JP2729920B2 - 焼却炉装置 - Google Patents
焼却炉装置Info
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- JP2729920B2 JP2729920B2 JP6133692A JP13369294A JP2729920B2 JP 2729920 B2 JP2729920 B2 JP 2729920B2 JP 6133692 A JP6133692 A JP 6133692A JP 13369294 A JP13369294 A JP 13369294A JP 2729920 B2 JP2729920 B2 JP 2729920B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事業所や一般家庭等か
ら排出される各種廃棄物を焼却処理する焼却炉装置に関
するものである。
ら排出される各種廃棄物を焼却処理する焼却炉装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、事業所等から排出される各種産業
廃棄物や一般家庭から排出されるゴミ屑類を焼却処理す
るために各種の焼却装置が開発され、提案されている。
例えば、プラスッチク屑や廃タイヤ等の廃棄物は燃焼速
度や燃焼温度が高いために耐火煉瓦構造の大型で、構造
も複雑な焼却装置で焼却されている。また、塵芥類の焼
却においても、種々雑多なものが混入し、水分も多量に
含んだものもあるため、炉内を乾燥室と焼却室とに分け
てストーカで塵芥類を搬入する様な大型の焼却装置が使
用され、被焼却物をなるべく完全燃焼させつつ不完全燃
焼による公害の発生を防止しているものである。
廃棄物や一般家庭から排出されるゴミ屑類を焼却処理す
るために各種の焼却装置が開発され、提案されている。
例えば、プラスッチク屑や廃タイヤ等の廃棄物は燃焼速
度や燃焼温度が高いために耐火煉瓦構造の大型で、構造
も複雑な焼却装置で焼却されている。また、塵芥類の焼
却においても、種々雑多なものが混入し、水分も多量に
含んだものもあるため、炉内を乾燥室と焼却室とに分け
てストーカで塵芥類を搬入する様な大型の焼却装置が使
用され、被焼却物をなるべく完全燃焼させつつ不完全燃
焼による公害の発生を防止しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、前記
炉本体内にロストルが固定された従来の固定式ロストル
では、投入した塵芥類や燃焼した灰屑がロストルに目詰
まり状に堆積されて空気の通流が悪く、塵芥類は不完全
燃焼し、この不完全燃焼ガスが黒煙となって排出されて
近隣居住者の反発を受け易い。また、ロストルに目詰ま
りした塵芥類や灰屑を除去するのに手数を要する等の問
題があった。
炉本体内にロストルが固定された従来の固定式ロストル
では、投入した塵芥類や燃焼した灰屑がロストルに目詰
まり状に堆積されて空気の通流が悪く、塵芥類は不完全
燃焼し、この不完全燃焼ガスが黒煙となって排出されて
近隣居住者の反発を受け易い。また、ロストルに目詰ま
りした塵芥類や灰屑を除去するのに手数を要する等の問
題があった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、炉本体内に塵芥類や燃焼
した灰屑等が目詰まり状に堆積することなく、塵芥類内
に空気を略均一に分布供給しながら完全燃焼させ、清浄
な無煙化ガスを煙突から排出して煤煙による公害を防止
し、構造も簡易で設備経費も安価な焼却炉装置を提供す
ることにある。
れたものであり、その目的は、炉本体内に塵芥類や燃焼
した灰屑等が目詰まり状に堆積することなく、塵芥類内
に空気を略均一に分布供給しながら完全燃焼させ、清浄
な無煙化ガスを煙突から排出して煤煙による公害を防止
し、構造も簡易で設備経費も安価な焼却炉装置を提供す
ることにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
めに、本発明は、炉本体12と、この炉本体12に連通
された煙突14とを有し、前記炉本体12内には、その
略中央に配置され、上方に立ち上げ形成された基管16
を備え、この基管16は、前記炉本体12の周壁に向か
って放射状に配置された枝管18を有し、前記基管16
及び枝管18は、その外周面に多数の空気孔20が開孔
された中空管体と、から成り、前記炉本体12の内底部
には、外部の空気を通気させるべく底壁によって上面の
炉体内と閉鎖状に画成されて外部に連通した空間を形成
する空気室30が設けられ、前記空気室30の上面略中
央位置であって前記炉本体12内と連通する様に継手管
40が上方に向けて突設され、この継手管40に前記基
管16の下端部を着脱自在に嵌挿させ、該基管16をこ
の継手管40に対して鉛直方向回りに回転自在に、かつ
着脱自在に継手させ、外部の空気を該空気室30から前
記炉本体12内の前記基管16及び枝管18の空気孔2
0を通過させ、炉本体12内へ空気を略均一に分布供給
して成る焼却炉装置から構成される。
めに、本発明は、炉本体12と、この炉本体12に連通
された煙突14とを有し、前記炉本体12内には、その
略中央に配置され、上方に立ち上げ形成された基管16
を備え、この基管16は、前記炉本体12の周壁に向か
って放射状に配置された枝管18を有し、前記基管16
及び枝管18は、その外周面に多数の空気孔20が開孔
された中空管体と、から成り、前記炉本体12の内底部
には、外部の空気を通気させるべく底壁によって上面の
炉体内と閉鎖状に画成されて外部に連通した空間を形成
する空気室30が設けられ、前記空気室30の上面略中
央位置であって前記炉本体12内と連通する様に継手管
40が上方に向けて突設され、この継手管40に前記基
管16の下端部を着脱自在に嵌挿させ、該基管16をこ
の継手管40に対して鉛直方向回りに回転自在に、かつ
着脱自在に継手させ、外部の空気を該空気室30から前
記炉本体12内の前記基管16及び枝管18の空気孔2
0を通過させ、炉本体12内へ空気を略均一に分布供給
して成る焼却炉装置から構成される。
【0006】前記煙突14には、空気給気部64が設け
られ、前記空気給気部64は、該煙突14の前記炉本体
12寄りの一部外周面全体に渡って開孔された空気給気
孔70と、この空気給気孔70を外面側から閉鎖状に覆
う様に囲周した壁との間の間隙からなる給気室66と、
該給気室66と外部を連通させるように同給気室66の
下端部外周面に開孔された空気導入孔68と、を有して
成ることとしてもよい。
られ、前記空気給気部64は、該煙突14の前記炉本体
12寄りの一部外周面全体に渡って開孔された空気給気
孔70と、この空気給気孔70を外面側から閉鎖状に覆
う様に囲周した壁との間の間隙からなる給気室66と、
該給気室66と外部を連通させるように同給気室66の
下端部外周面に開孔された空気導入孔68と、を有して
成ることとしてもよい。
【0007】また、前記炉本体12は、仕切壁72によ
り区画され、一体的に形成されたサイクロン焼却部74
を有し、前記サイクロン焼却部74は、サイクロン用炉
体76と、このサイクロン用炉体76の上面略中央位置
から内部へ突出状に連通された煙突78とを有し、前記
仕切壁72の上端側には、前記炉本体12とサイクロン
用炉本体76とを連通する連通口92が設けられ、前記
連通口92の近傍には、空気取入部96が設けられて成
ることとしてもよい。
り区画され、一体的に形成されたサイクロン焼却部74
を有し、前記サイクロン焼却部74は、サイクロン用炉
体76と、このサイクロン用炉体76の上面略中央位置
から内部へ突出状に連通された煙突78とを有し、前記
仕切壁72の上端側には、前記炉本体12とサイクロン
用炉本体76とを連通する連通口92が設けられ、前記
連通口92の近傍には、空気取入部96が設けられて成
ることとしてもよい。
【0008】また、前記連通口92は、前記サイクロン
用炉体76内の煙突78に対し平面視偏心した方向に連
通されて成ることとしてもよい。
用炉体76内の煙突78に対し平面視偏心した方向に連
通されて成ることとしてもよい。
【0009】また、前記空気取入部96は、前記仕切壁
72の外壁面から連通口92の近傍へ向け開孔された空
気孔98を備えて成ることとしてもよい。
72の外壁面から連通口92の近傍へ向け開孔された空
気孔98を備えて成ることとしてもよい。
【0010】また、前記炉本体12の側壁面には、前記
連通口92方向に空気を吸入するため、前記炉本体12
内の流路に連通する空気吸入孔102が開孔されて成る
こととしてもよい。
連通口92方向に空気を吸入するため、前記炉本体12
内の流路に連通する空気吸入孔102が開孔されて成る
こととしてもよい。
【0011】また、前記炉本体12は、被焼却物の投入
口52を備え、この投入口52の近傍には、前記炉本体
12の流路へ空気を吸込む空気吸込孔104が開孔され
て成ることとしてもよい。
口52を備え、この投入口52の近傍には、前記炉本体
12の流路へ空気を吸込む空気吸込孔104が開孔され
て成ることとしてもよい。
【0012】
【作用】本発明に係る焼却炉装置においては、炉本体の
投入口から内部に被焼却物を投入して投入口の扉を閉鎖
し、炉体の焚口から被焼却物に着火して燃焼させる。前
記炉体内において、基管から放射状に突設された枝管に
被焼却物は支持され、底面側の空気室に連通された基管
の空気孔や、枝管の空気孔から空気が被焼却物へ自然に
通気され、着火した被焼却物が失火することなく、燃焼
を継続できる
投入口から内部に被焼却物を投入して投入口の扉を閉鎖
し、炉体の焚口から被焼却物に着火して燃焼させる。前
記炉体内において、基管から放射状に突設された枝管に
被焼却物は支持され、底面側の空気室に連通された基管
の空気孔や、枝管の空気孔から空気が被焼却物へ自然に
通気され、着火した被焼却物が失火することなく、燃焼
を継続できる
【0013】前記炉体内の燃焼ガスは、炉本体から煙突
内へ上昇する。この煙突の空気給気部の位置において、
予熱された空気が煙突内を通流中の燃焼ガスに通気さ
れ、この燃焼ガス中に含まれた未燃焼ガスが完全に燃焼
し、煙突から排出される燃焼ガスを無煙化して煤煙によ
る公害を防止できる。
内へ上昇する。この煙突の空気給気部の位置において、
予熱された空気が煙突内を通流中の燃焼ガスに通気さ
れ、この燃焼ガス中に含まれた未燃焼ガスが完全に燃焼
し、煙突から排出される燃焼ガスを無煙化して煤煙によ
る公害を防止できる。
【0014】また、基管に放射状に配置された枝管に支
持された被焼却物は、燃焼が進むに従って枝管の間隙か
ら落下する。或は、枝管の間隙に燃焼屑や灰屑が目詰ま
り状に堆積した場合には、空気室の継手管に対し基管を
鉛直方向回りに反転回動させることにより燃焼屑や灰屑
を簡易に落下除去できることとなる。この様に、枝管の
間隙の燃焼屑や灰屑等を簡易に除去し、かつ基管や枝管
の空気孔から炉体内に空気を略均一に分布供給しながら
投入した被焼却物を完全燃焼させ得る。更に、基管から
枝管を引き抜き、基管を空気室の継手管から引抜くこと
により、基管や枝管並びに炉体内の保守点検も容易にで
きる。そして、炉体や基管、枝管等の構成が簡易である
ため、コストも安価に設備できる。
持された被焼却物は、燃焼が進むに従って枝管の間隙か
ら落下する。或は、枝管の間隙に燃焼屑や灰屑が目詰ま
り状に堆積した場合には、空気室の継手管に対し基管を
鉛直方向回りに反転回動させることにより燃焼屑や灰屑
を簡易に落下除去できることとなる。この様に、枝管の
間隙の燃焼屑や灰屑等を簡易に除去し、かつ基管や枝管
の空気孔から炉体内に空気を略均一に分布供給しながら
投入した被焼却物を完全燃焼させ得る。更に、基管から
枝管を引き抜き、基管を空気室の継手管から引抜くこと
により、基管や枝管並びに炉体内の保守点検も容易にで
きる。そして、炉体や基管、枝管等の構成が簡易である
ため、コストも安価に設備できる。
【0015】また、前記炉本体にサイクロン焼却部を仕
切壁で区画して一体形成した焼却炉装置においても、炉
本体内の燃焼ガスは、炉本体内の上部流路から仕切壁の
連通口を経由してサイクロン焼却部内へ流入し、このと
き連通口の近傍に設けられた空気取入部や炉本体の側壁
面等に設けた空気吸入孔等から外部の空気が流入して燃
焼ガスに混合され、この空気が混合された燃焼ガスは、
サイクロン用炉体内で煙突の外周を高速旋回しながら二
次燃焼してサイクロン焼却部内で略完全燃焼される。
切壁で区画して一体形成した焼却炉装置においても、炉
本体内の燃焼ガスは、炉本体内の上部流路から仕切壁の
連通口を経由してサイクロン焼却部内へ流入し、このと
き連通口の近傍に設けられた空気取入部や炉本体の側壁
面等に設けた空気吸入孔等から外部の空気が流入して燃
焼ガスに混合され、この空気が混合された燃焼ガスは、
サイクロン用炉体内で煙突の外周を高速旋回しながら二
次燃焼してサイクロン焼却部内で略完全燃焼される。
【0016】また、燃焼ガス中に含まれている塵埃も、
サイクロン焼却部内で高速旋回中に燃焼ガス内より遠心
分離されて内底部に落下堆積される。従って、清浄な無
煙ガスを煙突から排出できて煤煙による公害を防止で
き、炉本体とサイクロン焼却部とは仕切壁のみで区画し
て一体的に形成しているため、サイクロン焼却部をダク
トで炉本体と連通する場合に比べて構造が簡略で、製造
コストも安価となる。
サイクロン焼却部内で高速旋回中に燃焼ガス内より遠心
分離されて内底部に落下堆積される。従って、清浄な無
煙ガスを煙突から排出できて煤煙による公害を防止で
き、炉本体とサイクロン焼却部とは仕切壁のみで区画し
て一体的に形成しているため、サイクロン焼却部をダク
トで炉本体と連通する場合に比べて構造が簡略で、製造
コストも安価となる。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実
施例を説明する。図1ないし図4には、本発明の実施例
に係る焼却炉装置10が示されている。図より明らかな
様に、前記焼却炉装置10は、炉本体12と、この炉本
体12の上面に連通された煙突14とを有し、前記炉本
体12内には、その略中央に配置され、上方に立ち上げ
形成された基管16を備えている。
施例を説明する。図1ないし図4には、本発明の実施例
に係る焼却炉装置10が示されている。図より明らかな
様に、前記焼却炉装置10は、炉本体12と、この炉本
体12の上面に連通された煙突14とを有し、前記炉本
体12内には、その略中央に配置され、上方に立ち上げ
形成された基管16を備えている。
【0018】この基管16は、前記炉本体12の周壁に
向かって放射状に配置された枝管18を有し、前記基管
16及び枝管18は、その外周面に多数の空気孔20か
開孔された中空管体から成る。これにより、前記炉本体
12内に塵芥類を投入した場合、枝管18が中央の基管
16に対して放射状に配置されているので、例えば格子
状の従来のロストル構造等に比較して燃焼後の灰屑状態
になるに従い、円滑に下部側に落下して枝管18の間隙
の目詰まりなく被焼却物を支持でき、基管16及び枝管
18の各空気孔20から炉本体12内へ空気を略均一に
分布供給して塵芥類を完全燃焼させることができる。
向かって放射状に配置された枝管18を有し、前記基管
16及び枝管18は、その外周面に多数の空気孔20か
開孔された中空管体から成る。これにより、前記炉本体
12内に塵芥類を投入した場合、枝管18が中央の基管
16に対して放射状に配置されているので、例えば格子
状の従来のロストル構造等に比較して燃焼後の灰屑状態
になるに従い、円滑に下部側に落下して枝管18の間隙
の目詰まりなく被焼却物を支持でき、基管16及び枝管
18の各空気孔20から炉本体12内へ空気を略均一に
分布供給して塵芥類を完全燃焼させることができる。
【0019】図1に示す様に、前記炉本体12は、平板
状の耐熱性金属底板22の上面に立設されており、地面
等に打設されたコンクリート基礎24の上面に設置され
ている。前記炉本体12は、前記耐熱性金属底板22の
上面に立設された平面視四角形状で中空の炉体26と、
この炉体26の上端に連設された台錐状の天蓋28とを
備えている。
状の耐熱性金属底板22の上面に立設されており、地面
等に打設されたコンクリート基礎24の上面に設置され
ている。前記炉本体12は、前記耐熱性金属底板22の
上面に立設された平面視四角形状で中空の炉体26と、
この炉体26の上端に連設された台錐状の天蓋28とを
備えている。
【0020】前記炉体26と、天蓋28とは、いずれも
耐火れんがやキャスタブルの様な耐火材で構築され、こ
の耐火材の外面には耐熱性金属板が付設され、この耐熱
性金属板の継手部はアングル材で補強されている。な
お、前記炉体22は、平面視四角形に限ることなく、円
形、多角形等に形成してもよい。
耐火れんがやキャスタブルの様な耐火材で構築され、こ
の耐火材の外面には耐熱性金属板が付設され、この耐熱
性金属板の継手部はアングル材で補強されている。な
お、前記炉体22は、平面視四角形に限ることなく、円
形、多角形等に形成してもよい。
【0021】図1、図2に示す様に、前記炉体26の内
底部には、外部に連通した空気室30が設けられてい
る。この空気室30は、前記耐熱性金属底板22の上面
に、炉体22の下端に沿って周回状に固定された金属枠
32と、この金属枠32の上面開口を閉鎖した金属板3
4と、この金属板34の上面に付設された耐火材36
と、を備え、前記金属枠32には、複数の通気孔38が
開孔されている。この通気孔38から外部の空気が空気
室30内に自然に通気される。
底部には、外部に連通した空気室30が設けられてい
る。この空気室30は、前記耐熱性金属底板22の上面
に、炉体22の下端に沿って周回状に固定された金属枠
32と、この金属枠32の上面開口を閉鎖した金属板3
4と、この金属板34の上面に付設された耐火材36
と、を備え、前記金属枠32には、複数の通気孔38が
開孔されている。この通気孔38から外部の空気が空気
室30内に自然に通気される。
【0022】前記空気室30の金属板34の略中央位置
には、前記基管16を鉛直方向回りに回転自在に継手連
結するための継手管40が上方へ突設されている。前記
基管16は、耐熱性の金属管体を素材とし、該基管16
の下端部は前記継手管40に回転自在に継手連結するた
め開口42されると共に上端は閉鎖44されている。更
に、この基管16の外周面には、多数の空気孔20が開
孔されている。この空気孔20は、前記枝管18を貫通
し、上下段の空気孔20で位置をずらしながら平面視放
射状に枝管18を配置できる様に、基管16の外周面の
同一高さ位置に6ないし8個程度が開孔されている。前
記基管16は、その下端の開口42が前記継手管40に
鉛直方向回りに回転自在に、かつ着脱自在に継手連結さ
れる。これにより、空気室30内の空気は継手管40か
ら基管16内を上方へ通流しながら外周面の空気孔20
から炉体26内へ供給される。
には、前記基管16を鉛直方向回りに回転自在に継手連
結するための継手管40が上方へ突設されている。前記
基管16は、耐熱性の金属管体を素材とし、該基管16
の下端部は前記継手管40に回転自在に継手連結するた
め開口42されると共に上端は閉鎖44されている。更
に、この基管16の外周面には、多数の空気孔20が開
孔されている。この空気孔20は、前記枝管18を貫通
し、上下段の空気孔20で位置をずらしながら平面視放
射状に枝管18を配置できる様に、基管16の外周面の
同一高さ位置に6ないし8個程度が開孔されている。前
記基管16は、その下端の開口42が前記継手管40に
鉛直方向回りに回転自在に、かつ着脱自在に継手連結さ
れる。これにより、空気室30内の空気は継手管40か
ら基管16内を上方へ通流しながら外周面の空気孔20
から炉体26内へ供給される。
【0023】また、前記基管16の上端には、図2に示
す様に、例えば、操作ハンドル46の端部を通係するた
めの係合子48が突設されている。この係合子48に、
例えば、操作ハンドル46の端部を係止して操作ハンド
ル46を円弧状に作動させながら、基管16を継手管4
0に対して鉛直方向回りに簡易に回転操作でき、基管1
6から放射状に突設された枝管18に目詰まり状に係着
した燃焼屑や灰屑等を簡易に除去できる。なお、基管1
6は、操作ハンドル46を上端の係合子48に係着して
回転操作することに限ることなく、基管16の上端に挟
着するソケット、チャク等を備えた操作杆を用いて回転
させてもよい。
す様に、例えば、操作ハンドル46の端部を通係するた
めの係合子48が突設されている。この係合子48に、
例えば、操作ハンドル46の端部を係止して操作ハンド
ル46を円弧状に作動させながら、基管16を継手管4
0に対して鉛直方向回りに簡易に回転操作でき、基管1
6から放射状に突設された枝管18に目詰まり状に係着
した燃焼屑や灰屑等を簡易に除去できる。なお、基管1
6は、操作ハンドル46を上端の係合子48に係着して
回転操作することに限ることなく、基管16の上端に挟
着するソケット、チャク等を備えた操作杆を用いて回転
させてもよい。
【0024】前記枝管18は、同じく耐熱性の金属管体
を素材とし、前記基管16の外周面の対向位置に開孔さ
れた一対の空気孔20、20に貫通できる直径と、前記
空気孔20、20に貫通した時の両端が前記炉体26の
内周壁の近傍位置に配置し得る様な長さとを備え、この
枝管18の外周面には、前記基管16の空気孔20より
径が小さな空気孔20が多数開口されている。
を素材とし、前記基管16の外周面の対向位置に開孔さ
れた一対の空気孔20、20に貫通できる直径と、前記
空気孔20、20に貫通した時の両端が前記炉体26の
内周壁の近傍位置に配置し得る様な長さとを備え、この
枝管18の外周面には、前記基管16の空気孔20より
径が小さな空気孔20が多数開口されている。
【0025】前記枝管18は、前記基管16の下部寄り
位置の外周面において、対向した一対の空気孔20、2
0に貫通され、かつ前記空気孔20の上下段で位相差を
おいて位置をずらしながら対向した一対の空気孔20、
20に貫通されている。例えば、基管16に略45度程
度の位相差をおいて段差状に貫通ささた4本の枝管18
は、図3に示す様に、基管16に対し平面視略放射状と
なって配置されて炉体26内の塵埃類を受着できる。ま
た、前記基管16に放射状に貫通された各枝管18は、
基管16内で枝管18の空気孔20を下向きに連通させ
ることにより、空気室30から継手管40を経由して基
管16内を上昇する空気が、前記各枝管18内に分流し
ながら各枝管18の空気孔20から炉体26内に略均一
に供給される。図2に示す様に、前記基管16に放射状
に貫通された枝管18は、炉体26の高さにもよるが、
基管16に対して上下2段に渡って枝管18を放射状に
貫通配置してもよい。
位置の外周面において、対向した一対の空気孔20、2
0に貫通され、かつ前記空気孔20の上下段で位相差を
おいて位置をずらしながら対向した一対の空気孔20、
20に貫通されている。例えば、基管16に略45度程
度の位相差をおいて段差状に貫通ささた4本の枝管18
は、図3に示す様に、基管16に対し平面視略放射状と
なって配置されて炉体26内の塵埃類を受着できる。ま
た、前記基管16に放射状に貫通された各枝管18は、
基管16内で枝管18の空気孔20を下向きに連通させ
ることにより、空気室30から継手管40を経由して基
管16内を上昇する空気が、前記各枝管18内に分流し
ながら各枝管18の空気孔20から炉体26内に略均一
に供給される。図2に示す様に、前記基管16に放射状
に貫通された枝管18は、炉体26の高さにもよるが、
基管16に対して上下2段に渡って枝管18を放射状に
貫通配置してもよい。
【0026】この様に、空気室30の継手管40に対し
て回転自在に、かつ着脱自在に基管16を連結し、この
基管16の下部寄り位置に枝管18を放射状に配置した
ことにより、炉体26内に投入された被焼却物は枝管1
8に支持され、かつ基管16や枝管の空気孔20から炉
体26内に略均一に空気が供給されて燃焼が継続され
る。そして、枝管18に支持された被焼却物は燃焼が進
行するにつれて、燃焼屑となって円滑に下部側に落下
し、枝管18の間隙の目詰まりがなく被焼却物を支持し
ながら完全燃焼させることができる。また、各枝管18
の間隙が燃焼屑で目詰まりした場合には、焼却終了後に
おいて、投入口側から操作ハンドル等を用いて基管16
を回転させながら簡易に目詰まりを除去でき、更に、基
管16から枝管18を引き抜き、その後で基管16を継
手管40から引抜いて炉体26内や基管16及び枝管1
8の保守点検、修理等も容易にできることとなる。
て回転自在に、かつ着脱自在に基管16を連結し、この
基管16の下部寄り位置に枝管18を放射状に配置した
ことにより、炉体26内に投入された被焼却物は枝管1
8に支持され、かつ基管16や枝管の空気孔20から炉
体26内に略均一に空気が供給されて燃焼が継続され
る。そして、枝管18に支持された被焼却物は燃焼が進
行するにつれて、燃焼屑となって円滑に下部側に落下
し、枝管18の間隙の目詰まりがなく被焼却物を支持し
ながら完全燃焼させることができる。また、各枝管18
の間隙が燃焼屑で目詰まりした場合には、焼却終了後に
おいて、投入口側から操作ハンドル等を用いて基管16
を回転させながら簡易に目詰まりを除去でき、更に、基
管16から枝管18を引き抜き、その後で基管16を継
手管40から引抜いて炉体26内や基管16及び枝管1
8の保守点検、修理等も容易にできることとなる。
【0027】図1に示す様に、前記天蓋28の上端に煙
突14が立設されている。この煙突14は、耐熱性鋼板
で形成され、炉体26の背面側に固定された支柱50に
支持されている。前記炉体26の鏡面側において、天蓋
28に投入口52が設置され、この投入口52に把手付
扉54が枢着されている。また、前記炉体26の鏡面側
の下部位置には、焚口56と灰出口58が上下段に設け
られ、この焚口56と灰出口58とに扉60、62が枢
着されている。前記投入口52から炉体26内に塵芥類
を投入し、焚口56から塵芥類に着火する。
突14が立設されている。この煙突14は、耐熱性鋼板
で形成され、炉体26の背面側に固定された支柱50に
支持されている。前記炉体26の鏡面側において、天蓋
28に投入口52が設置され、この投入口52に把手付
扉54が枢着されている。また、前記炉体26の鏡面側
の下部位置には、焚口56と灰出口58が上下段に設け
られ、この焚口56と灰出口58とに扉60、62が枢
着されている。前記投入口52から炉体26内に塵芥類
を投入し、焚口56から塵芥類に着火する。
【0028】前記煙突14の下部位置には、空気給気部
64が設けられている。この空気給気部64は、前記煙
突14の外周面を囲周して設けられた空気室66と、該
給気室66の下部外周面に開孔された空気導入孔68
と、前記給気室66内において煙突14の外周面に開孔
された空気給気孔70と、を備えている。
64が設けられている。この空気給気部64は、前記煙
突14の外周面を囲周して設けられた空気室66と、該
給気室66の下部外周面に開孔された空気導入孔68
と、前記給気室66内において煙突14の外周面に開孔
された空気給気孔70と、を備えている。
【0029】これにより、炉体26内の塵芥類の燃焼で
発生した燃焼ガスは、天蓋28内から煙突14内へ上昇
する。この煙突14の空気給気部64の位置において、
空気導入孔68から給気室66内に流入した空気が予熱
されながら煙突14の外周面の空気給気孔70から煙突
14内へ通流し、煙突14内を上昇中の燃焼ガスに通気
されて燃焼ガス中に含まれた未燃焼ガスが完全に燃焼
し、煙突14から排出される燃焼ガスは完全燃焼して煤
煙による公害を防止できる。また、前記炉体26内の基
管16や枝管18、煙突14に設けた空気給気部64等
の構造も簡略で、製造コストも安価に設備できることと
なる。
発生した燃焼ガスは、天蓋28内から煙突14内へ上昇
する。この煙突14の空気給気部64の位置において、
空気導入孔68から給気室66内に流入した空気が予熱
されながら煙突14の外周面の空気給気孔70から煙突
14内へ通流し、煙突14内を上昇中の燃焼ガスに通気
されて燃焼ガス中に含まれた未燃焼ガスが完全に燃焼
し、煙突14から排出される燃焼ガスは完全燃焼して煤
煙による公害を防止できる。また、前記炉体26内の基
管16や枝管18、煙突14に設けた空気給気部64等
の構造も簡略で、製造コストも安価に設備できることと
なる。
【0030】次に、本発明に係る焼却炉装置10の作用
を説明する。前記焼却炉装置10は事業所や一般住宅等
の庭先に設置して各種廃棄物を焼却処理するものであ
る。そして、投入口52から炉体26内にゴミ屑類、或
はプラスチック類を含んだ屑類等を投入して投入口52
を閉鎖し、焚口56から前記被焼却物に着火し、燃焼さ
せる。
を説明する。前記焼却炉装置10は事業所や一般住宅等
の庭先に設置して各種廃棄物を焼却処理するものであ
る。そして、投入口52から炉体26内にゴミ屑類、或
はプラスチック類を含んだ屑類等を投入して投入口52
を閉鎖し、焚口56から前記被焼却物に着火し、燃焼さ
せる。
【0031】前記炉体26内において、基管16から放
射状に突設された枝管18に被焼却物は支持され、底面
側の空気室30に連通された基管16の空気孔20や、
枝管18の空気孔20から空気が被焼却物へ自然に通気
され、着火した被焼却物が失火することなく、燃焼を継
続できる。
射状に突設された枝管18に被焼却物は支持され、底面
側の空気室30に連通された基管16の空気孔20や、
枝管18の空気孔20から空気が被焼却物へ自然に通気
され、着火した被焼却物が失火することなく、燃焼を継
続できる。
【0032】前記炉体26内の燃焼ガスは、上部の天蓋
28から煙突14へ上昇する。この煙突14の空気給気
部64の位置において、給気室66内に流入した空気が
予熱されながら煙突14の外周面の空気給気孔70から
内部を通流中の燃焼ガスに通気され、この燃焼ガス中に
含まれた未燃焼ガスが完全に燃焼し、煙突14から排出
される燃焼ガスは、完全燃焼して煤煙による公害を防止
できることとなる。
28から煙突14へ上昇する。この煙突14の空気給気
部64の位置において、給気室66内に流入した空気が
予熱されながら煙突14の外周面の空気給気孔70から
内部を通流中の燃焼ガスに通気され、この燃焼ガス中に
含まれた未燃焼ガスが完全に燃焼し、煙突14から排出
される燃焼ガスは、完全燃焼して煤煙による公害を防止
できることとなる。
【0033】また、燃焼終了後においては、投入口52
の把手付扉54を開扉し、基管16の上端の係合子48
に操作ハンドル46の端部を係着し、この操作ハンドル
46で基管16を下端の継手管40を中心として鉛直方
向回りに反転回動させることにより、放射状の枝管18
に係着している灰屑や燃焼屑を簡易に内底部へ落下除去
でき、燃焼した灰屑が目詰まり状に枝管18の間隙に堆
積することなく、被焼却物内に空気を略均一に分布供給
しながら完全燃焼させ、清浄な無煙化ガスを煙突から排
出できることとなる。また、枝管18や基管16を炉体
26から取り外し、炉体26内や枝管18や基管16の
保守点検も簡易にできる。
の把手付扉54を開扉し、基管16の上端の係合子48
に操作ハンドル46の端部を係着し、この操作ハンドル
46で基管16を下端の継手管40を中心として鉛直方
向回りに反転回動させることにより、放射状の枝管18
に係着している灰屑や燃焼屑を簡易に内底部へ落下除去
でき、燃焼した灰屑が目詰まり状に枝管18の間隙に堆
積することなく、被焼却物内に空気を略均一に分布供給
しながら完全燃焼させ、清浄な無煙化ガスを煙突から排
出できることとなる。また、枝管18や基管16を炉体
26から取り外し、炉体26内や枝管18や基管16の
保守点検も簡易にできる。
【0034】次に、図5、図6、図7には、他の実施例
に係る焼却炉装置10aが示されている。図より明らか
な様に、前記焼却装置10aは、炉本体12と、この炉
本体12と仕切壁72により区画され、一体的に形成さ
れたサイクロン焼却部74と、を有している。本実施例
において、前記炉本体12は、先の実施例に係る焼却炉
装置10の炉本体12と同一構成で、炉体26、天蓋2
8、空気室30、基管16、枝管18等を備え、同一部
材には同一番号を付してその詳細な説明は省略する。
に係る焼却炉装置10aが示されている。図より明らか
な様に、前記焼却装置10aは、炉本体12と、この炉
本体12と仕切壁72により区画され、一体的に形成さ
れたサイクロン焼却部74と、を有している。本実施例
において、前記炉本体12は、先の実施例に係る焼却炉
装置10の炉本体12と同一構成で、炉体26、天蓋2
8、空気室30、基管16、枝管18等を備え、同一部
材には同一番号を付してその詳細な説明は省略する。
【0035】前記炉本体12とサイクロン焼却部74と
は、下面にコンクリート基礎24が打設された平板状の
耐熱性金属底板22の上面に設置されている。図5、図
6に示す様に、前記サイクロン焼却部74は、前記炉本
体12の鏡面と対向した仕切壁72に連設され、前記耐
熱性金属底板22の他端部上面に設置されている。前記
サイクロン焼却部74は、サイクロン用炉体76と、こ
のサイクロン用炉体76の上面略中央位置から内部へ突
出状に連通された煙突78とを有している。
は、下面にコンクリート基礎24が打設された平板状の
耐熱性金属底板22の上面に設置されている。図5、図
6に示す様に、前記サイクロン焼却部74は、前記炉本
体12の鏡面と対向した仕切壁72に連設され、前記耐
熱性金属底板22の他端部上面に設置されている。前記
サイクロン焼却部74は、サイクロン用炉体76と、こ
のサイクロン用炉体76の上面略中央位置から内部へ突
出状に連通された煙突78とを有している。
【0036】前記サイクロン用炉体76は、耐火れんが
やキャスタブルの様な耐火材を素材とし、炉本体12の
横幅より狭幅な平面視略正方形状で炉本体12の天蓋2
8と略同一高さに構築された外壁体80と、この外壁体
80の内部に形成されたサイクロン中空部82と、から
形成されている。前記外壁体80の外面には耐熱性金属
板が付設され、この耐熱性金属板の継手部はアングル材
等で補強されている。
やキャスタブルの様な耐火材を素材とし、炉本体12の
横幅より狭幅な平面視略正方形状で炉本体12の天蓋2
8と略同一高さに構築された外壁体80と、この外壁体
80の内部に形成されたサイクロン中空部82と、から
形成されている。前記外壁体80の外面には耐熱性金属
板が付設され、この耐熱性金属板の継手部はアングル材
等で補強されている。
【0037】また、図5に示す様に、前記サイクロン中
空部82の下部位置には、塵埃収容部84が設けられ、
前記外壁体80の外面より前記塵埃収容部84へ排出孔
86が連通されると共に排出孔86の端部に扉88が装
着されている。実施例において、前記サイクロン用炉体
76は、耐火れんがやキャスタブル等の耐火材で構築し
ているが、これに限ることなく、例えば肉厚の大きい耐
熱性鋼板で構築してもよい。
空部82の下部位置には、塵埃収容部84が設けられ、
前記外壁体80の外面より前記塵埃収容部84へ排出孔
86が連通されると共に排出孔86の端部に扉88が装
着されている。実施例において、前記サイクロン用炉体
76は、耐火れんがやキャスタブル等の耐火材で構築し
ているが、これに限ることなく、例えば肉厚の大きい耐
熱性鋼板で構築してもよい。
【0038】前記煙突78は、耐熱性鋼板で形成され、
この煙突78の下端部が前記サイクロン中空部82内に
突出状に連通されている。この煙突78は、外壁体80
に沿って立設された支柱90に支持されている。
この煙突78の下端部が前記サイクロン中空部82内に
突出状に連通されている。この煙突78は、外壁体80
に沿って立設された支柱90に支持されている。
【0039】図5、図6、図7に示す様に、前記仕切壁
72の上端側には、前記炉本体12からサイクロン用炉
体76へ向け連通された連通口92が設けられ、この連
通口92からサイクロン用炉体76内の煙突78に対し
平面視偏心した方向に向け連通路94が設けられてい
る。また、この連通口92の近傍位置に空気取入部96
が設けられている。
72の上端側には、前記炉本体12からサイクロン用炉
体76へ向け連通された連通口92が設けられ、この連
通口92からサイクロン用炉体76内の煙突78に対し
平面視偏心した方向に向け連通路94が設けられてい
る。また、この連通口92の近傍位置に空気取入部96
が設けられている。
【0040】これにより、前記炉本体12の炉体26内
で燃焼する被焼却物より排出される燃焼ガスは、上部の
天蓋28へ上昇し、この天蓋28内が流路となって前記
連通口92へ通流しながらサイクロン用炉体76内へ流
入する。このとき、空気取入部96から空気が流入して
燃焼ガスに混合され、この空気が混合された燃焼ガスが
サイクロン用炉体76内で高速旋回しなから完全燃焼す
ることとなる。
で燃焼する被焼却物より排出される燃焼ガスは、上部の
天蓋28へ上昇し、この天蓋28内が流路となって前記
連通口92へ通流しながらサイクロン用炉体76内へ流
入する。このとき、空気取入部96から空気が流入して
燃焼ガスに混合され、この空気が混合された燃焼ガスが
サイクロン用炉体76内で高速旋回しなから完全燃焼す
ることとなる。
【0041】図5、図7に示す様に、前記空気取入部9
6は、前記仕切壁72の上端部に設けられた連通口92
からサイクロン中空部82の上部に向かう連通路94の
内側面に、図7上において、上下複数段に連通された右
空気孔98aと左空気孔98bとを備えている。
6は、前記仕切壁72の上端部に設けられた連通口92
からサイクロン中空部82の上部に向かう連通路94の
内側面に、図7上において、上下複数段に連通された右
空気孔98aと左空気孔98bとを備えている。
【0042】前記右空気孔98aは、壁体の厚みが薄い
ために外壁面から連通路94へ直接開孔され、他方の左
空気孔98bは、壁体の厚みが厚いために前記仕切壁1
2の外面側から穿孔されたL形孔100から連通路94
へ向け開溝されている。前記連通口92の形状は、横1
5cm、高さ30cm程度の矩形状に形成され、空気孔
98a、98bは直径15mm程度で上下4個の空気孔
が開孔されている。
ために外壁面から連通路94へ直接開孔され、他方の左
空気孔98bは、壁体の厚みが厚いために前記仕切壁1
2の外面側から穿孔されたL形孔100から連通路94
へ向け開溝されている。前記連通口92の形状は、横1
5cm、高さ30cm程度の矩形状に形成され、空気孔
98a、98bは直径15mm程度で上下4個の空気孔
が開孔されている。
【0043】これにより、前記連通口92から連通路9
4を経由してサイクロン中空部82へ燃焼ガスが通過す
るとき、前記左右空気孔98a、98bから空気が吸引
されて燃焼ガス中に混合される。実施例において、前記
空気取入部96は、連通路94へ連通された上下複数の
左右空気孔98a、98bから形成しているが、これに
限ることなく、例えば、連通路94へスリット状の縦長
孔、やや径の大きな円孔等を左右壁面から連通させても
よい。
4を経由してサイクロン中空部82へ燃焼ガスが通過す
るとき、前記左右空気孔98a、98bから空気が吸引
されて燃焼ガス中に混合される。実施例において、前記
空気取入部96は、連通路94へ連通された上下複数の
左右空気孔98a、98bから形成しているが、これに
限ることなく、例えば、連通路94へスリット状の縦長
孔、やや径の大きな円孔等を左右壁面から連通させても
よい。
【0044】図5、図6に示す様に、前記炉本体12の
側壁面には、前記連通口92方向に空気を吸入するた
め、前記炉本体12内の燃焼ガスの流路にのぞんだ空気
吸入孔102が開孔されている。実施例において、前記
空気吸入孔102は、前記天蓋24の右側面の前記連通
口92に近接した位置に設けられ、直径6cm程度に開
孔されている。
側壁面には、前記連通口92方向に空気を吸入するた
め、前記炉本体12内の燃焼ガスの流路にのぞんだ空気
吸入孔102が開孔されている。実施例において、前記
空気吸入孔102は、前記天蓋24の右側面の前記連通
口92に近接した位置に設けられ、直径6cm程度に開
孔されている。
【0045】図9に示す様に、前記炉本体12の投入口
52の近傍に、炉本体12の流路へ空気を吸込む空気吸
込孔104が開孔されて成ることとしてもよい。前記空
気吸込孔104は、投入口52の枠体の下部側にスリッ
ト状に開孔されている。従って、前記天蓋28に空気吸
入孔102や投入口52の枠体に空気吸込孔104を設
けることによって、炉本体12内から連通口92へ向け
通流する燃焼ガス中に空気が供給され、連通口92の近
傍の空気取入部96から通気される空気と共に燃焼ガス
に十分な空気が混合されてサイクロン用炉体76へ流入
する。
52の近傍に、炉本体12の流路へ空気を吸込む空気吸
込孔104が開孔されて成ることとしてもよい。前記空
気吸込孔104は、投入口52の枠体の下部側にスリッ
ト状に開孔されている。従って、前記天蓋28に空気吸
入孔102や投入口52の枠体に空気吸込孔104を設
けることによって、炉本体12内から連通口92へ向け
通流する燃焼ガス中に空気が供給され、連通口92の近
傍の空気取入部96から通気される空気と共に燃焼ガス
に十分な空気が混合されてサイクロン用炉体76へ流入
する。
【0046】また、本実施例の焼却炉装置10aは、炉
本体12とサイクロン焼却部74とを、仕切壁72で区
画して一体的に形成しているため、炉本体12内の燃焼
ガスは仕切壁72に設けた連通口92から直ちにサイク
ロン用炉体76内へ流入し、燃焼ガスの温度が低下する
こともなく、サイクロン用炉体76内で完全燃焼して煤
煙による公害を防止でき、更に、構造も簡略化されて製
造コストも安価に設備できることとなる。
本体12とサイクロン焼却部74とを、仕切壁72で区
画して一体的に形成しているため、炉本体12内の燃焼
ガスは仕切壁72に設けた連通口92から直ちにサイク
ロン用炉体76内へ流入し、燃焼ガスの温度が低下する
こともなく、サイクロン用炉体76内で完全燃焼して煤
煙による公害を防止でき、更に、構造も簡略化されて製
造コストも安価に設備できることとなる。
【0047】次に、本実施例に係る焼却炉装置10aの
作用を説明する。前記炉本体12の投入口52から炉体
26内にゴミ屑類、或はプラスチック類を含んだ屑類等
の被焼却物を投入して投入口52の把手付扉54を閉鎖
し、焚口56から前記被焼却物に着火し、燃焼させる。
作用を説明する。前記炉本体12の投入口52から炉体
26内にゴミ屑類、或はプラスチック類を含んだ屑類等
の被焼却物を投入して投入口52の把手付扉54を閉鎖
し、焚口56から前記被焼却物に着火し、燃焼させる。
【0048】前記炉体26内においては、空気室30の
外周面の多数の通気孔38から空気が流入し、炉体26
の略中央位置に立ち上がった基管16及び該基管16に
放射状に配置された枝管18で被焼却物を支持しながら
基管16及び枝管18の外周面に開孔した空気孔から被
焼却物へ自然に空気を通気されて着火した被焼却物が失
火することなく、燃焼を継続できる。前記炉体26内の
燃焼ガスは、上部の天蓋28内が流路となって、仕切壁
74上端の連通口92へ向け通流する。このとき、前記
天蓋28内の燃焼ガスの流路に連通する空気吸入孔10
2や投入口52の枠体の空気吸込孔104から空気が流
入する。
外周面の多数の通気孔38から空気が流入し、炉体26
の略中央位置に立ち上がった基管16及び該基管16に
放射状に配置された枝管18で被焼却物を支持しながら
基管16及び枝管18の外周面に開孔した空気孔から被
焼却物へ自然に空気を通気されて着火した被焼却物が失
火することなく、燃焼を継続できる。前記炉体26内の
燃焼ガスは、上部の天蓋28内が流路となって、仕切壁
74上端の連通口92へ向け通流する。このとき、前記
天蓋28内の燃焼ガスの流路に連通する空気吸入孔10
2や投入口52の枠体の空気吸込孔104から空気が流
入する。
【0049】更に、連通口92からサイクロン焼却部7
4へ通流する燃焼ガスへ前記連通口92の近傍に設けら
れた空気取入部96の左右空気孔98a、98bから空
気が流入し、これらの空気が混合された燃焼ガスはサイ
クロン用炉体76内において、高速に旋回しながら燃焼
ガスに含まれた未燃焼ガスは前記サイクロン焼却部74
内で完全燃焼されることととなる。
4へ通流する燃焼ガスへ前記連通口92の近傍に設けら
れた空気取入部96の左右空気孔98a、98bから空
気が流入し、これらの空気が混合された燃焼ガスはサイ
クロン用炉体76内において、高速に旋回しながら燃焼
ガスに含まれた未燃焼ガスは前記サイクロン焼却部74
内で完全燃焼されることととなる。
【0050】また、燃焼ガス中に含まれている塵埃は、
サイクロン用炉体76内で高速旋回している燃焼ガス中
より遠心分離されてサイクロン用炉体76の内底部に落
下堆積し、完全燃焼した燃焼ガスはサイクロン用炉体7
6内を周回下降して煙突78の下端から煙突78内を上
昇して外部へ排気され、無煙化された清浄な燃焼ガスの
みが排出されて公害を防止できる。
サイクロン用炉体76内で高速旋回している燃焼ガス中
より遠心分離されてサイクロン用炉体76の内底部に落
下堆積し、完全燃焼した燃焼ガスはサイクロン用炉体7
6内を周回下降して煙突78の下端から煙突78内を上
昇して外部へ排気され、無煙化された清浄な燃焼ガスの
みが排出されて公害を防止できる。
【0051】また、炉本体12やサイクロン焼却部74
は、耐火れんがやキャスタブル等の耐火物で構築してい
るため、耐熱性が高く、プラスチックの様に燃焼温度の
高い被焼却物でも容易に焼却処理できる。更に、炉本体
12とサイクロン焼却部74とは、仕切壁72で区画し
て一体的に形成されているため、構造も簡略化されて製
造コストも安価となり、中小の事業所から一般家庭等に
設備しながら煤煙等の公害を防止できる。
は、耐火れんがやキャスタブル等の耐火物で構築してい
るため、耐熱性が高く、プラスチックの様に燃焼温度の
高い被焼却物でも容易に焼却処理できる。更に、炉本体
12とサイクロン焼却部74とは、仕切壁72で区画し
て一体的に形成されているため、構造も簡略化されて製
造コストも安価となり、中小の事業所から一般家庭等に
設備しながら煤煙等の公害を防止できる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明に係る焼却炉
装置によれば、炉本体と、この炉本体に連通された煙突
と、を有し、前記炉本体内には、その略中央に配置さ
れ、上方に立ち上げ形成された基管を備え、この基管
は、前記炉本体の周壁に向かって放射状に配置された枝
管を有し、前記基管及び枝管は、それらの外周面に多数
の空気孔が開孔された中空管体から成り、前記炉本体の
内底部には、外部の空気を通気させるべく底壁によって
上面の炉体内と閉鎖状に画成されて外部に連通した空間
を形成する空気室が上面の炉体と閉鎖状に画成する様に
設けられ、前記空気室の上面略中央位置であって前記炉
本体内と連通する様に継手管が上方に向けて突設され、
この継手管に前記基管の下端部を着脱自在に嵌挿させ、
該基管をこの継手管に対して鉛直方向回りに回転自在
に、かつ着脱自在に継手させ、外部の空気を該空気室か
ら前記炉本体内の前記基管及び枝管の空気孔を通過さ
せ、炉本体内へ空気を略均一に分布供給して成ることに
より、炉本体内に投入した被焼却物を基管及び枝管で支
持しながら被焼却物や燃焼した灰屑が目詰まり状に堆積
することなく、略均一に空気を分布供給して完全燃焼さ
せ、清浄な無煙化ガスを煙突から排出して煤煙による公
害を防止できる。また、炉本体、基管及び枝管等の構造
が簡易であるため、コストも安価に設備できる。また、
基管を反転回動させながら基管や枝管に目詰まり状に付
着した被焼却物や灰屑等を簡易に除去し、清掃できる。
さらに、基管を枝管と共に炉体内より引抜き、炉体内や
基管及び枝管の保守点検も容易にできる。
装置によれば、炉本体と、この炉本体に連通された煙突
と、を有し、前記炉本体内には、その略中央に配置さ
れ、上方に立ち上げ形成された基管を備え、この基管
は、前記炉本体の周壁に向かって放射状に配置された枝
管を有し、前記基管及び枝管は、それらの外周面に多数
の空気孔が開孔された中空管体から成り、前記炉本体の
内底部には、外部の空気を通気させるべく底壁によって
上面の炉体内と閉鎖状に画成されて外部に連通した空間
を形成する空気室が上面の炉体と閉鎖状に画成する様に
設けられ、前記空気室の上面略中央位置であって前記炉
本体内と連通する様に継手管が上方に向けて突設され、
この継手管に前記基管の下端部を着脱自在に嵌挿させ、
該基管をこの継手管に対して鉛直方向回りに回転自在
に、かつ着脱自在に継手させ、外部の空気を該空気室か
ら前記炉本体内の前記基管及び枝管の空気孔を通過さ
せ、炉本体内へ空気を略均一に分布供給して成ることに
より、炉本体内に投入した被焼却物を基管及び枝管で支
持しながら被焼却物や燃焼した灰屑が目詰まり状に堆積
することなく、略均一に空気を分布供給して完全燃焼さ
せ、清浄な無煙化ガスを煙突から排出して煤煙による公
害を防止できる。また、炉本体、基管及び枝管等の構造
が簡易であるため、コストも安価に設備できる。また、
基管を反転回動させながら基管や枝管に目詰まり状に付
着した被焼却物や灰屑等を簡易に除去し、清掃できる。
さらに、基管を枝管と共に炉体内より引抜き、炉体内や
基管及び枝管の保守点検も容易にできる。
【0053】また、前記煙突には、空気給気部が設けら
れ、前記空気給気部は、該煙突の前記炉本体寄りの一部
外周面全体に渡って開孔された空気給気孔と、この空気
給気孔を外面側から閉鎖状に覆う様に囲周した壁との間
の間隙からなる給気室と、該給気室と外部を連通させる
ように同給気室の下端部外周面に開孔された空気導入孔
と、を有して成ることにより、煙突内を通流する燃焼ガ
スに予熱した空気を通気させ、燃焼ガス中に含まれた不
完全燃焼ガスを完全燃焼させて清浄な燃焼ガスを煙突か
ら排出し、煤煙による公害を防止できる。
れ、前記空気給気部は、該煙突の前記炉本体寄りの一部
外周面全体に渡って開孔された空気給気孔と、この空気
給気孔を外面側から閉鎖状に覆う様に囲周した壁との間
の間隙からなる給気室と、該給気室と外部を連通させる
ように同給気室の下端部外周面に開孔された空気導入孔
と、を有して成ることにより、煙突内を通流する燃焼ガ
スに予熱した空気を通気させ、燃焼ガス中に含まれた不
完全燃焼ガスを完全燃焼させて清浄な燃焼ガスを煙突か
ら排出し、煤煙による公害を防止できる。
【図1】本発明に係る焼却炉装置の縦断面図である。
【図2】図1に示す焼却炉装置の炉体の一部拡大縦断面
図である。
図である。
【図3】図2のA−A線一部拡大矢視図である。
【図4】煙突に設けた空気給気部の一部を切開した拡大
側面図である。
側面図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る焼却炉装置の縦断面
図である。
図である。
【図6】図5の焼却炉装置の一部を横断切欠した平面図
である。
である。
【図7】図5のB−B線一部断面図である。
【図8】図5の焼却炉装置の平面図である。
【図9】図5の焼却炉装置の正面図である。
10 焼却炉装置 12 炉本体 14 煙突 16 基管 18 枝管 20 空気孔 30 空気室 64 空気給気部 66 給気室 68 空気導入孔 70 空気給気孔 72 仕切壁 74 サイクロン焼却部 76 サイクロン用炉体 78 煙突 92 連通口 94 連通路 96 空気取入部 98 空気孔 102 空気吸入孔 104 空気吸込孔
Claims (2)
- 【請求項1】 炉本体と、この炉本体に連通された煙突
と、を有し、 前記炉本体内には、その略中央に配置され、上方に立ち
上げ形成された基管を備え、 この基管は、前記炉本体の周壁に向かって放射状に配置
された枝管を有し、 前記基管及び枝管は、それらの外周面に多数の空気孔が
開孔された中空管体から成り、前記炉本体の内底部には、外部の空気を通気させるべく
底壁によって上面の炉体内と閉鎖状に画成されて外部に
連通した空間を形成する空気室が設けられ 、前記空気室の上面略中央位置であって前記炉本体内と連
通する様に継手管が上方に向けて突設され、この継手管
に前記基管の下端部を着脱自在に嵌挿させ、該基管をこ
の継手管に対して鉛直方向回りに回転自在に、かつ着脱
自在に継手させ、 外部の空気を該空気室から前記炉本
体内の前記基管及び枝管の空気孔を通過させ、炉本体内
へ空気を略均一に分布供給して成る 焼却炉装置。 - 【請求項2】 前記煙突には、空気給気部が設けられ、前記空気給気部は、該煙突の前記炉本体寄りの一部外周
面全体に渡って開孔された空気給気孔と、この空気給気
孔を外面側から閉鎖状に覆う様に囲周した壁との間の間
隙からなる給気室と、該給気室と外部を連通させるよう
に同給気室の下端部外周面に開孔された空気導入孔と、
を有して成る 請求項1記載の焼却炉装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6133692A JP2729920B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 焼却炉装置 |
US08/746,971 US5799590A (en) | 1994-04-13 | 1996-11-19 | Air supply system for incinerator apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6133692A JP2729920B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 焼却炉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07318024A JPH07318024A (ja) | 1995-12-08 |
JP2729920B2 true JP2729920B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=15110648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6133692A Expired - Lifetime JP2729920B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-05-23 | 焼却炉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729920B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101898093A (zh) * | 2010-07-20 | 2010-12-01 | 江苏瑞泰科技有限公司 | 纺丝油剂的加热搅拌装置 |
CN115854371B (zh) * | 2023-02-20 | 2023-05-05 | 黄骅市中天环保设备有限公司 | 一种高浓voc废气处理装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4876776U (ja) * | 1971-12-23 | 1973-09-21 | ||
JPS5081676U (ja) * | 1973-11-27 | 1975-07-14 | ||
JPS52149582U (ja) * | 1976-05-10 | 1977-11-12 | ||
JPS52138378A (en) * | 1976-05-14 | 1977-11-18 | Matsushita Electric Works Ltd | Small incinerator |
JPS60148833U (ja) * | 1984-03-13 | 1985-10-03 | 株式会社 東亜 | ポリエチレン等プラスチツク廃材を燃料とするスト−ブ |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP6133692A patent/JP2729920B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07318024A (ja) | 1995-12-08 |
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