JP3004546B2 - 漂白活性化剤造粒物の製造方法及び漂白活性化剤造粒物 - Google Patents
漂白活性化剤造粒物の製造方法及び漂白活性化剤造粒物Info
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に優れた漂白活性化剤造粒物の製造方法及び漂白活性化
剤造粒物に関する。
る)、過ホウ酸ソーダ(以下PBと称する)等の酸素系
漂白剤の漂白力を上げるために各種漂白活性化剤が、提
案されている。しかしながら、漂白活性化剤の機能は、
貯蔵時に酸素系漂白剤、或は洗剤に配合されている他成
分との相互作用により著しく損なわれる。このため、漂
白活性化剤は、造粒、或は表面被覆等の手段により周囲
の環境から保護されねばならない。しかし、いかなる保
護手段も洗浄水への分散溶解性を阻害してはいけない。
が、成されている。例えば、特開平5−32998 号公報
(「漂白活性化剤造粒物の製造方法及び漂白活性化剤造
粒物」)には、硼酸塩でプレコートしたPC又はPBを
核粒子として、漂白活性化剤の粉末と攪拌転動造粒する
方法が、また特開昭57−126899号公報(「粒状漂白剤活
性剤組成物」)には、パン造粒機内で漂白活性成分に結
合剤液を噴霧し、次いで水不溶性シリカ又はケイ酸塩を
噴霧して、安定性が良好で高分散性を有する塊状物を得
る方法が、又特公平2−29719 号公報(「粒状漂白活性
剤」)には、漂白活性化剤、膨張性の溶解補助物質、分
散剤を押出造粒機で圧縮成形した後粉砕分級して、溶解
性が良好な造粒物を得る方法が、更に特開昭61−111400
号公報(「漂白剤活性剤組成物」)には、漂白活性化剤
と水溶性又は無機水和性物質を噴霧乾燥した活性化剤粒
状物を得る方法が開示されている。また、特開昭57−19
2498号公報(「漂白剤顆粒、その製造法並びに洗浄漂白
剤組成物への使用」)には、テトラアセチルエチレンジ
アミンとポリ燐酸アルカリ金属をカルボキシメチルセル
ロースナトリウムの水溶液を結合剤として造粒する方法
が開示されている。また、特公平5−440 号公報(「洗
剤組成物」)には、漂白活性化剤をエトキシ化非イオン
界面活性剤とともに混合し、開口スクリーンから押し出
す造粒法が開示されている。
剤造粒物は造粒物単独での貯蔵安定性は良好であり、又
欧米で行われているような温水洗濯条件下では、水に比
較的早く溶解する。しかしながら、特開昭57−126899号
公報、特公平2−29719 号公報、特開昭57−192498号公
報及び特公平5−440 号公報に記載のものは、わが国で
多く行われているような冷水で弱攪拌の洗濯条件下、或
は漬け置き漂白条件下の如き、攪拌力がほとんど掛から
ない条件下では、溶解速度が遅く漂白活性化剤の機能を
十分引き出すことが出来ない。また、特開平5−32998
号公報及び特開昭61−111400号公報に記載のものは、漂
白活性化剤造粒物をPC又はPBと共に配合した場合P
C又はPBと漂白活性化剤との反応により、貯蔵安定性
が十分ではない。
件下、或は漬け置き漂白条件下でのような攪拌の殆ど掛
からない場合においても、溶解速度が早く、しかも、漂
白活性化剤造粒物とPC又はPBを配合した場合でも保
存安定性に優れた漂白活性化剤造粒物を得ることを目的
とする。
結果、漂白活性化剤を水及び/又は水溶性バインダーと
陰イオン界面活性剤の存在下、あるいは水及び/又は水
溶性バインダーと陰イオン界面活性剤と固形又は粉末状
の酸との存在下で圧密成形することにより、又更に必要
に応じて水溶性高分子物質で表面被覆することにより、
上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成する
に到った。
白活性化剤造粒物の製造方法、及び下記の(10),(11)に
示す漂白活性化剤造粒物を提供するものである。 (1) 漂白活性化剤を、水及び/又は水溶性バインダーと
10〜50重量%(造粒物中の配合割合)の陰イオン界面活
性剤との存在下で圧密成形することを特徴とする漂白活
性化剤造粒物の製造方法。 (2) 漂白活性化剤を、水及び/又は水溶性バインダーと
10〜50重量%(造粒物中の配合割合)の陰イオン界面活
性剤と固形又は粉末状の酸との存在下で圧密成形するこ
とを特徴とする漂白活性化剤造粒物の製造方法。 (3) 全仕込量中の水分濃度が10重量%以下であることを
特徴とする上記(1) 又は(2) 記載の漂白活性化剤造粒物
の製造方法。 (4) 漂白活性化剤、陰イオン界面活性剤の少なくとも一
つが水スラリーであることを特徴とする上記(1) 又は
(2) 記載の漂白活性化剤造粒物の製造方法。 (5) 漂白活性化剤、陰イオン界面活性剤の少なくとも一
つの水スラリーを噴霧しながら乾燥した後圧密成形する
ことを特徴とする上記(4) 記載の漂白活性化剤造粒物の
製造方法。 (6) 全仕込量中の水分濃度が10〜80重量%で、且つ乾燥
工程を有することを特徴とする上記(1) 、(2) 、(4) 又
は(5) 記載の漂白活性化剤造粒物の製造方法。
を特徴とする上記(1) 〜(6) 記載の漂白活性化剤造粒物
の製造方法。 (8) 漂白活性化剤の粉末と水及び/又は水溶性バインダ
ーと陰イオン界面活性剤とからなる混合物、あるいは漂
白活性化剤の粉末と水及び/又は水溶性バインダーと陰
イオン界面活性剤と固形又は粉末状の酸とからなる混合
物を孔径 500〜5000μmの開口スクリーンから機械的に
押し出すことにより細長い形状の押出物を形成し、それ
を解砕することで重量平均粒子径 200〜5000μmの漂白
活性化剤造粒物を得ることを特徴とする上記(1) 、(2)
、(3) 又は(7) 記載の漂白活性化剤造粒物の製造方
法。
で得られた漂白活性化剤造粒物に、水溶性高分子物質を
添加混合後又は添加混合しながら加熱又は冷却するか、
又は水溶性高分子物質を含む水溶液を添加混合後又は添
加混合しながら乾燥することにより水溶性高分子物質で
表面被覆された造粒物を得ることを特徴とする漂白活性
化剤造粒物の製造方法。
10重量%及び/又は水溶性バインダー0.3〜40重量%、
陰イオン界面活性剤10〜50重量%、及び固形又は粉末状
の酸0〜40重量%を含有し、重量平均粒子径が 200〜50
00μmである漂白活性化剤造粒物。 (11)上記(10)記載の漂白活性化剤造粒物 100重量部の表
面に、水溶性高分子物質0.5〜50重量部の被覆層を有す
る重量平均粒子径が 200〜5000μmである漂白活性化剤
造粒物。
は、テトラアセチルエチレンジアミン、グルコースペン
タアセテート、テトラアセチルグリコールウリル、下記
一般式(I)、(II)、(III) 又は(IV) で表される化
合物等が挙げられる。
は分岐の炭素数1〜22のアルキル基あるいはアルケニル
基、もしくは無置換又は炭素数1〜22のアルキル置換ア
リール基を示す。
は分岐の炭素数1〜22のアルキル基あるいはアルケニル
基)を示す。 Y:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレン
基、オキシアルキレン基又は付加モル数1〜20のポリオ
キシアルキレン基を示す。 n:0又は1の数を示す。 L:過酸化水素と反応して有機過酸を生成する脱離基を
示す。〕
はアルケニル基、フェニル基、又はアルキル置換基の総
炭素数が1〜20のアルキル置換アリール基を示す。 R4 ,R5:同一又は異なって、炭素数1〜3のアルキル基
を示す。
は分岐の炭素数1〜22のアルキル基あるいはアルケニル
基)を示し、同一でも異なっていてもよい。 Y1 ,Y2:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレ
ン基、オキシアルキレン基又は付加モル数1〜20のポリ
オキシアルキレン基を示し同一でも異なっていてもよ
い。 n ,m:それぞれ0又は1の数を示す。 R6:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレン基
又は式
す。 L :過酸化水素と反応して有機過酸を生成する脱離基を
示す。 Z :無機又は有機の陰イオン基(但し
基を示す。 R12, R13:置換されていてもよい炭素数1〜20のアルキ
レン基又は式
は分岐の炭素数1〜22のアルキル基あるいはアルケニル
基)を示し、同一でも異なっていてもよい。 Y3, Y4:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレ
ン基、オキシアルキレン基又は付加モル数1〜20のポリ
オキシアルキレン基を示し、同一でも異なっていてもよ
い。 i,j,k :それぞれ0又は1の数を示す。 L :過酸化水素と反応して有機過酸を生成する脱離基を
示す。 Z :無機又は有機の陰イオン基(但し
基を示す。 R19〜R22:置換されていても分岐鎖を有していてもよい
炭素数1〜20のアルキレン基又は式
は分岐の炭素数1〜22のアルキル基あるいはアルケニル
基)を示す。 u :0又は1の数を示す。 Z :無機又は有機の陰イオン基を示す。〕 本発明に於いて「置換されていてもよい」なる置換基
は、代表的にはヒドロキシル基、アルコキシ基等が挙げ
られる。前記一般式(I),(II)又は(III) における
脱離基 Lとしては以下のものが挙げられる。
3M、−COOM、−COOR23、−OH、ハロゲン原子、−OR23、
−R23 、−N(R23)3 ・E を表す。ここで Mはアルカリ金
属、アルカリ土類金属、アンモニウム塩、アルカノール
アンモニウム塩又は陰電荷自体であり、R23 はH 、炭素
数1〜20のアルキル基、アルケニル基、ヒドロキシアル
キル基、−(C2H4O)1-5−H 又は−(C3H6O)1-5−H を表
す。 Eは無機又は有機の陰イオンを表す。更に sとt は
同一又は異種になってもよい。)
し、同時に同じであっても異なっていてもよいが、少な
くとも一方はH ではない。)
は水酸基を有していても良い炭素数1〜9のアルキレン
基、−(C2H4O)1-5−C2H4−又は−(C3H6O)1-5−C3H6−を
示す。) d) −O−F−SO3M で表されるアルカンスルホン酸(式
中、 F,M は前記と同じ意味を示す。) e) −O(CH2COO)vH で表されるポリグリコールエステル
(式中、 vは1〜10の数を表す。)
基、アルケニル基又は置換されていてもよいフェニル基
を表す。)
を表し、R23 は前記と同じ意味を示す。) 本発明に使用する漂白活性化剤は、粒径が 0.5〜200 μ
mのものが望ましく、2〜100 μmのものが更に望まし
い。これらの漂白活性化剤のなかで、テトラアセチルエ
チレンジアミン、グルコースペンタアセテート、テトラ
アセチルグリコールウリル、一般式(I)及び(II)で
表される化合物がより好ましい。
及び/又は水溶性バインダーを用いる。水溶性バインダ
ーとしては水溶性有機バインダーと水溶性無機バインダ
ーが挙げられる。水溶性有機バインダーとしては、水溶
性高分子と非イオン界面活性剤が挙げられる。水溶性高
分子の具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリル酸ソーダの如きポリカルボン酸塩等が挙げ
られる。ポリエチレングリコール及びポリプロピレング
リコールとしては分子量が 400〜20,000、好ましくは 6
00〜10,000の範囲のものが適している。非イオン界面活
性剤としては、ポリオキシエチレン(酸化エチレン付加
モル数=3〜300)アルキル(C8-22) エーテル、ポリオキ
シエチレン(酸化エチレン付加モル数=10〜300)アルキ
ル(C8-14) フェノールエーテル、ショ糖エステル、アル
キルグリコシド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレングリコー
ル、脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸ジエタノール
アミド、及び炭素数8〜20の脂肪酸グリセライド等が挙
げられる。また水溶性無機バインダーとしてはケイ酸ソ
ーダ等が挙げられる。これらの水溶性バインダーの中
で、融点20〜80℃のポリエチレングリコール及びポリプ
ロピレングリコールがより好ましい。これらポリエチレ
ングリコール及びポリプロピレングリコールは、20℃未
満の温度では融解せず、20℃以上の温度で粘着性又は皮
膜形成性を有する。造粒時の造粒物の温度は、漂白活性
化剤の熱分解の点から、80℃を超えると好ましくないた
め、水溶性有機バインダーは融点が20〜80℃の物質が好
ましく、より好ましくは30〜70℃の融点を有する物質が
使用される。これら水及び水溶性バインダーは単独とし
て、又は2種以上の混合物としても用いられる。特にケ
イ酸ソーダは、先に水に溶解してからその他粉体成分と
混合することが好ましい。また、バインダーとして水を
用いた場合には、保存中の漂白活性化剤の加水分解を抑
制するために、漂白活性化剤の圧密成形物を乾燥しても
よい。
水への溶解性を向上させると共に、漂白活性化剤とPC
又はPB等との反応による過酸の生成を促進させるため
に陰イオン界面活性剤を用いる。本発明に使用される陰
イオン界面活性剤の具体例としては、アルキルベンゼン
スルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸
塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホ
ン酸塩、アルカンスルホン酸塩、高級脂肪酸塩、α−ス
ルホ脂肪酸塩又はエステル、アルキル又はアルケニルエ
ーテルのカルボン酸塩等が挙げられる。特に好ましいも
のとしてはアルキル基の炭素数が5〜15のアルキルベン
ゼンスルホン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩及びアルキ
ル硫酸塩が挙げられる。
物の貯蔵安定性を更に向上させるために、固形又は粉末
状の酸が用いられる。このような酸としては、例えば、
ギ酸、プロピオン酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸等
の有機酸、リン酸、亜硫酸ナトリウム等の無機酸、及び
固体酸性を示すゼオライト等が挙げられる。特に好まし
い酸としては、フマル酸、コハク酸、固体酸性を示すゼ
オライトが挙げられる。
又は水溶性バインダー、陰イオン界面活性剤、及び固形
又は粉末状の酸の他に通常添加される公知の成分を添加
することが出来る。例えば、ポリビニルピロリドンの様
な再汚染防止剤、尿素、尿素誘導体、チオ尿素、パラト
ルエンスルホン酸塩、及び水溶性無機塩類等の溶解促進
剤、更にポリアクリル酸ソーダのような漂白安定化剤等
を添加することが出来る。又、過酸化物或は過酸化物付
加体の安定剤として公知の硫酸マグネシウム、ケイ酸マ
グネシウムの様なマグネシウム塩も用いることが出来
る。
化剤、水及び/又は水溶性バインダー、陰イオン界面活
性剤、及び固体又は粉末状の酸の配合割合は、漂白活性
化剤が10〜95重量%、好ましくは20〜80重量%、更に好
ましくは30〜70重量%、水が0.2〜10重量%、好ましく
は 0.2〜5重量%、水溶性バインダーが 0.3〜40重量
%、好ましくは 0.3〜30重量%、更に好ましくは 0.3〜
20重量%(但し水と水溶性バインダーはいずれか一方又
は両方を用いることができる)、陰イオン界面活性剤が
10〜50重量%、好ましくは15〜45重量%、固体又は粉末
状の酸が0〜40重量%、好ましくは0〜30重量%、更に
好ましくは0〜20重量%の範囲が望ましい。漂白活性化
剤が10重量%未満では、造粒物に占める漂白活性化剤の
割合が小さいため、十分な漂白性能を発現するための造
粒物の添加量が多くなるため好ましくなく、一方、95重
量%を超えると、漂白活性化剤の一部が造粒されないま
ま微粉として造粒系内に残り、良好な造粒物が得られな
い。水が10重量%を越えると漂白活性化剤の分解を促進
するので好ましくなく、水溶性バインダーが40重量%を
超えると、造粒機内での練りが激しくなり、良好な造粒
性が得られないと共に造粒機内の壁に付着が生じ好まし
くない。水又は水溶性バインダーの量が上記の量より少
ないと圧密成形が不良となり好ましくない。水と水溶性
バインダーとの使用割合については、水溶性バインダー
よりも水を使用した方が、使用量が少なくてすむため、
漂白活性化剤造粒物における漂白活性化剤の割合が大き
くでき好ましい。しかし、水を入れることによって漂白
活性化剤が加水分解されやすくなる為、水と水溶性バイ
ンダーの使用割合は、漂白活性化剤の加水分解のし易さ
に応じて変える必要がある。また水と水溶性バインダー
を併用すると、水溶性バインダーを単独で用いる場合よ
りもバインダーとしての使用量が少なくてすむと共に、
水を単独で用いる場合よりも圧密成形物の強度が増大す
るので、両者の併用は特に好ましい。また陰イオン界面
活性剤が10重量%未満では溶解性促進効果が少なく、50
重量%を超えると溶解性促進効果は大であるが、貯蔵時
の保存安定性が悪くなり好ましくない。固形又は粉末状
の酸が40重量%を超えると貯蔵時の保存安定性の向上が
増大せず好ましくない。
面に水溶性高分子物質の被覆層を設けることは任意であ
るが、この被覆層により漂白活性化剤造粒物をPC又は
PBと配合した場合の貯蔵安定性を更に改良することが
出来る。本発明に使用される水溶性高分子物質の好まし
い例としては、プルラン、デキストリン、アルギン酸ア
ルカリ金属塩等の硫酸基を有していてもよい多糖類、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム等のヒドロキシ
アルキル基又はカルボキシアルキル基を有する多糖類、
メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニル
アルコールもしくはポリエチレングリコール等が挙げら
れる。これらの中で更に好ましい水溶性高分子物質とし
ては、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルエチルセルロース又はポリビニルアルコール
が挙げられる。
溶性高分子物質との配合割合は、造粒物 100重量部に対
して水溶性高分子物質 0.5〜50重量部、好ましくは1〜
30重量部の範囲が望ましい。水溶性高分子物質が 0.5重
量部未満では、漂白活性化剤造粒物の全表面を被覆する
のに不足であり、一方50重量部を超えると水への溶解性
が悪くなり、好ましくない。
は、得られた造粒物が溶液中で崩壊又は溶解し易い圧密
成形法により造粒する。圧密成形方法は特に限定され
ず、押出造粒機により直径 500〜5000μm、好ましくは
500〜3000μmの円柱状圧密成形体にする方法、回転す
る二本のロール間で圧密して厚さ 200〜10000 μm、好
ましくは 500〜5000μmの板状圧密成形体にする方法、
ブリケット機により 500〜10000μm径、好ましくは500
〜5000μm径の錠剤形状の圧密成形体にする方法等を用
いることができる。
製のペレッターダブル、(株)菊水製の顆粒機等が挙げ
られ、ブリケット機としては、新東工業(株)製のブリ
ケッター、(株)菊水製の打錠機等が挙げられる。これ
らのなかでは、造粒物の溶解性及び流動性が良好でかつ
生産性に優れる点から、押出造粒機により圧密化させる
方法がより好ましい。押出造粒機のスクリーンの孔径
は、重量平均粒子径 200〜5000μmの顆粒状造粒物を効
率よく製造するために500〜5000μmとすることが好ま
しく、特に500〜3000μmとすることが好ましい。
性化剤、陰イオン界面活性剤、水及び/又は水溶性バイ
ンダー、固形又は粉末状の酸及び通常添加される公知の
成分の全仕込量中の水分濃度を10重量%以下として漂白
活性化剤を、水及び/又は水溶性バインダーと陰イオン
界面活性剤との存在下で圧密成形してもよいが、漂白活
性化剤造粒物の溶解性を更に改良するために、漂白活性
化剤、及び/又は陰イオン界面活性剤の水スラリーを使
用するかまたは水を添加することにより、上記全仕込量
中の水分濃度を10〜80重量%に調整してもよい。この操
作により水分を媒体として漂白活性化剤と陰イオン界面
活性剤の造粒物中の接触が緻密になるため造粒物の溶解
性が向上できると考えられる。全仕込量中の水分濃度が
10重量%より低い場合は、溶解性の改良の効果がなく、
また80重量%を超えると乾燥時の負荷が大きくなる。漂
白活性化剤、陰イオン界面活性剤、水及び/又は水溶性
バインダー、固形又は粉末状の酸、及び通常添加される
公知の成分の全仕込量中の水分濃度が10〜80重量%の場
合は圧密成形前に全仕込量中の水分濃度が10重量%以下
になるように、又は圧密成形後に漂白活性化剤造粒物中
の水の配合割合が10重量%以下になるように乾燥する必
要がある。乾燥後の水分が10重量%を超える場合は漂白
活性化剤の分解を促進するので好ましくない。乾燥方法
は特に限定されないが以下のような方法がある。
水及び/又は水溶性バインダー等を一括添加した後、加
熱及び/又は減圧にて乾燥する方法。 漂白活性化剤又は陰イオン界面活性剤の少なくとも
一方を含む粉末又は固体に水を含むその他成分を分割添
加しながら、加熱及び/又は減圧にて乾燥する方法。 漂白活性化剤、陰イオン界面活性剤、水及び/又は
水溶性バインダー等、及び通常添加される公知の成分を
圧密成形した後、加熱空気にて流動乾燥する方法。
ニーダー〔不二パウダル(株)製〕、コンティニュアス
ニーダー〔(株)栗本鉄工所製〕、万能混合攪拌機
〔(株)ダルトン製〕等の減圧型混練機、又は振動乾燥
冷却装置〔神鋼電気(株)製〕、連続式流動層乾燥装置
〔(株)奈良機械製作所製〕等の流動乾燥装置がある。
又、漂白活性化剤又は陰イオン界面活性剤の少なくとも
一方が水スラリー状態の場合は水スラリーを噴霧しなが
ら乾燥することも可能である。噴霧乾燥装置としては、
スパイラ・フロー〔フロイント産業(株)製〕、マルチ
プロセッサー〔(株)パウレック製〕等の流動層乾燥装
置が挙げられる。乾燥する際の温度は30〜150 ℃、好ま
しくは40〜100 ℃で乾燥させる。30℃より低いと乾燥効
率が悪く、150 ℃より高いと漂白活性化剤の分解の点で
好ましくない。
て水を使用しない場合は、微粉の発生を抑制するととも
に適度な粒子強度を付与させるためにバインダーの融点
付近、より好ましくはバインダーの融点より20℃高い温
度ないし5℃低い温度の範囲で圧密化させることが好ま
しい。圧密化温度が低すぎると圧密成形が十分に行われ
ず微粉が多くなり、圧密化温度が高すぎると圧密成形体
が固くなりすぎて得られる造粒物の溶解性が低下する、
漂白活性化剤が分解し活性が低下する等の点から好まし
くない。バインダーとして水を使用する場合は、圧密成
形温度は0〜100 ℃、好ましくは20〜80℃である。0℃
より低いと水の融点以下であり水がバインダーとして効
果がなく、100 ℃より高いと水の蒸発温度以上となり、
また漂白活性化剤の分解の可能性もあるため、好ましく
ない。
より重量平均粒子径 200〜5000μmの範囲に整粒する工
程、更に表面被覆工程で均一な被覆層を得るためにマル
メライザー等を用いて造粒物を球形化する工程も、圧密
造粒工程に含むことができる。解砕方法は特に限定され
ず、公知の解砕機(あるいは破砕機)を用いることがで
き、例えばフィッツミル(Fitzpatrick社、米国)、コミ
ューター(不二パウダル(株))等が挙げられる。解砕
機に供給する温度は常温付近まで冷却されていることが
好ましく、例えば押出造粒機による圧密成形体を振動冷
却機に供給し、所定の温度まで冷却後、解砕すると解砕
物の解砕機内での付着が抑制される。解砕することによ
り重量平均粒子径が 200〜5000μmの造粒物を得ること
ができるが、微粉及び粗粒をより低減させるために、更
に解砕物を分級してもよい。分級操作を行った場合は、
微粉は混合工程にリサイクルし、粗粒は解砕工程にリサ
イクルして再利用することができる。
溶性高分子物質の表面被覆方法は特に限定されるもので
はなく、以下の方法が挙げられる。 漂白活性化剤造粒物に水溶性高分子物質、又は水溶
性高分子物質を含む水溶液を一括添加した後、加熱又は
乾燥する方法。 漂白活性化剤造粒物に水溶性高分子物質、又は水溶
性高分子物質を含む水溶液を分割添加しながら、加熱又
は乾燥する方法。 漂白活性化剤造粒物に水溶性高分子物質の溶融物、
又は水溶性高分子物質を含む水溶液を噴霧しながら、冷
却又は乾燥する方法。
でも漂白活性化剤造粒物に水溶性高分子物質を含む水溶
液を噴霧しながら乾燥する方法が特に好ましい。表面被
覆させるのに好適に用いられる装置としては、スパイラ
・フロー〔フロイント産業(株)製〕、マルチプロセッ
サー〔(株)パウレック製〕等の流動層コーティング装
置、又はアクアコーター〔フロイント産業(株)製〕、
ドリアコーター〔(株)パウレック製〕等のパンコーテ
ィング装置が挙げられる。具体的な方法として一例を挙
げると、例えばパンコーティング装置による時は、漂白
活性化剤を含有する造粒物をこの装置に入れ、コーティ
ングパンを回転させつつ、熱風を流す。それと同時にス
プレーガンのノズルから水溶性高分子物質を含む水溶液
を適当な速度で噴霧した後、乾燥することにより実施す
ることができる。この時凝集防止剤として、タルク、沈
降炭酸カルシウム、二酸化チタンを添加することもでき
る。水溶性高分子物質で表面被覆された造粒物の粒径
は、水に対する溶解性を考慮し、重量平均粒子径 200〜
5000μmが好ましい。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。尚、
例中、%は特記しない限り重量基準である。
チレングリコール(分子量6000、以下PEG6000 と略記)
を 0.6kg、アルキル硫酸ソーダ(アルキル基の炭素数1
2)を 1.7kg、合計5kgを混合機〔深江工業(株)製:
ハイスピードミキサーFS-GC-10型〕に仕込み、ジャケッ
ト温度を80℃、主軸回転数 200rpm 、解砕羽根の回転数
1500rpm で混合・昇温し、粉体の温度が70℃になった時
点で混合物を抜き出した。
二パウダル(株)製:ペレッターダブル EXD-100型)に
より孔径 800μmのスクリーンを通して押し出して圧密
化した。得られた押出物を振動冷却機(不二パウダル
(株)製:バイブロ/フロードライヤー VDF/6000型)
で冷却したのち、整粒機(不二パウダル(株)製:ナイ
フカッターFL-200型)にて解砕した。得られた解砕物を
分級機(徳寿製作所(株)製:寿円型振動篩)により分
級し、粒子径350〜1400μm(重量平均粒子径900μm)
のものを漂白活性化剤造粒物製品とした。
1と同様の操作を行い、粒子径 350〜1400μm(重量平
均粒子径 900μm)の漂白活性化剤造粒物を得た。
実施例2と同様の操作を行い、粒子径 350〜1400μm
(重量平均粒子径 600μm) の漂白活性化剤造粒物を得
た。
%、アルキル(C12) 硫酸ソーダ50%、PEG6000 10 %、
粉末状コハク酸10%とした以外は、実施例1と同様の操
作を行い粒子径 350〜1400μm(重量平均粒子径 900μ
m)の漂白活性化剤造粒物を得た。
%、アルキル(C12) 硫酸ソーダ37%、水2%、粉末状コ
ハク酸6%とした以外は、実施例1と同様の操作を行い
粒子径 350〜1400μm(重量平均粒子径 900μm)の漂
白活性化剤造粒物を得た。
%、アルキル(C12) 硫酸ソーダ35%、PEG6000 5%、水
1%、粉末状コハク酸6%とした以外は、実施例1と同
様の操作を行い粒子径 350〜1400μm(重量平均粒子径
900μm)の漂白活性化剤造粒物を得た。
ンスルホン酸ソーダ(アルキル基の炭素数12〜13)1.7kg
にした以外は、実施例2と同様の操作を行い、粒子径 3
50〜1400μm(重量平均粒子径 900μm)の漂白活性化
剤造粒物を得た。
0 を 0.8kg、アルキル(C12) 硫酸ソーダを 1.0kg、粉末
状コハク酸を 0.4kg、合計 5.0kgを用い、実施例1と同
様の操作を行い、粒子径350 〜1400μm(重量平均粒子
径 900μm) の漂白活性化剤造粒物を得た。
G6000 を 1.0kg、アルキル(C12) 硫酸ソーダを 0.5kg、
粉末状コハク酸 1.0kg、合計 5.0kgを用い、実施例1と
同様の操作を行い、粒子径 350〜1400μm(重量平均粒
子径 900μm)の漂白活性化剤造粒物を得た。
ット機(新東工業(株)製:ブリケッタ BSS-201型)に
供給し、重量平均粒子径3000μmの錠剤形状の漂白活性
化剤造粒物を得た。
ット機(新東工業(株)製:ブリケッタ BSS-201型)に
供給し、重量平均粒子径3000μmの錠剤形状の漂白活性
化剤造粒物を得た。
%、アルキル(C12) 硫酸ソーダ50%、PEG6000 10 %、
粉末状コハク酸5%とし、実施例11と同様の方法で造
粒し、重量平均粒子径4000μmの錠剤形状の漂白活性化
剤造粒物を得た。
ーティング装置〔(株)パウレック製、商品名:エロコ
ーター、STREA-1型〕に仕込み、65℃の熱風を1.0 m3/
分の風量で流した。粉温が35℃になった時点から10%の
ヒドロキシプロピルメチルセルロース水溶液を5g/分
の速度で噴霧した。30分間噴霧した後、噴霧を止め、熱
風温度を50℃に下げて、約10分間乾燥した。その後20℃
の冷却用エアーを流し冷却を行い、粉温が30℃以下にな
った時点で表面被覆造粒物を篩にかけ、粒子径 350〜14
00μm(重量平均粒子径 950μm)の物を製品とした。
テル硫酸ソーダ(アルケニル基の炭素数12)の固形分を
30重量%含む水スラリー 5.7kgとともにバッチ式ニーダ
ー(不二パウダル(株)製)に仕込みジャケット温度80
℃、回転数50rpm、真空度50Torrにて混合し、水分が5
重量%になるまで乾燥した。次いで得られた混合物を押
出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブル E
XD-100型)により孔径 800μmのスクリーンを通して押
し出して圧密化した。得られた押出物を振動冷却機(不
二パウダル(株)製:バイブロ/フロードライヤー VDF
/6000型) で冷却したのち、整粒機(不二パウダル
(株)製:ナイフカッターFL-200型)にて解砕した。得
られた解砕物を分級機(徳寿製作所(株)製:円型振動
篩)により分級し、粒子径 350〜1400μm(重量平均粒
子径 900μm)のものを漂白活性化剤造粒物製品とし
た。
スラリー13.5kgと、アルキル硫酸ソーダ(アルキル基の
炭素数12)1.7 kgを使用する以外は、実施例14と同様
の操作を行い粒子径 350〜1400μm(重量平均粒子径 9
00μm)の漂白活性化剤造粒物を得た。
スラリー13.5kgと、アルケニルエーテル硫酸ソーダ(ア
ルケニル基の炭素数12)の固形分を30重量%含む水スラ
リー5.7kgを使用する以外は、実施例14と同様の操作
を行い粒子径350〜1400μm(重量平均粒子径 900μ
m)の漂白活性化剤造粒物を得た。
kg追加した以外は実施例14と同様の操作を行い、粒子
径 350〜1400μm(重量平均粒子径 900μm)の漂白活
性化剤造粒物を得た。
kg追加した以外は実施例15と同様の操作を行い、粒子
径 350〜1400μm(重量平均粒子径 900μm)の漂白活
性化剤造粒物を得た。
と同様の操作を行い、粒子径 350〜1400μm(重量平均
粒子径 900μm)の漂白活性化剤造粒物を得た。
を流動層コーティング装置((株)パウレック製、商品
名:エロコーター、STREA-1 型)に仕込み、50℃の熱風
を0.6m3/分の流量で流した。この流動層に固形分を30
重量%含むアルキル硫酸ソーダ(アルキル基の炭素数1
2)の水スラリーを 600g噴霧しながら乾燥し、水分が1
0重量%になるまで続けた。次いで得られた混合物を押
出造粒機(不二パウダル(株)製:ペレッターダブル E
XD-100型)により孔径 800μmのスクリーンを通して押
し出して圧密化した。得られた押出物を振動冷却機(不
二パウダル(株)製:バイブロ/フロードライヤー VDF
/6000型) で冷却したのち、整粒機(不二パウダル
(株)製:ナイフカッターFL-200型)にて解砕した。得
られた解砕物を分級機(徳寿製作所(株)製:円型振動
篩)により分級し、粒子径350〜1400μm(重量平均粒
子径 900μm)のものを漂白活性化剤造粒物製品とし
た。
0 0.6kg 、合計5kgを用い、実施例1と同様の操作を
行い、粒子径 350〜1400μm(重量平均粒子径900 μ
m)の漂白活性化剤造粒物を得た。
造粒物について、下記の試験方法により保存安定性(漂
白活性化剤残存率)及び溶解性(過酸生成率)を評価し
た。その結果を表1、表2及び表3に示す。
品、及び漂白活性化剤造粒物とPCを1/1の重量比率
で混合した配合品各10gを、50mlのプラスチック容器で
40℃で80%相対湿度の下で四週間保存を行う。保存前と
保存後のサンプルの漂白活性化剤残存量を下記の滴定法
により求め、下式により漂白活性化剤残存率を算出し
た。
05%になるように過炭酸ナトリウムを溶解した後、漂白
活性化剤造粒物又は漂白活性化剤造粒物とPCの混合物
を漂白活性化剤の純分として0.04%となるように添加
し、2cmの攪拌羽根付きメカニカルスターラーを用いて
100rpmで10分間攪拌した後、0.3 %のカタラーゼ溶液5
mlを加え、1分間攪拌する。この溶液に10%ヨウ化カリ
ウム溶液10mlと20%硫酸溶液10mlを添加し、0.1Nチオ硫
酸ナトリウム溶液で滴定を行う。
及び下記のアニオン系洗剤1)0.3 gを75mlの水道水に溶
解した液に、漂白活性化剤造粒物を、漂白活性化剤が過
炭酸ソーダ中の過酸化水素に対して1/16当量となるよ
うに溶解し、20℃で3分反応後、0.3 %のカタラーゼ溶
液2.5 mlを添加し1分間攪拌した後、20%硫酸10ml、10
%ヨウ化カリウム溶液を添加し、0.1Nチオ硫酸ナトリウ
ム溶液で滴定し、下記式により過酸生成率を求める。
成率100 %の滴定量
記式 (VI) で表される漂白活性化剤、TAEDはテトラアセ
チルエチレンジアミン、GPA はグルコースペンタアセテ
ートを示す。 *2:ASはアルキル基の炭素数12のアルキル硫酸ソーダ、
LASはアルキル基の炭素数12〜13の直鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸ソーダ、ESはアルケニル基の炭素数12のア
ルケニルエーテル硫酸ソーダを示す。 *3:PEG6000 は分子量6000のポリエチレングリコール、
PPG1000 は分子量1000のポリプロピレングリコールを示
す。
生成率が30%であり、実施例1〜20の過酸生成率より
大幅に低かった。このことにより、陰イオン界面活性剤
を配合することの効果は明らかである。また、実施例1
と2,7を比べると、実施例2,7の保存安定性が高か
った。このことから、固体状又は粉末状の酸が保存安定
性を向上させることに効果があることは明らかである。
また実施例2と13を比べると、コーティングした実施
例13の保存安定性が高い。このことからコーティング
による保存安定性向上の効果は明らかである。また、実
施例1〜13と実施例14〜20を比べると、実施例1
4〜20の方が溶解性が良かった。このことから、水の
供給、または漂白活性化剤及び/又は陰イオン界面活性
剤を水スラリーで供給することにより溶解性が改良でき
ることは明らかである。
下、或は漬け置き漂白条件下でのような攪拌の殆ど掛か
らない場合においても、溶解速度が早く、PC又はPB
と共に配合した場合でも保存安定性に優れた漂白活性化
剤造粒物を得ることが可能となった。
Claims (14)
- 【請求項1】 漂白活性化剤を、水及び/又は水溶性バ
インダーと10〜50重量%(造粒物中の配合割合)の陰イ
オン界面活性剤との存在下で圧密成形することを特徴と
する漂白活性化剤造粒物の製造方法。 - 【請求項2】 漂白活性化剤を、水及び/又は水溶性バ
インダーと10〜50重量%(造粒物中の配合割合)の陰イ
オン界面活性剤と固形又は粉末状の酸との存在下で圧密
成形することを特徴とする漂白活性化剤造粒物の製造方
法。 - 【請求項3】 全仕込量中の水分濃度が10重量%以下で
あることを特徴とする請求項1又は2記載の漂白活性化
剤造粒物の製造方法。 - 【請求項4】 漂白活性化剤、陰イオン界面活性剤の少
なくとも一つが水スラリーであることを特徴とする請求
項1又は2記載の漂白活性化剤造粒物の製造方法。 - 【請求項5】 漂白活性化剤、陰イオン界面活性剤の少
なくとも一つの水スラリーを噴霧しながら乾燥した後圧
密成形することを特徴とする請求項4記載の漂白活性化
剤造粒物の製造方法。 - 【請求項6】 全仕込量中の水分濃度が10〜80重量%
で、且つ乾燥工程を有することを特徴とする請求項1、
2、4又は5記載の漂白活性化剤造粒物の製造方法。 - 【請求項7】 圧密成形したのち、更に解砕することを
特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の漂白活性化
剤造粒物の製造方法。 - 【請求項8】 漂白活性化剤の粉末と水及び/又は水溶
性バインダーと陰イオン界面活性剤とからなる混合物、
あるいは漂白活性化剤の粉末と水及び/又は水溶性バイ
ンダーと陰イオン界面活性剤と固形又は粉末状の酸とか
らなる混合物を孔径 500〜5000μmの開口スクリーンか
ら機械的に押し出すことにより細長い形状の押出物を形
成し、それを解砕することで重量平均粒子径 200〜5000
μmの漂白活性化剤造粒物を得ることを特徴とする請求
項1、2、3又は7記載の漂白活性化剤造粒物の製造方
法。 - 【請求項9】 漂白活性化剤造粒物が、漂白活性化剤20
〜80重量%、水 0.2〜10重量%及び/又は水溶性バイン
ダー 0.3〜40重量%、陰イオン界面活性剤10〜50重量
%、及び固形又は粉末状の酸0〜40重量%を含有するも
のである請求項1〜8のいずれかに記載の漂白活性化剤
造粒物の製造方法。 - 【請求項10】 漂白活性化剤が、テトラアセチルエチ
レンジアミン、グルコースペンタアセテート、テトラア
セチルグリコールウリル、下記一般式(I)で表される
化合物、及び下記一般式(II)で表わされる化合物から
なる群より選ばれる1種又は2種以上の混合物である請
求項1〜9のいずれかに記載の漂白活性化剤造粒物の製
造方法。 【化1】 〔式中、R1:置換されていてもよい直鎖又は分岐の炭素
数1〜22のアルキル基あるいはアルケニル基、もしくは
無置換又は炭素数1〜22のアルキル置換アリール基を示
す。 【化2】 (R2はH 又は置換されていてもよい直鎖又は分岐の炭素
数1〜22のアルキル基あるいはアルケニル基)を示す。 Y:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレン
基、オキシアルキレン基又は付加モル数1〜20のポリオ
キシアルキレン基を示す。 n:0又は1の数を示す。 L:過酸化水素と反応して有機過酸を生成する脱離基を
示す。〕 【化3】 〔式中 R3:直鎖又は分岐鎖の炭素数1〜22のアルキル基あるい
はアルケニル基、フェニル基、又はアルキル置換基の総
炭素数が1〜20のアルキル置換アリール基を示す。 R4 ,R5:同一又は異なって、炭素数1〜3のアルキル基
を示す。 【化4】 (R7はH 又は置換されていてもよい直鎖又は分岐の炭素
数1〜22のアルキル基あるいはアルケニル基)を示し、
同一でも異なっていてもよい。 Y1 ,Y2:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレ
ン基、オキシアルキレン基又は付加モル数1〜20のポリ
オキシアルキレン基を示し、同一でも異なっていてもよ
い。 n ,m:それぞれ0又は1の数を示す。 R6:置換されていてもよい炭素数1〜12のアルキレン基
又は式 【化5】 で表される基(q, rは0〜2の数)を示す。 L :過酸化水素と反応して有機過酸を生成する脱離基を
示す。 Z :無機又は有機の陰イオン基(但し 【化6】 - 【請求項11】 請求項1〜8のいずれかの製造方法で
得られた漂白活性化剤造粒物に、水溶性高分子物質を添
加混合後又は添加混合しながら加熱又は冷却するか、又
は水溶性高分子物質を含む水溶液を添加混合後又は添加
混合しながら乾燥することにより水溶性高分子物質で表
面被覆された造粒物を得ることを特徴とする漂白活性化
剤造粒物の製造方法。 - 【請求項12】 水溶性高分子物質が、硫酸基を有して
いてもよい多糖類、ヒドロキシアルキル基を有する多糖
類、カルボキシアルキル基を有する多糖類、メチルセル
ロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール
及びポリエチレングリコールからなる群より選ばれる1
種又は2種以上の混合物である請求項11記載の漂白活
性化剤造粒物の製造方法。 - 【請求項13】 漂白活性化剤20〜80重量%、水 0.2〜
10重量%及び/又は水溶性バインダー 0.3〜40重量%、
陰イオン界面活性剤10〜50重量%、及び固形又は粉末状
の酸0〜40重量%を含有し、重量平均粒子径が 200〜50
00μmである漂白活性化剤造粒物。 - 【請求項14】 請求項13記載の漂白活性化剤造粒物
100重量部の表面に、水溶性高分子物質 0.5〜50重量部
の被覆層を有する重量平均粒子径が 200〜5000μmであ
る漂白活性化剤造粒物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6219861A JP3004546B2 (ja) | 1993-09-16 | 1994-09-14 | 漂白活性化剤造粒物の製造方法及び漂白活性化剤造粒物 |
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JP23012993 | 1993-09-16 | ||
JP6-80257 | 1994-04-19 | ||
JP8025794 | 1994-04-19 | ||
JP5-230129 | 1994-04-19 | ||
JP6219861A JP3004546B2 (ja) | 1993-09-16 | 1994-09-14 | 漂白活性化剤造粒物の製造方法及び漂白活性化剤造粒物 |
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JPH083593A JPH083593A (ja) | 1996-01-09 |
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WO2003064577A1 (en) | 2002-01-29 | 2003-08-07 | Kao Corporation | Anionic surfactant powder |
JP2020529484A (ja) * | 2017-07-31 | 2020-10-08 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 洗剤添加剤 |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6219861A patent/JP3004546B2/ja not_active Expired - Lifetime
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