JPS5927557Y2 - 回転緩衝装置 - Google Patents
回転緩衝装置Info
- Publication number
- JPS5927557Y2 JPS5927557Y2 JP1978012112U JP1211278U JPS5927557Y2 JP S5927557 Y2 JPS5927557 Y2 JP S5927557Y2 JP 1978012112 U JP1978012112 U JP 1978012112U JP 1211278 U JP1211278 U JP 1211278U JP S5927557 Y2 JPS5927557 Y2 JP S5927557Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating shaft
- shaft
- worm
- capsule
- stopper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えば車両中窓ガラス等を駆動させる際に中い
る小型電動機のウオーム減速機に使弔できる回転緩衝装
置に関するものである。
る小型電動機のウオーム減速機に使弔できる回転緩衝装
置に関するものである。
従来周知のものは電動機の電機子軸とウオーム軸とは、
両側が鉄よりなる板にゴムを加硫接着したゴム継手を用
いて、ゴムのねじれ弾性によって電動機の出力軸が拘束
された時、ウオームホイールに加わる衝撃力を吸収して
いた。
両側が鉄よりなる板にゴムを加硫接着したゴム継手を用
いて、ゴムのねじれ弾性によって電動機の出力軸が拘束
された時、ウオームホイールに加わる衝撃力を吸収して
いた。
その他の手段としては弾性体としてスプリングを甲いた
ものがあった。
ものがあった。
しかし、この従来の構成では、ゴムの加硫接着に対する
コスト高あるいは公害上の問題があり、またねじれ特性
を得るためには、どうしてもスペースを大きく取らなけ
ればならない欠点があった。
コスト高あるいは公害上の問題があり、またねじれ特性
を得るためには、どうしてもスペースを大きく取らなけ
ればならない欠点があった。
本考案は上記欠点を解消するために、ウオーム軸を軸方
向に摺動可能に配置するとともに、該ウオーム軸に動力
を伝える回転軸との接合部に結合手段を設け、この結合
手段内における弾性体の弾性によって衝撃力を吸収する
ものにおいて、ウオームと回転軸との回転方向の結合を
常におこない軸方向の結合には遊びを有する係合機構を
ストツパと切欠きとで構成し、かつ、この切欠きを前記
弾性体の外周部に配設すること、つまり、前記機構と前
記弾性体とを並列的に設けて1カ所のカプセル内に収納
することにより、軸方向に小型な回転緩衝装置であって
、ウオームホイールの歯の折損あるいは各部の破壊を確
実に防止し、さらに、コストを低減することを目的とす
るものである。
向に摺動可能に配置するとともに、該ウオーム軸に動力
を伝える回転軸との接合部に結合手段を設け、この結合
手段内における弾性体の弾性によって衝撃力を吸収する
ものにおいて、ウオームと回転軸との回転方向の結合を
常におこない軸方向の結合には遊びを有する係合機構を
ストツパと切欠きとで構成し、かつ、この切欠きを前記
弾性体の外周部に配設すること、つまり、前記機構と前
記弾性体とを並列的に設けて1カ所のカプセル内に収納
することにより、軸方向に小型な回転緩衝装置であって
、ウオームホイールの歯の折損あるいは各部の破壊を確
実に防止し、さらに、コストを低減することを目的とす
るものである。
そのために本考案は次のような構成をもつ。
すなわち、第1回転軸と第2回転軸とを有し、該第1回
転軸と第2回転軸のうちいずれかの一方の軸をウオーム
軸としてウオームホイールにかみ合わせ、かつ前記第1
回転軸と第2回転軸のうちいずれか他方の軸を前記ウオ
ーム軸を駆動する回転軸2とし、かつ、これらの第1回
転軸と第2回転軸との間に、前記第1回転軸と前記第2
回転軸との間の軸方向の相対的移動により弾性エネルギ
を蓄積する弾性体3を有する結合手段を備えている。
転軸と第2回転軸のうちいずれかの一方の軸をウオーム
軸としてウオームホイールにかみ合わせ、かつ前記第1
回転軸と第2回転軸のうちいずれか他方の軸を前記ウオ
ーム軸を駆動する回転軸2とし、かつ、これらの第1回
転軸と第2回転軸との間に、前記第1回転軸と前記第2
回転軸との間の軸方向の相対的移動により弾性エネルギ
を蓄積する弾性体3を有する結合手段を備えている。
そして、
該結合手段は、
前記弾性体3の外周部を包む表面に軸方向に伸びる切欠
き5cが設けられかつ前記第1回転軸に一端が係止され
該第1回転軸と一体が回転するカプセル5を有し、 また、前記カプセル5の内部に位置すると共に前記切欠
き5c内に一部が挿入され前記第2回転軸の段付部に係
止される第1ストツパー8を有し、更に、前記カプセル
5の内部に位置すると共に前記切欠き5c内に一部が挿
入され前記第2回転軸の先端部に係止されかつ前記第1
ストツバ−8と自身との間に前記弾性体3を挾持する第
2ストツパー4を具備するものである。
き5cが設けられかつ前記第1回転軸に一端が係止され
該第1回転軸と一体が回転するカプセル5を有し、 また、前記カプセル5の内部に位置すると共に前記切欠
き5c内に一部が挿入され前記第2回転軸の段付部に係
止される第1ストツパー8を有し、更に、前記カプセル
5の内部に位置すると共に前記切欠き5c内に一部が挿
入され前記第2回転軸の先端部に係止されかつ前記第1
ストツバ−8と自身との間に前記弾性体3を挾持する第
2ストツパー4を具備するものである。
以下本考案装置の一実施例について説明する。
第1図および第2図において、1は電動機で、2は回転
軸となる特に電機子軸である。
軸となる特に電機子軸である。
なお、この一実施例では回転軸2が第2回転体を構成し
ている。
ている。
5は結合手段を構成するカプセル(以下スプリングカプ
セルという)で、その中に弾性体となる特にコイルスプ
リング3を包み込んでおり、表面に切欠き5cを有して
いる。
セルという)で、その中に弾性体となる特にコイルスプ
リング3を包み込んでおり、表面に切欠き5cを有して
いる。
スプリングカプセル5の先端孔5aでは、この一実施例
において第1回転軸を成すウオーム軸6とスプリングカ
プセル5は固定されており、一方回転軸段付部5bでは
電機子軸2と第1ストツパー8とは第1ストツパー8が
図中左方向の一方向に摺動可能である。
において第1回転軸を成すウオーム軸6とスプリングカ
プセル5は固定されており、一方回転軸段付部5bでは
電機子軸2と第1ストツパー8とは第1ストツパー8が
図中左方向の一方向に摺動可能である。
またウオーム軸6は軸方向に移動可能な配置である。
4は本考案の係合機構を切欠き5cと共に形成するスト
ッパをなす特に第2ストツパーで電機子軸2と摺動可能
であるが、電機子軸2の先端部2aで抜は止めがなされ
ている。
ッパをなす特に第2ストツパーで電機子軸2と摺動可能
であるが、電機子軸2の先端部2aで抜は止めがなされ
ている。
7はウオーム軸6と噛み合うウオームホイールである。
作動を説明する。
電動機10回転力は電機子軸2よりスプリングカプセル
5を介してウオーム軸6に伝わり、これと噛み合うウオ
ームホイール7に伝達され出力軸7aに伝わる。
5を介してウオーム軸6に伝わり、これと噛み合うウオ
ームホイール7に伝達され出力軸7aに伝わる。
ここで出力軸7aが急激に拘束されると、この時に生じ
る多大な衝撃力は、コイルスプリング3により吸収され
る。
る多大な衝撃力は、コイルスプリング3により吸収され
る。
つまり電機子軸2の慣性力によりウオーム軸6はウオー
ムホイール7より軸方向の反力(スラスト荷重)を受け
るが、この反力とスプリング3との圧縮荷重がつり合う
点まで、ウオーム軸6は軸方向に移動し、衝撃力は吸収
されるのである。
ムホイール7より軸方向の反力(スラスト荷重)を受け
るが、この反力とスプリング3との圧縮荷重がつり合う
点まで、ウオーム軸6は軸方向に移動し、衝撃力は吸収
されるのである。
次にこれを、より詳しく説明する。
例えばウオーム軸6がカプセル5側から見て時計方向に
回転し、この時、ウオーム軸6の歯をウオームホイール
7が第1図中時計方向に回転するように切っであると仮
定する。
回転し、この時、ウオーム軸6の歯をウオームホイール
7が第1図中時計方向に回転するように切っであると仮
定する。
この場合、ウオームホイール70時計方向回転が止めら
れると、ウオーム軸はその反力で第1図中左方向へ移動
する。
れると、ウオーム軸はその反力で第1図中左方向へ移動
する。
よって、この時はカプセル5が左へ動くのでカプセル5
に係止された第1ストンパー8が左方向に移動し、一方
回転軸2と第2ストツパー4とは静止しているため、弾
性体3が圧縮され弾性エネルギをたくわえて、ウオーム
軸6とウオームホイール7との間の衝撃を緩和する。
に係止された第1ストンパー8が左方向に移動し、一方
回転軸2と第2ストツパー4とは静止しているため、弾
性体3が圧縮され弾性エネルギをたくわえて、ウオーム
軸6とウオームホイール7との間の衝撃を緩和する。
この時第2ストツパー4が切欠き5c内を摺動する。
一方、ウオーム軸6をさきほどとは反対回転させてウオ
ームホイール7が第1図中反時計方向回転しているとき
にウオームホイール7を停止させると、ウオーム軸6は
反力(反作田)で第1図中右側へ押しやられる。
ームホイール7が第1図中反時計方向回転しているとき
にウオームホイール7を停止させると、ウオーム軸6は
反力(反作田)で第1図中右側へ押しやられる。
この時は、カプセル5と第2ストツパー4とが第1図中
右側へ動くので第1ストツパー8がカプセル5の切欠き
5c内を摺動し弾性体3が圧縮され衝撃が緩和される。
右側へ動くので第1ストツパー8がカプセル5の切欠き
5c内を摺動し弾性体3が圧縮され衝撃が緩和される。
なお、前述の一実施例では、衝撃吸収中にコイルスプリ
ングを用いているが、波形スプリング等をはじめ各種形
状のスプリングが考えられ、又、その他の弾性体例えば
ゴム等を弔いても同様の緩衝効果が得られることは、い
うまでもない。
ングを用いているが、波形スプリング等をはじめ各種形
状のスプリングが考えられ、又、その他の弾性体例えば
ゴム等を弔いても同様の緩衝効果が得られることは、い
うまでもない。
以上述べたように本考案においては、ウオーム軸を軸方
向に摺動可能に配置するとともに、回転軸との接合部に
結合手段を設け、この結合手段内における弾性体の軸方
向の弾性力によって衝撃力を吸収する構成となっている
ため、負荷によってウオームホイールが停止した時ウオ
ーム軸が弾性体を変形させながら軸方向に移動するので
、ウオ−ムホイールの歯に加わる衝撃力を吸収する能力
が大きく、歯の折損を確実に防止することができるとい
う優れた効果がある。
向に摺動可能に配置するとともに、回転軸との接合部に
結合手段を設け、この結合手段内における弾性体の軸方
向の弾性力によって衝撃力を吸収する構成となっている
ため、負荷によってウオームホイールが停止した時ウオ
ーム軸が弾性体を変形させながら軸方向に移動するので
、ウオ−ムホイールの歯に加わる衝撃力を吸収する能力
が大きく、歯の折損を確実に防止することができるとい
う優れた効果がある。
又、弾性体の外周部にストツパ4と切欠き5cからなる
係合機構を設けているから、弾性体と前記係合機構とを
軸方向に分離して設けるのに比べると軸方向に短かい外
径寸法をもつ全体としても小型な装置を得ることができ
るという優れた効果がある。
係合機構を設けているから、弾性体と前記係合機構とを
軸方向に分離して設けるのに比べると軸方向に短かい外
径寸法をもつ全体としても小型な装置を得ることができ
るという優れた効果がある。
第1図は本考案装置の一実施例を示す一部断面正面図、
第2図は第1図図示装置に使弔した結合手段となる特に
スプリングカプセルの一部平面図である。 2・・・・・・回転軸となる特に電機子軸、3・・・・
・・弾性体となる特にコイルスプリング、5・・・・・
・結合手段となる特にスプリングカプセル、6・・・・
・・ウオーム軸、7・・・・・・ウオームホイール。
第2図は第1図図示装置に使弔した結合手段となる特に
スプリングカプセルの一部平面図である。 2・・・・・・回転軸となる特に電機子軸、3・・・・
・・弾性体となる特にコイルスプリング、5・・・・・
・結合手段となる特にスプリングカプセル、6・・・・
・・ウオーム軸、7・・・・・・ウオームホイール。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 第1回転軸と第2回転軸とを有し、該第1回転軸と第2
回転軸のうちいずれかの一方の軸をウオーム軸としてウ
オームホイールにかみ合わせ、かつ前記第1回転軸と第
2回転軸のうちいずれか他方の軸を前記ウオーム軸を駆
動する回転軸2とし、かつ、これらの第1回転軸と第2
回転軸との間に、前記第1回転軸と前記第2回転軸との
間の軸方向の相対的移動により弾性エネルギを蓄積する
弾性体3を有する結合手段を備え、 該結合手段は、 前記弾性体3の外周部を包む表面に軸方向に伸びる切欠
き5cが設けられかつ前記第1回転軸に一端が係止され
該第1回転軸と一体に回転するカプセル5を有し、また
、前記カプセル5の内部に位置すると共に前記切欠き5
c内に二部が挿入され前記第2回転軸の段付部に係止さ
れる第1ストツパー8を有し、更に、前記カプセル5の
内部に位置すると共に前記切欠き5c内に一部が挿入さ
れ前記第2回転軸の先端部に係止されかつ前記第1スト
ツパー8と自身との間に前記弾性体3を挾持する第2ス
トツパー4を具備することを特徴とする回転緩衝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978012112U JPS5927557Y2 (ja) | 1978-02-02 | 1978-02-02 | 回転緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978012112U JPS5927557Y2 (ja) | 1978-02-02 | 1978-02-02 | 回転緩衝装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54115480U JPS54115480U (ja) | 1979-08-13 |
JPS5927557Y2 true JPS5927557Y2 (ja) | 1984-08-09 |
Family
ID=28827782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978012112U Expired JPS5927557Y2 (ja) | 1978-02-02 | 1978-02-02 | 回転緩衝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927557Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3309425A4 (en) * | 2015-06-09 | 2019-01-09 | Nec Corporation | MECHANISM OF CHANGE OF SPEED |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839498U (ja) * | 1971-09-13 | 1973-05-17 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924877U (ja) * | 1972-06-12 | 1974-03-02 |
-
1978
- 1978-02-02 JP JP1978012112U patent/JPS5927557Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4839498U (ja) * | 1971-09-13 | 1973-05-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54115480U (ja) | 1979-08-13 |
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