JPH11344211A - コンクリ−ト製焼却炉 - Google Patents

コンクリ−ト製焼却炉

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JPH11344211A
JPH11344211A JP15411598A JP15411598A JPH11344211A JP H11344211 A JPH11344211 A JP H11344211A JP 15411598 A JP15411598 A JP 15411598A JP 15411598 A JP15411598 A JP 15411598A JP H11344211 A JPH11344211 A JP H11344211A
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JP
Japan
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incinerator
wall
concrete
air
square frame
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JP15411598A
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Kazu Kumagai
和 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリ−ト製焼却炉において、燃焼物が内
壁に密着することがなく、燃焼効率を高めるとともに、
焼却炉の強度を大きくして容量の大きな燃焼炉を提供す
ることにある。 【解決手段】 コンクリ−ト製焼却炉において、焼却炉
本体を上下のコンクリ−ト枡とし、該下枡の内壁全面に
は上下方向に凸部と溝部とを設け、該溝部の底面に外側
に連通ずる空気孔を設け、空気孔の外側には外気からの
風避板を設け、該上枡の内壁全面には空気孔のない上下
方向に溝を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用や学校用等
小規模なコンクリ−ト製焼却炉の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】小規模なコンクリ−ト製焼却炉は数多く
提供されているが、通常、2,3段重ねからなる本体と、
本体の最上部に載置する上板があり、上板には焼却物の
投入口が開口していると共にその背部には煙突が着脱自
在に構成され、煙突の上部には煙出し口の形成された頭
部が構成されている。そして頭部の煙出し口は概ね筒体
そのものに適宜広さの煙出し口を開口した構成で、本体
等は軽石を使用したポ−ラスコンクリ−ト製の場合は鉄
筋や針金メッシュ(鉄筋篭)入りであっても燃焼に必要
な空気の供給は充分であるが、鉄筋や針金メッシュは熱
による膨張係数が大であるから冷えると収縮して遂には
炉本体に亀裂が入ると共に、軽石を骨材として使用した
としてもポ−ラスであるから耐火性耐久性が弱いという
難点があった。また、煙突だけステンレス製のものを使
用した焼却炉も提供されているがこれも耐火性耐久性に
乏しいという難点があった。
【0003】これらのことから、本発明者は、既に、特
願平9-227046号として、焼却炉本体と煙突の筒体とを軽
石及び軽石砂並びにセメント及び水を材料とするコンク
リ−ト製し、煙突筒体においてはコンクリ−ト材に加え
て適宜量の耐アルカリ性及び耐熱性を有する繊維材を混
入して遠心法で筒壁を高密度に製造して耐火性耐久性を
向上させ、焼却炉本体壁全面には多数の空気孔を不規則
に開孔し、壁外側面は風避板を設けて燃焼効率を高めた
コンクリ−ト製焼却炉を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の焼却炉
は、燃焼物が内壁に密着すると密着部には空気が入り込
まず燃焼速度にむらがあり、結果として燃焼効率が低下
するいう問題があり、本発明者が提案した上記の焼却炉
は軽量で燃焼効率も向上するが、焼却炉の強度に難点が
あり、容量においても、せいぜい150l程度と小容量で
あるという問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、その課題は、燃焼物が内壁に密着することがな
く、燃焼効率を高めるとともに、焼却炉の強度を大きく
して容量の大きな燃焼炉を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、コンクリ−ト製焼却炉
において、焼却炉本体を上下のコンクリ−ト枡とし、該
下枡の内壁全面には上下方向に凸部と溝部とを設け、該
溝部の底面に外側に連通する空気孔を設け、空気孔の外
側には外気からの風避板を設けたものである。
【0007】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、コンクリ−ト製焼却炉において、焼却炉
本体を上下のコンクリ−ト枡とし、該下枡の内壁全面に
は上下方向に凸部と溝部とを設け、該溝部の底面に外側
に連通する空気孔を設け、空気孔の外側には外気からの
風避板を設け、該上枡の内壁全面には上下方向に空気孔
のない溝を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に好適なコンクリ
−ト製焼却炉の1実施例を説明するが、図1の(a),(b),
(c)は、コンクリ−ト製焼却炉の正面,側面,平面図であ
り、図2は主要部の斜視図であるので、先ず、この図1
および図2を用いて焼却炉の全体の概略を説明する。
【0009】焼却炉(1)の本体(11)は上枡(2)及び下枡
(3)の二段から成っており、各段の上下の枡(2)(3)の横
断面はほぼ同一の正方形に形成され、高さは上枡(2)よ
りも下枡(3)が高く、正面形状もほぼ正方形であり、下
枡(3)の外側に風避板(4)が設けられている。
【0010】そして下枡(3)の正面の下部には、灰の掻
出し口(5)が設けている。掻出し口(5)には蓋(51)が設け
られ、蓋(51)の中央部には取手(52)が設けられている。
上枡(2)の正面の上部には焼却物投入口(8)が設けられ、
出来るかぎり広く設けられた焼却物投入口(8)は、左右
に開く一対の扉(81)(82)がその回転支持部(83)(84)によ
って支持されるとともに、中央部には木製把手(85)(86)
が設けられ、焼却物を投入する際には開口し通常は閉ま
っている。
【0011】上記の上下枡(2)(3)は載置台(6)に安定的
に載置され、上枡(2)の上部には上板部(7)が戴置されて
おり、上板部(7)の上板(71)には煙突(9)のための煙突立
込み穴(図示せず)と煙突立込み盛り縁(72)が形成され
ている。
【0012】上板(71)には煙突(9)が立設されるが、煙
突は筒体(91)、風雨調整羽根(92)及び煙出し口(93)並び
に笠受け(図示せず)から成る煙突頭部(図示せず)及び煙
突笠(94)とから構成されている。
【0013】前記焼却炉本体や煙突の各部は軽石及び軽
石砂並びに(アルミナが多く含有された)耐火セメント
を主材としたコンクリ−ト製であるが、筒体(91)だけは
前記材料の外に耐アルカリ性繊維やアラミド繊維或は耐
熱性を有する繊維材を適量混入して遠心法によって製作
されている。これは比重の異なる各コンクリ−ト材の混
合生コンクリ−トであっても遠心法によって製作した場
合は繊維材が骨材である軽石や軽石砂及びセメント等と
絡み合って各材が分離せず筒体壁が均質にしてかつ高密
度に形成されるので筒体として極めて有効であるからで
ある。
【0014】また、煙突笠(94)も型枠による製作である
が、型枠に生コンクリ−トを投入後養生中に笠の表面部
に気泡破裂の跡が多数生じ外観上極めて見苦しいので型
枠による製作時に、笠表面部となる型枠面に顔料や白セ
メント等の着色剤を塗布しその硬化前にコンクリ−ト材
を投入して表面が自然石模様の煙突笠(94)を構成し、載
置台(6)もその材料は煙突の材料と同材で型枠により製
作した。
【0015】そして、煙突は上板部(7)のほぼ中央に設
けた煙突立込み穴に立込んで立設するが、この穴の周縁
で上板(71)上には、煙突を立込み易くするため煙突立込
み盛り縁(72)を適宜の高さに形成してある。この煙突立
込み穴の直径は煙突筒体(91)の直径より小に形成して、
煙突筒体(91)が上板(71)上に立脚可能なるよう形成して
あり、煙突立込み盛り縁(72)の直径は該筒体(91)が摺接
嵌入可能な直径に形成してある。
【0016】煙突頭部は、筒体(91)及び煙突笠(94)と、
別体として型枠をもって製作され適宜複数の煙出し口(9
3)と、各煙出し口(93)をそれぞれ画する風雨調整羽根(9
2)、及びその頂部は煙突笠(94)を安定的に戴置可能にし
た笠受けが形成されている。また、風雨調整羽根(92)の
下面は、筒体(91)の頂部周縁に着脱自在で安定的に外嵌
着可能な形状にしてある。風雨調整羽根(92)は筒体(91)
から大きく外側に突出形成されているのが、筒体(91)は
所望の筒肉で軽石、軽石砂、耐火セメント及び耐火性繊
維等が混合且つ各材料が絡みあって然も遠心製法で高密
度に締め固められている。
【0017】次に、焼却炉本体(11)の上下枡(2)(3)につ
いて説明するが、図3の上枡(2)の上方からの斜視図を
用いて説明する。上記上枡(2)の内壁(21)の全面にも上
下方向に凸部(22)と溝部(23)を設けられ、溝部(23)の位
置及び断面形状は後述する下枡(3)の溝部(33)と同じで
あるが、底面(24)には空気孔は設けられていない。ま
た、下端部には下枡(3)の隙間(41)に対応して切欠部(2
7)が設けられ、内壁(21)と外壁(25)と間の四隅の肉厚部
には、吊り金具(12)のための上下に貫通する貫通孔(26)
が設けられている。
【0018】次いで、図4および図6を用いて下枡(3)
を説明する。上記下枡(3)の内壁(31)の全面には上下方
向に凸部(32)と溝部(33)を設け、溝部(33)の断面形状は
断面逆台形であり、この溝部(33)の底面(34)には外に通
ずる複数の空気孔(35)を直列に設け、空気孔(35)の直径
は内壁(31)側で小さく外壁(36)側で大きい円錐形をして
おり、これは空気が強く燃焼炉内に流れ込むようにする
ためである。また、外壁(36)側の空気孔(35)が開口して
いる面は、外壁(36)の端部に段差(37)が設けられ、風避
板(4)との間に隙間(41)が存在するようにネジ等で固定
してある。なお、外気は、風避板(4)の上端部の上枡(2)
の切欠部(27)の隙間から導入されるとともに、風避板
(4)の下端部に対応した載置台(6)の切欠部(61)の隙間か
ら導入されるが、風避板(4)の上下端部に必要な風量に
応じて切り欠き部を設けてもよい。ただし、隙間の巾は
あまり広くすると突風が焼却炉まで入り込み燃焼に支障
をきたすので、1cm〜1.5cm程度がよい。
【0019】また、該内壁(31)と外壁(36)と間の四隅の
肉厚部には、吊り金具(12)のための上下に貫通する貫通
孔(38)が設けられていて、図1、図2に示すように、該
吊り金具(12)のため上板(71)と載置台(6)にも貫通孔
(図示せず)が設けられ、吊り金具(12)は上端を移動運
搬のための吊り輪(13)を形成し、上板(71)と上枡(2)の
貫通孔(26)と下枡(3)の貫通孔(38)と載置台(6)の貫通孔
を貫通して下端でナット(14)によって締め付け固着され
て焼却炉を組立てている。
【0020】[作用] 次に、本実施例の作用を説明す
る。本実施例は以上のような構成を有するから、上枡
(2)および下枡(3)には上下方向の凸部(22),(32)を設け
たので、特に上下方向に強度が増し、より容量の大き
な、例えば容量が700l程度の焼却炉とすることが可能
となるとともに、焼却物が炉の内壁面に密着しても、溝
部(23),(33)よって完全に密着することを防止し、溝部
(23),(33)からの気流により、焼却物は焼却炉の中央部
に移行する作用を有する。さらに、下枡の溝部(33)の底
面(34)には外側に連通する空気孔(35)が設けられている
から、燃焼物を焼却炉の中央部に移行する作用を助長す
るとともに、外気が壁面部および中央部に導入されるこ
とにより更に燃焼効率がよくなる。この際、燃焼炉の下
側ほど酸素の導入が必要とななるので、最下層の下枡
(3)は上記空気孔(35)が必要であるが、上枡は必要に応
じて空気孔を設ければよく、本実施例では、燃焼炉外へ
の放熱を小さくし、製作の容易性から上枡(3)には空気
孔を設けていない。
【0021】上記の外壁(36)側の空気孔(35)が開口して
いる面は、外壁(36)の端部に段差(37)を設けて、風避板
(4)との間に燃焼に充分な空気を得られるだけの隙間(4
1)が存在するようにし、外気が空気孔(35)を通じて焼却
炉内に導かれとともに、風避板(4)は空気孔(35)を直接
外気に解放すると、突風が焼却炉に当たった場合には炎
の変化が大きくなって燃焼に支障を来すことを防止し、
また、風雨等が焼却炉内に入るのを防止している。
【0022】また、上下の枡の凸部(22),(32)と溝部(2
3),(33)を重合連設させたので、上下に連続して延びる
溝部(23),(33)は煙突効果を有し、更に燃焼効率が高ま
る。
【0023】なお、本発明の特徴を損なうものでなけれ
ば、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論で
あり、上枡を2段としてもよく、空気孔を有する下枡を
2段としても良い。また、溝部は断面逆台形としたが、
断面半円形としても良い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、、コンクリ−ト製焼却炉において、焼却
炉本体を上下のコンクリ−ト枡とし、該下枡の内壁全面
には上下方向に凸部と溝部とを設け、該溝部の底面に外
側に連通ずる空気孔を設け、空気孔の外側には外気から
の風避板を設けたから、焼却炉全体の強度が増すととも
に、燃焼物および灰が内壁に密着することがなく、燃え
残りも少なくなって燃焼効率が高まり、燃焼に必要な空
気が空気孔から下部にも充分に入り、溝部が煙突状態と
なりこの煙突効果によりさらに燃焼効率が高まるという
効果が得られる。また、風避板(4)を設けたので、突風
が焼却炉に当たった場合に炎の変化が大きくなって燃焼
に支障を来すこともなく、風雨等が焼却炉内に入るのを
防止するという効果も得られる。そして、請求項2に記
載の発明によれば、請求項1の構成に加えて、上枡の内
壁全面には空気孔のない上下方向に溝を設けたから、上
記の効果に加えて、燃焼炉外への放熱を小さくし、製作
が容易になるという効果が得られる。更に、燃焼炉を上
下枡の多段から構成されているので、各枡に解体,運搬,
組立が容易であるので、設置現場で組み立てる場合で
も、簡単に組み立てられるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のコンクリ−ト製焼却炉の全体
を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は
平面図である。
【図2】本発明の実施例のコンクリ−ト製焼却炉の主要
部を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例の焼却炉本体の上の斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施例の焼却炉本体の下枡および風避
板の斜視図である。
【図5】図3の下枡の平面図である。
【図6】図3の下枡の縦断面図である。
【符号の説明】 1…焼却炉 11…焼却炉本体 12…吊り金具 13…吊り輪 14…ナット 2…上枡 21…内壁 22…凸部 23…溝部 24…底部 25…外壁 26…貫通孔 27…切欠部 3…下枡 31…内壁 32…凸部 33…溝部 34…底面 35…空気孔 36…外壁 37…段差 38…貫通孔 39…切欠部 4…風避板 41…隙間 5…掻出し口 51…蓋 52…取手 6…載置台 61…切欠部 7…上板部 71…上板 72…煙突立込み盛り縁 8…焼却物投入口 81,82…扉 83,84…回転支持部 85,86…木製把手 9…煙突 91…筒体 92…風雨調整羽根 93…煙出し口 94…煙突笠
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、コンクリ−ト製焼却炉
において、焼却炉本体を軽石及び軽石砂並びに耐火セメ
ントを主材としたコンクリ−ト製で上下のコンクリ−ト
枡とし、該下枡の内壁全面には上下方向に凸部と溝部と
を設け、該溝部の底面に外側に連通する空気孔を設け、
空気孔の外側には外気からの風避板を設け、該上枡の内
壁全面には空気孔のない上下方向の溝を設けたものであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、コンクリ−ト製焼却炉において、焼却炉
本体を軽石及び軽石砂並びに耐火セメントを主材とした
コンクリ−ト製で上下のコンクリ−ト枡とし、該下枡の
内壁全面には上下方向に凸部と溝部とを設け、該溝部の
底面に外側に連通する空気孔を設け、該空気孔の直径は
内壁側で小さく外壁側で大きい円錐形をしており、空気
孔の外側には外気からの風避板を設け、該上枡の内壁全
面には空気孔のない上下方向溝を設けたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】[作用] 次に、本実施例の作用を説明す
る。本実施例は以上のような構成を有するから、上枡
(2)および下枡(3)には上下方向の凸部(22),(32)を設け
たので、特に上下方向に強度が増し、より容量の大き
な、例えば容量が700l程度の焼却炉とすることが可能
となるとともに、焼却物が炉の内壁面に密着しても、溝
部(23),(33)よって完全に密着することを防止し、溝部
(23),(33)からの気流により、焼却物は焼却炉の中央部
に移行する作用を有する。さらに、下枡の溝部(33)の底
面(34)には外側に連通する空気孔(35)が設けられている
から、燃焼物を焼却炉の中央部に移行する作用を助長す
るとともに、外気が壁面部および中央部に導入されるこ
とにより更に燃焼効率がよくなる。この際、燃焼炉の下
側ほど酸素の導入が必要とななるので、最下層の下枡
(3)は上記空気孔(35)が必要であるが、本実施例では、
燃焼炉外への放熱を小さくし、製作の容易性から上枡
(3)には空気孔を設けていない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、、コンクリ−ト製焼却炉において、焼却
炉本体を上下のコンクリ−ト枡とし、該下枡の内壁全面
には上下方向に凸部と溝部とを設け、該溝部の底面に外
側に連通ずる空気孔を設け、空気孔の外側には外気から
の風避板を設けたから、焼却炉全体の強度が増すととも
に、燃焼物および灰が内壁に密着することがなく、燃え
残りも少なくなって燃焼効率が高まり、燃焼に必要な空
気が空気孔から下部にも充分に入り、溝部が煙突状態と
なりこの煙突効果によりさらに燃焼効率が高まるという
効果が得られる。また、風避板(4)を設けたので、突風
が焼却炉に当たった場合に炎の変化が大きくなって燃焼
に支障を来すこともなく、風雨等が焼却炉内に入るのを
防止するという効果も得られる。更に、上枡の内壁全面
には空気孔のない上下方向の溝を設けたから、燃焼炉外
への放熱を小さくし、製作が容易になるという効果が得
られる。そして、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1の構成に加えて、空気孔の直径は内壁側で小さく外
壁側で大きい円錐形をしているから、空気が強く燃焼炉
内に流れ込むようになるという効果が得られる。更に、
燃焼炉を上下枡の多段から構成されているので、各枡に
解体,運搬,組立が容易であるので、設置現場で組み立て
る場合でも、簡単に組み立てられるという効果が得られ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリ−ト製焼却炉において、焼却炉
    本体を上下のコンクリ−ト枡とし、該下枡の内壁全面に
    は上下方向に凸部と溝部とを設け、該溝部の底面に外側
    に連通する空気孔を設け、空気孔の外側には外気からの
    風避板を設けたことを特徴とするコンクリ−ト製焼却
    炉。
  2. 【請求項2】 コンクリ−ト製焼却炉において、焼却炉
    本体を上下のコンクリ−ト枡とし、該下枡の内壁全面に
    は上下方向に凸部と溝部とを設け、該溝部の底面に外側
    に連通する空気孔を設け、空気孔の外側には外気からの
    風避板を設け、該上枡の内壁全面には空気孔のない上下
    方向に溝を設けたことを特徴とするコンクリ−ト製焼却
    炉。
JP15411598A 1998-06-03 1998-06-03 コンクリ−ト製焼却炉 Pending JPH11344211A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101876440A (zh) * 2010-08-02 2010-11-03 福清市炬威锅炉厂 焚烧炉
CN102530863A (zh) * 2011-12-17 2012-07-04 湖北宜化化工股份有限公司 间歇式固定床分段、分区域制取合成氨原料气装置及方法
CN115592385A (zh) * 2022-11-30 2023-01-13 一汽解放汽车有限公司(Cn) 螺母供料装置及控制方法

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