JPH09131019A - 減速機構付モータ - Google Patents

減速機構付モータ

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JPH09131019A
JPH09131019A JP28532095A JP28532095A JPH09131019A JP H09131019 A JPH09131019 A JP H09131019A JP 28532095 A JP28532095 A JP 28532095A JP 28532095 A JP28532095 A JP 28532095A JP H09131019 A JPH09131019 A JP H09131019A
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JP
Japan
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reduction gear
hub
motor
damper
output shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP28532095A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuo Tozawa
沢 陸奥雄 戸
Tetsuya Obara
原 哲 也 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ本体の駆動を、減速ギヤ、ダンパー、
ハブおよび外部出力軸の順で伝える減速機構付モータに
おいて、外部出力軸が拘束され、減速ギヤとハブとの間
で生じる衝撃力をダンパーの圧縮によって吸収する際、
ダンパーを限界まで圧縮することによって破損や耐久性
の低下をまねくという課題がある。 【解決手段】 モータ本体2の出力により回転する減速
ギヤ7と、減速ギヤ7の片側に同軸状に設けられ且つ外
部出力軸11に連結したハブ9を備え、減速ギヤ7とハ
ブ9の間に、回転を伝達し且つその回転方向に圧縮可能
な衝撃吸収用のダンパー8を設けた減速機構付モータ1
において、減速ギヤ7とハブ9との間に、ダンパー8の
圧縮に伴って互いに当接するストッパー10を設けたこ
とを解決手段としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車の
パワーウインド用モータとして利用される減速機構付モ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、減速機構付モータとしては、例え
ば図6に示すようなものがあった。
【0003】減速機構付モータ51は、モータ本体52
と、モータ本体52の出力軸52a側にボルト55を用
いて連結したギヤケース53と、ギヤケース53内に収
容された減速機構54から構成されている。
【0004】この減速機構付モータ51は、モータ本体
52の出力軸52aに設けたウォーム56がギヤケース
53内で減速ギヤ57に噛合い、減速ギヤ57には3つ
のダンパー58が組付けられ、各ダンパー58には凸部
を有したハブ59が係合し、ハブ59には外部出力軸6
0が連結してあり、ウォーム56と、減速ギヤ57と、
ダンパー58と、減速ギヤ57の片側に同軸状に設けた
ハブ59とで減速機構54を構成している。
【0005】減速ギヤ57は、中心に形成した挿通孔5
7bと外周の歯との間の部分を円周方向に120゜間隔
で3つに仕切って、ハブ59側に開放する扇形状の仕切
空間部57aを設けており、挿通孔57bには、外部出
力軸60が回転自在に挿通する。
【0006】ダンパー58は、減速ギヤ57の仕切空間
部57aに対応する扇形状をなすと共に、外周側円弧部
分の側面の中央に凹部58aが形成してある。
【0007】ハブ59は、円形の薄板状をなすと共に、
各ダンパー58の凹部58aに係合する3つの凸部59
aを円周方向に等間隔でかつ減速ギヤ57側の面に設
け、ハブ59の軸心には、外部出力軸60を連結するた
めの軸孔59bが設けてある。このような構成の減速機
構付モータ51では、モータ本体52の駆動によってウ
ォーム56を介して減速ギヤ57が回転し、ダンパー5
8と凸部59aとの係合により減速ギヤ57とともにハ
ブ59が回転し、ハブ59に連結した外部出力軸60が
回転してこの外部出力軸60に連結した被駆動体(図示
せず)が駆動されることとなる。
【0008】この時、被駆動体側における何らかの障害
等により外部出力軸60が拘束されると、外部出力軸6
0に連結しているハブ59が同時に停止することとな
り、これに対して回転し続けようとする減速ギヤ57側
との間に生じる衝撃をハブ59と減速ギヤ57の間に設
けたダンパー58が減速ギヤ57の回転方向に圧縮され
ることにより吸収し、ハブ59に対して減速ギヤ57が
ダンパー58の圧縮分回転した状態で停止する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の減速機構付モータにあっては、外部出力軸が拘束さ
れたときに、減速ギヤとハブとの間で生じる衝撃力をダ
ンパーの圧縮によって吸収するが、ダンパーが弾性力の
限界まで圧縮されることになり、これによるダンパーの
破損や耐久性の低下という問題点があり、これらの問題
点を解決することが従来の課題であった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に鑑みて
なされたもので、ダンパーを限界まで圧縮させないよう
にすることでダンパーの耐久性を向上させることがで
き、ひいては、減速機構およびモータの耐久性も向上さ
せることができる減速機構付モータを提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータ本体の
出力により回転する減速ギヤと、減速ギヤの片側に同軸
状に設けられ且つ外部出力軸に連結したハブを備え、減
速ギヤとハブの間に、回転を伝達し且つその回転方向に
圧縮可能な衝撃吸収用のダンパーを設けた減速機構付モ
ータにおいて、減速ギヤとハブとの間に、ダンパーの圧
縮に伴って互いに当接するストッパーを設けたことを特
徴としており、このような減速機構付モータを前述した
従来の課題を解決するための手段としている。
【0012】
【発明の作用】本発明に係わる減速機構付モータでは、
外部出力軸が拘束されるとハブが停止することとなり、
これに対して回転し続けようとする減速ギヤとの間でハ
ブに係合したダンパーが圧縮され、ハブに対して減速ギ
ヤがダンパーの圧縮分回転した状態となるが、減速ギヤ
とハブとの間に、ダンパーの圧縮に伴って互いに当接す
るストッパーを設けたことにより、ダンパーが限界まで
圧縮される前に、ストッパーによって減速ギアの回転が
阻止されることとなり、ダンパーの破損や耐久性の低下
を防ぐこととなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0014】図1ないし図5は、本発明に係わる減速機
構付モータの一実施例を示した図である。
【0015】減速機構付モータ1は、図1および図2に
示すように、モータ本体2と、モータ本体2の出力軸2
a側にボルト5を用いて連結したギヤケース3と、ギヤ
ケース3内に収容された減速機構4から構成されてい
る。
【0016】減速機構4は、モータ本体2の出力軸2a
に設けたウォーム6と、ウォーム6に噛合っている減速
ギヤ7と、減速ギヤ7に組込んだ3つの衝撃吸収用のダ
ンパー8と、減速ギヤ7と同軸状に設けられ且つ各ダン
パー8に係合するハブ9から構成されており、減速ギヤ
7およびハブ9には、ダンパー8の圧縮に伴って互いに
当接するストッパー10が設けてある。また、ハブ9に
は外部出力軸11が連結してある。
【0017】減速ギヤ7は、図3に示すように、中心に
形成した挿通孔7bと外周の歯との間の部分を円周方向
に120゜間隔で3つに仕切って、ハブ9側に開放され
た扇形状の仕切空間部7aを設け、各仕切空間部7aの
外周に沿って等間隔に複数(この実施例では6つ)の切
欠部7bを備えている。このとき、1つおきとなる3つ
の切欠部7bが各仕切空間部7aの円弧中央に位置する
ようにしてある。また、減速ギア7の挿通孔7cには、
外部出力軸11が回転自在に挿通される。
【0018】ダンパー8は、図4に示すように、仕切空
間部7aに対応した扇形状をなすと共に、外周側円弧部
分の側面の中央に凹部8aが形成してある。また、ダン
パー8は弾性体であり、例えば、ゴム製がより望まし
い、。
【0019】ハブ9は、図5に示すように、円形の薄板
状から成るものであって、図5(b)において左側の面
には各ダンパー8の凹部8aと係合する3つの凸部9a
が円周方向に等間隔に設けてあり、外周面には、円周方
向に等間隔で複数(この実施例では6つ)の突片部9b
が半径方向に突出した状態で設けてあり、この各突片部
9bの内、1つおきに3つの突片部9bは、各凸部9a
のそれぞれの半径方向の延長線上に位置するようにして
ある。また、突片部9bの円周方向の長さは、減速ギヤ
7における切欠部7bの円周方向の長さに比べてその半
分程度の長さになっている。さらに、ハブ9の中心に
は、外部出力軸11の端部と非回転状態に連結するため
の軸孔9cが設けてある。
【0020】ストッパー10は、減速ギヤ7の6つの切
欠部7bと、ハブ9の6つの突片部9bから構成されて
おり、各切欠部7b内の中央に、突片部9bが位置する
ようになっている。
【0021】このような構成の減速機構付モータ1は、
モータ本体2の駆動によってウォーム6を介して減速ギ
ヤ7が回転し、減速ギヤ7の回転方向に当接しているダ
ンパー8とハブ9の凸部9aとの係合により減速ギヤ7
とともにハブ9が回転し、ハブ9に連結した外部出力軸
11が回転してこの外部出力軸11に連結した被駆動体
(図示せず)が駆動されることとなる。
【0022】この時、被駆動体側における何らかの障害
等により外部出力軸11が拘束されると、外部出力軸1
1に連結しているハブ9が同時に停止することとなり、
これに対して回転し続けようとする減速ギヤ7側との間
に生じる衝撃をハブ9と減速ギヤ7の間に設けたダンパ
ー8が減速ギヤ7の回転方向に圧縮されることにより吸
収し、ハブ9に対して減速ギヤ7がダンパー8の圧縮分
回転した状態となるが、当該減速機構付モータ1では、
減速ギヤ7とハブ9との間において、停止しているハブ
9に対してダンパー8を圧縮しつつ減速ギヤ7が回転す
ると、ストッパー10を構成するハブ9の突片部9bと
減速ギヤ7の切欠部7bの端部とが当接し、このように
してダンパー8が限界まで圧縮される前に、ストッパー
10により減速ギヤ7の回転が阻止されることとなる。
したがって、ダンパー8は、限界まで圧縮されることが
なく、破損や耐久性の低下が防止されることとなる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる減
速機構付モータによれば、減速機構付モータの駆動中に
外部出力軸に連結した被駆動体側における何らかの障害
等により外部出力軸が拘束された場合、その衝撃をダン
パーの圧縮によって吸収することができるうえに、減速
ギヤとハブとの間に、ダンパーの圧縮に伴って互いに当
接するストッパーを設けたことにより、ダンパーが限界
まで圧縮される前に減速ギアの回転を停止させることが
でき、ダンパーの過剰な圧縮による破損を防ぐことがで
き、また、ダンパーの耐久性を向上させることができ、
ひいては、減速機構およびモータの耐久性を向上させる
ことができるという極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる減速機構付モータの一実施例を
示す部分破断状態の説明図である。
【図2】図1の減速機構付モータにおけるA−A線断面
説明図である。
【図3】(a)本発明に係わる減速機構付モータの減速
ギヤを示す正面図である。 (b)(a)図の減速ギアにおけるB−B線断面図であ
る。
【図4】(a)本発明に係わる減速機構付モータのダン
パーを示す正面図である。 (b)本発明に係わる減速機構付モータのダンパーを示
す側面図である。
【図5】(a)本発明に係わる減速機構付モータのハブ
を示す説明図である。 (b)(a)図のハブにおけるC−C線断面図である。
【図6】従来における減速機構付モータを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…減速機構付モータ 2…モータ本体 7…減速ギヤ 8…ダンパー 9…ハブ 10…ストッパー 11…外部出力軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ本体の出力により回転する減速ギ
    ヤと、減速ギヤの片側に同軸状に設けられ且つ外部出力
    軸に連結したハブを備え、減速ギヤとハブの間に、回転
    を伝達し且つその回転方向に圧縮可能な衝撃吸収用のダ
    ンパーを設けた減速機構付モータにおいて、減速ギヤと
    ハブとの間に、ダンパーの圧縮に伴って互いに当接する
    ストッパーを設けたことを特徴とする減速機構付モー
    タ。
JP28532095A 1995-11-01 1995-11-01 減速機構付モータ Pending JPH09131019A (ja)

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JP28532095A JPH09131019A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 減速機構付モータ

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JP28532095A JPH09131019A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 減速機構付モータ

Publications (1)

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JPH09131019A true JPH09131019A (ja) 1997-05-16

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ID=17690020

Family Applications (1)

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JP28532095A Pending JPH09131019A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 減速機構付モータ

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JP (1) JPH09131019A (ja)

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