JPH09121135A - 積層型高周波フィルタ - Google Patents

積層型高周波フィルタ

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Publication number
JPH09121135A
JPH09121135A JP27817495A JP27817495A JPH09121135A JP H09121135 A JPH09121135 A JP H09121135A JP 27817495 A JP27817495 A JP 27817495A JP 27817495 A JP27817495 A JP 27817495A JP H09121135 A JPH09121135 A JP H09121135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
circuit parts
inductor
frequency filter
high frequency
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27817495A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Tomaru
尚紀 都丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な特性が得られる小型の積層型高周波フ
ィルタを提供する。 【解決手段】 各LC回路LC1 ,LC2 を構成するコ
イル電極52,56が形成された誘電体層41B,41
Eとコンデンサ電極53,54,57,58が形成され
た誘電体層41C,41Fを上下から挟むようにアース
電極51,55,59が形成された誘電体層41A,4
1D,41Gを積層して、各LC回路LC1 ,LC2
互いに遮蔽する。 【効果】 各LC回路間が遮蔽されるため、積層型高周
波フィルタを小型に形成した場合においても各LC回路
間のクロストークの発生を防止でき、良好な特性を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、移動体通信機等に
使用される積層型高周波フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機等の移動体通信機の需
要が急速に高まると共に、その形状の小型化が進んでい
る。この通信機の小型化に伴い、通信機を構成する部品
の小型化が必要不可欠になってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動体
通信機を構成する部品の一種である高周波フィルタにお
いては、小型化が困難であった。
【0004】図2に従来例の積層型高周波フィルタの構
成を示す。図において、20はローパスフィルタで、周
知のπ型回路から成り、インダクタ21,22と、コン
デンサ23〜25とから構成され、2つの入出力端子2
6,27間にインダクタ21,22が直列接続され、こ
れらのインダクタ21,22の両端のそれぞれがコンデ
ンサ23〜25によって接地端子28に接続されてい
る。
【0005】このようなローパスフィルタ20は、移動
体通信機の形状小型化のために、例えば図3に示すよう
に積層型に形成されている。
【0006】図3に示すように、ローパスフィルタ20
は、誘電体層31A〜31Eが積層されて形成されてお
り、最上位置の誘電体層31Eを除く各誘電体層31A
〜31D上にはそれぞれ所定形状の電極が形成されてい
る。
【0007】即ち、最下層の誘電体層31A上にはアー
ス電極32が形成され、誘電体層31B上にはアース電
極32と対向するように3つのコンデンサ電極33a,
33b,33cが形成されている。これらのコンデンサ
電極33a〜33cとアース電極32との間にコンデン
サ23〜25を構成する静電容量が形成される。
【0008】また、誘電体層31C上には、2つのコイ
ル電極34a,34bが形成されている。これらのコイ
ル電極34a,34bは、蛇行するように、また互いに
対象となるように形成されている。
【0009】さらに、誘電体層31D上には、シールド
電極35が形成され、この上に最上層の誘電体層31E
が積層されている。
【0010】このローパスフィルタ20の側面には、複
数の外部電極(図示せず)が形成され、これらの外部電
極によって各層に形成された電極の接続が行われ、前述
したπ型のローパスフィルタ20が形成される。
【0011】このような積層型高周波フィルタを小型化
すると、その内部に構成されている各素子間の距離が短
くなり、これにより、クロストークが発生して良好な特
性を得ることが困難であった。
【0012】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、良好
な特性が得られる小型の積層型高周波フィルタを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、誘電体内部に所定形状の導体線路が配置
されたインダクタ部と、コンデンサを構成する内部電極
が配置されたコンデンサ部とを一体に形成してなる積層
型高周波フィルタにおいて、前記インダクタ部の上下層
の少なくとも一方に形成された前記コンデンサ部と、前
記インダクタ部とコンデンサ部を挟むように形成された
2つの接地電極層とからなるLC回路部を備え、少なく
とも2つのLC回路部が積層されてなる積層型高周波フ
ィルタを提案する。
【0014】この積層型高周波フィルタによれば、各L
C回路部を構成するインダクタ部とコンデンサ部は2つ
の接地電極層によって挟まれているので、各LC回路部
のそれぞれが個別に遮蔽された状態になり、各LC回路
部間のクロストークの発生が防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施形態の一例を説明する。図1は、本発明の実施形態
の一例を示す回路図、図4はその分解斜視図である。図
1において、10はローパスフィルタで、周知のπ型回
路から成り、インダクタ11,12と、コンデンサ13
〜16とから構成され、2つの入出力端子17,18間
にインダクタ11,12が直列接続され、これらのイン
ダクタ11,12の両端のそれぞれがコンデンサ13〜
16によって接地端子19に接続されている。
【0016】ここで、インダクタ11とこの両端に接続
されたコンデンサ13,14によって第1のLC回路L
1 が構成され、インダクタ12とこの両端に接続され
たコンデンサ15,16によって第2のLC回路LC2
が構成されており、これら第1及び第2のLC回路LC
1 ,LC2 毎に遮蔽されている。
【0017】このようなローパスフィルタ10は、移動
体通信機の形状小型化のために、例えば図4に示すよう
に積層型に形成されている。
【0018】図4に示すように、ローパスフィルタ10
は、誘電体層41A〜41Hが積層されて形成されてお
り、最上位置の誘電体層41Hを除く各誘電体層41A
〜41G上にはそれぞれ所定形状の電極が形成されてい
る。
【0019】即ち、最下層の誘電体層41A上にはアー
ス電極51が形成され、誘電体層41B上には蛇行した
形状にコイル電極53が形成されている。
【0020】また、誘電体層41C上には2つのコンデ
ンサ電極53,54が形成され、誘電体層41D上には
アース電極55が形成されている。
【0021】さらに、誘電体層41E上には蛇行した形
状にコイル電極56が形成され、誘電体層41F上には
2つのコンデンサ電極57,58が形成され、誘電体層
41G上にはアース電極59が形成されている。
【0022】さらにまた、誘電体層41上には最上層の
誘電体層41Hが積層されている。
【0023】前述の構成においては、コイル電極52に
よってインダクタ11が構成され、コンデンサ電極53
とアース電極55との間のキャパシタンスによってコン
デンサ13が構成され、コンデンサ電極54とアース電
極55との間のキャパシタンスによってコンデンサ14
が形成される。
【0024】また、コイル電極56によってインダクタ
12が構成され、コンデンサ電極57とアース電極59
との間のキャパシタンスによってコンデンサ15が構成
され、コンデンサ電極58とアース電極59との間のキ
ャパシタンスによってコンデンサ16が形成される。
【0025】このローパスフィルタ10の側面には、複
数の外部電極(図示せず)が形成され、これらの外部電
極によって各層に形成された電極の接続が行われ、前述
したπ型のローパスフィルタ10が形成される。
【0026】前述の構成によれば、各LC回路LC1
LC2 はアース電極51,55,59によってそれぞれ
遮蔽されているので、これらのLC回路LC1 ,LC2
間のクロストークの発生が防止される。
【0027】従って、積層型高周波フィルタを小型化し
て、その内部に構成されている各素子間の距離が短くな
っても、これらの間のクロストークが発生しないので良
好な特性を得ることができる。
【0028】尚、本実施形態の構成は一例でありこれに
限定されることはない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
LC回路部を挟むように接地電極層を設けたので、各L
C回路部のそれぞれが個別に遮蔽された状態になり、各
LC回路部間のクロストークの発生が防止されるため、
積層型高周波フィルタを小型に形成した場合においても
クロストークの発生を防止でき、良好な特性を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるローパスフィルタ
を示す回路図
【図2】従来例のローパスフィルタを示す回路図
【図3】従来例のローパスフィルタの構造を示す分解斜
視図
【図4】本発明の一実施形態におけるローパスフィルタ
の構造を示す分解斜視図
【符号の説明】
10…ローパスフィルタ、11,12…インダクタ、1
3〜16…コンデンサ、17,18…入出力端子、19
…接地端子、41A〜41H…誘電体層、51,55,
59…アース電極、52,56…コイル電極、53,5
4,57,58…コンデンサ電極、LC1 ,LC2 …L
C回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体内部に所定形状の導体線路が配置
    されたインダクタ部と、コンデンサを構成する内部電極
    が配置されたコンデンサ部とを一体に形成してなる積層
    型高周波フィルタにおいて、 前記インダクタ部の上下層の少なくとも一方に形成され
    た前記コンデンサ部と、 前記インダクタ部とコンデンサ部を挟むように形成され
    た2つの接地電極層とからなるLC回路部を備え、 少なくとも2つのLC回路部が積層されてなることを特
    徴とする積層型高周波フィルタ。
JP27817495A 1995-10-25 1995-10-25 積層型高周波フィルタ Withdrawn JPH09121135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27817495A JPH09121135A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 積層型高周波フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27817495A JPH09121135A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 積層型高周波フィルタ

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Publication Number Publication Date
JPH09121135A true JPH09121135A (ja) 1997-05-06

Family

ID=17593630

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27817495A Withdrawn JPH09121135A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 積層型高周波フィルタ

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JP (1) JPH09121135A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423399B1 (ko) * 2001-11-05 2004-03-18 삼성전기주식회사 다연 노이즈저감 필터

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100423399B1 (ko) * 2001-11-05 2004-03-18 삼성전기주식회사 다연 노이즈저감 필터

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Effective date: 20030107