JPH0913328A - 張出架設作業車の移動方法及び装置 - Google Patents
張出架設作業車の移動方法及び装置Info
- Publication number
- JPH0913328A JPH0913328A JP16104695A JP16104695A JPH0913328A JP H0913328 A JPH0913328 A JP H0913328A JP 16104695 A JP16104695 A JP 16104695A JP 16104695 A JP16104695 A JP 16104695A JP H0913328 A JPH0913328 A JP H0913328A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- work vehicle
- bridge
- overhanging
- moving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平面線形が曲線である橋梁の張出ブロック工
法において直線のレールを用いて、レールの位置を変更
することにより、レールの横曲げ加工などを必要とせ
ず、あらゆる平面曲線線形の橋梁の構築を可能にする。 【構成】 レール6の尾端の浮上力を支持する門型スラ
イド架構10を既設橋体ブロック50上にアンカ鋼棒1
3により固定し、梁11の下面に、低摩擦部材14を介
装した摺動部材を備え、レール6の尾端の上面がこの低
摩擦部材14を介して梁11の下面を摺動し、レールの
方向を変える。
法において直線のレールを用いて、レールの位置を変更
することにより、レールの横曲げ加工などを必要とせ
ず、あらゆる平面曲線線形の橋梁の構築を可能にする。 【構成】 レール6の尾端の浮上力を支持する門型スラ
イド架構10を既設橋体ブロック50上にアンカ鋼棒1
3により固定し、梁11の下面に、低摩擦部材14を介
装した摺動部材を備え、レール6の尾端の上面がこの低
摩擦部材14を介して梁11の下面を摺動し、レールの
方向を変える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】平面線形が曲線であるプレストレ
ストコンクリートの橋梁を、張出し架設する張出架設作
業車の移動方法及びその装置に関する。
ストコンクリートの橋梁を、張出し架設する張出架設作
業車の移動方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】張出ブロック工法では、片持の張出架設
作業車を使用し、橋脚上から橋体荷重をやじろ兵衛方式
で左右にバランスさせながら、橋体ブロックを交互に張
出して施工し橋体を構築する。すなわち橋軸方向に3〜
5m程度の長さに分割した橋体を順次左右にバランスを
取りながら、交互に張り出して橋体を延長する。
作業車を使用し、橋脚上から橋体荷重をやじろ兵衛方式
で左右にバランスさせながら、橋体ブロックを交互に張
出して施工し橋体を構築する。すなわち橋軸方向に3〜
5m程度の長さに分割した橋体を順次左右にバランスを
取りながら、交互に張り出して橋体を延長する。
【0003】このような、橋体ブロックを順次張出し施
工し橋体を延長してゆく張出ブロック工法は、長大スパ
ンの橋梁の施工が容易にでき、桁下空間条件に規制され
ないなどの特徴があり、広く採用されている。張出架設
作業車は移動可能なレールを既設橋体ブロック上に仮固
定し、そのレール上に架設作業車を前後進可能に載置
し、この架設作業車から型枠や足場を鋼棒などで吊下支
持し、鉄筋などを組み立て、型枠内にコンクリートを打
設して橋体ブロックを順次構築、延長するものである。
すなわち、この方法は次ブロックの構築に備え、レール
の仮固定を解除し、レールを次ブロック施工位置まで前
進させて再度仮固定し、作業車を次ブロック構築位置ま
で前進させる工程を繰り返し次々と橋体ブロックを構築
し、橋体を延長する方法である。
工し橋体を延長してゆく張出ブロック工法は、長大スパ
ンの橋梁の施工が容易にでき、桁下空間条件に規制され
ないなどの特徴があり、広く採用されている。張出架設
作業車は移動可能なレールを既設橋体ブロック上に仮固
定し、そのレール上に架設作業車を前後進可能に載置
し、この架設作業車から型枠や足場を鋼棒などで吊下支
持し、鉄筋などを組み立て、型枠内にコンクリートを打
設して橋体ブロックを順次構築、延長するものである。
すなわち、この方法は次ブロックの構築に備え、レール
の仮固定を解除し、レールを次ブロック施工位置まで前
進させて再度仮固定し、作業車を次ブロック構築位置ま
で前進させる工程を繰り返し次々と橋体ブロックを構築
し、橋体を延長する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】橋梁の平面線形が直線
の場合は単純にブロック長分だけ次々と移動をすること
によって位置ずれを生ずることなく施工することができ
るが、平面線形に曲線線形が入ると、レールが直線状で
あるため、レールを前進移動すると、軸線からずれる。
平面図形が円曲線のように単一曲率を持つ曲線の場合は
予めレールをその曲率に合わせて曲げ加工したレールを
用いることによって対応することが可能である。しか
し、このようなレールは他に転用することが難しく、加
工費用などからみて経済的ではない。また、曲線線形が
S字曲線やクロソイド曲線のような場合はますます困難
となる。このため、軸線上からはずれたレールをジャッ
キなどでジャッキアップし、いわゆる軸を振り戻すとい
う作業を行う必要があった。
の場合は単純にブロック長分だけ次々と移動をすること
によって位置ずれを生ずることなく施工することができ
るが、平面線形に曲線線形が入ると、レールが直線状で
あるため、レールを前進移動すると、軸線からずれる。
平面図形が円曲線のように単一曲率を持つ曲線の場合は
予めレールをその曲率に合わせて曲げ加工したレールを
用いることによって対応することが可能である。しか
し、このようなレールは他に転用することが難しく、加
工費用などからみて経済的ではない。また、曲線線形が
S字曲線やクロソイド曲線のような場合はますます困難
となる。このため、軸線上からはずれたレールをジャッ
キなどでジャッキアップし、いわゆる軸を振り戻すとい
う作業を行う必要があった。
【0005】本発明は、平面線形が曲線である橋梁の張
出ブロック工法の張出架設作業車の前進移動の際に、レ
ールの位置を簡単に変更することができるように改善し
た張出架設作業車の移動方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
出ブロック工法の張出架設作業車の前進移動の際に、レ
ールの位置を簡単に変更することができるように改善し
た張出架設作業車の移動方法及びその装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、平面線形が曲
線である橋梁の張出ブロック工法の張出架設作業車の移
動に当たり、レール後部を横移動自在に上方から支持す
る支持部材を既設橋体上に準備し、レール軸線が次ブロ
ック構築基準線と一致するまでレール後部を横移動さ
せ、位置合わせを行うことを特徴とする張出架設作業車
の移動方法である。
線である橋梁の張出ブロック工法の張出架設作業車の移
動に当たり、レール後部を横移動自在に上方から支持す
る支持部材を既設橋体上に準備し、レール軸線が次ブロ
ック構築基準線と一致するまでレール後部を横移動さ
せ、位置合わせを行うことを特徴とする張出架設作業車
の移動方法である。
【0007】上記方法を好適に実施することができる本
発明の装置は、架設作業車移動用レールの上面を受ける
門型スライド架構と、該門型スライド架構の梁下面と前
記移動用レール上面との間に挟設した低摩擦材とを備え
たことを特徴とする張出架設作業車の移動装置である。
この場合に、前記低摩擦材としては、フッ素樹脂シート
を用いると好ましく、また、ローラ又はボールとしても
よい。
発明の装置は、架設作業車移動用レールの上面を受ける
門型スライド架構と、該門型スライド架構の梁下面と前
記移動用レール上面との間に挟設した低摩擦材とを備え
たことを特徴とする張出架設作業車の移動装置である。
この場合に、前記低摩擦材としては、フッ素樹脂シート
を用いると好ましく、また、ローラ又はボールとしても
よい。
【0008】
【作用】張出ブロック工法は、橋脚上から、橋軸方向に
左右交互にブロックを張出し架設して橋梁の構築を行う
工法であって、既設橋体から前方に張出してブロック構
築を行う張出架設作業車を用いる。このような張出ブロ
ック工法においては1ブロック張出し施工するごとに張
出架設移動車を前進移動させる。
左右交互にブロックを張出し架設して橋梁の構築を行う
工法であって、既設橋体から前方に張出してブロック構
築を行う張出架設作業車を用いる。このような張出ブロ
ック工法においては1ブロック張出し施工するごとに張
出架設移動車を前進移動させる。
【0009】図9はブロック構築を行う張出架設作業車
1の側面図である。既設橋体50上にレール6を敷設
し、このレール6上に張出架設作業車1を載せて用い
る。張出架設作業車1は、四辺形状のメインフレーム3
上に横梁2を掛け渡し、この横梁2から鋼棒7を吊下
し、この鋼棒7に次のブロックの型枠支持材51、型枠
52を取付け、また作業用吊り足場53、54を設け、
型枠52内にコンクリートを打設する。メインフレーム
3の後部はレール6上に載っており、尾端に反力支持装
置20を備えて、レール6に係止させ、コンクリートの
反力を支持させるようにしている。
1の側面図である。既設橋体50上にレール6を敷設
し、このレール6上に張出架設作業車1を載せて用い
る。張出架設作業車1は、四辺形状のメインフレーム3
上に横梁2を掛け渡し、この横梁2から鋼棒7を吊下
し、この鋼棒7に次のブロックの型枠支持材51、型枠
52を取付け、また作業用吊り足場53、54を設け、
型枠52内にコンクリートを打設する。メインフレーム
3の後部はレール6上に載っており、尾端に反力支持装
置20を備えて、レール6に係止させ、コンクリートの
反力を支持させるようにしている。
【0010】平面曲線がS字曲線又はクロソイド曲線の
ような曲線形を有する橋梁を張出ブロック工法で架設す
る場合に、本発明では、レールの尾端を横方向に摺動可
能にしたことによって、平面曲線が任意の曲線である橋
梁を簡易に、施工することができる。図8は平面線形が
曲線である橋体の平面図である。既設橋体ブロック50
b、50c、50dの前方に橋体ブロック50eを施工
するためにレール6を移設する状況を描いてある。
ような曲線形を有する橋梁を張出ブロック工法で架設す
る場合に、本発明では、レールの尾端を横方向に摺動可
能にしたことによって、平面曲線が任意の曲線である橋
梁を簡易に、施工することができる。図8は平面線形が
曲線である橋体の平面図である。既設橋体ブロック50
b、50c、50dの前方に橋体ブロック50eを施工
するためにレール6を移設する状況を描いてある。
【0011】本発明では、レール6を横移動自在に上方
から支持する支持部材として門形スライド架構10を既
設橋体上に準備する。この支持部材は、レールの上面を
受ける門型スライド架構であって、本発明は、この門型
スライド架構の梁下面とレール上面との間に挟設した低
摩擦材とを備えた張出架設作業車の移動装置である。こ
の場合に、前記低摩擦材としては、フッ素樹脂シート
(商品名:テフロン)等を用いることが好適である。ま
た、低摩擦材としてローラ又はボールなどを用いるもの
であってもよい。
から支持する支持部材として門形スライド架構10を既
設橋体上に準備する。この支持部材は、レールの上面を
受ける門型スライド架構であって、本発明は、この門型
スライド架構の梁下面とレール上面との間に挟設した低
摩擦材とを備えた張出架設作業車の移動装置である。こ
の場合に、前記低摩擦材としては、フッ素樹脂シート
(商品名:テフロン)等を用いることが好適である。ま
た、低摩擦材としてローラ又はボールなどを用いるもの
であってもよい。
【0012】
【実施例】図1〜図3は、本発明の実施例の張出架設作
業車1を示すものである。図1は右半分に張出架設作業
車1の型枠支持材51を吊下している部分の正面図を示
し、左半分は門型スライド架構10(支持部材)の部分
の正面図である。図3は、この門型スライド架構10の
拡大図である。図2は右半分に張出架設作業車1の型枠
支持材51を吊下している部分、左半分に張出架設作業
車1の後部アンカ(反力支持装置20)を示している。
メインフレーム3はレール6上を走行する車輪5と、レ
ール6の上フランジの下面に浮上力を支持させるローラ
とを有している。また、メインフレーム3を浮上させる
ジャッキ4を備えている。張出架設作業車1のメインフ
レーム3の尾端には反力支持装置20が設けられ、フレ
ーム21に取付けられたローラ22はレール6の上フラ
ンジの下面に係止するようになっている。鋼棒23に連
結されたジャッキ24は、フレーム21の浮上力を支持
する。
業車1を示すものである。図1は右半分に張出架設作業
車1の型枠支持材51を吊下している部分の正面図を示
し、左半分は門型スライド架構10(支持部材)の部分
の正面図である。図3は、この門型スライド架構10の
拡大図である。図2は右半分に張出架設作業車1の型枠
支持材51を吊下している部分、左半分に張出架設作業
車1の後部アンカ(反力支持装置20)を示している。
メインフレーム3はレール6上を走行する車輪5と、レ
ール6の上フランジの下面に浮上力を支持させるローラ
とを有している。また、メインフレーム3を浮上させる
ジャッキ4を備えている。張出架設作業車1のメインフ
レーム3の尾端には反力支持装置20が設けられ、フレ
ーム21に取付けられたローラ22はレール6の上フラ
ンジの下面に係止するようになっている。鋼棒23に連
結されたジャッキ24は、フレーム21の浮上力を支持
する。
【0013】本発明では、レール6の尾端の浮上力を支
持する支持部材として門型スライド架構10を備えてい
る。門型スライド架構10は、梁11と脚12を備えた
門型をなし、既設橋体ブロック50上に載置され、アン
カ鋼棒13により既設橋体ブロック50に固定される。
梁11の下面に、低摩擦部材14を介装した摺動部材1
5を備えており、レール6の上面がこの低摩擦部材14
を介して梁11の下面を摺動して、矢印18で示すよう
に横移動する。
持する支持部材として門型スライド架構10を備えてい
る。門型スライド架構10は、梁11と脚12を備えた
門型をなし、既設橋体ブロック50上に載置され、アン
カ鋼棒13により既設橋体ブロック50に固定される。
梁11の下面に、低摩擦部材14を介装した摺動部材1
5を備えており、レール6の上面がこの低摩擦部材14
を介して梁11の下面を摺動して、矢印18で示すよう
に横移動する。
【0014】次に示す曲線橋に本発明を適用した例を以
下に説明する。 橋長さ: 85m 幅員 : 8.0m ブロック長: 3.0〜3.5m 平面曲率半径: 60m最小(クロソイド曲線) シフト量: 5cm(1ブロック当たり最大) 張出架設作業車1の移動について図4〜図7を参照して
説明する。
下に説明する。 橋長さ: 85m 幅員 : 8.0m ブロック長: 3.0〜3.5m 平面曲率半径: 60m最小(クロソイド曲線) シフト量: 5cm(1ブロック当たり最大) 張出架設作業車1の移動について図4〜図7を参照して
説明する。
【0015】図4は既設橋体ブロック50a、50b、
50c上にレール6を敷設し、その上に張出架設作業車
1を固定し、張出架設作業車1のフレーム3上の横梁2
から鋼棒7を吊下して型枠支持材51を支持し、次のブ
ロック50dのコンクリートを打設する状況を示してい
る。この時、張出架設作業車1の尾端の反力支持装置2
0は既設橋体ブロック50bにアンカに鋼棒で固定され
ており、門型スライド架構10はレール6の最尾端位置
で、橋体ブロック50aに固定されている。
50c上にレール6を敷設し、その上に張出架設作業車
1を固定し、張出架設作業車1のフレーム3上の横梁2
から鋼棒7を吊下して型枠支持材51を支持し、次のブ
ロック50dのコンクリートを打設する状況を示してい
る。この時、張出架設作業車1の尾端の反力支持装置2
0は既設橋体ブロック50bにアンカに鋼棒で固定され
ており、門型スライド架構10はレール6の最尾端位置
で、橋体ブロック50aに固定されている。
【0016】この状態でコンクリート打設を終了し、張
出架設作業車1を前方へ移設する段階を図5に示してい
る。図5ではレール6の尾部にあった門型スライド架構
10を架設作業車1の尾端隣接位置に移動し、既設橋体
ブロック50bにアンカ鋼棒により固定する。次に、図
6の工程に移る。張出架設作業車1のメインフレーム3
下のジャッキ4(図1参照)を伸張し既設橋体ブロック
50cに反力をとり、張出架設作業車1を浮上させる。
ついで、レール6の橋体との仮固定を解除すると共に、
架設作業車1の尾端の反力支持装置20のアンカ鋼棒と
の結合を緩める。これにより、レール6の中間部に、張
出架設作業車1の転倒モーメントによる引上力が生じ、
メインフレーム3の尾部フレーム21(図2参照)から
垂下しているレール6移動用ローラ22(図2参照)が
レール6の上フランジ下面を押上げ、レール6を吊り上
げる。従って、レール6の上面が門型スライド架構10
の梁11下に、低摩擦部材14であるテフロンシートを
介装した摺動部材15に当接する。
出架設作業車1を前方へ移設する段階を図5に示してい
る。図5ではレール6の尾部にあった門型スライド架構
10を架設作業車1の尾端隣接位置に移動し、既設橋体
ブロック50bにアンカ鋼棒により固定する。次に、図
6の工程に移る。張出架設作業車1のメインフレーム3
下のジャッキ4(図1参照)を伸張し既設橋体ブロック
50cに反力をとり、張出架設作業車1を浮上させる。
ついで、レール6の橋体との仮固定を解除すると共に、
架設作業車1の尾端の反力支持装置20のアンカ鋼棒と
の結合を緩める。これにより、レール6の中間部に、張
出架設作業車1の転倒モーメントによる引上力が生じ、
メインフレーム3の尾部フレーム21(図2参照)から
垂下しているレール6移動用ローラ22(図2参照)が
レール6の上フランジ下面を押上げ、レール6を吊り上
げる。従って、レール6の上面が門型スライド架構10
の梁11下に、低摩擦部材14であるテフロンシートを
介装した摺動部材15に当接する。
【0017】橋軸線内周側のメインフレーム3下のジャ
ッキ4を基準点として、レール6の軸線が次ブロック構
築時基準線と一致するまでレール6の尾端を橋軸と直交
する方向外側に摺動させる(図8参照)。張出架設作業
車1の反力支持装置20をアンカに仮固定し、レール6
を次の橋体ブロックを施工する所定位置まで前進させる
(図8参照)。
ッキ4を基準点として、レール6の軸線が次ブロック構
築時基準線と一致するまでレール6の尾端を橋軸と直交
する方向外側に摺動させる(図8参照)。張出架設作業
車1の反力支持装置20をアンカに仮固定し、レール6
を次の橋体ブロックを施工する所定位置まで前進させる
(図8参照)。
【0018】張出架設作業車1のジャッキ4を縮め、メ
インフレーム3を架設作業車移動用車輪5(図1参照)
に受け替え、既設橋体ブロック50d上まで前進させた
レール6上を次ブロック構築位置まで前進させると図7
に示す状態となる。そこで、再度、レール6の尾端を横
方向に移動させ、架設作業車1から吊下されている型枠
(図示省略)の位置合わせを行う。この時、レール6の
尾端は、門型スライド架構10の梁の下面に当接してい
る。
インフレーム3を架設作業車移動用車輪5(図1参照)
に受け替え、既設橋体ブロック50d上まで前進させた
レール6上を次ブロック構築位置まで前進させると図7
に示す状態となる。そこで、再度、レール6の尾端を横
方向に移動させ、架設作業車1から吊下されている型枠
(図示省略)の位置合わせを行う。この時、レール6の
尾端は、門型スライド架構10の梁の下面に当接してい
る。
【0019】型枠(図示省略)の位置調整が完了した
ら、レール6の仮固定、張出架設作業車1の尾部の反力
支持装置20のアンカのセット、メインフレーム3下の
ジャッキ4の伸張固定を行って、次の橋体ブロック型枠
のセットなど、次の橋体ブロックの構築の準備をする。
この時、図4の状態に戻っている。以上の作業を繰り返
し橋体を構築する。
ら、レール6の仮固定、張出架設作業車1の尾部の反力
支持装置20のアンカのセット、メインフレーム3下の
ジャッキ4の伸張固定を行って、次の橋体ブロック型枠
のセットなど、次の橋体ブロックの構築の準備をする。
この時、図4の状態に戻っている。以上の作業を繰り返
し橋体を構築する。
【0020】以上の例では、門型スライド加工の摺動面
に低摩擦部材としてテフロンシートを使用した例を示し
たが、低摩擦部材としては、ローラ、スチールボールな
どの摩擦係数の小さいものを挟設することでも好適に機
能する。
に低摩擦部材としてテフロンシートを使用した例を示し
たが、低摩擦部材としては、ローラ、スチールボールな
どの摩擦係数の小さいものを挟設することでも好適に機
能する。
【0021】
【発明の効果】本発明の方法によれば、レールの横曲げ
加工などを必要としなくなり、簡単な門型スライド架構
を用いて、あらゆる平面曲線線形の橋梁の構築が可能と
なる。また、本発明の門型スライド架構は転用が可能で
汎用性に富むものである。
加工などを必要としなくなり、簡単な門型スライド架構
を用いて、あらゆる平面曲線線形の橋梁の構築が可能と
なる。また、本発明の門型スライド架構は転用が可能で
汎用性に富むものである。
【図1】実施例の張出架設作業車を示し、右半分はメイ
ンフレーム型枠の正面図、左半分は門型スライド架構の
正面図である。
ンフレーム型枠の正面図、左半分は門型スライド架構の
正面図である。
【図2】実施例の張出架設作業車を示し、右半分はメイ
ンフレームの正面図、左半分は反力支持装置の正面図で
ある。
ンフレームの正面図、左半分は反力支持装置の正面図で
ある。
【図3】門型スライド架構の正面拡大図である。
【図4】実施例の工程を示す説明図である。
【図5】実施例の工程を示す説明図である。
【図6】実施例の工程を示す説明図である。
【図7】実施例の工程を示す説明図である。
【図8】平面線形が曲線の平面図である。
【図9】張出架設作業車の説明図である。
1 架設作業車 2 横梁 3 メインフレーム 4 ジャッキ 5 車輪 6 レール 7 鋼棒 10 門型スライ
ド架構(支持部材) 11 梁 12 脚 13 鋼棒 14 低摩擦部材 15 摺動部材 20 反力支持装
置 21 フレーム 22 ローラ 23 鋼棒 50(50a、50b、50c、50d、50e) 橋
体ブロック 51 型枠支持材 52 型枠 53、54 足場
ド架構(支持部材) 11 梁 12 脚 13 鋼棒 14 低摩擦部材 15 摺動部材 20 反力支持装
置 21 フレーム 22 ローラ 23 鋼棒 50(50a、50b、50c、50d、50e) 橋
体ブロック 51 型枠支持材 52 型枠 53、54 足場
Claims (4)
- 【請求項1】 平面線形が曲線である橋梁の張出ブロッ
ク工法の張出架設作業車の移動に当たり、レール後部を
横移動自在に上方から支持する支持部材を既設橋体上に
準備し、レール軸線が次ブロック構築基準線と一致する
までレール後部を横移動させ、位置合わせを行うことを
特徴とする張出架設作業車の移動方法。 - 【請求項2】 架設作業車移動用レール後部に橋体に固
定した門型スライド架構を設け、該門型スライド架構の
梁下面と前記移動用レール上面との間に低摩擦材を挟設
したことを特徴とする張出架設作業車の移動装置。 - 【請求項3】 前記低摩擦材がフッ素樹脂シートである
ことを特徴とする請求項2記載の張出架設作業車の移動
装置。 - 【請求項4】 前記低摩擦材がローラ又はボールである
ことを特徴とする請求項2記載の張出架設作業車の移動
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16104695A JP3026544B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 張出架設作業車の移動方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16104695A JP3026544B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 張出架設作業車の移動方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913328A true JPH0913328A (ja) | 1997-01-14 |
JP3026544B2 JP3026544B2 (ja) | 2000-03-27 |
Family
ID=15727580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16104695A Expired - Fee Related JP3026544B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | 張出架設作業車の移動方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3026544B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010118773A1 (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-21 | Vsl International Ag | Overhead form traveller and method |
CN108149590A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-06-12 | 中交路桥华南工程有限公司 | 后锚点挂篮全液压连续行走系统和施工方法 |
CN109990755A (zh) * | 2019-04-02 | 2019-07-09 | 石家庄铁道大学 | 车-曲线桥耦合系统动力实验设备及方法 |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP16104695A patent/JP3026544B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010118773A1 (en) * | 2009-04-15 | 2010-10-21 | Vsl International Ag | Overhead form traveller and method |
US20120036811A1 (en) * | 2009-04-15 | 2012-02-16 | Vsl International Ag | Overhead form traveller and method |
KR20120016610A (ko) * | 2009-04-15 | 2012-02-24 | 파우에스엘 인터나치오날 아게 | 오버헤드 형태의 이동 기중기 및 방법 |
JP2012524182A (ja) * | 2009-04-15 | 2012-10-11 | ファウ・エス・エル・インターナツイオナール・アクチエンゲゼルシヤフト | 高架移動式作業車および方法 |
US8869336B2 (en) * | 2009-04-15 | 2014-10-28 | Vsl International Ag | Overhead form traveller and method |
AU2009344385B2 (en) * | 2009-04-15 | 2015-11-26 | Vsl International Ag | Overhead form traveller and method |
CN108149590A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-06-12 | 中交路桥华南工程有限公司 | 后锚点挂篮全液压连续行走系统和施工方法 |
CN109990755A (zh) * | 2019-04-02 | 2019-07-09 | 石家庄铁道大学 | 车-曲线桥耦合系统动力实验设备及方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3026544B2 (ja) | 2000-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008088782A (ja) | 波形鋼板ウェブ橋の片持ち張り出し架設工法 | |
JP2007315077A (ja) | ガーダーワーゲンを用いた波形鋼板ウェブ橋の構築方法 | |
JP2018112027A (ja) | 移動作業車 | |
JP4175718B2 (ja) | 橋梁の架設装置 | |
EP1111135A2 (en) | Method of building viaducts | |
JPH0913328A (ja) | 張出架設作業車の移動方法及び装置 | |
JP4057724B2 (ja) | 押出し工法における橋桁の支持構造 | |
JP2005188203A (ja) | 張出し床版用移動作業車 | |
JPH09256323A (ja) | 橋桁架設装置 | |
JP4351523B2 (ja) | 柱頭部の施工方法 | |
JP2020133213A (ja) | 床版吊上装置 | |
GB1509440A (en) | Movable formwork for building of bridge structures | |
JPS58523B2 (ja) | キヨウリヨウトウノ ジヨウブコウゾウコウチクソウチ | |
CN115341482A (zh) | 一种单边变宽不平衡重悬臂箱梁挂篮及其施工方法 | |
JP4097836B2 (ja) | 橋梁セグメント架設機 | |
JPH1121822A (ja) | 片持架設作業装置 | |
JP2000087315A (ja) | 床版の構築方法およびその装置 | |
JP2001020227A (ja) | 橋梁施工における波形鋼板ウェブ部材の搬送方法 | |
CN219450441U (zh) | 一种挂篮内模板滑移系统 | |
JPH10204830A (ja) | 橋桁の架橋工法 | |
JPH0336362B2 (ja) | ||
JP3718033B2 (ja) | プレキャストブロック架設装置 | |
JPS61113909A (ja) | 高架構造物の構築装置 | |
JP3179710B2 (ja) | 構造物のスライド架設工法とその作業システム | |
JPS649407B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000111 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |