JPH0913086A - 漂白活性化剤造粒物の製造方法 - Google Patents
漂白活性化剤造粒物の製造方法Info
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- JPH0913086A JPH0913086A JP7165392A JP16539295A JPH0913086A JP H0913086 A JPH0913086 A JP H0913086A JP 7165392 A JP7165392 A JP 7165392A JP 16539295 A JP16539295 A JP 16539295A JP H0913086 A JPH0913086 A JP H0913086A
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- activator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 微粉の発生が抑制され、かつ粉砕機への付着
のない漂白活性化剤造粒物の製造方法を提供すること。 【構成】 漂白活性化剤を有機結合剤で結合することに
よって造粒してなる漂白活性化剤造粒物を製造するにあ
たり、漂白活性化剤と有機結合剤の混練押出し造粒物で
あって、少なくとも45℃の混練押出し造粒物を破砕造
粒機で、平均粒径20μm以下の無機粉体0〜20重量
%を用い、かつ20℃以下の冷風をかけながら粉砕品の
温度が35℃以下になるように粉砕造粒する工程を含む
漂白活性化剤造粒物の製造方法。
のない漂白活性化剤造粒物の製造方法を提供すること。 【構成】 漂白活性化剤を有機結合剤で結合することに
よって造粒してなる漂白活性化剤造粒物を製造するにあ
たり、漂白活性化剤と有機結合剤の混練押出し造粒物で
あって、少なくとも45℃の混練押出し造粒物を破砕造
粒機で、平均粒径20μm以下の無機粉体0〜20重量
%を用い、かつ20℃以下の冷風をかけながら粉砕品の
温度が35℃以下になるように粉砕造粒する工程を含む
漂白活性化剤造粒物の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過炭酸塩などの過酸化
物漂白剤を活性化するための漂白活性化剤の造粒物の製
造方法に関するものである。
物漂白剤を活性化するための漂白活性化剤の造粒物の製
造方法に関するものである。
【従来の技術】有機過酸発生型の漂白活性化剤は、洗剤
中のアルカリ成分と水の存在により加水分解を起こして
その機能が失われることが知られている。このような分
解を防ぐ方法の1つとして、各種結合剤を用いて漂白活
性化剤を造粒することが行われている。例えば、特開昭
50−57978号公報には、結合剤を固体のまま漂白
活性化剤と混合し、次いで加圧成形して造粒する方法が
開示されているが、この方法で得られた造粒品は均一性
の点で問題があり、且つ造粒品を構成する漂白活性化剤
粒子間の結合力が弱いので、細かく壊れやすく、漂白剤
や洗剤に配合した場合に経日安定性が悪いといった問題
がある。一方、特開昭58−11597号公報には、漂
白活性化剤を液状エトキシ化非イオン界面活性剤と混合
して砕けやすい塊とした後、スクリューにより機械的に
押し出して細長い押出物を形成する方法が記載されてい
る。この方法では、砕けやすい塊を調製する際に、粉塵
が発生し作業環境上好ましくないとの問題がある。そこ
で、漂白活性化剤と液状エトキシ化非イオン界面活性剤
とを直接押出し造粒機に供給して造粒すると、該液状エ
トキシ化非イオン界面活性剤が造粒機の投入口付近のバ
レル内に付着を起こして生産性が低下するとともに、均
一な造粒物が得られないとの問題がある。これらの問題
を解決するために、本発明者らは、漂白活性化剤とバイ
ンダーとの混合物を25〜100℃の温度下で圧密化処
理した後、得られた圧密化物に高速回転ナイフカッター
により衝撃と剪断力とを与えて解砕して平均粒径300
μm以上の造粒物を得ることを特徴とする漂白活性化剤
造粒物の製造方法を開発した(特願平7−68138
号)が、未だ微粉の発生があり、かつ解砕機に解砕物が
付着するとの問題がある。
中のアルカリ成分と水の存在により加水分解を起こして
その機能が失われることが知られている。このような分
解を防ぐ方法の1つとして、各種結合剤を用いて漂白活
性化剤を造粒することが行われている。例えば、特開昭
50−57978号公報には、結合剤を固体のまま漂白
活性化剤と混合し、次いで加圧成形して造粒する方法が
開示されているが、この方法で得られた造粒品は均一性
の点で問題があり、且つ造粒品を構成する漂白活性化剤
粒子間の結合力が弱いので、細かく壊れやすく、漂白剤
や洗剤に配合した場合に経日安定性が悪いといった問題
がある。一方、特開昭58−11597号公報には、漂
白活性化剤を液状エトキシ化非イオン界面活性剤と混合
して砕けやすい塊とした後、スクリューにより機械的に
押し出して細長い押出物を形成する方法が記載されてい
る。この方法では、砕けやすい塊を調製する際に、粉塵
が発生し作業環境上好ましくないとの問題がある。そこ
で、漂白活性化剤と液状エトキシ化非イオン界面活性剤
とを直接押出し造粒機に供給して造粒すると、該液状エ
トキシ化非イオン界面活性剤が造粒機の投入口付近のバ
レル内に付着を起こして生産性が低下するとともに、均
一な造粒物が得られないとの問題がある。これらの問題
を解決するために、本発明者らは、漂白活性化剤とバイ
ンダーとの混合物を25〜100℃の温度下で圧密化処
理した後、得られた圧密化物に高速回転ナイフカッター
により衝撃と剪断力とを与えて解砕して平均粒径300
μm以上の造粒物を得ることを特徴とする漂白活性化剤
造粒物の製造方法を開発した(特願平7−68138
号)が、未だ微粉の発生があり、かつ解砕機に解砕物が
付着するとの問題がある。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、微粉の発生
が抑制され、かつ粉砕機への付着のない漂白活性化剤造
粒物の製造方法を提供することを目的とする。
が抑制され、かつ粉砕機への付着のない漂白活性化剤造
粒物の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも4
5℃の混練押出し造粒物を破砕造粒機で粉砕するにあた
り、20℃以下の冷風をかけながら粉砕品の温度が35
℃以下になるようにして粉砕造粒すると、又この際、平
均粒径20μm以下の無機粉体を共存させると、上記課
題を有効に解決できるとの知見に基づいてなされたので
ある。すなわち、本発明は、漂白活性化剤を有機結合剤
で結合することによって造粒してなる漂白活性化剤造粒
物を製造するにあたり、漂白活性化剤と有機結合剤の混
練押出し造粒物であって、少なくとも45℃の混練押出
し造粒物を破砕造粒機で、平均粒径20μm以下の無機
粉体0〜20重量%を用い、かつ20℃以下の冷風をか
けながら粉砕品の温度が35℃以下になるように粉砕造
粒することを特徴とする漂白活性化剤造粒物の製造方法
を提供する。本発明で用いる漂白活性化剤としては、下
記一般式(I)又は(II)で表されるものが好ましい。
5℃の混練押出し造粒物を破砕造粒機で粉砕するにあた
り、20℃以下の冷風をかけながら粉砕品の温度が35
℃以下になるようにして粉砕造粒すると、又この際、平
均粒径20μm以下の無機粉体を共存させると、上記課
題を有効に解決できるとの知見に基づいてなされたので
ある。すなわち、本発明は、漂白活性化剤を有機結合剤
で結合することによって造粒してなる漂白活性化剤造粒
物を製造するにあたり、漂白活性化剤と有機結合剤の混
練押出し造粒物であって、少なくとも45℃の混練押出
し造粒物を破砕造粒機で、平均粒径20μm以下の無機
粉体0〜20重量%を用い、かつ20℃以下の冷風をか
けながら粉砕品の温度が35℃以下になるように粉砕造
粒することを特徴とする漂白活性化剤造粒物の製造方法
を提供する。本発明で用いる漂白活性化剤としては、下
記一般式(I)又は(II)で表されるものが好ましい。
【0003】
【化1】
【0004】(式中、R1 及びR2 は、それぞれ独立に
炭素数7以上の直鎖状アルキル基、Mは塩形成カチオン
又は水素である。) 式中、R1 としては炭素数10〜18の直鎖状アルキル
基が好ましく、より好ましくは炭素数11〜17の直鎖
状アルキル基、R2 としては炭素数9〜18の直鎖状ア
ルキル基が好ましく、より好ましくは炭素数11〜17
の直鎖状アルキル基である。又、Mとしては、ナトリウ
ム、カリウムなどのアルカリ金属、アンモニウム、アル
カノールアミンなどのアミン類があげられる。このうち
アルカリ金属が好ましい。式中、SO3 M基やCOOM
基は、オルト、メタ又はパラ位をとることができるが、
パラ位が好ましい。
炭素数7以上の直鎖状アルキル基、Mは塩形成カチオン
又は水素である。) 式中、R1 としては炭素数10〜18の直鎖状アルキル
基が好ましく、より好ましくは炭素数11〜17の直鎖
状アルキル基、R2 としては炭素数9〜18の直鎖状ア
ルキル基が好ましく、より好ましくは炭素数11〜17
の直鎖状アルキル基である。又、Mとしては、ナトリウ
ム、カリウムなどのアルカリ金属、アンモニウム、アル
カノールアミンなどのアミン類があげられる。このうち
アルカリ金属が好ましい。式中、SO3 M基やCOOM
基は、オルト、メタ又はパラ位をとることができるが、
パラ位が好ましい。
【0005】本発明ではこれらの漂白活性化剤を一種又
は二種以上の混合物として用いることができる。これら
の漂白活性化剤は、通常の製造方法により約1000μ
m〜100μmの板状晶で得られるので、場合によつて
は常法により平均粒径が300μmより小さくなるよう
に、好ましくは200〜100μm程度となるように粉
砕する。しかしながら、漂白活性化剤の製造方法により
平均粒径が300μmより小さいものとして、好ましく
は200〜100μm程度のものとして得られる場合に
は、そのまま使用することができる。尚、本発明では、
原料漂白活性化剤として平均粒径が300μmよりも大
きいものを用いてもよい。
は二種以上の混合物として用いることができる。これら
の漂白活性化剤は、通常の製造方法により約1000μ
m〜100μmの板状晶で得られるので、場合によつて
は常法により平均粒径が300μmより小さくなるよう
に、好ましくは200〜100μm程度となるように粉
砕する。しかしながら、漂白活性化剤の製造方法により
平均粒径が300μmより小さいものとして、好ましく
は200〜100μm程度のものとして得られる場合に
は、そのまま使用することができる。尚、本発明では、
原料漂白活性化剤として平均粒径が300μmよりも大
きいものを用いてもよい。
【0006】本発明で使用する有機結合剤としては、常
温で液状のものを用いることができるが、常温で固体で
あり熱を加えることにより溶融する水溶性のものが好ま
しく、より好ましくは融点が25〜100℃、さらに好
ましくは25〜80℃、最も好ましくは40〜80℃の
有機バインダーである。このような要件を満たす限り種
々のものを使用することができるが、これらのうち本発
明では、特に平均分子量が400〜30000のポリエ
チレングリコールを使用するのが好ましく、より好まし
くは1000〜20000、最も好ましくは4000〜
20000のポリエチレングリコールである。又、ポリ
エチレングリコール付加型非イオン界面活性剤を使用す
るのも好ましく、具体的には、炭素数8〜20(好まし
くは10〜18)の脂肪族アルコール1モル当たりエチ
レングリコールを3〜80モル、好ましくは15〜50
モル付加したものが好ましい。
温で液状のものを用いることができるが、常温で固体で
あり熱を加えることにより溶融する水溶性のものが好ま
しく、より好ましくは融点が25〜100℃、さらに好
ましくは25〜80℃、最も好ましくは40〜80℃の
有機バインダーである。このような要件を満たす限り種
々のものを使用することができるが、これらのうち本発
明では、特に平均分子量が400〜30000のポリエ
チレングリコールを使用するのが好ましく、より好まし
くは1000〜20000、最も好ましくは4000〜
20000のポリエチレングリコールである。又、ポリ
エチレングリコール付加型非イオン界面活性剤を使用す
るのも好ましく、具体的には、炭素数8〜20(好まし
くは10〜18)の脂肪族アルコール1モル当たりエチ
レングリコールを3〜80モル、好ましくは15〜50
モル付加したものが好ましい。
【0007】特に数ある有機結合剤のうちから、ポリエ
チレングリコール及び/又はポリエチレングリコール付
加型非イオン界面活性剤を使用すると、得られる漂白活
性化剤造粒物の溶解性を向上させることができる。本発
明では、漂白活性化剤と有機結合剤との使用比率を任意
とすることができるが、漂白活性化剤の含有量が50重
量%以上、好ましくは50〜90重量%、より好ましく
は65〜80重量%、残部が有機結合剤となるようにす
るのがよい。本発明では、先ず、漂白活性化剤と有機結
合剤(バインダー)とを、混練押出し機、好ましくは、
密閉式の圧密化処理装置、より好ましくは横型連続式の
ニーダーに導入し、ニーダー内で両者を混合した後若し
くは混合しながらバインダーを溶融させ剪断力を加えて
25〜100℃、好ましくは45〜80℃で圧密化処理
を行う。又、ニーダーのほかに、一軸又は二軸スクリュ
ー押出機などを用いて行うこともできる。本発明で使用
する混練押出し機として、具体的には、株式会社栗本鐵
工所製のKRCニーダなどがあげられる。このような混
練押出しにより、本発明では嵩密度が0.3〜0.9g/m
lの圧密化物を得るのが好ましい。
チレングリコール及び/又はポリエチレングリコール付
加型非イオン界面活性剤を使用すると、得られる漂白活
性化剤造粒物の溶解性を向上させることができる。本発
明では、漂白活性化剤と有機結合剤との使用比率を任意
とすることができるが、漂白活性化剤の含有量が50重
量%以上、好ましくは50〜90重量%、より好ましく
は65〜80重量%、残部が有機結合剤となるようにす
るのがよい。本発明では、先ず、漂白活性化剤と有機結
合剤(バインダー)とを、混練押出し機、好ましくは、
密閉式の圧密化処理装置、より好ましくは横型連続式の
ニーダーに導入し、ニーダー内で両者を混合した後若し
くは混合しながらバインダーを溶融させ剪断力を加えて
25〜100℃、好ましくは45〜80℃で圧密化処理
を行う。又、ニーダーのほかに、一軸又は二軸スクリュ
ー押出機などを用いて行うこともできる。本発明で使用
する混練押出し機として、具体的には、株式会社栗本鐵
工所製のKRCニーダなどがあげられる。このような混
練押出しにより、本発明では嵩密度が0.3〜0.9g/m
lの圧密化物を得るのが好ましい。
【0008】本発明では、上記混練押出しにより任意の
形状の混練押出し物を得ることができるが、直径0.3〜
30mm、好ましくは0.5〜20mm、より好ましくは
0.8〜10mm程度の円筒形、角柱、三角柱などのスト
ランドやヌードル状造粒物として押し出すのがよい。押
し出す方法としては、圧密化装置排出口に穴のあいたメ
ツシュ板を取り付け、ここを通して造粒物を得ても良
い。この場合使用する処理装置として具体的には、ホソ
カワミクロン株式会社製エクストルードオーミックスが
挙げられる。またこのような造粒物に対し押し出し機を
用いても良い。押し出し機としては、ペレッターダブル
(不二パウダル株式会社)、ツインドームグラン(不二
パウダル株式会社)等が挙げられる。本発明では、この
ようにして得た混練押出し造粒物が少なくとも45℃、
好ましくは45〜80℃にある間に、破砕造粒機にかけ
て破砕造粒を行うが、この際、20℃以下、好ましくは
10〜20℃の冷風をかけながら粉砕品の温度が35℃
以下、好ましくは20〜30℃になるように粉砕造粒す
ることを特徴とする。ここで、破砕造粒機に混練押出し
造粒物を供給するのと同じ方向から冷風を破砕造粒機に
導入するのが好ましい。
形状の混練押出し物を得ることができるが、直径0.3〜
30mm、好ましくは0.5〜20mm、より好ましくは
0.8〜10mm程度の円筒形、角柱、三角柱などのスト
ランドやヌードル状造粒物として押し出すのがよい。押
し出す方法としては、圧密化装置排出口に穴のあいたメ
ツシュ板を取り付け、ここを通して造粒物を得ても良
い。この場合使用する処理装置として具体的には、ホソ
カワミクロン株式会社製エクストルードオーミックスが
挙げられる。またこのような造粒物に対し押し出し機を
用いても良い。押し出し機としては、ペレッターダブル
(不二パウダル株式会社)、ツインドームグラン(不二
パウダル株式会社)等が挙げられる。本発明では、この
ようにして得た混練押出し造粒物が少なくとも45℃、
好ましくは45〜80℃にある間に、破砕造粒機にかけ
て破砕造粒を行うが、この際、20℃以下、好ましくは
10〜20℃の冷風をかけながら粉砕品の温度が35℃
以下、好ましくは20〜30℃になるように粉砕造粒す
ることを特徴とする。ここで、破砕造粒機に混練押出し
造粒物を供給するのと同じ方向から冷風を破砕造粒機に
導入するのが好ましい。
【0009】本発明では、冷風の導入とともに、平均粒
径20μm以下の無機粉体を破砕造粒機に供給し、該無
機粉体の存在下で破砕造粒を行うのが好ましい。本発明
で使用する無機粉体としては、平均粒径10μm以下の
ものを一種又は二種以上の混合物として使用することが
できる。この無機粉体は粉砕助剤として使用する。好ま
しくは、平均粒径1〜10μmのアルミノ珪酸塩(洗濯
時カルシウムイオン捕捉剤として働くので好ましい)、
二酸化珪素、ベントナイト、タルク、クレイ、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムなどがあげられ
る。本発明は上記無機粉体を0〜20重量%、好ましく
は0.1〜10重量%の量で使用する。本発明で使用する
破砕造粒機としては、回転ナイフカッターにより造粒物
に衝撃と剪断力を与えることができるものが好ましい。
このような破砕造粒機としては、回転数が周速30〜1
00m/sである高速回転ナイフカッターが好ましい。
高速回転ナイフカッターにより被解砕物に衝撃と剪断力
とを与える破砕造粒機は解砕機ともいわれ、例えば、コ
ミニューター(不二パウダル株式会社)、フィッツミル
(ホソカワミクロン株式会社)等が挙げられる。
径20μm以下の無機粉体を破砕造粒機に供給し、該無
機粉体の存在下で破砕造粒を行うのが好ましい。本発明
で使用する無機粉体としては、平均粒径10μm以下の
ものを一種又は二種以上の混合物として使用することが
できる。この無機粉体は粉砕助剤として使用する。好ま
しくは、平均粒径1〜10μmのアルミノ珪酸塩(洗濯
時カルシウムイオン捕捉剤として働くので好ましい)、
二酸化珪素、ベントナイト、タルク、クレイ、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウムなどがあげられ
る。本発明は上記無機粉体を0〜20重量%、好ましく
は0.1〜10重量%の量で使用する。本発明で使用する
破砕造粒機としては、回転ナイフカッターにより造粒物
に衝撃と剪断力を与えることができるものが好ましい。
このような破砕造粒機としては、回転数が周速30〜1
00m/sである高速回転ナイフカッターが好ましい。
高速回転ナイフカッターにより被解砕物に衝撃と剪断力
とを与える破砕造粒機は解砕機ともいわれ、例えば、コ
ミニューター(不二パウダル株式会社)、フィッツミル
(ホソカワミクロン株式会社)等が挙げられる。
【0010】本発明では、このようにして平均粒径が5
0μm〜5mm程度や直径0.8mm程度で長さが2〜3mmの
造粒物を製造する。本発明の造粒物は、過炭酸塩などの
過酸化物漂白剤の活性化剤として、衣料用漂白剤、住居
用漂白剤、食器用漂白剤、パルプ用漂白剤など過酸化物
漂白剤を使用することができる用途に幅広く使用するこ
とができる。又、各種洗浄剤にも過酸化物漂白剤ととも
に使用することができる。
0μm〜5mm程度や直径0.8mm程度で長さが2〜3mmの
造粒物を製造する。本発明の造粒物は、過炭酸塩などの
過酸化物漂白剤の活性化剤として、衣料用漂白剤、住居
用漂白剤、食器用漂白剤、パルプ用漂白剤など過酸化物
漂白剤を使用することができる用途に幅広く使用するこ
とができる。又、各種洗浄剤にも過酸化物漂白剤ととも
に使用することができる。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、微粉の発生が抑制さ
れ、かつ粉砕機への付着のない漂白活性化剤造粒物の製
造方法を提供することができる。次ぎに本発明を実施例
により説明する。
れ、かつ粉砕機への付着のない漂白活性化剤造粒物の製
造方法を提供することができる。次ぎに本発明を実施例
により説明する。
実施例1 ホソカワミクロン(社)製エクストルード・オーミック
スEM-6型に漂白活性化剤と結合剤を投入し、混練押し出
しすることにより径が0.8mm φのヌードル状の押し出し
品を得た。この押し出し品(60℃)を、ホソカワミク
ロン社製フィッツミルDKA−3型により、混練押出し
造粒物を導入するのと同じ方向から導入し、また助剤と
してA型ゼオライト粉末を同様にして供給し、粉砕して
造粒物を得た(本発明品1〜6)。粉砕時に微粉の発生
が認められなかった。表−1に漂白活性化剤の種類を、
表−2に結合剤の種類を、また表−3に組成及び造粒条
件を示す。
スEM-6型に漂白活性化剤と結合剤を投入し、混練押し出
しすることにより径が0.8mm φのヌードル状の押し出し
品を得た。この押し出し品(60℃)を、ホソカワミク
ロン社製フィッツミルDKA−3型により、混練押出し
造粒物を導入するのと同じ方向から導入し、また助剤と
してA型ゼオライト粉末を同様にして供給し、粉砕して
造粒物を得た(本発明品1〜6)。粉砕時に微粉の発生
が認められなかった。表−1に漂白活性化剤の種類を、
表−2に結合剤の種類を、また表−3に組成及び造粒条
件を示す。
【0012】実施例2 株式会社栗本鉄工所製KRCニーダーS-2 型に、漂白活
性化剤と結合剤を投入し、混練した。得られた混練物を
不二パウダル株式会社製ペレッターダブルEXDS-60 型を
用いて押し出しすることにより径が0.8mm φのヌードル
状の押し出し品を得た。この押し出し品(60℃)を、
ホソカワミクロン社製フィッツミルDKA−3型によ
り、混練押出し造粒物を導入するのと同じ方向から導入
し、また助剤としてA型ゼオライト粉末を同様にして供
給し、粉砕して造粒物を得た(本発明品7〜12)。粉
砕時に微粉の発生が認められなかった。表−1に漂白活
性化剤の種類を、表−2に結合剤の種類を、また表−3
に組成及び造粒条件を示す。比較例1冷風を用いずに粉
砕すること以外は実施例1と同様の方法により漂白活性
化剤(活性化剤NoA)と結合剤(PEG6000 )を用いて
造粒を行ったところ、粉砕時に微粉の発生が認められ
た。
性化剤と結合剤を投入し、混練した。得られた混練物を
不二パウダル株式会社製ペレッターダブルEXDS-60 型を
用いて押し出しすることにより径が0.8mm φのヌードル
状の押し出し品を得た。この押し出し品(60℃)を、
ホソカワミクロン社製フィッツミルDKA−3型によ
り、混練押出し造粒物を導入するのと同じ方向から導入
し、また助剤としてA型ゼオライト粉末を同様にして供
給し、粉砕して造粒物を得た(本発明品7〜12)。粉
砕時に微粉の発生が認められなかった。表−1に漂白活
性化剤の種類を、表−2に結合剤の種類を、また表−3
に組成及び造粒条件を示す。比較例1冷風を用いずに粉
砕すること以外は実施例1と同様の方法により漂白活性
化剤(活性化剤NoA)と結合剤(PEG6000 )を用いて
造粒を行ったところ、粉砕時に微粉の発生が認められ
た。
【0013】比較例2 冷風量を少なくして粉砕品温度が35℃より高い条件で
あること以外は実施例1と同様の方法により、漂白活性
化剤(活性化剤NoA)と結合剤(PEG6000) を用いて造
粒を行ったところ、粉砕時に微粉の発生が認められた。
漂白活性化剤造粒物製造における粉砕機付着状態を次ぎ
の基準により評価した。粉砕機付着状態 ○:付着なし △:スクリーン面積の10%以下に付着 ×:スクリーン面積の30%以上に付着 結果をまとめて表−3に示す。
あること以外は実施例1と同様の方法により、漂白活性
化剤(活性化剤NoA)と結合剤(PEG6000) を用いて造
粒を行ったところ、粉砕時に微粉の発生が認められた。
漂白活性化剤造粒物製造における粉砕機付着状態を次ぎ
の基準により評価した。粉砕機付着状態 ○:付着なし △:スクリーン面積の10%以下に付着 ×:スクリーン面積の30%以上に付着 結果をまとめて表−3に示す。
【0014】
【表1】 表−1 漂白活性化剤 漂白活性化剤No. R X A C11H23 SO3 Na B C13H27 SO3 Na C C15H31 SO3 Na D C17H35 SO3 Na E C11H23 COONa F C13H27 COONa G C15H31 COONa H C9 H19 COONa I C7 H15 SO3 Na J C7 H15 COOH K C9 H19 COOHL C11H23 COOH 表中の漂白活性化剤は下記に式(III) で表されるもので
ある。
ある。
【0015】
【化2】
【0016】
【表2】 表−2
【0017】表中の結合剤は次の通りである。 有機結合剤No. 1:PEG6000 有機結合剤No. 2:PEG20000 有機結合剤No. 3:ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル(エチレンオキシド平均付加モル数50)
ル(エチレンオキシド平均付加モル数50)
【0018】
【表3】 表−3 本発明品 1 2 3 4 5 6 7 漂白活性化剤(wt%) 70 70 60 60 80 70 80結合剤 (wt%) 30 30 40 40 20 30 20 冷風温度(℃) 15 15 15 15 20 20 20 助剤量(%) 5 5 10 10 5 5 5 粉砕品温度(℃) 30 30 33 30 30 30 30粉砕機付着状態* ○ ○ △ ○〜△ ○ ○〜△ ○
【0019】
【表4】 表−3 (続き) 本 発 明 品 比較例 8 9 10 11 12 1 2 漂白活性化剤(wt%) 60 60 75 75 80 70 70結合剤 (wt%) 40 40 25 25 20 30 30 冷風温度(℃) 15 15 15 15 20 不使用 20 助剤量(%) 10 10 8 2 8 10 10 粉砕品温度(℃) 25 25 25 32 30 粉砕不可 45粉砕機付着状態* ○〜△ ○〜△ ○ △ ○ 粉砕不可 × *粉砕機付着状態 ○:付着なし △:スクリーン面積の10%以下に付着 ×:スクリーン面積の30%以上に付着
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 誠治 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 漂白活性化剤を有機結合剤で結合するこ
とによって造粒してなる漂白活性化剤造粒物を製造する
にあたり、漂白活性化剤と有機結合剤の混練押出し造粒
物であって、少なくとも45℃の混練押出し造粒物を破
砕造粒機で、平均粒径20μm以下の無機粉体0〜20
重量%を用い、かつ20℃以下の冷風をかけながら粉砕
品の温度が35℃以下になるように粉砕造粒することを
特徴とする漂白活性化剤造粒物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7165392A JPH0913086A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 漂白活性化剤造粒物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7165392A JPH0913086A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 漂白活性化剤造粒物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913086A true JPH0913086A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15811535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7165392A Pending JPH0913086A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 漂白活性化剤造粒物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0913086A (ja) |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP7165392A patent/JPH0913086A/ja active Pending
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