JP2006095233A - 家庭用衛生薄葉紙 - Google Patents

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【課題】水分の吸収時に変色することで、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようにした家庭用衛生薄葉紙を提供する。
【解決手段】家庭用衛生薄葉紙に、水分検知指示薬又はpH中和域で変色を示す酸−塩基性指示薬を塗布し、又は吸水によって滲みが生じるインクによって塗布を行い、或いは吸水によって滲みの生じないインクによる塗布に重ねて、前記滲みの生じないインクと異色であって、吸水によって溶出が生じるインクによる塗布を施すようにする。前記家庭用衛生薄葉紙は、2ply以上とし、表層1,2の外面以外の面に前記塗布処理を行うのが望ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ティッシュペーパー、ロールペーパー、ちり紙等の家庭用衛生薄葉紙に係り、詳しくは鼻水や汚れの拭き取り時に、拭き取り具合を視覚的に確認できるようにした衛生薄葉紙に関する。
従来より、家庭用衛生薄葉紙として、ティッシュペーパー等が市場に多く提供されている。この種の衛生薄葉紙は、例えば風邪などの際に鼻をかんだりする他、汚れを拭き取ったり、化粧落しなどに使用されている。
これまで市場に提供されてきた家庭用衛生薄葉紙は、主として手触り感や吸水性を向上させることに重点が置かれて開発等がなされてきたが、近年は衛生薄葉紙に対して、種々の機能を持たせるようにしたものも幾つか開発されている。
例えば、下記特許文献1では、鼻の粘膜が炎症を起こして痛み等の不快感が生じるので、これを和らげるために、爽快な香りを有するメントールおよびユーカリ油を原紙に対して含浸させた香料成分入りティッシュが提案されている。また、下記特許文献2では、メントール等の香料成分をマイクロカプセル内に封入するとともに、前記マイクロカプセルをローション中に分散させ、原紙に塗布したローションティッシュペーパーが提案されている。
さらに、下記特許文献3では、ウイルスを殺菌するため、抗ウイルス剤としてピロリドンカルボン酸を含浸させたティッシュ紙が提案されている。
実公平4−50861号公報 特表平10−510839号公報 特表2003−512542号公報
しかしながら、前述のように、市場には種々の衛生薄葉紙が提供されているけれども、鼻をかんだり、汚れを拭き取った際に、その吸水量や吸水効果を視覚的に知覚し得るものは存在しなかった。
そこで本発明の主たる課題は、水分の吸収時に変色することで、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようにした家庭用衛生薄葉紙を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、薄葉紙に対して、視覚的に吸水状態を確認できる吸水変状処理を施してあることを特徴とする家庭用衛生薄葉紙が提供される。
上記請求項1記載の発明によれば、視覚的に吸水状態を確認できる吸水変状処理を施したため、鼻をかんだり、汚れを拭き取った際に、その吸水量や吸水効果を明確に確認できるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記吸水変状処理は、水分検知指示薬又はpH中和域で変色を示す酸−塩基性指示薬の塗布処理である請求項1記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。
上記請求項2記載の発明によれば、鼻をかんだり、汚れ(液体)を拭き取ったりした際に、吸収した水分によって、紙に変色が起こるため、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようになる。
請求項3に係る本発明として、前記吸水変状処理は、吸水によって滲みが生じるインクによる塗布処理である請求項1記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。
上記請求項3記載の本発明によれば、鼻をかんだり、汚れ(液体)を拭き取ったりした際に、吸収した水分によって、インク(例えば、水性インク)が滲み出すため、紙に色彩変化が起こり、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようになる。
請求項4に係る本発明として、前記吸水変状処理は、吸水によって滲みの生じないインクによる塗布に重ねて、前記滲みの生じないインクと異色であって吸水によって溶出が生じるインクによる塗布処理である請求項1記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。
上記請求項4記載の本発明によれば、鼻をかんだり、汚れ(液体)を拭き取ったりした際に、吸収した水分によって、上層の溶出が生じるインクによる塗布層が滲み出し、下層の滲みの生じないインクによる塗布層が現れるため、変色によって、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようになる。
請求項5に係る本発明として、前記吸水変状処理は、吸水し難いローション薬液による塗布処理である請求項1記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。
上記請求項5記載の本発明によれば、鼻をかんだり、汚れ(液体)を拭き取ったりした際に、水分によって濡れた部分が視覚的に確認できるようになるが、前記吸水し難いローション薬液を塗布した部分は元の乾燥時の色彩の状態を保持するため、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようになる。
請求項6に係る本発明として、前記家庭用衛生薄葉紙は、2ply以上であり、肌との接触面以外の面に前記吸水変状処理がなされている請求項1〜5いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。
上記請求項6記載の本発明では、前記水分検知指示薬、pH中和域で変色を示す酸塩基性指示薬、溶出が生じるインク等が直接、肌に触れることが無くなり衛生的となる。
請求項7に係る本発明として、前記吸水変状処理は、文字、絵柄による印刷処理、又は所定の面全体への印刷処理である請求項1〜6いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。
上記請求項7記載の発明によれば、水分吸収時に文字又は絵柄、或いは色彩が現れるようになることで、遊び心が増すようになる。
請求項8に係る本発明として、ローション系薬液が12〜160mg/cmの量で塗布されている請求項1〜7いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。ローション系薬液を12〜160mg/cmの割合で塗布することにより、紙にしっとり感をもたせ、肌に潤いを与え保湿感を維持することが可能となる。
請求項9に係る本発明として、摩擦感テスターを用いたオイルKES肌触り指数が6.5以下である請求項1〜8いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。オイルKES肌触り指数を6.5以下にすることで、鼻をかんだときに鼻が赤く(痛く)なり難いものとなる。
請求項10に係る本発明として、JIS L1096ハンドルオメーター法によるソフトネスが0.5〜1.0gである請求項1〜9いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。前記ソフトネスを0.5〜1.0gの範囲とし、紙に柔軟性をもたせるようにするのが望ましい。
請求項11に係る本発明として、JIS P8111で規定する条件で調湿し、JIS P8127で測定した水分率が10〜20%である請求項1〜10いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙が提供される。紙に保湿感をもたせるために、JIS P8127で測定した水分率が10〜20%であることが望ましい。
請求項12に係る本発明として、抗ウイルス剤又は抗細菌剤を含有するとともに、前記請求項1〜7いずれかに記載の吸水変状処理を施してあることを特徴とする家庭用衛生薄葉紙が提供される。
以上詳説のとおり本発明によれば、水分の吸収時に変色することで、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようになる。
本発明に係る衛生薄葉紙は、視覚的に吸水状態を確認できる吸水変状処理を施すことにより、鼻をかんだり、汚れを拭き取った際に、その吸水量や吸水効果を確認できるようにしたものである。
以下、本発明に係る衛生薄葉紙の各形態例について、具体的に詳述する。
〔第1形態例〕
本発明に係るティッシュペーパー等の家庭用衛生薄葉紙は、水分検知指示薬又はpH中和域で変色を示す酸−塩基性指示薬を薄葉紙に塗布することにより、水分の吸収時に変色することで、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようにしたものである。
前記水分検知指示薬としては、例えば塩化コバルトを好適に使用することができる。この塩化コバルトを利用した塩化コバルト紙は、以前より水分の有無を判別する指示薬として利用されており、水分に触れると青色から赤色に変化するようになる。また、前記水分検知指示薬に代えて、pH中和域で変色を示す酸−塩基性指示薬を用いることもできる。この酸−塩基性指示薬としては、粉末或いは結晶状態での色と、水分(中性液)と接触した際の色とが異なるものを選択的に使用することができる。例えば、その一部を下表1に列挙する。
Figure 2006095233
前記塩化コバルトなどの水分検知指示薬又は酸−塩基性指示薬は、衛生薄葉紙の層構成を2ply以上とし、表層の外面以外の面に前記塗布処理によって含有させるようにするのが望ましい。具体的には、図1(A)に示される2plyの薄葉紙の場合には、、上層シート1の内面1及び/又は下層シート2の内面2、或いは肌と接触しない側の外面に対して塗布するようにし、図1(B)に示されるように、3plyの薄葉紙の場合には、最外シート(上下層シート1,2)の内面1、2か、中間シート3の上面及び/又は下面、或いは肌と接触しない側の外面に対して塗布するようにする。
また、塗布方法は、所定の面全面に均一に塗布するようにしてもよいが、遊び心を満足するように、文字や絵柄を描くように塗布するようにしてもよい。塗工方法は、塗工ロール方式とするのが望ましく、より望ましくはグラビア版の塗工ロールと、ゴム胴からなる押圧ロールとを対峙させた塗布装置によるのが望ましい。
前記衛生薄葉紙には、12〜160mg/cmの割合でローション系薬液を塗布するようにしてもよい。前記ローション系薬液が12mg/cm未満の場合は、衛生薄葉紙にしなやかさを出すことができない。一方、160mg/cmを超えると、衛生薄葉紙にべた付き感が生じるので好ましくない。特に、20〜60mg/cmの範囲である場合には、非常に柔らかさが顕著となり、肌に優しく使用感に優れたものとなる。
前記ローション系薬液としては、一般的に使用されているものであればどのようなものであってもよい。具体的には、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトール、マンニトール、トレハロース等の糖類、グルコール系薬剤およびその誘導体、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール、流動パラフィンなどの1種以上を任意の組合せで用いることができる。また、これにグリシン、アスパラギン酸、アルギニン、アラニン、シスチン、システィンなどのアミノ酸、アロエエキス、アマチャエキス、アシタバエキス、カリンエキス、キュウリエキス、スギナエキス、トマトエキス、ノバラエキス、ヘチマエキス、ユリエキス、レンゲソウエキスなどの植物抽出エキスや、オリーブ油、ホホバ油、ローズヒップ油、アーモンド油、ユーカリ油、アボカド油、ツバキ油、大豆油、サフラワー油、ゴマ油、月見草油等の植物油や、ビタミン、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、キトサン、尿素、ハチミツ、ローヤルゼリー、ヒアルロン酸ナトリウム、セラミド、スクワラン、ワセリンなどを配合することができる。
前記ローション系薬液としては、他に柔軟剤や抗酸化剤等を加えることができる。前記柔軟材としては、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤および両性イオン界面活性剤のなかから適宜選択して用いることができ、特にアニオン系界面活性剤が好適である。アニオン系界面活性剤を用いた場合、基材紙のコシ(曲げ硬さ)を低下させることができ、もって保湿剤による潤い感や柔軟材による柔らか感を助長することができる。アニオン系界面活性剤としては、カルボン酸塩系、スルホン酸塩系、硫酸エステル塩系、燐酸エステル塩系などを用いることができる。特にアルキル燐酸エステル塩が好ましい。
前記非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレングリコールモノステアレートなどの多価アルコールモノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロシキ−2−ヒドロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット密ロウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどを用いることができる。
前記カチオン界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩、アミン塩、またはアミンなどをもちいることができる。また、両性イオン界面活性剤としては、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体などを用いることが出来る。
前記抗酸化剤としては、ビタミンC、ビタミンE等を用いることができる。この場合、衛生用紙の保湿、皮膚の酸化防止等の効果が発揮される。特にビタミンC、Eの両方を用いると、ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、ビタミンEの抗酸化作用をより長く維持できるようになる。ビタミンEは還元力の強い成分で、活性酸素・フリーラジカルを消去したり過酸化脂質の発生を防ぐ抗酸化作用がある。よってビタミンEは薬液の安定化剤として機能するとともに、衛生用紙を使用した者の肌に付与されると当該肌の皮脂の酸化防止効果および血行促進効果が発揮される。また保湿機能も有る。一方、ビタミンCはビタミンEと同じく皮脂の抗酸化作用がある。またビタミンCはビタミンEを還元する作用があるため、ビタミンC,Eの両方を用いると、ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、活性酸素などにより酸化されたビタミンEを還元し、ビタミンEの強力な皮脂の抗酸化作用を維持する作用が奏せられる。
一方、前記衛生薄葉紙のオイルKES肌触り指数は6.5以下とするのが望ましい。この測定には、通常のMMD試験機、例えば、図2〜図4に示すように、カトーテック株式会社製の摩擦感テスター「KES SE」の基台上に人工皮革(サプラーレ:旭化成)を敷いて固定するとともに、測定端子Tを人工皮革(サプラーレ:旭化成)にて被覆し、その測定端子の測定面の人工皮革で被覆された部分(接触平面)にオリーブオイル(BOSCOエクストラバージンオイル:日清精油)4mgを均一に塗布し、MMDの測定手順と同様にして行うことができる。詳細には、人工皮革で構成される接触平面は、横断面直径0.5mmにピアノ線からなり、先端の曲率半径が0.25mmの単位膨出部が隣接して有し、全幅が10mmの連続した測定面を有し、その測定面の長さが10mmとされるほぼ10mm四方の測定面を有するMMD測定用端子を、前記人工皮革で被覆して形成することができる。人工皮革による前記端子の被覆は、10mm四方の接触平面が形成されるように端子の測定面に対して人工皮革がぴったりと接触するように、あるいは若干の張力をもたせてぴったりと被覆することにより達成できる。人工皮革を端子に固定するにあたっては、測定時、すなわち紙試料を移動させたときに人工皮革と内部の端子とがずれて人工皮革に接触平面に歪みなどが生じないようにしっかりと固定することが重要である。固定は例えば、前記接触平面が構成されるように前記端子を被覆したのち、接触平面を構成しない部位を輪ゴム等で装置の測定に影響が出ない部位、例えば端子の支持材等にしっかり固定する。また、MMD試験機の基台上には人工皮革を敷いて接着テープ等で固定する。このとき、測定時に歪まないように基台に人工皮革をしっかりと固定することが重要である。また、基台上に敷く人工皮革は、前記接触平面を構成する人工皮革と同じものを用いる。なお、紙試料は、10cm四方に裁断して用い、人工皮革を敷いた基台に固定する。測定に際しては、紙試料の上に試料押さえ用錘(約100g)で押さえる。また、試験機の測定端子への荷重を50gとして人工皮革で構成される接触平面全体が50gf/cmの接触圧で紙試料に接触するようにするが、これは、MMD測定と同様に、円盤状の錘を端子上部に取り付けることで達成できる。もちろん、支持材の一方の端部(紙試料の移動方向と反対の端部)の固定の仕方はMMDの測定に準ずる。測定は、紙試料の縦方向について3回、横方向について3回の計6回を行い、測定値についてはその6回の平均値とする。
さらに、柔軟度に関しては、JIS L1096ハンドルオメーター法によるソフトネスが0.5〜1.0gであることが望ましい。柔軟度においても、ソフトネス測定法(JIS1096 一般織物試験方法6.19剛軟度E法(ハンドルオメータ法)に準拠)を指標値とした場合に、米坪当たりのソフトネスが0.05〜0.08mのものが用いられる。前記ソフトネス試験法はJIS L1096 ハンドルオメーター法による測定方法である。具体的には、ペーパーシート(100×100mm)を一定の隙間(5mm)に押し入れるのに必要な仕事量を測定する原理のハンドルオメーターによる。測定手順は下記の通りである。
(1)ペーパーシート100×100mmに裁断する。
(2)ペーパーシートは加圧板が試料の中心を折り曲げるように受板の上に置く。
(3)試験は縦方向、横方向各4回測定する。
(4)縦横の平均値 縦横各平均値×50÷100
(5)ソフトネス(g)=(縦のソフトネス(g)×横のソフトネス(g))1/2
また、水分率については、JIS P8111で規定する条件で調湿し、JIS P8127で測定した水分率が10〜20%であることが望ましい。従来の衛生薄葉紙に比べて、水分率を高く設定することにより、しっとり感や肌触り性が良好となる。
〔第2形態例〕
上記第1形態例では、水分検知指示薬又はpH中和域で変色を示す酸−塩基性指示薬を用いることにより、水分吸収時に変色を示すようにしたが、吸水によって滲みが生じる、例えば水性インクによって絵柄印刷等を施すことによっても、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようになる。
〔第3形態例〕
更には、吸水によって滲みの生じない、例えば油性インクによる塗布に重ねて、前記油性インクと異色であって、吸水によって溶出が生じる、例えば水性インクによる塗布を施すことによって、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようにしてもよい。例えば、シートに対し、油性インク(赤)で印刷した上に重ねて、水性インク(青)で印刷すると、水に濡れた際に、上層の水性インク(青)は色落ちするが、下層の油性インク(赤)は残ったままであるため、視覚的には吸水により青から赤に変わるようになる。
〔第4形態例〕
さらに、吸水し難いローション薬液によって、絵柄等の印刷を行うことによっても、視覚的に吸水量及び吸水効果を明瞭に知覚できるようになる。通常、ティシューが濡れたとき、濡れたことが目視確認できるが、ローションを塗った部分だけ吸水せずに乾燥時の色が残るため、視覚的に吸水部分を知覚できるようになる。
ところで、本発明に係る衛生薄葉紙の基材としては、公知のものを何ら問題なく使用することができる。特にパルプ原料におけるNBKPは配合率が30.0〜80.0%(JIS P8120)、特に50.0〜70.0%であるものが好ましい。米坪はJIS P8124で10.0〜35.0g/mが望ましい。紙厚は2plyの場合で130〜200μmであるものが望ましい。さらにクレープ率は15.0〜26.0であるのが望ましい。
〔第5形態例〕
以上、鼻をかんだり、汚れを拭き取った際に、その吸水量や吸水効果を視覚的に確認できるようにした前記吸水変状処理の各態様について説明を行ったが、この吸水変状処理は、抗ウイルス剤或いは抗細菌剤を含有する衛生薄葉紙に、抗ウイルス剤或いは抗細菌剤の医薬的効果を擬似的に視認させる効果を成す処理として利用することができる。例えば、特表2003-512542号公報、特表2003-503320号公報、特表2002-505894号公報などでは、抗ウイルス剤を含有するティッシュペーパー製品、抗細菌剤を含有するティッシュペーパー製品が提案されているが、抗ウイルス剤又は抗細菌剤を含有する領域の全部又は一部に重ねて、本発明に係る吸水変状処理を施すことにより、鼻をかんだり、汚れを拭き取った際に、吸水によって紙が変色することにより、擬似的に抗ウイルス剤、抗細菌剤の薬効を確認することが可能となる。
前記抗ウイルス剤としては、例えば同公報において示されるように、ピロリドンカルボン酸を使用することができる。ピロリドンカルボン酸は、ピログルタミン酸とも称され、2つの立体異性体(DとL)を有する。ピログルタミン酸のD立体異性体はD−プロリン、5−オキソ−(+)−2−ピロリドン−5−カルボン酸、(+)−ピログルタミン酸、(R)−2−ピロリドン−5−カルボン酸、5−オキソ−D−プロリン、D−2−ピロリドン−5−カルボン酸、D−ピログルタミン酸、D−ピロリディノンカルボン酸、およびD−ピロリドンカルボン酸である。ピログルタミン酸のL立体異性体はL−プロリン、5−オキソ−(−)−2−ピロリドン−5−カルボン酸、(−)−ピログルタミン酸、(5S)−2−オキソピロリディン−5−カルボン酸、(S)−(−)−2−ピロリドン−5−カルボン酸、(S)−2−ピロリドン−5−カルボン酸、(S)−5−オキソ−2−ピロリディンカルボン酸、(S)−ピログルタミン酸、2−L−ピロリドン−5−カルボン酸、2−ピロリドン−5−カルボン酸、5−カルボキシ−2−ピロリディノン、5−オキソ−L−プロリン、5−オキソプロリン、5−ピロリディノン−2−カルボン酸、グルチミン酸、ピログルタミン酸、L−2−ピロリドン−5−カルボン酸、L−5−カルボキシ−2−ピロリディノン、L−5−オキソ−2−ピロリディンカルボン酸、L−5−オキソプロリン、L−グルタミン酸、ガンマ−ラクタム、L−グルチミン酸、L−グルチミニン酸、L−ピログルタミン酸、L−ピロリディノンカルボン酸、L−ピロリドンカルボン酸、オキソプロリン、PCA、ピドリン酸、ピログルタミン酸、ピロリディノンカルボン酸、ピロリドン−5−カルボン酸およびピロリドンカルボン酸である。
また、別の抗ウイルス剤として、トリカブト、アロエ、距骨、バイカル・スカルキャップ、バルサムノキ、ブラック・カテキュ、キンセンカ、カンゾー、シーダー・リーフ油、キェロキーローズヒップ、シナモン、チョウジ、ヒッチョウカ、エシアセア、エピメヂア、ユーカリ、レンギョウの実、にんにく、ジャイアントノットウィード、ハニーサックル・フラワー、ヒパリクム、ヤナギハッカ、モクレンの花、マヨナラ、はっか、オリーブの葉の抽出物、ボタンの樹皮、ボタンの根、松葉油、セージ、シキュアンセリ、タンニン酸、及び茶のような天然物の抽出物などを使用することができる。
前記抗細菌剤は、抗ビールス剤、抗バクテリア剤、またはこれらの組み合わせでもよい。前記抗ビールス剤は、2−ヒドロキシヘキサン酸、2−ヒドロキシオクタン酸、2−ヒドロキシデン酸、2−ヒドロキシラウリン酸、2−ヒドロキシカプリル酸、クエン酸、酒石酸、マンデル酸、アスコルビン酸、アスコルビルパルミテート、リンゴ酸、グリコール酸、乳酸、グルコン酸、ヒドロキシカプリル酸、2−ヒドロキシプロピオン酸、2−ヒドロキシ酪酸、2−ヒドロキシ吉草酸、およびこれらの混合物や、3−ヒドロキシヘキサン酸、3−ヒドロキシオクタン酸、3−ヒドロキシデカン酸、3−ヒドロキシラウリン酸、3−ヒドロキシカプリル酸、サリチル酸、3−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、3−ヒドロキシプロピオン酸およびこれらの混合物や、4−ヒドロキシヘキサン酸、5,6−ジヒドロキシヘキサン酸、6−ヒドロキシヘキサン酸、4−ヒドロキシオクタン酸、5−ヒドロキシオクタン酸、6−ヒドロキシオクタン酸、6,7,8−トリヒドロキシオクタン酸、8−ヒドロキシオクタン酸、4−ヒドロキシデカン酸、5−ヒドロキシデカン酸、6−ヒドロキシデカン酸、7−ヒドロキシデカン酸、8−ヒドロキシデカン酸、9−ヒドロキシデカン酸、10−ヒドロキシデカン酸、4−ヒドロキシラウリン酸、5−ヒドロキシラウリン酸、6−ヒドロキシラウリン酸、11−ヒドロキシラウリン酸、および12ヒドロキシラウリン酸、安息香酸、フタル酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸、ソルビン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、マレイン酸、葉酸、酢酸、リン酸、ホウ酸、エチレンジアミン四酢酸、グリコール酸、およびこれらの混合物である。好ましい有機酸はアジピン酸、グルタル酸、コハク酸、乳酸およびこれらの混合物を含む。更に好ましい有機酸はアセチルサリチル酸、グリコール酸、およびこれらの混合物を含む。最も好ましい有機酸はサリチル酸、クエン酸、酒石酸、アスコルビン酸およびこれらの混合物とすることができる。
前記抗バクテリア剤は、ピリチオン、特にソジウムオマジン(omadine)と亜鉛コンプレックス(ZPT) OCTOPIROX(登録商標)ジメチルジエチロールヒダントイン(GLYDANT(登録商標))メチルクロロイソチアゾリノン/メチルイソチアゾリノン(KATHON CG(登録商標))亜硫酸ナトリウム亜硫酸水素ナトリウムイミダゾリジニル尿素(GERMALL 115(登録商標))ジアゾリジニル尿素(GERMALL II(登録商標))ベンジルアルコール2−ブロモー2−ニトロプロパンー1,3−ジオール(BRONOPOL(登録商標))フォルマリン(フォルムアルデヒド)アイオドプロペニルブチルカルバメイト(POLYPHASE P100(登録商標))クロロアセトアミドメタンアミンメチルジブロモニトリル グルタリニトリル(1,2−ジブロモー2,4−ジシアノブタン または TEKTAMER)グルタルアルデヒド5−ブロモー5−ニトロー1,3−ジオキサン(BRONIDOX(登録商標))フェンチルアルコールo−フェニルフェノール/ソジウムo−フェニルフェノールソジウムヒドロキシメチルグリシネイト(SUTTOCIDE A(登録商標))ポリメトキシビサイクリックオキサゾリジン(NUOSEPT C(登録商標))ジメトキサンチオメルサールジクロロベンジルアルコールキャプタンクロルフェネネシンジクロロフェンクロルブタノールグリセリルラウレートハロゲン化ジフェニルエーテル 2,4,4′−トリクロロー2′−ヒドロキシ−ジフェニルエーテル(TRIC LOSAN(登録商標))などを使用することができる。
本発明に係る衛生薄葉紙の斜視図である。 オイルKES肌触り指数の試験要領を示す図(その1)である。 オイルKES肌触り指数の試験要領を示す図(その2)である。 オイルKES肌触り指数の試験要領を示す図(その3)である。
符号の説明
1…上層シート、1・2…内面、2…下層シート、3…中間シート

Claims (12)

  1. 薄葉紙に対して、視覚的に吸水状態を確認できる吸水変状処理を施してあることを特徴とする家庭用衛生薄葉紙。
  2. 前記吸水変状処理は、水分検知指示薬又はpH中和域で変色を示す酸−塩基性指示薬の塗布処理である請求項1記載の家庭用衛生薄葉紙。
  3. 前記吸水変状処理は、吸水によって滲みが生じるインクによる塗布処理である請求項1記載の家庭用衛生薄葉紙。
  4. 前記吸水変状処理は、吸水によって滲みの生じないインクによる塗布に重ねて、前記滲みの生じないインクと異色であって吸水によって溶出が生じるインクによる塗布処理である請求項1記載の家庭用衛生薄葉紙。
  5. 前記吸水変状処理は、吸水し難いローション薬液による塗布処理である請求項1記載の家庭用衛生薄葉紙。
  6. 前記家庭用衛生薄葉紙は、2ply以上であり、肌との接触面以外の面に前記吸水変状処理がなされている請求項1〜5いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙。
  7. 前記吸水変状処理は、文字、絵柄による印刷処理、又は所定の面全体への印刷処理である請求項1〜6いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙。
  8. ローション系薬液が12〜160mg/cmの量で塗布されている請求項1〜7いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙。
  9. 摩擦感テスターを用いたオイルKES肌触り指数が6.5以下である請求項1〜8いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙。
  10. JIS L1096ハンドルオメーター法によるソフトネスが0.5〜1.0gである請求項1〜9いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙。
  11. JIS P8111で規定する条件で調湿し、JIS P8127で測定した水分率が10〜20%である請求項1〜10いずれかに記載の家庭用衛生薄葉紙。
  12. 抗ウイルス剤又は抗細菌剤を含有するとともに、前記請求項1〜7いずれかに記載の吸水変状処理を施してあることを特徴とする家庭用衛生薄葉紙。
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