JP3118838B2 - 車両用発電機の駆動装置 - Google Patents

車両用発電機の駆動装置

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JP3118838B2
JP3118838B2 JP02403368A JP40336890A JP3118838B2 JP 3118838 B2 JP3118838 B2 JP 3118838B2 JP 02403368 A JP02403368 A JP 02403368A JP 40336890 A JP40336890 A JP 40336890A JP 3118838 B2 JP3118838 B2 JP 3118838B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルト、チェーン、ま
たはギヤ等の伝達部材でエンジンの出力軸に連結されて
車両用発電機を回転駆動する駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、外周に突起を設けたタイミン
グプーリ、および突起に係合する被係合部を内周に設け
たタイミングベルトとを組み合わせ、ベルトのスリップ
やベルト損失を防止して、重量当たりの出力の向上を図
った車両用発電機の駆動装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の駆動装置では、タイミングベルトとタイミングプー
リとの係合に起因する騒音が大きい、すなわち、回転振
動や叩き音が大きいという課題があった。
【0004】本発明の目的は、駆動損失が少なく、かつ
騒音の発生が少ない車両用発電機の駆動部構造の提供に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(請求項1) 車両用発電機の駆動装置は、エンジンの動力が伝達さ
れ、歯、突起または溝等の係合部を有する伝達部材と、
外周に係合部に係合する歯状部、および内周に内側に突
出した複数の第1歯部を有し、伝達部材から動力が伝達
される外輪体と、外周に複数の第1歯部に噛み合う複数
の第2歯部を有し、動力を車両用発電機の回転軸に伝達
する内輪体と、隣接する第1歯部と第2歯部との間に介
在して、第1歯部から第2歯部に動力を伝達するととも
に、第1歯部と第2歯部との衝撃力を和らげる弾性体と
を備え、更に内輪体と外輪体とは、弾性体と軸方向に係
合する係合部を有し、内輪体に対する外輪体の軸方向移
動が弾性体を介して規制されている。尚、伝達部材とし
てはベルト、チェーン、またはギア等を用いても良い。 伝達部材の係合部と外輪体の歯状部とが係合すること
で、エンジンで発生した動力が外輪体に伝達される。 第2歯部が第1歯部と噛み合うことで、弾性体は上記係
合部に起因する回転振動や叩き音を周方向の圧縮変形に
よって吸収しながら外輪体の回転を内輪体に伝達する。
内輪体は車両用発電機の回転軸に動力を伝達する。 伝達部材と外輪体との係合による回転振動や叩き音が弾
性体の圧縮変形によって吸収されるので騒音や振動の発
生が少ない。また、伝達部材の係合部が外輪体の歯状部
と係合しているので駆動損失は小さい。 更に、内輪体と外輪体とは、弾性体と軸方向に係合する
係合部を有し、内輪体に対する外輪体の軸方向移動が弾
性体を介して規制されているので、内輪体と外輪体とが
外れることはない。 (請求項2) 車両用発電機の駆動装置は、外輪体の第1歯部と内輪体
の第2歯部には係合部としての周溝が形成されている。 このため、市場ストレスにより劣化に至り、弾性体と外
輪体、内輪体との固着が万が一無くなったとしても、外
輪体と内輪体とが軸ずれして脱落することはない。 (請求項3) 車両用発電機の駆動装置は、内輪体の軸方向の一端に設
けられた係合部としての鍔部と、内輪体の他端に設けら
れたワッシャと、外輪体の両端に設けられた係合部とし
ての係合面とを有し鍔部と外輪体との間、並びにワッシ
ャと外輪体との間に弾性体を介在させている。これによ
り、外輪体と内輪体とが軸ずれして脱落することはな
い。 (請求項4) 車両用発電機の駆動装置は、歯状部の歯数が、発電機の
トルク脈動成分の主回転次数に対して共通の約数を持た
ない構成である。 このため、二つの騒音発生源が同調や干渉することによ
る騒音の増大や唸り現象が生じない。 (請求項5) 外輪体の歯状部は、軸方向の中央部が径大なる突起部で
構成されている。 このため、タイミングベルトの緊張力のアンバランスに
より外輪体が若干傾いても、遠心力によりタイミングベ
ルトがタイミングプーリの中央部へ復元し、タイミング
ベルトが外れたりしない。
【0006】
【0007】
【0008】
【実施例】本発明の車両用発電機の駆動装置を図1ない
し図6に基づいて説明する。
【0009】図1および図2は本発明の第1実施例を示
す。図1は車両用発電機の駆動装置の要部を示す部分断
面図、図2はそのObaS要部断面図である。
【0010】図1および図2に示すように、車両用発電
機の駆動装置は、外輪体1、内輪体2、および弾性体3
からなるタイミングプーリ4を有する。また、このタイ
ミングプーリ4は、発電機フレーム51にベアリング5
2を介して回転自在に支持される発電機シャフト53に
嵌め込まれてナット54で固定され、伝達部材であるタ
イミングベルトによりエンジン(何れも図示せず)の動
力が伝達される。
【0011】エンジンは、動力を発生し、プーリが装着
されたクランク軸(図示せず)が回転する。
【0012】タイミングベルトは、内周に突起状の係合
部(図示せず)を有し、上記プーリとタイミングプーリ
4との間に装架される。
【0013】外輪体1は、タイミングベルトの係合部に
係合される被係合部である歯状部11を外輪体1の外周
に13個設け(中央部が径大となるように)、内方に突
設した4個の第1歯部12、および周溝13を内周に設
けている。
【0014】内輪体2は、内周に発電機シャフト53を
嵌め込む貫通穴21を有し、外周には第1歯部12と隙
間20をもって歯合する4個の第2歯部22が設けられ
ている。
【0015】弾性体3は、減衰振動に適した弾性に優れ
たゴムであり、第1歯部12と第2歯部22との間を含
む、内輪体2と外輪体1との間に焼付により隙間なく充
填されている。
【0016】尚、周溝13の形成位置は抜け防止の観点
から以下の様にされる。φAを中心Oから第1歯部12
の内周面迄の距離、φBを中心Oから第2歯部22の外
周面迄の距離、φCを中心Oから周溝13迄の距離、φ
Dを内輪体2の半径とすると、φA<φB、φC>φ
A、φD<φBである。
【0017】つぎに、本実施例の作用効果を述べる。
【0018】(あ)タイミングベルトの係合部と外輪体
1の歯状部11とが係合することで、エンジンで発生し
た動力がタイミングベルトを介して外輪体1に伝達され
る。弾性体3は上記係合に突起する回転振動や叩き音を
周方向の圧縮変形によって吸収しながら外輪体1の回転
を内輪体2に伝達する。内輪体2は発電機シャフト53
に動力を伝達する。ここで、弾性体3の上記変形により
騒音および振動の発生が少ない。また、タイミグベルト
が外輪体1の歯状部11と係合して動力を伝達するので
駆動損失は小さい。
【0019】(い)歯状部11の歯数は13であり、発
電機のトルク脈動成分の主回転次数(本実施例ではトル
クの脈動は回転あたり36回)に対して共通の約数を持
たないようにしているので、二つの騒音発生源が同調や
干渉することによる騒音の増大や唸り現象も生じない。
【0020】(う)外輪体1と内輪体2とが弾性体3を
介して噛み合っているので、外輪体1と内輪体2と固着
力が大きく、駆動静トルクや駆動動トルクが繰り返し加
わってもタイミングプーリ4は充分耐えることができ
る。
【0021】(え)歯状部11の中央部が径大になって
いるので、タイミングベルトの緊張力のアンバランスに
より外輪体1が若干傾いても、遠心力によりタイミング
ベルトがタイミングプーリ4の中央部へ復元し、タイミ
ングベルトが外れたりしない。
【0022】(お)市場ストレスにより劣化に至り、弾
性体3と外輪体1、内輪体2との固着力が万が一無くな
ったとしても、周溝13が設けてあるため、外輪体1と
内輪体2とが軸ずれして脱落することはない。
【0023】図3および図4は本発明の第2実施例を示
す。図3は車両用発電機の駆動装置の要部を示す部分断
面図、図4はそのObaS要部断面図である。
【0024】本実施例では、周溝13を設けず、内輪体
2のベアリング52側に鍔部23を形成し、ナット54
側に抜け防止ワッシャ55が嵌め込まれている。また、
歯状部11は均一径である。その他の構成は第1実施例
と同じである。
【0025】本実施例も上記(あ)、(い)、(う)と
同等の効果を示し、また、ワッシャ55と鍔部23とに
より、外輪体1と内輪体2とが軸ずれして脱落すること
はない。
【0026】図5および図6は本発明の第3実施例を示
す。図5、図6は車両用発電機の駆動装置の要部を示す
部分断面図である。
【0027】本実施例において、第1実施例と相違する
点を述べる。
【0028】弾性体3は、耐油性が良好な棒状ゴムの成
形体であり、第1歯部12と第2歯部22との間のみに
圧入装着されている。また、31、32は軸方向緩衝用
ゴム板である。
【0029】内輪体2は図6に示すように部材24、2
5で構成され、部材25は当金56によりベアリング5
2に圧接されている。
【0030】外輪体1の14は、ギヤであり、図示しな
い動力源に設けた駆動ギヤによって駆動される。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかる車両用発電機の駆
動装置の要部断面図である。
【図2】その駆動装置のObaS要部断面図である。
【図3】本発明の第2実施例にかかる車両用発電機の駆
動装置の要部断面図である。
【図4】その駆動装置のObaS要部断面図である。
【図5】本発明の第3実施例にかかる車両用発電機の駆
動装置の要部断面図である。
【図6】本発明の第3実施例にかかる車両用発電機の駆
動装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 外輪体 2 内輪体 3 弾性体 11 歯状部(被係合部) 12 第1歯部 22 第2歯部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 7/00 - 7/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの動力が伝達され、歯、突起ま
    たは溝等の係合部を有する伝達部材と、 外周に前記係合部に係合する歯状部、および内周に内側
    に突出した複数の第1歯部を有し、前記伝達部材から動
    力が伝達される外輪体と、 外周に前記複数の第1歯部に噛み合う複数の第2歯部を
    有し、動力を車両用発電機の回転軸に伝達する内輪体
    と、 隣接する前記第1歯部と前記第2歯部との間に介在し
    て、前記第1歯部から前記第2歯部に動力を伝達すると
    ともに、前記第1歯部と前記第2歯部との衝撃力を和ら
    げる弾性体とを備え、 更に前記内輪体と前記外輪体とは、前記弾性体と軸方向
    に係合する係合部を有し、前記内輪体に対する前記外輪
    体の軸方向移動が前記弾性体を介して規制されている車
    両用発電機の駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用発電機の駆動装
    置において、 前記第1歯部と前記第2歯部には前記係合部としての周
    溝が形成されていることを特徴とする車両用発電機の駆
    動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両用発電機の駆動装
    置において、 前記内輪体の軸方向の一端に設けられた前記係合部とし
    ての鍔部と、前記内輪体の他端に設けられたワッシャ
    と、前記外輪体の両端に設けられた前記係合部としての
    係合面とを有し前記鍔部と前記外輪体との間、並びに前
    記ワッシャと前記外輪体との間に前記弾性体を介在させ
    たことを特徴とする車両用発電機の駆動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載の車両用発
    電機の駆動装置において、 前記歯状部の歯数は、発電機のトルク脈動成分の主回転
    次数に対して共通の約数を持たないことを特徴とする車
    両用発電機の駆動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載の車両用発
    電機の駆動装置において、 前記歯状部は、軸方向の中央部が径大なる突起部で構成
    されていることを特徴とする車両用発電機の駆動装置。
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