JPH09294884A - 穴かがりミシン - Google Patents

穴かがりミシン

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JPH09294884A
JPH09294884A JP13958296A JP13958296A JPH09294884A JP H09294884 A JPH09294884 A JP H09294884A JP 13958296 A JP13958296 A JP 13958296A JP 13958296 A JP13958296 A JP 13958296A JP H09294884 A JPH09294884 A JP H09294884A
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JP
Japan
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eyelet
hole
stitch
chrysanthemum
stitches
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JP13958296A
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English (en)
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Yoshifumi Nishizawa
吉史 西沢
Atsushi Kamano
淳 蒲野
Akihiro Funahashi
暁洋 舟橋
Hideo Ando
英夫 安藤
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Brother Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Brother Industries Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくともメスを鳩目穴用と菊穴用とに択一
的に交換するだけで、鳩目穴かがり縫いと菊穴かがり縫
いとを切換えて縫製できるような穴かがりミシンを提供
する。 【解決手段】 この穴かがりミシンMによれば、送り台
14を電動モータでX方向に送り移動させるX送り手段
と、送り台14を電動モータでX方向に直交するY方向
に送り移動させるY送り手段と、ルーパーが設けられた
ルーパー土台6と針棒4とを電動モータで回動させる回
動手段とを設け、少なくとも鳩目穴用のメスと菊穴用の
メスとを適宜交換するだけで、鳩目穴かがり縫目や菊穴
かがり縫目の為の縫目データさえ作成すれば、この縫目
データに基づいてこれらX送り手段とY送り手段と回動
手段とを夫々駆動することで、所望の鳩目穴かがり縫目
や菊穴かがり縫目を縫製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴かがりミシンに
関し、特に送り台の移動や針棒の回動を電動モータで駆
動するようにし、鳩目穴かがり縫いと菊穴かがり縫いと
を切換えて縫製できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鳩目部とこれに連続する直線状の
足部とからなる鳩目穴を加工布に形成するとともに、こ
の鳩目穴に沿ってかがり縫いする鳩目穴かがりミシンが
実用に供されている。この鳩目穴かがり縫いミシンにお
いては、二重環縫いの為のルーパーと針棒とがミシンモ
ータで同期駆動されるとともに、そのミシンモータに連
結された駆動軸に縫目形成用のカム板が着脱可能に取付
けられ、このカム板に形成された布送り用のカム形状に
より、加工布を載置する送り台を針棒の上下動に調時し
て1針毎にX方向とこれに直交するY方向とに夫々移動
駆動する布送り機構と、カム板に形成された回動用のカ
ム形状により、ルーパーが取付けられたルーパー土台と
針棒とを、針棒の上下動に調時して1針毎に所定量ずつ
一体的に回動させる回動機構とが設けられている。
【0003】即ち、先メス型の鳩目穴かがりミシンで
は、送り台に載置された加工布に対して、送り台の直ぐ
下側に設けられた下メスと打ち抜き用ハンマーとで鳩目
穴を形成しておき、ミシンモータで駆動される駆動軸に
装着された縫目形成用のカム板による送り台の移動と、
ルーパー土台及び針棒の一体的な回動により、鳩目穴に
沿って鳩目穴かがり縫目を形成するようになっている。
一方、帽子に設けられた空気穴や婦人用のコートなどに
装着するベルトのベルト穴を菊の花びらに似た縫目でか
がり縫いする菊穴かがりミシンが実用に供されている。
【0004】この菊穴かがりミシンにおいては、鳩目穴
かがりミシンと略同様に、ルーパーと針棒とがミシンモ
ータで同期駆動されるとともに、そのミシンモータで駆
動されるカム板に形成された布送り用のカム形状によ
り、送り台をX方向とこれに直交するY方向とに夫々移
動駆動する布送り機構と、カム板に形成された回動用の
カム形状により、ルーパーが取付けられたルーパー土台
と針棒とを所定量ずつ一体的に回動させる回動機構とが
設けられている。即ち、先メス型の菊穴かがりミシンで
は、送り台に載置された加工布に対して、送り台の直ぐ
下側に設けられた下メスと打ち抜き用ハンマーとで菊穴
を形成しておき、ミシンモータで駆動される駆動軸に装
着された縫目形成用のカム板による送り台の移動と、ル
ーパー土台及び針棒の一体的な回動により、菊穴に沿っ
て菊穴かがり縫目を形成するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、鳩目
穴かがりミシンは、加工布に形成した鳩目穴に沿って鳩
目縫目を専用に形成するものであり、また菊穴かがりミ
シンは、加工布に形成した菊穴に沿って菊穴縫目を専用
に形成するものなので、鳩目穴かがり縫いを行う場合に
は、鳩目穴かがりミシンが必要となり、菊穴かがり縫い
を行う場合には、菊穴かがりミシンが必要となる。つま
り、鳩目穴かがり縫いに加えて菊穴かがり縫いを行うよ
うなときには、これら鳩目穴かがりミシンと菊穴かがり
ミシンとを設置することになり、設備コストが高くなる
だけでなく、広い設置用スペースが必要になるという問
題がある。
【0006】そこで、例えば、鳩目穴かがりミシンを改
造して、鳩目穴かがり縫いに加えて菊穴かがり縫いを行
えるように、穴かがり縫いの仕様を変更する場合には、
布送り用のカムや送り機構、更には回動用のカムや回動
機構を交換するなどの大掛かりな変更作業や調整作業を
伴うことから、熟練した技術者が必要になること、作業
能率が大幅に低下すること、などの問題がある。本発明
の目的は、少なくともメスを鳩目穴用と菊穴用とに択一
的に交換するだけで、鳩目穴かがり縫いと菊穴かがり縫
いとを切換えて縫製できるような穴かがりミシンを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る穴かがり
ミシンは、縫針とルーパーとが協働した縫目形成動作を
繰り返して、送り台にセットされた加工布に穴かがり縫
いを施す穴かがりミシンにおいて、送り台をミシンモー
タとは独立の電動モータでX方向に送り移動させるX送
り手段と、送り台をミシンモータとは独立の電動モータ
でX方向と直交するY方向に送り移動させるY送り手段
と、ルーパーが設けられたルーパー土台と針棒とをミシ
ンモータとは独立の電動モータで回動させる回動手段と
を備え、少なくとも鳩目穴用のメスと菊穴用のメスとを
適宜交換することにより、鳩目穴かがり縫いと菊穴かが
り縫いとを択一的に縫製可能にしたものである。
【0008】作用について説明すると、送り台は、X送
り手段によりミシンモータとは独立の電動モードでX方
向に送り移動されるとともに、Y送り手段によりミシン
モータとは独立の電動モードでX方向に直交するY方向
に送り移動され、またルーパーが設けられたルーパー土
台と針棒とは、回動手段により、ミシンモータとは独立
の電動モードで回動される。ところで、少なくとも鳩目
穴用のメスを装着して、鳩目穴かがり縫目の為の縫目デ
ータさえ作成すれば、この縫目データに基づいてこれら
X送り手段とY送り手段と回動手段とを夫々駆動するこ
とで、所望の鳩目穴かがり縫目を形成することができる
一方、少なくとも菊穴用のメスを装着して、菊穴かがり
縫目の為の縫目データさえ作成すれば、この縫目データ
に基づいてこれらX送り手段とY送り手段と回動手段と
を夫々駆動することで、所望の菊穴かがり縫目を形成す
ることができる
【0009】請求項2に係る穴かがりミシンは、請求項
1の発明において、加工布に鳩目穴を形成する鳩目穴用
のメスとハンマー及び鳩目穴かがり用の押え足と、加工
布に菊穴を形成する菊穴用のメスとハンマー及び菊穴か
がり用の押え足とを備え、鳩目穴用のメスとハンマーと
押え足と、菊穴用のメスとハンマーと押え足とを、択一
的に装着するように構成したものである。作用について
説明すると、請求項1と同様の作用を奏するが、鳩目穴
かがり縫いのときには、鳩目穴用のメスとハンマーと押
え足とを装着するので、鳩目穴かがり縫目を綺麗に形成
でき、また菊穴かがり縫いのときには、菊穴用のメスと
ハンマーと押え足とを装着するので、鳩目穴かがり縫目
を綺麗に形成できる。
【0010】請求項3に係る穴かがりミシンは、請求項
1又は請求項2の発明において、鳩目穴かがり縫いを行
う鳩目穴モードと、菊穴かがり縫いを行う菊穴モードと
を択一的に設定する穴かがりモード切換え手段と、モー
ド切換え手段で設定されたモードに応じた穴かがり用の
基本データを入力設定する為の入力手段と、入力手段で
設定された基本データに基づいて、モード切換え手段で
設定されたモードに応じた1針毎の針落ち位置及び針棒
の回動量を含む穴かがり用の縫目データを作成する縫目
データ作成手段と、縫目データ作成手段で作成された縫
目データに基づいて、X送り手段とY送り手段と回動手
段とを夫々制御する制御手段とを備えたものである。
【0011】作用について説明すると、請求項1又は請
求項2と同様の作用を奏するが、モード切換え手段で鳩
目穴モードが設定されたときには、入力手段により鳩目
穴かがり用の基本データが入力設定されるので、縫目デ
ータ作成手段は、入力手段で設定された鳩目穴に関する
基本データに基づいて、1針毎の針落ち位置及び針棒の
回動量を含む鳩目穴かがり用の縫目データを作成する一
方、菊穴モードが設定されたときには、入力手段により
菊穴かがり用の基本データが入力設定されるので、縫目
データ作成手段は、入力手段で設定された菊穴に関する
基本データに基づいて、1針毎の針落ち位置及び針棒の
回動量を含む菊目穴かがり用の縫目データを作成する。
そして、制御手段は、縫目データ作成手段で作成された
縫目データに基づいて、X送り手段と、Y送り手段と、
回動手段とを夫々制御するので、加工布には鳩目穴かが
り縫目又は菊穴かがり縫目が形成される。即ち、穴かが
りモードを切換えて設定し、所望の穴かがり用の基本デ
ータを入力設定するだけで、鳩目穴かがり縫いと菊穴か
がり縫いとを簡単に切換えて縫製することができる。
【0012】請求項4に係る穴かがりミシンは、請求項
3の発明において、鳩目穴かがり用の基本データは、鳩
目穴の直線状の足部と平行な縫い長さと、縫目ピッチ
と、鳩目穴の半円状の鳩目上部の針数とを含み、前記菊
穴かがり用の基本データは、菊穴部の大きさのデータ
と、一周分の針数のデータと、ほつれ防止の為の重ね縫
いの針数のデータとを含むものである。
【0013】作用について説明すると、請求項3と同様
の作用を奏するが、鳩目穴かがり用の基本データは、鳩
目穴の直線状の足部と平行な縫い長さと、縫目ピッチ
と、鳩目穴の半円状の鳩目上部の針数とを含むので、鳩
目の大きさや縫目粗さなどを任意に設定することがで
き、また菊穴かがり用の基本データは、菊穴部の大きさ
のデータと、一周分の針数のデータと、ほつれ防止の為
の重ね縫いの針数のデータとを含むので、菊穴部の大き
さや一周分の針数を任意に設定できる上、重ね縫いの針
数により、糸ほつれを防止でき且つ見栄えの良い縫目を
形成することができる。
【0014】請求項5に係る穴かがりミシンは、請求項
1又は請求項2の発明において、鳩目穴かがり縫いを行
う鳩目穴モードと、菊穴かがり縫いを行う菊穴モードと
を択一的に設定する穴かがりモード切換え手段と、その
モード切換え手段で設定されたモードに応じた縫目デー
タを外部から受けて、その縫目データに基づいて、X送
り手段とY送り手段と回動手段とを夫々制御する制御手
段とを備えたものである。
【0015】作用について説明すると、請求項1又は請
求項2と同様の作用を奏するが、制御手段は、モード切
換え手段で設定されたモードに応じた縫目データを外部
から受けて、その縫目データに基づいて、X送り手段と
Y送り手段と回動手段とを夫々制御して、鳩目穴かがり
縫目又は菊穴かがり縫目を形成するので、鳩目穴かがり
と菊穴かがりとを択一的に縫製できる上、穴かがり縫い
を迅速化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。本実施の形態は、加工布
に形成した鳩目穴の周囲をかがる鳩目穴かがり縫いと、
加工布に形成した円形状の菊穴の周囲をかがる菊穴かが
り縫いとを択一的に切換えて縫製可能な穴かがりミシン
に本発明を適用した場合のものである。穴かがりミシン
Mは、図1に示すように、略矩形箱状をなすベッド部1
に、その後方部上部から前方に連続して延びるアーム部
2を一体的に有して構成され、ミシンテーブル22上に
載置されている。このミシンテーブル22には、針棒4
やルーパー6a(図2参照)などを同期駆動させる駆動
機構の駆動源となるミンシモータ29(図6参照)、後
述するように鳩目穴かがり用の基本データと菊穴かがり
用の基本データとを択一的に入力設定するための操作パ
ネル(入力手段に相当する)28、足踏み式の起動・停
止スイッチ25などが設けられ、更にこれも後述する
が、各機構の作動を制御するマイクロコンピュータなど
からなる制御装置40が設けられている。
【0017】前記アーム部2の先端部下部には、縫針3
を備えた針棒4が上下動可能に設けられ、詳しく図示は
しないが、前記ミンシモータ29の駆動により回転する
主軸5の回転力がカム機構により伝達され、所定幅分だ
け左右に揺動しながら上下駆動されるようになってい
る。この場合、前記主軸5の一回転により、針棒4は左
側揺動位置と右側揺動位置とに2回上下動するようにな
っている。また、前記ベッド部1には、針棒4に対向す
るように2個のルーパー6aを備えたルーパー土台6が
設けられ、これら2個のルーパー6aは図示しないカム
機構を介して主軸5の回転により、針棒4の上下動と調
時して駆動されるようになっている。
【0018】また、針棒4及びルーパー土台6は、ベッ
ド部1内に設けられたステッピングモータからなるθ方
向駆動モータ31及びギヤ機構7からなる回動機構(回
動手段に相当する)8により、夫々水平面において、鉛
直軸回りに一体的に回動するようにっている。前記ベッ
ド部1には、図3に示すように、ルーパー土台6の後方
側に位置して固定配置された鳩目穴DHを形成する為の
下メス9が取付け台10にビスにより着脱可能に取付け
られるとともに、この下メス9に対して上方より接離す
る打ち抜き用ハンマー本体11が揺動可能に設けられて
いる。
【0019】このハンマー本体11の先端部には、鳩目
穴用のハンマー12が着脱可能に取付けられ、ベッド部
1内に設けられたエアシリンダ13(図6参照)などか
らなるハンマー駆動機構により駆動され、下メス9との
協働により、図19に示すように、略円形状の鳩目穴部
とこれに連なる直線状の足穴部とからなる鳩目穴DHを
加工布に形成するようになっている。
【0020】そして、ベッド部1の上面部には、加工布
がセットされる送り台14が設けられている。この送り
台14は、全体として薄形の矩形箱状をなし、ルーパー
土台6及び下メス9に対応する部位が開放されている。
また、この送り台14の上面には、図2に示すように、
開口部15aを有する金属製のクロスプレート15が設
けられている。そして、ベッド部1内には、この送り台
14を、X方向駆動モータ(電動モータに相当する)3
5の駆動によりX方向(左右方向)に送り移動するX方
向移動機構(図示略)と、Y方向駆動モータ(電動モー
タに相当する)37の駆動によりX方向に直交するY方
向(前後方向)に送り移動するY方向移動機構(図示
略)とが設けられている。
【0021】一方、前記クロスプレート15上の開口部
15aの左右両側には、加工布を押さえる鳩目穴用の押
え足16,17を先端部に取付けた押え支持具18,1
9を着脱可能に支持する布押えレバー20,21が夫々
上下揺動可能に枢支されている。ところで、この穴かが
りミシンMには、菊穴用の下メス9Aとハンマー12A
と押え足16A,17Aとが夫々準備されており、これ
らについて説明する。図4、図5に示すように、前記鳩
目穴用の下メス9をビスを緩めて取付け台10から取り
外す一方、菊穴用の下メス9Aをビスで取付け台10に
着脱可能に取付ける。また、ハンマー本体11に取付け
られている鳩目穴用のハンマー12を取り外す一方、菊
穴用のハンマー12Aを着脱可能に取付ける。
【0022】更に、鳩目穴用の押え足16,17を先端
部に取付けた1対の押え支持具18,19を布押えレバ
ー20,21から夫々取り外す一方、菊穴用の押え足1
6A,17Aを先端部に取付けた1対の押え支持具18
A,19Aを布押えレバー20,21に夫々取付ける。
この場合、鳩目穴用の下メス9とハンマー12と押え足
16,17とを簡単に取り外しできるとともに、菊穴用
の下メス9Aとハンマー12Aと押え足16A,17A
とを簡単に取り付けることができ、調整も不要である。
【0023】次に、穴かがりミシンMの制御系の概要に
ついて、図6のブロック図に基づいて説明する。ミシン
Mの制御装置40は、CPU41とROM42及びRA
M43とを含むマイクロコンピュータと、そのマイクロ
コンピュータにデータバスなどのバス34を介して接続
された入力インターフェース45及び出力インターフェ
ース46とから構成され、入力インターフェース45に
は、起動・停止スイッチ25と、布押えに連結された布
押えスイッチ26と、タイミング信号発生器27と、操
作パネル28からの信号が入力される。
【0024】ここで、入力インターフェース45の入力
ポートPには、着脱可能なモード切換え用ジャンパー3
9を介して接地されるモード切換えラインCLが接続さ
れるとともに、このモード切換えラインCLはプルアッ
プ抵抗PRで所定のプラス電源(+5V)に接続されて
いる。即ち、このモード切換え用ジャンパー39をモー
ド切換えラインCLから取り外したときには、入力ポー
トPに「H」レベル信号が入力されて鳩目穴モードが設
定される一方、モード切換え用ジャンパー39をモード
切換えラインCLに取付けたときには、入力ポートPに
「L」レベル信号が入力されて菊穴モードが設定され
る。
【0025】また、出力インターフェース46からは、
ミシンモータ29の為の駆動回路30と、θ方向駆動モ
ータ31の為の駆動回路32と、エアシリンダ13を駆
動する電磁切換え弁33の為の駆動回路34と、X方向
駆動モータ35の為の駆動回路36と、Y方向駆動モー
タ37の為の駆動回路38に加えて、操作パネル28の
各々に駆動信号や駆動パルス信号が出力される。ここ
で、これらX方向駆動モータ35とY方向駆動モータ3
7は、夫々ステッピングモータで構成されている。前記
タイミング信号発生器27は、ミシンMの主軸5に連係
させて設けられ、主軸5の回転位相を検出して、位相信
号を出力するものである。
【0026】ROM42には、ミシンモータ29や各種
のモータ31,35,37や電磁切換え弁33を制御す
る駆動制御プログラム、後述する本願特有の穴かがり縫
製制御の制御プログラムなどが格納されている。ところ
で、前記鳩目穴用の下メス9及びハンマー12として、
SサイズとMサイズとLサイズの3種類が設けられてお
り、各下メス9は左右対象であることから、その鳩目穴
DHの右半部において、図18に示すように、直線状の
足部DH1と、その足部DH1に連続する傾斜部DH2
と、その傾斜部DH2に連続する小円弧部DH3と、こ
の小円弧部DH3に連続する大円弧部DH4とからり、
ROM42のパラメータメモリ42aには、図8に示す
ように、3種類のサイズの各々について、半円状の鳩目
上部のY方向長さHLと、鳩目部のY方向長さELと、
傾斜部DH2の傾き定数A(Δx/Δy)と、足部DH
1の長さと傾斜部DH2のY方向長さとを加算した直線
部分長さL2と、鳩目穴DHの半径Rとが、対応づけて
格納されており、縫目データ演算に用いられる。
【0027】前記RAM43には、作成した鳩目穴かが
り縫目DNのデータや菊穴かがり縫目CMのデータを格
納する縫目データメモリ43aに加えて、各種のメモリ
やバッファなどが設けられている。次に、前記操作パネ
ル28には、図7に示すように、鳩目穴DHに関して、
3つサイズ(Sサイズ,Mサイズ,Lサイズ)から1つ
を選択する「鳩目穴の種類」と、「縫目長さ」と、「縫
目ピッチ」と、「鳩目上部の針数」とを夫々入力設定す
る為の項目名が記載されており、これら4つの項目から
なる鳩目穴かがり縫いの縫製用基本データが構成されて
いる。また、各項目には、選択されたことを点灯により
指示する表示ランプが設けられている。
【0028】一方、菊穴CMに関して、「菊穴部の直
径」と、「一周の針数」と、糸ほつれを防止する為の
「重ね縫いの針数」とを夫々入力設定する為の項目名が
記載されており、これら3つの項目からなる菊穴かがり
縫いの縫製用基本データが構成されている。更に、各項
目に関する数値の入力を、項目毎に順次切換えて指示す
る為のセレクトキー28b、各項目毎に入力した数値を
表示する為のLEDディスプレイ28aと、その入力し
た数値を増加側に変更する数値アップキー28cと、減
少側に変更する数値ダウンキー28dとが設けられてい
る。
【0029】次に、穴かがりミシンMの制御装置40に
より実行される穴かがり縫製制御のルーチンについて、
図9〜図17のフローチャートに基づいて説明する。但
し、図中符号Si(i=10、11、12・・・)は各
ステップである。先ず、電源をOFFした状態で、図2
〜図3に示すように、鳩目用の下メス9とハンマー12
と押え支持具18,19を取付けるとともに、モード切
換え用ジャンパー39をモード切換えラインCLに取り
外す。これにより、鳩目穴モードが設定される。
【0030】そして、電源投入後に起動・停止スイッチ
25が操作されるとこの制御が開始され、先ずモード切
換えラインCLが接続された入力ポートPの入力信号が
読み込まれ(S10)、「H」レベルで鳩目穴モードのと
きには(S11:Yes )、鳩目穴かがり用の基本データを
設定する設定処理が実行される(S12)。この設定処理
においては、操作パネル28から、セレクトキー28b
や数値アップキー28c及び数値ダウンキー28dを操
作して、4つの項目「鳩目穴の種類」、「縫目長さ」、
「縫目ピッチ」、「鳩目上部の針数」の基本データに関
して、所望の数値が夫々入力設定される。
【0031】その結果、これら各項目毎に設定された数
値は、LEDディスプレイ28aに表示されるととも
に、RAM43のワークメモリに格納される。次に、こ
れら基本データに基づいて鳩目穴かがり縫いの縫目デー
タを作成する縫目データ作成処理制御(図10参照)が
実行される(S13)。この制御が開始されると、データ
演算に必要なパラメータ演算処理制御(図11参照)が
実行される(S20)。ところで、縫針3は1針毎に、左
側に揺動した内針位置と、右側に揺動した外針位置とに
2回針落ちが動作するが、外針については内針に対する
縫針3の揺動量で決定されるので、この演算制御におい
ては、内針の針落ち位置を求めるようになっている。
【0032】この制御が開始されると、先ず平行な縫目
で縫う縫い長さL3が、演算式(入力された縫目長さD
L−鳩目上部の長さHL)で求められ(S30)、次に足
部DH1に対応する縫い領域E1と、傾斜部DH2に対
応する縫い領域E2と、小円弧部DH3に対応する縫い
領域E3とに設ける針数Nが、演算式(平行縫い長さL
3/入力された縫目ピッチp)により四捨五入で求めら
れ(S31)、次に実際に縫目形成するときの実縫目ピッ
チPが、演算式(平行縫い長さL3/針数N)で求めら
れ(S32)、更に縫い領域E1の縫い長さL1が、演算
式(縫目長さDL−鳩目部の長さEL)により求められ
(S33)、この制御を終了して、縫目データ作成制御の
S21にリターンする。
【0033】次に、縫目データ作成制御において、足部
DH1(縫い領域E1)の縫目データ作成処理制御(図
12参照)が実行される(S21)。ここで、以下に説明
する針落ち位置演算においては、X─Y座標を想定して
針落ち位置が求められる。この制御が開始されると、先
ず針数カウント値Iとして初期値「0」がセットされ
(S35)、各針数番号I毎に、内針の針落ち位置が演算
で求められる(S36)。即ち、S36による内針の針落ち
位置演算では、針数番号Iに対応するX方向の針落ち位
置X<I>は「0」、Y方向の針落ち位置Y<I>は、
演算式(P×I)の四捨五入した値で、また針棒4の回
動角θ<I>は「0」で夫々求められ、針数番号Iに対
応する内針の針落ち位置データとして縫目データメモリ
43aに格納される。
【0034】次に、針数カウント値Iが1つインクリメ
ントされ(S37)、縫い長さ(P×I)が縫い長さL1
よりも小さいときには(S38:Yes )、S36〜S38が繰
り返して実行される一方、縫い長さL1以上になったと
きには(S38:No)、この制御を終了して、縫目データ
作成制御のS22にリターンする。次に、縫目データ作成
制御において、傾斜部DH2(縫い領域E2)の縫目デ
ータ作成処理制御(図13参照)が実行される(S2
2)。この制御が開始されると、各針数番号I毎に、内
針の針落ち位置が演算で求められる(S40)。
【0035】即ち、S40による内針の針落ち位置演算で
は、針数番号Iに対応するX方向の針落ち位置X<I>
は、演算式{(実縫目ピッチP×I−縫い長さL1)×
A}で、Y方向の針落ち位置Y<I>は、演算式(P×
I)の四捨五入した値で、また針棒4の回動角θ<I>
は「0」で夫々求められ、縫目データメモリ43aに格
納される。次に、針数カウント値Iが1つインクリメン
トされ(S41)、縫い長さ(P×I)が直線部長さL2
よりも小さいときには(S42:Yes )、S40〜S42が繰
り返して実行される一方、直線部長さL2以上になった
ときには(S42:No)、この制御を終了して、縫目デー
タ作成制御のS23にリターンする。
【0036】次に、縫目データ作成制御において、小円
弧部DH3(縫い領域E3)の縫目データ作成処理制御
(図14参照)が実行される(S23)。この制御が開始
されると、各針数番号I毎に、内針の針落ち位置が演算
で求められる(S45)。即ち、S45による内針の針落ち
位置演算では、図18において、鳩目穴DHの中心をO
として、先ず直角三角形OQUの辺QOと、辺QUの開
角αを図示の演算式で求めておき、針数番号Iに対応す
るX方向の針落ち位置X<I>と、Y方向の針落ち位置
Y<I>と、回動角θ<I>とが夫々図示の演算式で求
められ、縫目データメモリ43aに格納される。
【0037】次に、針数カウント値Iが1つインクリメ
ントされ(S46)、針数カウント値Iが針数Nよりも小
さいときには(S47:Yes )、S45〜S47が繰り返して
実行される一方、針数N以上になったときには(S47:
No)、縫い領域E3に区切り位置に縫目を形成する為
に、X方向の針落ち位置X<N>と、Y方向の針落ち位
置Y<N>と、回動角θ<N>とが夫々図示の演算式で
求められ、縫目データメモリ43aに格納され(S4
8)、この制御を終了して、縫目データ作成制御のS24
にリターンする。
【0038】次に、縫目データ作成制御において、大円
弧部DH4(縫い領域E4)の縫目データ作成処理制御
(図15参照)が実行される(S24)。この制御が開始
されると、各内針の為の回動角Tが、演算式{180°
/(鳩目上部の針数HN−1)}により求められる(S
50)。次に、針数カウント値Jとして、初期値「1」が
セットされ(S51)、針数HNが偶数のときには(S5
2:Yes )、演算で求める縫目数DNが、図示の演算式
で求められ(S53)、また針数HNが奇数のときには
(S52:No)、演算で求める縫目数DNが、図示の演算
式で求められる(S54)。
【0039】次に、各針数番号(N+J)毎に、内針の
針落ち位置が図示の演算式で求められて縫目データメモ
リ43aに格納される(S55)。そして、針数カウント
値Jが1つインクリメントされ(S56)、針数カウント
値Jが縫目数DN以下のときには(S57:Yes )、S55
〜S67が繰り返して実行される一方、縫目数DNよりも
大きくなったときには(S57:No)、この制御を終了し
て、縫目データ作成制御のS25にリターンする。次に、
縫目データ作成制御において、S21〜S24においては、
鳩目穴用の縫目の右半分の縫目データを作成したので、
縫目の左半分の縫目データを作成して完成させる縫目デ
ータ完成処理制御(図16参照)が実行される(S2
5)。
【0040】この制御が開始され、先ず針数HNが偶数
のときには(S60:Yes )、読み出しカウンタのカウン
ト値Vとして、針数Nと縫目数DNとを加算した針数番
号がセットされるとともに、書き込みカウンタのカウン
ト値Wとして、針数Nと縫目数DNと「1」とを加算し
た針数番号がセットされる(S61)。また、針数HNが
奇数のときには(S60:No)、読み出しカウント値Vと
書き込みカウント値Wとに夫々図示の演算で求められた
針数番号がセットされる(S62)。次に、左側の縫目デ
ータの為の内側の針落ち位置と回動各θとが、針数番号
Vに対応させて針数番号Wとして求められて縫目データ
メモリ43aに格納される(S63)。
【0041】次に、読み出しカウント値Vが「0」でな
いときには(S64:No)、読み出しカウント値Vが1つ
デクリメントされるとともに、書き込みカウント値Wが
1つインクリメントされ(S65)、S63〜S65が繰り返
して実行される一方、全ての針落ち位置に関する縫目デ
ータが完成して、読み出しカウント値Vが「0」になっ
たときには(S64:Yes )、この制御と縫目データ作成
制御とを終了して、縫製制御のS14にリターンする。
【0042】そして、このS14においては、縫目データ
メモリ43aに格納されている縫目データが、各針数番
号I毎に、内針の針落ち位置が順次読み出されて、1針
毎に各モータ29,35,37が駆動されて鳩目穴かが
り縫目DNを加工布に形成する鳩目穴かがり縫い処理が
実行され(S4 )、この制御を終了して、メインルーチ
ンにリターンする。例えば、図19に示すように、鳩目
穴かがり縫目DNが加工布に形成される。
【0043】ところで、電源をOFFした状態で、鳩目
用の下メス9とハンマー12と押え支持具18,19を
取り外す一方、図4〜図5に示すように、菊穴用の下メ
ス9Aとハンマー12Aと押え支持具18A,19Aを
取付けるとともに、モード切換え用ジャンパー39をモ
ード切換えラインCLに取付ける。これにより、菊穴モ
ードが設定される。そして、電源の投入後に起動・停止
スイッチ25が操作されて、穴かがり縫製制御が開始さ
れ、入力ポートPの入力信号が「L」レベルで菊穴モー
ドのときには(S10,S11:No)、菊穴かがり用の基本
データを設定する設定処理が実行される(S15)。
【0044】この設定処理においては、操作パネル28
から、3つの項目「菊穴部の直径」、「一周の針数」、
「重ね縫いの針数」の基本データに関して、所望の数値
が夫々入力設定され、各項目毎に設定された数値は、L
EDディスプレイ28aに表示されるとともに、RAM
43のワークメモリに格納される。ここで、菊穴部CD
の直径のデータを「F」とし、一周の針数のデータを
「K」、重ね縫いの針数のデータを「H」とする。
【0045】次に、これら基本データに基づいて菊穴か
がり縫いの縫目データを作成する縫目データ作成処理制
御(図17参照)が実行される(S16)。ここで、各針
数毎に主軸5が一回転する間に、縫針3は左側揺動位置
(内針の針落ち位置)と右側揺動位置(外針の針落ち位
置)とに夫々縫目が形成されるので、この制御が開始さ
れると、内針と外針とを順次縫製する為の半針数に対応
する回動角Tが、演算式(T=360°/2K)により
求められる(S70)。次に、針数番号Iとして初期値
「1」がセットされる(S71)。そして、S72、S73に
より、各針数番号I毎に、内針の針落ち位置と、外針の
針落ち位置とが演算で求められる。
【0046】ここで、これら針落ち位置演算において
は、図20に示すように、円形状の菊穴CHの外周部に
対応して設定される直径Fを有する菊穴部CDの中心G
を原点とするX─Y座標を想定して針落ち位置が求めら
れる。また、各針数における内針の針落ち位置を、<1
>,<2>,<3>・・・で示し、各針数における外針
の針落ち位置を、(1),(2),(3)・・・で示
す。
【0047】即ち、S72による内針の針落ち位置演算で
は、針数番号Iに対応するX方向の針落ち位置X<I>
は、演算式X<I>=F/2cos{(2I−2)×
T}で求められ、針数番号Iに対応するY方向の針落ち
位置Y<I>は、演算式Y<I>=F/2sin{(2
I−2)×T}で求められ、また針数番号Iに対応する
針棒4の回動角θ1<I>は、演算式θ1<I>=(2
I−2)×Tで求められ、これらX方向針落ち位置X<
I>と、Y方向針落ち位置Y<I>と、回動角θ1<I
>とは、針数番号Iに対応する内針の針落ち位置データ
として縫目データメモリ43aに格納される。
【0048】一方、S73による外針の針落ち位置演算で
は、針数番号Iに対応するX方向の針落ち位置X(I)
は、演算式X(I)=F/2cos{(2I−1)×
T}で求められ、針数番号Iに対応するY方向の針落ち
位置Y(I)は、演算式Y(I)=F/2sin{(2
I−1)×T}で求められ、また針数番号Iに対応する
針棒4の回動角θ2(I)は、演算式θ2(I)=(2
I−1)×Tで求められ、これらX方向針落ち位置X
(I)と、Y方向針落ち位置Y(I)と、回動角θ2
(I)とは、針数番号Iに対応する外針の針落ち位置デ
ータとして縫目データメモリ43aに格納される。
【0049】次に、針数番号Iが、一周の針数Kに重ね
縫いの針数Hを加算した総針数以下のときには(S74:
Yes )、針数番号Iが1つインクリメントされ(S7
5)、S72〜S75が繰り返して、各針数番号I毎の内針
の針落ち位置及び外針の針落ち位置が求められる。そし
て、総針数分の針落ち位置が求められて、針数番号Iと
総針数とが等しくなったときには(S74:No)、この制
御を終了して、縫製制御のS14にリターンする。そし
て、S14において、鳩目穴かがり縫いと同様に、縫目デ
ータメモリ43aに格納されている縫目データが、各針
数番号I毎に、内針の針落ち位置及び外針の針落ち位置
が順次読み出されて、1針毎に各モータ29,35,3
7が駆動されて、図20に示すように、菊穴かがり縫目
CMを加工布に形成する菊穴かがり縫い処理が実行さ
れ、この制御を終了して、メインルーチンにリターンす
る。
【0050】次に、鳩目穴かがり縫いと菊穴かがり縫い
とを択一的に切換えて縫製する穴かがり縫製制御の作用
について説明する。図2〜図3に示すように、鳩目用の
下メス9とハンマー12と押え支持具18,19を取付
けるとともに、モード切換え用ジャンパー39をモード
切換えラインCLから取り外されて、鳩目穴モードが設
定される。そして、先メス仕様のときには、ハンマー1
2と下メス9との協働により加工布に鳩目穴DHが形成
された後、4つの項目「鳩目穴の種類」、「縫目長
さ」、「縫目ピッチ」、「鳩目上部の針数」の基本デー
タに関して、所望の数値が夫々入力設定される。これに
より、これら4つの項目からなる基本データに基づい
て、鳩目穴かがり縫いの為の縫目データが作成されて縫
目データメモリ43aに格納され、この縫目データメモ
リ43aから読み出した各針数番号毎の針落ち位置デー
タに基づいて、各モータ29,35,37が制御され
て、加工布には鳩目穴かがり縫目DNが形成される。
【0051】例えば、鳩目穴かがり用の基本データにつ
いて、「鳩目穴の種類」として「Mサイズ」、「縫目長
さ」として「25mm」、「縫目ピッチ」として「1m
m」、また「鳩目上部の針数」として「13」が入力設
定されると、これら基本データに基づいて、図19に示
すように、1対の縫い領域E1に関する各針数番号毎の
針落ち位置<1>〜<11>、<35>〜<45>が求
められ、1対の縫い領域E2に関する各針数番号毎の針
落ち位置<12>〜<15>、<31>〜<34>が求
められ、1対の縫い領域E3に関する各針数番号毎の針
落ち位置<16>〜<17>、<29>〜<30>が求
められ、更に縫い領域E4に関する各針数番号毎の針落
ち位置<18>〜<28>が求められ、これら45針分
の針落ち位置データに基づいて、鳩目穴かがり縫目DN
が加工布に形成される。
【0052】一方、図4〜図5に示すように、鳩目用の
下メス9とハンマー12と押え支持具18,19を取り
外して、菊穴用の下メス9Aとハンマー12Aと押え支
持具18A,19Aを取付けるとともに、モード切換え
用ジャンパー39をモード切換えラインCLに取付けら
れて、菊穴モードが設定される。そして、先メス仕様の
ときには、ハンマー12Aと下メス9Aとの協働により
加工布に菊穴CHが形成された後、3つの項目「菊穴部
の直径」、「一周の針数」、「重ね縫いの針数」の基本
データに関して、所望の数値が夫々入力設定される。こ
れにより、これら4つの項目からなる基本データに基づ
いて、菊穴かがり縫いの為の縫目データが作成されて縫
目データメモリ43aに格納され、この縫目データメモ
リ43aから読み出した各針数番号毎の針落ち位置デー
タに基づいて、各モータ29,35,37が制御され
て、加工布には菊穴かがり縫目CMが形成される。
【0053】例えば、菊穴かがり用の基本データについ
て、「菊穴部の直径」として任意の数値「4mm」、「一
周の針数」として「12」、糸ほつれを防止する為の
「重ね縫いの針数」として「2」が入力設定されると、
これら基本データに基づいて、図20に示すように、内
針に関して各針数番号毎の針落ち位置<1>、<2>、
<3>、<4>・・・・<14>が求められ、外針に関
して各針数番号毎の針落ち位置(1)、(2)、
(3)、(4)・・・・(14)が求められ、これら1
4針分の針落ち位置データに基づいて、菊穴かがり縫目
CMが加工布に形成される。
【0054】このように、送り台14を、X方向駆動モ
ータ35の駆動によりX方向(左右方向)に送り移動す
るX方向移動機構と、Y方向駆動モータ37の駆動によ
りY方向(前後方向)に送り移動するY方向移動機構と
を設けるとともに、ルーパー6aが設けられたルーパー
土台6と針棒4とを、θ方向駆動モータ31及びギヤ機
構7からなる回動機構8により一体的に回動するように
し、また鳩目穴用の下メス9とハンマー12及び押え支
持具18,19と、菊穴用の下メス9Aとハンマー12
A及び押え支持具18A,19Aとを択一的に装着する
ように構成するとともに、モード切換え用ジャンパー3
9をモード切換えラインCLに接続するか否かにより鳩
目穴モードと菊穴モードとを切換えて設定するように
し、操作パネル28から設定モードに応じた穴かがり用
の基本データを入力設定するように構成し、更に設定モ
ードに応じた穴かがり用の縫目データを作成し、この縫
目データに基づいてこれらモータ31,35,37を駆
動制御するようにしたので、モード切換え用ジャンパー
39によりモードを設定して、その設定されたモードに
応じた下メスとハンマー及び押え支持具を択一的に装着
する一方、基本データを入力するだけで、鳩目穴かがり
縫目DNと菊穴かがり縫目CMとを、簡単に切換えて、
しかも見栄え良く綺麗に縫製することができる。
【0055】尚、基本データのうちの「重ね縫いの針
数」や「鳩目上部の針数」の代わりに、縫い角度で入力
設定するように構成したり、θ方向駆動モータ31やX
方向駆動モータ35及びY方向駆動モータ37として、
サーボモータ等の各種の電動モータを用いて構成した
り、ホストコンピュータやパーソナルコンピュータなど
の電子機器により鳩目穴かがり用の縫目データや菊穴か
がり用の縫目データを予め作成して記憶しておき、必要
に応じてその縫目データを外部の電子機器から読み込ん
で、鳩目穴かがりや菊穴かがりを選択的に縫製するよう
に構成する等、前記実施形態に関し、既存の技術や当業
者に自明の技術に基いて種々の変更を加えることもあり
得る。更に、種々の穴かがりミシンに本発明を適用し得
ることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る穴かがりミシンによれ
ば、送り台を電動モータでX方向に送り移動させるX送
り手段と、送り台を電動モータでX方向に直交するY方
向に送り移動させるY送り手段と、ルーパーが設けられ
たルーパー土台と針棒とを電動モータで回動させる回動
手段とを設け、少なくとも鳩目穴用のメスと菊穴用のメ
スとを適宜交換するだけで、鳩目穴かがり縫目や菊穴か
がり縫目の為の縫目データさえ作成すれば、この縫目デ
ータに基づいてこれらX送り手段とY送り手段と回動手
段とを夫々駆動することで、所望の鳩目穴かがり縫目や
菊穴かがり縫目を縫製することができる。
【0057】請求項2に係る穴かがりミシンによれば、
請求項1と同様の効果を奏するが、加工布に鳩目穴を形
成する鳩目穴用のメスとハンマー及び鳩目穴かがり用の
押え足と、加工布に菊穴を形成する菊穴用のメスとハン
マー及び菊穴かがり用の押え足とを備え、鳩目穴用のメ
スとハンマーと押え足と、菊穴用のメスとハンマーと押
え足とを、択一的に装着するように構成したので、鳩目
穴かがりに適した鳩目穴用のメスとハンマーと押え足と
を装着することで、鳩目穴かがり縫目を綺麗に形成で
き、また菊穴かがりに適した菊穴用のメスとハンマーと
押え足とを装着することで、菊穴かがり縫目を綺麗に形
成できる。
【0058】請求項3に係る穴かがりミシンによれば、
請求項1又は請求項2と同様の効果を奏するが、穴かが
りモード切換え手段と、設定された穴かがりモードに応
じて鳩目穴かがり用の基本データを入力設定する為の入
力手段と、その基本データに基づいて縫目データを作成
する縫目データ作成手段と、その縫目データに基づいて
X送り手段と、Y送り手段と、回動手段とを夫々制御す
る制御手段とを設けたので、穴かがりモードを切換えて
設定し、所望の穴かがり用の基本データを入力設定する
だけで、鳩目穴かがり縫いと菊穴かがり縫いとを簡単に
切換えて縫製することができる。
【0059】請求項4に係る穴かがりミシンによれば、
請求項3と同様の効果を奏するが、鳩目穴かがり用の基
本データは、鳩目穴の直線状の足部と平行な縫い長さ
と、縫目ピッチと、鳩目穴の半円状の鳩目上部の針数と
を含むので、鳩目の大きさや縫目粗さなどを任意に設定
することができ、また菊穴かがり用の基本データは、菊
穴部の大きさのデータと、一周分の針数のデータと、ほ
つれ防止の為の重ね縫いの針数のデータとを含むので、
菊穴部の大きさや一周分の針数を任意に設定できる上、
重ね縫いの針数により、糸ほつれを防止でき且つ見栄え
の良い縫目を形成することができる。
【0060】請求項5に係る穴かがりミシンによれば、
請求項1又は請求項2と同様の効果を奏するが、鳩目穴
かがり縫いを行う鳩目穴モードと、菊穴かがり縫いを行
う菊穴モードとを択一的に設定する穴かがりモード切換
え手段と、そのモード切換え手段で設定されたモードに
応じた縫目データを外部から受けて、その縫目データに
基づいて、X送り手段とY送り手段と回動手段とを夫々
制御する制御手段とを設け、モード切換え手段で設定さ
れたモードに応じて外部から受けた縫目データに基づい
て、X送り手段とY送り手段と回動手段とを夫々制御し
て、鳩目穴かがり縫目又は菊穴かがり縫目を形成するの
で、鳩目穴かがりと菊穴かがりとを択一的に縫製できる
上、穴かがり縫いを迅速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る、穴かがりミシンの側
面図である。
【図2】鳩目穴用の下メスとハンマー及び押え足を装着
した穴かがりミシンの送り台の部分平面図である。
【図3】鳩目穴用の下メスとハンマー及び押え足を装着
した穴かがりミシンの送り台の部分側面図である。
【図4】菊穴用の下メスとハンマー及び押え足を装着し
た図2相当図である。
【図5】菊穴用の下メスとハンマー及び押え足を装着し
た図3相当図である。
【図6】穴かがりミシンの制御系のブロック図である。
【図7】操作パネルの平面図である。
【図8】パラメータメモリに格納されたデータを説明す
る図表である。
【図9】穴かがり縫製制御のルーチンの概略フローチャ
ートである。
【図10】鳩目穴かがり縫目データ作成処理制御の概略
フローチャートである。
【図11】パラメータ演算処理制御の概略フローチャー
トである。
【図12】足部の縫目データ作成処理制御の概略フロー
チャートである。
【図13】傾斜部の縫目データ作成処理制御の概略フロ
ーチャートである。
【図14】小円弧部の縫目データ作成処理制御の概略フ
ローチャートである。
【図15】大円弧部の縫目データ作成処理制御の概略フ
ローチャートである。
【図16】縫目データ完成処理制御の概略フローチャー
トである。
【図17】菊穴かがり縫目データ作成処理制御の概略フ
ローチャートである。
【図18】鳩目穴用の下メスの形状を説明する説明図で
ある。
【図19】鳩目穴かがりの縫目を説明する説明図であ
る。
【図20】菊穴かがりの縫目を説明する説明図である。
【符号の説明】
M 穴かがりミシン 3 縫針 4 針棒 6 ルーパー土台 6a ルーパー 9 鳩目穴用下メス 9A 菊穴用下メス 12 鳩目穴用ハンマー 12A 菊穴用ハンマー 14 送り台 16、17 鳩目穴用押え足 16A、17A 菊穴用押え足 28 操作パネル 28a LEDディスプレイ 31 θ方向駆動モータ 35 X方向駆動モータ 37 Y方向駆動モータ 39 モード切換え用ジャンパー 40 制御装置 41 CPU 42 ROM 43 RAM
フロントページの続き (72)発明者 舟橋 暁洋 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 安藤 英夫 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫針とルーパーとが協働した縫目形成動
    作を繰り返して、送り台にセットされた加工布に穴かが
    り縫いを施す穴かがりミシンにおいて、 前記送り台をミシンモータとは独立の電動モータでX方
    向に送り移動させるX送り手段と、 前記送り台をミシンモータとは独立の電動モータでX方
    向と直交するY方向に送り移動させるY送り手段と、 ルーパーが設けられたルーパー土台と針棒とをミシンモ
    ータとは独立の電動モータで回動させる回動手段と、 を備え、少なくとも鳩目穴用のメスと菊穴用のメスとを
    適宜交換することにより、鳩目穴かがり縫いと菊穴かが
    り縫いとを択一的に縫製可能にしたことを特徴とする穴
    かがりミシン。
  2. 【請求項2】 加工布に鳩目穴を形成する鳩目穴用のメ
    スとハンマー及び鳩目穴かがり用の押え足と、加工布に
    菊穴を形成する菊穴用のメスとハンマー及び菊穴かがり
    用の押え足とを備え、鳩目穴用のメスとハンマーと押え
    足と、菊穴用のメスとハンマーと押え足とを、択一的に
    装着するように構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の穴かがりミシン。
  3. 【請求項3】 鳩目穴かがり縫いを行う鳩目穴モード
    と、菊穴かがり縫いを行う菊穴モードとを択一的に設定
    する穴かがりモード切換え手段と、 前記モード切換え手段で設定されたモードに応じた穴か
    がり用の基本データを入力設定する為の入力手段と、 前記入力手段で設定された基本データに基づいて、モー
    ド切換え手段で設定されたモードに応じた1針毎の針落
    ち位置及び針棒の回動量を含む穴かがり用の縫目データ
    を作成する縫目データ作成手段と、 前記縫目データ作成手段で作成された縫目データに基づ
    いて、X送り手段とY送り手段と回動手段とを夫々制御
    する制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の穴かがりミシン。
  4. 【請求項4】 鳩目穴かがり用の基本データは、鳩目穴
    の直線状の足部と平行な縫い長さと、縫目ピッチと、鳩
    目穴の半円状の鳩目上部の針数とを含み、菊穴かがり用
    の基本データは、菊穴部の大きさのデータと、一周分の
    針数のデータと、ほつれ防止の為の重ね縫いの針数のデ
    ータとを含むことを特徴とする請求項3に記載の穴かが
    りミシン。
  5. 【請求項5】 鳩目穴かがり縫いを行う鳩目穴モード
    と、菊穴かがり縫いを行う菊穴モードとを択一的に設定
    する穴かがりモード切換え手段と、 そのモード切換え手段で設定されたモードに応じた縫目
    データを外部から受けて、その縫目データに基づいて、
    X送り手段とY送り手段と回動手段とを夫々制御する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の穴かがりミシン。
JP13958296A 1996-05-08 1996-05-08 穴かがりミシン Pending JPH09294884A (ja)

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