繍設定制御のルーチンのフローチャートであ
る。
【図10】従来技術に係る刺繍模様の同色模様部の説明
図である。
【符号の説明】
M 電子制御式刺繍ミシン C 制御装置 9 操作パネル 10 ディスプレイ 11 タッチキー 12 起動・停止スイッチ 27 ROMカード 30 刺繍装置 32 第1ステッピングモータ 33 第2ステッピングモータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下駆動される縫い針とこの縫い針と協
    働する針糸捕捉器とを含む縫目形成手段と、加工布を着
    脱自在に取付ける為の刺繍枠と、この刺繍枠をX方向と
    Y方向とに独立に移動駆動する駆動手段と、刺繍データ
    に基いて駆動手段を駆動制御する制御手段とを備えた電
    子制御式刺繍ミシンにおいて、 複数の同色模様部からなる刺繍模様の刺繍データを同色
    模様部別に区分して所定の順序で格納した刺繍データ記
    憶手段と、 前記刺繍模様の複数の同色模様部をディスプレイに表示
    可能な表示手段と、 前記ディスプレイに表示された複数の同色模様部を介し
    てそれらの縫製順序を指定する為の縫製順序指定手段
    と、 前記刺繍データ記憶手段に格納された刺繍データを、縫
    製順序指定手段で指定された順序で、同色模様部毎に各
    縫製開始指令に応答して読み出して制御手段へ供給する
    データ読出し手段と、 を備えたことを特徴とする電子制御式刺繍ミシン。
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