JP4376248B2 - 衛生薄葉紙 - Google Patents

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Description

本発明は、ティシュペーパー等の衛生薄葉紙、特には、鼻かみ時における肌への刺激を低減した衛生薄葉紙に関する。
従来、ティシュペーパー等の衛生薄葉紙において、肌の清拭時や鼻かみ時の肌への負担を低減すべく、各種の柔軟剤や保湿剤を添加した衛生薄葉紙が知られている。
これらの衛生薄葉紙は、紙そのものの柔軟性を高め、あるいは紙そのものの保湿性を高めることによって、肌との摩擦を低減したものである。
特許第3289877号公報 特許第3297340号公報 特許第2996319号公報 特開2001−329482 特開平10−226986 特開平7−82662
しかしながら、従来の衛生薄葉紙は、鼻かみ時等に肌表面の皮脂等を拭取ってしまうため、乾燥空気、寒風、ウイルス等に対する肌の皮膚保護機能(バリア機能とも呼ばれる)を低下させてしまう。また、特に鼻かみ等の回数が増加した場合には肌とすれて肌を痛めてしまうこともある。
そこで、本発明の主たる課題は、鼻かみ時に肌に皮膚保護成分が転写されて、皮膚の保護機能の維持若しくは向上がなされる衛生薄葉紙を提供することにある。
上記課題を解決した本発明およびその作用効果は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
薬液に浸っていない非湿潤の衛生薄葉紙であって、
坪量10〜30g/m2の基紙の表裏面の少なくとも一方面に、
皮膚保護成分を0.0001〜1g/m 2 含む肌転写物の層を有し、
前記皮膚保護成分は、親油性成分をMPCポリマーでミセル化したものである、ことを特徴とする衛生薄葉紙。
(作用効果)
皮膚保護成分を含む肌転写物層を表裏に形成したので、鼻かみ時や肌の清拭時など肌に触れたときに皮膚保護成分が肌に転写される。
従って、実際の鼻かみ時等に、必要な皮脂を過度に拭取ることがなく、皮膚保護成分が肌に付与されるため、皮脂による皮膚保護機能を低下させることがない。
それとともに、所望の皮膚保護成分を肌に付与して、適宜の肌バリア機能を発揮させることが可能となる。
また、本発明は水分蒸発を防止する皮膚保護機能をも発揮され、例えば、肌荒れ状態からの水分量の回復へも寄与する。
また、MPCポリマー(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン重合体)は、生体適合性に優れた親水性の高いポリマー材料であり、肌との親和性が高く肌に転写されやすく、吸保湿性の維持、潤いの付与、コシ、帯電防止性など従来製品以上の機能を確保できる。
また、親油性成分を上記MPCポリマーでミセル化したものは、親油性成分が皮脂との親和性に優れ、肌面へ皮脂膜の形成を補助したり、親油性成分による膜を形成し、肌を外部からの刺激から保護し、また、肌の水分蒸発を防止する機能を発揮し、もって皮膚保護機能を発揮する。
そして、親油性成分はミセル化によって、親水性が高まり肌、特に乾燥肌に対して転写されやすい。
また、親油性成分のべたつき感も低減されている。
さらに、親油性物質をミセル化する物質がMPCポリマーであると、親油性成分を低刺激にかつ容易に肌へ転写することができるようになる。
すなわち、MPCポリマーは、皮膚に浸透あるいは被膜を形成して皮膚保護機能を有するほか親油性成分の肌への転写を促す転写助剤としての効果をも奏する。
また、基紙の坪量が、10〜30g/m2であると、柔らかさのある衛生薄葉紙となる。
<請求項2記載の発明>
下記(1)〜(6)の手順に従って算出される転写率が1〜50重量%である請求項1記載の衛生薄葉紙。
(1)人工皮革にオレイン酸を0.1g/cm2塗布したのち、X線光電子分光分析装置によってその人工皮革の当該塗布箇所の表面元素種およびその各量を測定する。
(2)X線光電子分光分析装置によって、衛生薄葉紙の肌転写物の層の表面元素種およびその各量を測定する。
(3)坪量40〜50g/m2の紙タオルを4ツ折りとしたものを10枚重ね、その上に略正方形の前記人工皮革をオレイン酸塗布面を上面にして重ねて敷き、さらにこの人工皮革上に測定すべき衛生薄葉紙を重ね、10mmΦの試験管(底面積1.57cm2)の底面を衛生薄葉紙に100gfの力をもって10秒間押しつける。
(4)衛生薄葉紙を人工皮革より取り除いたのち、人工皮革の衛生薄葉紙を押し当てた箇所についてX線光電子分光分析装置を用いて表面元素種およびその各量を測定する。
(5)転写操作前及び転写操作後のX線光電子分光分析の測定値に基づいて、測定部分における皮膚保護成分由来の元素の増加量を算出する。
(6)衛生薄葉紙の肌転写物の層における当該元素の量に対する前記増加量の割合(転写率)を算出する。
(作用効果)
転写率が、1重量%未満であると、肌転写機能が低下し、反対に50重量%を超えると薬品によるベタツキが生ずるようになる。また、50重量%を超える肌転写量を達成するためには、基紙に対して多くの肌転写物を塗布する必要があり、コストの面からも適さなくなる。
なお、上記転写率を達成する観点からは、基紙に対する肌転写物の塗布量は1〜50重量%が好適であり、10〜30重量%が特に好適である。
<請求項3記載の発明>
肌転写物の層が、グラビヤロールまたはオフラインフレキソロールによって皮膚保護溶液を基紙に印刷して形成されたものである、請求項1又は2の何れか1項に記載の衛生薄葉紙。
(作用効果)
グラビヤロールまたはオフラインフレキソロールを用いて肌転写物を基紙に印刷形成すると、均一に層形成される。
本発明によれば、鼻かみ時等に肌表面の皮脂等を過度にふき取ってしまうことがなく、皮膚保護成分が肌に転写されて、皮膚保護機能の維持若しくは向上がなされる衛生薄葉紙が提供される。
なお、本発明は、薬液に漬されている湿潤状態の紙製品は、鼻かみ時に鼻みずを吸い取ることができないものであり本発明の範囲には属さない。
次いで、本発明の実施の形態を以下に詳述する。
本形態の衛生薄葉紙は、基紙の表裏面の少なくとも一方面に皮膚保護成分を含む肌転写物層が形成されている。
<基紙について>
基紙となる薄葉紙は、この種の製品形態に用いられるティシュペーパーあるいはトイレットペーパー等に用いられている既知の薄葉紙である。基紙の原料は、特に限定されず、適宜の原料を使用することができる。原料として、パルプ繊維を使用する場合、このパルプ繊維(原料パルプ)としては、例えば、木材パルプ、非木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプなどから、より具体的には、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、加圧式砕木パルプ(PGW)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、ブリーチケミサーモメカニカルパルプ(BCTMP)等の機械パルプ(MP)、化学的機械パルプ(CGP)、半化学的パルプ(SCP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)等のクラフトパルプ(KP)、ソーダパルプ(AP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)等の化学的パルプ(CP)、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)等を原料とする合成パルプ、脱墨パルプ(DIP)、ウエストパルプ(WP)等の古紙パルプ、かすパルプ(TP)、木綿、アマ、麻、黄麻、マニラ麻、ラミー等を原料とするぼろパルプ、わらパルプ、エスパルトパルプ、バガスパルプ、竹パルプ、ケナフパルプ等の茎稈パルプ、靭皮パルプ等の補助パルプなどから、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。
パルプ繊維等の原料は、例えば、公知の抄紙工程、具体的には、ワイヤパート、プレスパート、ドライヤパート、サイズプレス、カレンダパート等を経るなどして、基紙とする。この抄紙に際しては、例えば、分散剤、苛性ソーダ、アンモニア水等のpH調整剤、消泡剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、耐水化剤、流動変性剤、歩留まり向上剤などの適宜の薬品を添加することができる。
前記基紙の米坪としては、JIS P 8124の米坪測定方法において、10〜30g/m2となるのが好ましい。なぜなら、10g/m2未満では、肌に触れたときの柔らかさの向上の観点からは好ましいものの強度を適正に担保することが困難となり、30g/m2超では、硬くなりすぎて、肌触りが悪いものとなるからである。
<肌転写物層について>
肌転写物層は、抄紙機で抄造した上記の薄葉紙に、グリセリン等の基剤に皮膚保護成分を溶解あるいは混合させた皮膚保護溶液を、塗布、印刷あるいは散布して形成される。肌転写物層の形成は、コーター等の既知の塗工機による塗布よりも、スプレー散布および印刷機による印刷による形成がより好適であり、グラビヤロールまたはオフラインフレキソロールを用いたグラビヤ印刷、フレキソ印刷によって皮膚保護溶液を基紙に印刷して形成するのが、特に好適である。
皮膚保護溶液の塗布あるいは散布量は、基紙となる薄葉紙重量の10〜50g重量%となるように塗布するのが好適である。なお、グラビヤ印刷による場合には、グラビヤロールの溝深さや線数を変えることによりまたフレキソ印刷の場合はアニロックスロールの溝深さや線数や印刷パターンの形状を変えることにより、また品質改良剤の溶解液濃度を変えることにより塗布量を変えることができる。塗布ムラや塗布ロールへのウェブの付着などのトラブルを避ける意味で塗布する皮膚保護溶液の粘度が200mPa.S(200cps)以下であることが望ましい。
[皮膚保護成分]
本発明における皮膚保護成分は、親油性成分をMPCポリマーでミセル化したものである
MPCポリマー(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン重合体)は、生体適合性に優れた親水性の高いポリマー材料であり、吸保湿性の維持、潤いの付与、コシ、帯電防止性などの皮膚保護機能を確保できる。そして、かかるMPCポリマーは、肌との親和性が高く、肌と接触したとき、特に肌の清拭、鼻かみのように肌に圧接された際に簡易に肌に転写される。
一方、親油性成分は、アーモンド油、オリーブ油、ゴマ油、サフラワー油、ジメチルシリコーン、シリコーン油、変性シリコーン、大豆油、椿油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、ヤシ油、ジグリセリン、スクワラン、スクワレン、セラミド類似化合物、トリグリセリン、エチレングリコール、セラミド、可溶性コラーゲン、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ビタミンA、ビタミンE、リノール酸、酢酸トコフェノール、コエンザイムQ10、ヘキセノール、ヒアルロン酸、油系植物エキス、流動パラフィン及びワセリン等である。これらは1種または2種以上合わせて使用することもできる。なかでも、ホホバ油、スクワレン、スクワラン、セラミド類化合物、オリーブ油、ビタミンA、ビタミンE、リノール酸、ワセリン、酢酸トコフェノール、コエンザイムQ10、ヘキセノール、ヒアルロン酸、油系植物エキスの群のなかから選ばれる1種または2種以上とするのが特に好適である。これら親油性成分は、皮脂成分に近く、皮脂と混合などして肌面に膜状となって外部からの刺激保護および肌水分の蒸発などを防止する皮膚保護機能を果たす。
ただし、これらの親油性成分は、そのままではべたつき感がでやすく、また、肌に対する転写性が良好でないことがあるため、皮膚保護成分として親油性成分を用いる場合には、界面活性剤によりミセル化する。ミセル化によって界面活性剤の親水基により、特に乾燥肌との親和性が高まり肌への転写性が向上する。
界面活性剤は、肌への転写補助剤として作用する。ミセル化に用いる界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤のいずれも用いることができる。親油性成分に応じて適宜選択することができるが、本願発明では、MPCポリマーを用いる。
MPCポリマーは先にも述べたように、自身が皮膚保護成分として作用するが、それとともに、上記に掲げたこのような親油性成分をミセル化する機能をも有する。
なお、アニオン界面活性剤として、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸エステル塩、N−アルキル−N−メチル−β−アラニン塩、脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩などが挙げられる。なお、塩を構成する対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等が挙げられ、ナトリウムが好ましい。ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩としては、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウムが好ましく、ポリオキシエチレン(エチレンオキサイド平均付加モル数3)ラウリルエーテル酢酸ナトリウムが好ましい。
カチオン界面活性剤として、アルキルトリメチルアンモニウム塩、N,N−ジアルキロイルオキシエチル−N−メチル、N−ヒドロキシエチルアンモニウム塩などが挙げられる。
ノニオン界面活性剤として、脂肪酸ソルビタンエステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等が挙げられる。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとしては、モノドデカン酸ポリオキシエチレンソルビタンが好ましく、さらにモノドデカン酸ポリオキシエチレン(エチレンオキサイド平均付加モル数20)ソルビタンが好ましい。ポリオキシエチレン硬化ひまし油としては、ポリオキシエチレン(エチレンオキサイド平均付加モル数40)硬化ひまし油が好ましい。
両性界面活性剤として、脂肪酸アミドプロピルベタイン、N−アルキル−Nカルボキシルメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、DL−ピロリドンカルボン酸塩が挙げられる。なお、塩を構成する対イオンとしてはナトリウム、カリウム等が挙げられ、ナトリウムが好ましい。
なお、皮膚保護成分は、塗布量で0.0001〜1g/m2となるように皮膚保護溶液中に配合するのが望ましい。皮膚保護成分0.0001g/m2未満であると皮膚保護効果がほとんど得られず、1g/m2を超えても皮膚保護機能効果が変化せずにかえってコスト高となる。
転写助剤としての界面活性剤は、塗布量で0.0001〜0.1g/m2となるように皮膚保護溶液中に配合するのが望ましい。転写助剤0.0001g/m2未満であると皮膚保護効果がほとんど得られず、0.1g/m2を超えても皮膚保護機能効果が変化せずにかえってコスト高となる。
[その他の成分]
皮膚保護溶液中においては、必要な機能を肌転写物層に付与すべくその他の適宜既知の薬液を配合せしめることができる。例えば、保湿剤として、アロエエキス、延命草エキス、オトギリソウエキス、オオムギエキス、オレンジエキス、海藻エキス、カミツレエキス、キューカンバエキス、コンフリーエキス、ゴボウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シソエキス、セージエキス、デュークエキス、冬虫夏草エキス、ドクダミエキス、ハタケシメジエキス、ビワエキス、ブドウ葉エキス、フユボダイジュエキス、プルーンエキス、ヘチマエキス、ボタンピエキス、マイカイエキス、モモノハエキス、ユリエキス、リンゴエキス、アラビノース、ガラクトース、キシロース、グルコース、ショ糖、ソルビトール、フルクトース、マルトース、マルチトール、マンノース、ミツロウ、ヒアルロン酸、プラセンターエキス、ラムノース、キシロビオース、キシロオリゴ糖、チューベローズポリサッカライド、トリサッカライド、トレハーロース、グリチルリチン、コンドロイチン硫酸、尿素、ビタミンC、リン酸エステルカルシウム塩、ビタミンE、ピロリドンカルボン酸ナトリウムなどのアミノ酸誘導体、ヒノキチオールなどを配合することができる。
また、抗菌剤として、イソプロピルメチルフェノール、エデト酢酸、塩化ベンザルコニウム、オクトピロックス、感光色素101及び201、クロロヘキシジン、サリチル酸、ジンクピリチオン、ソルビン酸カリウム、パラベン及びビオゾール等を配合することができる。
また、本発明の効果を損なわない範囲内で、医薬部外品及び化粧品等に一般的に用いられる各種成分、ゲル化剤、乳化剤、増粘剤、防腐剤、酸化防止剤、安定化剤、変色防止剤、香料及び着色剤を添加配合することができる。香料としては天然系あるいは合成系を問わずあらゆる種類のものが使用可能であるが、主に用いられるものとして、メントール、ミント、ラベンダー、ローズマリー等のハーブ系の香り、バラ科の香り、柑橘系の香り、ヒノキチオール等の木材系の香り等があげられる。原紙への香料添加方法としてスプレー塗布、ロール転写などがあげられるが、香料をマイクロカプセルに封入し各種保湿剤または柔軟剤に配合しロール転写を行うことが望ましい。
<衛生薄葉紙について>
本形態の衛生薄葉紙は、例えば、1プライ、2プライでインターホールド状態で複数枚が折り畳まれてなる薄葉紙群が、いわゆる上面に取り出し口が形成されているカートン箱に箱詰され、使用時にカートン箱上面の取り出し口から最上位の衛生薄葉紙を引き取ると、次の衛生薄葉紙が引き出されるいわゆるポップアップ式の製品形態を採るものである。なお、本発明の衛生薄葉紙は、本形態以外のその他の態様として、ロール紙形態を採ることもできる。
プライ接合手段としてはプライボンディングを採ることができる。すなわち、シートの縦方向及び横方向の少なくともいずれか1方向の両端縁に沿って層間剥離を防止するエンボス加工によるライン状のプライボンディング加工を施すことができる。プライボンディング加工は、シートの両端縁からそれぞれ5〜40mm離れた位置に施すのが好ましく、10〜20mm離れた位置に施すのがより好ましい。5mm未満であると、プライ剥がれから中層が肌に接するおそれがある。他方、40mmを超えると、端部がめくれ中層が肌に接するおそれがある。
プライボンディングとしては、エンボス加工(付与)により接合する処理のほか、スリット形成による処理、接着剤による処理などを例示することができる。
他方、本衛生薄葉紙は、ソフトネスが0.5〜3.0gとされているのが好ましい。この値を満たせば、衛生薄葉紙は、十分な柔らかさとなる。
ここで、ソフトネスとは、10cm巾の衛生薄葉紙を端子によって巾5.0mmの隙間に押し込んだときの抵抗値(縦横の平均値)であり、値が小さいほど、柔らかいことを意味する。本明細書でソフトネスは、ハンドルオメータ法(JIS L−1096 E法)によって測定した値をいう。ソフトネスは、例えば、坪量、層の数、層を形成する繊維の種類、密着加工条件などを変化させることにより、調節することができる。
他方、本形態の衛生薄葉紙は、表面特性の縦横平均が、0.065以下、好適には0.060以下、特に好適には0.055以下であることを満たすのが望ましい。この表面特性は、通常のMMD試験機、例えば、図1〜図3に示すように、カトーテック株式会社製の摩擦感テスター「KES SE」の基台上に人工皮革(サプラーレ,PBZ13001ブラック:出光テクノファイン社製)を敷くとともに、この人工皮革に皮脂成分としてオレイン酸4mg/m2を均一に塗布し、試験紙にて被覆した測定端子を用いて、MMDの測定手順と同様の操作を行なう。
すなわち、試験紙により構成した10mm四方の接触平面全体を50gf/cm2の接触圧で、人工皮革を敷いた水平測定面上に接触させ、この状態で前記人工皮革に移動方向に20gf/cmの張力を与えつつ前記接触平面の長さ方向または幅方向と直交する方向に、0.1cm/秒の速度で前記水平測定面ごと2cm移動させたときの摩擦係数の平均偏差で表される
なお、操作手順等をより詳述すると、図示されるように、試験紙で構成される接触平面は;横断面直径0.5mmのピアノ線からなり、先端の曲率半径が0.25mmの単位膨出部を隣接して有し、全幅が10mmの連続した測定面を有し、その測定面の長さが10mmとされるほぼ10mm四方の測定面を有するMMD測定用端子を、前記紙試料で被覆して形成する。
紙試料による端子の被覆は、10mm四方の接触平面が形成されるように端子の測定面に対して紙試料がぴったりと接触するように、あるいは若干の張力をもたせてぴったりと被覆することにより達成することができる。紙試料を端子に固定するにあたっては、移動させたときに紙試料と内部の端子とがずれて紙試料や接触平面に歪みなどが生じないようにしっかりと固定する。
固定は、例えば、前記接触平面が構成されるように前記端子を被覆したのち、接触平面を構成しない部位を輪ゴム等で装置の測定に影響が出ない部位、例えば端子の支持材等にしっかり固定する。また、MMD試験機の基台上には人工皮革を敷いて接着テープ等で固定する。このとき、測定時に歪まないように基台に人工皮革をしっかりと固定する。
測定に際しては、試験機の測定端子への荷重を50gとして紙試料で構成される接触平面全体が50gf/cm2の接触圧で人工皮革面に接触するようにするが、これは、MMD測定と同様に、円盤状の錘を端子上部に取り付けることで達成できる。もちろん、支持材の一方の端部(紙試料の移動方向と反対の端部)の固定の仕方はMMDの測定に準ずる。
一方、本発明の衛生薄葉紙は、皮膚保護成分の肌への転写量が、0.00002g/m2〜1g/m2であるのが望ましい。肌への転写量が、0.00002g/m2未満であると皮膚保護機能の発揮が不十分であり、1g/m2を超えるとべたつくとともにそれ以上転写されても皮膚保護機能効果が変化せずにコスト高となる。
ここで、皮膚保護成分の転写量の測定は、次に示す方法によって測定することができる(本明細書中における転写量は本測定方法による。)。まず、人工皮革にオレイン酸を0.1g/cm2塗布する。なお、オレイン酸の塗布量は、ヒトの平均皮脂量が冬場において0.2〜0.025mg/cm2程度であることを根拠としている(参考文献:基礎皮膚科学、朝倉書店)。次いで、X線光電子分光分析装置によって人工皮革の表面元素成分(表面元素種類と量)を測定する。次いで、図4(A)に示すように、4ツ折り状態のキムタオル(クレシア社製)4を10枚重ね、その上に略正方形の人工皮革(サプラーレ:出光テクノファイン社製)3を重ねて敷く。さらにこの人工皮革上に測定すべき紙試料(衛生薄葉紙)2を重ねて敷く。
そして、10mmΦの試験管(底面積1.57cm2)1の底面を紙試料に100gfの力をもって10秒間押しつける転写操作を行なう。転写操作は、一般的に鼻をかむ際に両手の人差し指と中指とで薄葉紙を鼻表面に押しつける動作が行われることが調査の結果、知見されたため、この操作を擬似的に再現したものである。
そして、転写操作をした後の各人工皮革についてX線光電子分光分析装置(XPSまたはESCAとも呼ばれる)を用いて表面元素分析を行う。測定部位Xは、図4(B)試験底管で押された部分10mm四方とする。その後に、転写操作前と転写操作後のX線光電子分光分析の結果から、測定部分において転写操作後に増加した皮膚保護成分に含まれる元素量を算出し、さらに皮膚保護成分としての転写量を算出する。例えば、皮膚保護成分がMPCポリマーである場合には、リン原子の増加量から皮膚保護成分の転写量を算出することができる。
さらに、X線光電子分光分析装置によって測定した、衛生薄葉紙の肌転写物の層の表面元素種およびその各量と、前記増加量とから、衛生薄葉紙の肌転写物の層における当該元素の量に対する前記増加量の割合(転写率)が算出される。
次いで、本発明の実施例および比較例について肌への刺激具合などについて評価した。実施例は、市販のティシュペーパー2プライ品に皮膚保護成分を塗布したものである。比較例は、市販のソフトタイプティシュペーパー2プライ品である。
実施例および比較例に用いた薬剤、坪量等の物性については、表1中に示すとおりである。
<転写量の測定>
なお、実施例については、皮膚保護成分の転写量を測定した。測定方法は、上述の転写量測定方法に従い、リン元素量に基づいて皮膚保護成分であるMPCポリマーの転写量を算出した。
<評価1:肌への刺激具合について>
各例について10枚ずつ、5人の被験者に各例を用いて実際に鼻をかんでもらい、その時の1枚目と10枚目のときの肌に対する刺激の感じ方について、1〜5点の点数付けを行ってもらうことで評価した。なお、最も刺激が強いと感じるものを1点→最も刺激が弱いと感じるものを5点として評価した。表1中に5人の被験者の平均値を示す。
<評価2:角質水分量増加率>
実施例および比較例を用いて皮膚を清拭し、清拭6時間経過後の当該清拭箇所の角質水分量を測定し、清拭前の測定値と比較して角質水分量がどの程度増加したかを算出した。
測定は被験者5人に対しておこなった。表1中の数値は5人の平均値である。また、清拭箇所(測定箇所)は鼻頭とした。清拭作業は、被験者が通常行っている力加減で鼻頭を20回(20往復)清拭することとした。角質水分量の測定には、モリテックス社製のTriplesense (トリプルセンス)TR−3を使用した。
Figure 0004376248
皮膚保護成分転写量の欄より、実施例1〜5において皮膚保護成分および転写助剤が肌へ転写されることが確認できる。比較例2に関しては、皮膚保護成分となるオリーブ油を含むが肌への転写がなされる態様で含有されてはいないことが確認できる。
そして、この転写による効果として肌への刺激具合(官能評価)の結果をみてみると、1枚目の使用では、実施例および比較例において肌への刺激に対する差を被験者は感じないという結果になったが、10枚目の使用時には本実施例が比較例よりも顕著に刺激が少ないと被験者が感じるという結果が得られた。従って、皮膚保護成分の転写による皮膚保護機能が効果的に発揮され、特に継続的に使用したときに皮膚保護成分の転写による効果が蓄積発揮され、肌への刺激が結果的に低減されることが認められたといえる。
また、評価2の角質水分増加率の結果を見てみると、本発明の実施例については、14〜24%と高い角質水分の増加率であったが、比較例は5〜9%となっている。してみると、本願発明のものは、転写による効果として肌の水分蒸発を防止する皮膚保護機能を発揮し、例えば、肌荒れ状態からの水分量の回復へ寄与することが示された。
本発明は、皮脂を拭き取らずに、鼻水、涙、唾液等の体液を拭き取る用途に用いるティシュペーパー、清拭用シートなどの紙製品、シート製品に利用可能である。
表面特性の測定方法を説明するための第1の図である。 表面特性の測定方法を説明するための第2の図である。 表面特性の測定方法を説明するための第3の図である。 転写量の測定方法を説明するための図である。
符号の説明
1…試験管、2…衛生薄葉紙、3…人工皮革、4…キムタオル。

Claims (3)

  1. 薬液に浸っていない非湿潤の衛生薄葉紙であって、
    坪量10〜30g/m2の基紙の表裏面の少なくとも一方面に、
    皮膚保護成分を0.0001〜1g/m 2 含む肌転写物の層を有し、
    前記皮膚保護成分は、親油性成分をMPCポリマーでミセル化したものである、ことを特徴とする衛生薄葉紙。
  2. 下記(1)〜(6)の手順に従って算出される転写率が1〜50重量%である請求項1記載の衛生薄葉紙。
    (1)人工皮革にオレイン酸を0.1g/cm2塗布したのち、X線光電子分光分析装置によってその人工皮革の当該塗布箇所の表面元素種およびその各量を測定する。
    (2)X線光電子分光分析装置によって、衛生薄葉紙の肌転写物の層の表面元素種およびその各量を測定する。
    (3)坪量40〜50g/m2の紙タオルを4ツ折りとしたものを10枚重ね、その上に略正方形の前記人工皮革をオレイン酸塗布面を上面にして重ねて敷き、さらにこの人工皮革上に測定すべき衛生薄葉紙を重ね、10mmΦの試験管(底面積1.57cm2)の底面を衛生薄葉紙に100gfの力をもって10秒間押しつける。
    (4)衛生薄葉紙を人工皮革より取り除いたのち、人工皮革の衛生薄葉紙を押し当てた箇所についてX線光電子分光分析装置を用いて表面元素種およびその各量を測定する。
    (5)転写操作前及び転写操作後のX線光電子分光分析の測定値に基づいて、測定部分における皮膚保護成分由来の元素の増加量を算出する。
    (6)衛生薄葉紙の肌転写物の層における当該元素の量に対する前記増加量の割合(転写率)を算出する。
  3. 肌転写物の層が、グラビヤロールまたはオフラインフレキソロールによって皮膚保護溶液を基紙に印刷して形成されたものである、請求項1又は2の何れか1項に記載の衛生薄葉紙。
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