JPH09123323A - 自動車の成形天井用芯材 - Google Patents
自動車の成形天井用芯材Info
- Publication number
- JPH09123323A JPH09123323A JP30683095A JP30683095A JPH09123323A JP H09123323 A JPH09123323 A JP H09123323A JP 30683095 A JP30683095 A JP 30683095A JP 30683095 A JP30683095 A JP 30683095A JP H09123323 A JPH09123323 A JP H09123323A
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- JP
- Japan
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- core material
- urethane foam
- automobile
- molded ceiling
- polycarbonate films
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- Granted
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車用として必要充分な剛性を有し軽量で
成形も容易なる成形天井用芯材を提供する。 【解決手段】 熱成形用板状ウレタンフォーム1の両面
にポリカーボネートフイルム2,2をラミネートし、該
ポリカーボネートフイルムの溶融によって不織布3,3
を接着した。
成形も容易なる成形天井用芯材を提供する。 【解決手段】 熱成形用板状ウレタンフォーム1の両面
にポリカーボネートフイルム2,2をラミネートし、該
ポリカーボネートフイルムの溶融によって不織布3,3
を接着した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の車体の屋根
の室内側を覆う内装成形天井の芯材の構成に関するもの
である。
の室内側を覆う内装成形天井の芯材の構成に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車の成形天井用芯材は、熱
硬化性樹脂と有機性繊維とを混練して金型により熱圧成
形したものであった。また、図5に示したように、熱成
形用板状ウレタンフォームの両面にホットメルトフイル
ムを介在させてガラス繊維マットを貼着し、さらに該ガ
ラス繊維マットの表面にホットメルトフイルムを介在さ
せてポリエステル不織布または表装紙等を貼着してなる
成形天井も知られ、このように伸縮性のないガラス繊維
マットを板状ウレタンフォームの両面に貼着することに
より、この成形用芯材の剛性を保つと共に軽量化を実現
し、熱湿環境での変形が防止されるようにしている。
硬化性樹脂と有機性繊維とを混練して金型により熱圧成
形したものであった。また、図5に示したように、熱成
形用板状ウレタンフォームの両面にホットメルトフイル
ムを介在させてガラス繊維マットを貼着し、さらに該ガ
ラス繊維マットの表面にホットメルトフイルムを介在さ
せてポリエステル不織布または表装紙等を貼着してなる
成形天井も知られ、このように伸縮性のないガラス繊維
マットを板状ウレタンフォームの両面に貼着することに
より、この成形用芯材の剛性を保つと共に軽量化を実現
し、熱湿環境での変形が防止されるようにしている。
【0003】ところで一般に自動車の成形天井用芯材に
は、耐熱性,断熱性,吸音性,形状安定性等の機能と、
軽量で生産性が高いこと、および、製造コストが低いこ
と等が同時に求められる。しかし従来の上記成形用天井
芯材は重量が重く、製造工程が複雑で成形方法が限定さ
れたり、所要成形時間が長く、さらには金型コストが高
く付くなど種々の問題があった。また、ガラス繊維マッ
トは、取扱い時に皮膚に刺すような刺激があり人体への
悪影響が懸念されるため作業性が悪く、また環境への悪
影響も問題とされるなどその使用が憂慮されている。
は、耐熱性,断熱性,吸音性,形状安定性等の機能と、
軽量で生産性が高いこと、および、製造コストが低いこ
と等が同時に求められる。しかし従来の上記成形用天井
芯材は重量が重く、製造工程が複雑で成形方法が限定さ
れたり、所要成形時間が長く、さらには金型コストが高
く付くなど種々の問題があった。また、ガラス繊維マッ
トは、取扱い時に皮膚に刺すような刺激があり人体への
悪影響が懸念されるため作業性が悪く、また環境への悪
影響も問題とされるなどその使用が憂慮されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、自動
車用として必要充分な剛性を有し、軽量で成形も容易な
る成形天井用芯材を提供しようとするものである。
車用として必要充分な剛性を有し、軽量で成形も容易な
る成形天井用芯材を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の成形
天井用芯材は、熱成形用板状ウレタンフォームの両面に
ポリカーボネートフイルムをラミネートしてなることを
特徴とする。また本発明の成形天井用芯材は、熱成形用
板状ウレタンフォームの両面にポリカーボネートフイル
ムをラミネートし、該ポリカーボネートフイルムの溶融
によって不織布を接着してなることを特徴とする。さら
に本発明に係る成形天井用芯材の成形方法は、押出成形
機から押出された直後のポリカーボネートフイルムを熱
成形用板状ウレタンフォームの両面にラミネートするこ
とを特徴とする。
天井用芯材は、熱成形用板状ウレタンフォームの両面に
ポリカーボネートフイルムをラミネートしてなることを
特徴とする。また本発明の成形天井用芯材は、熱成形用
板状ウレタンフォームの両面にポリカーボネートフイル
ムをラミネートし、該ポリカーボネートフイルムの溶融
によって不織布を接着してなることを特徴とする。さら
に本発明に係る成形天井用芯材の成形方法は、押出成形
機から押出された直後のポリカーボネートフイルムを熱
成形用板状ウレタンフォームの両面にラミネートするこ
とを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に図面と共に本発明の実施形態
を説明する。図1に示したように、厚さ6mm,比重
0.035の熱成形用板状ウレタンフォーム1の両面
に、厚さ100μmのポリカーボネートフイルム2,2
を配置し、さらに該ポリカーボネートフイルム2,2の
上に厚さ20μmのポリエステルからなる不織布3,3
を配置し、これを図2に示したように加熱装置5の加熱
板4,4間に20〜80秒間挟んで200℃±20℃の
温度に加熱し、ポリカーボネートフイルム2,2を融着
させ芯材8を得る。そして該芯材8をすみやかに冷間成
形機6に移しその成形型7,7により挟着加圧し所要の
凹凸形状に成形する。なおこのときファブリック等の表
皮材9を成形型7,7間に挟入させ該表皮材9を同時に
貼着させてもよい。
を説明する。図1に示したように、厚さ6mm,比重
0.035の熱成形用板状ウレタンフォーム1の両面
に、厚さ100μmのポリカーボネートフイルム2,2
を配置し、さらに該ポリカーボネートフイルム2,2の
上に厚さ20μmのポリエステルからなる不織布3,3
を配置し、これを図2に示したように加熱装置5の加熱
板4,4間に20〜80秒間挟んで200℃±20℃の
温度に加熱し、ポリカーボネートフイルム2,2を融着
させ芯材8を得る。そして該芯材8をすみやかに冷間成
形機6に移しその成形型7,7により挟着加圧し所要の
凹凸形状に成形する。なおこのときファブリック等の表
皮材9を成形型7,7間に挟入させ該表皮材9を同時に
貼着させてもよい。
【0007】なお、加熱装置5より得られた芯材8を図
3に示したようにストックし、成形時に加熱炉10に通
して再加熱してから冷間成形機6により表皮材9と同時
に成形型7,7間に挟着して成形してもよい。
3に示したようにストックし、成形時に加熱炉10に通
して再加熱してから冷間成形機6により表皮材9と同時
に成形型7,7間に挟着して成形してもよい。
【0008】また、図示しないが、冷間成形機6に代え
て芯材8を型面に真空吸引させて成形する周知の真空成
形法を用いて所期の天井形状に成形することもできる。
て芯材8を型面に真空吸引させて成形する周知の真空成
形法を用いて所期の天井形状に成形することもできる。
【0009】こうして成形されて本発明の芯材8は、表
1および表2に従来品として図5に示したものと機械的
性質の比較試験の結果を示したように、従来のガラス繊
維を用いたものと同等またはそれを上回る剛性,形状安
定性を有し、自動車の成形天井用芯材として全く損色の
ない性能が得られた。
1および表2に従来品として図5に示したものと機械的
性質の比較試験の結果を示したように、従来のガラス繊
維を用いたものと同等またはそれを上回る剛性,形状安
定性を有し、自動車の成形天井用芯材として全く損色の
ない性能が得られた。
【0010】
【表1】
【表2】
【0011】一方、図4に示した工程図は、熱成形用板
状ウレタンフォーム1の両側に押出成形機20,20を
設け、該押出成形機20,20より押出された直後で未
だ半溶融状態にあるポリカーボネートフイルム2,2を
熱成形用板状ウレタンフォーム1の両面に冷却ロール2
1,21により圧着し、熱成形用板状ウレタンフォーム
1の両面に該ポリカーボネートフイルム2,2を貼着す
ることにより芯材22を成形し、さらに該ポリカーボネ
ートフイルム2,2が固まらないうちに該芯材22を冷
間成形機6に搬入し表皮材9と共に成形型7,7間に挟
着加圧して所期形状の芯材22を成形するものである。
このようにポリカーボネートフイルム2,2に挟着剤と
しての役割をさせることにより製造工程を著しく簡略化
することができる。
状ウレタンフォーム1の両側に押出成形機20,20を
設け、該押出成形機20,20より押出された直後で未
だ半溶融状態にあるポリカーボネートフイルム2,2を
熱成形用板状ウレタンフォーム1の両面に冷却ロール2
1,21により圧着し、熱成形用板状ウレタンフォーム
1の両面に該ポリカーボネートフイルム2,2を貼着す
ることにより芯材22を成形し、さらに該ポリカーボネ
ートフイルム2,2が固まらないうちに該芯材22を冷
間成形機6に搬入し表皮材9と共に成形型7,7間に挟
着加圧して所期形状の芯材22を成形するものである。
このようにポリカーボネートフイルム2,2に挟着剤と
しての役割をさせることにより製造工程を著しく簡略化
することができる。
【0012】
【発明の効果】このように本発明は、機械的特性が優れ
しかも軽量な自動車の成形天井用芯材を簡単な製造工程
により低コストで製造することができるようにする有益
な効果がある。
しかも軽量な自動車の成形天井用芯材を簡単な製造工程
により低コストで製造することができるようにする有益
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車の成形天井用芯材の層構造を示
した説明用図。
した説明用図。
【図2】本発明の自動車の成形天井用芯材の製造工程
図。
図。
【図3】本発明の自動車の成形天井用芯材の製造工程
図。
図。
【図4】本発明の自動車の成形天井用芯材の他の実施形
態を示した製造工程図。
態を示した製造工程図。
【図5】従来の自動車の成形天井用芯材の層構造の説明
図。
図。
1 熱成形用板状ウレタンフォーム 2 ポリカーボネートフイルム 3 不織布 5 加熱装置 6 冷間成形機 8 芯材 9 表皮材 20 押出成形機 22 芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 25/00 B62D 25/00
Claims (3)
- 【請求項1】 熱成形用板状ウレタンフォームの両面に
ポリカーボネートフイルムをラミネートしてなることを
特徴とした自動車の成形天井用芯材。 - 【請求項2】 熱成形用板状ウレタンフォームの両面に
ポリカーボネートフイルムをラミネートし、該ポリカー
ボネートフイルムの溶融によって不織布を接着してなる
ことを特徴とした自動車の成形天井用芯材。 - 【請求項3】 押出成形機から押出された直後のポリカ
ーボネートフイルムを熱成形用板状ウレタンフォームの
両面にラミネートすることを特徴とした自動車の成形天
井用芯材の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30683095A JP3563181B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 自動車の成形天井用芯材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30683095A JP3563181B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 自動車の成形天井用芯材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123323A true JPH09123323A (ja) | 1997-05-13 |
JP3563181B2 JP3563181B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=17961778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30683095A Expired - Fee Related JP3563181B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 自動車の成形天井用芯材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3563181B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030090242A (ko) * | 2002-05-21 | 2003-11-28 | 정동수 | 탑차용 샌드위치 패널 |
JP2014051114A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Inoac Corp | 車両用天井内装材 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP30683095A patent/JP3563181B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030090242A (ko) * | 2002-05-21 | 2003-11-28 | 정동수 | 탑차용 샌드위치 패널 |
JP2014051114A (ja) * | 2012-09-05 | 2014-03-20 | Inoac Corp | 車両用天井内装材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3563181B2 (ja) | 2004-09-08 |
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Date | Code | Title | Description |
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