JPH04154102A

JPH04154102A - 複合電子部品

Info

Publication number: JPH04154102A
Application number: JP28029290A
Authority: JP
Inventors: Minoru Takatani; 稔高谷; Katsuharu Yasuda; 克治安田
Original assignee: TDK Corp
Current assignee: TDK Corp
Priority date: 1990-10-18
Filing date: 1990-10-18
Publication date: 1992-05-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、絶縁支持体の内部にコンデンサ及びインダク
タを埋設したＬＣフィルタを含む複合電子部品に関し、
コンデンサ電極の一方を、インダクタ用導体によって構
成し、コンデンサ電極の他方をインダクタ用導体を接続
した端子電極間に設けられた端子電極に導通させること
により、高周波領域において高い減衰量が得られるよう
にしたものである。

〈従来の技術〉この種の複合電子部品は、例えば、ＥＭＩフィルタ単独
部品として、または、集積回路と組合わされて、高集積
度、高性能の混成集積回路部品として用いられる。第１
０図〜第１４図はこの種の複合電子部品の従来例を示す
図である。第１０図において、１は絶縁支持体、２〜５
は端子電極である。絶縁支持体１は、コンデンサ層ＩＡ
と、インダクタ層ＩＢとを、一体的に積層した構造とな
っている。

端子電極２〜５のうち、端子電極２．３はインダクタの
両端が接続される入出力端子を構成している。端子電極
４．５はコンデンサ電極を接続する端子であって、何れ
か一方、例えば端子電極４が接地端子となる。端子電極
５はインダクタとの接続のための中継端子として用いら
れる。

第１１図は複合電子部品の電気的等価回路図であり、端
子電極２−３間にインダクタンスＬ１、Ｌ２を直列に接
続する共に、インダクタンスＬ１、Ｌ２の接続点にコン
デンサＣを接続したＴ型のフィルタ回路か得られる。

第１２図はインダクタ層ＩＢの内部に形成されるインダ
クタの配置を示す図である。インダクタＬｌ、Ｌ２は、
インダクタ層ＩＢを構成する磁性体の内部に導体を配置
し、導体の両端を端子電極２．３に接続することによっ
て形成されている。

導体の中間部は導体パターンによって端子電極５に導通
させる。

第１３図はコンデンサ層ＩＡの内部に形成されるコンデ
ンサの配置を示す図で、互いに重なり合う対のコンデン
サ電極を、端子電極４．５にそれぞれ導通接続しである
。

第１４図は第１２図と第１３図とを組合せた図であり、
等測的に第１１図に示した電気回路となる。

〈発明が解決しようとする課題〉上述したように、従来のこの種の複合電子部品では、互
いに独立するコンデンサ層ＩＡ及びインダクタ層ＩＢを
、上下方向に積層する構造であったから、所定の回路結
線を得るためには、接続用の端子電極５が必須である。

このため、端子電極５と入出力端子となる端子電極２．
３との間に、端子間分布容量Ｃｏ　　（第１１図及び第
１４図参照）が発生する。端子間分布容量Ｃ０はフィル
タ特性に悪影響を与える。例えばローパスフィルタを構
成する場合に、高周波領域における減衰量が端子間分布
容量Ｃ８のために低下し、高周波領域における減衰特性
を悪化させる。

そこで、本発明の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、端子間分布容量によるフィルタ特性の劣化を防止し
たＬＣフィルタを有する複合電子部品を提供することで
ある。

く課題を解決するための手段〉上述する課題解決のため、本発明は、絶縁支持体の内部
にインダクタ及びコンデンサを埋設して構成したＬＣフ
ィルタを含む複合電子部品であって、前記インダクタは、前記絶縁支持体の内部に埋設された
インダクタ用導体によって構成されており、前記インダ
クタ用導体の両端は前記絶縁支持体の相対する両端面に
設けられた端子電極に導通接続されており、前記コンデンサは、互いに重なり合って対となるコンデ
ンサ電極の一方が、前記インダクタ用導体によって構成
され、前記コンデンサ電極の他方が前記端子電極間に位
置する前記絶縁支持体の端面に設けられた端子電極に接
続されていることを特徴とする。

く作用〉コンデンサは、互いに重なり合って対となるコンデンサ
電極の一方が、インダクタ用導体によって構成されてい
るので、インダクタ用導体を介して、インダクタ及びコ
ンデンサが電気的に結合され、従来と異なって、接合用
の端子電極が不要である。

しかも、コンデンサ電極の他方が、インダクタ用導体を
接続した端子電極間に位置する絶縁支持体の端面に設け
られた端子電極に接続されている。この端子電極は、通
常、接地端子として利用されるから、インダクタ用端子
ｔ８ｉ間に接地用端子電極が位置することとなる。

このため、端子間分布容量を発生する部分がなくなる。

本発明に係る複合電子部品は、コンデンサはコンデンサ
素子またはそのネットワークを含み、インダクタはイン
ダクタ素子またはそのネットワークを含むことができる
。また、コンデンサ及びインダクタによるＬＣフィルタ
の外に、抵抗や集積回路を有する混成集積回路部品とし
て実現することも可能である。

〈実施例〉第１図は本発明に係る複合電子部品の分解斜視図、第２
図は同じく外観斜視図、第３図は同じくその電気的等価
回路図である。図において、６は絶縁支持体、６１〜６
５は絶縁支持体６を構成する絶縁層、７はインダクタ用
導体、８はコンデンサ電極、９〜１１は端子電極である
。Ｌ、はインダクタンス、Ｃ３はコンデンサ容量である
。

実施例に示す絶縁支持体６はその全体が誘電体等の磁器
で構成されている。従って、絶縁層６１〜６５は誘電体
層である。インダクタ用導体７は絶縁層６２と絶縁層６
１との間に設けられており、長さ方向の両端が両絶縁層
６１．６２の相対する両端に導出されている。そして、
絶縁支持体６の相対する両端に設けられた端子電極９．
１０（第２図参照）に導通接続されている。これにより
、端子電極９−１０間でインダクタンスＬ３が得られる
。

また、インダクタ用導体７は、ａｔ体層である絶縁層６
３を間に挟んで、コンデンサ電極８と重なり合っている
。従って、コンデンサ電極の一方がインダクタ用導体７
によって構成され、インダクタ用導体７とコンデンサ電
極８との間で、コンデンサ容量Ｃ３が取得される。結局
、インダクタ用導体７を介して、インダクタ及びコンデ
ンサが電気的に結合され、所定の回路結線が行なわれる
ので、接合用端子電極が不要である。

コンデンサ電極８は、インダクタ用導体７の両端を接続
した端子電極９−１０間に位置する絶縁支持体６の端面
に設けられた端子電極１１に接続されている。この端子
電極１１は、通常、接地端子として利用されるから、イ
ンダクタ用端子電極９−１０間に接地用端子電極が位置
することとなる。このため、端子間分布容量を発生する
部分がなくなり、端子間分布容量によるフィルタ特性の
劣化を防止できる。

第４図は本発明に係る複合電子部品の別の実施例におけ
る分解斜視図、第５図は同じく外観斜視図、第６図は同
じくその電気的等価回路図である。図において、第１図
〜第３図と同一の参照符号は同一性ある構成部分を示し
ている。絶縁層６１と絶縁層６２との間の同一平面上に
複数のインダクタ用導体７１．７２が設けられている。

インダクタ用導体７１．７２の両端は、第５図に示すよ
うに、絶縁支持体６の相対する両端に設けられた端子電
極（９１１，９２）、（１０１，１０２）にそれぞれ導
通接続されている。従って、端子電極９１−９２間でイ
ンダクタンスＬ３１が得られ、端子電極１０１−１０２
間でインダクタンスＬ３２が得られる。

インダクタ用導体７１．７２は対となるコンデンサ電極
の一方を構成している。他方のコンデンサ電極８は、誘
電体でなる絶縁層６３と絶縁層６４との間に設けられて
いる。

上記構成により、第６図に示すような等価回路で表現さ
れるＬＣフィルタを有する複合部品が得られる。コンデ
ンサ電極の一方がインダクタ用導体７１．７２によって
構成され、インダクタ用導体７１．７２とコンデンサ電
極８との間で、コンデンサ容量Ｃ３１、Ｃ３２が取得さ
れる。結局、インダクタ用導体７１．７２を介して、イ
ンダクタ及びコンデンサが電気的に結合され、接合用端
子電極が不要になる。しかも、コンデンサ電極８は、イ
ンダクタ用導体７１．７２の両端を接続した端子電極（
９１−９２）及び（１０１−１０２）の間に位置する絶
縁支持体６の端面に設けられた端子電極１１に接続され
ている。このため、端子間分布容量を発生する部分がな
くなる。

第７図は本発明に係る複合電子部品の分解斜視図、第８
図は同じく外観斜視図、第９図は同じくその電気的等価
回路図である。この実施例においても、複数のインダク
タ用導体７１．７２を有している。複数のインダクタ用
導体７１．７２はコンデンサ電極８を間に挟んでその上
下に配置さ才ている。絶縁支持体６を構成する各絶縁層
６１−６７のうち、絶縁層６１．６３．６５及び６７は
、中央部に誘電体材料で構成された話電伺層６１１〜６
７１を有し、その両側にフェライト等の６ｎ性層（６１
２，６１３）〜（６７２，６７３）を有している。イン
ダクタンス用導伺７１．７２の周辺のほぼ全体か、フェ
ライト褐でなる磁性層（６１２，６１３）〜（６７２，
６７３）によって覆われた状態となるので、高し゛イン
ダクタンス上３１％　　Ｌｉ２が得られる。

また、インダクタ用導体７１．７２と、コンデンサ電極
８との間で、コンデンサ容量Ｃ３１、Ｃ３が得られる。

この実施例の場合も、前述した実施例と同様Ｃ作用効果
が得られる。

〈発明の効果〉以上述へたように、本発明に係る複合電子部Ｓは、イン
ダクタ用導体の両端が絶縁支持体の相久する両端面に設
けられた端子電極に導通接続されており、コンデンサは
、コンデンサ電柵の一方がインダクタ用導体によって構
成され、コンデンサ電極の他方が端子電極間に位置する
絶縁支持体の端面に設けられた端子電極に接続されてい
るから、端子間分布容量によるフィルタ特性の劣化を防
止したＬＣフィルタを有する複合電子部品を提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る複合電子部品の分解斜視図、第２
図は同じく外観斜視図、第３図は同じくその電気的等価
回路図、第４図は本発明に係る複合電子部品の別の実施
例における分解斜視図、第５図は同じく外観斜視図、第
６図は同じくその電気的等価回路図、第７図は本発明に
係る複合電子部品の分解斜視図、第８図は同じく外観斜
視図、第９図は同じくその電気的等価回路図、第１０図
は従来の複合電子部品の外観斜視図、第１１図は同じく
その電気的等価回路図、第１２図はインダクタ層の内部
に形成されるインダクタの配置を示す図、第１３図はコ
ンデンサ層の内部に形成されるコンデンサの配置を示す
図、第１４図は第１２図と第１３図とを組合せた図であ
る。６・・・絶縁支持体７．７１．７２・・・インダクタ用導体８・・・コンデ
ンサ電極９．１０．１１・・・端子電極゛を第２図第３図Ｉ第５図第６図第８図第９図第１０図第１２図第１３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）絶縁支持体の内部にインダクタ及びコンデンサを
埋設して構成されたＬＣフィルタを含む複合電子部品で
あって、前記インダクタは、前記絶縁支持体の内部に埋設された
インダクタ用導体によって構成されており、前記インダ
クタ用導体の両端は前記絶縁支持体の相対する両端面に
設けられた端子電極に導通接続されており、前記コンデンサは、互いに重なり合って対となるコンデ
ンサ電極の一方が、前記インダクタ用導体によって構成
され、前記コンデンサ電極の他方が、前記端子電極間に
位置する前記絶縁支持体の端面に設けられた端子電極に
接続されていることを特徴とする複合電子部品。
（２）前記インダクタ用導体は複数であることを特徴と
する請求項１に記載の複合電子部品。
（３）前記インダクタ用導体は、前記絶縁支持体の内部
の同一面上に併設されていることを特徴とする請求項２
に記載の複合電子部品。
（４）前記インダクタ用導体は、前記コンデンサ電極の
他方を挟むように、その両面側に配置されていることを
特徴とする請求項２に記載の複合電子部品。