JPH0942639A - 焼却炉の燃焼促進装置 - Google Patents

焼却炉の燃焼促進装置

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Publication number
JPH0942639A
JPH0942639A JP21819695A JP21819695A JPH0942639A JP H0942639 A JPH0942639 A JP H0942639A JP 21819695 A JP21819695 A JP 21819695A JP 21819695 A JP21819695 A JP 21819695A JP H0942639 A JPH0942639 A JP H0942639A
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JP
Japan
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air
furnace bottom
combustion chamber
pipe
combustion
Prior art date
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Pending
Application number
JP21819695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Akiyama
均 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinagawa Furnace Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Furnace Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinagawa Furnace Co Ltd filed Critical Shinagawa Furnace Co Ltd
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Priority to TW85112440A priority patent/TW308635B/zh
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  • Incineration Of Waste (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 炉底に密着した廃棄物であっても十分に焼却
する。 【解決手段】 燃焼室11内の炉底34は実質的に平面
である。炉底34より下空気給送管41を設ける。空気
給送管41と炉底34に略平行に延び、燃焼ファンに接
続される。空気供給管41に連結管42を設ける。連結
管42は空気給送管41から垂直上方に延び、炉底34
に臨む。連結管42に、空気噴出孔を有するエアノズル
を着脱自在に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば難燃性廃棄
物を焼却するために用いられる焼却炉に関し、特に燃焼
を促進する装置にする。
【0002】
【従来の技術】従来この種の焼却炉として、米国特許第
3,403,645号明細書に開示されているように、
燃焼室の側壁に着火用バーナを取り付けるとともにこの
バーナよりも下方に多数の空気供給孔を設けたものが知
られている。空気供給孔は、炉底に堆積された廃棄物を
できるだけ十分に燃焼させることができるよう、側壁の
下部すなわち炉底の近傍に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのように空気
供給孔をできるだけ下方に形成した構成であっても、炉
底に直接空気を供給するわけではないため、炉底の近く
に堆積された廃棄物にまで酸素を十分に供給することは
できず、したがって廃棄物を完全に焼却することは困難
であった。
【0004】本発明は、炉底に密着した廃棄物であって
も十分に焼却することができる燃焼促進装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る焼却炉の燃
焼促進装置は、燃焼室内に設けられ、実質的に平面であ
る炉底と、この炉底より下側に形成され、空気を給送す
る手段と、炉底に臨むとともに空気給送手段に形成され
た開口に設けられ、燃焼室内に空気を噴出する手段とを
備えたことを特徴としている。
【0006】空気給送手段は例えば、炉底に略平行に延
びる空気給送管を有し、開口は例えば、空気給送管から
垂直上方に延びる連結管により構成される。このような
構成において、空気噴出手段は、連結管に取り付けら
れ、空気噴出孔を有するエアノズルであり、エアノズル
は連結管に着脱自在に取り付けられることが好ましい。
エアノズルは例えば、連結管に嵌合される脚部と、この
脚部に連結されたキャップ状の頭部とを有し、この頭部
に空気噴出孔が形成される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1および図2は、本発明の一実
施形態を適用した難燃性廃棄物用焼却炉を示すものであ
る。
【0008】この焼却炉では、燃焼室11の上に再燃室
12が配置されており、燃焼室11において発生した排
ガスは上昇して再燃室12に流入し、ここで完全燃焼さ
れる。再燃室12において発生した排ガスは、煙突13
を通って灰拡散防止器14に導かれ、この排ガスに含ま
れる灰が空中に拡散することが防止される。
【0009】燃焼室11の側壁には廃棄物投入口35
(図4参照)が形成され、この廃棄物投入口35に取り
付けられたシュート29には投入扉15が開閉自在に設
けられている。投入扉15は、レバー16を操作するこ
とにより開閉され、また閉塞状態でロックすることがで
きる。投入扉15には、燃焼室11内を覗くための覗窓
が設けられ、この覗窓は通常、蓋17によって閉塞され
ている。燃焼室11の1つの側壁の下部には灰出口18
が設けられ、この灰出口18は通常、灰出扉19によっ
て閉塞されている。また燃焼室11の灰出口18とは反
対側の側壁には、燃焼バーナ(図示せず)が設けられ、
この燃焼バーナはカバー21によって覆われている。
【0010】再燃室12の側壁には再燃バーナが設けら
れ、この再燃バーナはカバー22によって覆われてい
る。また、再燃室12の天井板の上面には燃焼ファン2
3が設けられている。この燃焼ファン23において発生
した空気流は、第1のパイプ24を通って再燃室12に
供給される一方、第2のパイプ25を通って下方に導か
れ、第3および第4のパイプ26、27を通って燃焼室
11に供給される。なお再燃室12には、この中を点検
するための点検扉28が開閉自在に設けられている。
【0011】図3、図4および図5は、燃焼室11の内
部構造を示す図である。図3は燃焼室11を図1と同じ
方向から見た断面図、図4は燃焼室11を図2と同じ方
向から見た断面図、図5は燃焼室11を上方から見た断
面図である。なお、図3および図4では、図6〜図8に
示すエアノズル51は省略されている。
【0012】燃焼室11は断熱ボード31によって箱型
に形成されている。断熱ボード31の内側は全体的に耐
火キャスタブル32によって覆われ、また断熱ボード3
1の外壁は鋼板33によって覆われている。燃焼室11
内の炉底34は実質的に平面であり、上方から見ると略
正方形である。灰出口18はその正面から見ると略正方
形を呈し、灰出口18の下縁部は炉底34の面に一致し
ている。廃棄物投入口35は、灰出口18が設けられた
側壁に隣接した側壁であって、廃棄物投入口35の下縁
部が灰出口18の上縁部に略一致するような高さ位置に
形成されている。燃焼室11と再燃室12(図1および
図2参照)とを連結する排気口36は、燃焼室11の上
壁部に形成されている。なお、図3および図5において
符号37は燃焼バーナを取り付けるための座である。
【0013】燃焼室11の側壁には、空気噴出管38が
複数箇所に設けられている。これらの空気噴出管38の
出口は斜め下方を向き、第3のパイプ26から供給され
た空気を炉底34に向けて噴出する。
【0014】空気噴出管38とは別に、燃焼室11内に
空気を給送するための空気給送管41が炉底34の下側
に設けられている。空気給送管41は炉底34に略平行
であり、炉底34の一辺の略中央から、これに対向する
辺の略中央まで直線的に延びている。空気給送管41の
両端は燃焼室11から突出し、一方の端部は第4のパイ
プ27に連結されている。図4に示すように、空気給送
管41には3つの連結管42が連結されている。各連結
管42すなわち開口は空気給送管41から垂直上方に延
び、炉底34に臨んでいる。連結管42には後述するエ
アノズル51(図6〜図8参照)が取り付けられ、この
エアノズル51を介して燃焼室11内に空気が噴出され
る。
【0015】図6〜図8は連結管42に取り付けられる
エアノズル51を示している。エアノズル51は例えば
ステンレス鋼から成り、キャップ状の頭部52と、頭部
52に一体的に連結された脚部53とを有する。
【0016】脚部53は、T字形の2枚の板状部材がそ
の中心線において直交するような形状を有し、下方から
見ると、図8に示すように十字形を呈している。脚部5
3の頭部52よりも下方の部分は頭部52の外径よりも
小さく、また連結管42の内部に嵌合可能な大きさを有
している。脚部53は連結管42に対して着脱自在であ
り、連結管42への取付け状態において、脚部53の先
端は空気給送管41の上部に近接する。
【0017】頭部52の内部は脚部53によって4つに
分割され、連結管42に取り付けた状態において、すな
わち頭部52の下端が炉底34に当接した状態におい
て、4つの室52aが形成される。頭部52の側壁には
4つの空気噴出孔54が形成され、各空気噴出孔54は
それぞれ対応する室52aに連通している。
【0018】本実施形態の作用を説明する。廃棄物は廃
棄物投入口35から投入され、炉底34に堆積される。
投入扉15が閉塞され、また灰出口18の灰出扉19が
閉塞された状態で、燃焼ファン23が駆動されるととも
に燃焼バーナが着火され、廃棄物が焼却される。この
時、燃焼ファン23から圧送された空気は、空気噴出管
38から燃焼室11内に供給されるとともに、炉底34
に設けられたエアノズル51からも供給される。このエ
アノズル51から噴出される空気は、炉底34側から廃
棄物に供給されるため、炉底34の近くに堆積している
廃棄物にも十分に酸素が供給され、廃棄物を完全に焼却
することができる。
【0019】焼却後、炉底34に残った灰は灰出口18
から灰掻き具を用いて掻き出される。炉底34は実質的
に平面であり、エアノズル51を除いては凹凸がないた
め、灰の掻き出し作業は容易である。
【0020】エアノズル51の空気噴出孔54の目詰ま
り等、エアノズル51の補修が必要な場合には、エアノ
ズル51を連結管42から取り外して補修作業を行うこ
とができる。またエアノズル51の補修が不可能な場合
には、新しいエアノズルに交換すればよい。連結管42
の内部を掃除する場合には、エアノズル51を取り外し
て行うことができ、その作業も容易である。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、炉底に密
着した廃棄物であっても十分に焼却することができ、廃
棄物の焼却効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用した廃棄物用焼却炉
を示す正面図である。
【図2】図1の廃棄物用焼却炉の側面図である。
【図3】燃焼室を図1と同じ方向から見た断面図であ
る。
【図4】燃焼室を図2と同じ方向から見た断面図であ
る。
【図5】燃焼室を上方から見た断面図である。
【図6】空気給送管に取り付けられたエアノズルを示
し、空気給送管に垂直な面で切断して示す断面図であ
る。
【図7】図6のエアノズルを、空気給送管の軸心を通る
面で切断して示す断面図である。
【図8】エアノズルを空気給送管側から見た図であり、
頭部の部分を断面とした図である。
【符号の説明】
11 燃焼室 34 炉底 41 空気給送管 42 連結管 51 エアノズル 52 頭部 53 脚部 54 空気噴出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 5/16 ZAB F23G 5/16 ZABB ZABE

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室内に設けられ、実質的に平面であ
    る炉底と、この炉底より下側に形成され、空気を給送す
    る手段と、前記炉底に臨むとともに前記空気給送手段に
    形成された開口に設けられ、前記燃焼室内に空気を噴出
    する手段とを備えたことを特徴とする焼却炉の燃焼促進
    装置。
  2. 【請求項2】 前記空気給送手段が前記炉底に略平行に
    延びる空気給送管を有することを特徴とする請求項1に
    記載の焼却炉の燃焼促進装置。
  3. 【請求項3】 前記開口が前記空気給送管から垂直上方
    に延びる連結管により構成されることを特徴とする請求
    項2に記載の焼却炉の燃焼促進装置。
  4. 【請求項4】 前記空気噴出手段が、前記連結管に取り
    付けられ、空気噴出孔を有するエアノズルであることを
    特徴とする請求項2に記載の焼却炉の燃焼促進装置。
  5. 【請求項5】 前記エアノズルが前記連結管に着脱自在
    に取り付けられることを特徴とする請求項4に記載の焼
    却炉の燃焼促進装置。
  6. 【請求項6】 前記エアノズルが前記連結管に嵌合され
    る脚部と、この脚部に連結されたキャップ状の頭部とを
    有し、この頭部に前記空気噴出孔が形成されることを特
    徴とする請求項4に記載の焼却炉の燃焼促進装置。
JP21819695A 1995-08-03 1995-08-03 焼却炉の燃焼促進装置 Pending JPH0942639A (ja)

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JP21819695A JPH0942639A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 焼却炉の燃焼促進装置
TW85112440A TW308635B (ja) 1995-08-03 1996-10-11

Applications Claiming Priority (1)

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JP21819695A JPH0942639A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 焼却炉の燃焼促進装置

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JPH0942639A true JPH0942639A (ja) 1997-02-14

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ID=16716129

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JP21819695A Pending JPH0942639A (ja) 1995-08-03 1995-08-03 焼却炉の燃焼促進装置

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TW (1) TW308635B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249969A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Taisho Densetsu Co Ltd 火葬炉
KR101977543B1 (ko) * 2018-10-17 2019-05-10 임덕준 열분해 가스화로
KR20200043255A (ko) * 2019-04-16 2020-04-27 임덕준 열분해 가스화로
KR20200043256A (ko) * 2019-04-16 2020-04-27 임덕준 열분해 가스화로

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013249969A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Taisho Densetsu Co Ltd 火葬炉
KR101977543B1 (ko) * 2018-10-17 2019-05-10 임덕준 열분해 가스화로
KR20200043255A (ko) * 2019-04-16 2020-04-27 임덕준 열분해 가스화로
KR20200043256A (ko) * 2019-04-16 2020-04-27 임덕준 열분해 가스화로

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Publication number Publication date
TW308635B (ja) 1997-06-21

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