JPH09121939A - 多機能を有する化粧用紙 - Google Patents
多機能を有する化粧用紙Info
- Publication number
- JPH09121939A JPH09121939A JP8173100A JP17310096A JPH09121939A JP H09121939 A JPH09121939 A JP H09121939A JP 8173100 A JP8173100 A JP 8173100A JP 17310096 A JP17310096 A JP 17310096A JP H09121939 A JPH09121939 A JP H09121939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intermediate layer
- decorative paper
- layer
- pulp
- protective layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sanitary Thin Papers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
脂と同時に汗も拭き取ることができるようにする。 【解決手段】 本発明の多機能を有する化粧用紙1は、
植物繊維パルプと高吸水性繊維材料とを主成分とする中
間層2と、植物繊維パルプを主成分とする保護層3とを
具えて成り、前記中間層2を挟んでその両面に前記保護
層3を個別に設けることにより、三層積層構造を形成す
るという構成を有し、このような構成を手段として前記
課題の解決を図っている。
Description
面に分泌された皮脂や汗を拭き取るのに利用される吸汗
性機能を有した多機能を有する化粧用紙に関するもので
ある。
く存在し、特に額部、鼻の周辺などに集中している。分
泌される皮脂量は、性別、年齢、体調、季節等によって
異なるが、一般的な20歳前後の女性の場合、前額部
で、2時間当たり1.0g/m2(夏場)〜0.6g/
m2 (冬場)程度と言われている。皮脂はトリグリセラ
イド、ワックスエステル、脂肪酸等で構成されており、
皮膚の乾燥を防ぎ柔軟性を保って弾力性を与え、あるい
は外からの水分、有害物質の浸入を防ぐなどの役割をし
ている。
ギラついたり、また化粧ののりが悪くなったりするた
め、特に化粧をする女性からは嫌われている。化粧用脂
取り紙はこのような女性たちに愛用されているものであ
り、顔にそっと押し当て、軽く拭くことによって皮脂を
拭き取ることができ、各種のものが市販されている。
は白色の坪量15〜30g/m2 の薄葉紙であり、繊維
原料としては木材パルプのほかにマニラ麻等の非木材パ
ルプ、ポリエチレン等の合成繊維等が使用されている。
また紙の吸脂性を高めたり、皮脂の取れ感を高めたり、
紙の柔軟性を高めたりする目的で、タルクや炭酸カルシ
ウム等の無機填料を配合したもの、スーパーキャレンダ
ー加工等による高密度化処理が施されているものなどが
ある。
5−18392号、特開平5−337009号などで
は、シリカ、タルク、炭酸カルシウム等の無機填料を内
添あるいは表面塗工により紙に添加することにより吸脂
性や拭き取り効果の高い化粧用脂取り紙が得られるとし
ている。また特公昭56−8606号、実公平3−19
834号、実公平4−45591号、特開平2−292
22号などでは、吸脂性、拭き取り効果、シートの柔軟
性などを高めるためにポリオレフィン等の合成パルプ、
合成繊維の配合が効果があるとしている。更に特開平6
−319664号では、植物繊維に合成パルプを配合
し、無機填料を5〜50部内添して得られた紙を緊度
0.7g/cm3 以上にすることを述べている。
紙は、主に吸脂性、皮脂の取れ感、シートの柔軟性など
について改良が加えられているのみであり、新しい機能
を付与した例は少なく、化粧用殺菌剤を含ませた化粧用
脂取り紙が実公平3−19834号に開示されている程
度である。次にこのような従来の技術の抱える問題点、
すなわち本発明が解決しようとする課題について説明す
る。顔面には皮脂腺だけでなく汗腺も多く存在してお
り、皮脂と同時に汗も分泌されている。汗は皮脂と異な
り絶えず分泌され、平常時の分泌量は比較的少なく、ガ
ス体となって揮散してしまう程度であるが、分泌量が多
くなると皮膚表面で滴状となり、目で見えるようにな
る。また汗は皮脂腺から分泌された皮脂と混ざり、皮脂
が皮膚表面に広がるのを助け、促進する役割をしてい
る。
性にとっては不快であるため、化粧用脂取り紙で皮脂を
拭き取る際、汗も同時に吸収できる機能が望まれてい
る。しかしこのような吸汗機能を積極的に付与した化粧
用脂取り紙は、従来の市販品にも、また上記公知文献に
も見当たらない。
や皮脂の取れ感やシートの柔軟性を高めるためには、ス
ーパーキャレンダー加工等による高密度化処理、疎水性
を有するポリエチレン合成繊維等の配合、タルク等の無
機填料の表面塗工などが効果的であるとされている。し
かし汗の成分は、水:99%、塩分:0.2〜0.5
%、乳酸:0.1%、その他:尿素等、というように大
部分が水である。そのためこのような対策はシート中の
空隙の減少、シートの親水性の低下、シート表面の緻密
化を招き、吸汗性付与という立場から見ると、むしろ逆
の対策となっており、この点において早急の解決が望ま
れていた。
充分に認識し、案出されたものであって、上記課題の解
決を図るべく、吸脂性材料に吸水性材料を付加する構成
とするとともに、これらを積層する構造とすることで、
本来の機能である吸脂性に新たな機能である吸汗性を付
与するようにした新規な多機能を有する化粧用紙を提案
するものである。
多機能を有する化粧用紙は、植物繊維パルプと、高吸水
性繊維材料とを主成分とする中間層と、植物繊維パルプ
を主成分とする保護層とを具えて成り、前記中間層を挟
んでその両面に前記保護層を個別に設けることにより、
三層積層構造を形成して成ることを特徴として成るもの
である。これにより高吸水性繊維材料の存在により、中
間層において高い吸汗作用が発揮されるほか、この中間
層の両面に設けられた保護層の存在により使用に耐え得
る機械的強度を付与され、更に吸脂性及び皮脂の取れ感
も向上する。
紙は、前記要件に加え、前記中間層の坪量は3〜20g
/m2 であり、なお且つ前記保護層の坪量は3〜10g
/m2 の範囲内に設定されていることを特徴として成る
ものである。これにより中間層にあっては、均一なシー
ト形成が可能な適度な厚さとなり、吸汗性及び柔軟性も
良好となる。一方、保護層にあっては、均一なシート形
成が可能な適度な厚さとなり、機械的強度、通汗性及び
柔軟性も良好となる。
粧用紙は、前記要件に加え、前記中間層と保護層とによ
る三層積層構造は、個別の抄紙原料の抄き合わせにより
形成されることを特徴として成るものである。これによ
り中間層と、その両面に積層される保護層との結合が強
固となるほか、保護層から中間層への汗の流入も何ら阻
害されることなく円滑に行われる。
粧用紙は、前記要件に加え、前記中間層の主成分の一つ
である高吸水性繊維材料は、繊維状カルボキシメチルセ
ルロース塩に対してカチオン性水溶性高分子樹脂を添加
することにより、前記繊維状カルボキシメチルセルロー
ス塩の少なくとも一部に高分子電解質錯体を形成したも
のであることを特徴として成るものである。これにより
優れた吸汗作用が発揮されることに加えて繊維状という
こともあって、吸水後も膨潤体として形状を維持でき、
それ自体が溶出したり、ホケたりすることもない。なお
ここで「ホケ」とは、繊維が毛羽立ちまたは脱落するこ
とを意味する。
粧用紙は、前記要件に加え、前記保護層には、ポリアミ
ンポリアミドエピクロルヒドリン樹脂が内添または塗工
されていることを特徴として成るものである。これによ
り湿潤紙力が向上し、上記中間層及び保護層の有する作
用が余すことなく発揮される。
粧用紙は、前記要件に加え、前記中間層と保護層とのい
ずれか一方、または双方には、顔料または染料が内添ま
たは塗工されることにより着色が施されていることを特
徴として成るものである。これにより上記中間層及び保
護層の有する機能的作用に加え、皮脂や汗の吸収によ
り、吸収部と非吸収部との間にコントラストが生じ、皮
脂や汗の取れ感が視覚的に明確に認識できるようにな
り、このコントラストにより皮脂や汗が取れた満足感を
与えるとともに、意匠性の付与といった新たな作用が付
加される。
粧用紙は、前記要件に加え、透かし模様の形成加工、ク
レープ加工またはエンボス加工のいずれか一つ、あるい
はこれらの二種の組み合わせ、またはこれらのすべてを
施すことにより形成されていることを特徴として成るも
のである。これにより上記中間層及び保護層の有する機
能的作用に加え、多機能を有する化粧用紙全体の柔軟性
の向上及び意匠性の付与といった新たな作用が付加され
る。そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段とし
て、前記課題の解決が図られるものである。
本発明の多機能を有する化粧用紙について具体的に説明
する。なお以下の説明にあたっては、まず図1に示す模
式図を使用して本発明の多機能を有する化粧用紙の基本
的構成について説明し、次いで当該構成を具現化した五
つの実施例並びにこれらの実施例の効果を確認するため
に設けた六つの比較例について表1を参照しながらその
構成並びに比較結果に言及する。
の多機能を有する化粧用紙であって、皮膚表面H上に分
泌した皮脂O及び汗Wを拭き取るために使用されるもの
であって、以下のような構成を有する。すなわちこのも
のは植物繊維パルプと高吸水性繊維材料とを主成分とす
る中間層2と、植物繊維パルプを主成分とする保護層3
とを基本的に具えて成る。そして保護層3は中間層2を
挟んでその両面に個別に設けられるものであって、全体
として三層積層構造を形成している。
を用い、これらを抄き合わせることにより前記三層積層
構造を形成したものを開示する。もちろんこのような抄
き合わせのほか、プレス機等を使用した圧着や通水性接
着剤等を使用しての接着等、適宜の他の積層手段を採用
することも可能である。
パルプ及び高吸水性繊維材料、保護層3の主成分である
植物繊維パルプについて詳細に説明する。まず保護層3
の主成分である植物繊維パルプについて説明する。この
ものとしては、木材パルプ、マニラ麻パルプ、ケナフパ
ルプなどの植物繊維パルプが適用でき、これらの一つを
単独、あるいはこれらの幾つかを混合して使用する。な
お所望の吸汗性が得られる範囲内でポリエチレン、ポリ
エステル、アクリル、レーヨンなどの合成繊維、半合成
繊維(複合繊維も含む)を配合することも可能である
し、この他タルク、炭酸カルシウムなどの無機填料、ナ
イロン微粉体、中空ポリマー粉体などの有機粉体、ポリ
アミンポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、尿素−メラ
ミン樹脂などの湿潤紙力向上剤、カチオン澱粉、ポリア
クリル酸ソーダなどの乾燥紙力向上剤、グリセリン、ポ
リエチレングリコールなどの柔軟剤、保湿剤等を内添あ
るいは塗工方式によって付与したり、染料、顔料等によ
り染色することも可能である。なお上記保護層3は中間
層2を挟んでその両面に設けられ、これら二層の成分は
上記範囲内であれば同一の構成とすることも可能である
し、異なる構成とすることも可能である。また着色につ
いても、二層が同一でも、異なっても構わない。更に一
方のみを着色、他方を無着色とすることも可能である
し、二層に着色を施す場合にあっても、一方を濃色、他
方を淡色としたり、二層の各々の色相、明度、彩度の一
部ないしはすべてを異ならせてもよく、これらの構成を
適宜組み合わせることも可能である。因みにこのような
構成をとった場合には、多機能を有する化粧用紙1の意
匠性の格段の向上が期待できる。
護層3は中間層2における高吸水性繊維材料がホケて皮
膚表面Hに転移することを防ぐ保護機能、中間層2への
通水機能を有するほか、それ自体が吸脂層、吸汗層とし
ても機能する。各保護層3の坪量は3〜10g/m2 が
良く、好ましくは4〜6g/m2 に設定する。因みに3
g/m2 未満では層が薄過ぎ、均一なシート形成は難し
く、また強度が弱過ぎるため保護層3としては適さず、
一方、10g/m2 を超える場合は強度的には充分であ
るが、通水性、シートの柔軟性の点から好ましくはな
い。
プ及び高吸水性繊維材料について説明する。このうち高
吸水性繊維材料としては繊維状カルボキシメチルセルロ
ース塩(以下必要に応じて「繊維状CMC塩」と略称を
用いる)に対してカチオン性水溶性高分子樹脂を添加す
ることにより、前記繊維状CMC塩の少なくとも一部に
高分子電解質錯体を形成したものを使用する。ここで
「CMC塩」とは、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウ
ム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、アンモニウム
塩、あるいはメチルアミン、エタノールアミン等のアミ
ン塩を意味する。
用されるカチオン性水溶性高分子樹脂としては、アイオ
ネンポリマー、ポリエチレンイミン、ポリアミン樹脂、
ポリアミンポリアミド樹脂等が使用でき、そのカチオン
当量としては0.1〜20ミリ当量/gのものが望まし
い。繊維状CMC塩のエーテル化度としては0.1〜
1.0が望ましく、それに対するカチオン性水溶性高分
子樹脂の添加量としては繊維状CMC塩のアニオン当量
の0.1〜100%のカチオン当量になるように添加す
るのが望ましい。
高分子電解質錯体が形成された繊維状CMC塩のほか
に、中間層2の補強を目的に木材パルプ、マニラ麻パル
プなどの植物繊維パルプが単独あるいは混合し配合され
る。中間層2における、その一部に高分子電解質錯体が
形成された繊維状CMC塩の存在割合は10〜80%が
良く、好ましくは20〜50%が良い。因みにその一部
に高分子電解質錯体が形成された繊維状CMC塩の存在
割合が10%未満の場合は、充分な吸水機能が得られ
ず、また80%を超えると吸水膨潤後の中間層2の強度
が弱過ぎるため好ましくない。なお中間層2にはこの他
に所望の吸汗性が得られる範囲内でポリエチレン、ポリ
エステル、アクリル、レーヨンなどの合成繊維、半合成
繊維(複合繊維も含む)を配合することも可能である
し、この他、タルク、炭酸カルシウムなどの無機填料、
ナイロン微粉体、中空ポリマー粉体などの有機粉体、カ
チオン澱粉、ポリアクリル酸ソーダなどの乾燥紙力向上
剤、グリセリン、ポリエチレングリコールなどの柔軟
剤、保湿剤等を内添あるいは塗工によって付与したり、
染料、顔料等により染色することも可能である。
間層2は高吸水性繊維材料の存在により高い吸汗機能を
有するほか、植物繊維パルプの存在により前記保護層3
と同様の吸脂機能、吸水機能も発揮される。また中間層
2の坪量としては、3〜20g/m2 が良く、好ましく
は5〜15g/m2 に設定する。因みに3g/m2 未満
では層が薄過ぎ、均一なシート形成が難しく、また吸水
性も低くなり吸汗層としては適さない。一方、20g/
m2 を超える場合は吸水性は充分であるが、シートの柔
軟性の点から好ましくはない。
はこのような中間層2に対して、中間層2を挟んでその
両面に保護層3を個別に設けることにより、三層積層構
造を形成して成る。一例としてこれら各層は三層抄き合
わせ抄紙機により形成されるものであって、積層後にお
いて中間層2または保護層3のいずれか一方または双方
に顔料または染料を内添または塗工して着色を施すよう
にすることも可能である。また例えば抄紙工程において
透かし模様の形成加工を施すことも可能である。すなわ
ち本発明の多機能を有する化粧用紙1は三層積層構造を
形成して成るため、一例として中間層2に部分的に凹部
や孔を形成しておき、このような中間層2に対して保護
層3を積層して、これにより透かし模様を表出するよう
にすることも可能である。因みにこのような透かし模様
の形成加工を施した場合には、趣を異にする特異な意匠
性を本発明の多機能を有する化粧用紙1に付与すること
が可能となる。更に必要に応じて例えば抄紙後におい
て、所望の吸水性を損なわない範囲内でスーパーキャレ
ンダー加工等の高密度化処理を行うことも可能である
し、クレープ加工やエンボス加工等を行い、柔軟性また
は別途の意匠性を付与するようにすることも可能であ
る。
する化粧用紙1の五つの具体的実施例を六つの比較例と
対比して説明する。表1に本発明に係る実施例を五つ挙
げ、実施例1〜5として示した。また比較例を六つ挙
げ、比較例1〜6として示し対比した。なお本実施例で
使用した評価方法を下記に示した。また以下の評価確認
の実験はすべて20℃、65%RHの環境下で実施し
た。
/20の混合油液を用い、疑似皮脂の紙サンプルへの転
移は印刷適性試験機「RIテスター」(明製作所製)を
用いて行った。すなわち疑似皮脂0.5mlをRIテス
ターの印刷ロール上に取り、2分間練って印刷ロール上
に均一に油膜を形成させた後、印刷をする要領でサンプ
ル上に疑似皮脂を転移させた。 吸脂量 疑似皮脂転移前後のサンプルの重量差をもって吸脂量と
した(下記数1参照)。
ル重量(g/m2 )−疑似皮脂転移前のサンプル重量
(g/m2 )
差を測色計「SMカラーコンピューターSM−4−C
H」(スガ試験機製)で測定することによって行った。
すなわち裏当てに白色板を用いて疑似皮脂転写前後のサ
ンプルの色差ΔEW を五枚重ねで測定し、また裏当てを
黒色板に替えて同様に色差ΔEB を測定し、両者の色差
の和をもって皮脂の取れ感とした(下記数2参照)。
する。
疑似汗として、JISP−8141「紙のクレム法によ
る吸水度試験方法」に準拠して1分後の吸水度(mm)
を測定することにより評価した。なおこの評価では数値
が高いほど吸水性が良いことを意味する。
て、実際に顔(前額部)に当てて使用し、使用後のサン
プル表面の繊維のホケ具合を目視で観察した。なお、ホ
ケやすさの評価方法としては、○=全くホケない、△=
ややホケる、×=ホケるという三種の判定基準を設け、
これによりホケやすさを評価した。
た。なお比較例1は市販品Aと、比較例2は市販品B
と、比較例3は市販品Cとそれぞれ対応する。また構成
材料を分析した結果、市販品A(茶色)はマニラ麻、市
販品B(ピンク)はポリエチレン繊維とマニラ麻、市販
品C(ピンク)は木材パルプとマニラ麻とタルクとから
成っていた。市販品の吸脂量は2.1〜2.5g/
m2 、ΔEは10.4〜24.0程度であった。吸水性
は2〜3mmと低い値であった。
プとマニラ麻パルプを50:50の配合で混合し、湿潤
紙力向上剤としてポリアミンポリアミドエピクロルヒド
リン樹脂(日本PMC株式会社製WS−570)を対パ
ルプ1.5%添加して、坪量20g/m2 のシートを作
製した。色は、顔料を使用して青色とし、また後加工で
スーパーキャレンダー処理を行い、シート密度を0.7
g/cm3 前後にした。このものの吸脂量は2.2g/
m2 、ΔEは19.8、吸水性は3mmであった。
MCのナトリウム塩(ニチリン化学株式会社製、エーテ
ル化度0.43)を80:20の配合で混合し、更に繊
維状CMCのナトリウム塩と高分子電解質錯体を形成さ
せるためにポリアミン樹脂(住友化学工業株式会社製、
スミレーズレジンFR−2P)を繊維状CMCのナトリ
ウム塩に対して5%添加して、坪量20g/m2 のシー
トを作製した。その他の条件は比較例4と同様である。
このものは吸脂性、皮脂の取れ感は比較例1〜3の市販
品並みであった。また吸水性は14mmと高い値を示し
たものの繊維がホケやすかった。
ミドエピクロルヒドリン樹脂を対原料2%添加して坪量
20g/m2 のシートを作製した。その他の条件は比較
例5と同様である。ポリアミンポリアミドエピクロルヒ
ドリン樹脂の添加により吸水度が低下し、また繊維のホ
ケやすさは若干改良された程度であった。
ルプに繊維状CMCのナトリウム塩を80:20の割合
で配合し、更に繊維状CMCのナトリウム塩に高分子電
解質錯体を形成させるために比較例5と同様のポリアミ
ン樹脂を繊維状CMCのナトリウム塩に対して5%添加
した原料を準備した。また保護層3用として、叩解度4
20mlCSFのマニラ麻パルプに比較例4で使用した
ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリン樹脂を対パル
プ2%添加した原料を準備した。これらの原料を用いて
保護層3の坪量5g/m2 、中間層2の坪量10g/m
2、保護層3の坪量5g/m2 の合計坪量20g/m2
の三層抄きシートを作製した。色は顔料を使用して各層
とも青色とし、またスーパーキャレンダー処理によりシ
ート密度を0.7g/cm3 前後とした。このものの吸
脂量、皮脂の取れ感は一層抄きの比較例5〜6よりも高
い値を示した。一方、三層抄きにより吸水度は14mm
と高い値を維持したまま、繊維のホケやすさは問題ない
レベルまで改良された。
の配合比率を60:40(実施例2)及び50:50
(実施例3)と変化させ、その他の条件は実施例1と同
様にしてシートを作製した。その結果、吸脂性、吸水性
ともに実施例1と同様の結果であった。
をマニラ麻パルプ(叩解度420mlCSF)に変更
し、その他は同じとした。保護層3は、実施例4では針
葉樹パルプ:広葉樹パルプ=25:75(混合叩解、叩
解度550mlCSF)とし、実施例5ではマニラ麻パ
ルプ(叩解度420mlCSF)とした。その他の条件
は実施例1と同様にしてシートを作製した。この場合で
も実施例1〜3と同様の結果が得られた。
して以下のような実施例を採用することも可能である。
すなわち前記実施例1において、中間層2を形成する際
に孔径5〜10mmの円形状の孔を中間層2に多数形成
しておき、この中間層2を用いて実施例1と同様に三層
抄きシートを作製した。これにより透かし模様を有する
多機能を有する化粧用紙1が得られ、多機能を有する化
粧用紙1には水玉模様の外観を呈した趣を異にする特異
な意匠性が付与された。
従来品並みの吸脂性や皮脂の取れ感を有していると同時
に、吸水性に優れ、高い吸汗機能を有している。そのた
め本発明の多機能を有する化粧用紙1の使用により、従
来品では不充分であった特に汗ばみやすい梅雨から夏場
における使用でも、皮脂Oと同時に汗Wも皮膚表面Hか
ら充分に拭き取ることができ、今までにないクレンジン
グ感が期待できる。
す骨格的縦断側面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 植物繊維パルプと、高吸水性繊維材料と
を主成分とする中間層と、植物繊維パルプを主成分とす
る保護層とを具えて成り、前記中間層を挟んでその両面
に前記保護層を個別に設けることにより、三層積層構造
を形成して成ることを特徴とする多機能を有する化粧用
紙。 - 【請求項2】 前記中間層の坪量は3〜20g/m2 で
あり、なお且つ前記保護層の坪量は3〜10g/m2 の
範囲内に設定されていることを特徴とする請求項1記載
の多機能を有する化粧用紙。 - 【請求項3】 前記中間層と保護層とによる三層積層構
造は、個別の抄紙原料の抄き合わせにより形成されるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の多機能を有する
化粧用紙。 - 【請求項4】 前記中間層の主成分の一つである高吸水
性繊維材料は、繊維状カルボキシメチルセルロース塩に
対してカチオン性水溶性高分子樹脂を添加することによ
り、前記繊維状カルボキシメチルセルロース塩の少なく
とも一部に高分子電解質錯体を形成したものであること
を特徴とする請求項1、2または3記載の多機能を有す
る化粧用紙。 - 【請求項5】 前記保護層には、ポリアミンポリアミド
エピクロルヒドリン樹脂が内添または塗工されているこ
とを特徴とする請求項1、2、3または4記載の多機能
を有する化粧用紙。 - 【請求項6】 前記中間層と保護層とのいずれか一方、
または双方には、顔料または染料が内添または塗工され
ることにより着色が施されていることを特徴とする請求
項1、2、3、4または5記載の多機能を有する化粧用
紙。 - 【請求項7】 前記多機能を有する化粧用紙は、透かし
模様の形成加工、クレープ加工またはエンボス加工のい
ずれか一つ、あるいはこれらの二種の組み合わせ、また
はこれらのすべてを施すことにより形成されていること
を特徴とする請求項1、2、3、4、5または6記載の
多機能を有する化粧用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17310096A JP3711477B2 (ja) | 1995-07-19 | 1996-06-12 | 多機能を有する化粧用紙 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-205422 | 1995-07-19 | ||
JP20542295 | 1995-07-19 | ||
JP17310096A JP3711477B2 (ja) | 1995-07-19 | 1996-06-12 | 多機能を有する化粧用紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09121939A true JPH09121939A (ja) | 1997-05-13 |
JP3711477B2 JP3711477B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=26495214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17310096A Expired - Lifetime JP3711477B2 (ja) | 1995-07-19 | 1996-06-12 | 多機能を有する化粧用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3711477B2 (ja) |
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10313941A (ja) * | 1997-05-20 | 1998-12-02 | Takaoka Shoji Kk | 脂取り紙およびその製造法 |
JPH1132835A (ja) * | 1997-07-16 | 1999-02-09 | Takaoka Shoji Kk | 脂取り紙およびその製造法 |
JPH11137336A (ja) * | 1997-11-10 | 1999-05-25 | Daifuku Seishi Kk | 化粧用あぶら取り紙及びその製造方法 |
JPH11178636A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Daifuku Seishi Kk | 化粧用あぶら取り紙及びその製造方法 |
JPH11310514A (ja) * | 1998-02-24 | 1999-11-09 | Kao Corp | 皮脂選択除去方法 |
JP2000282387A (ja) * | 1999-03-18 | 2000-10-10 | Technocell Dekor Gmbh & Co Kg | 化粧紙ベース |
JP2001019633A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-01-23 | Kao Corp | 身体清浄用シート |
JP2003061857A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-04 | Daio Paper Corp | 化粧用脂取り紙 |
JP2004073886A (ja) * | 2003-10-28 | 2004-03-11 | Daifuku Paper Mfg Co Ltd | 化粧用あぶら取り紙及びその製造方法 |
JP2004209082A (ja) * | 2003-01-07 | 2004-07-29 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙および衛生薄葉紙ロール |
JP2004534156A (ja) * | 2001-06-05 | 2004-11-11 | バックマン・ラボラトリーズ・インターナショナル・インコーポレーテッド | 重合体クレーピング接着剤類および当該接着剤類を用いるクレーピング方法 |
JP2004337263A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Skill Print Kk | 脂取り紙の製本方法 |
JP2006068296A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙 |
JP2006095233A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Daio Paper Corp | 家庭用衛生薄葉紙 |
JP2006334326A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Daio Paper Corp | 水解性衛生紙 |
WO2007034855A1 (ja) * | 2005-09-21 | 2007-03-29 | Daio Paper Corporation | 衛生薄葉紙 |
JP2007190146A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Mishima Paper Co Ltd | 脂取り紙 |
JP2008081892A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉用紙 |
JP2008095223A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Sanwa Seishi Kk | 化粧品向け不織布 |
JP2010115352A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Oji Nepia Co Ltd | 吸収性物品 |
JP2010202990A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙 |
JP2018044261A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 日本製紙クレシア株式会社 | 複合型不織布およびその製造装置 |
WO2018088179A1 (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 日本製紙パピリア株式会社 | 水分散性シート |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17310096A patent/JP3711477B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10313941A (ja) * | 1997-05-20 | 1998-12-02 | Takaoka Shoji Kk | 脂取り紙およびその製造法 |
JPH1132835A (ja) * | 1997-07-16 | 1999-02-09 | Takaoka Shoji Kk | 脂取り紙およびその製造法 |
JPH11137336A (ja) * | 1997-11-10 | 1999-05-25 | Daifuku Seishi Kk | 化粧用あぶら取り紙及びその製造方法 |
JPH11178636A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Daifuku Seishi Kk | 化粧用あぶら取り紙及びその製造方法 |
JPH11310514A (ja) * | 1998-02-24 | 1999-11-09 | Kao Corp | 皮脂選択除去方法 |
JP2000282387A (ja) * | 1999-03-18 | 2000-10-10 | Technocell Dekor Gmbh & Co Kg | 化粧紙ベース |
JP2001019633A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-01-23 | Kao Corp | 身体清浄用シート |
JP2004534156A (ja) * | 2001-06-05 | 2004-11-11 | バックマン・ラボラトリーズ・インターナショナル・インコーポレーテッド | 重合体クレーピング接着剤類および当該接着剤類を用いるクレーピング方法 |
JP2003061857A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-04 | Daio Paper Corp | 化粧用脂取り紙 |
JP2004209082A (ja) * | 2003-01-07 | 2004-07-29 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙および衛生薄葉紙ロール |
JP2004337263A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Skill Print Kk | 脂取り紙の製本方法 |
JP2004073886A (ja) * | 2003-10-28 | 2004-03-11 | Daifuku Paper Mfg Co Ltd | 化粧用あぶら取り紙及びその製造方法 |
JP2006068296A (ja) * | 2004-09-02 | 2006-03-16 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙 |
JP2006095233A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Daio Paper Corp | 家庭用衛生薄葉紙 |
JP2006334326A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Daio Paper Corp | 水解性衛生紙 |
WO2006132149A1 (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Daio Paper Corporation | 水解性衛生紙 |
WO2007034855A1 (ja) * | 2005-09-21 | 2007-03-29 | Daio Paper Corporation | 衛生薄葉紙 |
JP2007190146A (ja) * | 2006-01-18 | 2007-08-02 | Mishima Paper Co Ltd | 脂取り紙 |
JP2008081892A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉用紙 |
JP2008095223A (ja) * | 2006-10-10 | 2008-04-24 | Sanwa Seishi Kk | 化粧品向け不織布 |
JP2010115352A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Oji Nepia Co Ltd | 吸収性物品 |
JP2010202990A (ja) * | 2009-02-27 | 2010-09-16 | Daio Paper Corp | 衛生薄葉紙 |
JP2018044261A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 日本製紙クレシア株式会社 | 複合型不織布およびその製造装置 |
WO2018088179A1 (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 日本製紙パピリア株式会社 | 水分散性シート |
JPWO2018088179A1 (ja) * | 2016-11-09 | 2019-09-26 | 日本製紙パピリア株式会社 | 水分散性シート |
US11052694B2 (en) | 2016-11-09 | 2021-07-06 | Nippon Paper Papylia Co., Ltd | Water-dispersible sheet |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3711477B2 (ja) | 2005-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09121939A (ja) | 多機能を有する化粧用紙 | |
CN101981254B (zh) | 包括至少一个图案层的卫生或擦拭产品及用于形成图案层的方法 | |
JP6034004B2 (ja) | トイレットペーパー | |
CN1714183A (zh) | 具有图案标记的非织造制品 | |
WO2020022383A1 (ja) | 肌貼付用フィルム、および、転写シート | |
JPH06319664A (ja) | 化粧用脂取り紙 | |
JP3647909B2 (ja) | 化粧用脂取り紙 | |
KR100814997B1 (ko) | 화장 종이 | |
JP2001211934A (ja) | 化粧用脂取り紙 | |
JP3524325B2 (ja) | 化粧用脂取り紙 | |
JP3118216B2 (ja) | 化粧用脂取り紙 | |
JP4668456B2 (ja) | 皮膚清拭用化粧用紙 | |
JP4919219B2 (ja) | 化粧用脂取紙 | |
JP3019249B2 (ja) | 高吸油化粧用脂取り紙及びその製造方法 | |
JP2001145517A (ja) | 化粧用脂取り紙 | |
JP4906997B2 (ja) | 脂取り用の高級化粧紙 | |
JPH09224868A (ja) | 抗菌化粧紙及びその製造方法 | |
JP2006167030A (ja) | 化粧用脂取り紙 | |
JP4913414B2 (ja) | 脂取り紙 | |
CN1856621A (zh) | 含有离散非语言提示的纤维状结构产品 | |
JP4551098B2 (ja) | 撥水層と吸水層を併せ持つコンビネーション紙 | |
JP2984101B2 (ja) | 意匠紙の製造方法 | |
JP2003204825A (ja) | 化粧用脂取り紙 | |
KR20190106295A (ko) | 마스크팩용 시트 및 마스크팩용 시트의 제조방법 | |
JP3116022B2 (ja) | 脂取り紙およびその製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050401 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080826 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090826 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100826 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110826 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120826 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130826 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |