JP2007061637A - 衛生薄葉紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】不衛生であるとの問題が完全に解決された衛生薄葉紙とする。
【解決手段】表層11,12及び中層21で多層とする。中層21は、液保持容量を大きくして液不透過度を高くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ティシュペーパーやトイレットペーパー等の衛生薄葉紙に関するものである。より詳しくは、鼻水などのウィルスを含む液を処理する衛生薄葉紙に関するものである。
従来から、この種の衛生薄葉紙には、鼻水などのウィルスを含む液(以下、単にウィルス液ともいう。)が裏抜けして手などに付くことがあり、不衛生であるとの問題があった。もちろん、衛生薄葉紙を何重にも重ねれば、かかる裏抜けの問題は回避される。しかしながら、衛生薄葉紙を何重にも重ねるのは、不経済である。しかも、衛生薄葉紙を何重にも重ねると、薄さ、柔らかさが損なわれるため、せっかく薄さ、柔らかさに富むものとなった近年の衛生薄葉紙のメリットが、減殺されてしまう。
そこで、薄さ、柔らかさを損なうことなく不衛生であるとの問題を解決した衛生薄葉紙として、抗ウィルス剤を含んだ衛生薄葉紙が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、現実には、この衛生薄葉紙においても、抗ウィルス剤の殺菌作用が発現する前に、ウィルス液が裏抜けしてしまうことがあるため、不衛生であるとの問題が完全に解決されているとはいえない。
特表2003−512542号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、不衛生であるとの問題が完全に解決された衛生薄葉紙を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
表層及び1層以上の中層で多層とされ、
前記表層に、液不透過性の薬液が付与され、
前記中層の少なくともいずれか1層が、液保持容量を大きくされて液不透過度を高くされ、
前記中層の表層側表面に抗ウィルス剤が外添されている、
ことを特徴とする衛生薄葉紙。
〔請求項2記載の発明〕
表層及び1層以上の中層で多層とされ、
前記表層に、液不透過性の薬液が付与され、
前記中層の少なくともいずれか1層が、液保持容量を大きくされて液不透過度を高くされ、
前記中層に抗ウィルス剤が内添されている、
ことを特徴とする衛生薄葉紙。
〔請求項3記載の発明〕
前記抗ウィルス剤として、界面活性剤及び多価アルコール類の少なくともいずれか一方が使用されている、請求項1又は請求項2記載の衛生薄葉紙。
〔請求項4記載の発明〕
前記抗ウィルス剤が、絶乾質量基準で前記液保持容量を大きくされた中層に対し0.1〜30g/m2付与されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙。
〔請求項5記載の発明〕
細胞膜を有するウィルスに対する不活化率が、99%以上とされている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙。
〔請求項6記載の発明〕
前記衛生薄葉紙が、平面略方形とされ、かつ縦方向及び横方向の少なくともいずれか1方向の両端縁に沿って層間剥離を防止するエンボス加工によるライン状のプライボンディング加工が施されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙。
〔請求項7記載の発明〕
前記プライボンディング加工が、前記両端縁からそれぞれ5〜40mm離れた位置に施されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙。
(主な作用効果)
(1)裏抜け防止のために、単に衛生薄葉紙の液不透過度が高くされている(裏抜けする人工鼻水の量が低くされている)と、肌とウィルス液との接触時間が長くなる。
(2)中層の液不透過度を高くするために、単にウィルス液の通り抜けを悪くすると、表層を通り抜けたウィルス液が、中層表面ではねかえり、逆戻りして、再度肌と接触するおそれがある。しかしながら、中層の液不透過度を高くするために、液保持容量が大きくされていると、ウィルス液が中層表面ではねかえらず、中層内に移動するため、ウィルス液が再度肌と接触するおそれがない。
本発明の衛生薄葉紙によると、不衛生であるとの問題が完全に解決される。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
〔構造〕
図1〜4に示すように、本実施の形態の衛生薄葉紙10は、表層11,12及び1層以上の中層21,21で、2層以上の多層となっている。ここで、注意を要するのは、本発明の「層」とは、いわゆる「プライ」を意味するものではない。つまり、本衛生薄葉紙10は、図示例のように、1プライであっても、図示はしないが、2プライ、3プライ、4プライ又はそれ以上の複数プライであってもよい。
本衛生薄葉紙10は、人工鼻水の裏抜け試験で、裏抜けする人工鼻水の量が10mg以下、好ましくは8mg以下、特に好ましくは5mg以下とされているのが望ましい。人工鼻水の裏抜け試験で、裏抜けする人工鼻水の量が10mg以下とされていると、ウィルス液の裏抜けの問題が生じない。
ここで、人工鼻水の裏抜け試験による裏抜けする人工鼻水の量(mg)は、次記(1)〜(5)の工程を経て得た値である。
(1)人工鼻水(生理食塩水(尿素2%、塩化ナトリウム0.8%、塩化カルシウム0.3%、硫酸マグネシウム0.8%、イオン交換水96.1%):CMC(カルボキシルメチルセルロース)4%水溶液=1:2、食紅(微量))を用意。
(2)ろ紙(東洋濾紙株式会社製「ADVANTEC 1(150mm)」)を2枚積層し、質量を測定。
(3)積層したろ紙の上に、半分に折った試験紙を積層。
(4)ろ紙に10mmの高さからマイクロピペットで人工鼻水1mlを滴下。
(5)10秒後試験紙を除き、ろ紙の質量を測定し、滴下前との質量差を人工鼻水の裏抜け量(mg)とする。
もっとも、裏抜け防止のために、単に裏抜けする人工鼻水の量が低くされているだけであると、肌とウィルス液との接触時間が長くなる。そこで、本衛生薄葉紙10は、次に示す工夫が施されている。
すなわち、本衛生薄葉紙10は、表層11,12に、液不透過性の薬液が付与されているのが望ましい。表層11,12に液不透過性の薬液が付与されていると、この液不透過性の薬液が表層11,12を構成するパルプ繊維の表面を覆うため、表層11,12を構成するパルプ繊維がウィルス液Wを吸収保持することがなくなる。したがって、表層11,12においてウィルス液Wが留まることがなく、直ちに中層21,21へ移動してしまうため、肌とウィルス液Wとの接触時間が長くなるおそれがない。
本衛生薄葉紙10において、表層は、図1及び図2に示すように、両面に設けることも、図3に示すように、片面のみに設けることも、できる。通常は、両面である。なお、図3の中層21は表層ともいえるが、本明細書では、中層の概念に含める。
本衛生薄葉紙10は、中層21,21の少なくともいずれか1層が、図示例では、全部の層が、液保持容量を大きくされて液不透過度を高くされている。中層21,21が、液不透過度を高くされていると、ウィルス液Wの裏抜けの問題が生じない。つまり、不衛生であるとの問題が解決される。
液保持容量を大きくされた中層が何層であるかは、特に限定されない。例えば、図2に示すように2層とすることや、図示はしないが3層、4層、5層又はそれ以上の複数層とすることができる。
本衛生薄葉紙10において、液保持容量を大きくされた中層21,21は、用途に応じて、例えば、ティシュペーパーであれば、少なくともティシュペーパーを手で保持している間において、ウィルス液Wが裏抜けしない程度に、液不透過度を高くされていれば足りる。具体的には、10点法に基づく液不透過度が、0〜9点となっているのが好ましく、0〜5点となっているのがより好ましく、0〜2点となっているのが特に好ましい。また、10点法に基づく液不透過度を、0〜2点とした場合は、衛生薄葉紙10を使用後に丸めると、ウィルス液Wが包み込まれた状態で保持され続けることになるため、特に好ましいものとなる。
ここで、10点法とは、液不透過性の程度を示すための評価方法である。この評価方法においては、まず、ろ紙を3枚重ね、その上に試験片、更にその上に図5に示す測定板40を置く。そして、測定板40の各穴41,41…に、水滴を充填し、2秒以内にろ紙に吸収される数を数え、この数を点数として示す。なお、測定板40は、厚さが、8mmとなっており、また、各穴41,41…の直径は、10mmとなっている。
また、本衛生薄葉紙10においては、表層11,12の吸水度が5秒以上とされ、かつ、少なくとも液保持容量を大きくされた中層21のクレム吸水度(JIS P 8141)が、30mm以上とされていると、好ましくは表層11,12の吸水度が5〜10秒とされ、かつ、少なくとも液保持容量を大きくされた中層21のクレム吸水度(JIS P 8141)が、30〜50mmとされていると、ウィルス液Wの裏抜け防止効果が向上する。
ここで、表層11,12の吸水度(秒)は、次記(1)〜(5)の工程を経て得た値である。
(1)蒸留水、デジタルマイクロピペット、ストップウォッチ及び三脚台を用意。
(2)試験紙を2枚積層し、直径40mm以上の穴のある支持台に置く。
(3)試験紙に10mmの高さからデジタルマイクロピペットで蒸留水1滴(0.1ml)を滴下。
(4)蒸留水が試験紙に接触した瞬間から水が完全に吸収されて試験紙表面の反射が消えるまでの時間をストップウォッチで測定(0.01秒単位)。
(5)この試験を5回行い、その平均値の小数点以下第1位までを吸水度(秒)とする。
そして、この際、表層11,12の坪量(JIS P 8124)を10〜20g/m2とし、かつ、液保持容量を大きくされた中層21の坪量(JIS P 8124)を15〜35g/m2としておくと、薄さ、柔らかさが損なわれないという点で、特に好ましいものとなる。
また、表層11,12の水分率は、表層11,12を構成するパルプ繊維の8〜15質量%とされているのが好ましく、10〜13質量%とされているのが特に好ましい。水分率が8質量%未満であると、しっとり感がなくなり、角質内の水分を奪うおそれがある。他方、水分率が15質量%を超えると、べたつき感につながるおそれがある。
本衛生薄葉紙10は、液保持容量を大きくされた中層21の表層側表面11aに、つまり図1及び図2においては中層21の両側表面に、図3においては片側(紙面上側)表面に、抗ウィルス剤が塗布などによって外添されていると、より好ましいものとなる。この形態によると、表層11,12を透過したウィルス液Wが、必ず表面11aの抗ウィルス剤と接するため、抗ウィルス剤の死滅作用が効果的に発現される。
ただし、本抗ウィルス剤は、中層21に内添することもできる。例えば、10点法に基づく液不透過度が7〜9点と低い場合には、ウィルス液Wの表面11aに留まる時間が短くなるため、内添の方が好ましい。
抗ウィルス剤を外添する方法は、特に限定されない。例えば、スプレー塗布、グラビア塗布、スロット塗布等を、例示することができる。また、抗ウィルス剤を内添する方法も、特に限定されない。例えば、マイクロカプセル内に充填する方法などを、例示することができる。さらに、抗ウィルス剤の外添及び内添を含めた付与量としては、絶乾質量基準で液保持容量を大きくされた中層21に対し0.1〜30g/m2とすることができる。
相互に重なり合う(積層された)各層11,21,12は、熱融着、超音波融着、粘着剤による粘着及びプライボンディングの少なくともいずれか1つの加工を施して、積層するのが好ましい。本衛生薄葉紙10は、各層の組み合わせによって、効果を奏するものであるから、以上の加工を施して各層を一体性あるものとすると、本発明の効果が確実に奏せられるようになる。
ただし、本衛生薄葉紙10が正方形状、長方形状(帯状)等の平面略方形である場合は、縦方向及び横方向の少なくともいずれか1方向の両端縁に沿って層間剥離を防止するエンボス加工によるライン状のプライボンディング加工を施すのが好ましい。中層の抗ウィルス剤が肌と接触して肌荒れが生じるのを防ぐためである。そして、この際、プライボンディング加工は、両端縁からそれぞれ5〜40mm離れた位置に施すのが好ましく、10〜20mm離れた位置に施すのがより好ましい。5mm未満であると、プライ剥がれから中層が肌に接するおそれがある。他方、40mmを超えると、端部がめくれ中層が肌に接するおそれがある。
ここで、本明細書において、プライボンディングとは、各層同士を密着させる処理をいう。例えば、前記したエンボス加工(付与)による処理、スリット形成による処理、接着剤による処理などを例示することができる。
本衛生薄葉紙10において、以上の加工をどの程度の強度で施すか(各層同士がどの程度密着するように施すか)は、特に限定されない。例えば、強く施して、複数の層が1プライとなるようにしても、弱く施して、各層が1プライとなるようにしてもよい。
本衛生薄葉紙10は、ソフトネスが0.5〜3.0gとされ、かつKES肌触り指数が8〜15とされているのが好ましい。この値を満たせば、衛生薄葉紙10は、十分な柔らかさとなる。
ここで、ソフトネスとは、10cm巾の衛生薄葉紙を端子によって巾5.0mmの隙間に押し込んだときの抵抗値(縦横の平均値)であり、値が小さいほど、柔らかいことを意味する。本明細書でソフトネスは、ハンドルオメータ法(JIS L−1096 E法)によって測定した値をいう。ソフトネスは、例えば、坪量、層の数、層を形成する繊維の種類、密着加工条件などを変化させることにより、調節することができる。
一方、KES肌触り指数とは、次に示す方法によって測定された値である。
すなわち、この測定においては、通常のMMD試験機、例えば、図6〜図8に示すように、カトーテック株式会社製の摩擦感テスター「KES SE」の基台上に人工皮革(サプラーレ:出光テクノファイン社製)を敷いて固定するとともに、測定端子を人工皮革(サプラーレ:出光テクノファイン社製)にて被覆し、その測定端子の測定面の人工皮革で被覆された部分(接触平面)にオリーブオイル(BOSCOエクストラバージンオイル:日清精油)4mgを均一に塗布し、MMDの測定手順と同様にして行なう。
詳細には、人工皮革で構成される接触平面は、横断面直径0.5mmのピアノ線からなり、先端の曲率半径が0.25mmの単位膨出部を隣接して有し、全幅が10mmの連続した測定面を有し、その測定面の長さが10mmとされるほぼ10mm四方の測定面を有するMMD測定用端子を、前記人工皮革で被覆して形成することができる。人工皮革による前記端子の被覆は、10mm四方の接触平面が形成されるように端子の測定面に対して人工皮革がぴったりと接触するように、あるいは若干の張力をもたせてぴったりと被覆することにより達成することができる。人工皮革を端子に固定するにあたっては、測定時、すなわち紙試料を移動させたときに人工皮革と内部の端子とがずれて人工皮革や接触平面に歪みなどが生じないようにしっかりと固定することが重要である。固定は、例えば、前記接触平面が構成されるように前記端子を被覆したのち、接触平面を構成しない部位を輪ゴム等で装置の測定に影響が出ない部位、例えば端子の支持材等にしっかり固定する。また、MMD試験機の基台上には人工皮革を敷いて接着テープ等で固定する。このとき、測定時に歪まないように基台に人工皮革をしっかりと固定することが重要である。また、基台上に敷く人工皮革は、前記接触平面を構成する人工皮革と同じものを用いる。なお、紙試料は、10cm四方に裁断して用い、人工皮革を敷いた基台に固定する。測定に際しては、紙試料の上に試料押さえ用錘(約100g)で押さえる。また、試験機の測定端子への荷重を50gとして人工皮革で構成される接触平面全体が50gf/cm2の接触圧で紙試料に接触するようにするが、これは、MMD測定と同様に、円盤状の錘を端子上部に取り付けることで達成できる。もちろん、支持材の一方の端部(紙試料の移動方向と反対の端部)の固定の仕方はMMDの測定に準ずる。測定は、紙試料の縦方向について3回、横方向について3回の計6回を行い、測定値(KES肌触り指数)についてはその6回の平均値とする。
このKES肌触り指数は、例えば、表層を形成する繊維の種類、繊維長、繊度等や、表層に付与する液不透過性の薬液の種類、付与量などによって、調節することができる。
ここで、液不透過性の薬液としては、例えば、保湿性薬液として知られる、シリコーンオイル、シリコーンパウダー等のポリシロキサン、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース、キシリトール、マルトース、マルチトール、マンニトール、トレハロース等の糖類、グリコール系溶剤及びその誘導体のうちの少なくとも1種の保湿剤を含むものを用いてなるものを挙げることができる。また、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール、流動パラフィンなども使用することができる。ただし、液不透過性の薬液としては、少なくとも多価アルコール類を含むのが好ましい。保湿性を有し、使用時の肌へのダメージを軽減するためである。
これらの液不透過性の薬液は、絶乾質量基準で表層に対し、15〜30%付与されているのが好ましく、20〜25%付与されているのが特に好ましい。15%未満であると薬液付与の効果が十分に得られない。他方、30%を超えると、薬液付与の効果が向上せず不経済であるばかりか、表層表面においてウィルス液Wがはじかれるようになってしまうおそれがある。
また、液不透過性の薬液には、グリシン、アスパラギン酸、アルギニン、アラニン、シスチン、システインなどのアミノ酸;アロエエキス、アマチャエキス、カリンエキス、キュウリエキス、アギナエキス、トマトエキス、ノバラエキス、ヘチマエキス、ユリエキス、レンゲソウエキス、などの植物抽出エキス;オリーブ油、ホホバ油、ローズヒップ油、アーモンド油、ユーカリ油、アボガド油、ツバキ油、大豆油、サフラワー油、ゴマ油、月見草油などの植物油;ビタミン、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、キトサン、尿素、はちみつ、ローヤルゼリー、ヒアルロン酸ナトリウム、セラミド、スクワラン、ワセリンなどを、配合することができる。
さらに、液不透過性の薬液には、ビタミンC、ビタミンE、コラーゲンなども、配合することができる。この種の薬液は、潤い感を高め機能がある。ビタミンC及びビタミンEは、抗酸化剤としても機能する。ビタミンEは、還元力の強い成分で、活性酸素・フリーラジカルを消去し、過酸化脂質の発生を防ぐ抗酸化作用がある。したがって、ビタミンEは、薬液の安定化剤として機能するとともに、薄葉紙を使用した者の肌に付与されると当該肌の皮脂の酸化防止効果及び血行促進効果が発揮される。また、保湿機能もある。ビタミンCは、ビタミンEと同じく皮脂の抗酸化作用がある。さらに、ビタミンCは、ビタミンEを還元する作用があるため、ビタミンC及びビタミンEの両方を用いると、ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、活性酸素などにより酸化されたビタミンEを還元し、ビタミンEの強力な皮脂の抗酸化作用を維持する作用が奏せられる。コラーゲンは、肌の真皮の90%を形成しており、これが減少すると肌に潤いや張りがなくなる。したがって、薄葉紙に含有させておくことにより、これが肌と接触したときに肌に潤いを与える保湿効果を発揮するとともに、薄葉紙に対する保湿効果も発揮する。
さらに、液不透過性の薬液が、pHが5.0〜6.0の弱酸性とされたものであると、肌に対して接触させても肌がアルカリ性になることがなく、薬液pHの影響による肌荒れを効果的に防止することができる。特に好適なpH範囲は、5.3〜5.7である。pHの調整法は、酸性又は塩基性のpH調整剤を薬液に添加して行うことができ、薬液が強酸性の場合には、水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液を用いることができ、中性・アルカリ性の場合には、クエン酸やリンゴ酸、乳酸を用いることができる。
液不透過性の薬液としては、清涼感を得るための薬液、例えば、ソルビトール、アルチトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、パラチニット等を、配合することができる。好ましいものは、エリスリトール、キシリトール、ソルビトールであり、より好ましいものは、エリスリトール、キシリトールである。また、これらの薬液には、メントール、サリチル酸、α−シネロール及びこれらの誘導体の群から選ばれた一種又は二種以上の冷感剤を含ませることができる。この場合、清涼感を得るための薬剤をバインダー成分中に分散させた状態で表層に偏在して含ませるのが望ましい。
一方、抄造段階で添加(内添)することが望ましい薬液としては、湿潤紙力剤、柔軟剤及びカルボキシメチルセルロースなどを、例示することができる。柔軟剤の代表例は、界面活性剤系の柔軟剤である。界面活性剤系の柔軟剤としては、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤及び両性イオン界面活性剤のなかから適宜選択して用いることができる。アニオン系界面活性剤を用いた場合、コシ(曲げ剛性)を低下させることができ、もって保湿剤による潤い感や柔軟剤による柔らか感を助長させることができる。
アニオン系界面活性剤としては、カルボン酸塩系、スルホン酸塩系、硫酸エステル塩系、燐酸エステル塩系のものなどを、用いることができる。ただし、アルキル燐酸エステル塩が好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレングリコールモノステアレートなどの多価アルコールモノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロシキ−2−ヒドロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット密ロウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどを用いることができる。
柔軟剤としては、カチオン界面活性剤を使用するのが望ましい。これはウィルス、特にインフルエンザウィルスの細胞膜(脂肪)がアニオン性であり、カチオン界面活性剤が細胞膜(脂肪)に吸着した後、脂肪を分解しウィルスを死滅(不活化)するのに好適なためである。カチオン界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩、アミン塩、アミンなどを用いることができる。
また、両性イオン界面活性剤としては、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する第2級若しくは第3級アミンの脂肪族誘導体、又は複素環式第2級若しくは第3級アミンの脂肪族誘導体などを用いることができる。
湿潤紙力(増強)剤としては、メラミン−ホルムアルデヒド付加縮合物、尿素−ホルムアルデヒド付加縮合物のほか、環境を考慮すると、次述するものを好適に使用することができる。すなわち、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、グリオキザール・ポリアクリルアミド共重合物、官能基数を通常の1/10に低減したポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、ジアルデヒドスターチ又はカチオン変性デンプン、酸化デンプン等、より具体的にはカチオン性を有するポリビニルアミド共重合体と二価アルデヒドからなる熱硬化性樹脂(例えば、特公昭44−26670号公報、特公昭54−44762号公報、特開昭57−149595号公報参照。)、カチオン性アルデヒド変性ポリアクリルアミド共重合体(例えば、特開平6−184985号公報、特開平8−56868号公報参照。)、カチオン性高分子とアニオン性高分子を含有し、カチオン性高分子及びアニオン性高分子の少なくとも1つの高分子が疎水性を有するもの(例えば、特開2002−275787号公報参照。)等、公知のものを用いることができる。
本衛生薄葉紙をティシュペーパーとする場合は、3枚重ね一組(3プライ)での紙厚が、200〜300μmであるのが好ましく、220〜280μmであるのがより好ましい。紙厚が薄すぎると、使用者が感じる紙薄感が顕著になり、また、吸水性に劣りティシュペーパーとしての機能が低下する。他方、紙厚が厚すぎると、所定枚数を収納箱に収めて製品としたときの引き出し性能に劣るようになる。
ここで、紙厚測定は、JIS P 8111の条件下で、尾崎製作所ダイヤルシックネスゲージ「PEACOCK G型」を用いて測定する。具体的には、プランジャーと測定台の間にゴミ、チリ等がないことを確認してプランジャーを測定台の上におろし、前記ダイヤルシックネスゲージのメモリを移動させてゼロ点を合わせ、次いで、プランジャーを上げて試料(衛生薄葉紙)を試験台の上におき、プランジャーをゆっくりと下ろしそのときのゲージを読み取る。このとき、プランジャーをのせるだけとする。なお、紙厚は測定を10回行って得られる平均値とする。
本衛生薄葉紙10において、各層の原料は、特に限定されず、ティシュペーパー、トイレットペーパー等の用途に応じて、適宜の原料を使用することができる。原料として、パルプ繊維を使用する場合、このパルプ繊維(原料パルプ)としては、例えば、木材パルプ、非木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプ、などから、より具体的には、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、加圧式砕木パルプ(PGW)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、ブリーチケミサーモメカニカルパルプ(BCTMP)等の機械パルプ(MP)、化学的機械パルプ(CGP)、半化学的パルプ(SCP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)等のクラフトパルプ(KP)、ソーダパルプ(AP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)等の化学的パルプ(CP)、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)等を原料とする合成パルプ、脱墨パルプ(DIP)、ウエストパルプ(WP)等の古紙パルプ、かすパルプ(TP)、木綿、アマ、麻、黄麻、マニラ麻、ラミー等を原料とするぼろパルプ、わらパルプ、エスパルトパルプ、バガスパルプ、竹パルプ、ケナフパルプ等の茎稈パルプ、靭皮パルプ等の補助パルプなどから、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。
パルプ繊維等の原料は、例えば、公知の抄紙工程、具体的には、ワイヤパート、プレスパート、ドライヤパート、サイズプレス、カレンダパート等を経るなどして、1つの層とする。この抄紙に際しては、例えば、分散剤、苛性ソーダ、アンモニア水等のpH調整剤、消泡剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、耐水化剤、流動変性剤、歩留まり向上剤などの適宜の薬品を添加することができる。
本衛生薄葉紙10において、使用することができる抗ウィルス剤の種類は、特に限定されない。例えば、オシメン、カンフェン、リモネン、サビネン、ミルセン、テルピネン、ピネン、シメン等の植物抽出成分中に含まれるモノテルペン炭化水素類や、シトロネロール、ゲラニオール、イソプレゴール、リナロール、テルピネロール等のモノテルペンアルコール類、アネトール、カルバクロール、オイゲノール、チモール、パラクレゾール、カビコール、ローズバッツエキス、緑茶ポリフェノール等のフェノール類、t−アネトール、チャビコールメチルエーテル、サフロール等のフェノールエーテル類、アセトアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ゲラニアール、ペリルアルデヒド、パレラナール等のアルデヒド類、アセトフェノン、カンファー、ジャスモン、ノートカトン、メントン、フェンコン、カルボン、プレゴン等のケトン類、カリオレフィンオキサイド、シネオール、ビサボロールオキサイド等の酸化物類、カテキン、プロアントシアニディン、フラボン、フラバノン、アントシアニン、フェノール類、フラボノール等のフラボノイド類、などの薬効成分の中から、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。また、例えば、アスコルビン酸、カルボン酸、クエン酸等の有機酸やドデシルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなどのアルキルベンゼンスルホン酸及びその塩類、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤などを使用することもできる。ただし、本抗ウィルス剤としては、界面活性剤及び多価アルコール類の少なくともいずれか一方を使用するのが好ましい。ウィルス細胞膜に吸着・分解し、ウィルスを不活化するためである。
これらの抗ウィルス剤は、絶乾質量基準で液保持容量を大きくされた中層21に対し0.1〜30g/m2付与されているのが好ましく、1〜10g/m2付与されているのが特に好ましい。0.1g/m2未満であると抗ウィルス剤付与の効果が十分に得られない。他方、30g/m2を超えても、抗ウィルス剤付与の効果が十分に向上せず不経済である。
また、以上のように抗ウィルス剤を使用する場合は、細胞膜を有するウィルスに対する不活化率が99%以上となるようにするのが好ましい。また、対象となるウィルスを、細胞膜を有するものに限定するのは、界面活性剤が細胞膜に吸着し、分解してウィルスの繁殖を抑えるためである。
不活化率の測定方法としては、インフルエンザウィルス(A/Panama/2007/99(H3N2)株)を、最小必須培地にて約105FFU/mlに調整してウィルス液とする。抗ウィルス剤を含浸させた薄葉紙を中層として、3層構造を1組の試験紙とする。この試験紙を1.5cm×1.5cmにカットしたものを3組1サンプル(抗ウィルス剤を含浸させた中層3枚を含む計9枚)とし、ウィルス液0.5mlに浸す。室温(25℃)にて1分、5分、15分及び60分間放置する。放置後の反応溶液を1:1から4倍階段希釈し、溶液中のウィルス感染価(ウィルスの感染力を表す定量値)をマイクロ感染価測定法で測定し、60分後のウィルスの死滅(不活化)の割合(%)を測定値とする。
次に、本衛生薄葉紙10の製造方法について、3層化する場合を例に、説明する。
本製造方法においては、図4に示すように、まず、リール31から中層21を繰り出す。この繰り出した中層21には、次いで、その一方又は両方の表面に、図示例では両方の表面に、抗ウィルス剤塗布手段35,36によって、抗ウィルス剤を塗布する。そして、抗ウィルス剤を塗布した中層21には、その両面にそれぞれ液不透過性の薬液が付与された表層11及び12を重ねる。本製造例では、一方の表層11は、リール32から、他方の表層12は、リール33から、それぞれ繰り出して、中層21に重ねるようになっている。このようにして3層となった衛生薄葉紙10は、例えば、リール34に巻き上げて、適宜保管などすることができる。
(実験例1)人工鼻水の裏抜け低減効果を見るために、表1に示す3層構造のティシュペーパー2種類(試作品1と試作品2)を用意した。「人工鼻水の裏抜け試験」に則り裏抜けする人工鼻水の量を測定した結果、試作品1が5mg、試作品2が3mgとなった。
結果を考察すると、中層の米坪において、試作品2の方が試作品1より米坪で厚いことに起因している。つまり、中層の米坪を厚くすることで、吸水性能(クレム吸水量及びクレム吸水度)と共に保持力も上げることができ、人工鼻水の裏抜けを低減する効果をもたらす。
Figure 2007061637
(実験例2)また、別の視点で人工鼻水の裏抜け低減効果を見るために、表1に示す3層構造のティシュペーパー2種類(試作品1と試作品3)を用意した。「人工鼻水の裏抜け試験」に則り裏抜けする人工鼻水の量を測定した結果、試作品1が5mg、試作品2が0mgとなった。
結果を考察すると、試作品1に比べ試作品3の表層への液不透過性薬液の塗布率を高めたことに起因している。つまり、表層への液不透過性薬液の塗布率を高めることで、表層付近で人工鼻水を留め、中層への浸透を抑止することができ、人工鼻水の裏抜けを低減する効果をもたらす。
(実験例3)さらに、別の視点で人工鼻水の裏抜け低減効果を見るために、表1に示す3層構造のティシュペーパー2種類(試作品1と試作品4)を用意した。「人工鼻水の裏抜け試験」に則り裏抜けする人工鼻水の量を測定した結果、試作品1が5mg、試作品4が8mgとなった。
結果を考察すると、試作品1に比べ試作品4の中層の米坪は厚くないが、表層の吸水度が同等であったのが起因している。つまり、表層の吸水度を高めることで、表層付近で人工鼻水を留め、中層への浸透を抑止することができ、人工鼻水の裏抜けを低減する効果をもたらす。しかし、試作品4から中層のない2層構造にした試作品5では表層の吸水度を高い分だけ、一方の表層にも浸透しやすくなるため、3層構造にすることが好ましいことがわかる。
本発明は、ティシュペーパーやトイレットペーパー等の衛生薄葉紙として、適用可能である。
衛生薄葉紙の断面模式図である(3層)。 衛生薄葉紙の断面模式図である(4層)。 衛生薄葉紙の断面模式図である(2層)。 衛生薄葉紙の製造フローを示す図である。 測定板の斜視図である。 KES肌触り指数の測定方法を説明するための図である。 KES肌触り指数の測定方法を説明するための図である。 KES肌触り指数の測定方法を説明するための図である。
符号の説明
10…衛生薄葉紙、11,12…表層、21…中層、W…ウィルス液。

Claims (7)

  1. 表層及び1層以上の中層で多層とされ、
    前記表層に、液不透過性の薬液が付与され、
    前記中層の少なくともいずれか1層が、液保持容量を大きくされて液不透過度を高くされ、
    前記中層の表層側表面に抗ウィルス剤が外添されている、
    ことを特徴とする衛生薄葉紙。
  2. 表層及び1層以上の中層で多層とされ、
    前記表層に、液不透過性の薬液が付与され、
    前記中層の少なくともいずれか1層が、液保持容量を大きくされて液不透過度を高くされ、
    前記中層に抗ウィルス剤が内添されている、
    ことを特徴とする衛生薄葉紙。
  3. 前記抗ウィルス剤として、界面活性剤及び多価アルコール類の少なくともいずれか一方が使用されている、請求項1又は請求項2記載の衛生薄葉紙。
  4. 前記抗ウィルス剤が、絶乾質量基準で前記液保持容量を大きくされた中層に対し0.1〜30g/m2付与されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙。
  5. 細胞膜を有するウィルスに対する不活化率が、99%以上とされている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙。
  6. 前記衛生薄葉紙が、平面略方形とされ、かつ縦方向及び横方向の少なくともいずれか1方向の両端縁に沿って層間剥離を防止するエンボス加工によるライン状のプライボンディング加工が施されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙。
  7. 前記プライボンディング加工が、前記両端縁からそれぞれ5〜40mm離れた位置に施されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の衛生薄葉紙。
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