JPH09133333A - 焼 却 炉 - Google Patents

焼 却 炉

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Publication number
JPH09133333A
JPH09133333A JP31613795A JP31613795A JPH09133333A JP H09133333 A JPH09133333 A JP H09133333A JP 31613795 A JP31613795 A JP 31613795A JP 31613795 A JP31613795 A JP 31613795A JP H09133333 A JPH09133333 A JP H09133333A
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JP
Japan
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incinerator
combustion chamber
pumice
molded body
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP31613795A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Maruyama
山 明 丸
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MAROO ZOKEI KK
Original Assignee
MAROO ZOKEI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼室の壁面に通気性を持たせたことによ
り、従前の焼却炉に比較して燃焼効率を著しく高めるこ
とができ、部品点数を減少し、且つ軽量で容易に運搬す
ることができ、熱膨脹によるクラックの発生を低減する
ことができる新規な焼却炉を提供する。 【解決手段】 ゼオライトと軽石とを略等重量部とした
混合物30に対し、約0.5〜1重量部程度のグラスフ
ァイバーを繋ぎ補強材として添加し、アルミナセメント
のセメントペーストを繋ぎ材として、少なくとも空隙率
が5%程度となる筒壁体14,15,16を組立て解体
自在に組み合わせて通気性筒状燃焼室20を形成し、上
部にゴミ投入口171と煙突176とを形成し、燃焼室
20下部に灰掻き出し口141を形成した焼却炉12。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】この発明は、一般家庭等で庭先に設置
し、可燃性のゴミを手軽に焼却処分するための簡易焼却
炉に関するものであり、金属製のもののように、ゴミの
燃焼によって酸化腐食したり、加熱されて膨脹変形する
等して耐久性に支障を来すことがなく、しかも、従前ま
でのコンクリート製焼却炉に比較しても、可搬性や燃焼
効率性が改善されると共に、極力有害排煙の発生、放出
を抑制することが可能となる新規な構造からなる簡易焼
却炉を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、都市のゴミ処理問題は、大きな社
会問題となっており、ゴミ処理のための施設が不足して
いる現状のなか、空缶や空瓶等の燃えないゴミを資源と
して再利用するリサイクルや、微生物等の利用で家庭内
で生ゴミの処理を可能にする生ゴミ処理装置等が多く利
用されるようになってきている。こうした現状にあっ
て、都市部を離れて一戸建てに住む家庭では、昔ながら
の家庭用焼却炉を利用した家庭毎のゴミの焼却が行われ
ている。こうしたゴミの焼却は、耐火コンクリート製の
焼却炉や、鉄板製の焼却炉を利用して行われている。図
6の焼却炉の正面図、および図7の焼却炉の側断面図に
示される耐火コンクリート製の焼却炉1は、その本体を
構成するコンクリート部品が、耐火セメントとして知ら
れるアルミナセメントに水を混合することで作り出され
たセメントペーストに砂や砂利等の骨材を混合し、この
生コンクリートを型に流し込み養生することにより作成
されたものである。
【0003】この従前までの焼却炉1は、例えば、四角
板状のベース2を備え、このベース2の上部には、ベー
ス2の輪郭形状に適合する筒状に形成された下部筒壁体
3が載置され、該下部筒壁体3の前面に対応する周面部
分には、ベース2との接合部の一部が矩形状に切除され
ることによって、焼却炉1内から焼却後の灰を掻き出す
為の灰取口31が形成されている。そして、この灰取口
31には、灰取口31の開口形状に対応する矩形箱状に
形成された煉瓦蓋41が嵌合され、この煉瓦蓋41の外
側面中央部に、鉄棒を折曲して形成したハンドル43の
両端が植設されており、中央下部には、三角形状断面の
通気口42が形成されている。このような周壁部が形成
された下部筒壁体3の内側には、複数本の鉄棒を折曲す
る等して格子状に組合せ溶接することによって形成され
たロストル44が挿入されいており、燃焼室7の下部に
酸素供給のための通気容積部71を構成している。
【0004】下部筒壁体3の上部には、平面視形状が下
部筒壁体3と同一形状に形成された中部筒壁体5が積層
状態に載置されており、更に、中部筒壁体5の上部には
中部筒壁体5と同一形状の上部筒壁体6が積み重ねられ
ている。こうして筒壁体3,5,6が3段に積み上げら
れたことにより構成された焼却炉1の燃焼室7の上部に
は天板8が設けられており、この天板8の前方には上下
方向である厚み方向に貫通されたゴミ投入口82が形成
され、このゴミ投入口82には開閉蓋9が装備されてい
る。開閉蓋9は下側縁部に段差部92が形成されゴミ投
入口82に一部を没して滑り動きを防止する構造とさ
れ、上部中央部には基端部が埋設された鉄棒を折曲して
形成されたハンドル93が設けられている。更に、天板
8の後部には上下方向に貫通する如く排気口83が形成
されている。この排気口83には上方に延長される煙突
10が基部に形成されたフランジ部101を天板8の肉
厚部内に埋設する状態で固着されている。なお、上記煉
瓦蓋4に固着されたハンドル43、開閉蓋9に設けられ
たハンドル93、および煙突10に設けられたフランジ
部101は、それぞれの基部が生コンクリートを型に流
し込む際に、所定位置にインサートされた状態で成形さ
れることにより一体的に固着されている。
【0005】以上のように構成された従前までの焼却炉
1を使用してゴミを焼却する場合には、先ず、開閉蓋9
を移動してゴミ投入口82より焼却するゴミをロストル
44上に投入し、種火として燃え安い紙屑等に点火して
これを投入する。下側の灰取口31から煉瓦蓋4の通気
口42を通して空気が流入して燃焼室7内に酸素を供給
することで、燃焼を促すように構成されている。燃焼す
るゴミは、ロストル44によって燃焼室7の中途部に浮
上した状態で保持されており、通気容積部71を通じて
図7中に矢印で示されるように空気が全体に行き渡るよ
うに構成され、ゴミの燃焼によって発生する煙は煙突1
0を通過して焼却炉1の外側に流出し排気されるように
なっている。
【0006】したがって、従前の焼却炉1は、多くのゴ
ミを一度に投入して燃焼室7を満たす状態で点火された
場合等は、燃焼に多くの酸素を必要とするので灰取口3
1から煉瓦蓋4を抜き外し、大量の空気を流入させるよ
うにするが、このように空気の供給量を増加させても燃
焼室7内のゴミは不完全燃焼状態となる場合が有り、不
燃ガス等の煙が多く発生したり、途中で火が消えてしま
う等、効率的なゴミ焼却が出来ないものであったし、灰
取口31等の通気口部分を大型化すると、この部分から
煙が流出したり、風が流入して火を消してしまう等、新
たな不都合が生じるものであった。
【0007】このように一度に多くのゴミを効率よく焼
却することが困難な現状の焼却炉1の欠点に着目した発
明者は、これを効率良く燃焼するものに改善することに
よって、ゴミ焼却に要する時間を短縮し忙しい生活の中
でも簡単に焼却作業を行うことができ、更に、効率の良
い燃焼により不完全燃焼による有害なガス等の発生を抑
制することのできる効率的な焼却炉1の研究、開発に着
手し、様々な試行錯誤の結果、燃焼室7の壁面に、内側
に流入する空気を容易に通過させるとともに、外側に不
燃ガスや匂い等が流出することを阻止して良好な燃焼状
態を作り出す壁面を開発することが極めて有効な方策で
あるとの結論に達し、遂に、従前の焼却炉には見られな
かった新規な性能を付加した耐火コンクリート製の焼却
炉の実現化に成功したものである。以下に、本願発明者
がついに開発に成功したコンクリートを応用することに
よって完成された全く新規な通気性骨材を含有する耐火
コンクリート製の焼却炉を代表する実施例と共に、図面
を参照してその構成を詳述することとする。
【0008】
【発明の構成】図面に示すこの発明を代表する実施例か
らも明確に理解されるように、この発明の通気性骨材を
含有する耐火コンクリート製の焼却炉は、基本的に次の
ような構成を要旨としている。即ち、ゼオライトと軽石
とを略等重量部としてなる粗骨材に対し、約0.5〜1
%程度の割合となる重量部のグラスファイバーを繋ぎ補
強材として添加し、耐火セメントからなるセメントペー
ストを混練し、空隙率5%程度となる多孔質のブロック
成型体を形成して、これらブロック成型体を組み合わせ
て通気性筒状燃焼室本体を構成し、通気性筒状燃焼室本
体の上部にゴミ投入口と煙突口を開口し、下部に灰掻き
出し口を形成してなる焼却炉である。
【0009】なお、ブロック成型体には必要に応じて、
鉄筋を組み込むことにより、強度を向上し、耐久性を高
めることができる。また、鉄筋の形状は筒状の燃焼室を
形成するブロック成型体の内部に格子状を成して縦方向
及び周方向に交差する状態で複数本の鉄筋を組むもの
や、金網のような連続体を肉厚部中に内在させるように
構成したもの等とすることで、良好な耐久性を確保する
ことができる。ブロック成型体の、ゼオライト、軽石、
グラスファイバー、耐火セメントの具体的な配合割合と
しては、ゼオライト30重量部、軽石30重量部、グラ
スファイバー3重量部、耐火セメント40重量部とする
ことが、耐火性能や耐久性を高める上で最適であり、ま
た、ブロック成型体の空隙率は、燃焼室内に必要な空気
を供給するために、少なくとも5%以上の空隙率を確保
することが必要となるが、該空隙率7〜8%程度に設定
することにより、燃焼のために最適な通気性を確保する
ことができるようになることを確認している。
【0010】更に、より具体的な構成としては、ゼオラ
イトと、このゼオライトよりもやや多めの割合か、また
は、略等重量部の軽石とを混合してなる粗骨材に対し
て、約0.5〜1%の割合の重量部に調整されたグラス
ファイバーを添加し、耐火セメントからなるセメントペ
ーストを混練し、少なくとも空隙率5%程度となる多孔
質の短筒状ブロック成型体を形成し、それら短筒状ブロ
ック成型体を組み合わせて通気性筒状燃焼室本体とな
し、短筒状ブロック成型体とは別体で、ゴミ投入口およ
び煙突口を有する上蓋成型体を該通気性筒状燃焼室本体
の上部に、また、上記短筒状ブロック成型体とは別体
で、灰掻き出し口を有する短筒状異形ブロック成型体を
下部に組み合わせてなる焼却炉とすることができる。
【0011】短筒状ブロックの積層段数は2〜4段程度
が適当であるが、それに限定される訳ではなく、必要に
応じて運搬に適するサイズに分割することが望ましい
外、天板だけ非通気性コンクリート製のものに形成し、
煙突からの排煙吸引力を安定、強化し、燃焼室内に流入
する空気の流入を良好にするようにしたものとすること
もできる。なお、灰取口やゴミの投入口には施蓋するこ
とが可能であり、ゴミの燃焼状態や外部の天候に応じて
蓋体の開閉調節を行うことができるのは勿論である。以
下、図面に示す実施例について詳述することにより、こ
の発明に包含される焼却炉の構成が、より具体的且つ明
確に把握できるようにすることとする。
【0012】
【実施例1】先ず、図1斜視図には、この発明の最も代
表的な構造からなる焼却炉の一例が示されている。この
基本的な焼却炉12は図3の焼却炉12の正面図、およ
び図4の焼却炉12の側断面図に示される如く構成され
ており、その耐火コンクリート壁面は図2に示される断
面構造を持って形成されている。焼却炉12は、ベース
13、筒壁体14,15,16及び上蓋成型体としての
天板17とを備えて構成されており、これらの主要部品
は、全て耐火セメントペーストを繋ぎ材とし、骨材とし
てゼオライトと軽石を混合した耐火コンクリートから成
るものである。
【0013】ゼオライト及び軽石は、10〜40mm程
度の粒度、100〜150mmの肉厚に形成される筒壁
体14,15,16の粗骨材としては、15〜30mm
程度のものとするのが望ましい。ゼオライトは、我が国
において数少ない自給率の極めて高い鉱物資源の一つで
あって、結晶構造中に数オングストローム〜10オング
ストロームという空洞を無数に有し、外界の温度や気圧
等の環境の変化によって吸湿および水分の放出、ガスの
吸収、消臭効果等の作用を奏することから、その特性を
焼却炉として有効利用しようとするものであるが、それ
自体、熱による分解が進行してしまうため、軽石との所
定割合による併用が極めて重要となる。以上のような特
異な物性を持つゼオライトは、天然産、例えば山形県笹
谷産ゼオライト等40種類弱が報告され、合成のものは
数百種類にも上り、特に焼成ゼオライトが有効である。
【0014】上述のように粒度を調整したゼオライト
を、略等粒度且つ略等重量部の軽石と混合し、粗骨材と
する一方、この粗骨材に対して約0.5〜1重量部程度
の割合のグラスファイバーを補強材として添加し、その
後に、耐火セメントからなるセメントペーストで、空隙
率が少なくとも5%程度、最適には7〜8%程度となる
ようにした多孔質のブロック成型体を形成する。なお、
耐火セメントは、例えばアルミナセメント又は耐熱性に
優れた高炉セメントを用い、水セメント比を略50%前
後、季節や気象条件等に応じて適宜40〜60%前後の
範囲内から適宜値が選択、採用されればよい。また、上
記ゼオライト、軽石、グラスファイバー、及び耐火セメ
ントの具体的な配合割合としては、ゼオライト30重量
部、軽石30重量部、グラスファイバー3重量部、耐火
セメント40重量部と設定することによって理想的な強
度と耐久性及び耐熱性を確保することができる。
【0015】また、ブロック成型体12,〜,17の空
隙部の空隙率は、7〜8%程度に設定することが望まし
く、この範囲を越えて空隙率を高めると、一般家庭で使
用する焼却炉12としての充分な耐久性を得ることがか
なり困難になると共に、煙突の吸引効果が弱められ、外
気の流れの影響を受けて、それら空隙部から煙が排出さ
れてしまうという問題を生ずることとなって好ましくな
い。更に、燃焼室内にゴミの完全燃焼に必要とされる充
分な空気を供給するためには、少なくとも5%以上の空
隙率を確保することが必要であることを、本願発明者は
既に確認済みである。
【0016】更に、ブロック成型体12,〜,17中に
は、図示しないグラスファイバーを添加したことによ
り、高い強度を確保しているが、図2中に示される断面
図の如く、肉厚の中央部付近に、金網31a、あるいは
鉄筋の外、図示しない鉄筋を格子状に組んだ補強材で補
強することにより、更に耐久性を向上することができ
る。なお、セメントペーストを作る際に、必要が有れば
公知のセメント用着色剤を予めセメントに適量混入して
おき、所望する色に着色されたセメントペーストを使用
することもできる。
【0017】以上の如く作製したブロック成型体は、夫
々ベース13、筒壁体14,15,16および上蓋成型
体としての天板17であり、上記の全ての材料を混練
し、セメント型に流し込み、成形、養生することにより
焼却炉12の主要構成部品として製造されたものであ
る。この際、ベース13は、外郭直径が約90cmに形
成され、且つ脚部131を備えて底面132が地上より
浮上する形状に形成されており、脚部131は、例えば
円形に形成されたベース13の周縁部分下部に下向きに
突出された等高状の凸条に形成され、前部に連通開口1
33が形成されて成り、この連通開口133を通じて上
記底面132の中央部には上下方向に通気可能な壁面を
確保する構造となっている。
【0018】また、下位の筒壁体14は、ベース13の
平面視円形状の外郭形状に対応する外壁面を形成する厚
み寸法が約10cmの筒状に形成されており、高さ約4
0cmに設定されて、前方下部には灰取口141が矩形
状を成して切除開放されることにより形成されている。
灰取口141には、開口形状を閉鎖する如く形成され、
ゼオライトおよび軽石等を含むセメントペースト混練物
から製作された通気性を有する物、又は通常の通気性の
無いコンクリートや煉瓦等から形成された閉鎖ブロック
142がハンドル143を備えて設けられており、ベー
ス13の底面132上に堆積した灰を掻き出すことがで
きるようになっている。
【0019】下縁部とベース13との間には、平面視形
状が略C字形状を成す石綿パッキング18が挟み込まれ
ており、C字形状の開放部分は、灰取口141に対応す
る如く配置されている。この石綿パッキング18によ
り、ベース13と下位の筒壁体14との接合部分から燃
焼時の煙やガスが外部に流出することを防止するように
構成されている。下位筒壁体14の上部には、同一外径
および同厚み寸法に設定され、約40cmの高さで円筒
形状に形成された中位の筒壁体15が、外径および内径
が筒壁体14,15と一致する如く形成された環状の石
綿パッキン19を挟み込んで積重されている。更に、中
位の筒壁体15の上部には、同一形状同一寸法の上位の
筒壁体16が、上述のものと同一形状の石綿パッキング
19を挟み込んで積重されており、合計3つの上位、中
位、下位の筒壁体14,15,16によって燃焼室20
が形成されている。
【0020】上位の筒壁体16の上部には、上記のもの
と同一形状の石綿パッキング19を挟み込む状態で円盤
状の上蓋成型体としての天板17が積重されており、こ
の天板17の前側部には、上下方向に肉厚方向に貫通さ
れたゴミの投入口171が、例えば四角形状に開口され
ており、このゴミ投入口171には、投入口171の内
郭形状に対応する段差部172を備えて嵌合する開閉蓋
173が装着されている。開閉蓋173の上面中央部に
は、鉄棒を折曲して形成されたハンドル174の基端部
が植設されている。該開閉蓋173は、ゼオライトおよ
び軽石を含むセメントペースト混練物から製作された通
気性を有する物、又は通常の通気性の無いコンクリート
や煉瓦等から構成されている。
【0021】天板17の後部には、上下方向の肉厚方向
に貫通された排気口175が開口されており、この排気
口175には、例えば鉄板を板金加工することで形成さ
れた煙突176の基部が固着されている。この煙突17
6の基部には、固定のためのフランジ部177が形成さ
れており、このフランジ部177を天板17の成形時に
同時にインサートすることにより、養生後には天板17
と一体に固定されて完成される如く構成されている。
【0022】以上のようにして構成された焼却炉12
は、燃焼室20を囲むベース13の底面132、筒壁体
14,15,16および天板17に高い通気性を持つの
で、従前の焼却炉にとって必須のものであったロストル
を廃止した場合であっても、燃焼効率を飛躍的に向上す
ることができるものである。なお、上蓋成型体としての
天板17のみを他の部品とは異なる通常の耐火セメント
(アルミナセメント又は高炉セメント等)と砂や砂利の
骨材を利用して作製した非通気性コンクリート製とする
ことにより、天板17からの外気の流出入、特に流出を
無くすことができる結果、上昇する排煙を伴う炎は、専
ら煙突176に吸引されて吸引効果が高まることとなっ
て、筒壁体14,15,16からの外気の導入が促進さ
れ、焼却炉内部への酸素の供給が安定し、燃焼効率を高
めることが可能となる。
【0023】
【実施例2】図5の焼却炉21の側断面図に示される、
本発明の焼却炉の他の実施例は、全体が矩形箱状に形成
されて成り、その焼却炉21は、平面視形状が四角形状
に形成されたベース22と、このベース22上に積重さ
れた筒壁体23,24,25および上蓋成型体としての
天板26とを備えて成り、これらの主要部品は、ゼオラ
イトと軽石とを略同量混合した粗骨材にグラスファイバ
ーを添加し、更に、耐火セメントからなるセメントペー
ストを繋ぎ材とした、混練物を成型して作製したもので
ある。
【0024】これらブロック成型体21,〜,26の各
材料の混合比率は、具体的には、ゼオライト30重量
部、軽石30重量部、グラスファイバー3重量部、耐火
セメントとしてのアルミナセメント40重量部であり、
この条件で混練した後に、成型体の空隙率を7〜8%程
度とする如く成型したものである。粒度を調整したゼオ
ライトと軽石を上記比率で混合し、グラスファイバーを
適量添加して混合した後に耐火セメントペーストと混練
し、ベース22、筒壁体23,24,25および天板2
6の型に流し込み、成形、養生することにより空隙率7
〜8%の焼却炉21の主要構成部品を製造する。なお、
耐火セメントは、高炉セメント等の既に公知の他の耐火
セメントを使用することもできる。また、季節や地方ご
との気象条件等に応じ、その水セメント比は、40〜6
0%前後の範囲で適宜値を選択、採用することができ
る。
【0025】ベース22は、平面視で一辺が約90cm
の四角形状に形成され、且つ脚部221を備えて底面2
23が地上より浮上する形状に形成されて、脚部221
は、ベース22の周縁部分下部に下向きに突出された凸
条に形成され、前後左右に連通開口224が形成されて
成り、これらの連通開口224を通じて上記底面223
の中央部には、上下方向に通気可能な構造を確保する構
造となっている。また、下位の筒壁体23は、ベース2
2の平面視四角形状の外郭形状に対応する外壁面を形成
する厚み寸法が約10cmの筒状に形成されており、高
さ約40cmに設定されて、前方下部には、灰取口23
1が矩形状を成して切除開放されることにより形成され
ている。
【0026】灰取口231には、開口形状を閉鎖する如
く形成され、セメント・ゼオライト混練物から製作され
た通気性を有する物、又は通常の通気性の無いコンクリ
ートや煉瓦等から形成された閉鎖ブロック232が、ハ
ンドル233を備えて設けられており、ベース22の底
面223上に堆積した灰を、この灰取口231から掻き
出すことができるようになっている。下位筒壁体23の
下縁部には、外周部が突出する凸状の係合縁234が灰
取口231に対応する部分以外の全周に渡って形成され
ており、この係合縁234の内側に対応するベース22
の上部には、係合縁234の内側に係合する如く突出す
る係合凸状225が形成され、下位筒壁体23とベース
22とが互いに係合してズレ動くことを阻止する構造と
なっている。
【0027】更に、ベース22と下位筒壁体23との外
周側の隙間部分には、平面視形状が四角形状輪郭に沿っ
た略C字形状を成す石綿パッキング27が挟み込まれて
おり、C字形状の開放部分は灰取口231に対応する如
く配置されている。この石綿パッキング27により、ベ
ース22と下位の筒壁体23との接合部分から燃焼時の
煙やガスが外部に流出することを防止するように構成さ
れている。下位筒壁体23の上部には、同一外郭寸法お
よび厚み寸法に設定され、約40cmの高さで四角筒形
状に形成された中位の筒壁体24が、外郭形状が四角形
状の筒壁体23,24と一致する如く形成された環状の
石綿パッキング27を挟み込んで積重されている。な
お、中位筒体24の下側外縁部には、全周に渡って下側
に突出する係合縁241が形成されており、この係合縁
241に係合する如く下位筒壁体23の上縁部内側には
全周に渡って係合凸状235が形成されており、互いに
係合してズレ動くことを防止する構造となっている。
【0028】更に、中位の筒壁体24の上部には、同一
形状同一寸法の上位の筒壁体25が、上述のものと同一
形状の石綿パッキング27を挟み込んで積重されてい
る。この積重部分でも、上位筒壁体25の下側外縁部に
は、全周に渡って下側に突出する係合縁251が形成さ
れており、この係合縁251に係合する如く中位筒壁体
24の上縁部内側には、全周に渡って係合凸状242が
形成されており、互いに係合してズレ動くことを防止す
る構造となっている。燃焼室28は、互いに係合する段
差形状を成して互いが不用意にズレ動くことを防止する
構造を備えて積重された合計3つの上位、中位、下位の
筒壁体23,24,25によって成されている。
【0029】上位の筒壁体25の上部には、上記のもの
と同一形状の石綿パッキング27を挟み込む状態で四角
板状の上蓋成型体としての天板26が積重されており、
天板26の下側外縁部には、全周に渡って下側に突出す
る係合縁268が形成されており、この係合縁268の
内側に対応する上位筒壁体25の上縁部内側には、全周
に渡って係合凸状252が形成されて、互いに係合して
ズレ動きを防止する構造となっている。
【0030】天板26の前側部には、上下方向に肉厚方
向に貫通されたゴミの投入口261が、例えば四角形状
に開口されており、このゴミ投入口261には、投入口
261の内郭形状に対応する段差部262を備えて嵌合
する開閉蓋263が装着されている。また、開閉蓋26
3の上面中央部には、鉄棒を折曲して形成されたハンド
ル264の基端部が植設されている。なお、開閉蓋26
3は、セメント・ゼオライト混練物から製作された通気
性を有する物、又は通常の通気性の無いコンクリートや
煉瓦等から構成されている。
【0031】天板26の後部には、上下方向の肉厚方向
に貫通された排気口265が開口され、この排気口26
5には、煙突266の基部が固着されると共に、その基
部には、フランジ部267が形成され、該フランジ部2
67を天板26の成形時に同時にインサートすることに
より、養生後には天板26と一体に固定されて完成され
る如く構成されている。以上のようにして構成された焼
却炉21は、燃焼室28を囲むベース3の底面132、
筒壁体14,15,16および天板17に高い通気性を
持ち、従前の焼却炉に比較して、燃焼効率を飛躍的に向
上することができるものである。
【0032】
【作用効果】以上のとおり、この発明の通気性骨材を含
有する耐火コンクリート製の焼却炉は、燃焼室を包囲す
る、ベースと、ベースの上に積重された複数の筒壁体、
および上蓋成型体をゼオライトと軽石との混合物を粗骨
材とし、グラスファイバーを添加し、耐火コンクリート
からなるセメントペーストを繋ぎ材として、空隙率を5
%程度以上に設定して成型したことにより、壁面を構成
するゼオライトおよび軽石を通じて外気が燃焼室の全方
向から容易に吸引されるので、燃焼室内のゴミの全部に
ムラ無く酸素が供給され、従前の全く空気を通さないコ
ンクリートから成る焼却炉で発生していた酸素不足と、
これに起因する不完全燃焼を少なくして煙や有害ガスの
発生を低減し、ゴミの焼却時間を短縮することができる
という秀れた特徴を有している。
【0033】このように燃焼効率の高いこの発明の焼却
炉では、ロストルを採用しなくても、燃焼効率を低下さ
せることはなく、ロストルを廃止したことによって燃焼
室容積を従前の同一サイズの焼却炉よりも大きく確保す
ることができ、ゴミ焼却の作業効率を著しく向上するこ
とも可能となる外、耐火コンクリートの粗骨材にゼオラ
イトを採用したことから、ゼオライトによる消臭効果を
得ることができ、ゴミの焼却に伴って発生する悪臭を除
去し、周辺への影響を少なくしたり、空隙率を5%程
度、最適には7〜8%程度としたので、通常のコンクリ
ートに比較して極めて高い断熱性を有し、焼却炉外壁面
の加熱によるトラブルをなくすことができるものとな
る。また、その素材上の特徴から、通常のコンクリート
よりも軽量で、且つ、強度の高い焼却炉を提供すること
ができ、組立て、解体が楽になるだけではなく、製品と
しての取り扱いの面でも有利になり、需要の拡大が大い
に威力を発揮するものとなることが予想される。
【0034】特に、図2の焼却炉12,21の燃焼室2
0,28を包囲する壁29の断面図に示される如く、ゼ
オライトと軽石の混合物30を耐火コンクリートの骨材
として使用しているので、何よりも先ず、燃焼室20,
28の壁面に通気性を持たせることができるという通常
のコンクリートでは全く得ることのできなかった作用を
奏するものとすることができる。これは、ゼオライト3
0の表面に数オングストローム〜10オングストローム
の無数の空洞と所定の空隙率とから得られる作用であ
り、具体的には、燃焼室20,28内での燃焼により発
生した煙は、対流現象により上昇して煙突176,26
6を通じて外部に流出され、この空気の流出によって生
じる負圧により、ゼオライトと軽石の混合物30からな
る筒壁部を通じて外気が燃焼室20,28内に吸引され
る構造となっている。
【0035】従前の焼却炉では、本体の下部に強風が吹
き込むことを避けるように開口された極小さな灰取口3
1からのみ外気が流入するので、燃焼効率が悪く、全て
のゴミを燃やすのに長時間を要することがあり、また、
不完全燃焼状態となり有害ガスを発生し安い等の欠点が
有ったが、この発明における焼却炉12,21は、壁面
を構成するゼオライトと軽石の混合物30を通じて外気
が燃焼室20,28の全方向から容易に吸引されるの
で、酸素不足による不完全燃焼を極力少なくすると共
に、煙の発生を低減し、ゴミの焼却時間を短縮すること
に成功した。特に、天板26を非通気性のものとした場
合、その効果は更に一層高められるものとなる。
【0036】従前の焼却炉に必須であったロストルも、
燃焼室20,28の全壁面から空気が流入するようにし
た本願発明の焼却炉12,21の特徴ある構造によっ
て、全くそれを必要の無いものとすることができ、その
結果、部品点数を減少させる効果だけでなく、ロストル
を廃止したことにより、燃焼室20,28の容積を従前
の同一サイズの焼却炉よりも約25%大きくすることが
できるという秀れた効果が生じ、ゴミ焼却の作業効率を
更に向上することができる。
【0037】ベース13,22は、底部が地上に浮上す
る構造と成っており、燃焼室20,28の底面部分から
も空気が流入する構造となっているため、従前の焼却炉
では考えられない程の燃焼ムラの極めて少ないゴミ焼却
が可能である。無数のゼオライトと軽石の混合物30
は、複雑に組み合わされているので、屈曲した通風路を
形成して、図2中に示されるように、外気がフィルター
を通過した状態となるため、流入した空気は燃焼を妨げ
ることなく、効果的に酸素を供給すると共に、ゼオライ
ト30の消臭効果によってゴミの焼却に伴って発生する
悪臭を吸着し、消臭するという、これまでの焼却炉では
全く期待のできなかった固有の特徴を発揮する。
【0038】また、筒壁体14,15,16,23,2
4,25が、所定の空隙率として形成されたものとなる
ことから、それら空隙部に空気や水を適宜内包可能とな
り、温度や圧力の変化に応じて水を放出し、また吸湿す
る機能を備えているため、焼却炉12,21の外壁面の
加熱を防止する作用を発生すると共に、セメント部分が
熱膨脹した場合であっても、ゼオライト30や軽石30
が粗い状態で含有されているので、通常のコンクリート
に比較してクラックの発生が少なく、耐久性に優れたも
のとなる外、ゼオライトと軽石の混合物30を粗骨材と
したコンクリートは、通常の砂や砂利を骨材としたコン
クリートよりも軽量であって、しかも、焼却炉12,2
1が、夫々複数の筒壁体14,15,16,23,2
4,25の如く分割されて組立、分解可能に構成されて
いることから、ホームセンター等の購入者が、自ら持ち
帰りできる商品としての販売が可能となる上、流通段階
での取り扱い上でも有利なものとなる。
【0039】叙上の如く、この発明の焼却炉は、これま
で採用されたことのなかったゼオライトを粗骨材として
採用することを可能とした極めて新規な構造からなり、
ゼオライトの特性を焼却炉に生かして消臭効果や有毒ガ
スの吸着効果等これまでに見られなかった点でその機能
性を高め、しかも燃焼効率を良くする上で特徴ある構造
の焼却炉を実現すると共に、軽量で取り扱い性に秀れ、
更には製造が容易で安価に提供可能なものとしたことか
ら、特に一般家庭用の焼却炉として極めて有用であっ
て、今後、更に一層大きな課題となることが予想される
ゴミ処理問題に対して、大いその価値が評価されるもの
になると予想される。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の焼却炉の技術的思想を具現化した幾
つかの代表的な実施例と従来例を示すものである。
【図 1】この発明に包含される焼却炉を示す斜視図で
ある。
【図 2】燃焼室の壁面の断面図である。
【図 3】焼却炉の正面図である。
【図 4】焼却炉の側断面図である。
【図 5】この発明に包含される別の焼却炉を示す側断
面図である。
【図 6】従来の焼却炉を示す正面図である。
【図 7】従来の焼却炉の側断面図である。
【符号の説明】
12 焼却炉 13 ベース 131 同 脚部 132 同 底面 133 同 連通開口 14 下位の筒壁体 141 同 灰取口 142 同 閉鎖ブロック 143 同 ハンドル 15 中位の筒壁体 16 上位の筒壁体 17 天板(上蓋成型体) 171 同 ゴミの投入口 172 同 段差部 173 同 開閉蓋 174 同 ハンドル 175 同 排気口 176 同 煙突 177 同 フランジ部 18 C字状の石綿パッキング 19 環状の石綿パッキング 20 燃焼室 21 焼却炉 22 ベース 221 同 脚部 223 同 底面 224 同 連通開口 225 同 係合凸状 23 下位の筒壁体 231 同 灰取口 232 同 閉鎖ブロック 233 同 ハンドル 234 同 係合縁 235 同 係合凸状 24 中位の筒壁体 241 同 係合縁 242 同 係合凸状 25 上位の筒壁体 251 同 係合縁 252 同 係合凸状 26 天板(上蓋成型体) 261 同 ゴミの投入口 262 同 段差部 263 同 開閉蓋 264 同 ハンドル 265 同 排気口 266 同 煙突 267 同 フランジ部 268 同 係合縁 27 石綿パッキング 28 燃焼室 29 燃焼室の壁 30 ゼオライトと軽石の混合物(粗骨材) 31a 金網(鉄筋)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゼオライトと軽石とを略等重量部かやや
    軽石を多めの割合としてなる粗骨材に対し、約0.5〜
    1重量部程度のグラスファイバーを繋ぎ補強材として添
    加した上、耐火セメントからなるセメントペーストを繋
    ぎ材とし、少なくとも空隙率5%程度となる多孔質のブ
    ロック成型体を形成し、それらブロック成型体を組立て
    解体自在に組み合わせて通気性筒状燃焼室本体となすと
    共に、該通気性筒状燃焼室本体の上部にゴミ投入口と煙
    突口、同下部に灰掻き出し口を夫々形成してなる焼却
    炉。
  2. 【請求項2】 ゼオライトと軽石とを略等重量部かやや
    軽石を多めの割合としてなる粗骨材に対し、約0.5〜
    1重量部程度のグラスファイバーを繋ぎ補強材として添
    加した上、耐火セメントからなるセメントペーストを繋
    ぎ材とし、少なくとも空隙率5%程度となる多孔質の短
    筒状ブロック成型体を形成し、それら短筒状ブロック成
    型体を組立て解体自在に組み合わせて通気性筒状燃焼室
    本体となす一方、上記短筒状ブロック成型体とは別体
    で、ゴミ投入口および煙突口を有する上蓋成型体を該通
    気製筒状燃焼室本体の上部に、また、上記短筒状ブロッ
    ク成型体とは別体で、灰掻き出し口を有する短筒状異形
    ブロック成型体を同下部に組み合わせてなる焼却炉。
  3. 【請求項3】 上蓋成型体だけ非通気性コンクリート製
    のものに形成してなる請求項2に記載の焼却炉。
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