JPH09132150A - 乗用作業車 - Google Patents

乗用作業車

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Publication number
JPH09132150A
JPH09132150A JP7293076A JP29307695A JPH09132150A JP H09132150 A JPH09132150 A JP H09132150A JP 7293076 A JP7293076 A JP 7293076A JP 29307695 A JP29307695 A JP 29307695A JP H09132150 A JPH09132150 A JP H09132150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
rotation sensor
steering shaft
tilt
support frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP7293076A
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English (en)
Inventor
Makoto Watanabe
渡辺  誠
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チルト軸芯の配置を工夫することで、ステア
リングチルトによる運転者の運転姿勢の改善効果を高め
ると同時に、回転センサに対する配線を合理的に行える
ようにする。 【解決手段】 ステアリング軸13をステアリング軸芯
SX周りに回転自在に支持する支持枠14を、固定枠1
5に左右横向きのチルト軸芯TX周りに設定範囲内で揺
動位置調整自在に取り付け、前記支持枠14に、前記ス
テアリング軸13の支持枠14に対する回転量を電気的
に検出するパワーステアリング用のポテンショメーター
型の回転センサ16を取り付けてある乗用作業車であっ
て、前記チルト軸芯TXを前記回転センサ16の近傍位
置に配置形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフ場などの地
面に散在する刈り芝や刈り草などを集めるスイーパーで
代表される乗用作業車で、詳しくは、ステアリング軸を
ステアリング軸芯周りに回転自在に支持する支持枠を、
固定枠に左右横向きのチルト軸芯周りに設定範囲内で揺
動位置調整自在に取り付け、前記支持枠に、前記ステア
リング軸の支持枠に対する回転量を電気的に検出するパ
ワーステアリング用のポテンショメーター型の回転セン
サを取り付けてあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、ステアリング軸の上端に取り
付けられたステアリングハンドルの近傍に前記のチルト
軸芯を配置して、ステアリングハンドルのチルトを行え
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術によるときは、ステアリング軸の揺動量の割りには、
ステアリングハンドルの運転用座席に対する距離変化量
が少なく、運転者の体格に応じた位置にステアリングハ
ンドルを位置させることが難しく、チルトステアリング
を採用しながらも、運転者の運転姿勢の改善効果が低い
ものであった。
【0004】しかも、回転センサをステアリング軸の下
端に直結した場合、回転センサとチルト軸芯との距離が
大きくなって、ステアリング軸のチルト揺動に伴い回転
センサが大きく揺動し、そのために、回転センサに接続
させる配線として、その回転センサの大揺動にかかわら
ず過剰に引っ張られて断線事故などがないようにする上
で長いものが必要となり、その結果、ステアリング軸の
揺動により配線が大きく撓んだり伸びたりして、そのた
めのスペースが必要で配線を不自由なものにしていた。
しかし、だからといって、ステアリング軸の中間にユニ
バーサルジョイントを設けて、チルト揺動にかかわらず
回転センサが揺動しないようにすると、ユニバーサルジ
ョイントが別途必要となってコストアップを招来するの
みならず、ステアリング軸の構造の複雑化を招来する。
【0005】本発明の目的は、チルト軸芯の配置を工夫
することで、ステアリングチルトによる運転者の運転姿
勢の改善効果を高めると同時に、回転センサに対する配
線を合理的に行えるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明に
よる第1発明の構成及び作用並びに効果は次の通りであ
る。
【0007】〔構成〕前記チルト軸芯を前記回転センサ
の近傍位置に配置形成してある点にある。
【0008】〔作用〕チルト軸芯を回転センサの近傍位
置に配置形成して、いわば、ステアリング軸がその下端
近くを支点としてチルト揺動するようにしてあるから、
ステアリング軸の上端に取り付けたステアリングハンド
ルとチルト軸芯との距離を必然的に大きくとることがで
きて、ステアリング軸のチルト揺動範囲の大きさの割り
には、ステアリングハンドルを運転用座席に対して前後
に大きく変位させることができ、しかも、ステアリング
軸のチルト揺動に伴う回転センサの前後移動量を非常に
少なくして、回転センサに対する配線として、その回転
センサの小さな揺動を吸収するに足りる短いもので済ん
で、チルト揺動に伴う配線の撓み伸び量を少なくでき、
配線のためのスペースが小さなもので済み、ステアリン
グ軸の中間にユニバーサルジョイントが不要である。
【0009】〔効果〕その結果、ステアリングチルトに
よる運転者の運転姿勢の改善効果を高めると同時に、回
転センサに対する配線を合理的に行えてステアリング軸
を構造簡単、安価に構成できるようになった。
【0010】請求項2に係る本発明による第2発明の構
成及び作用並びに効果は次の通りである。
【0011】〔構成〕上記第1発明の構成において、前
記固定枠に回転センサの左右外方を覆うセンサ保護部を
装備させてある点にある。
【0012】〔作用〕固定枠に支持枠を支持させるにあ
たっては、一般に、支持枠の左右外方に配置するように
固定枠を設け、その固定枠の左右の部分に支持枠をチル
ト軸芯周りに揺動自在に支持させる形態を採用する。
【0013】上記の点に着目して、固定枠に回転センサ
の左右外方を覆うセンサ保護部を装備させることによ
り、回転センサを、他物との接触や接当などから保護す
るようにしたのであって、固定枠自体が支持枠の左右外
方に配置する部分を有することから、固定枠の一部の形
状を工夫することなど簡単なことをして、センサ保護部
を固定枠に装備させることができ、センサ保護部を設け
ることに起因した構造の複雑化やコストアップを招来す
ることがない、或いは、招来するとしても極力少なくで
きる。
【0014】〔効果〕その結果、チルト軸芯を回転セン
サの近傍に配置形成することを有効利用して、つまり、
回転センサの近くにチルト軸芯を設けると、ステアリン
グチルトにかかわらず常時回転センサが固定枠の近くに
配置することになることを有効利用して、回転センサの
保護を構造簡単、安価に達成できるようになった。
【0015】
【発明の実施の形態】乗用作業車の一例である四輪操舵
型のスイーパは、図1に示すように、駆動型の操向前車
輪1と駆動型の操向後車輪2を備えた走行機体3に、搭
乗操縦部4・エンジン5・刈り芝回収用のホッパー6を
搭載するとともに、回転ブラシ7Aにより前方上方に刈
り芝を掃き上げる掃き上げユニット7を操向前車輪1と
操向後車輪2との間に配置する状態で駆動昇降可能に装
着し、この掃き上げユニット7で掃き上げた刈り芝を前
記ホッパー6に投入回収するためのダクト8及び両吸い
込み型の吸引ブロア9を設けて構成されている。
【0016】前記搭乗操縦部4には、運転用座席10と
その前部に配置したステアリング装置11とが設けられ
ている。
【0017】前記ステアリング装置11は、図2に示す
ように、上端にステアリングハンドル12を取り付けた
ステアリング軸13をステアリング軸芯SX周りに回転
自在に支持する支持枠14を走行機体3に固定した固定
枠15に、左右横向きのチルト軸芯TX周りに設定範囲
内で揺動位置調整自在に取り付け、前記支持枠14に、
前記ステアリング軸13の支持枠14に対する回転量を
電気的に検出するパワーステアリング用のポテンショメ
ーター型の回転センサ16をステーSを介して取り付け
て構成されている。
【0018】前記前記支持枠14は、図2にも示すよう
に、ステアリング軸13を回転自在に挿通させる円筒状
の上部枠部14Aと、その下部に連結した「下向きコの
字形」の上部枠部14Bと、前記上部枠部14Aの上端
の固着した半円筒状のステアリング角度規制部14Cと
からなる。
【0019】前記支持枠14にステアリング軸13を回
転自在に支持させる構造は、図3にも示すように、ステ
アリング軸13上方部分に、前記上部枠部14Aの上端
面に摺動自在に接当してステアリング軸13の支持枠1
4に対する下方への抜け止めを行うカラー利用の上部抜
け止め部材17をロールピン利用の上部ピン18を介し
て一体回転状態に取り付け、ステアリング軸13の下端
部に、上部枠部14Aの下端面に摺動自在に接当してス
テアリング軸13の支持枠14に対する上方への抜け止
めを行うカラー利用の下部抜け止め部材19をロールピ
ン利用の下部ピン20を介して一体回転状態に取り付け
て構成されている。
【0020】そして、図5に示すように、前記上部ピン
18の一端を上部抜け止め部材17よりも半径方向外方
に突出させて、前記支持枠14のステアリング角度規制
部14Cの周方向端面14sに接当させることにより、
ステアリング軸13の左右への最大切り角を規制するよ
うに構成されている。つまり、上部ピン18の突出端部
18sがステアリング角度規制部14Cと共同してステ
アリング軸13の最大切り角を規制するための規制ピン
を構成している。
【0021】かつ、前記支持枠14の上部枠部14Aに
は、ステアリング軸13に形成の凹部21に係合してス
テアリング軸13の回転姿勢を直進姿勢に規制するボー
ル22と、ステアリング軸13に設定値以上の回転力が
作用したとき凹部21からのボール22の押し出しを許
容する状態でそのボール22をステアリング軸13に弾
性的に押しつけてステアリング軸13が直進姿勢に回転
位置したとき前記ボー22を凹部21に自動係合させる
スプリング23とからなるいわゆるスプリングボール式
のデテントが設けられている。
【0022】更に、支持枠14とステアリング軸13と
の間には、ステアリング軸13を直進姿勢に回転付勢す
る直進アシスト用のスプリング24が設けられている。
【0023】前記固定枠15に支持枠14をチルト軸芯
TX周りに揺動位置調整自在に取り付ける手段は、固定
枠15として、図4に示すように、支持枠14における
下部枠部14Bの左右外方に位置する板部を有する横断
面形状「コの字形」に形成し、支持枠14の左右の板部
と固定枠15の左右の板部との対応するものにわたって
一対のチルト軸25を抜け止め状態に設け、固定枠15
の一方の板部を上方に延長し、その延長部の上端に位置
規制用の凹部26の複数をチルト軸芯TX周りに間隔を
隔てて形成し、支持枠14に前記凹部26に対して係脱
自在で係合することにより支持枠14の固定枠15に対
するチルト軸芯TX周りの揺動を阻止するチルトレバー
27と、そのチルトレバー27を係合方向に揺動付勢す
るスプリング28を設けて構成されている。
【0024】そして、図2及び図3、図4に示すよう
に、チルト軸芯TXは、回転センサ16の近傍位置、つ
まり、ステアリング軸13の下端近くに配置形成されて
おり、前記固定枠15には、回転センサ16の左右外方
を覆うセンサ保護部15Aが装備されている。
【0025】前記回転センサ16の検出値、つまり、ス
テアリングハンドル12の切り角に応じて操向前車輪1
及び操向後車輪2を操向作動させる手段は、図6に示す
ように、操向前車輪1及び操向後車輪2のそれぞれを操
向作動させる前後の油圧シリンダ29,30を設け、操
向前車輪1及び操向後車輪2のそれぞれを操向作動量を
検出するフィードバック用のポテンショメーター型の操
向作動量検出センサ31,32を設け、操向作動量検出
センサ31,32の検出値が回転センサ16の検出値と
なるように前記前後の油圧シリンダ29,30に対する
駆動回路33,34を制御する制御装置35を設けて構
成されている。なお、ステアリング形式は、操向前車輪
1と操向後車輪2との操向方向が逆となるハの字ステア
リング形式である。
【0026】なお、Kはステアリングカバーであり、支
持枠14を一体にチルト揺動するものである。
【0027】前記ホッパー6は、油圧シリンダ36およ
び四連リンク機構37によって平行に昇降され、油圧シ
リンダ38によって支点aを中心にダンプ操作され、ま
た、油圧シリンダ39によって後部蓋6aが揺動開閉さ
れるようになっている。
【0028】〔別実施形態〕上記の実施の形態では、乗
用作業車としてスイパーを示したが、本発明は、各種の
乗用作業車に適用できる。
【0029】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態を示す全体の側面図
【図2】実施の形態を示す要部の拡大縦断側面図
【図3】実施の形態を示す要部の拡大縦断背面図
【図4】実施の形態を示す要部の拡大横断平面図
【図5】実施の形態を示す要部の拡大横断平面図
【図6】実施の形態を示す制御ブロック図
【符号の説明】
13 ステアリング軸 SX ステアリング軸芯 14 支持枠 15 固定枠 TX チルト軸芯 16 回転センサ 15A センサ保護部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリング軸(13)をステアリング
    軸芯(SX)周りに回転自在に支持する支持枠(14)
    を、固定枠(15)に左右横向きのチルト軸芯(TX)
    周りに設定範囲内で揺動位置調整自在に取り付け、前記
    支持枠(14)に、前記ステアリング軸(13)の支持
    枠(14)に対する回転量を電気的に検出するパワース
    テアリング用のポテンショメーター型の回転センサ(1
    6)を取り付けてある乗用作業車であって、前記チルト
    軸芯(TX)を前記回転センサ(16)の近傍位置に配
    置形成してある乗用作業車。
  2. 【請求項2】 前記固定枠(15)に回転センサ(1
    6)の左右外方を覆うセンサ保護部(15A)を装備さ
    せてある請求項1記載の乗用作業車。
JP7293076A 1995-11-10 1995-11-10 乗用作業車 Pending JPH09132150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7293076A JPH09132150A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 乗用作業車

Applications Claiming Priority (1)

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JP7293076A JPH09132150A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 乗用作業車

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JPH09132150A true JPH09132150A (ja) 1997-05-20

Family

ID=17790146

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7293076A Pending JPH09132150A (ja) 1995-11-10 1995-11-10 乗用作業車

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JP (1) JPH09132150A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079498A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Yanmar Co Ltd コンバイン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011079498A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Yanmar Co Ltd コンバイン

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