JP3039325U - 耐熱コンクリート製ワッカ組立による撹拌式ゴミ焼却炉 - Google Patents

耐熱コンクリート製ワッカ組立による撹拌式ゴミ焼却炉

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JP3039325U
JP3039325U JP1996013872U JP1387296U JP3039325U JP 3039325 U JP3039325 U JP 3039325U JP 1996013872 U JP1996013872 U JP 1996013872U JP 1387296 U JP1387296 U JP 1387296U JP 3039325 U JP3039325 U JP 3039325U
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圭 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般の人の手作業で組立、分解・移動が容易
で、耐熱強度にすぐれ堅牢でゴミの完全焼却ができ、ヒ
ビ割れ等のおそれがなく、常時正常使用ができて長期使
用に耐え、火災の危険や環境汚損のおそれもなく、一般
家庭等で容易に使用し得るゴミ焼却炉の提供。 【解決手段】 耐熱鉄筋入コンクリート製底板1の上
に、内部に熱膨脹伸縮対応性の耐熱鉄筋を入れ耐火剤を
混合して遠心力加工した筒状コンクリートブロックの表
面に耐熱アクリル樹能を塗装してなる灰出胴部ワッカ2
と複数の中間胴部ワッカ3a,3b,3c及び上部胴部
ワッカ4を順次積層重合して炉本体Aを形成し、上部胴
部ワッカの上に自在に着脱又は開閉できる耐熱鉄筋入上
蓋B又はB′を載置し、上蓋の上部に煙突立て5を設
け、煙突立てに火の粉飛散止めトップ8を冠装した煙突
9を嵌め込み立設し、灰出胴部の上面にハンドル10′
を胴外に露出させたハンドル付反転式ロストル10を載
置し、灰出胴部の正面中央部に灰出口11を設けて、そ
れに火口蓋12を取付け、該胴部の背面に複数の通気孔
13を設けて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、一般家庭、事務所、農園、公園等で発生するゴミをそれぞれ最寄 の場所で、環境に迷惑や害を及ぼすことなく、完全焼却でき、かつ随時所要の場 所に据付、移動が容易で、しかも耐久性が有って長期使用に耐える丸型の耐熱コ ンクリート製ワッカ組立による撹拌式ゴミ焼却炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のゴミ焼却炉には、ドラム缶状の縦型筒体に煙突と灰かき出し口を設け、 内部に受皿を据付けたものがあるが、ゴミの完全焼却ができず、安定性を欠くた め火災予防上難点があり、また黒煙を排出して環境衛生上好ましからず、かつ耐 久性に乏しい等の欠点があった。
【0003】 又、上記のほか、金属製の炉体の内部に耐火煉瓦を内装したもの、煉瓦のみを 積み重ねて構成したもの、或いは耐火煉瓦とモルタル混合物の流し込みのもの等 が従来存するが、これらは焼却炉が一体型であるため重量が重く、搬送、移動が 容易でなく、又熱膨脹や収縮によってヒビ割れによる一部欠落等が生じ、正常に 使用し得られず、耐久性に乏しい等の欠点があった。
【0004】 又、実公平4−35697号において鋳鉄製の家庭焼却炉が開示されているが 、この考案にあっては、炉体と他の構成部材とは分離搬送できるが、炉体自体は 一体のものであって、かなり重量と容積があり、その搬送、取扱は容易でなく、 かつ構成複雑で構成部材が多く、組立て分解に手間を要する等の欠点があるほか 、ロストルも外部から操作できないため燃え残りの生ずる難点がある。
【0005】 さらに、最近炉体をコンクリート製ブロックで構成されたものが、実用新案登 録第3012494号公報及び実公平2−5212号公報において開示されてい るが、上記前者の考案にあっては、炉体が「鉄筋用基台に植設された鉄筋棒にコ ンクリートブロックを積み重ね挿通して成る」もので、多数のブロックと共に鉄 筋用基台、鉄筋棒、排煙蓋、火格子を組立式キッドの状態で提供されているもの であって、その組立に著しく手間が掛り、又ブロック一つ欠けても正常に使用し 得ない状態となり、移動の際の分解、再組立、据付に非常な労力と時間を要する 欠点がある。 又、上記後者の考案にあっては、炉体を「コンクリート製筒状ブ ロックを複数個重合して構成している」が「該筒状ブロックは、周方向に複数個 のブロックに分割形成し、その小ブロックを互いに周方向に移動を許容する連結 金具により結合して成る」もので、一組の筒状ブロックを形成するのに連結具な る部材と手間を要するのみならず、時には完結さを欠くおそれもあり、炉体の組 立て、分解にかなりの時間と労力を要する等の欠点がある。なお、上記両考案に おけるロストルは共に外部から操作し得られず、ゴミの燃え残りが生ずる難点が ある。
【0006】 なお、以上のほか、コンクリート製ブロックによる炉体構成の従来のゴミ焼却 炉には、実開平4−17222号及び実用新案登録第3022115号公報によ り開示されたもの等があるが、いずれも前項記載の2考案と同様異曲の欠点を有 するものである。
【0007】
【考案が解決しょうとする課題】
本考案は、一般の人が、手作業で容易に組立、据付、解体・移動、再組立据付 ができると共に、ゴミの完全焼却ができ、しかも耐熱性に優れ構造的に堅牢で安 定していて一部欠落したり、倒壊するおそれがなく、長期使用に耐え、火の粉飛 散にによる火災の危険もなく、又黒煙等を発散して環境を汚損することなく、環 境の美観保持にも有効なゴミ焼却炉を開発提供して、上記従来のゴミ焼却炉の難 欠点を解消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案においては、脚を有する耐熱性鉄筋網入りの耐火コンクリート製 の底板の上に、内部に耐熱性鉄筋を縦横に入れ、かつアルミナ等の耐火剤を混入 して遠心分離機に掛けて遠心力加工を施して耐熱強化した輪形筒状のコンクリー トブロックの表面を耐熱アクリル樹脂で塗装してなる灰出胴部ワッカを載置し、 その上に灰出胴部と同一素材からなる複数個の中間胴部ワッカと1個の上部胴部 ワッカを順次に積層重合することにより炉本体を形成し、上部胴体ワッカの上に 、中央部に筒状の煙突立てを設け、コンクリートブロックの内部に耐熱性鉄筋に よる格子状鉄筋網を入れてなり、表面を耐熱ポリマ油脂で塗装した半円形の固定 蓋板と、該蓋板と同一素材によりなり、上面に把手を取付け手動で着脱できるよ うにした円形の1/4に相当する扇形状のゴミ投入口蓋板2個とにより形成され た上蓋を載置し、上記煙突立てに排煙口を有する火の粉飛散止めトップを頂部に 冠装したステンレス製の煙突を嵌め込み立設し、上記灰出胴部の上面にハンドル を同胴部外に露出せしめたハンドル付回転式の鋳鉄製ロストルを載置し、灰出胴 部の正面中央部を開口して灰出口を設け、同胴部の背面に複数の通気孔を設け、 灰出口に開閉自在の火口蓋を取付けて成る耐熱コンクリート製ワッカ組立による 撹拌式ゴミ焼却炉を開発することにより上記課題を解決し得た。
【0009】 なお、上記構成の内、上蓋に、すべて表面を耐熱アクリル樹脂で塗装した耐熱 アルマ加工鋼板を用い、円形フレームの一方の内方に半円形の固定蓋板をフレー ムと一体にして設け、その片方をゴミ投入口として開放し、その開放部に開閉用 蓋板を蝶番を介して同フレームに取付け、上記固定蓋板の中央部に円筒状の煙突 立てを連設し、開閉用蓋板の上面に把手を取付けて該蓋を手動で自在に回転でき るようにすることにより蓋の開閉を一層容易にした本考案のゴミ焼却炉が得られ る。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1〜図3は本考案の基本型の完成したときの斜視図、正面図及び背面図であ り、図4は、その分解斜視図であって、上記各図によって示す通り、脚1′を有 する耐熱鉄筋網S′入りコンクリート製の耐熱底板1の上に、内部の縦横に3. 2mm¢の耐熱性鉄筋Sを入れ、かつ商品名キャスタブル、アルミナ等の耐火剤 を混入して遠心分離機に掛けて遠心力加工して耐熱強化した輪形筒状のコンクリ ートブロックの表面に商品名耐熱ポリマ油脂等の耐熱アクリル樹脂を塗装して成 る灰出胴部ワッカ2を載置し、その上に該灰出胴部ワッカと同一素材からなる3 個の中間胴部ワッカ(3a,3b,3c)と1個の上部胴部ワッカ4を順次積層 重合することにより炉本体Aを形成し、上部胴部ワッカ4の上に、中央部に側面 梯形筒状の煙突立5を設け、内部に2.6mm¢の耐熱性鉄筋による格子状鉄筋 網S′を入れてなり、表面を耐熱ポリマ油脂で塗装された半円形の固定蓋板6と 、該蓋板と同一素材によりなり上面に把手7′を取付け、手動で着脱自在にでき るようにした円形の1/4に相当する扇形状のゴミ投入口蓋板2個(7a,7b )とにより形成された上蓋Bを載置し、上記煙突立て5に排煙口8′を有する火 の粉飛散止めトップ8を頂部に冠装したステンレス製の煙突9を嵌め込み立設し 、上記灰出胴部ワッカ2の上面にハンドル付回転式の鋳鉄製ロストル10を載置 し、ハンドル10′は同胴外に露出せしめてロストルを外部から手動で回転させ られるようにし、同灰出胴部2の正面中央部を開口して灰出口11となし、灰出 口には開閉自在の把手12′付火口蓋12を取付け、灰出胴部の背面に2個の通 気孔13を設けることにより本考案の基本型が完成させる。
【0011】 さらに、上記構成の内上蓋B′を、すべて表面を商品名ポリマ等の耐熱アクリ ル樹脂で塗装した耐熱アルマ加工鋼板を用い、円形フレームFの一方の内方に半 円形の固定蓋板14を同フレームと一体にして設け、同フレームの片方をゴミ投 入口として開放し、その開放部を蓋するための開閉用蓋15を蝶番16を介して 円形フレームに取付け、上記固定蓋板の中央部に円筒状の煙突立14′を連設し て煙突9を嵌装するようにし、開閉用蓋には、その上面に把手15′を取付ける ことにより、手動で同蓋を自在に開閉できるようにした本考案の上記ゴミ焼却炉 が得られる。
【0012】 上記基本型実施例における炉本体を構成する胴部ワッカの数は、下部の灰胴部 ワッカと上部胴部ワッカの各1個と中間胴部ワッカ3個であって、該炉体の全高 は、85cmで中間胴部のワッカの高さは15cmを標準としているが、その内 中間胴部ワッカは焼却炉を据付ける場所の広狭等環境や焼却するゴミの質量等を 勘案してその数を増減し、又通気孔も炉内の体積に応じてその数を増減すること が望ましい。
【0013】 次に、上記実施形態になる本考案の作用について説明する。 本考案を構成する炉体の各胴部ワッカ及び上蓋、底板、煙突その他各部材 はそれぞれ分離し嵩低くして搬送でき、かつ上記各部材は一般人の人力で取扱う のに適した重量であるので、その組立据付、分解移動、再組立が手作業で容易に できるものである。 殊に上蓋は分割して軽量にして脱着自在とし、又は回転自在としているの で、炉内にゴミ投入の際における開蓋が極めて容易である。 本考案の炉本体の各胴部ワッカ及び上蓋、底板は、耐熱性の鉄筋入りコン クリートブロックからなり、かつ表面には耐熱ポリマ油脂による塗装が施されて おり、殊に各胴部ワッカの内部に商品名キャスタブル、アルミナ等の耐火剤を混 合して遠心力加工により強化して成るものであるから、耐熱性が極めて強く、堅 牢で構造的にも安定しているので使用中に一部欠落したり、ヒビ割れを生じたり 、倒壊するおそれもなく、高温によるゴミの完全焼却ができ常時正常に使用でき ると共に長期使用に耐えられる効果がある。 なお、胴部ワッカは上部二段ほどのものがさきに劣化するおそれがあるの で、適時上下を入替することにより長持させることができる。 本考案におけるロストルは炉本体の外部から操作し得られ、ゴミ焼却中に 隨時ハンドルを握って回転させることにより、通気孔から入る空気の作用と相俟 ってゴミの完全焼却を促進させ燃え残りが生ずるおそれがなく、又焼却後の炉内 清掃を簡単にできる作用をなす。 なお、煙突に取付けられている火の粉飛散止めトップは、火災予防に有効 に作用し、又、本考案の焼却炉によればゴミを完全焼却し、黒煙やガスを発散さ せないので環境衛生上に害を及ぼさない。 本考案によるゴミ焼却炉は丸型であって、炉本体、上蓋は表面を耐熱アク リル樹脂で塗装していて、外観が美しく、スマートで据付面積をさほど必要とせ ず、環境の美観保持を要する一般家庭、事務所、公園等のゴミ焼却炉として有効 適切に使用し得られる。
【0014】
【考案の効果】
本考案の耐熱コンクリート製ワッカ組立による撹拌式ゴミ焼却炉は、叙上のと おりの構成になり、既述のような作用効果を有することから、 従来のゴミ 焼却炉に比して耐熱強度、堅牢度等において格段にすぐれて耐火性、耐久性があ り、高温によるゴミ焼却によってもヒビ割れや一部欠落等が生ずるおそれはなく 、常時正常に使用し得られと共に長期使用に耐えられる効果がある。 この 考案は、複数個の胴部ワッカと底板、上蓋、煙突その他数個の部材により組立て られていて、胴部ワッカをはじめ部材各個毎の重量と大きさは人力で扱うのに適 度なものであるので、これを分離して容易に取り運びでき、その組立・据付、分 解・移動、再組立が手作業で容易にできる効果がある。 本考案によればロ ストルをハンドル付回転式にしているので、焼却作業中随時これを回転させ、通 気孔から流入する空気の作用と相俟ってゴミの完全焼却を促進させ、燃え残りの 生ずるおそれがなく、焼却作業終了すれば炉内を簡単に清掃して次の使用に備え られる効果がある。 本考案の焼却炉は丸型であって、炉体、上蓋等の表面 を耐熱ポリマ油脂で塗装し、煙突はステンレス製であるので外観上奇麗で、スマ ートな形状であると共に多くの据付面積を必要とせず、しかも上記の通り公害の おそれが無いので、一般家庭、事務所、公園或いは農園におけるゴミ焼却炉とし て有効適切なゴミ焼却炉であって、公益に貢献し得るものである。
【提出日】平成8年12月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】
そこで本考案においては、脚を有する耐熱性鉄筋網入りの耐火コンクリート製 の底板の上に、内部の縦横に熱膨脹伸縮に対応する網状の耐熱性鉄筋を入れ、か つアルミナ等の耐火剤を混入して遠心分離機に掛けて遠心力加工を施して耐熱強 化した輪形筒状のコンクリートブロックの表面を耐熱アクリル樹脂で塗装してな る灰出胴部ワッカを載置し、その上に灰出胴部と同一素材からなる複数個の中間 胴部ワッカと1個の上部胴部ワッカを順次に積層重合することにより炉本体を形 成し、上部胴体ワッカの上に、中央部に筒状の煙突立てを設け、コンクリートブ ロックの内部に耐熱性鉄筋による格子状鉄筋網を入れてなり、表面を耐熱ポリマ 油脂で塗装した半円形の固定蓋板と、該蓋板と同一素材によりなり、上面に把手 を取付け手動で着脱できるようにした円形の1/4に相当する扇形状のゴミ投入 口蓋板2個とにより形成された上蓋を載置し、上記煙突立てに排煙口を有する火 の粉飛散止めトップを頂部に冠装したステンレス製の煙突を嵌め込み立設し、上 記灰出胴部の上面にハンドルを同胴部外に露出せしめたハンドル付回転式の鋳鉄 製ロストルを載置し、灰出胴部の正面中央部を開口して灰出口を設け、同胴部の 背面に複数の通気孔を設け、灰出口に開閉自在の火口蓋を取付けて成る耐熱コン クリート製ワッカ組立による撹拌式ゴミ焼却炉を開発することにより上記課題を 解決し得た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【考案の実施の形態】
以下本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1〜図3は本考案の基本型の完成したときの斜視図、正面図及び背面図であ り、図4は、その分解斜視図であって、上記各図によって示す通り、脚1′を有 する耐熱鉄筋網S′入りコンクリート製の耐熱底板1の上に、内部の縦横に3. 2mm¢の熱膨脹伸縮に対応する網状の耐熱性鉄筋Sを入れ、かつ商品名キャス タブル、アルミナ等の耐火剤を混入して遠心分離機に掛けて遠心力加工して耐熱 強化した輪形筒状のコンクリートブロックの表面に商品名耐熱ポリマ油脂等の耐 熱アクリル樹能を塗装して成る灰出胴部ワッカ2を載置し、その上に該灰出胴部 ワッカと同一素材からなる3個の中間胴部ワッカ(3a,3b,3c)と1個の 上部胴部ワッカ4を順次積層重合することにより炉本体Aを形成し、上部胴部ワ ッカ4の上に、中央部に側面梯形筒状の煙突立5を設け、内部に2.6mm¢の 耐熱性鉄筋による格子状鉄筋網S′を入れてなり、表面を耐熱ポリマ油能で塗装 された半円形の固定蓋板6と、該蓋板と同一素材によりなり上面に把手7′を取 付け、手動で着脱自在にできるようにした円形の1/4に相当する扇形状のゴミ 投入口蓋板2個(7a,7b)とにより形成された上蓋Bを載置し、上記煙突立 て5に排煙口8′を有する火の粉飛散止めトップ8を頂部に冠装したステンレス 製の煙突9を嵌め込み立設し、上記灰出胴部ワッカ2の上面にハンドル付回転式 の鋳鉄製ロストル10を載置し、ハンドル10′は同胴外に露出せしめてロスト ルを外部から手動で回転させられるようにし、同灰出胴部2の正面中央部を開口 して灰出口11となし、灰出口には開閉自在の把手12′付火口蓋12を取付け 、灰出胴部の背面に2個の通気孔13を設けることにより本考案の基本型が完成 さる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 次に、上記実施形態になる本考案の作用について説明する。 本考案を構成する炉体の各胴部ワッカ及び上蓋、底板、煙突その他各部材 はそれぞれ分離し嵩低くして搬送でき、かつ上記各部材は一般人の人力で取扱う のに適した重量であるので、その組立据付、分解移動、再組立が手作業で容易に できるものである。 殊に上蓋は分割して軽量にして脱着自在とし、又は回転自在としているの で、炉内にゴミ投入の際における開蓋が極めて容易である。 本考案の炉本体の各胴部ワッカ及び上蓋、底板は、耐熱性の鉄筋入りコン クリートブロックからなり、かつ表面には耐熱ポリマ油脂による塗装が施されて おり、殊に各胴部ワッカの内部には縦横に熱膨脹伸縮に対応する網状の耐熱鉄筋 を入れ、かつ 商品名キャスタブル、アルミナ等の耐火剤を混合して遠心力加工に より強化して成るものであるから、耐熱性が極めて強く、堅牢で構造的にも安定 しているので使用中に一部欠落したり、ヒビ割れを生じたり、倒壊するおそれも なく、高温によるゴミの完全焼却ができ常時正常に使用できると共に長期使用に 耐えられる効果がある。 なお、胴部ワッカは上部二段ほどのものがさきに劣化するおそれがあるの で、適時上下を入替することにより長持させることができる。 本考案におけるロストルは炉本体の外部から操作し得られ、ゴミ焼却中に 随時ハンドルを握って回転させることにより、通気孔から入る空気の作用と相俟 ってゴミの完全焼却を促進させ燃え残りが生ずるおそれがなく、又焼却後の炉内 清掃を簡単にできる作用をなす。 なお、煙突に取付けられている火の粉飛散止めトップは、火災予防に有効 に作用し、又、本考案の焼却炉によればゴミを完全焼却し、黒煙やガスを発散さ せないので環境衛生上に害を及ぼさない。 本考案によるゴミ焼却炉は丸型であって、炉本体、上蓋は表面を耐熱アク リル樹脂で塗装していて、外観が美しく、スマートで据付面積をさほど必要とせ ず、環境の美観保持を要する一般家庭、事務所、公園等のゴミ焼却炉として有効 適切に使用し得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の完成斜視図である。
【図2】本考案の完成正面図である。
【図3】本考案の完成背面図である。
【図4】本考案の分解斜視図である。
【図5】上蓋の鉄筋構造を示す斜視図である。
【図6】底板の鉄筋構造を示す斜視図である。
【図7】A−A線断面図である。
【図8】B−B線断面図である。
【図9】(イ)は、ゴミ焼却中における回転式ロストル
の状態を示す斜視図である。(ロ)は、ゴミ焼却後灰出
の際におけるロストルの状態を示す斜視図である。
【図10】本考案のゴミ燃焼時における空気流入状態を
示す側面一部切欠断面図である。
【図11】(A)はその他の実施例における上蓋の閉鎖
した状態を示す斜視図である。(B)は同上、上蓋の開
披した状態を示す斜視図である。
【図12】その他の実施例における全体斜視図である。
【符号の説明】
1 底板 1′ 脚 S 鉄筋 S′ 鉄筋網 A 炉本体 2 灰胴部ワッカ 3a,3b,3c 中間胴部ワッカ 4 上部胴部ワッカ 5 煙突立て B,B′ 上蓋 6 半円形固定蓋板 7a,7b 扇形開閉用蓋板 7′ 把手 8 火の粉飛散止めトップ 8′ 排煙口 9 煙突 10 回転式ロストル 10′ ロストルのハンドル 11 灰出口 12 火口蓋 12′ 火口蓋把手 13 通気孔 F 円形フレーム 14 半円形の固定蓋板 14′ 煙突立て 15 手動式回転蓋板 15′ 把手 16 蝶番
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23M 5/02 F23M 5/02

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脚を有する耐熱性鉄筋網入り耐火コンク
    リート製の底板の上に耐熱性鉄筋を内部の縦横に入れ、
    かつ耐火剤を混入して遠心力加工した輪形筒状のコンク
    リートブロックの表面に耐熱アクリル樹脂を塗装してな
    る灰出胴部ワッカを載置し、その上に灰出胴部と同一素
    材によりなる複数個の中間胴部ワッカと1個の上部胴部
    ワッカを順次積層重合することにより炉本体を構成し、
    上部胴部ワッカの上に、中央部に筒状の煙突立てを設け
    コンクリートブロックの内部に耐熱性格子状鉄筋網を入
    れ表面を耐熱アクリル樹脂で塗装した半円形の固定蓋板
    と、該蓋板と同一素材によりなり上面に把手を取付けて
    手動で着脱できるようにした扇形状のゴミ投入口蓋板2
    個とにより形成した上蓋を載置し、上記煙突立てに、排
    煙口を有する火の粉飛散止めトップを頂部に嵌装したス
    テンレス製アルマ加工の煙突を嵌め込み立設し、上記灰
    出胴部の上面にハンドルを胴外に露出させたハンドル付
    反転式ロストルを載置し、該灰出胴部の正面中央部に灰
    出口を設け、該胴部の背面に複数の通気孔を設け、該灰
    出口に開閉自在の火口蓋を取付けてなることを特徴とす
    る耐熱コンクリート製ワッカ組立による撹拌式ゴミ焼却
    炉。
  2. 【請求項2】 上蓋を、すべて表面を耐熱アクリル樹脂
    で塗装した耐熱アルマ加工鋼板を用い、円形フレームの
    一方の内方に半円形の固定蓋板をフレームと一体にして
    設け、その片方をゴミ投入口として開放し、その開放部
    に半円形の開閉用蓋を蝶番を介して同フレームに取付
    け、上記固定蓋板の中央部に円筒状の煙突立てを連設
    し、開閉用蓋板の上面に把手を取付けて該蓋を手動で開
    閉自在となしたことを特徴とする請求項1記載の耐熱コ
    ンクリート製ワッカ組立による撹拌式ゴミ焼却炉。
JP1996013872U 1996-12-14 1996-12-14 耐熱コンクリート製ワッカ組立による撹拌式ゴミ焼却炉 Expired - Lifetime JP3039325U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014025637A (ja) * 2012-07-26 2014-02-06 Kinsei Sangyo:Kk 焼却炉の投入口開閉装置

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