JP4692184B2 - 鳩目穴かがりミシン - Google Patents

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Description

本発明は、鳩目穴かがりミシンに関し、特にメスにより鳩目穴を形成してから鳩目穴かがり縫目を縫製する先メスモードと、鳩目穴かがり縫目を縫製してから鳩目穴を形成する後メスモード、鳩目穴を形成しないで鳩目穴かがり縫目だけを縫製するメス無しモードの何れかを用いて鳩目穴かがり縫いが可能なものに関する。
従来、針棒やルーパーを有する鳩目穴かがりミシンにおいては、鳩目穴かがり縫いに供する被縫製物を載置する送り台が設けられ、被縫製物に鳩目穴かがり縫目が縫製されるとと共に、この鳩目穴かがり縫目の中央部に鳩目穴が、「先メスモード」と「後メスモード」の何れかで形成されるようになっている。
例えば、特許文献1に記載の鳩目穴かがりミシンは、脚部の縫目ピッチと、鳩目穴形成用の下メスのメス形状を指定する番号と、鳩目穴形成の時期(先メス、メス無、後メス)とをパラメータとして、直線状の脚部の縫目密度とバランスする鳩目部の標準針数を、予め設定した針数テーブルをROMのテーブルメモリに設けてある。
それ故、鳩目穴かがり縫目を縫製するに際して、操作パネルを介して、「先メスモード」が設定された場合には、鳩目穴を形成してから鳩目穴かがり縫目が縫製される。一方、「後メスモード」が設定された場合には、鳩目穴かがり縫目を縫製してから鳩目穴が形成されるようにしてある。
ところで、鳩目穴形成時期が「後メスモード」で鳩目穴かがり縫目を形成した後、縫目の途中で糸切れが発生していたり、縫目が欠落していることに気付いた場合、作業者は、全ての縫糸を解いた後、鳩目穴が既に形成されている為、鳩目穴形成時期が「先メスモード」で縫い直しすることがある。
この場合、「後メスモード」で形成された鳩目穴かがり縫目HAは、図10に示すように、脚部Hfの縫目を縫製する為の内針(A1〜A6,A14〜A18)は鳩目穴のうちの直線穴部の直ぐ外側に形成されるとともに、鳩目部Hhの縫目を縫製する為の内針(A7〜A13)は、鳩目穴のうちの鳩目穴部の直ぐ外側に形成されている。
一方、「先メスモード」で形成された鳩目穴かがり縫目は、図9に示すように、脚部hfの縫目を縫製する為の内針(A1〜A6,A14〜A18)は鳩目穴のうちの直線穴部に一致する位置に形成されるとともに、鳩目部Hhの縫目を縫製する為の内針(A7〜A13)は、鳩目穴のうちの鳩目穴部の直ぐ内側に形成されている。
即ち、「先メスモード」における内針(A1〜A18)の針落ち位置が「後メスモード」における内針(A1〜A18)の針落ち位置よりも内側に移動している分だけ、「先メスモード」による縫目の縫目幅は「後メスモード」による鳩目穴かがり縫目の縫目幅よりも短くなっている。
一般に、内針と外針の間の針振り幅は針振り機構により機械的に発生させてあるので、作業者は、手作業で針振り幅を大きくするように針振り機構を調節してから、「先メスモード」(又は「メス無しモード」)で縫い直すようにしている。或いは、操作パネルによりる針振り幅補正値を設定でき、この針振り幅補正値に基づいて送り台の移動させることにより、針振り幅を大きくする針振り幅補正機能を有している場合には、その針振り幅補正値を大きな値に設定することで、「先メスモード」(又は「メス無しモード」)で縫い直すようにしている。
特開平10−328454号公報 (第4〜5頁、図9)
前述したように、特許文献1に記載の鳩目穴かがりミシンにおいては、「後メスモード」により、鳩目穴かがり縫目を形成して鳩目穴を形成した後の「先メスモード」による縫い直しに際して、鳩目穴かがり縫目の縫目幅を大きくする為に、手作業で針振り機構の針振り量を調節する場合には、縫い直し後に、縫目長さが元の長さになるように、手作業で針振り機構の針振り幅を再度調節しなければならず、調節作業が煩わしいという問題がある。
一方、針振り幅補正機能を用いて、針振り幅補正値を大きな値に変更してから「先メスモード」により縫い直しを行う場合にも、縫い直し後に、縫目幅が元の所定幅になるように、針振り幅補正値を元の設定値に再度設定しなければならず、この場合にも、設定値の設定作業が煩わしいという問題がある。
本発明は、以上のような問題点を解消する為になされたものであり、後メスモードにより鳩目穴かがり縫いと鳩目穴形成とを実行した後の縫い直しに際して、縫目幅変更を不要にでき、縫い直し作業の簡単化を図ることを目的とするものである。
請求項1の鳩目穴かがりミシンは、上下駆動される針棒と、被縫製物を保持する送り台を有しこの送り台と共に被縫製物を送る送り装置と、ハンマーとメスとを含む穴開け機構とを有し、被縫製物に鳩目穴かがり縫目と鳩目穴とを形成する鳩目穴かがりミシンにおいて、鳩目穴かがり縫目の諸元の設定データに基づいて、鳩目穴かがり縫目形成後に穴開け機構で鳩目穴を形成する為の後メス縫製データを作成する第1縫製データ作成手段と、鳩目穴を形成後に鳩目穴かがり縫目を形成する為の先メス縫製データを作成する第2縫製データ作成手段とを備え、後メス縫製データに基づいて鳩目穴かがり縫目を形成してから鳩目穴を形成後に、鳩目穴かがり縫目を縫い直す為の縫い直し縫製データを作成する縫い直し縫製データ作成手段を設け、この縫い直し縫製データ作成手段は、第2縫製データ作成手段で作成する先メス縫製データに、送り台の移動を介して鳩目穴かがり縫目の縫目幅を設定量だけ増大させる修正を加えるように構成されたものである。
鳩目穴かがり縫目を縫製後に穴開け機構で鳩目穴を形成する後メスモードが設定された場合には、第1縫製データ作成手段により、後メス縫製データが作成される。また、鳩目穴を形成後に鳩目穴かがり縫目を縫製する先メスモードが設定された場合には、第2製データ作成手段により、先メス縫製データが作成される。
ところで、後メス縫製データに基づいて鳩目穴かがり縫目を形成してから鳩目穴を形成後に、鳩目穴かがり縫目を縫い直す縫い直しモードが設定されると、縫い直し縫製データ作成手段により、縫い直し縫製データが作成される。この縫い直し縫製データによれば、内針と外針との間の縫目幅は、先メスモードによる縫目幅よりも、設定量だけ増大させて修正されている。それ故、恰も後メスモードで縫製したのと同様の縫目幅を有する鳩目穴かがり縫目が縫製される。
請求項2の鳩目穴かがりミシンは、請求項1において、前記縫い直し縫製データ作成手段は、縫い直し指令手段からの縫い直し指令を受けて縫い直し縫製データを作成するものである。
請求項3の鳩目穴かがりミシンは、請求項1又は2において、前記縫い直し縫製データ作成手段は、縫目幅を設定値だけ増大させる為に、内針に対する外針の針落ち位置を内針から離隔する方向に移動させるものである。
請求項4の鳩目穴かがりミシンは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記縫い直し縫製データ作成手段は、縫目幅を増大させる設定量を予め記憶しているものである。
請求項1の発明によれば、針棒と送り台を有する送り装置と穴開け機構とを有し、被縫製物に鳩目穴かがり縫目と鳩目穴とを形成する鳩目穴かがりミシンにおいて、後メス縫製データを作成する第1縫製データ作成手段と、先メス縫製データを作成する第2縫製データ作成手段とを備え、更に、縫い直し縫製データを作成する縫い直し縫製データ作成手段を設けたので、縫い直しモードの設定により作成される縫い直し縫製データによれば、内針と外針との間の縫目幅を、先メスモードによる縫目幅よりも設定量だけ増大される為、恰も後メスモードで縫製したのと同様に、所定の縫目幅を有する鳩目穴かがり縫目を綺麗に縫製することができる。
しかも、鳩目穴かがり縫目の縫い直しに際しては、針振り機構による針振り量を手作業で調節したり、針振り幅補正機能による針振り補正値を設定し直す等の煩雑な作業を一切省略できる為、縫い直し作業の簡単化且つ迅速化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、前記縫い直し縫製データ作成手段は、縫い直し指令手段からの縫い直し指令を受けて縫い直し縫製データを作成するので、縫い直し指令手段から何らかの縫い直し指令を出力するだけで、縫い直し縫製データを自動的に作成することができ、縫い直し作業の迅速化が図れ、サイクルタイムを格段に短縮化することができる。その他請求項1と同様の効果を奏する。
請求項3の発明によれば、前記縫い直し縫製データ作成手段は、縫目幅を設定値だけ増大させる為に、内針に対する外針の針落ち位置を内針から離隔する方向に移動させるので、縫目幅を後メスモードで縫製したのと同様に、正規の縫目幅が得られるとともに、各内針の針落ち位置は先メスモードと同様の針落ち位置であるため、鳩目穴が形成された布縁部を確実に縫い込むことができる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
請求項4の発明によれば、前記縫い直し縫製データ作成手段は、縫目幅を増大させる設定量を予め記憶しているので、縫い直しに際して、その都度設定量を設定しなくてよい為、縫い直し作業の簡単化及び迅速化が図れるとともに、設定量を変更する変更忘れや設定値間違い等、不慮の事故を確実に防止することができる。その他請求項1〜3の何れかと同様の効果を奏する。
本実施形態の鳩目穴かがりミシンは、後メスモードにて鳩目穴かがり縫目と鳩目穴を形成した後、縫糸を解いてからメス無しモードにて縫い直しを行う場合には、縫目幅を自動的に所定値だけ増大させ、恰も、後メスモードにて縫製したような鳩目穴かがり縫目を縫製できるようにしてある。
図1,図2に示すように、鳩目穴かがりミシン1は、鳩目穴かがり縫目HA,HB,HR(図9,図10,図16参照)と鳩目穴を形成するものであり、上方を開放した略矩形箱状をなすベッド台2と、そのベッド台2に嵌め込むように載置されたベッド部3と、そのベッド部3の後方部から立設される脚柱部4と、その脚柱部4の上部から前方に延びるアーム部5等を有し、ミシンテーブル6上に載置固定されている。
このミシンテーブル6には、図示を省略するが、針棒7の上下動及び揺動やルーパー機構等を同期駆動させる縫製機構の駆動源となるミシンモータ、鳩目穴かがり縫目の諸元を設定可能な操作パネル9(図3参照)、足踏み式の起動・停止スイッチ30(図4参照)等が設けられ、更に各機構の作動を制御するマイクロコンピュータからなる制御装置20(図4参照)も設けられている。
操作パネル9には、図3に示すように、小型の液晶ディスプレイ9aと、縫製モードとして、「通常縫製」のモード設定を点灯により示す表示ランプ9bと、本願特有の「縫い直し」のモード設定を点灯により示す表示ランプ9cと、これらの縫製モードを切り替える切替えキー9dに加えて、メス動作モードとして、従来と同様の「先メス」と「後メス」と「メス無し」のうちの何れかを選択可能な状態を点灯により示す表示ランプ9eが設けられている。
更に、操作パネル9には、鳩目穴かがり縫目の諸元である「縫い長さ」と「ピッチ」と「鳩目部針数」の何れかの設定項目を選択したときに点灯する表示ランプ9f〜9h、縫い直し時の針振り幅補正の設定項目を選択したときに点灯する表示ランプ9i、これらの設定項目を順次切換える選択キー9j、「先メス」と「後メス」と「メス無し」を切り替えたり設定値を増加させる増加キー9k及び設定値を減少させる減少キー9mと、各設定項目の設定値を元のデフォルト値に復帰させるリセットキー9n等が設けられている。
ここで、図9に示すように、「縫い長さ」とは鳩目穴かがり縫目の長さを規定するメス全体の長さL(mm)である。「ピッチ」とは鳩目穴かがり縫目HA,HB,HRの脚部Hfにおける縫目間寸法P(mm)である。また、「鳩目部針数」とは鳩目部Hhのうちの半円状部分における針数である。
アーム部5の先端下部には、縫針8を備えた針棒7が上下動可能に設けられ、詳しく図示はしないが、ミシンモータの駆動により回転する主軸の回転力がカム機構に伝達され、針振り機構により針棒7が所定の針振り幅Wだけ左右に揺動しながら上下駆動されるようになっている。この場合、主軸が2回転する毎に、針棒76は左側揺動位置(内針位置)と右側揺動位置(外針位置)とに揺動するようになっている。
また、ベッド部3には、針棒7に対向するように2個のルーパー(図示略)を備えたルーパー土台10が設けられ、これら2個のルーパーは図示しないカム機構を介して主軸の回転により、針棒7の上下動と調時して駆動されるようになっている。また、針棒7及びルーパー土台10はベッド部3内に設けられたθ方向駆動モータ38及びギヤ機構からなる回動機構(図示略)により、夫々水平面において、鉛直軸周りに一体的に回動するようになっている。
ベッド部3には、ルーパー土台10の後方側に位置して固定配置された鳩目穴を形成する為のメス11が着脱可能に取付けられるとともに、このメス11に対して上方より接離する打ち抜き用ハンマー12が揺動可能に設けられている。
この打ち抜き用ハンマー12の先端部には、ハンマー13が着脱可能に取付けられている。その打ち抜き用ハンマー12はベッド部3内に設けられた図示外のエアシリンダ等からなるハンマー駆動機構により駆動され、ハンマー13とメス11の協働により、略円形状の鳩目穴部とこれに連なる直線状の脚穴部とからなる鳩目穴が加工布に穿孔されるようになっている。ここで、これらメス11とハンマー13等から穴開け機構が構成されている。
ベッド部3の上面部には、図1,図2に示すように、鳩目穴かがり縫いに供する加工布がセットされる送り台15が設けられている。この送り台15は、全体として薄形の矩形箱状をなし、ルーパー土台10及びメス11に対向する部位が開放されている。また、この送り台15の上面には、図示を省略するが、金属製からなる左右1対のクロスプレートが夫々設けられている。
ベッド部3内には、この送り台15を、ステッピングからなるX方向駆動モータ16の駆動によりX方向(左右方向)に送り移動させるX方向移動機構(図示略)と、ステッピングモータからなるY方向駆動モータ17の駆動によりY方向(前後方向)に送り移動させるY方向移動機構(図示略)とが設けられている。
次に、鳩目穴かがりミシン1の制御系の概要について、図4のブロック図に基づいて説明する。
鳩目穴かがりミシン1の制御装置20は、CPU21とROM22とRAM23及び不揮発性メモリ24等を含むマイクロコンピュータと、そのマイクロコンピュータにデータバスなどのコモンバス25を介して接続された入力インターフェース26及び出力インターフェース27等から構成されている。
入力インターフェース26には、起動・停止スイッチ30と、図示しない布押えに連結された布押えスイッチ31と、タイミング信号発生器32と、送り台15のX方向原点位置を設定するX方向原点センサ33及び送り台15のY方向原点位置を設定するY方向原点センサ34からの原点信号と、θ方向駆動モータ38のθ方向原点位置を設定するθ方向原点センサ35からの原点信号と、操作パネル9からの設定値信号等、種々の信号が供給される。
出力インターフェース27からは、ミシンモータ36の為の駆動回路37と、θ方向駆動モータ38の為の駆動回路39と、打ち抜き用ハンマー12を駆動するエアシリンダ40に連結された電磁切換え弁41の為の駆動回路42と、送り台15を移動駆動するX方向駆動モータ16の為の駆動回路43と、Y方向駆動モータ17の為の駆動回路44に加えて、操作パネル9の表示ランプ9b,9c,9e〜9iに表示信号が供給される。
ROM22には、後述する複数の設定パラメータ(諸元)に基づいて、後メス縫製データを作成する後メス縫製データ作成プログラム及び先メス縫製データを作成する先メス縫製データ作成プログラム、縫い直し縫製データを作成する縫い直し縫製データ作成プログラムに加えて、作成された縫製データに基づいてモータ16,17,36,38及び電磁切換え弁41を駆動制御して送り台15や回転機構等の縫製機構を駆動するための駆動制御プログラム、後述する本願特有の縫製データ作成制御のための制御プログラムなどが格納されている。
また、RAM23には、鳩目穴かがり縫いに際して、作成された鳩目穴かがり縫いの縫製データを格納する縫製データメモリに加えて、各種のワークメモリ、バッファやポインタなどが設けられている。
EEPROM(電気的に書き換え可能なROM)等からなる不揮発性メモリ24には、図5に示すように、後メスモードと先メスモードとメス無しモードに共通に使用される諸元テーブルを格納した設定値メモリ24aと、図6に示すように、メス11の輪郭線に基づいて、メス11の幾分外側に想定された仮想後メス輪郭線11A(図9参照)の輪郭線データと、メス11の幾分内側に想定された仮想先メス輪郭線11B(図10参照)の輪郭線データとを格納した仮想輪郭線メモリ24bと、鳩目穴かがり縫目HA,HB,HRを後メスモードで縫製してからメス無しモードで縫い直す際に使用する針振り幅補正値Aの値「0.5mm」を格納した針振り幅補正値メモリ24cとが設けられている。
前述した後メス/先メス/メス無し共通諸元テーブル6には、図5に示すように、諸元内容である各種の「設定パラメータ」と、「設定許容値」と、作業者が設定した「設定値」と、「デフォルト値」とが表形式で記憶さている。但し、操作パネル9から設定された設定値は、設定パラメータ毎に任意の数値に書き換えが可能になっている。
次に、鳩目穴かがりミシン1の制御装置20により実行される縫製データ作成制御のルーチンについて、図8フローチャートに基づいて説明する。但し、図中符号Si(i=11、12、13・・・)は各ステップである。
鳩目穴かがりミシン1において、操作パネル9から各種の設定項目毎に所望の設定値が設定され、起動・停止スイッチ30が操作されるとこの制御が開始される。この制御が開始されると、先ず、メス動作として「後メスモード」が設定されている場合に(S11)、縫製モードとして、通常縫製モードが設定されている場合には(S12)、通常の後メス縫製データが作成される(S15、S16)。即ち、先ず、縫い長さLに所定の補正値(0.2mm)を加算した補正縫い長さLhが求められる(S15)。
次に、補正縫い長さLhと、ピッチPと、鳩目部Hh針数Nと、仮想輪郭線メモリ24bの仮想後メス輪郭線11Aデータとに基づいて、各内針(A1〜A18)が仮想後メス輪郭線11A上に針落ちする後メス縫製データが作成され(S16)、この制御を終了する。ここで、これらS15〜S16が後メス縫製データ作成プログラムに相当する。
一方、メス動作として「メス無しモード」又は「先メスモード」が設定されている場合には(S11)、通常の先メス(メス無し)縫製データが作成される(S17、S18)。即ち、先ず、縫い長さLに所定の補正値(0.5mm)を差し引いた補正縫い長さLhが求められる(S17)。
次に、補正縫い長さLhと、ピッチPと、鳩目部Hh針数Nと、仮想輪郭線メモリ24bの仮想先メス輪郭線11Bデータとに基づいて、各内針(A1〜A18)が仮想先メス輪郭線11B上に針落ちする先メス縫製データが作成され(S18)、この制御を終了する。ここで、これらS17〜S18が先メス縫製データ作成プログラムに相当する。
ところで、後メスモードにより、鳩目穴かがり縫目HAが形成されてから鳩目穴が形成されたときに、縫目の欠落が有ったり、糸切れが発生していた場合、作業者は、全ての縫糸を解いた後、鳩目穴かがり縫目HAの全部を縫い直すことがある。その場合、操作パネル9において、切り替えキー9dを操作して、「縫い直しモード」を設定する(図12参照)。但し、このときの操作パネル9のディスプレイ9aには、「後メス」が表示されている。
このように縫製モードを「縫い直しモード」に変更して、起動・停止スイッチ30が操作されると、この制御が開始される。この場合の縫製モードは「縫い直しモード」であるため(S12)、縫い直し縫製データが作成される(S13〜S14)。即ち、先ず、縫い長さLに所定の補正値(0.5mm)を差し引いた補正縫い長さLhが求められる(S13)。
次に、補正縫い長さLhと、ピッチPと、鳩目部Hh針数Nと、針振り補正値Aと、仮想先メス輪郭線11Bデータとに基づいて、各内針(A1〜A18)が仮想先メス輪郭線11B上に針落ちする先メス縫製データが作成され(S14)、この制御を終了する。ここで、これらS13〜S14が縫い直し縫製データ作成プログラムに相当する。
次に、このように構成された縫製データ作成の作用及び効果について説明する。
図3に示すように、縫製モードとして「通常縫製」が選択され、メス動作モードとして「先メス」が選択され、しかも各種の設定パラメータとして、図5に示すような設定値が夫々設定してある。この場合には、縫製開始に先立って、前述したように、先メス縫製データが作成される(S17〜S18)。
この先メスモードでは、先ず、メス11により鳩目穴が形成された後、後微小寸法(例えば、約0.5mm)ではあるが、布押えと針板とで布開きが実行され、加工布の鳩目穴側の縁部に、仮想先メス輪郭線11Bから左右両方向に夫々布開き幅α(約0.5mm)が確保される。ここで、図9において、符号Foは布開きされた加工布の鳩目穴側の縁部を示す。その後、作成された先メス縫製データに基づいて、針振り機構による針振り幅Wを介して、鳩目穴かがり縫目HBが縫製される。
この場合、図9に示すように、各内針(A1〜A18)の針落ち位置は、仮想先メス輪郭線11B上でにあり、各外針(B1〜B17)は対応する各内針(A2〜A18)に対して、針振り幅Wだけ離隔した位置である。即ち、布開き幅αは約0.5mmであるので、実質的な縫目幅は、針振り幅W−布開き幅αになっている。
一方、図11に示すように、縫製モードとして「通常縫製」が選択され、メス動作モードとして「後メス」が選択され、しかも各種の設定パラメータとして、図5に示すような設定値が夫々設定してある。この場合には、縫製開始に先立って、前述したように、後メス縫製データが作成される(S15〜S16)。
この後メスモードでは、図10に示すように、このようにして作成された後メス縫製データに基づいて鳩目穴かがり縫目HAが縫製された後、メス11により鳩目穴が形成される。各内針(A1〜A18)の針落ち位置は仮想後メス輪郭線11A上にあり、各外針(B1〜B17)は対応する各内針(A2〜A18)に対して、針振り幅Wだけ離隔した位置である。即ち、実質的な縫目幅は、針振り幅Wになっている。
ところで、図12に示すように、縫製モードとして「縫い直し」が選択され、メス動作モードとして「後メス」が選択され、しかも各種の設定パラメータとして、図5に示すような設定値が夫々設定してある。この場合には、図5に示す設定パラメータの設定値に加えて、図7に示す針振り幅補正値Aが適用され、縫製開始に先立って、前述したように、縫い直し縫製データが作成される(S13〜S14)。
ここで、縫い直し縫製データを作成する場合、先ず鳩目穴かがり縫目HRの直線状の脚部Hfについては、図13に示すように、複数の内針(A1,A2,A3・・・A6)に対する複数の外針(B1,B2,B3,B4,B5)の針落ち位置の各々が、針振り幅補正値Aだけ内針から離隔する方向に補正移動される。即ち、これら外針(B1,B2,B3,B4,B5)をより外方(+X方向)に移動させる為に、送り台15が針振り幅補正値Aだけ−X方向に補正移動される。
一方、鳩目穴かがり縫目HRの半円状の鳩目部Hhについては、図14に示すように、複数の内針(A8〜A10)に対する複数の外針(B8〜B10)の針落ち位置の各々が、針振り幅補正値Aだけ内針から離隔する方向に補正移動される。この場合、例えば、外針B8について説明すると、内針A9から外針B8に向かう直線のX軸に対する傾きをθとすると、三角関数を用いて、X座標の増加分は「Acosθ」、Y座標の増加分は「Asinθ」により求められる。
そこで、このようにして演算により求められた針落ち座標と、送り台座標との絶対座標を図15に夫々示す。このように、X方向及びY方向への増加分を加算することにより求められた縫い直しの為の外針(B1,B2,B3,・・・B7)の針落ち位置を、針振り機構により発生する針振り幅Wに対して、送り台15を移動させることにより、より外方(+X方向,+Y方向)に移動させる必要がある。
その為に、図15に示すように、送り台座標に基づいて、相対座標である送り台移動量が更に求められる。それ故、このように求められた送り台移動量に基づいて、送り台15が補正移動される。但し、各外針(B1〜B17)を縫製の後の各内針(A2〜A18)の針落ち位置については、外針(B1〜B17)の為に加算されたX方向増加分とY方向増加分だけ、夫々逆方向に移動復帰させるておく必要がある。
最終的に、図16に示すように、このようにして求められた縫い直し縫製データに基づいて、メス無しモードで鳩目穴かがり縫目HRが形成される。この場合、先メスモードと同様に、布押えと針板とで布開きが実行され、加工布の鳩目穴側の縁部に、仮想先メス輪郭線11Bから左右両方向に夫々布開き幅α(約0.5mm)が確保される。ここで、図16において、符号Foは布開きされた加工布の鳩目穴側の縁部を1点鎖線で示す。しかし、各内針(A1〜A18)の針落ち位置は、仮想先メス輪郭線11B上にある。
一方、各外針(B1〜B17)は対応する各内針(A2〜A18)に対して、針振り幅Wに針振り幅補正Aを加算した寸法だけ離隔した位置である。即ち、布開き幅αは約0.5mmであり、針振り幅補正値Aも約0.5mmであるので、実質的な縫目幅は、針振り幅Wになっている。
ここで、制御装置及20び縫製データ作成制御のS15〜S16等から第1縫製データ作成手段が構成され、制御装置20及び縫製データ作成制御のS16〜S17等から第2縫製データ作成手段が構成され、制御装置20及び縫製データ作成制御のS13〜S14等から縫い直し縫製データ作成手段が構成されている。
このように、縫製データ作成制御において、後メス縫製データを作成する後メス縫製データ作成プログラム、先メス縫製データを作成する先メス縫製データ作成プログラムを有し、更に、縫い直し縫製データを作成する縫い直し縫製データ作成プログラムを設けたので、縫い直しモードの設定により作成される縫い直し縫製データによれば、内針と外針との間の縫目幅を、先メスモードによる縫目幅よりも設定量だけ増大される為、恰も後メスモードで縫製したのと同様に、所定の縫目幅を有する鳩目穴かがり縫目HRを綺麗に縫製することができる。
しかも、鳩目穴かがり縫目HRの縫い直しに際しては、針振り機構による針振り量を手作業で調節したり、針振り幅補正機能による針振り幅補正値を設定し直す等の煩雑な作業を一切省略できる為、縫い直し作業の簡単化且つ迅速化を図ることができる。
また、縫い直し縫製データ作成プログラムは、操作パネル9により、縫製モードとして、「縫い直し」のモードが設定されると、縫い直し縫製データが作成されるので、縫い直しモードを設定するだけで、縫い直し縫製データを自動的に作成することができ、縫い直し作業の迅速化が図れ、サイクルタイムを格段に短縮化することができる。
また、縫い直し縫製データ作成プログラムは、縫目幅を設定値だけ増大させる為に、内針(A1〜A18)に対する外針(B1〜B17)の針落ち位置を内針(A1〜A18)から離隔する方向に移動させるので、縫目幅を後メスモードで縫製したのと同様に、正規の縫目幅が確実に得られるとともに、各内針(A1〜A18)の針落ち位置は先メスモードと同様の針落ち位置であるため、鳩目穴が形成された布縁部を確実に縫い込むことができる。
更に、制御装置20に設けた不揮発性メモリ24に有する針振り幅補正値メモリ24cは、縫目幅を増大させる針振り幅補正値Aを予め記憶しているので、縫い直しに際して、その都度、針振り幅補正値Aを設定しなくてよい為、縫い直し作業の簡単化及び迅速化が図れるとともに、針振り幅の補正値Aを変更する変更忘れや補正量Aの設定間違い等、不慮の事故を確実に防止することができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変更形態について説明する。
1〕針振り幅補正値Aは、布開き幅αと略同じ「0.5mm」を採用したが、布開き幅αの大きさに応じて適宜変更することが望ましい。
2〕操作パネル9において、後メスモードが設定された後、メス無しモード又は先メスモードに着替えられた場合に、縫い直しであると判定し、縫製データ作成制御のS13〜S14を実行するようにしてもよい。
3〕鳩目穴かがり縫目HA,HB,HRの諸元として、図5に示す設定項目(縫い長さ、縫目ピッチ、鳩目部Hh針数)だけでなく、「縫製速度」、「メススペース」、「鳩目形状」・・等の多数の設定項目を適宜追加することが可能である。
4〕本発明は以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、当業者でれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
本発明の実施形態に係る鳩目穴かがりミシンの斜視図である。 鳩目穴かがりミシンの側面図である。 操作パネルの平面図である。 鳩目穴かがりミシンの制御系のブロック図である。 後メス/先メス共通諸元の数値を示す図表である。 仮想輪郭線メモリの設定値を示す図表である。 針振り幅補正値を示す図表である。 縫製データ作成制御のフローチャートである。 先メスモードで縫製された鳩目穴かがり縫目を示す図である。 後メスモードで縫製された鳩目穴かがり縫目を示す図である。 操作パネルの平面図である。 操作パネルの平面図である。 縫い直しに際して脚部における外針の針落ち位置を求める説明図である。 縫い直しに際して鳩目部における外針の針落ち位置を求める説明図である。 縫い直し縫製データを示す図表である。 縫い直しされた鳩目穴かがり縫目を示す図である。
符号の説明
1 鳩目穴かがりミシン
7 針棒
8 縫針
11 メス
13 ハンマー
15 送り台
HR 鳩目穴かがり

Claims (4)

  1. 上下駆動される針棒と、被縫製物を保持する送り台を有しこの送り台と共に被縫製物を送る送り装置と、ハンマーとメスとを含む穴開け機構とを有し、被縫製物に鳩目穴かがり縫目と鳩目穴とを形成する鳩目穴かがりミシンにおいて、
    鳩目穴かがり縫目の諸元の設定データに基づいて、鳩目穴かがり縫目形成後に穴開け機構で鳩目穴を形成する為の後メス縫製データを作成する第1縫製データ作成手段と、鳩目穴を形成後に鳩目穴かがり縫目を形成する為の先メス縫製データを作成する第2縫製データ作成手段とを備え、
    前記後メス縫製データに基づいて鳩目穴かがり縫目を形成してから鳩目穴を形成後に、鳩目穴かがり縫目を縫い直す為の縫い直し縫製データを作成する縫い直し縫製データ作成手段を設け、この縫い直し縫製データ作成手段は、第2縫製データ作成手段で作成する先メス縫製データに、前記送り台の移動を介して鳩目穴かがり縫目の縫目幅を設定量だけ増大させる修正を加えるように構成されたことを特徴とする鳩目穴かがりミシン。
  2. 前記縫い直し縫製データ作成手段は、縫い直し指令手段からの縫い直し指令を受けて縫い直し縫製データを作成することを特徴とする請求項1に記載の鳩目穴かがりミシン。
  3. 前記縫い直し縫製データ作成手段は、縫目幅を設定値だけ増大させる為に、内針に対する外針の針落ち位置を内針から離隔する方向に移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の鳩目穴かがりミシン。
  4. 前記縫い直し縫製データ作成手段は、前記縫目幅を増大させる設定量を予め記憶していることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の鳩目穴かがりミシン。
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