JPH09256323A - 橋桁架設装置 - Google Patents
橋桁架設装置Info
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- JPH09256323A JPH09256323A JP9310196A JP9310196A JPH09256323A JP H09256323 A JPH09256323 A JP H09256323A JP 9310196 A JP9310196 A JP 9310196A JP 9310196 A JP9310196 A JP 9310196A JP H09256323 A JPH09256323 A JP H09256323A
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- bridge
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- longitudinal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 橋脚間に降ろした橋桁の横方向への移動を容
易にする。 【解決手段】 縦行用ガーター2における前方の橋脚8
1と後方の橋脚82位置に前方の横行用ガーター3なら
びに後方の横行用ガーター4とを備え、縦行用ガーター
2に走行可能に懸架されるトロリ61,71ならびに横
行用ガーター3,4にそれぞれ移行して走行可能で下方
に橋桁の昇降装置を設けた台車64,74を有する桁吊
り装置6,7を備えた。
易にする。 【解決手段】 縦行用ガーター2における前方の橋脚8
1と後方の橋脚82位置に前方の横行用ガーター3なら
びに後方の横行用ガーター4とを備え、縦行用ガーター
2に走行可能に懸架されるトロリ61,71ならびに横
行用ガーター3,4にそれぞれ移行して走行可能で下方
に橋桁の昇降装置を設けた台車64,74を有する桁吊
り装置6,7を備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート橋梁に
おける橋桁の架設装置に関するものである。
おける橋桁の架設装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート橋梁を構築する際の
橋桁の架設工法として、図9に示したような吊り下げ式
の架設工法が一般的に行われている。
橋桁の架設工法として、図9に示したような吊り下げ式
の架設工法が一般的に行われている。
【0003】この架設工法は、橋桁1aを台車2aに載
せて架設箇所の手前まで運搬し、予め架設する橋脚3
a,4a上にそれぞれ対向状態で立設させた前方支柱5
a,5aおよび後方支柱6a,6a間に架設した縦行用
ガーダー7a,7a間に長さ方向へ走行可能に掛け渡し
た前方の桁吊り装置8aと後方の桁吊り装置9aとで吊
り上げる。
せて架設箇所の手前まで運搬し、予め架設する橋脚3
a,4a上にそれぞれ対向状態で立設させた前方支柱5
a,5aおよび後方支柱6a,6a間に架設した縦行用
ガーダー7a,7a間に長さ方向へ走行可能に掛け渡し
た前方の桁吊り装置8aと後方の桁吊り装置9aとで吊
り上げる。
【0004】そして、吊り上げた橋桁1aを前方へ移動
させて橋脚3aおよび橋脚4a間に降ろして架設し、こ
れを横方向に移動させて所定の位置に据え付けるもので
ある。
させて橋脚3aおよび橋脚4a間に降ろして架設し、こ
れを横方向に移動させて所定の位置に据え付けるもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の橋桁の架設工法においては橋脚間に降ろした橋桁を
横方向に移動させて所定の位置に据え付ける作業をジャ
ッキなどを用いて人力により行っている。
来の橋桁の架設工法においては橋脚間に降ろした橋桁を
横方向に移動させて所定の位置に据え付ける作業をジャ
ッキなどを用いて人力により行っている。
【0006】従って、多大な労力と作業時間とを必要と
するなどきわめて作業性が悪い、という問題があった。
するなどきわめて作業性が悪い、という問題があった。
【0007】また、前記従来の橋桁の架設工法において
は、架設する橋脚間の縦方向、横方向ならびに上下方向
の変化への対応が困難である、という問題もある。
は、架設する橋脚間の縦方向、横方向ならびに上下方向
の変化への対応が困難である、という問題もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記従来の橋桁
の架設工法が有する問題点を解決するためになされた橋
桁架設装置であって、前方の橋脚に載置される前方支柱
と後方の橋脚付近に載置される後方支柱間に架設された
縦行用ガーダーと、前記縦行用ガーダーにおける前方の
橋脚と後方の橋脚位置にそれぞれ配設される前方の横行
用ガーダーならびに後方の横行用ガーダーと、前記縦行
用ガーダーに走行可能に懸架されるトロリならびに前記
前方の横行用ガーダーまたは後方の横行用ガーダーにそ
れぞれ移行して走行可能で下方に橋桁の昇降装置を設け
た台車を有する前方の桁吊り装置と後方の桁吊り装置と
からなることを特徴とする。
の架設工法が有する問題点を解決するためになされた橋
桁架設装置であって、前方の橋脚に載置される前方支柱
と後方の橋脚付近に載置される後方支柱間に架設された
縦行用ガーダーと、前記縦行用ガーダーにおける前方の
橋脚と後方の橋脚位置にそれぞれ配設される前方の横行
用ガーダーならびに後方の横行用ガーダーと、前記縦行
用ガーダーに走行可能に懸架されるトロリならびに前記
前方の横行用ガーダーまたは後方の横行用ガーダーにそ
れぞれ移行して走行可能で下方に橋桁の昇降装置を設け
た台車を有する前方の桁吊り装置と後方の桁吊り装置と
からなることを特徴とする。
【0009】殊に、前方の桁吊り装置と後方の桁吊り装
置とを、縦行用ガーダーの前方ならびに後方に配置した
横行用ガーダーを走行可能にするとともに吊り上げた橋
桁を縦方向だけでなく横方向へ移動させて所定位置に降
ろすことにより従来の橋脚間に降ろした橋桁の横方向移
動作業を省く。
置とを、縦行用ガーダーの前方ならびに後方に配置した
横行用ガーダーを走行可能にするとともに吊り上げた橋
桁を縦方向だけでなく横方向へ移動させて所定位置に降
ろすことにより従来の橋脚間に降ろした橋桁の横方向移
動作業を省く。
【0010】また、前方の橋脚に載置される前方支柱と
後方の橋脚付近に載置される後方支柱がそれぞれの橋脚
などに対しての水平方向の取り付け角度を変化可能にす
るとともに前方の横行用ガーダーおよび後方の横行用ガ
ーダーが共に縦行用ガーダーに対して回転可能に配設さ
れ、且つ前記前方の桁吊り装置と後方の桁吊り装置にお
ける各台車が前記縦行用ガーダーに走行可能に懸架され
るトロリに対して回動可能に連結することにより、橋桁
を架設する橋脚が互いに横方向に変化している場合、即
ち橋桁を斜め方向に容易に架設することができる。
後方の橋脚付近に載置される後方支柱がそれぞれの橋脚
などに対しての水平方向の取り付け角度を変化可能にす
るとともに前方の横行用ガーダーおよび後方の横行用ガ
ーダーが共に縦行用ガーダーに対して回転可能に配設さ
れ、且つ前記前方の桁吊り装置と後方の桁吊り装置にお
ける各台車が前記縦行用ガーダーに走行可能に懸架され
るトロリに対して回動可能に連結することにより、橋桁
を架設する橋脚が互いに横方向に変化している場合、即
ち橋桁を斜め方向に容易に架設することができる。
【0011】更に、前方の横行用ガーダーおよび後方の
横行用ガーダーの内、少なくとも一方の縦ガーダーへの
配設位置を縦ガーダーの長さ方向に対して調節可能とす
ることにより、橋桁を架設する橋脚が互いに縦方向に変
化している場合に橋桁を容易に架設することができる。
横行用ガーダーの内、少なくとも一方の縦ガーダーへの
配設位置を縦ガーダーの長さ方向に対して調節可能とす
ることにより、橋桁を架設する橋脚が互いに縦方向に変
化している場合に橋桁を容易に架設することができる。
【0012】更にまた、前方支柱と前方の横行用ガーダ
ーまたは後方支柱と後方の横行用ガーダーの少なくとも
一方の高さを調節可能とすることにより、橋桁を架設す
る橋脚が互いに上下方向に変化している場合、即ち、橋
桁を勾配を持たせて容易に架設することができる。
ーまたは後方支柱と後方の横行用ガーダーの少なくとも
一方の高さを調節可能とすることにより、橋桁を架設す
る橋脚が互いに上下方向に変化している場合、即ち、橋
桁を勾配を持たせて容易に架設することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0014】図1乃至図8は本発明の好ましい実施の形
態を示すものであり、橋桁架設装置1は、主として前方
支柱11と後方支柱12と、これらの前方支柱11と後
方支柱12との間に架設された縦行用ガーダー2と、こ
の縦行用ガーダーにおそれぞれ配設される前方の横行用
ガーダー3ならびに後方の横行用ガーダー4と、前記縦
行用ガーダー2に走行可能に懸架されるとともに横行用
ガーダー3,4に移行して走行可能な下方に橋桁5の前
後一対の桁吊り装置6,7から構成される。
態を示すものであり、橋桁架設装置1は、主として前方
支柱11と後方支柱12と、これらの前方支柱11と後
方支柱12との間に架設された縦行用ガーダー2と、こ
の縦行用ガーダーにおそれぞれ配設される前方の横行用
ガーダー3ならびに後方の横行用ガーダー4と、前記縦
行用ガーダー2に走行可能に懸架されるとともに横行用
ガーダー3,4に移行して走行可能な下方に橋桁5の前
後一対の桁吊り装置6,7から構成される。
【0015】更に詳しく説明すると、縦行用ガーダー2
は少なくとも橋桁5を架設する橋脚81,82間の距離
よりも長い長尺のフレーム構造を呈し、その前方ならび
に後方が全体を門形のフレーム構造により形成された前
方支柱11と後方支柱12とによって支持されている。
は少なくとも橋桁5を架設する橋脚81,82間の距離
よりも長い長尺のフレーム構造を呈し、その前方ならび
に後方が全体を門形のフレーム構造により形成された前
方支柱11と後方支柱12とによって支持されている。
【0016】そして、前方支柱11と後方支柱12と
は、橋桁5を架設する前方の橋脚81ならびに後方の橋
脚82付近(本実施の形態では、既に架設し終えた橋桁
51)にそれぞれ載置され、殊に、前方支柱11は、図
3およぴ図4に示すように、橋脚81に載置される基部
111と2を支持する本体112とからなるとともに、
両者が回転軸113を介して連結されており、図3に示
すようにいわゆる斜橋で橋脚81が角度を有する場合に
も縦行用ガーダー2を縦方向に真っ直ぐに支持すること
ができる。
は、橋桁5を架設する前方の橋脚81ならびに後方の橋
脚82付近(本実施の形態では、既に架設し終えた橋桁
51)にそれぞれ載置され、殊に、前方支柱11は、図
3およぴ図4に示すように、橋脚81に載置される基部
111と2を支持する本体112とからなるとともに、
両者が回転軸113を介して連結されており、図3に示
すようにいわゆる斜橋で橋脚81が角度を有する場合に
も縦行用ガーダー2を縦方向に真っ直ぐに支持すること
ができる。
【0017】前方支柱11と後方支柱12とは縦枠の一
部に継ぎ足し式のブラケット114または214が配置
されており、それらの高さを調節することができる。
部に継ぎ足し式のブラケット114または214が配置
されており、それらの高さを調節することができる。
【0018】また、縦行用ガダー2に配設される前方の
横行用ガーダー3および後方の横行用ガーダー4は、図
4乃至図8に示すように横幅がほぼ橋脚81,82と同
等程度の全体が門形のフレーム構造により形成されると
ともにそれぞれの縦枠の下端に設けたジャッキ付きの固
定装置21,31により橋脚81,82へ固定される。
横行用ガーダー3および後方の横行用ガーダー4は、図
4乃至図8に示すように横幅がほぼ橋脚81,82と同
等程度の全体が門形のフレーム構造により形成されると
ともにそれぞれの縦枠の下端に設けたジャッキ付きの固
定装置21,31により橋脚81,82へ固定される。
【0019】これらの横行用ガーダー3および後方の横
行用ガーダー4は前記前方支柱11と後方支柱12と同
様に縦枠の一部に継ぎ足し式のブラケット36または4
6が、横枠の一部に継ぎ足し式のブラケット37,47
がそれぞれ配置されており、それらの高さおよび幅を調
節することができる。また、横方向の中央部分に後述の
桁吊り装置6,7が通過可能な間隙22,32を有する
とともに、前方の横行用ガーダー3は回転軸23を介し
て縦行用ガーダー2に回転可能に配設されており、後方
の横行用ガーダー4は縦行用ガーダー2の基端に設けら
れた四角状の枠体24に固定シュー44を遊嵌させた摺
動部材45を縦方向に摺動可能に懸装させて横行用ガー
ダー4の縦行用ガーダー2の配設位置を縦方向に調節可
能として橋桁5を架設する橋脚81,82の橋脚間の距
離の変化に対処可能としている。
行用ガーダー4は前記前方支柱11と後方支柱12と同
様に縦枠の一部に継ぎ足し式のブラケット36または4
6が、横枠の一部に継ぎ足し式のブラケット37,47
がそれぞれ配置されており、それらの高さおよび幅を調
節することができる。また、横方向の中央部分に後述の
桁吊り装置6,7が通過可能な間隙22,32を有する
とともに、前方の横行用ガーダー3は回転軸23を介し
て縦行用ガーダー2に回転可能に配設されており、後方
の横行用ガーダー4は縦行用ガーダー2の基端に設けら
れた四角状の枠体24に固定シュー44を遊嵌させた摺
動部材45を縦方向に摺動可能に懸装させて横行用ガー
ダー4の縦行用ガーダー2の配設位置を縦方向に調節可
能として橋桁5を架設する橋脚81,82の橋脚間の距
離の変化に対処可能としている。
【0020】加えて、固定シュー44を摺動部材45に
遊嵌させたことにより後方の横行用ガーダー4も前記前
方の横行用ガーダー3の回動に従って縦行用ガーダー2
に対して斜めに可動するように配設されている。
遊嵌させたことにより後方の横行用ガーダー4も前記前
方の横行用ガーダー3の回動に従って縦行用ガーダー2
に対して斜めに可動するように配設されている。
【0021】次に、縦行用ガーダー2に走行可能に懸架
されるとともに横行用ガーダー3,4に移行して走行可
能で下方に橋桁5の前方ならびに後方の桁吊り装置6,
7について説明する。
されるとともに横行用ガーダー3,4に移行して走行可
能で下方に橋桁5の前方ならびに後方の桁吊り装置6,
7について説明する。
【0022】これらの桁吊り装置6(7)は、縦行用ガ
ーダー2の下端に配置される走行レール25に走行可能
に懸架されるトロリ61(71)と、その下方に旋回環
65(75)を介して配置した前方の横行用ガーダー3
または後方の横行用ガーダー4の横枠の下端に配置され
た走行レール38(48)にそれぞれ移行して走行可能
な走行装置62(72)およびその下方に配置した橋桁
5の昇降装置63(73)を設けた台車64(74)と
から構成される。
ーダー2の下端に配置される走行レール25に走行可能
に懸架されるトロリ61(71)と、その下方に旋回環
65(75)を介して配置した前方の横行用ガーダー3
または後方の横行用ガーダー4の横枠の下端に配置され
た走行レール38(48)にそれぞれ移行して走行可能
な走行装置62(72)およびその下方に配置した橋桁
5の昇降装置63(73)を設けた台車64(74)と
から構成される。
【0023】以上の構成を有する本実施の形態に示した
橋桁架設装置1を用いて橋桁5を架設するには、従来と
同様に護岸(図示せず)や既に架設し終えた橋桁51上
から縦行用ガーダー2を前方に移動し、前方支柱11を
前方の橋脚81に後方支柱12を護岸(図示せず)や既
に架設し終えた橋桁51)上に載置するとともに、前方
の横行用ガーダー3ならびに後方の横行用ガーダー4を
前方の橋脚81および後方の橋脚82上に固定する。
橋桁架設装置1を用いて橋桁5を架設するには、従来と
同様に護岸(図示せず)や既に架設し終えた橋桁51上
から縦行用ガーダー2を前方に移動し、前方支柱11を
前方の橋脚81に後方支柱12を護岸(図示せず)や既
に架設し終えた橋桁51)上に載置するとともに、前方
の横行用ガーダー3ならびに後方の横行用ガーダー4を
前方の橋脚81および後方の橋脚82上に固定する。
【0024】そして、台車9に載せて架設箇所の手前ま
で運搬した橋桁5を、縦行用ガーダー2に懸装させた桁
吊り装置6,7の昇降装置63,73により吊り上げる
とともに、トロリ61,71により縦行用ガーダー2の
前方へと走行させる。
で運搬した橋桁5を、縦行用ガーダー2に懸装させた桁
吊り装置6,7の昇降装置63,73により吊り上げる
とともに、トロリ61,71により縦行用ガーダー2の
前方へと走行させる。
【0025】そして、桁吊り装置6,7が所定位置、即
ち、横行用ガーダー3ならびに後方の横行用ガーダー4
位置において停止させる。
ち、横行用ガーダー3ならびに後方の横行用ガーダー4
位置において停止させる。
【0026】次に、走行装置62,72を前方の横行用
ガーダー3または後方の横行用ガーダー4に配置された
走行レール38,48にそれぞれ移行して走行させて橋
桁5を横方向の所定の架設位置に送り、昇降装置63,
73を操作して橋脚81,82間に降ろし、固定する。
ガーダー3または後方の横行用ガーダー4に配置された
走行レール38,48にそれぞれ移行して走行させて橋
桁5を横方向の所定の架設位置に送り、昇降装置63,
73を操作して橋脚81,82間に降ろし、固定する。
【0027】このときの橋桁5の横送り順序は従来と同
じで左右の最外側から順にも架設し最後に真中に架設す
る。
じで左右の最外側から順にも架設し最後に真中に架設す
る。
【0028】このように、本実施の形態によれば、橋桁
5を少ない労力で短時間の内に架設することができる。
5を少ない労力で短時間の内に架設することができる。
【0029】尚、桁吊り装置6,7の機構ならびに縦行
用ガーダー2、横行用ガーダー3後方の横行用ガーダー
4などの制御方法は従来周知の手段を用いて自動的に行
うことができることは勿論である。
用ガーダー2、横行用ガーダー3後方の横行用ガーダー
4などの制御方法は従来周知の手段を用いて自動的に行
うことができることは勿論である。
【0030】また、本実施の形態においては、後方の横
行用ガーダー4が縦行用ガダー2の長さ方向に位置を調
節可能な構成としているので橋桁5を架設する橋脚8
1,82の橋脚間の距離の変化に合わせて前方の横行用
ガーダー3ならびに後方の横行用ガーダー4を配置する
ことができる。
行用ガーダー4が縦行用ガダー2の長さ方向に位置を調
節可能な構成としているので橋桁5を架設する橋脚8
1,82の橋脚間の距離の変化に合わせて前方の横行用
ガーダー3ならびに後方の横行用ガーダー4を配置する
ことができる。
【0031】更に、前方支柱11は橋脚81に載置され
る基部111を支持する本体112とからなるととも
に、両者が回転軸113を介して連結されており、縦行
用ガーダー2を縦方向に真っ直ぐに支持することができ
るとともに、横行用ガーダー3は回転軸23を介して縦
行用ガーダー2に回転可能に配設されており、且つ後方
の横行用ガーダー4も固定シュー44を摺動部材44に
遊嵌させたことにより後方の横行用ガーダー4も縦行用
ガーダー2に回転可能に配設されており、加えて、縦行
用ガーダー2の下端に配置される走行レール25に走行
可能に懸架されるトロリ61,71と、その下方に回転
軸65,75を介して回転可能に配置されているため斜
橋にも、殊に、架設途中で橋脚の配置角度が変化する場
合にも容易に対応することができる。
る基部111を支持する本体112とからなるととも
に、両者が回転軸113を介して連結されており、縦行
用ガーダー2を縦方向に真っ直ぐに支持することができ
るとともに、横行用ガーダー3は回転軸23を介して縦
行用ガーダー2に回転可能に配設されており、且つ後方
の横行用ガーダー4も固定シュー44を摺動部材44に
遊嵌させたことにより後方の横行用ガーダー4も縦行用
ガーダー2に回転可能に配設されており、加えて、縦行
用ガーダー2の下端に配置される走行レール25に走行
可能に懸架されるトロリ61,71と、その下方に回転
軸65,75を介して回転可能に配置されているため斜
橋にも、殊に、架設途中で橋脚の配置角度が変化する場
合にも容易に対応することができる。
【0032】更にまた、前方支柱11と前方の横行用ガ
ーダー3または後方支柱12と後方の横行用ガーダー4
の高さが調節可能であることから橋桁を架設する橋脚8
1,82が互いに上下方向に変化している場合、即ち、
橋桁5を勾配を持たせて容易に架設することができる。
ーダー3または後方支柱12と後方の横行用ガーダー4
の高さが調節可能であることから橋桁を架設する橋脚8
1,82が互いに上下方向に変化している場合、即ち、
橋桁5を勾配を持たせて容易に架設することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明は、前方の桁吊り
装置と後方の桁吊り装置とを縦行用ガーダーの前方なら
びに後方に配置した横行用ガーダーに走行可能とするこ
とにより吊り上げた橋桁を縦方向だけでなく横方向へ移
動させて所定位置に降ろすことにより従来の橋脚間に降
ろした橋桁の横方向移動作業を省くことができるもので
ある。
装置と後方の桁吊り装置とを縦行用ガーダーの前方なら
びに後方に配置した横行用ガーダーに走行可能とするこ
とにより吊り上げた橋桁を縦方向だけでなく横方向へ移
動させて所定位置に降ろすことにより従来の橋脚間に降
ろした橋桁の横方向移動作業を省くことができるもので
ある。
【0034】また、前方の橋脚に載置される前方支柱と
後方の橋脚付近に載置される後方支柱がそれぞれの橋脚
などに対しての水平方向の取り付け角度を変化可能にす
るとともに前方の横行用ガーダーおよび後方の横行用ガ
ーダーが共に縦行用ガーダーに対して回転可能に配設さ
れ、且つ前記前方の桁吊り装置と後方の桁吊り装置にお
ける各台車が前記縦行用ガーダーに走行可能に懸架され
るトロリに対して回動可能に連結する構成とした場合に
は、斜橋の場合にも斜め方向に容易に架設することがで
きる。
後方の橋脚付近に載置される後方支柱がそれぞれの橋脚
などに対しての水平方向の取り付け角度を変化可能にす
るとともに前方の横行用ガーダーおよび後方の横行用ガ
ーダーが共に縦行用ガーダーに対して回転可能に配設さ
れ、且つ前記前方の桁吊り装置と後方の桁吊り装置にお
ける各台車が前記縦行用ガーダーに走行可能に懸架され
るトロリに対して回動可能に連結する構成とした場合に
は、斜橋の場合にも斜め方向に容易に架設することがで
きる。
【0035】更に、前方の横行用ガーダーおよび後方の
横行用ガーダーの内、少なくとも一方の縦ガーダーへの
配設位置を縦ガーダーの長さ方向に対して調節可能とし
た構成とした場合には、橋桁を架設する橋脚間の距離の
変化に対応することができる。
横行用ガーダーの内、少なくとも一方の縦ガーダーへの
配設位置を縦ガーダーの長さ方向に対して調節可能とし
た構成とした場合には、橋桁を架設する橋脚間の距離の
変化に対応することができる。
【0036】更にまた、前方支柱と前方の横行用ガーダ
ーまたは後方支柱と後方の横行用ガーダーの少なくとも
一方の高さを調節可能な構成とした場合には、橋桁を勾
配を持たせて架設する場合にも対応することができる。
ーまたは後方支柱と後方の横行用ガーダーの少なくとも
一方の高さを調節可能な構成とした場合には、橋桁を勾
配を持たせて架設する場合にも対応することができる。
【図1】本発明における好ましい実施の形態を示す側面
部分図である。
部分図である。
【図2】図1に示した実施の形態における前方部分を示
す側面部分図である。
す側面部分図である。
【図3】図1に示した実施の形態における前方支柱の取
付状態を示す平面部分図である。
付状態を示す平面部分図である。
【図4】図2の平面図である。
【図5】図4のAーA線に沿う断面拡大部分図である。
【図6】図1に示した実施の形態における後方部分を示
す側面部分図である。
す側面部分図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図7のBーB線に沿う断面拡大部分図である。
【図9】従来例を示す説明図である。
1 橋桁架設装置 2 縦行用ガーダー 3 横行用ガーダー 4 横行用ガーダー 5 橋桁 6 桁吊り装置 7 桁吊り装置 11 前方支柱 12 後方支柱 61 トロリ 71 トロリ 62 走行装置 72 走行装置 63 昇降装置 73 昇降装置 64 台車 74 台車 81 橋脚 82 橋脚
Claims (4)
- 【請求項1】 前方の橋脚に載置される前方支柱と後方
の橋脚付近に載置される後方支柱間に架設された縦行用
ガーダーと、前記縦行用ガーダーにおける前方の橋脚と
後方の橋脚位置にそれぞれ配設される前方の横行用ガー
ダーならびに後方の横行用ガーダーと、前記縦行用ガー
ダーに走行可能に懸架されるトロリならびに前記前方の
横行用ガーダーまたは後方の横行用ガーダーにそれぞれ
移行して走行可能で下方に橋桁の昇降装置を設けた台車
を有する前方の桁吊り装置と後方の桁吊り装置とからな
ることを特徴とする橋桁架設装置。 - 【請求項2】 前方の橋脚に載置される前方支柱と後方
の橋脚付近に載置される後方支柱の水平方向の取り付け
角度を変化可能にするとともに、前方の横行用ガーダー
および後方の横行用ガーダーが縦行用ガーダーに対して
回転可能に配設されており、且つ前記前方の桁吊り装置
と後方の桁吊り装置における各台車が前記縦行用ガーダ
ーに走行可能に懸架されるトロリに対して回動可能に連
結されている請求項1記載の橋桁架設装置。 - 【請求項3】 前方の横行用ガーダーおよび後方の横行
用ガーダーの内、少なくとも一方が縦ガーダーへの配設
位置が縦ガーダーの長さ方向に対して調節可能である請
求項1または2に記載の橋桁架設装置。 - 【請求項4】 前方支柱と前方の横行用ガーダーまたは
後方支柱と後方の横行用ガーダーの少なくとも一方の高
さが調節可能である請求項1,2または3に記載の橋桁
架設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310196A JPH09256323A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 橋桁架設装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9310196A JPH09256323A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 橋桁架設装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09256323A true JPH09256323A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14073141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9310196A Withdrawn JPH09256323A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 橋桁架設装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09256323A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1996
- 1996-03-22 JP JP9310196A patent/JPH09256323A/ja not_active Withdrawn
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