JP2003164385A - 家庭用薄葉紙およびその製造方法 - Google Patents
家庭用薄葉紙およびその製造方法Info
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Abstract
ともに、頻繁に肌と接触させても肌がヒリヒリし難い、
肌が赤くなり難い家庭用薄葉紙を提供する。 【解決手段】保湿剤、柔軟剤、抗酸化剤等を含む薬液
を、基材紙に対し単位容積当たり46.0〜160.0
mg/cm3の塗布し、JIS P 8141に規定される吸油度
が7mm以下となるようにする。
Description
の家庭用薄葉紙に関する。
により肌触りを柔らかくした、いわゆる高級タイプのテ
ィシュペーパーが市販され、繰り返し鼻をかんでも肌が
ヒリヒリし難い、または鼻が赤くなり難いとして人気を
呼んでいる。
薬液含有家庭用薄葉紙では、肌のヒリヒリ感や肌が赤く
なるのを防止する効果が十分でなかった。
ろ、従来の薬液含有家庭用薄葉紙は、肌の角質層表面と
接触すると当該表面の皮脂を取り去る作用がある。よっ
て、かかる薄葉紙を肌の同一部分に対し頻繁に接触させ
ると、薄葉紙により先ず皮脂が取り去られ、次いで皮脂
の無くなったところから角質層内の水分が取り去られ
る。その結果、肌が荒れてしまい赤くなってしまうので
ある。
とり感、柔らかさ等の肌触り性に優れるとともに、頻繁
に肌と接触させても肌がヒリヒリしり難い、肌が赤くな
り難い家庭用薄葉紙を提供することにある。
基材紙に薬液が含有され、吸油度が7.0mm以下とさ
れたことを特徴とする家庭用薄葉紙。なお、本発明にい
う吸油度とは、吸油度はJIS P8141で規定する
クレム吸水度試験に準じて、水を市販のサラダ油(日清
製油株式会社製)に置き換えて、JIS P8111で
規定する標準条件下で測定するものである。ただし、測
定時間は60秒、紙の流れは縦方向(製造ラインにおけ
る流れ方向)とする。すなわち、試験片の寸法を縦方向
に60秒、紙の下端をサラダ油に浸漬し、60秒後に上
昇するサラダ油が上昇した高さを測定し、試験片10点
の平均値とするものである。
用薄葉紙は吸油性が高すぎ、図1(a)に示すように、
薄葉紙と肌とを頻繁に接触させると薄葉紙によって角質
層表面の皮脂及び角質層内の水分がこの順に奪われ、そ
の結果、肌が荒れてしまい赤くなってしまう。
m以下とすると、図1(b)に示すように、薄葉紙が角
質層表面の皮脂を奪い難くなり、これによって角質層内
の水分が保護される。その結果肌が荒れたり赤くなった
りし難くなる。
当たりの薬液含有量が46.0〜160.0mg/cm
3とされた、請求項1記載の家庭用薄葉紙。
により薄葉紙の吸油度を請求項1記載の範囲とすること
ができる。なお、薬液含有量が160.0mg/cm3
を超えるとべとつき感のある薄葉紙となり、使用者に不
快感を与えてしまう。
pHが5.0〜6.0の弱酸性薬液を用いてなる、請求
項1または2記載の家庭用薄葉紙。
な肌と同じ弱酸性とすることで、肌に対して接触させて
も肌がアルカリ性または強酸性になることがなく、薬液
pHの影響による肌荒れを効果的に防止できる。
〜15.00%とされたことを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。なお、本発明に
いう水分率とは、JIS P8111で規定する条件で
調湿し、JIS P8127で測定した水分率を意味す
る。
との接触にあたり角質層表面の皮脂が少なくても角質層
内の水分を奪い難い。よって頻繁に肌に接触させても肌
が荒れたり赤くなったりしにくい。
グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコー
ル、ソルビトール、グルコース等の糖類、グリコール系
溶剤およびその誘導体のうちの少なくとも1種の保湿剤
を含むものを用いてなる、請求項1〜4のいずれか1項
に記載の家庭用薄葉紙。
り、潤い豊かなしっとり感に優れた薄葉紙とすることが
できる。
アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、カチオ
ン系界面活性剤および両性イオン界面活性剤のうちの少
なくとも1種の柔軟剤を含むものを用いてなる、請求項
1〜5のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。
り、柔らか感に優れた薄葉紙とすることができる。
ビタミンCおよびビタミンEのうちの少なくとも一方の
抗酸化剤を含むものを用いてなる、請求項1〜6のいず
れか1項に記載の家庭用薄葉紙。
剤としてはビタミンC、ビタミンEを好適に用いること
ができる。ビタミンEは還元力の強い成分で、活性酸素
・フリーラジカルを消去したり過酸化脂質の発生を防ぐ
抗酸化作用がある。よってビタミンEは薬液の安定化剤
として機能するとともに、薄葉紙を使用した者の肌に付
与されると当該肌の皮脂の酸化防止効果および血行促進
効果が発揮される。また保湿機能も有る。
脂の抗酸化作用がある。またビタミンCはビタミンEを
還元するする作用があるため、ビタミンC,Eの両方を
用いると、ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、
活性酸素などにより酸化されたビタミンEを還元し、ビ
タミンEの強力な皮脂の抗酸化作用を維持する作用が奏
せられる。
コラーゲンを含むものを用いてなる、請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。
%を形成しており、これが減少すると肌に潤いや張りが
なくなる。よって、薄葉紙に含有させておくことによっ
て、これが肌と接触したときに肌に潤いを与える保湿効
果を発揮するとともに、薄葉紙に対しても保湿効果を発
揮する。
米坪が10〜35g/m2とされ、かつ1〜3プライで
構成されるとともに、乾燥時の縦方向の引張強さが60
〜160N/mとされかつ乾燥時の横方向の引張強さが
20〜60N/mとされ、かつこれら乾燥時の引張強さ
の縦横比が1.5:1.0〜5.0:1.0とされた、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。な
お、本発明にいう引張強さとは、JIS P 8116に規定され
る引張り強さ試験法による引張強さをいう。
は、単に柔らかくすると紙自体の強度も低下する。した
がって本請求項9記載の範囲に引張強さを維持するのが
好ましい。
ルプ原料におけるNBKP配合率が30.0〜80.0
%とされた、請求項1〜9のいずれか1項に記載の家庭
用薄葉紙。
に特に好適である。
て詳説する。 <家庭用薄葉紙の物性に関する要件>前述のとおり本発
明の家庭用薄葉紙は、基材紙に薬液が含有され、吸油度
が7.0mm以下とされたことを特徴とするものであ
る。吸油度は通常の場合で1.0〜7.0mmとするこ
とができ、特に4.0〜6.5とするのが好ましい。こ
のために、基材紙の単位容積当たりの薬液含有量が4
6.0〜160.0mg/cm3、特に48.0〜6
0.0mg/cm3となるように、薬液を基材紙に対し
塗布(他の薬液付与方法を採ることもできる)して薄葉
紙を製造することができる。
よって、薄葉紙が角質層表面の皮脂を奪い難くなり、皮
脂により角質層内の水分が保護される結果、肌が荒れた
り赤くなったりし難くなる。なお、薬液含有量が16
0.0mg/cm3を超えるとべとつき感のある薄葉紙
となり、使用者に不快感を与えてしまう。
問題なく使用することができるが、特にパルプ原料にお
けるNBKP配合率が30.0〜80.0%、特に5
0.0〜70.0であるものが好適である。
なく使用することができるが、特にpHが5.0〜6.
0の弱酸性とされたものであると、肌に対して接触させ
ても肌がアルカリ性になることがなく、薬液pHの影響
による肌荒れを効果的に防止できる。特に好適なpH範
囲は5.3〜5.7である。pHの調整法としては、酸
性または塩基性のpH調整剤を薬液に添加することによ
り行うことができ、薬液が強酸性の場合には水酸化ナト
リウム水溶液や水酸化カリウム水溶液を用いることがで
き、中性・アルカリ性の場合にはクエン酸やリンゴ酸、
乳酸を用いることができる。
剤、柔軟剤および抗酸化剤のなかから適宜選択して用い
ることができる、全て含有させるのが特に好ましい。保
湿剤としてはグリセリン、プロピレングリコール等の多
価アルコール、ソルビトール、グルコース等の糖類、グ
リコール系溶剤およびその誘導体などを好適に使用でき
る。これらにより薄葉紙の潤いが十分なものとなる。ま
たこれらとともにコラーゲンを用いることができ、この
場合肌に潤いを与える効果も奏せられる。
イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤および両性
イオン界面活性剤のなかから適宜選択して用いることが
でき、特にアニオン系界面活性剤が好適である。アニオ
ン系界面活性剤を用いた場合、基材紙のコシ(曲げ剛
性)を前述の範囲まで低下させることができ、もって保
湿剤による潤い感や柔軟剤による柔らか感を助長するこ
とができる。アニオン系界面活性剤としては、カルボン
酸塩系、スルホン酸塩系、硫酸エステル塩系、燐酸エス
テル塩系などを用いることができる。特にアルキル燐酸
エステル塩が好ましい。
脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレー
ト、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリル
モノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレ
ングリコールモノステアレートなどの多価アルコールモ
ノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロシキ−2−ヒド
ロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット密ロ
ウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレー
ト、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエ
チレンモノラウレート、ポリオキシエチレンセチルエー
テル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどを用い
ることができる。
モニウム塩、アミン塩、またはアミンなどをもちいるこ
とができる。また、両性イオン界面活性剤としては、カ
ルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する第2
級または第3級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式
第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体などを用いる
ことが出来る。
ては、ビタミンC、ビタミンE等を用いることができ
る。この場合、薄葉紙の保湿、皮膚の酸化防止等の効果
が発揮される。特にビタミンC、Eの両方を用いると、
ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、ビタミンE
の抗酸化作用をより長く維持できるようになる。
こともでき、この場合肌に潤いを与える保湿効果が発揮
されるとともに、薄葉紙に対しても保湿効果が発揮され
る。コラーゲンの添加量は適宜定めることができるが抗
酸化剤と同レベルとするのが費用対効果の上で好まし
い。
薬液の好適な配合を下記に示す。 ・有効成分 60〜100重量%(特に80〜100重量%) 保湿剤 95〜100重量%(特に95.5〜97.0重量%) 柔軟剤 0〜5重量%(特に3.0〜4.5重量%) 抗酸化剤 0.000001〜0.001重量% ・水分 0〜40重量%
は、ティシュペーパーやトイレットペーパー等のように
皮膚を擦る用途のものに好適であるが、他の用途にも用
いることができる。かかる用途を考えた場合、1プライ
当たりの米坪が10〜35g/m2とされ、かつ1〜3
プライで構成されるとともに、乾燥時の縦方向の引張強
さが60〜160N/m、特に80〜140N/mとさ
れかつ乾燥時の横方向の引張強さが20〜60N/m、
特に25〜40N/mとされ、かつこれら乾燥時の引張
強さの縦横比が1.5:1.0〜5.0:1.0、特に
2.0:1.0〜3.5:1.とされているのが好まし
い。特に単に薄葉紙を柔らかくすると紙自体の強度も低
下するため、かかる範囲に引張強さを維持するのが好ま
しい。
ー(本発明に係る実施例、従来品、および市販品A〜
D)について各種物性の測定・算出および官能評価を行
った。測定・算出・評価方法を下記に示す。なお、物性
の測定はJIS P 8111に規定される条件下で行
った。
8111の条件下で、尾崎製作所ダイヤルシックネスゲ
ージ「PEACOCK G型」を用いて測定する。具体
的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がな
いことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、
前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼ
ロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料(テ
ィシュペーパー)を試験台の上におき、プランジャーを
ゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このと
き、プランジャーをのせるだけとする。なお、測定は1
枚で行い、10回の平均値とする。 (3) 密度の算出:米坪×2/(紙厚/10000×1
00×100) (4) 薬液含有量:ソックスレー抽出器により、試料約
10gを、エタノール・ベンゼン溶剤(容積比1:1)
120〜140mlによる温浴上で抽出液が軽く沸騰を
保つ程度に4時間加熱し抽出する。その後、150±2
℃の恒温乾燥器中に90分放置し、抽出分の重量を測定
し、試料の絶乾燥重量により除してその比率を%で求め
る。 (5) 紙の単位容積当たりの薬液含有量:薬液含有量=
米坪(1プライ当り)×2(プライ)×薬液含有量
(%)×1000÷(単位面積当りの容積) ただし、単位面積当りの容積は紙厚(μm)÷10000×1
00×100である。 (6) 吸油度:前掲 (7) NBKP配合量:JIS P 8120 (8) クレープ率:((製紙時のドライヤーの周速)−
(リール周速))/(製紙時のドライヤーの周速)×1
00 (9) 引張強さ:JIS P 8113 (10) 引張強さの縦横比:縦方向引張強さ/横方向引張
強さ (11) 伸び率:縦方向の引張試験における破断時の伸び (12) 水分率:前掲 (13) ソフトネス:ハンドルオメーター (14) 曲げ硬さB:純曲げ試験機(カトーテック社製
「自動化純曲げ試験機 KESFB2−AUTO−
A」)。なお曲げ硬さBが大きいほど曲げ難く固い。 (15) T0、Tm:圧縮試験機(カトーテック社製「ハ
ンディー圧縮試験機 KES−G5」)。なおT0−T
Mが大きいほど、ふんわりとした紙質であることを示
す。 (16) 平均摩擦係数MIU、摩擦距離MMD:表面特
性試験機(カトーテック社製「摩擦感テスター KES
SE」)。 (17) 官能評価:鼻を所定回数かんだ際に鼻が痛くなり
難いか否か、しっとり感および柔らかさを5段階で評
価。男女20名による平均値。
る実施例は、他のものと比較して吸油度が低く油分を吸
収し難くく、また薬液の含有量が高く水分率が高いこと
から、官能評価において著しく優秀な結果が得られた。
感、柔らかさ等の肌触り性に優れるとともに、頻繁に肌
と接触させても肌がヒリヒリしり難い、肌が赤くなり難
い家庭用薄葉紙となる。
27)
の家庭用薄葉紙に関する。
により肌触りを柔らかくした、いわゆる高級タイプのテ
ィシュペーパーが市販され、繰り返し鼻をかんでも肌が
ヒリヒリし難い、または鼻が赤くなり難いとして人気を
呼んでいる。
薬液含有家庭用薄葉紙では、肌のヒリヒリ感や肌が赤く
なるのを防止する効果が十分でなかった。
ろ、従来の薬液含有家庭用薄葉紙は、肌の角質層表面と
接触すると当該表面の皮脂を取り去る作用がある。よっ
て、かかる薄葉紙を肌の同一部分に対し頻繁に接触させ
ると、薄葉紙により先ず皮脂が取り去られ、次いで皮脂
の無くなったところから角質層内の水分が取り去られ
る。その結果、肌が荒れてしまい赤くなってしまうので
ある。
とり感、柔らかさ等の肌触り性に優れるとともに、頻繁
に肌と接触させても肌がヒリヒリし難い、肌が赤くなり
難い家庭用薄葉紙を提供することにある。
基材紙に薬液が含有され、吸油度が7.0mm以下とさ
れたことを特徴とする家庭用薄葉紙。なお、本発明にい
う吸油度とは、吸油度はJIS P8141で規定する
クレム吸水度試験に準じて、水を市販のサラダ油(日清
製油株式会社製)に置き換えて、JIS P8111で
規定する標準条件下で測定するものである。ただし、測
定時間は60秒、紙の流れは縦方向(製造ラインにおけ
る流れ方向)とする。すなわち、試験片の寸法を縦方向
に60秒、紙の下端をサラダ油に浸漬し、60秒後に上
昇するサラダ油が上昇した高さを測定し、試験片10点
の平均値とするものである。
用薄葉紙は吸油性が高すぎ、図1(a)に示すように、
薄葉紙と肌とを頻繁に接触させると薄葉紙によって角質
層表面の皮脂及び角質層内の水分がこの順に奪われ、そ
の結果、肌が荒れてしまい赤くなってしまう。
m以下とすると、図1(b)に示すように、薄葉紙が角
質層表面の皮脂を奪い難くなり、これによって角質層内
の水分が保護される。その結果肌が荒れたり赤くなった
りし難くなる。
当たりの薬液含有量が46.0〜160.0mg/cm
3とされた、請求項1記載の家庭用薄葉紙。
により薄葉紙の吸油度を請求項1記載の範囲とすること
ができる。なお、薬液含有量が160.0mg/cm3
を超えるとべとつき感のある薄葉紙となり、使用者に不
快感を与えてしまう。
pHが5.0〜6.0の弱酸性薬液を用いてなる、請求
項1または2記載の家庭用薄葉紙。
な肌と同じ弱酸性とすることで、肌に対して接触させて
も肌がアルカリ性または強酸性になることがなく、薬液
pHの影響による肌荒れを効果的に防止できる。
〜15.00%とされたことを特徴とする請求項1〜3
のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。なお、本発明に
いう水分率とは、JIS P8111で規定する条件で
調湿し、JIS P8127で測定した水分率を意味す
る。
との接触にあたり角質層表面の皮脂が少なくても角質層
内の水分を奪い難い。よって頻繁に肌に接触させても肌
が荒れたり赤くなったりしにくい。
グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコー
ル、ソルビトール、グルコース等の糖類、グリコール系
溶剤およびその誘導体のうちの少なくとも1種の保湿剤
を含むものを用いてなる、請求項1〜4のいずれか1項
に記載の家庭用薄葉紙。
り、潤い豊かなしっとり感に優れた薄葉紙とすることが
できる。
アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、カチオ
ン系界面活性剤および両性イオン界面活性剤のうちの少
なくとも1種の柔軟剤を含むものを用いてなる、請求項
1〜5のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。
り、柔らか感に優れた薄葉紙とすることができる。
ビタミンCおよびビタミンEのうちの少なくとも一方の
抗酸化剤を含むものを用いてなる、請求項1〜6のいず
れか1項に記載の家庭用薄葉紙。
剤としてはビタミンC、ビタミンEを好適に用いること
ができる。ビタミンEは還元力の強い成分で、活性酸素
・フリーラジカルを消去したり過酸化脂質の発生を防ぐ
抗酸化作用がある。よってビタミンEは薬液の安定化剤
として機能するとともに、薄葉紙を使用した者の肌に付
与されると当該肌の皮脂の酸化防止効果および血行促進
効果が発揮される。また保湿機能も有る。
脂の抗酸化作用がある。またビタミンCはビタミンEを
還元する作用があるため、ビタミンC,Eの両方を用い
ると、ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、活性
酸素などにより酸化されたビタミンEを還元し、ビタミ
ンEの強力な皮脂の抗酸化作用を維持する作用が奏せら
れる。
コラーゲンを含むものを用いてなる、請求項1〜7のい
ずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。
%を形成しており、これが減少すると肌に潤いや張りが
なくなる。よって、薄葉紙に含有させておくことによっ
て、これが肌と接触したときに肌に潤いを与える保湿効
果を発揮するとともに、薄葉紙に対しても保湿効果を発
揮する。
米坪が10〜35g/m2とされ、かつ1〜3プライで
構成されるとともに、乾燥時の縦方向の引張強さが60
〜160N/mとされかつ乾燥時の横方向の引張強さが
20〜60N/mとされ、かつこれら乾燥時の引張強さ
の縦横比が1.5:1.0〜5.0:1.0とされた、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。な
お、本発明にいう引張強さとは、JIS P 8116に規定され
る引張り強さ試験法による引張強さをいう。
は、単に柔らかくすると紙自体の強度も低下する。した
がって本請求項9記載の範囲に引張強さを維持するのが
好ましい。
ルプ原料におけるNBKP配合率が30.0〜80.0
%とされた、請求項1〜9のいずれか1項に記載の家庭
用薄葉紙。
に特に好適である。
て詳説する。 <家庭用薄葉紙の物性に関する要件>前述のとおり本発
明の家庭用薄葉紙は、基材紙に薬液が含有され、吸油度
が7.0mm以下とされたことを特徴とするものであ
る。吸油度は通常の場合で1.0〜7.0mmとするこ
とができ、特に4.0〜6.5とするのが好ましい。こ
のために、基材紙の単位容積当たりの薬液含有量が4
6.0〜160.0mg/cm3、特に48.0〜6
0.0mg/cm3となるように、薬液を基材紙に対し
塗布(他の薬液付与方法を採ることもできる)して薄葉
紙を製造することができる。
よって、薄葉紙が角質層表面の皮脂を奪い難くなり、皮
脂により角質層内の水分が保護される結果、肌が荒れた
り赤くなったりし難くなる。なお、薬液含有量が16
0.0mg/cm3を超えるとべとつき感のある薄葉紙
となり、使用者に不快感を与えてしまう。
問題なく使用することができるが、特にパルプ原料にお
けるNBKP配合率が30.0〜80.0%、特に5
0.0〜70.0であるものが好適である。
なく使用することができるが、特にpHが5.0〜6.
0の弱酸性とされたものであると、肌に対して接触させ
ても肌がアルカリ性になることがなく、薬液pHの影響
による肌荒れを効果的に防止できる。特に好適なpH範
囲は5.3〜5.7である。pHの調整法としては、酸
性または塩基性のpH調整剤を薬液に添加することによ
り行うことができ、薬液が強酸性の場合には水酸化ナト
リウム水溶液や水酸化カリウム水溶液を用いることがで
き、中性・アルカリ性の場合にはクエン酸やリンゴ酸、
乳酸を用いることができる。
剤、柔軟剤および抗酸化剤のなかから適宜選択して用い
ることができるが、全て含有させるのが特に好ましい。
保湿剤としてはグリセリン、プロピレングリコール等の
多価アルコール、ソルビトール、グルコース等の糖類、
グリコール系溶剤およびその誘導体などを好適に使用で
きる。これらにより薄葉紙の潤いが十分なものとなる。
またこれらとともにコラーゲンを用いることができ、こ
の場合肌に潤いを与える効果も奏せられる。
イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤および両性
イオン界面活性剤のなかから適宜選択して用いることが
でき、特にアニオン系界面活性剤が好適である。アニオ
ン系界面活性剤を用いた場合、基材紙のコシ(曲げ剛
性)を前述の範囲まで低下させることができ、もって保
湿剤による潤い感や柔軟剤による柔らか感を助長するこ
とができる。アニオン系界面活性剤としては、カルボン
酸塩系、スルホン酸塩系、硫酸エステル塩系、燐酸エス
テル塩系などを用いることができる。特にアルキル燐酸
エステル塩が好ましい。
脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレー
ト、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリル
モノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレ
ングリコールモノステアレートなどの多価アルコールモ
ノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロシキ−2−ヒド
ロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット密ロ
ウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレー
ト、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエ
チレンモノラウレート、ポリオキシエチレンセチルエー
テル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどを用い
ることができる。
モニウム塩、アミン塩、またはアミンなどをもちいるこ
とができる。また、両性イオン界面活性剤としては、カ
ルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する第2
級または第3級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式
第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体などを用いる
ことが出来る。
ては、ビタミンC、ビタミンE等を用いることができ
る。この場合、薄葉紙の保湿、皮膚の酸化防止等の効果
が発揮される。特にビタミンC、Eの両方を用いると、
ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、ビタミンE
の抗酸化作用をより長く維持できるようになる。
こともでき、この場合肌に潤いを与える保湿効果が発揮
されるとともに、薄葉紙に対しても保湿効果が発揮され
る。コラーゲンの添加量は適宜定めることができるが抗
酸化剤と同レベルとするのが費用対効果の上で好まし
い。
薬液の好適な配合を下記に示す。 ・有効成分 60〜100重量%(特に80〜100重量%) 保湿剤 95〜100重量%(特に95.5〜97.0重量%) 柔軟剤 0〜5重量%(特に3.0〜4.5重量%) 抗酸化剤 0.000001〜0.001重量% ・水分 0〜40重量%
は、ティシュペーパーやトイレットペーパー等のように
皮膚を擦る用途のものに好適であるが、他の用途にも用
いることができる。かかる用途を考えた場合、1プライ
当たりの米坪が10〜35g/m2とされ、かつ1〜3
プライで構成されるとともに、乾燥時の縦方向の引張強
さが60〜160N/m、特に80〜140N/mとさ
れかつ乾燥時の横方向の引張強さが20〜60N/m、
特に25〜40N/mとされ、かつこれら乾燥時の引張
強さの縦横比が1.5:1.0〜5.0:1.0、特に
2.0:1.0〜3.5:1.0とされているのが好ま
しい。特に単に薄葉紙を柔らかくすると紙自体の強度も
低下するため、かかる範囲に引張強さを維持するのが好
ましい。
ー(本発明に係る実施例、従来品、および市販品A〜
D)について各種物性の測定・算出および官能評価を行
った。測定・算出・評価方法を下記に示す。なお、物性
の測定はJIS P 8111に規定される条件下で行
った。
8111の条件下で、尾崎製作所ダイヤルシックネスゲ
ージ「PEACOCK G型」を用いて測定する。具体
的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がな
いことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、
前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼ
ロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料(テ
ィシュペーパー)を試験台の上におき、プランジャーを
ゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このと
き、プランジャーをのせるだけとする。なお、測定は1
枚で行い、10回の平均値とする。 (3) 密度の算出:米坪×2/(紙厚/10000×1
00×100) (4) 薬液含有量:ソックスレー抽出器により、試料約
10gを、エタノール・ベンゼン溶剤(容積比1:1)
120〜140mlによる温浴上で抽出液が軽く沸騰を
保つ程度に4時間加熱し抽出する。その後、150±2
℃の恒温乾燥器中に90分放置し、抽出分の重量を測定
し、試料の絶乾燥重量により除してその比率を%で求め
る。 (5) 紙の単位容積当たりの薬液含有量:薬液含有量=
米坪(1プライ当り)×2(プライ)×薬液含有量
(%)×1000÷(単位面積当りの容積) ただし、単位面積当りの容積は紙厚(μm)÷10000×1
00×100である。 (6) 吸油度:前掲 (7) NBKP配合量:JIS P 8120 (8) クレープ率:((製紙時のドライヤーの周速)−
(リール周速))/(製紙時のドライヤーの周速)×1
00 (9) 引張強さ:JIS P 8113 (10) 引張強さの縦横比:縦方向引張強さ/横方向引張
強さ (11) 伸び率:縦方向の引張試験における破断時の伸び (12) 水分率:前掲 (13) ソフトネス:ハンドルオメーター (14) 曲げ硬さB:純曲げ試験機(カトーテック社製
「自動化純曲げ試験機 KESFB2−AUTO−
A」)。なお曲げ硬さBが大きいほど曲げ難く固い。 (15) T0、Tm:圧縮試験機(カトーテック社製「ハ
ンディー圧縮試験機 KES−G5」)。なおT0−T
Mが大きいほど、ふんわりとした紙質であることを示
す。 (16) 平均摩擦係数MIU、摩擦距離MMD:表面特
性試験機(カトーテック社製「摩擦感テスター KES
SE」)。 (17) 官能評価:鼻を所定回数かんだ際に鼻が痛くなり
難いか否か、しっとり感および柔らかさを5段階で評
価。男女20名による平均値。
る実施例は、他のものと比較して吸油度が低く油分を吸
収し難くく、また薬液の含有量が高く水分率が高いこと
から、官能評価において著しく優秀な結果が得られた。
感、柔らかさ等の肌触り性に優れるとともに、頻繁に肌
と接触させても肌がヒリヒリし難い、肌が赤くなり難い
家庭用薄葉紙となる。
Claims (10)
- 【請求項1】基材紙に薬液が含有され、吸油度が7.0
mm以下とされたことを特徴とする家庭用薄葉紙。 - 【請求項2】基材紙の単位容積当たりの薬液含有量が4
6.0〜160.0mg/cm3とされた、請求項1記
載の家庭用薄葉紙。 - 【請求項3】前記薬液として、pHが5.0〜6.0の
弱酸性薬液を用いてなる、請求項1または2記載の家庭
用薄葉紙。 - 【請求項4】水分率が9.50〜15.00%とされた
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
家庭用薄葉紙。 - 【請求項5】前記薬液として、グリセリン、プロピレン
グリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコ
ース等の糖類、グリコール系溶剤およびその誘導体のう
ちの少なくとも1種の保湿剤を含むものを用いてなる、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。 - 【請求項6】前記薬液として、アニオン系界面活性剤、
非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤および両
性イオン界面活性剤のうちの少なくとも1種の柔軟剤を
含むものを用いてなる、請求項1〜5のいずれか1項に
記載の家庭用薄葉紙。 - 【請求項7】前記薬液として、ビタミンCおよびビタミ
ンEのうちの少なくとも一方の抗酸化剤を含むものを用
いてなる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の家庭用
薄葉紙。 - 【請求項8】前記薬液として、コラーゲンを含むものを
用いてなる、請求項1〜7のいずれか1項に記載の家庭
用薄葉紙。 - 【請求項9】1プライ当たりの米坪が10〜35g/m
2とされ、かつ1〜3プライで構成されるとともに、乾
燥時の縦方向の引張強さが60〜160N/mでありか
つ乾燥時の横方向の引張強さが20〜60N/mであ
り、かつこれら乾燥時の引張強さの縦横比が1.5:
1.0〜5.0:1.0であるものを用いた、請求項1
〜8のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。 - 【請求項10】前記基材紙のパルプ原料におけるNBK
P配合率が30.0〜80.0%とされた、請求項1〜
9のいずれか1項に記載の家庭用薄葉紙。
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