JP4827409B2 - エンボスシートの製造方法及び製造設備 - Google Patents

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Description

本発明は、エンボスシートの製造方法及び製造設備に関するものである。より詳しくは、エンボスを付与するとともに、柔軟剤等の薬液を付与するエンボスシートの製造方法及び製造設備に関するものである。
この種のエンボスシートの製造方法及び製造設備としては、現在、次記(1)〜(3)に示すものが、主にある。
(1)エンボス付与手段の上流に薬液付与手段が備わる設備において、被加工原シートに薬液を付与した後に、エンボスを付与して、エンボスシートを得る方法(例えば、特許文献1など。)。
(2)エンボス付与手段の下流に薬液付与手段が備わる設備において、被加工原シートにエンボスを付与した後に、薬液を付与して、エンボスシートを得る方法(例えば、特許文献1など。)。
(3)エンボスロール並びにこれに対向する対向ロール及び薬液転写ロールが備わる設備において、薬液転写ロールによってエンボスロールに薬液を転写した後、この薬液を転写されたエンボスロール及び対向ロールによって、被加工原シートにエンボスを付与すると同時に薬液を付与して、エンボスシートを得る方法(例えば、特許文献2参照。)。この方法・設備においては、エンボスロールが、エンボス付与手段として機能するとともに、薬液付与手段としても、機能することになる。
しかしながら、これらの製造方法・製造設備には、次に示すような問題がある。
まず、(1)の方法・設備においては、薬液付与によって紙力が低下した被加工原シートに、エンボスを付与することになるため、断紙発生の可能性が高くなる。他方、(2)の方法・設備においては、エンボス付与後に薬液を付与するため、断紙発生の可能性は高くはないが、薬液付与によって、被加工原シートの水分率が上昇し形状保持性が低下してしまうため、せっかく付与したエンボスが崩れる可能性がある。また、この方法・設備においては、薬液付与のためにペーパーランを長くとる必要があり、この長いペーパーランにおいては、薬液付与によって被加工原シートが重くなるため、自重による延びが生じ易く、せっかく付与したエンボスが崩れる可能性がある。これに対し、(3)の方法・設備においては、エンボスの付与と同時に薬液を付与するため、一見以上のような問題が生じないようにも思えるが、断紙発生の可能性は、さほど低くならない。これは、エンボス付与及び薬液付与の関係を、被加工原シートの各部位ごとに、個別具体的にみると、エンボス付与のための伸張力が作用する前に、薬液が浸透してしまう(付与されてしまう)部位が存在するためである。
特表2004−519274号公報 特開平11−323787号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、断紙発生の可能性が低く、しかもエンボスが確実に付与される、エンボスシートの製造方法及び製造設備を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
被加工原シートをエンボスロール及びこれに対向する対向ロール間に通す一方、ローション薬液を付与して、エンボスシートを製造する方法であって、
前記エンボスロールの凸部が10〜150個/cm 2 の割合で並ぶものとし、
被加工原シートに浸透するローション薬液の付与を、前記被加工原シートが前記ロール間を通った後、前記エンボスロールから離れる前に、薬液転写ロールとして弾性ロールを用いて行い、かつ前記凸部の被加工原シートを介した前記薬液転写ロールとの当接面積を前記エンボスロール周面全面積の3〜25%とし、
ローション薬液の付与量を、5〜40〔質量/(被加工原シート)質量〕%とする、ことを特徴とするエンボスシートの製造方法。
〔請求項2記載の発明〕
薬液の付与を、周面に凹凸のない弾性ロールによる転写で行う、請求項1記載のエンボスシートの製造方法。
〔請求項3記載の発明〕
エンボスロール及びこれに対向する対向ロールを有し、この第1のロール間に被加工原シートが通るエンボス付与手段と、前記被加工原シートにこの被加工原シートに浸透するローション薬液を付与する薬液付与手段と、が備わるエンボスシートの製造設備であって、
前記薬液付与手段が、前記エンボスロールと対向する薬液転写ロールを有し、この第2のロール間に、前記第1のロール間を通った後、前記エンボスロールから離れる前の被加工原シートが通り、
かつ、前記エンボスロールの凸部が10〜150個/cm 2 の割合で並ぶものであり、
前記凸部の被加工原シートを介した前記薬液転写ロールとの当接面積が前記エンボスロール周面全面積の3〜25%とされている、
ことを特徴とするエンボスシートの製造設備。
本発明によると、断紙発生の可能性が低く、しかもエンボスが確実に付与される、エンボスシートの製造方法及び製造設備となる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
〔定義等〕
(1)本明細書中のエンボスシートとは、エンボスが付いたシートを意味する。本エンボスシートには、1枚のシートからなる1プライのエンボスシートのほか、2枚のシートが積層されてなる2プライのエンボスシート、3枚のシートが積層されてなる3プライのエンボスシート、4枚のシートが積層されてなる4プライのエンボスシート又はそれ以上の複数枚のシートが積層されてなる複数プライのエンボスシートが含まれる。
(2)本明細書中の被加工原シートとは、エンボス付与や薬液付与の対象となるシートを意味する。このシートの原料や製造方法等については、後述する。
(3)本明細書中のエンボスには、幾何学的柄のエンボスや、装飾的柄のエンボス、その他の柄のエンボスが含まれる。幾何学的柄のエンボスとは、凹凸が、縦、横、斜め等に規則的に並んでできた模様を意味する。例えば、特開平7−268800号公報の図1(いわゆるマイクロキルティングエンボス)や、特開2003−73999号公報の図20、米国特許第5173351号公報の図4、等に示されるエンボスが、その例である。
また、装飾的柄のエンボスとは、凹凸によって描き出された、例えば、花、木、草等の植物や、人、動物、魚、貝、昆虫等の生き物、山、川、海、雲、森、林等の自然、月、太陽、星等の惑星・衛星、車、飛行機、電車等の人工物、などのデザイン性のある模様を意味する。例えば、特開平6−206269号公報の図11や、特開平7−258999号公報の図5、特開昭59−116500号公報の図3、等に示されるエンボスが、その例である。
さらに、その他の柄のエンボスとは、幾何学的柄のエンボス及び装飾的柄のエンボス以外の柄のエンボスである。例えば、凹凸が、不規則に並んでできた模様などが含まれる。
なお、本発明においては、より好ましい形態として、エンボスの数及び面積を特定した形態を示しており、かかる特定事項を満たすエンボスは、通常幾何学的柄のエンボスであると考えられるが、装飾的柄のエンボスやその他の柄のエンボスを、本発明の範囲外とする趣旨ではない。つまり、本発明のエンボスは、柄によって限定されるものではない。
〔用途〕
本発明のエンボスシートは、用途が特に限定されない。例えば、トイレットペーパーやティシュペーパー等の衛生薄葉紙、キッチンペーパー、トイレ空間の拭き掃除用のトイレクリーナー、台所周りの拭き掃除用のキッチンクリーナーなどとして、用いることができる。
〔被加工原シートの原料・製造方法等〕
本発明において、被加工原シートの原料(エンボスシートの原料でもある。)は、特に限定されない。トイレットペーパー、ティシュペーパー、キッチンペーパー等の用途に応じて、適宜の原料を使用することができる。
具体的には、例えば、原料が、パルプ繊維である場合、このパルプ繊維(原料パルプ)としては、木材パルプ、非木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプなどから、より具体的には、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、加圧式砕木パルプ(PGW)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、ブリーチケミサーモメカニカルパルプ(BCTMP)等の機械パルプ(MP)、化学的機械パルプ(CGP)、半化学的パルプ(SCP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)等のクラフトパルプ(KP)、ソーダパルプ(AP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)等の化学的パルプ(CP)、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)等を原料とする合成パルプ、脱墨パルプ(DIP)、ウエストパルプ(WP)等の古紙パルプ、かすパルプ(TP)、木綿、アマ、麻、黄麻、マニラ麻、ラミー等を原料とするぼろパルプ、わらパルプ、エスパルトパルプ、バガスパルプ、竹パルプ、ケナフパルプ等の茎稈パルプ、靭皮パルプ等の補助パルプなどから、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。
パルプ繊維等からなる原料は、例えば、公知の抄紙工程、具体的には、ワイヤパート、プレスパート、ドライヤパート、サイズプレス、カレンダパート等を経るなどして、エンボス付与・薬液付与の対象となる被加工原シートとする。この抄紙に際しては、例えば、分散剤、苛性ソーダ、アンモニア水等のpH調整剤、消泡剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、耐水化剤、流動変性剤、歩留まり向上剤などの適宜の薬品を添加することができる。
〔エンボス及び薬液の付与〕
図1に、帯状に連続する被加工原シート1,2に、エンボス及び薬液を付与する設備を、示した。なお、本設備においては、被加工原シート1と被加工原シート2とが積層されて、2プライのエンボスシートが製造される。
本設備においては、上下に並列的に配置されたエンボスロール11及びこれに対向する対向ロール12(以下、単に一対のロール11,12ともいう。)を有するエンボス付与手段10と、この下方において、一対のロール11,12と同様に、上下に並列的に配置されたエンボスロール21及びこれに対向する対向ロール22(以下、単に一対のロール21,22ともいう。)を有するエンボス付与手段20と、が並設されている。被加工原シート1は、水平に、図示例では紙面右方向に、対向ロール12まで流れた後、この対向ロール12の周面に沿って流れ方向を反対方向に変え、この対向ロール12とエンボスロール11との間(第1のロール間)を通り、エンボスを付与される。同様に、被加工原シート2は、水平に、図示例では紙面右方向に、対向ロール22まで流れた後、この対向ロール22の周面に沿って流れ方向を反対方向に変え、この対向ロール22とエンボスロール21との間(第1のロール間)を通り、エンボスを付与される。
これらエンボスの付与は、被加工原シート1,2が、例えば、パルプ繊維、再生繊維及びレーヨンの群から選ばれた1種又は2種以上の原料からなる場合は、エンボスロール11及び対向ロール12の一方又は双方を、同様に、エンボスロール21及び対向ロール22の一方又は双方を、加熱して行うのが好ましい。ロールを加熱して、エンボスを付与すると、エンボスが鮮明・明瞭に付与されるようになる。
一対のロール11,12や21,22は、双方のロールとも金属ロールとすることもできるが、対向ロール12,22を、少なくとも表面12a,22aがゴム等からなる弾性ロールとし、エンボスロール11,21を、表面(周面)に複数の凸部が設けられた金属ロールとするのが、好ましい。金属ロール及び弾性ロールの組み合わせ(いわゆるスチールラバー方式)によると、ロールのクリアランス調整の問題や、ロールに紙粉等が詰まるとの問題などが生じない。本実施の形態では、スチールラバー方式としている。
一対のロール11,12や21,22の一方のみを加熱する場合、加熱ロールは、弾性ロールであってもよいが、金属ロールである方が、好ましい。これは、金属ロールの方が、熱伝導率がよく効果的に加熱による効果が発揮されるということのほか、金属ロールが加熱されていると、エンボスの形状に対応したかたちで、シートに熱が与えられることになり、付与されるエンボスが、より鮮明・明瞭になるということ、からである。
加熱ロールの表面温度は、一対のロール11,12や21,22が、双方とも金属ロールであるか、金属ロール及び弾性ロールの組み合わせであるか、双方が加熱されているか、一方のみが加熱されているか、金属ロール及び弾性ロールのいずれが加熱されているか、などに関わらず、40〜140℃であるのが好ましく、60〜120℃であるのがより好ましく、80〜100℃であるのが特に好ましい。表面温度が低すぎると、エンボスが鮮明になるとの効果が、十分に発揮されない。他方、表面温度が高すぎると、エネルギーロスとなるほか、シートが焼き付くおそれや、製造されるトイレットペーパー等のエンボスシートが固くなるおそれがある。また、特に本形態では、次いで付与する薬液が直ぐに蒸発してしまい、全体に行き渡らなくなってしまうおそれがある。
以上の加熱方式による場合、エンボスの付与は、一対のロール11,12や21,22間のエンボス圧(ニップ圧(線圧))が、5〜30kg/cmとなるように行うのが好ましく、10〜25kg/cmとなるように行うのがより好ましく、15〜20kg/cmとなるように行うのが特に好ましい。エンボス圧が低すぎると、エンボスが鮮明になるとの効果が、十分に発揮されない。他方、エンボス圧が高すぎると、シートがちぎれてしまうおそれ(断紙発生のおそれ)がある。
一対のロール11,12や21,22を、金属ロール及び弾性ロールの組み合せとする場合、弾性ロールは、その表面のショア硬度(Shore hardness)が、50〜90であるのが好ましく、60〜70であるのがより好ましい。ショア硬度が低すぎると、つまり弾性ロール表面がやわらかすぎると、断紙発生のおそれがある。他方、ショア硬度が高すぎると、つまり弾性ロール表面が硬すぎると、被加工原シートにエンボスが付かなくなるおそれがある。
ところで、以上の加熱スチールラバー方式によると、シートの坪量を、例えば、12.0〜17.0g/m2とすることができる。このように坪量が小さいと、一般にエンボスを鮮明・明瞭に付与することができないとされるが、以上の方式による場合は、可能である。
エンボスロール11,21周面の凸部の形状は、特に限定されない。例えば、平面視で正方形、菱形、円形、楕円形、多角形、星形などとされ、図2に示すように、実質的に平坦な頂面11Aを有する形状とすることや、図3に示すように、中心部が膨らんだ断面略弓形の頂面11Bを有する形状とすることや、図示はしないが、頂部、及び、この頂部と隣接する頂部との相互間に連なる稜線部から主になるいわゆる富士山型の形状とすること、などができる。富士山型の形状とすると、被加工原シート1,2に、いわゆる富士山型のエンボスが付くことになるため、嵩だか性、吸収性が向上する。富士山型のエンボスとしては、この他にも、例えば、特開平1−111096号公報に示されるものを、例示することができる。
一方、本設備においては、エンボスロール11に並んで、図示例では紙面左方に、薬液付与手段30が、備えられている。この薬液付与手段30は、エンボスロール11と対向しており、被加工原シート1に対して、薬液の転写を行う薬液転写ロール31と、この薬液転写ロール31と対向しており、薬液転写ロール31に対して送る薬液の量を調節する調節ロール32と、薬液が蓄えられた薬液ボックス33と、から主になる。同様に、本設備においては、エンボスロール21に並んで、図示例では紙面左方に、薬液付与手段40が、備えられている。この薬液付与手段40は、エンボスロール21と対向しており、被加工原シート2に対して、薬液の転写を行う薬液転写ロール41と、この薬液転写ロール41と対向しており、薬液転写ロール41に対して送る薬液の量を調節する調節ロール42と、薬液が蓄えられた薬液ボックス43と、から主になる。
本形態においては、被加工原シート1,2が、第1のロール間を通った後、エンボス11,21に沿って流れ方向を変え、この段階において、つまり被加工原シート1,2が、エンボスロール11,21から離れる前に、エンボスロール11,21と薬液転写ロール31,41との間(第2のロール間)を通って、薬液が付与される。本形態によると、薬液付与がエンボス付与に先行することが全くないので、断紙発生のおそれは、完全に防止される。他方、本形態においては、エンボスロール11,21が、エンボス付与手段10,20に備わる装置としても、薬液付与手段30,40に備わる装置としても機能するものであり、両手段10,20、30,40に備わる装置が一部重なるものであるため、エンボス付与手段の下流に薬液付与手段を設ける形態のように、ペーパーラン長くする必要がなく、これを原因として、エンボスが崩れるおそれがない。また、本形態では、薬液の付与を、被加工原シート1,2が、第1のロール間を通った後、エンボスロール11,21から離れる前に行うので、薬液を塗布した瞬間、つまり水分率が最も高く形状保持性が最も弱くなる瞬間は、被加工原シート1,2に付与されたエンボスが、エンボスロール11,21の凸部によって支持されることになるため、薬液付与によって、エンボスが崩れるおそれもない。
本薬液の付与は、例えば、特開平11−235288号公報等に示されるような、噴霧(スプレー)によることもできる。噴霧によっても、断紙発生防止効果や、エンボス崩れ防止効果は、得られる。ただし、本形態のように、薬液の付与をロール転写で行うと、薬液の歩留まりが向上し、また、薬液の付与量増量が可能となる。加えて、本ロール転写によると、被加工原シート1,2のエンボス頂面部分に付与された薬液が、被加工原シート1,2全体に広がる(浸透する)ため、瞬間的に高まった水分率は、直ぐに低くなる。したがって、被加工原シート1,2が、少なくともエンボスロール11,21から離れるときには、水分率が低くなっているため、エンボス崩れ防止効果が高くなる。この点、噴霧による場合も、水分率が瞬間的にも高くならないようにして、エンボス崩れ防止効果を高めることが考えられるが、被加工原シート1,2は、エンボス付与により、凹凸を有するため、かかる噴霧は、大変難しく、あるいは極めて複雑な装置が必要になる。
なお、例えば、トイレットペーパー等が製造されてから、一般家庭等で使用されるまでには、少なくとも1〜2週間かかるため、ロール転写によって、薬液が被加工原シートの頂面のみに付与されていても、被加工原シート全体に行き渡る(浸透する)ことになる。
本薬液の付与は、薬液転写ロール31,41として、周面に凹凸のない弾性ロールを用い、エンボスロール11,21の凸部が、10〜150個/cm2の割合で、好ましくは15〜60個/cm2の割合で、より好ましくは25〜50個/cm2の割合で並び、かつこの凸部の被加工原シート1,2を介した薬液転写ロール31,41との当接面積が、エンボスロール周面全面積の3〜25%、好ましくは5〜20%、より好ましくは5〜10%であるとよい。薬液転写ロール31,41の周面に凹凸がない場合は、周面にエンボスロール11,21の凹凸と嵌合する凹凸がある場合と比較して、断紙発生の可能性が減少する。また、当接面積が3%以上であると、薬液が被加工原シート1,2全体に行き渡る。つまり、周面に凹凸がある薬液転写ロール31,41用いて、この薬液転写ロール31,41から被加工原シート1,2全体に、薬液を直接転写する必要がなくなる。他方、当接面積が25%以下であると、被加工原シート1,2全体の水分率があまりにも高くなることがなく、断紙の発生が防止される。もっとも、これら当接面積限定による効果は、エンボスロール11,21の凸部が、前記のような割合(個/cm2)で並ぶ場合の効果である。つまり、大きな凸部が1つだけ存在したり、複数の凸部が一部の部位のみ存在したりする場合は、前記効果を得ることができない。
ここで、エンボスロール11,21の周面全面積には、図2及び図3に示すように、凸部頂面11A,11Bの面積はもちろん、凸部周面11Cの面積や、凸部と凸部との間の面11Dの面積も含む趣旨である。また、凸部頂面11A,11Bの面積は、3次元的な面積であるため、平面視では同じ面積でも、図2の頂面11Aのように、平面であるか、図3の頂面11Bのように、膨らんでいるか、などによって、異なることになる。なお、図2及び図3においては、被加工原シート1,2を省略している。
そして、以上のように凸部の数及び面積を限定する場合は、薬液の付与量を、5〜40〔質量/(被加工原シート)質量〕%、好ましくは7〜28%、より好ましくは10〜25%とする。薬液の付与量を5%以上とすると、薬液付与の効果が確実に発生する。他方、薬液の付与量を40%以下とすると、断紙発生の可能性が防止される。
以上のようにしてエンボス及び薬液が付与された被加工原シート1,2のうち、上方を流れるシート1は、次いで、エンボスロール11から離れ、エンボスロール21に沿って流れるシート2上に積層される。そして、両被加工原シート1,2は、例えば、エンボスロール21に対向する弾性ロール50によって、プライボンディング処理されて、2プライのエンボスシート3とされる。
〔薬液(ローション薬液)〕
本エンボスシートにおいて、使用することができる薬液は、特に限定されない。例えば、柔軟剤、シリコン系風合い向上剤、ローション薬液、抗ウィルス剤などを例示することができる。以下、ローション薬液及び抗ウィルス剤について、詳しく説明する。
ローション薬液とは、肌触り性(風合い)を高め、あるいは保湿性を高め、あるいはパルプ繊維の肌への刺激を和らげ、あるいは潤い感を高めることを主な目的とする薬液であり、その種類は、特に限定されない。例えば、保湿性薬液としては、シリコーンオイル、シリコーンパウダー等のポリシロキサン、グリセリン、プロピレングリコール等の多価アルコール、ソルビトール、グルコース等の糖類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコール、流動パラフィン、グリコール系溶剤及びその誘導体のうちの少なくとも1種の保湿剤を含むものを用いてなるものを、例示することができる。また、以上の薬液には、例えば、ビタミンC、ビタミンE、コラーゲンなどを含む薬液を併用することができる。この種の薬液は、潤い感を高める機能がある。ビタミンCおよびビタミンEは抗酸化剤としても機能する。ビタミンEは、還元力の強い成分で、活性酸素・フリーラジカルを消去し、あるいは過酸化脂質の発生を防ぐ抗酸化作用がある。したがって、ビタミンEは薬液の安定化剤として機能するとともに、肌の皮脂の酸化防止効果及び血行促進効果が発揮される。また、保湿機能もある。ビタミンCは、ビタミンEと同じく皮脂の抗酸化作用がある。ビタミンCは、ビタミンEを還元するする作用があるため、ビタミンC,Eの両方を用いると、ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、活性酸素などにより酸化されたビタミンEを還元し、ビタミンEの強力な皮脂の抗酸化作用を維持する作用が奏せられる。コラーゲンは、肌の真皮の90%を形成しており、これが減少すると肌に潤いや張りがなくなる。したがって、肌と接触したときに肌に潤いを与える保湿効果を発揮する。また、薬液としては、特にpHが5.0〜6.0の弱酸性とされたものであると、肌に対して接触させても肌がアルカリ性になることがなく、薬液pHの影響による肌荒れを効果的に防止できる。特に好適なpH範囲は5.3〜5.7である。pHの調整法としては、酸性又は塩基性のpH調整剤を薬液に添加することにより行うことができ、薬液が強酸性の場合には水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液を用いることができ、中性・アルカリ性の場合にはクエン酸やリンゴ酸、乳酸を用いることができる。
清涼感を得るための薬液としては、ソルビトール、アルチトール、キシリトール、エリスリトール、ラクチトール、パラチニットを挙げることができる。特に好ましいものは、エリスリトール、キシリトール、ソルビトールであり、さらに好ましいくはエリスリトール又はキシリトールである。さらに、メントール、サリチル酸、α−シネロール、及びこれらの誘導体の群から選ばれた一種又は二種以上の冷感剤を含ませることができる。
柔軟剤の代表例は、界面活性剤系の柔軟剤であり、その柔軟剤としては、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤及び両性イオン界面活性剤のなかから適宜選択して用いることができ、特にアニオン系界面活性剤が好適である。アニオン系界面活性剤としては、カルボン酸塩系、スルホン酸塩系、硫酸エステル塩系、燐酸エステル塩系などを用いることができる。特にアルキル燐酸エステル塩が好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレングリコールモノステアレートなどの多価アルコールモノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロシキ−2−ヒドロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット密ロウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテルなどを用いることができる。
カチオン界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩、アミン塩、またはアミンなどをもちいることができる。また、両性イオン界面活性剤としては、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体、または複素環式第2級または第3級アミンの脂肪族誘導体などを用いることができる。
以上、本エンボスシートにおいては、さまざまなローション薬液を使用することができるが、特に、流動パラフィン5〜20%と、多価アルコール類50〜85%と、糖類3〜30%と、さらに必要ならば5%以下の非イオン界面活性剤とを主剤とする薬液を用いると、好ましいものとなる(以上、全て〔質量/(薬液全体)質量〕。)。流動パラフィンの添加量が5%未満であると、しっとり感が低下し、また滑らかさが低下し、ざらつく。逆に20%を超えると、ねばつき感(べとつき感)を与えるとともに、ざらつき、さらに硬い感じを与えるようになる。より好適な範囲は、8〜15%である。本形態では、例えば、特開平2−104511号公報に示されるような、多価アルコールによる皮膚の油分の除去特性を過度にすることなく、流動パラフィンを混入することにより、皮膚の油分の除去特性を抑制しているために、ほどよいしっとり感を得ることができる。
多価アルコール類の添加量は50〜85%とされる。50%未満では、清拭効果としっとり感が劣る。他方、85%を超えると、他の成分の添加量が少なくなり、全体の特性のバランスが悪くなる。また、強度の劣化が起こり、破れ易くなるとともに、べたついた感じを与えるようになる。多価アルコール類としては、特にグリセリン若しくはプロピレングリコール又はこれらの混合物からなるのが好ましい。
糖類の添加量は3〜30%とされる。3%未満では、しっとり感とやわらかさが低下し、30%を超えると、全体の特性のバランスが悪くなり、強度劣化が起こり、破れ易くなる。糖類としては、特にソルビトール若しくはグルコース又はこれらの混合物からなるものが好適である。
さらに必要ならば5%以下の非イオン界面活性剤を添加することができる。非イオン活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレングリコールモノステアレート等の多価アルコールモノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロキシ−2−ヒドロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット蜜ロウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシエチレングリセリルモノオレート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等を例示することができる。
これらの薬液に対して、陰イオン界面活性剤、香料、着色料、防腐剤、酸化防止剤などの副次的添加剤を、1%以下の割合で添加することができる。
〔薬液(抗ウィルス剤)〕
本エンボスシートにおいて、使用することができる抗ウィルス剤の種類は、特に限定されない。天然(生体(動植物)内の成分中に含まれている)の抗ウィルス剤、非天然の抗ウィルス剤のいずれをも使用することができる。具体的には、例えば、オシメン、カンフェン、リモネン、サビネン、ミルセン、テルピネン、ピネン、シメン等の植物抽出成分中に含まれるモノテルペン炭化水素類や、シトロネロール、ゲラニオール、イソプレゴール、リナロール、テルピネロール等のモノテルペンアルコール類、アネトール、カルバクロール、オイゲノール、チモール、パラクレゾール、カビコール等のフェノール類、t−アネトール、チャビコールメチルエーテル、サフロール等のフェノールエーテル類、アセトアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ゲラニアール、ペリルアルデヒド、パレラナール等のアルデヒド類、アセトフェノン、カンファー、ジャスモン、ノートカトン、メントン、フェンコン、カルボン、プレゴン等のケトン類、カリオレフィンオキサイド、シネオール、ビサボロールオキサイド等の酸化物類、カテキン、プロアントシアニディン、フラボン、フラバノン、アントシアニン、フェノール類、フラボノール等のフラボノイド類、などの薬効成分の中から、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。また、以上のほかにも、例えば、アスコルビン酸、カルボン酸、クエン酸等の有機酸や、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤などを使用することもできる。
〔その他〕
エンボス及び薬液の付与は、例えば、エンボスシートがティシュペーパーとなる場合であれば、インターフォルダにおいて、より具体的には、製品の幅で巻き取られた被加工原シートを、巻き戻した(巻き出した)後、折り畳み積み重ねるに先立つ工程で、適用することができる。
本発明は、例えば、トイレットペーパーやティシュペーパー等の衛生薄様紙、キッチンペーパー、トイレ空間の拭き掃除用のトイレクリーナー、台所周りの拭き掃除用のキッチンクリーナーなどのエンボスシートの製造方法及び製造設備として、適用可能である。
エンボス及び薬液の付与フローを示す図である。 エンボスロールと薬液転写ロールとの関係を示す図である。 エンボスロールと薬液転写ロールとの関係を示す図である。
1,2…被加工原シート、3…エンボスシート、10,20…エンボス付与手段、11,21…エンボスロール、12,22…対向ロール、30,40…薬液付与手段、31,41…薬液転写ロール。

Claims (3)

  1. 被加工原シートをエンボスロール及びこれに対向する対向ロール間に通す一方、ローション薬液を付与して、エンボスシートを製造する方法であって、
    前記エンボスロールの凸部が10〜150個/cm 2 の割合で並ぶものとし、
    被加工原シートに浸透するローション薬液の付与を、前記被加工原シートが前記ロール間を通った後、前記エンボスロールから離れる前に、薬液転写ロールとして弾性ロールを用いて行い、かつ前記凸部の被加工原シートを介した前記薬液転写ロールとの当接面積を前記エンボスロール周面全面積の3〜25%とし、
    ローション薬液の付与量を、5〜40〔質量/(被加工原シート)質量〕%とする、ことを特徴とするエンボスシートの製造方法。
  2. 薬液の付与を、周面に凹凸のない弾性ロールによる転写で行う、請求項1記載のエンボスシートの製造方法。
  3. エンボスロール及びこれに対向する対向ロールを有し、この第1のロール間に被加工原シートが通るエンボス付与手段と、前記被加工原シートにこの被加工原シートに浸透するローション薬液を付与する薬液付与手段と、が備わるエンボスシートの製造設備であって、
    前記薬液付与手段が、前記エンボスロールと対向する薬液転写ロールを有し、この第2のロール間に、前記第1のロール間を通った後、前記エンボスロールから離れる前の被加工原シートが通り、
    かつ、前記エンボスロールの凸部が10〜150個/cm 2 の割合で並ぶものであり、
    前記凸部の被加工原シートを介した前記薬液転写ロールとの当接面積が前記エンボスロール周面全面積の3〜25%とされている、
    ことを特徴とするエンボスシートの製造設備。
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