JP2002530170A - 多プライ・ティシュおよび多プライ・ティシュの製造方法 - Google Patents

多プライ・ティシュおよび多プライ・ティシュの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも二つのプライからなる多プライティシュに関し、ティシュは一平面における表面積と、該平面に直角な厚みとを有し、その厚みは少なくとも0.35mmの厚さであり、さらにティシュはティシュの表面積の大部分にわたり非エンボスのふき面を有し、さらにまた多プライ・ティシュは少なくとも40g/m2の平均坪量と、少なくとも150gの湿潤破裂強度とを有する、および多プライ・ティシュを製造する方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、多プライ・ティシュ、特に化粧紙および使い捨て可能なハンカチに
関する。
【0002】 ティシュまたは紙ティシュ・ウエブまたは紙シートと呼ばれることがある、紙
ウエブまたは紙シートは、現代社会で廣く使用されている。化粧ティシュおよび
トイレット・ティシュのような商品は市場の主要品目である。これら製品の四つ
の物理的特質が、それらの強度、それらの柔軟性、水性系の吸収度を含むそれら
の吸収度、およびそれらの耐リント性であることは長い間認識されている。他に
深刻に影響を与えないでこれら特質の各々の改良、ならびに二つまたは三つの特
質の同時改良にたいし、調査および開発がなされている。
【0003】 柔軟性とは、消費者が、特定の製品を握り、皮膚にこすり、または手の中でも
むときに感ずる感触である。この感触はいくつかの物性の組み合わせである。柔
軟性に関係するより重要な物性の一つは、一般に、製品を製造する紙ティシュの
剛度であると当業者は考えている。一方、剛度は普通、ウエブの乾燥引張り強さ
に直接左右されると考えられている。
【0004】 強度は、物理的一体性を維持しかつ、使用条件の下、引き裂き、破裂、および
細片化に耐える、製品の能力である。
【0005】 吸収度は、液体、特に水溶液または分散液を吸収する能力の尺度である。消費
者が感知する全面的吸収度は、一般に、ティシュ紙が液体を吸収する速度ととも
に飽和状態で一定量ティシュ紙が吸収する全液体量との組み合わせであると考え
られている。
【0006】 耐リント性は、湿潤時を含む使用条件下で一体に結合する、繊維製品およびそ
の構成ウエブの能力である。言い換えれば、耐リント性は、耐リント性が高いほ
ど、ウエブのリント傾向が低くなる。
【0007】 1995年4月27日に発行されたPCT国際公開公報WO第95/1134
3号は、多層抄紙された紙ティシュを製造する方法を開示している。例3は、坪
量が約32g/m2(20ポンド/300平方フィート)の2プライ化粧ティシ
ュを開示している。この具体例のティシュは0.475%の湿潤強度向上樹脂を
含有する。
【0008】 1984年11月6日に発行された米国特許第4481243号明細書は、テ
ィシュのへりに沿ってのみのエンボス加工により一体に固定された多プライから
なる化粧ティシュを開示している。
【0009】 高い湿潤破裂強さを有する使い捨て可能な紙製品は、たとえば、プロクター・
アンド・ギャンブル社(The Procter & Camble Co.)により販売される、Bou
nty(登録商標)にり、周知であり、200gより大きい湿潤破裂強さを有す
る。しかし、このようなキッチン・タオルは表面全体がエンボス加工されて、表
面が非平坦・非平滑となり、粗くて、鼻をかむ適当な平滑ふき面が得られない。
【0010】 少なくとも二つのプライからなる化粧ティシュが市販されている。ティシュは
一平面における表面積と、該平面に直角な厚みとを有し、その厚みは少なくとも
0.35mmの厚さであり、ティシュはティシュの表面積の大部分にわたり非エ
ンボスふき面を有する。しかし、今日の化粧ティシュではかなり低い湿潤破裂強
さにより、引き裂きや破裂を生ずることがよくある、一方、粘液や他の体液によ
り使用者の手を汚すことになる。
【0011】 本発明の目的は、周知の化粧ティシュの少なくとも所望の柔軟性と吸収度とを
有し、かつ使用時、特に鼻をかむのに使用する時引き裂きや破裂にたいし良好に
保護する、多プライ化粧ティシュを提供することにある。
【0012】 発明の概要 本発明の目的は、少なくとも40g/m2、好ましくは少なくとも45g/m2 の平均坪量と、少なくとも150g、好ましくは少なくとも200gの湿潤破裂
強度とを有する多プライ・ティシュにより達成される。また、好ましくは、多プ
ライ・ティシュの厚みは少なくとも0.4mmの厚さである。本発明の一実施例
において、プライの少なくとも一つは第一区域と第二区域からなり、第一区域は
第二区域にたいし相対的に高密度と低坪量とを有する巨視的に単平面で連続ネッ
トワークからなり、第二区域は第一区域にたいし相対的に低密度を有する個別の
ドームからなり、実質的にすべてのドームは全域で離散され、前記ネットワーク
区域により取り囲まれ、かつ互いに隔離されている。さらにまた、好ましくは、
第一ネットワーク区域の平均坪量の第二区域のドームの平均坪量に対する比は0
.8超で、1.0未満である。
【0013】 本発明はまた、多プライ・ティシュを製造する方法に関し、この方法はつぎの
工程を有する: 第一の繊維スラリーを機械的にリファイニングする工程と、繊維は少なくとも
2mmの平均長さを有し、好ましくは、第一のスラリーの繊維は、針葉樹繊維た
とえば北方針葉樹クラフト繊維が実質的に配合され; リファイニングされたスラリーを第二の繊維スラリーと混合する工程と、第二
のスラリーの繊維の平均長さは第一のスラリーの繊維の平均長さより短く、好ま
しくは、第二のスラリーは広葉樹繊維たとえばユーカリ繊維が実質的に配合され
; 有孔面上に初期ウエブをつくる工程と、初期ウエブにおける繊維の組成はウエ
ブの厚み全体に実質的に均質であり; 水を初期ウエブから除去してプライを形成する工程と;および 少なくとも二つのプライを並置して多プライ・ティシュを形成する工程。
【0014】 もっとも好ましくは、針葉樹長繊維と広葉樹短繊維との比は60:40より大
きく、好ましくは約70:30である。
【0015】 発明の詳細な説明 本発明は、きわめて好ましい成分として、乾燥繊維坪量による、重量%で、約
3.0%以下、好ましくは少なくとも0.5%、より好ましくは少なくとも0.
8%の、湿潤強度向上剤たとえば水溶性の永久および一時的湿潤強度向上樹脂を
含む。
【0016】 ここで有用な湿潤強度向上樹脂にはいくつかの種類がある。たとえば、ウエス
トフェルト(Westfelt)は、セルロース化学と技術、第13巻、813−825
頁(1979)に、多数のこのような物質を記載し、その化学性を論じている。
【0017】 普通、湿潤強度向上樹脂は水溶性陽イオン物質である。すなわち、この樹脂は
、製紙完成紙料に添加されると水溶になる。予期されていても、架橋のようなそ
の後の事象により樹脂を水不溶にさせることはかなり可能性が大きくまた期待も
される。さらにまた、限定pH範囲等特定条件でのみ可溶である樹脂もある。湿
潤強度向上樹脂は、製紙繊維上、内または間に沈着された後、架橋その他の硬化
反応を行うと一般に信じられている。架橋または硬化は通常、相当量の水が存在
する限り生じない。
【0018】 種々のポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂は特に有用である。これらの物質
は、アミノ、エポキシ、およびアゼチジニウム基等反応性官能基を備える低分子
量ポリマーである。1972年10月24日にカイム(Keim)に発行された米国
特許第3,700,623号明細書および1973年11月13日にカイム(Ke
im)に発行された米国特許第3,772,076号明細書を含む、特許文献には
このような物質を製造する方法の説明が豊富である。
【0019】 ハーキュリーズ社(Hercules Inc., デラウエア州、ウイルミントン)によりK
ymene 557H(商標)およびKymene LX(商標)で販売されるポリアミド・エピク
ロロヒドリン樹脂は、この発明において特に有用である。これら樹脂は前記カイ
ム(Keim)にたいする特許に大体記載されている。
【0020】 本発明において有用なポリアミド・エピクロロヒドリン樹脂は、モンサント社
(Monsanto Co., ミズーリ州、セントルイス)により、Santo Re 31
等Santo Res(商標)で販売される。これら種類の物質は、1974年
12月17日にペトロビッチ(Petrovich)に発行された米国特許第3,855
,158号明細書;1975年8月12日にペトロビッチ(Petorovich)に発行
された米国特許3,899,388号明細書;1975年8月12日にペトロビ
ッチ(Petrovich)に発行された米国特許第4,129,528号明細書;19
79年8月3日にペトロビッチ(Petrovich)に発行された米国特許第4,14
7,586号明細書;1980年9月16日にヴァン・イエナン(Van Eenam)
に発行された米国特許第4,222,921号明細書に大体記載されている。
【0021】 ここで有用な他の水溶性陽イオン樹脂は、アメリカン・サイアナミド社(Amer
ican Cyanamid Co.,コネチカット州,サンフォード)により、Parez631
NC等Parez(商標)で販売されるようなポリアクリルアミド樹脂である。
これら樹脂は、1971年1月19日にコスシア(Coscia)他に発行された米国
特許第3,556,932号明細書;1971年1月19日にウイリアムス(Wi
lliams)他に発行された米国特許第3,556,933号明細書に大体記載され
ている。
【0022】 本発明において有用な他の種類の水溶樹脂は、アクリルエマルションおよび陰
イオン・スチレン・ブタジェン・ラテックスを含む。これらの種類の多くの例は
1974年10月29日にメイセイJr(Meisei)他に発行された米国特許第3
,844,880号明細書に提供される。本発明において有用とされるさらに他
の水溶性陰イオン樹脂は、ホルムアルデハイドおよびメラミン・ホルムアルデハ
イド樹脂である。これら多官能性反応ポリマーは、数千のオーダーの分子量を有
する。より共通な官能基は、窒素含有基たとえば窒素が付加されたアミノ基およ
びメチロール基を含む。それほど好ましくないが、ポリエチレンイミン・タイプ
の樹脂は本発明において有用である。
【0023】 上記水溶性樹脂およびその製造を含み、さらに完全な記載は、パルプ・紙産業
技術協会(Technical Association of the Pulp and Paper Industry (New York
, 1965)、“紙および板紙の湿潤強度”、TAPPI モノグラフ・シリース(TAPPI M
onograph Series) No. 29に見られる。
【0024】 変性スターチ等一時湿潤強度向上剤もまた随時使用される。永久および一時湿
潤強度向上剤の組み合わせが使用される。
【0025】 本発明は、乾燥繊維重量を基準にして、好ましくは、3重量%までのレベルで
、より好ましくは少なくとも0.1重量%の乾燥強度向上剤を含有してよい。き
わめて好ましい乾燥強度向上剤はカルボキシメチル・セルロースである。他の適
当な乾燥強度向上剤は、ポリアクリルアミド(アメリカン・サイアナミド社(Am
erican Cyanamid, ニュージャーシー州、ウエイン)により製造されるCypro(登
録商標)514およびAccostrength(登録商標)711等);スタ
ーチ(たとえばコーン・スターチまたはポテト・スターチ);ポリビニール・ア
ルコール(エア・プロダクト社(Air Products Inc.,ペンシルバニア州、アレン
タウン)により製造されるAirvol(登録商標)540等);グアーまたは
ローカスト・ビーン・ガム;およびポリアクリル酸ラテックスを含む。適当なス
ターチ物質は、また、変性カチオン・スターチたとえばナショナル・スターチ・
アンド・ケミカル社(National Starch and Chemical Co., ニュージャーシー州
、ブリッジオーター)から入手できる、窒素含有基たとえばアミノ基およびメチ
ロール基を持つよう変性された変性カチオン・スターチを含む。
【0026】 化学的結合抑制剤を含む化学的軟化組成物は、本発明の任意の成分である。1
974年6月28日に発行された米国特許第3,821,068号明細書は、化
学的結合抑制剤を使用して剛度を減少することにより、ティシュ・ペーパの柔軟
度を向上できると教示している。1971年1月12日に発行された米国特許第
3,554,862号明細書は、適当な化学的結合抑制剤を開示している。これ
ら化学的結合抑制剤は第四アンモニウム塩を含む。
【0027】 好ましい化学的柔軟化組成物は、約0.01%から約3.0%の第四アンモニ
ウム化合物、好ましくは生分解性第四アンモニウム化合物;および0.01%か
ら約3.0%のポリヒドロキシ化合物:好ましくは、グリセロルソルビトール、
平均分子量が約150から約800のポリグリセロル、および平均分子量が約2
00から約4000のポリオキシエチレングリコルおよびポリオキシプロピレン
グリコルからなる群から選択される。好ましくは第四アンモニウム化合物とポリ
ヒドロキシ化合物との比は約1.0:0.1から0.1:1.0までの範囲であ
る。化学的柔軟化組成物は、ポリヒドロキシ化合物と第四アンモニウム化合物と
が、製紙完成紙料に添加される前、好ましくは少なくとも40°Cで、最初に一
体に予備混合されるときに、より効果あることが見いだされている。付加的にま
たは別に、化学的柔軟化組成物は、たとえば、転写処理によって、実質的乾燥テ
ィシュ・ペーパ・ウエブに添加してもよい(注意:ここで、すべての百分率は、
特記なきかぎり、乾燥繊維の重量が基準である)。
【0028】 本発明において使用に適する第四アンモニウム化合物の例は、周知のジアルキ
ルジメチルアンモニウム塩およびアルキルトリメチルアンモニウム塩の、非変性
の、またはモノエステル、またはジエステルの変性体を含む。例は、ジ(水素化
牛脂)ジメチルアンモニウム硫酸メチルのジエステル変性体、およびジ(水素化
牛脂)ジメチルアンモニウム塩化物のジエステル変性体を含む。理論に束縛され
ないで、エステル部分はこれら化合物に生分解性を与えると信じられている。分
析および試験手順は、1995年4月27日に発行されたをPCT国際公開公報
WO第95/11343号に示されている。
【0029】 本発明において有用なポリヒドロキシ化合物は、約200から約600の重量
平均分子量を有するポリオキシエチレングリコールを含み、“PEG―400”
が主として好ましい。
【0030】 本発明のティシュ・ペーパーは、たとえば、一つ以上の製紙用フェルトおよび
/またはベルトを用いて、適当なパルプを脱水する等、当業者にとって周知な普
通の方法で製造される。
【0031】 本発明の一実施例において、ティシュ・ペーパーの少なくとも一プライは、二
つの主要域を有する。第一区域は、製紙用ベルトのフレーム構造体に押しつけて
圧痕形成される圧痕形成区域からなる。圧痕形成区域は、好ましくは、実質的に
連続したネットワークからなる。紙の第一区域の連続ネットワークは、ベルトの
実質的に連続したフレーム構造上で作成され、幾何学的に大体それに対応し、製
紙中それに極めて接近して配置されている。
【0032】 紙の第二区域は、圧痕形成ネットワーク区域全体に分散された複数個のドーム
からなる。ドームは一般に、幾何学的にかつ製紙中は位置において、ベルトの偏
向導管に概略対応する。ドームは、製紙処理中偏向導管に一致して走行すること
により、紙の実質的に連続したネットワーク区域から外方に突出する。製紙処理
中偏向導管に一致して走行することにより、ドーム内の繊維はフレーム構造体の
紙に面する面と補強構造体の紙に面する面との間でZ方向に偏向される。好まし
くは、ドームは離散している。
【0033】 理論に拘束されないで、ドームと、紙の実質的に連続したネットワーク区域と
は概ね同等な坪量を有する。ドームを偏向導管内に偏向することにより、ドーム
の密度は実質的に連続したネットワーク区域の密度にたいし相対的に減少する。
さらにまた、実質的に連続したネットワーク区域(または選択に応じ他のパター
ン)は後工程で、たとえば、ヤンキー乾燥ドラムに押しつけて圧痕形成されても
よい。このような圧痕形成により実質的に連続したネットワーク区域の密度をド
ームの密度より増大させる。
【0034】 本発明による紙は、開示をここに文献として組み入れる、任意の下記の米国特
許により製造される:トロカーン(Trokhan)にたいし1985年7月16日に
発行された第4,529,480号明細書;トロカーン(Trokhan)にたいし1
987年1月20日に発行された第4,637,859号明細書;スムルコスキ
ー(Smurkoski)他にたいし1994年11月15日に発行された第5,364
,504号明細書;トロカーン(Trokhan)他にたいし1996年6月25日に
発行された第5,529,664号明細書;およびラスヒ(Rasch)他にたいし
1997年10月20日に発行された第5,679,222号明細書。
【0035】 所望により、紙は乾燥され、パターン化フレーム構造体を有しない通気空気乾
燥ベルト上で作成される。このような紙は、離散高密度区域と実質的に連続する
低密度ネットワークとを有する。乾燥中または後に、紙は真空差圧を受けてその
厚さを増大し、選択区域の密度を低くする。このような紙および連動するベルト
は、開示を文献としてここに組み入れる、下記の特許により製造される:サンフ
ォード(Sanford)他にたいし1967年1月31日に発行された第3,301
,746号明細書;アイヤーズ(Ayers)にたいし1975年9月16日に発行
された第3,905,863号明細書;アイヤーズ(Ayers)にたいし1976
年8月10日に発行された第3,974,025号明細書;トロカーン(Trokha
n)にたいし1980年3月4日に発行された第4,191,609号明細書;
トロカーン(Trokhan)にたいし1980年12月16日に発行された第4,2
39,065号明細書;ソウデイ(Sawdai)にたいし1994年11月22日に
発行された第5,366,785号明細書;およびソウディ(Sawdai)にたいし
1996年5月28日に発行された第5,520,778号明細書。
【0036】 さらに他の実施例において、補強構造体はフェルトであり、通気空気乾燥しな
い従来の製紙に使用されるようなプレス・フェルトとも云われる。フレーム構造
体は、開示を文献としてここに組み入れる、下記の米国特許により教示されるフ
ェルト補強構造体に適用される:ファン(Phan)にたいし1996年8月27日
に発行された第5,549,790号明細書;トロカーン(Trokhan)にたいし
1996年9月17日に発行された第5,556,509号明細書;アンプルス
キー(Ampulski)他にたいし1996年10月3日に発行された第5,580,
423号明細書;ファン(Phan)にたいし1997年3月11日に発行された第
5,609,725号明細書;トロカーン(Trokhan)他にたいし1997年5
月13日に発行された第5,629,052号明細書;アンプルスキー(Ampuls
ki)にたいし1997年6月10日に発行された第5,637,194号明細書
;マックファーランド(KcFarland)他にたいし1997年10月7日に発行さ
れた第5,674,663号明細書;アンプルスキー(Ampulski)他にたいし1
997年12月2日に発行された第5,693,187号明細書;トロカーン(
Trokhan)他にたいし1998年1月20日に発行された第5,709,775
号明細書;ヴァンファン(Van Phan)にたいし1998年9月29日に発行され
た第5,814,190号明細書;およびトロカーン(Trokhan)他にたいし1
998年10月9日に発行された第5,817,377号明細書。
【0037】 所望により、上記のパターン化フレーム構造体を有するベルトに代えて、紋織
を有するベルトを利用できる。このようなベルトは、形成ワイヤー、乾燥ファブ
リック、圧痕形成ファブリック、トランスファ織物等として利用できる。紋織は
、典型的にヤンキー乾燥ドラムへのトランスファ時に生ずるような、ニップで紙
を圧縮または圧痕したくない場合に、特に有用となると文献に報告されている。
例示の紋織を有するベルトは、チウ(Chiu)他にたいし1995年7月4日に発
行された米国特許第5,429,686号明細書;およびヴエント(Wendt)他
にたいし1997年9月30日に発行された米国特許第5,672,248号明
細書に見られる。
【0038】 ティシュ・ペーパーの二プライ以上を組み合わせて多プライ・ティシュを形成
する。複数プライは、随時、たとえば、接着またはエンボス加工により一体にく
っつけられる。接着は、堅く、柔らかさに欠ける製品となりやすいため、あまり
好ましくない。実際に、プライをくっつけるために接着を使用しないのが好まし
い。たとえば、1997年1月29日に公開された欧州特許第0755212号
公開明細書に開示されているように、エンボス加工を使用してプライが一体にく
っつけられる。本発明によれば、ティシュは、ティシュの表面積の主部分に非エ
ンボス加工ふき面を有する。本明細書で使用されるように、このことは、ティシ
ュが一つ以上の非エンボス加工区域および、選択枝として、一つ以上のエンボス
加工区域を有すること、および非エンボス加工区域は、ティシュの表面積の少な
くとも50%、ほとんど100%であること、を意味する。ここで使用されるエ
ンボス加工区域は、複数個のエンボス加工点を有するティシュの区域である。も
っとも普通には、エンボス加工区域は、ティシュの縁部に近接して(たとえば、
二つまたは四つの縁部に沿って)存在し;またエンボス加工区域は、装飾目的(
たとえば、パターンをつくり、または、文字またはブランド名を記するため)に
使用できる。非エンボス加工域は、エンボス加工区域間および/または、それら
の周囲に連続する区域である。
【0039】 テイシュの片面または両面は、選択枝として、ローションでさらに処理される
。ローションは、柔軟化/結合抑制剤、皮膚軟化剤、固定剤およびそれらの混合
物を含有する。適当な柔軟化/結合抑制剤は、第四アンモニウム化合物、ポリシ
ロキサンおよびそれらの混合物を含む。適当な柔軟化剤は、プロピレングリコー
ル、グリセリン、トリエチレングリコール、鯨蝋その他のワックス、ペトロラタ
ム、脂肪酸チェーンにおいて12から28個の炭素原子を有する脂肪酸、脂肪ア
ルコールおよび脂肪アルコールエーテル、およびそれらの混合物を含む。適当な
固定剤は、ポリヒドロキシ脂肪酸エステル、ポリヒドロキシ脂肪酸アミドおよび
それらの混合物を含む。他の任意の成分は、香料、抗細菌活性剤、抗ウイルス活
性剤、消毒剤、調剤活性剤、皮膜形成剤、消臭剤、不透明剤、アストリンゼント
、溶剤等を含む。ローション成分の特例は、樟脳、チモールおよびメントールを
含む。
【0040】 ここで定義される“長繊維”とは、少なくとも2.0mmの平均繊維長さと考
えられる。これら長い製紙繊維は典型的に針葉樹、好ましくは北方針葉樹クラフ
トである。
【0041】 ここで定義される“短繊維”とは、少なくとも2.0mm未満の平均繊維長さ
を持つと考えられる。これら短い製紙繊維は典型的に廣葉樹、好ましくはユーカ
リ類繊維である。別に、サルファイト繊維、熱機械パルプ、ケミーサーモメカニ
カル・パルプ(CTMP)繊維、リサイクル繊維およびそれらの混合物等短繊維
の低廉源も使用できる。
【0042】 試験方法 湿潤破裂強さは、電子破裂テスターと下記の試験条件を用いて測定される。破
裂テスターは、2000gロード・セルを装備したトゥイング・アルバート破裂
テスターCat.No.177(Thwing-Albert Burst Cat. No. 177)である。
破裂テスターは, トゥイング・アルバート・インストルメント社(Thwing-Alber
t Instrument Co.,米国ペンシルバニア州、フィラデルフィア)により供給され
る。
【0043】 八つのペーパー・ティシュをとり、二つの対でそれらを積み重ねる。鋏を用い
て、試料を、縦方向に約228mm、幅方向に約114mmとなるように切断し
、各々二つの完成品ユニット厚みにする。
【0044】 まず、積み重なった試料を小さい紙クリップで一緒にくっつけることにより試
料を一、二時間熟成し、積み重なった試料の他端を“あおいで”シートに分離し
て、それら間に空気を循環させる。積み重なった各試料を、5分(±10秒)間
、107°C(±3°C)強制通風炉内でクランプによりつるす。加熱期間後、
積み重なった試料を炉から除去し、試験前に最低3分間冷却する。
【0045】 一つの試料細片をとり、試料を狭い幅方向縁部により保持し、試料の中心を、
約25mmの蒸留水を満たしたパン内に漬ける。試料を(4.0±0.5)秒間
水中に入れておく。水が幅方向に流出するように試料を保持して除去し3(3.
0±0.5)秒間排水する。排水後直ちに試験を進行する。製品の外面を上向き
にさせて試料保持装置の下リング上に湿潤試料をおいて、試料の湿潤部分が試料
保持リングの開放面を完全に被覆するようにする。しわがあれば、試料を破棄し
、新たな試料で繰り返す。試料が正しく下リング上の所定位置になった後、上リ
ングを下げるスイッチを回す。そこで被試験試料は試料保持ユニットに確実に把
持される。始動ボタンを押してこの時点で直ちに破裂試験を開始する。プランジ
ャが上昇し始める。試料が裂けまたは破断する時点で、最大読みを報告する。プ
ランジャは自動的に反転し元の始動位置に復帰する。この手順を三つ以上の試料
について、合計四つの試験、すなわち、4回の反復を繰り返す。結果を、4回の
反復の平均として、最も近いグラム単位で報告する。
【0046】 ここで使用される、多プライ・ティシュ・ペーパーの厚さとは、14.7g/
2の圧縮負荷を受けるときの厚みである。好ましくは、厚さは、トゥイング・
アルバート・インストルメント社(Thwing-Albert Instrument Co.,ペンシルバ
ニア州、フィラデルフィア)から入手できる、低負荷トゥイング・アルバート・
マイクロメーター(Thwing-Albert micrometer)モデル89−11を用いて測定
される。
【0047】 具体例 北方針葉樹クラフト(NSK)繊維を3重量%有する水性スラリーが従来のリ
パルパーにより作成された。NSKスラリーは、ゆるやかにリファイニングされ
、永久湿潤強度向上樹脂(Kymene(登録商標)557H)の2%溶液が乾
燥繊維の重量に対し1%の割合でNSKストック・パイプに添加された。NSK
繊維への永久湿潤強度向上樹脂の吸収はインライン・ミキサーにより向上される
。1%溶液の乾燥強度向上樹脂(カルボキシメチル・セルロース)が乾燥繊維の
重量に対し0.15%の割合でファン・ポンプ前でNSKストックに添加される
。NSKスラリーはファン・ポンプで約0.2%濃度に希釈された。
【0048】 ジハード牛脂ジエチルエステルジメチル第四アンモニウムクロライドと、平均
分子量が400(PEG―400)のポリオキシエチレングリコールとからなる
化学的柔軟化組成物を作成した。PEG―400を約66°Cに加熱し、第四化
合物を溶融PEG―400内に溶解して均一混合物を形成した。
【0049】 ユーカリ繊維を3重量%有する水性スラリーは従来のリパルパーにより作成さ
れた。1%溶液の化学的柔軟化組成物が乾燥繊維重量に対し0、15%の割合で
ユーカリ・ストック・パイプに添加された。ユーカリ・スラリーはファン・ポン
プで約0.2%濃度に希釈された。
【0050】 二つのスラリーを、NSK繊維とユーカリ繊維との比が70:30になるよう
に組み合わせ、得られたスラリーを単層ヘッドボックスによって長網ワイヤに堆
積して初期ウエブを形成した。脱水は長網ワイヤを介し行い、ディフレクターと
真空ボックスが補助した。長網ワイヤは、それぞれ1ミリ当たり3.3縦方向モ
ノフィラメントおよび3.0幅方向モノフィラメントを有する5ひ口サテン織形
状であった。
【0051】 初期ウエブは、移送地点で約20%の繊維濃度で、長網ワイヤから、平方ミリ
当たり0.87直線アイダホ・セル(平方インチ当たり562セル)、40%ナ
ックル面積、および0.2ミリのフォト・ポリマー深さを有するフォト・ポリマ
ー・ファブリックに移送された。さらに脱水が、ウエブが約28%の繊維濃度に
なるまで、真空補助排水により行われた。パターン化ウエブは空気吹きつけによ
り、約65重量%の繊維濃度に予乾燥される。ついでウエブは、ポリビニル・ア
ルコール(PVA)の0.25%水溶液からなる噴霧クレープ接着剤によりヤン
キー乾燥機の表面に付着された。繊維濃度は、ドクター・ブレードでウエブを乾
燥クレープ加工する前の推定96%まで増加した。ドクター・ブレードは約25
°のベベル角度を有し、ヤンキー乾燥機にたいし位置決めされて、約81°の衝
撃角度となる。ヤンキー乾燥機は約4m/秒で作動され、乾燥紙はリールで巻取
に形成された。
【0052】 乾燥ウエブは、0.7%レベルのKymene(登録商標)と、0.11%レ
ベルのカルボキシメチルセルロースと、0.05%レベルの化学的柔軟化組成物
を有する(すべて乾燥繊維重量基準)。
【0053】 ウエブは、全寸が210平方mmの2プライ・ティシュ・ペーパーに加工され
る。ティシュ・ペーパー製品はエンボス加工しないで折り畳んで包装された。
【0054】 第2の例では、同じ2プライ・ティシュ・ペーパーに折り畳み前にエンボス加
工がなされた。縁部から約15mm延びるティシュ・ペーパー製品のへりは、1
955年10月19日に公開された、PCT国際公開公報WO第95/2742
9号に記載される方法に続いてエンボス加工された。ティシュ・ペーパー製品の
表面積の主要部(すなわち、15mmへり内の全表面積)はエンボス加工されな
かった。
【0055】 第3の例では、前例の製品を使用して、前の非エンボス加工区域の小区域にブ
ランド名をエンボス加工することにより装飾した。別に、前の非エンボス加工区
域にエンボス加工した4つの装飾リーフ・パターンがある。各装飾パターンは約
30平方mmである。
【0056】 前例の処理を繰り返し、紙はリールで、またはプライの組み合わせ中もしくは
加工中にカレンダー処理し、またはこれらの工程を組み合わせて2回または3回
カレンダー処理した。
【0057】 これらの例の2プライ・ティシュ・ペーパー製品は、厚みが0.45mm、平
均坪量が50g/m2、湿潤破裂強さが250gである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AU,AZ,BA, BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR,C U,DM,ES,GB,GD,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW,AT,CZ ,DE,DK,EE,FI,SK (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ラフラン・スコット・トーマス ドイツ連邦共和国 バッド・ゾーデン/テ ィエス. スュペルベルスュトラーセ,11 (72)発明者 マルバック・マリアンヌ ドイツ連邦共和国 イーデシュタイン−エ ッセンハム,ファールグラーベンスュトラ ーセ,17 (72)発明者 ベルス・アンジャ ドイツ連邦共和国 フランクフルト/エ ム.,フィンケンホッフスュトラーセ,42 Fターム(参考) 2D034 AB00 4L055 AA02 AA03 AG46 AG72 AG87 AH16 AH17 AJ01 AJ06 AJ07 BE14 BE15 CE25 CF01 EA07 EA08 EA16 EA32 FA16 GA29

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二つのプライからなる多プライ・ティシュにおいて、
    ティシュは一平面における表面積と、該平面に直角な厚みとを有し、ここでその
    厚みは少なくとも0.35mmの厚さであり、ティシュはティシュの表面積の大
    部分にわたり非エンボスのふき面を有し、かつ多プライ・ティシュが少なくとも
    40g/m2の平均坪量と少なくとも150gの湿潤破裂強度とを有することを
    特徴とする多プライ・ティシュ。
  2. 【請求項2】 多プライ・ティシュが少なくとも45g/m2の平均坪量と少な
    くとも200gの湿潤破裂強度とを有する請求項1に記載多プライ・ティシュ。
  3. 【請求項3】 多プライ・ティシュの厚みが最少0.4mmの厚さである請求項
    1または2に記載の多プライ・ティシュ。
  4. 【請求項4】 プライの少なくとも一つは第一区域と第二区域からなり、第一区
    域は第二区域にたいし相対的な高密度と低坪量とを有する巨視的に単平面で連続
    したネットワークからなり、第二区域は第一区域にたいし相対的に低密度を有す
    る個別のドームからなり、すべてのドームは全域に離散され、前記ネットワーク
    区域により取り囲まれ、かつ互いに隔離されている請求項1から3のいずれか1
    項に記載の多プライ・ティシュ。
  5. 【請求項5】 第一ネットワーク区域の平均坪量と第二区域のドームの平均坪
    量との比が0.8超で、1.0未満である少なくとも一つのプライを有する請求
    項4に記載の多プライ・ティシュ。
  6. 【請求項6】 全乾燥繊維の重量に対する%で、少なくとも0.5重量%の湿潤
    強度向上剤を有する請求項1から5のいずれか1項に記載の多プライ・ティシュ
  7. 【請求項7】 湿潤強度向上剤が、ポリアミドエピヒドロクロリン樹脂、ポリア
    クリルアミド樹脂、またはそれらの混合物からなる群から選択され、かつ乾燥強
    度向上剤がカルボキシメチルセルロースである請求項6に記載の多プライ・ティ
    シュ。
  8. 【請求項8】 次の工程を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1
    項に記載の多プライ・ティシュを製造する方法: 第一の繊維スラリーを機械的にリファイニングする工程と、繊維は少なくとも
    2mmの平均長さを有し; リファイニングしたスラリーを第二の繊維スラリーと混合する工程と、第二の
    スラリーの繊維の平均長さは第一のスラリーの繊維の平均長さより短かく; 有孔面上に初期ウエブをつくる工程と、初期ウエブにおける繊維の組成物はウ
    エブの厚み全体に均質であり; 水を初期ウエブから除去してプライを形成する工程と; 少なくとも二つのプライを並置して多プライ・ティシュを形成する工程。
  9. 【請求項9】 第一のスラリーの繊維は相当な比率の針葉樹繊維からなり、第二
    のスラリーの繊維は相当な比率の広葉樹繊維からなる請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 針葉樹長繊維と広葉樹短繊維との比が60:40より大きく、
    好ましくは約70:30である、請求項9に記載の方法。
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