JP5184248B2 - 立体交差の施工方法 - Google Patents

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本発明は、道路の工事占有範囲を極力少なくし、工期の短縮が可能な立体交差の施工方法に関する。
従来、交差点などの立体交差の工事には、部材の仮置き場や、部材を運搬するクレーン等の動作範囲など、広範囲の工事占有範囲を確保する必要がある。また、工事期間中は、工事車両等の通過や施工時の交通規制の影響で、深刻な渋滞が発生する恐れがある。したがって、短期間かつ交通規制などを最低限に抑えた施工方法が望まれている。
このような短期間かつ交通への悪影響を解消する方法としては、橋梁の両側に設置される左右一対の主桁上に、主桁上を走行可能かつ床版を運搬可能な床版搬送車を設け、床版搬送車によって、床版を設置位置まで運搬し、設置する橋梁床版架設方法がある(特許文献1)。
また、複数の分割体により構成され、互いに連結して折り畳むことが可能な構造の上部工を用い、折りたたんだ状態の上部工を橋脚上に設置し、橋脚上で上部工の分割体を展開して橋梁を施工する方法がある(特許文献2)。
特開2006−169757号公報 特開2004−176531号公報
しかし、特許文献1のような橋梁床版架設方法では、床版の運搬に使用する床版搬送車の幅よりも大きな幅を有する床板を設置することができないという問題がある。このため、設置可能な床版幅は、あらかじめ設置された主桁の間隔までであり、中央に設けられた橋脚に対して、両側方へ床版が張り出したような構造の橋梁を施工することができない。また、主桁等の設置の際には、従来と同様にクレーン等を使用する必要があり、主桁の施工が完了するまでの間は、従来と同様に交通規制等を行う必要があるという問題がある。
また、特許文献2のような橋梁の施工方法では、上部工を折り畳める構造にするため、橋脚の両側方へ張り出したような形状の橋梁を施工することができるが、上部工を折り畳める構造とすることから、構造が複雑であり、また回転部が金属製であることから、橋梁の耐久性が悪く、工費がかさむという問題がある。また、折り畳まれた上部工を展開する際には、上部工の下方の交通規制を行う必要があり、橋梁の施工に伴う交通規制の緩和の効果は大きくないという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、立体交差などの橋梁を施工する方法であって、橋桁の設置から床版の設置まで同一の門型クレーンを用い、道路の工事占有範囲を極力少なくするとともに、工期の短縮が可能な立体交差の施工方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明は、一対の支持脚と、前記支持脚下方に取り付けられ、レールに沿って走行可能な車輪と、一対の前記支持脚を連結するクレーン桁と、前記クレーン桁に設けられ、走行方向へ突出した突出部と、前記クレーン桁に沿って移動可能であり、前記突出部に設けられた第1のウィンチと、を有する門型クレーンを用い、前記第1のウィンチが向かい合うように、一対の前記門型クレーンを、移動方向に対向するようにレール上に設置する工程(a)と、前記レールの間に橋脚を設ける工程(b)と、一対の前記門型クレーンで橋桁を共吊りし、前記橋桁を前記橋脚上に設置する工程(c)と、前記門型クレーンで床版を吊上げ、前記床版を前記橋桁上へ設置する工程(d)と、を具備し、前記床版の幅が、一対の前記支持脚同士の間隔よりも大きく、前記工程(d)は、前記床板の幅方向が前記門型クレーンの移動方向に向くように、前記床版を一対の前記支持脚の間に、吊上げる工程(e)と、前記床版をターンテーブル上へ設置する工程(f)と、前記床版の幅方向が前記門型クレーンの移動方向に対して略垂直方向へ向くように、前記ターンテーブルを回転させる工程(g)と、前記床版を前記門型クレーンで吊上げる工程(h)と、前記床版を前記橋桁上へ設置する工程(i)と、を具備し、前記床版は一対の略L字状部材であり、一対の前記L字状部材は、吊り具の両端に接合されており、前記工程(e)は、一対の前記L字状部材が接合された前記吊り具の幅方向が前記門型クレーンの移動方向に向くように、前記吊り具を一対の前記支持脚の間に吊上げる工程であり、前記工程(i)は、前記L字状部材を前記橋桁の両端近傍へ接合する工程であり、前記工程(i)の後、前記吊り具を前記門型クレーンで撤去する工程(j)をさらに具備することを特徴とする立体交差の施工方法である。
この場合、前記吊り具は幅方向の伸縮が可能であり、前記吊り具を縮めた状態では、前記吊り具に取り付けられた一対の前記L字状部材の幅は、一対の前記支持脚同士の間隔よりも小さく、前記吊り具を伸ばした状態では、前記吊り具に取り付けられた一対の前記L字状部材の幅は、一対の前記支持脚同士の間隔よりも大きく、前記工程(e)に代えて、前記吊り具を縮めた状態で、前記L字状部材の幅方向が前記門型クレーンの移動方向とほぼ垂直方向に向くように、前記L字状部材が接合された前記吊り具を、一対の前記支持脚の間に吊上げる工程(k)を具備し、前記工程(f)に代えて、前記L字状部材が接合された前記吊り具を、前記吊り具の幅を変更可能な伸縮架台へ載せる工程(l)を具備し、前記工程(g)に代えて、前記吊り具の幅を前記伸縮架台により伸ばし、一対の前記L字状部材同士の間隔を大きくする工程(m)を具備してもよい。
前記門型クレーンは、前記第1のウィンチのさらに前方に第2のウィンチが設けられ、前記工程(i)は、前記第1のウィンチにより、設置予定のL字状部材が設けられた第1の吊り具を前記橋桁上へ設置する工程であり、前記工程(j)は、前記第2のウィンチにより、設置終了後のL字状部材が設けられていた第2の吊り具を前記橋桁上から撤去する工程でであってもよい。
前記工程(b)は、前記橋脚の型枠および鉄筋が組み立てられたプレファブ型枠を前記門型クレーンにより設置し、前記プレファブ型枠へコンクリートを打設することにより、前記橋脚が設けられてもよい。
本発明によれば、一対の門型クレーンによって、橋脚の設置から床版の架設までの工程をすべて行うことができ、立体交差近傍への他の大型クレーン等の設置や、クレーンの交換作業等が不要であるため、短納期に立体交差を施工することができる。特に、門型クレーンの走行時のみ道路を規制すれば良いため、交通規制を最小限に抑えることができる。
また、門型クレーンは、ウィンチが突出部に設けられるため、門型クレーンよりも幅の大きな構造物を吊上げ、運搬することが可能である。また、門型クレーンの幅は、橋脚を避けることができるだけの幅を有すればよいため、門型クレーンの走行スペースを小さくすることができ、門型クレーンの走行スペース以外の車線の交通規制を行う必要がない。したがって、交通規制の必要な車線を最小限に抑えることができる。
また、ターンテーブルを用いることで、門型クレーンよりも幅の大きな床版を縦方向(門型クレーンの移動方向)に向けて運搬し、ターンテーブル上で床版を横向き(門型クレーンの移動方向に対して垂直方向)に回転させて再度吊り上げることで、床版置き場から容易に床版を運搬することができるとともに、橋桁上へも床版を横向きに設置することができる。
また、床版が一対のL字状部材であり、橋桁端部に設置可能であれば、床版を橋桁上へ設置した際に、床版の床部と橋桁の上面部とが2重構造になることがなく、このため床版のコンクリートを削減することができる。また、L字状部材を接合する吊り具を用いれば、L字状部材の設置が容易であり、また、吊り具は繰り返し使用することができるため経済的である。
また、吊り具の幅を伸縮可能とし、吊り具の幅を縮めた状態では、吊り具の幅を門型クレーンの支持脚の間隔よりも小さくできれば、床版が接合された吊り具を回転させる必要がない。また、設置前の床版の置き場の面積を小さくすることができるため、より狭い作業エリアで作業をおこなうことができる。
また、門型クレーンに2段階に突出したウィンチを設けることで、支持脚に近い側のウィンチで設置予定の床版および吊り具を吊上げ、当該床版を設置後、他方のウィンチで前回設置した床版の吊り具を吊上げ、回収することができる。このため、床版を橋桁に設置後、橋桁上では橋桁と床版との接合作業を行いながら、次に設置する床版を門型クレーンで橋桁上へ運搬することができ、作業効率が高い。
また、橋脚を設置するための型枠が、あらかじめ鉄筋や足場などと一体化されており、一体化されたプレファブ型枠を門型クレーンで設置することで、橋脚の設置の段階から門型クレーンを使用し手施工を行うことができ、施工時間を短縮することができる。
本発明によれば、立体交差などの橋梁を施工する方法であって、橋桁の設置から床版の設置まで同一の門型クレーンを用い、道路の工事占有範囲を極力少なくするとともに、工期の短縮が可能な立体交差の施工方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態にかかる立体交差の施工方法について説明する。図1は、立体交差を施工する交差点近傍を示す概略図である、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図である。
道路7と道路8は交差しており、メインである道路8に沿って立体交差が設置される。図1に示すように、立体交差の設置位置である道路8に沿って、2列のレール3が敷設される。
レール3上には一対の門型クレーン1が設置される。門型クレーン1a、1bは、互いに対向するように同一レール3上に設置される。門型クレーン1a、1bは、それぞれレール3に沿って移動可能である。
道路8の門型クレーン1の走行部以外の部位(図中レール3の外側)は、門型クレーン1が移動中であっても、車両が通行することができる。したがって、道路8の門型クレーン1の幅よりも外側の車道は交通規制を行う必要がない。また、道路7は、門型クレーン1が交差点を通過する際を除き、車両が通行することができる。したがって、門型クレーン1の移動状況に応じて、多少の交通規制は必要であるが、門型クレーン1が交差点を通過した後にはただちに道路7の通行を再開できるため、交通規制を最小限に抑えることができる。
図2は門型クレーン1を示す図であり、図2(a)は正面図、図2(b)は側面図である。門型クレーン1は、主に支持脚13、車輪11、クレーン桁12、突出部14、横行レール15、ウィンチ17等から構成される。
一対の支持脚13が略鉛直に設けられる。支持脚13の下方には、車輪11を有する台車16が設けられる。車輪11が設けられる台車16はレール3上を図2(b)の矢印B方向に走行可能である。なお、以後の説明において、図2(b)における左側を、門型クレーン1の前方とする。支持脚13の上方は、クレーン桁12で接合される。したがって、門型クレーン1を正面から見ると、支持脚13およびクレーン桁12によって、下方が開放したコの字状の形状となる。一対の支持脚13の間隔は、後述する橋脚の幅よりもわずかに大きく、またクレーン桁12の高さが橋脚よりも十分に高いため、門型クレーン1は橋脚と干渉することなく、レール3上を移動することができる。なお、橋脚については詳細は後述する。
クレーン桁12には、門型クレーン1の前方側に突出した突出部14が設けられる。したがって、門型クレーン1を側方から見ると、支持脚13と突出部14を有するクレーン桁12とで逆L字型の形状となる。
突出部14の下方には横行レール15が設けられる。横行レール15にはウィンチ17が設置される。ウィンチ17は横行レール15に沿って、図2(a)の矢印A方向へ移動可能である。また、ウィンチ17はワイヤおよび吊り具によって対象部材を上下へ吊り上げおよび吊り降ろすことができる。この際、ウィンチ17は支持脚13よりも前方へ突出した突出部14へ設けられるため、吊下げる部材が支持脚13と干渉することはない。
次に、橋脚の設置方法について説明する。橋脚を施工するためには、橋脚用のプレファブ型枠50を設置する。図3はプレファブ型枠50を示す図であり、図3(a)は正面図、図3(b)は図3(a)のX−X線断面図である。プレファブ型枠50は、型枠51、足場53、鉄筋55等から構成される。
型枠51は、コンクリートを打設する際に使用される。型枠51としては、通常の型枠でよく、または埋設型枠であってもよい。型枠51の内部には、あらかじめ鉄筋55が設置されている。また、型枠51の外部には足場53が設けられる。型枠51、鉄筋53、足場55は工場等で一体化されている。なお、詳細は後述するが、鉄筋53の下端よりも型枠51の下端の方が上方に位置し、プレファブ型枠50を地面においた状態では、地面と型枠51との間に隙間54が形成される。隙間54からは型枠51内部の鉄筋55が露出している。
図4はプレファブ型枠50を門型クレーン1で吊上げた状態を示す図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は側面図である。一体化されたプレファブ型枠50は、吊り具57を用いて、門型クレーン1のウィンチ17により吊り上げられる。図4(a)に示すように、門型クレーン1はプレファブ型枠50(およびこれにより形成される橋脚)よりも幅(支持脚の間隔)がやや大きい。このため、プレファブ型枠50は支持脚13の間で吊上げられる。
図5は、プレファブ桁50の設置状況を示す図であり、図5(a)は交差点近傍の平面図、図5(b)は側面図である。あらかじめレール3の間に設置された部材置き場にはプレファブ型枠50が仮置きされる。プレファブ型枠50は、門型クレーン1で吊上げられて運搬され、所定の場所に設置される。この際、プレファブ型枠50は、門型クレーン1a、1bそれぞれによって、立体交差の中央(道路7との交差部近傍)から端部(立体交差のアプローチ部近傍)に向かって順次設置される。
たとえば、門型クレーン1aは、プレファブ型枠50aを道路7と道路8との交差部近傍に設置する。次に、仮置きされているプレファブ型枠50bを門型クレーン1bで運搬し、プレファブ型枠50aの手前側(図中向かって左側)に設置する。プレファブ型枠50を手前側から設置すると、設置されたプレファブ型枠を超えて、プレファブ型枠を運搬する必要があり、門型クレーンの揚程が足りなくなるためである。
同様に、門型クレーン1bは、プレファブ型枠50c、50dの順に所定の位置に設置する。なお、プレファブ型枠50の高さは、設置される橋脚の高さに対応するため、立体交差の中央近傍に設置されるプレファブ型枠50a、50cの高さは、立体交差の端部近傍に設けられるプレファブ型枠50b、50dの高さよりも高い。
プレファブ型枠50の設置位置には、図示を省略したフーチングがあらかじめ設けられる。プレファブ型枠50とフーチングとの接合は、例えば以下のように行われる。前述の通り、鉄筋55は型枠51の下端より突出しており、フーチング上にプレファブ型枠50が設置された状態で、型枠51下端とフーチング表面との間には隙間54が形成される。隙間54には、鉄筋55が露出している。フーチングには鉄筋があらかじめ埋設され、フーチング表面より突出している。
フーチング表面に突出する鉄筋は、プレファブ型枠50の鉄筋55と接合される。鉄筋同士は、例えばラップ継手、機械式継手、溶接等の公知の方法で接合される。接合作業は、隙間54より行うことができる。鉄筋同士の接合が完了した後、型枠51下端とフーチング表面との隙間54を型枠部材で覆い、隙間54を埋める。鉄筋同士の接合によって、プレファブ型枠50がフーチング上へ固定される。
プレファブ型枠50の設置が完了した後、それぞれの型枠内へコンクリートを打設する。コンクリートの打設には、門型クレーン1を使用してもよく、または、プレファブ型枠50側方の道路8から別途打設作業を行ってもよい。型枠51下端とフーチング表面との隙間54はあらかじめ埋められているので、型枠51内へ打設されたコンクリートが型枠51下端より漏れだすことはない。
図6は、プレファブ型枠50を用いて橋脚5が設けられた状態を示す図で、図6(a)は交差点近傍の平面図、図6(b)は側面図である。前述の通り、プレファブ型枠50の幅は門型クレーン1の支持脚間の幅よりも小さい。したがって、プレファブ型枠50によって設けられた橋脚5もまた、門型クレーン1の支持脚間の幅よりも小さい。このため、門型クレーン1は橋脚5をまたいで移動することができる。
また、門型クレーン1は橋脚5よりも高さが高く、橋脚5上へ部材を吊下げることができる。なお、レール3の間であって、橋脚5から離れた位置には部材置き場が設けられ、図6に示すように橋桁9等が仮置きされている。橋桁9は例えば繊維補強コンクリート製である。
次に、立体交差の施工方法を説明する。まず、図7(a)に示すように門型クレーン1a、1bとで橋桁9を共吊りする。橋桁9を吊上げるには、門型クレーン1a、1bを予め橋桁9が仮置きされた部位近傍へ移動させ、それぞれのウィンチ17を同期させて、橋桁9を吊上げる(図7(a)の矢印C方向)。門型クレーン1a、1bは互いにそれぞれの前方(突出部14が突出する方向)を対向させているため、それぞれのウィンチ17が向かい合うように橋桁9が吊上げられる。なお、橋桁9は橋脚5よりも高い位置に吊り上げられる。
次に、門型クレーン1a、1bの移動速度を同期させて、図7(a)の矢印D方向へ走行させる。この際、門型クレーン1は橋脚5と干渉することがない。橋桁9が設置位置まで移動したら、門型クレーン1の走行を停止する。次に、図7(b)に示すように、門型クレーン1a、1bそれぞれのウィンチ17を同期させて、橋桁9を橋脚5上に設置する(図中矢印E方向)。
以上の工程を繰り返し、橋脚5上へ橋桁9を設置する。図8は、橋脚5上への橋桁9の設置を終えた状態を示す図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は側面図である。橋桁9は横方向に複数本が設置され、互いに接合される。また、橋桁9の長手方向に(複数の橋脚5をまたぐように)複数本が設置され、それぞれの橋桁9が接合される。前述の通り、長さが長い橋桁9を橋脚5上へ設置する際に、一対の門型クレーン1a、1bを用いるため、吊上げおよび設置が容易である。
次に、床版19を運搬する。図9は床版19を門型クレーン1によって運搬する状態を示す図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は側面図である。なお、以後の工程においては、門型クレーン1a、1bは、設置された橋桁9の長手方向の反対側よりそれぞれ単独で同一作業を行う。したがって、一方の側の工程のみを図示する。床版19は、側壁部を有するコの字状の部材で、例えばプレキャスト床版である。設置予定の橋桁9の手前にはターンテーブル21が設置される。
まず、あらかじめ部材置き場等に仮置きされた床版19を門型クレーン1で吊上げ、ターンテーブル21方向(図中矢印F方向)へ運搬する。床版19は門型クレーン1の支持脚13間の間隔よりも長さが長い。このため、床板19の幅方向(長手方向)をレール3に対して垂直に置いておくと、床板19によってレール3が覆われ、門型クレーン1は床板19を超えて移動することができない。したがって、床版19の幅方向(長手方向)を門型クレーン1の移動方向に平行に向け、レール3の間に仮置きしておき、床版19は一対の支持脚13の間で吊上げられる。
次に、図10に示すように床版19をターンテーブル21上へ載置する。図10はターンテーブル21上へ床板19が置かれた状態を示す図で、図10(a)は平面図、図10(b)は側面図、図10(c)は正面図である。
図10(c)に示すように、床版19をターンテーブル21上へ置いた状態では、床版19の幅方向が門型クレーン1の移動方向に向いているため、床版19と門型クレーン1とが干渉することはない。門型クレーン1は床版19をターンテーブル21上へ載置した後、やや後方へ退避し、ターンテーブル21上で床版19が回転する際に干渉することを避ける。
次に、図11(a)に示すように、ターンテーブル21を90°回転させ、床版19を回転させる(図中矢印G方向)。床版19の幅方向が門型クレーン1の移動方向に対して略垂直となった状態で、門型クレーン1を前進させ(図11(b)中矢印H方向)、ウィンチ17が床版19上に位置し、床版19を吊上げ可能な位置まで移動させる。なお、図11(b)、図11(c)に示すように、門型クレーン1と床版19とは干渉することはない。また、ウィンチ17は突出部14に設けられるため、床版19を吊上げる際にも支持脚13と床版19とが干渉することがない。
次に、図12(a)に示すように、床版19を吊上げた状態で、床版19を設置部位まで移動する(図中矢印I方向)。門型クレーン1が設置部位まで移動したら、門型クレーン1の走行を停止し、図12(b)に示すように、床版19を橋桁9上へ設置する(図中矢印J方向)。
図12(c)は、床版19が橋桁9上へ設置された状態を示す図である。図12(c)に示すように、床版19は幅方向を橋桁9の長手方向に対して垂直な方向に向けて、橋桁9上に設置される。すなわち、床版19の幅方向は橋桁9の幅方向へ張り出して架設される。
以上の工程を繰り返し、床版19を橋桁9上の全面へ設置し、床版19同士を接合する。図13は床版19の設置が完了した状態を示す図である。なお、前述の通り、一対の門型クレーン1により、橋桁9の長手方向両側から同時に床版19を設置する。床版19の設置が完了すれば、残部を盛土等で施工して立体交差の施工が完了する。
以上説明したように、本発明の実施形態にかかる立体交差の施工方法によれば、一対の門型クレーン1によって、橋脚5の設置、橋桁9の架設および床版19の架設を行うことができる。このため、短納期に立体交差を施工することができる。特に、門型クレーン1の走行時のみ道路7等の規制をおこなえば良いため、立体交差に伴う交通規制を最小限に抑えることができる。
また、門型クレーン1は、ウィンチ17が突出部14に設けられるため、門型クレーン1よりも幅の大きな床版19を吊上げて運搬することが可能である。また、ターンテーブル21を用いることで、門型クレーン1よりも幅の大きな床版19を縦方向に向けて運搬し、ターンテーブル21上で床版19を横向きに回転させて再度吊り上げることで、床版置き場から容易に床版19を運搬することができるとともに、橋桁9上へも床版19を横向きに設置することができる。
また、門型クレーン1の支持脚13の間隔は、橋脚5を避けることができるだけの間隔を有すればよいため、門型クレーン1の走行スペースを小さくすることができ、門型クレーン1の走行スペース以外の車線の交通規制を行う必要がない。したがって、交通規制の必要な車線を最小限に抑えることができる。
また、プレファブ型枠50を用いれば型枠51、足場53、鉄筋55が一体化されているため、設置が容易であり、また、プレファブ型枠50の設置に門型クレーン1を用いることができるため、施工工期を短縮することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態において、図1〜図13に示す構成要素と同一の機能を果たす構成要素には、図1〜図13と同一番号を付し重複した説明を省略する。図14(a)は第2の実施の形態にかかる床版33および吊り具31を示す図である。第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対し、床板の形態が異なる。すなわち、床板33は、床板19と形状のみが異なり、一対の略L字状の部材である。
床版33の形状は、概ね、床版19の両端近傍の形状と同一である。したがって、床版19の床部の一部を切り取り、両端のみを残したような形状である。このため、吊り具31に接合された状態の一対の床版33の幅は、床版19と略同一幅である。床版33の下方端部には、段部34が設けられる。床版33の上方の端部は、ボルト37により吊り具31と接合される。
吊り具31の上方の両側方にはアーム35が設けられる。床版33と吊り具31とはアーム35の先端近傍で接合される。なお、吊り具31の高さは、床版33の高さよりもやや高い。したがって、床版33が接合された状態の吊り具31を地面等に置いた際に、吊り具31によって自立する。この場合、床版33はアーム35によって吊りさげられた状態となる。また、ボルト37を緩めることで、床版33を下方へ移動させることができ、ボルト37を抜き去ると床版33は吊り具31から離脱する。
図14(b)は、第2の実施の形態に用いられる門型クレーン30を示す図である。門型クレーン30は門型クレーン1に対して、ウィンチ17が2段に設けられる点で異なる。門型クレーン30の突出部14には、さらに前方側へ突出する突出部32が設けられる。突出部14下方にはウィンチ17aが設けられ、突出部32下方へはウィンチ17bが設けられる。したがって、門型クレーン30は、同一方向(前方)に、支持脚13から距離を変えてウィンチ17a、17bが2段に設けられる。
次に、第2の実施の形態にかかる立体交差の施工手順について述べる。図15は施工手順を示す図である。
まず、第1の実施の形態と同一の手順で橋桁9を施工後、吊り具31aへ接合された床版33aをターンテーブル21上へ載置する。その後、図15(a)に示すように、門型クレーン30を後方へ退避させ、ターンテーブル21を回転(図中矢印K)させる。
次に、図15(b)に示すように、床版33の幅方向(長手方向)を門型クレーン30の移動方向に垂直な方向に向けた状態で、支持脚13に近い側のウィンチ17aによって床版33a(吊り具31a)を吊上げる(図中矢印L方向)。
次に、図15(c)に示すように、門型クレーン30を床版33aの設置場所方向へ移動させ(図中矢印M方向)、設置場所まで移動後、床版33aを橋桁9上へ設置する(図中矢印N方向)。
図15(d)は設置された床版33aの正面断面図である。床版33aは併設された橋桁9の端部近傍に接合される。端部に設けられる橋桁9には、あらかじめ床版33aの下方に設けられた段部34に対応する段差が設けられており、段部34が橋桁9の当該段差と組み合わされて接合される。
なお、吊り具31aが橋桁9上に設置されたのち、ボルト37を緩めることで床版33aを橋桁9へ接触させることができる。橋桁9と床版33aとが接合されたのち、ボルト37が抜き取られ、床版33aと吊り具31aとが離脱する。床版33aは一対のL字部材であるため、床版33aが取り付けられた状態では、一対の床版33aの間には橋桁9の上面が露出する。
次に、図16(a)に示すように、同様の作業を繰り返し、床版33bが接合された吊り具33bを門型クレーン30で吊上げ(図中矢印O方向)、設置部方向へ走行させる(図中矢印P方向)。
次に、図16(b)に示すように、先に設置した床版33aの手前側に床版33bを設置する(図中矢印P方向)。次に、すでに設置が完了し、床版33aから離脱した吊り具31aを、床版33bを吊下げていたウィンチ17aよりもさらに前方に突出した位置に設けられたウィンチ17bによって吊り上げる(図中矢印Q方向)。以上により、吊り具31aの撤去が完了する。なお、床版33bと橋桁9との接合作業の間には、門型クレーン30はさらに次に設置する床版33の運搬を行うことができる。
第2の実施形態にかかる立体交差の施工方法によれば、第1の実施の形態にかかる立体交差の施工方法と同様の効果を得ることができる。また、床版33が一対のL字状部材であり、橋桁9の端部に設置可能であるため、床版33を橋桁9上へ設置した際に、床版33間に橋桁9の上面が露出し、橋桁9の上面と床板33とで、コの字状の床板19と同様の形態を得ることができ、このため床版のコンクリートを削減することができる。また、L字状部材を接合する吊り具31を用いるため、L字状部材の設置が容易であり、また、吊り具31は繰り返し使用することができるため経済的である。
また、門型クレーン30には2段階に突出したウィンチ17a、17bを設けることで、支持脚13に近い側のウィンチ17aで設置予定の床版33bおよび吊り具31bを吊上げ、床版33bを橋桁9へ設置後、ウィンチ17bで前回設置した床版33aの吊り具31aを吊上げ、撤去・回収することができる。このため、床版33を橋桁9に設置後、橋桁9上では橋桁9と床版33との接合作業を行いながら、次に設置する床版33を門型クレーン30で橋桁9上へ運搬することができ、作業効率が高い。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図17は第3の実施の形態にかかる吊り具41等を示す図である。第3の実施の形態では、第2の実施の形態に対し、さらに吊り具の構造が異なる。すなわち、吊り具41は上方の両側方にアーム43が設けられ、アーム43の先端にボルト37によって床板33が設けられる。アーム43は伸縮が可能であり、吊り具41の幅を変化させることができる。
図17(a)は、門型クレーン30で床版33が両端に接合された吊り具41を運搬している状態を示す正面図である。吊り具41は図中矢印S方向へ伸縮が可能である。門型クレーン30で吊り具41を吊上げる際には、あらかじめ吊り具41の幅を縮めておく。
吊り具41が最も縮められた状態では、両端に接合された床版33の幅は、支持脚13の間隔よりも狭くなる。したがって、吊り具41の幅方向を門型クレーン30の移動方向に対して垂直な方向に向けて吊上げる場合であっても、門型クレーン30はターンテーブル等を用いずに通常の方法で吊上げることができる。
本実施の形態においては、ターンテーブル21に代えて伸縮架台45を用いる。伸縮架台45は、レール3の間に設けられ、レール3に略垂直な方向に伸縮が可能である。伸縮架台45を縮めた状態では、門型クレーン30の支持脚13間よりも幅が狭くなるため、門型クレーン30は伸縮架台45をまたいで走行することができる。
まず、図17(a)に示すように、吊り具41(床版33)を伸縮架台の上に載せる(図中矢印R方向)。伸縮架台45および吊り具41はいずれも幅が縮められた状態である。伸縮架台45の床版33が置かれる部位にはジャッキ47が設けられる。ジャッキ47は上下方向に伸縮可能である。
吊り具41を伸縮架台45に設置後、ジャッキ47上昇させて床版33の重量を受ける。次に、ジャッキ47を上昇させた状態で、図17(b)に示すように、伸縮架台45を伸長する(図中矢印T方向)。伸縮架台45上に載せられた吊り具41は、伸縮架台45の伸長動作に伴い伸長し(図中矢印U方向)、床版33同士の間隔が広げられる。なお、ジャッキ47および伸縮架台45の動作には、例えば油圧シリンダ等が使用できる。
吊り具41の幅が伸張された状態の床版33同士の間隔は、橋桁9上に設置される際の床版33間隔と一致する。したがって、床版33の幅は支持脚13間隔よりも広くなる。
次に、図17(c)に示すように、幅が伸張された吊り具41(床版33)を吊上げる(図中矢印V方向)。同時に、ジャッキ47を縮めるとともに伸縮架台45の幅を縮める(図中矢印W方向)。伸縮架台45が縮められると、門型クレーン30は伸縮架台45を超えて走行することができる。したがって、橋桁9へ床版33を設置することができる。
第3の実施の形態にかかる立体交差の施工方法によれば、第1の実施の形態にかかる立体交差の施工方法と同様の効果を得ることができる。また、吊り具41の幅が伸縮可能であり、幅を縮めた状態では門型クレーン30の支持脚13の間隔よりも小さいため、床版33が接合された吊り具41を回転等させる必要がない。また、吊り具41を縮めた状態にしておけば、設置前の床版33の置き場の面積を小さくすることができるため、より狭い作業エリアでも作業を行うことができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
立体交差を施工する交差点近傍にレール3を設置し、レール3上に一対の門型クレーン1を設置した状態を示す図。 門型クレーン1を示す図で(a)は正面図、(b)は側面図。 プレファブ型枠50を示す図で(a)は正面図、(b)は(a)のX−X線断面図。 プレファブ型枠50を門型クレーン1で吊上げる状態を示す図。 プレファブ型枠50を設置する工程を示す図。 橋脚5の設置が完了した状態を示す図。 門型クレーン1で橋桁9を運搬し、橋脚5上に設置する工程を示す図。 橋脚5上に、橋桁9の設置が完了した状態を示す図。 ターンテーブル21を設置し、門型クレーン1で床版19を運搬する状態を示す図。 床版19をターンテーブル21上へ載置した状態を示す図。 ターンテーブル21を回転させ、床版19の幅方向を門型クレーン1の移動方向に対して略垂直方向へ向けた状態を示す図。 幅方向を移動方向に対して垂直方向にむけた状態の床版19を、門型クレーン1で運搬し、橋桁9上へ設置した状態を示す図。 橋桁9上へ床版19の設置を完了した状態を示す図。 (a)は吊り部31および床版33を示す正面図で、(b)は門型クレーン30を示す側面図。 門型クレーン30を用いて、吊り具31に取り付けられた床版33を橋桁9上へ設置する工程を示す図。 門型クレーン30を用いて、吊り具31に取り付けられた床版33を橋桁9上へ設置するとともに、使用後の吊り具31を撤去する工程を示す図。 吊り具41と伸縮架台45を用いて、床版33の幅を伸長し、門型クレーン30で吊上げる工程を示す図。
符号の説明
1、30………門型クレーン
3………レール
5………橋脚
7、8………道路
9………橋桁
11………車輪
12………クレーン桁
13………支持脚
14………突出部
15………横行レール
16………台車
17………ウィンチ
19………床版
21………ターンテーブル
31、41………吊り具
32………突出部
33………床版
34………段部
35………アーム
37………ボルト
43………アーム
45………伸縮架台
47………ジャッキ
50………プレファブ型枠
51………型枠
53………足場
55………鉄筋
57………吊り具

Claims (4)

  1. 一対の支持脚と、前記支持脚下方に取り付けられ、レールに沿って走行可能な車輪と、一対の前記支持脚を連結するクレーン桁と、前記クレーン桁に設けられ、走行方向へ突出した突出部と、前記クレーン桁に沿って移動可能であり、前記突出部に設けられた第1のウィンチと、を有する門型クレーンを用い、
    前記第1のウィンチが向かい合うように、一対の前記門型クレーンを、移動方向に対向するようにレール上に設置する工程(a)と、
    前記レールの間に橋脚を設ける工程(b)と、
    一対の前記門型クレーンで橋桁を共吊りし、前記橋桁を前記橋脚上に設置する工程(c)と、
    前記門型クレーンで床版を吊上げ、前記床版を前記橋桁上へ設置する工程(d)と、
    を具備し、
    前記床版の幅が、一対の前記支持脚同士の間隔よりも大きく、
    前記工程(d)は、
    前記床版の幅方向が前記門型クレーンの移動方向に向くように、前記床版を一対の前記支持脚の間に、吊上げる工程(e)と、
    前記床版をターンテーブル上へ設置する工程(f)と、
    前記床版の幅方向が前記門型クレーンの移動方向に対して略垂直方向へ向くように、前記ターンテーブルを回転させる工程(g)と、
    前記床版を前記門型クレーンで吊上げる工程(h)と、
    前記床版を前記橋桁上へ設置する工程(i)と、
    を具備し、
    前記床版は一対の略L字状部材であり、一対の前記L字状部材は、吊り具の両端に接合されており、
    前記工程(e)は、一対の前記L字状部材が接合された前記吊り具の幅方向が前記門型クレーンの移動方向に向くように、前記吊り具を一対の前記支持脚の間に吊上げる工程であり、
    前記工程(i)は、前記L字状部材を前記橋桁の両端近傍へ接合する工程であり、
    前記工程(i)の後、前記吊り具を前記門型クレーンで撤去する工程(j)をさらに具備することを特徴とする立体交差の施工方法。
  2. 前記吊り具は幅方向の伸縮が可能であり、
    前記吊り具を縮めた状態では、前記吊り具に取り付けられた一対の前記L字状部材の幅は、一対の前記支持脚同士の間隔よりも小さく、
    前記吊り具を伸ばした状態では、前記吊り具に取り付けられた一対の前記L字状部材の幅は、一対の前記支持脚同士の間隔よりも大きく、
    前記工程(e)に代えて、前記吊り具を縮めた状態で、前記L字状部材の幅方向が前記門型クレーンの移動方向とほぼ垂直方向に向くように、前記L字状部材が接合された前記吊り具を、一対の前記支持脚の間に吊上げる工程(k)を具備し、
    前記工程(f)に代えて、前記L字状部材が接合された前記吊り具を、前記吊り具の幅を変更可能な伸縮架台へ載せる工程(l)を具備し、
    前記工程(g)に代えて、前記吊り具の幅を前記伸縮架台により伸ばし、一対の前記L字状部材同士の間隔を大きくする工程(m)を具備することを特徴とする請求項記載の立体交差の施工方法。
  3. 前記門型クレーンは、前記第1のウィンチのさらに前方に第2のウィンチが設けられ、
    前記工程(i)は、前記第1のウィンチにより、設置予定のL字状部材が設けられた第1の吊り具を前記橋桁上へ設置する工程であり、
    前記工程(j)は、前記第2のウィンチにより、設置終了後のL字状部材が設けられていた第2の吊り具を前記橋桁上から撤去する工程であることを特徴とする請求項または請求項記載の立体交差の施工方法。
  4. 前記工程(b)は、前記橋脚の型枠および鉄筋が組み立てられたプレファブ型枠を前記門型クレーンにより設置し、前記プレファブ型枠へコンクリートを打設することにより、前記橋脚が設けられることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の立体交差の施工方法。
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