JPH09114133A - 電子写真用トナーの製造方法 - Google Patents

電子写真用トナーの製造方法

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JPH09114133A
JPH09114133A JP7271646A JP27164695A JPH09114133A JP H09114133 A JPH09114133 A JP H09114133A JP 7271646 A JP7271646 A JP 7271646A JP 27164695 A JP27164695 A JP 27164695A JP H09114133 A JPH09114133 A JP H09114133A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒度分布の狭いトナー粒子を高収率で得ら
れ、さらに粒径が小さくても着色剤や帯電制御剤などが
均一に分散されたトナー粒子が得られる製造方法を提供
する。また、繰り返し使用しても帯電特性の劣化や画像
汚れが生じないトナーを効率よく得られる製造方法を提
供する。 【構成】 .樹脂を溶解する溶剤に樹脂と着色剤と帯電
制御剤を分散または溶解させてトナー溶液を作製し、次
いで前記トナー溶液を、溶剤の沸点以上でかつ樹脂の溶
融温度以上に加熱してノズルから連続的に押し出し、さ
らにノズルから押し出された糸状トナーをトナー粒子に
加工することを特徴とする電子写真用トナーの製造方法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真現像用トナー
の製造方法に関する。
【0001】
【従来技術】従来の電子写真用トナーは、主として、樹
脂、着色剤、帯電制御剤などを溶融混練し、それを機械
式あるいは空気衝突式の粉砕機にて粉砕し、分級するこ
とにより得られていた。一方、電子写真装置の高解像度
化に伴い、現像剤としても、画像の高解像度化に有効で
ある小粒径で粒度分布の狭いトナーの開発が望まれてい
る。しかしながら、前記溶融混練・粉砕・分級によるト
ナーの製造方法により、小粒径で粒度分布の狭いトナー
を作製しようとすると、生産能力が著しく低下してコス
ト高となり限界があった。また、粉砕されたトナー粒子
は、かなり多くの突起物が表面に形成されるため、キャ
リアあるいは現像部におけるトナー薄膜化用部剤への融
着が生じやすくなり、繰り返し使用すると、帯電特性の
劣化、画像汚れなどが生じるという欠点があった。この
ような欠点を補う方法として、特開昭61ー20050
号公報、、特開平2ー240664号公報に、トナー組
成物を溶融混練して繊維状にし、それを切断することに
よってトナーを作製する方法が記載されている。この方
法によれば、従来の溶融混練・粉砕・分級を行う方法に
比べて、比較的均一な粒径の粒子が収率よく得られる。
しかしながら、溶融混練によって着色剤や帯電制御剤な
どを樹脂中に分散する方法は、高濃度で高品質の画像に
必要な均一な分散状態を実現するためには、多くの時間
と高度な技術を必要とする。特に粒径を小さくするほ
ど、帯電制御剤の分散不均一によるトナーの帯電特性不
良が発生しやすくなり、混練条件の微小な差異で帯電特
性が変化するため、制御が難しい。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、粒度分布の
狭いトナー粒子を高収率で得られ、さらに粒径が小さく
ても着色剤や帯電制御剤などが均一に分散されたトナー
粒子が得られる製造方法を提供することを目的とする。
本発明の別の目的としては、繰り返し使用しても帯電特
性の劣化や画像汚れが生じないトナーを効率よく得られ
る製造方法を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真用トナ
ーの製造方法は、.樹脂を溶解する溶剤に、少なくとも
樹脂と着色剤と帯電制御剤を分散または溶解させてトナ
ー溶液を作製し、次いで前記トナー溶液を、溶剤の沸点
以上でかつ樹脂の溶融温度以上に加熱してノズルから連
続的に押し出し、さらにノズルから押し出された糸状ト
ナーを切断することを特徴とする。また、本発明の好ま
しい態様としては、溶剤のSP値が、樹脂のSP値の±
2以内であることを特徴とする。さらに、本発明の好ま
しい態様としては、着色剤、及びまたは帯電制御剤が溶
剤に溶解することを特徴とする。
【0004】以下、本発明の製造方法について詳しく説
明する。本発明のトナーの製造方法においては、まず、
樹脂を溶解する溶剤に樹脂と着色剤と帯電制御剤を分散
または溶解させてトナー溶液を作製する。この工程にお
いては、樹脂が溶解した樹脂溶液に着色剤や帯電制御剤
などを添加しても良いし、前記樹脂溶液に、着色剤や帯
電制御剤が溶解若しくは分散された溶液を添加しても良
いし、また、着色剤や帯電制御剤などを分散若しくは溶
解した溶液に樹脂を添加して溶解させても良い。粘度の
低い溶剤に樹脂と着色剤、帯電制御剤を溶解もしくは分
散させることになり、粘度の高い加熱溶融樹脂に分散す
る場合に比べて、撹拌が容易で、しかも短時間で均一な
溶解または分散状態を得ることができる。
【0005】特に、着色剤や帯電制御剤が溶剤に溶解す
るもので有れば、これらをボールミルなどで溶剤に分散
する必要がなくなり、品質に偏りのないトナーが得られ
る。トナーの構成成分が全て溶剤に溶解するものであれ
ば、分散工程が省略できて、生産効率が向上する。この
ようなトナーは、架橋成分のない樹脂と着色剤、帯電制
御剤からなるフルカラー用に特に有効である。一方、離
型剤や磁性体など、溶剤に溶解しないものがトナー原料
中に含まれている場合でも、着色剤や帯電制御剤の少な
くとも一方が溶剤に可溶で有れば、分散する対象が少な
くなり、分散効率は向上する。
【0006】トナーが溶剤に不溶である成分を含む場合
は分散工程が必要であるが、溶剤に樹脂をあらかじめ溶
解させ、そこに着色剤や帯電制御剤、その他の添加剤な
どの分散が必要なものを添加し分散させても良いし、樹
脂が溶解した溶液に、着色剤や帯電制御剤等の分散液を
加えても良いし、また、あらかじめ溶剤に着色剤や帯電
制御剤、その他の添加剤などを分散させてから樹脂を溶
解させても良い。3番目の方法では、樹脂が溶解してい
ない分、溶剤の粘度が低いので分散効率は良く、溶剤量
は樹脂を溶解するために必要最低限の量でよく、好まし
い。この場合、分散性を高める目的で、溶剤中に少量の
樹脂を分散剤として溶解させてもよい。
【0007】撹拌および分散は、例えば、ホモミキサ
ー、マグネチックスターラーなどの撹拌機、ボールミ
ル、遊星ボールミルなどのメディアを用いる分散機、超
音波分散、サンドミルなどの一般に公知の分散機を用い
ることができる。着色剤、帯電制御剤などを均一に分散
させるためには、撹拌だけでなく分散機も併用するのが
好ましい。良好な分散状態を得るためには、分散溶液の
粘度を1000cp以下、好ましくは500cp以下に
調整する。1000cpより高いと、公知の分散機での
分散が難しくなる。
【0008】本発明では、前記のように作製したトナー
溶液を、溶剤の沸点以上でかつ樹脂の流出開始温度以上
に加熱してノズルから連続的に押し出す。トナー溶液を
溶剤の沸点以上に保つことによって、溶剤を除去し、樹
脂の流出開始温度以上に保つことによって、流動性を挙
げてノズルより押し出すことができる。溶剤の除去及び
樹脂の流出開始温度以上の加熱は、トナー溶液がノズル
へ運ばれる工程で徐々に行っても良いし、あらかじめ溶
剤が除去された溶融状態のトナーを作製してからノズル
へ誘導しても良い。加熱の時に除去された溶剤は、回収
して再びトナー原料溶解用に使用でき、廃液処理の必要
がない。
【0009】ノズルから押し出される糸状トナーの径
は、ノズルの穴径に左右される。ノズル径が小さくなる
ほど押し出しに高い圧力が必要となり、押し出し量も少
なくなるため、生産効率を考慮すると、ノズルの穴径が
50〜1000μm、好ましくは100〜500μmの
ものを使用して押し出し、その後、延伸によってトナー
サイスまで細く加工するのが好ましい。ノズルの数を増
やすことにより、さらに生産性を上げることもできる。
【0010】ノズルから押し出された糸状トナーは、粉
砕、切断によりトナー粒子に加工する。糸状トナーを粉
砕により加工する場合は、糸状トナーがトナーの軟化点
より低い温度まで冷却してから粉砕を行う。糸状トナー
の粉砕には、I式粉砕機、ジェットミルなど、従来の粉
砕トナー用の粉砕機が用いられる。糸状トナーの粉砕効
率は、従来のトナーに比べると良好で、粒度分布が狭い
粒子が得られる。糸状トナーを切断により加工する場合
は、トナーが冷却して固化する前に切断機で所望のサイ
ズに切断するのが好ましい。切断時のトナーの温度は、
トナーの軟化点の5℃以上、好ましくは10℃以上が好
ましい。前記温度範囲では、トナーは流動性を有するた
め、切断面は容易に変形して丸みを持った粒子となる。
糸状トナーの切断には、高速で回転する切断機などが用
いられる。切断によるトナー粒子の加工は、粉砕による
加工に比べて、微粒子の発生が少なく、トナーの表面も
滑らかであるため、連続使用においても、帯電特性の劣
化や画像汚れなどが少なく、好ましい。
【0011】本発明で用いられるトナー用の樹脂として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポ
リメチルスチレン、スチレン・アクリロニトリル共重合
物、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合
物、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリル酸メチル、ポリ
メタクリル酸メチル、ポリアクリロニトリル、アクリロ
ニトリル・ブタジエン共重合物、ポリエステル樹脂、フ
ェノール樹脂、エポキシ樹脂などの合成樹脂およびこれ
らの変性物、ロジン、シェラック、コパール、ギルソナ
イトなどの天然樹脂、およびこれらの変性物があげられ
る。これら樹脂は単独でまたは2種以上の組み合わせで
使用することができる。また、必要に応じて耐オフセッ
ト性をもたせる目的で架橋した樹脂を用いてもよい。架
橋した樹脂を用いる場合は、溶剤に不溶の成分が樹脂全
体の20%以下、好ましくは10%以下であることが必
要である。溶剤に不溶な成分が20%より多いと、均一
に分散されたトナー溶液が得られにくく、又、連続した
糸になりにくい。
【0012】本発明で用いられる溶剤は、樹脂が溶解す
るもの、例えば、ヘキサン、オクタン、石油エーテル、
シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
炭化水素類;エチルエーテル、ジメチルグリコール、ト
リオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;メ
チラール、ジエチルアセタールなどのアセタール類;ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサンなどのケトン類;ギ酸ブチル、酢酸
ブチル、プロピオン酸エチル、セルソルブアセテートな
どのエステル類;ギ酸、酢酸、プロピオン酸などの酸
類;ニトロプロペン、ニトロベンゼン、ジメチルアミ
ン、モノエタノールアミン、ピリジン、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルホルムアミドなどの硫黄や窒素を含有
する有機化合物;その他が挙げられる。
【0013】溶剤は、SP値が、樹脂のSP値±2のも
のを、好ましくは樹脂のSP値±1のものを用いると樹脂
を溶解しやすく、好ましい。例えば、樹脂として、SP
値9程度のスチレンーアクリル系樹脂を使用する場合、
溶剤にSP値9程度のアセトンやメチルエチルケトンな
どの脂肪族低級ケトン、あるいはトルエンやベンゼンな
どの芳香族炭化水素系溶媒を選ぶと、樹脂の溶解性が高
く、扱いやすい。
【0014】本発明で用いられる着色剤としては、従来
より知られている染料、顔料が使用可能である。染料と
しては、カラーインデックスで示すと、C.I.Solvent Ye
llow(6,9,17,31,35,100,102,103,105)、C.I.Solvent O
range(2,7,13,14,66)、C.I.Solvent Red(5,16,17,18,1
9,22,23,143,145,146,149,150,151,157,158)、C.I.Solv
ent Violet(31,32,33,37)、C.I.Solvent Blue(22,63,7
8,83〜86,91,94,95,104)、C.I.Solvent Green(24,25)、
C.I.Solvent Brown(3,9)などが挙げられる。市販染料で
は、保土ヶ谷化学工業社の愛染SOT染料Yellow-1,3,4、O
range-1,2,3、Scarlet-1、Red-1,2,3、Brown-2、Blue-
1,2、Violet-1、Green-1,2,3、Black-1,4,6,8;BASF社
のSudan染料、Yellow-146,150、Orange-220、Red-290,3
80,460、Blue-670;三菱化成社のダイアレジンYellow-3
G,F,H2G,HG,HC,HL、Orange-HS,G、Red-GG,S,HS,A,K,H5
B、Violet-D、Blue-J,G,N,K,P,H3G,4G、Green-C、Brown
-A;オリエント化学社のオイルカラーYellow-3G,GS-S,#
502、Blue-BOS,IIN、Black-HBB,#803,EB,EX;住友化学
社のスミプラストブルーGP,OR、レッドFB,3B、イエロー
FL7G,GC;日本化薬社のカヤロンポリエステルブラックE
X-SF300、カヤセットRed-B,ブルーA-2Rなどが挙げられ
る。
【0015】顔料としては黄鉛、亜鉛黄、バリウム黄、
カドミウム黄、硫化亜鉛、アンチモン白、カドミウムレ
ッド、硫酸バリウム、硫酸鉛、硫酸ストロンチウム、亜
鉛華、チタン白、ベンガラ、鉄黒、酸化クロム、水酸化
アルミニウム、珪酸カルシウム、群青、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、カーボンブラック、グラファイ
ト、アルミニウム粉、ブロンズ粉などの無機顔料、マダ
ーレーキ、ロックウッドレーキ、コチニールレーキ、ナ
フトールグリーンB、ナフトールグリーンY、ナフトール
イエローS、リソールファストイエロー2G、パーマネン
トレッド4R、ブリリアントファストスカーレット、ハン
ザエロー、リソールレッド、レーキレッドC、レーキレ
ッドD、ブリリアントカーミン6B、パーマネントレッドF
5R、ピグメントスカーレット3B、ボルドー10B、フタロ
シアニンブルー、フタロシアニングリーン、スカイブル
ー、ローダミンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、エ
オシンレーキ、キノリンエローレーキ、インダスレンブ
ルー、チオインジゴマルーン、アリザリンレーキ、キナ
クリドンレッド、キナクリドンバイオレット、ベリレン
レッド、ベリレンスカーレット、イソインドリノンエロ
ー、ジオキサジンバイオレット、アニリンブラックなど
の有機顔料があげられる。これらは単独であるいは2個
以上組み合わせて用いることができる。
【0016】本発明で用いられる帯電制御剤としては、
例えば、正帯電性制御剤としてニグロシン、第4級アン
モニウム塩などが、負帯電性制御剤としてアセチルアセ
トン金属錯体、サリチル酸系金属錯体、サリチル酸系金
属塩などの有機金属錯体、ニトロクミン酸、モノアゾ染
料の金属錯体、ジカルボン酸のCoなどの金属錯体などが
挙げられる。
【0017】本発明のトナーは、各種動植物ワックス
類、鉱物系ワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロ
ピレンワックスなど離型剤や、マグネタイト、フェライ
ト、酸化鉄など磁性体などの各種添加物を使用すること
もできる。
【0018】
【実施例】
実施例1 撹拌翼を取り付けた密閉容器に下記の材料を入れ、撹拌
翼を回転させて樹脂を溶解した。 スチレンーアクリル樹脂 100部 (架橋成分5%、軟化点 71℃、流出開始点 130
℃、SP値 8〜10) トルエン 200部 (SP値 8.9) 得られた溶液をジルコニアボールの入った密閉式容器に
いれ、さらにサリチル酸亜鉛塩3部、カーボンブラック
10部を添加してボールミル分散を3時間行なった。得
られた分散液は、均一な濃黒色であり、カーボンブラッ
クの分散が十分であったことが確認された。得られた分
散液を溶融装置に入れて200℃に昇温加熱した。加熱途
中にトルエンは除去されて回収された。十分に加熱され
た溶融物を穴径100μmのノズル1000本から押し
出し、100℃に保たれた雰囲気内にある延伸機で引き
取り速度2.5km/minで延伸して8.5μmの径
の糸状トナーを得た。得られた糸状トナーは、100℃
に保たれた雰囲気内にある高速回転式切断機で切断し、
体積平均粒径8.9μm、個数平均粒径7.2μm、粒度
分布1.24のトナー粒子を得た。得られたトナー粒子
100部に対して疎水性シリカ0.75部を添加してト
ナー組成物を作製した。トナー組成物3部にシリコンコ
ートフェライトキャリア97部の割合で、撹拌混合して
現像剤を作製し、リコー製複写機IMAGIO420によって画
像評価を行なった。得られた画像は、画像濃度が高く、
地汚れ、転写ちりなどなく、着色剤および帯電制御剤が
均一に分散されていた。また耐久性試験(画像1万枚)
を行なったときの2000枚ごとの帯電量変化も初期帯
電量±8の範囲内に収まっていた。
【0019】実施例2 撹拌翼を取り付けた密閉容器に下記の材料をいれ、撹拌
翼を回転させて樹脂と帯電制御剤を溶解した。 スチレンーメチルアクリレート樹脂 100部 (架橋成分 10%、軟化点 81℃、流出開始点 1
29℃、SP値 8〜12) アセトン 400部 (SP値 9.9) ニグロシン 5部 前記溶液をジルコニアボールの入った密閉容器にいれ、
さらにカーボンブラック6部を添加してボールミル分散
を2時間行ない、均一な濃い黒色の分散液を作製した。
得られた分散液を実施例1と同様に昇温加熱し、ノズル
から押し出してトナー粒子を得た。得られた粒子は体積
平均粒径9.3μm、個数平均粒径7.2μm、粒度分布
が1.29であった。得られたトナー100部に疎水性
シリカ1部を添加し、実施例1と同様の方法で現像剤を
作製して、画像評価を行なった。画像濃度は高く、地汚
れ、転写ちりもなかった。さらに耐久性試験後の画像も
良好だった。
【0020】実施例3 撹拌翼を取り付けた密閉容器に下記の材料をいれ、撹拌
翼を回転させて樹脂と着色剤を溶解した溶液を作製し
た。 ポリエステル樹脂 99部 (軟化点 76.4℃、流出開始点 117.4℃、SP
値 10.5) オイルブラック860 11部 オイルオレンジ201 3.5部 メチルエチルケトン 25部 (SP値 9.3) 次に、ジルコニアボールの入った密閉容器に下記の材料
を入れ、ボールミル分散を行なって分散液1を作製し
た。 モノアゾ染料の金属錯体 2部 カルナウバワックス 5部 ポリエステル樹脂 1部 メチルエチルケトン 50部 分散液1は、樹脂が少量であるため溶液粘度が低くな
り、さらに少量の樹脂が分散剤の働きをしたため、1時
間のボールミル分散で離型剤と帯電制御剤はほぼ均一に
分散された。分散液1を、前記樹脂と着色剤を溶解した
溶液に添加し、10分間撹拌して均一な濃い黒色の分散液
2を得た。次に、分散液2を溶融装置に入れ200℃に昇
温加熱した。加熱途中にメチルエチルケトンは除去され
回収された。十分に加熱された溶融物を穴径100μm
のノズル1000本から押し出し、100℃に保たれた
雰囲気内にある延伸機で引き取り速度2.5km/mi
nで延伸して8.5μmの径の糸状トナーを得た。得ら
れた糸状トナーは、100℃に保たれた雰囲気内にある
高速回転式切断機で切断し、体積平均粒径7.6μm、
個数平均粒径6.3μm、粒度分布1.21のトナー粒
子を得た。得られたトナー粒子100部に疎水性シリカ
1部を添加したトナー組成物を作製した。トナー組成物
3部に対してシリコンコートフェライトキャリア97部
を撹拌混合し現像剤を作製し、リコー製複写機IMAGIO D
A355で評価を行なったところ、初期画像は画像濃
度、地汚れ、転写とも問題のない画像であった。また黒
べた画像の評価においても、排紙はスムーズに行なわ
れ、爪跡も見えなかった。
【0021】実施例4 ジルコニアボールの入った密閉容器に下記の材料を入
れ、ボールミルで着色剤と帯電制御剤の分散を1時間行
ない、シアントナー用、マゼンタトナー用、イエロート
ナー用の分散液を得た。 シアントナー用 銅フタロシアニン顔料 1.5部 4級アンモニウム塩 2部 サリチル酸亜鉛塩 1.5部 ポリエステル樹脂 1部 メチルエチルケトン 50部 マゼンタトナー用 キナクリドン系顔料 4部 4級アンモニウム塩 2部 サリチル酸亜鉛塩 1.5部 ポリエステル樹脂 1部 メチルエチルケトン 50部 イエロートナー用 ジスアゾ系顔料 1.5部 4級アンモニウム塩 2部 サリチル酸亜鉛塩 1.5部 ポリエステル樹脂 1部 メチルエチルケトン 50部 各分散液にポリエステル樹脂99部を添加し、再びボー
ルミルを回転させて樹脂を溶解した。いずれも均一に着
色された分散液が得られた。得られた分散液を溶融装置
に入れて150℃に昇温加熱した。加熱により、メチル
エチルケトンが除去、回収され、トナーは十分に溶融さ
れた。この溶融物を穴径100μmのノズル1000本
から押し出し、80℃の装置内で引き取り速度3km/
minで延伸して糸状にし、さらに80℃に保ったまま
高速回転式切断機で切断しトナー粒子を作製した。得ら
れたトナーの粒径及び粒度分布は、シアントナー:体積
平均粒径7.5μm、個数平均粒径6.1μm、粒度分
布1.23、マゼンタトナー:体積平均粒径7.6μ
m、個数平均粒径6.0μm、粒度分布1.27、イエロ
ートナー:体積平均粒径7.5μm、個数平均粒径5.
8μm、粒度分布1.29であった。これら各色100
部に疎水性シリカ0.75部を添加混合してトナー組成
物を作製し、トナー組成物5部に対してシリコンコート
フェライトキャリア95部を撹拌混合して現像剤を作製
した。現像剤をリコー製複写機PRETER500で評価したと
ころ、単色及びフルカラーいずれにおいても良好な発色
が得られた。また、OHPフィルムの画像も光透過性が高
く、鮮明であった。
【0022】実施例5 実施例4の4級アンモニウム塩2部とサリチル酸亜鉛塩
1.5部を含フッソ4級アンモニウム塩4部に変更し、
シアントナーの銅フタロシアニン顔料1.5部をアント
ラキノン系染料2部に、マゼンタトナーのキナクリドン
系顔料4部をアゾ系染料2部とアントラキノン系染料1
部に、イエロートナーのジスアゾ系顔料1.5部をアゾ
系染料2部に変更する以外は実施例4と同様にして溶液
を作製した。用いた着色剤及び帯電制御剤は全て溶剤に
溶解し、分散は行わなかった。得られた溶液を溶融装置
に入れ、以降は実施例4と同様の方法でトナーを得た。
各トナーの粒径および粒度分布は、シアントナー:体積
平均粒径7.4μ、個数平均粒径6.0μm、粒度分布
1.23、マゼンタトナー:体積平均粒径7.5μm、
個数平均粒径5.8μm、粒度分布1.29、イエロー
トナー:体積平均粒径7.5μm、個数平均粒径5.8
μm粒度分布1.29であった。得られたトナーを用い
て、実施例4と同様の方法で現像剤を作製し、画像評価
を行なった。実施例4の場合と同様に着色度が高く鮮明
な画像が得られた。特に、OHPのフィルム上の画像は実
施例4の場合よりも透明性が高かった。
【0023】比較例1 実施例1と同様に、下記の材料を混合し、二軸押し出し
機で溶融混練した。 スチレンーアクリル系樹脂 100部 サリチル酸亜鉛塩 3部 カーボンブラック 10部 その後、ハンマーミルで疎粉砕、ジェットミルで微粉砕
を行なった。微粉が多いので分級を行ない、体積平均粒
径9.2μm、個数平均粒径7.5μmの粒子を得た。分
級を行ったため、粒度分布は1.23と実施例と変わら
ないが、収率は81%と低かった。
【0024】比較例2 スチレン 60部 アクリル酸メチル 40部 カーボンブラック 10部 サリチル酸亜鉛塩 3部 水 400部 (SP値 23.4) 上記の材料をホモジナイザーで分散し液滴を作った。こ
れを撹拌翼、冷却コンデンサー、および窒素ガス導入管
を取り付けた密閉可能な容器に移し、これを恒温水槽内
に取り付けた。ポリビニルアルコール 5部を添加して
撹拌しながら、容器内を窒素ガスで置換し、その後水槽
を65℃に昇温し、水50部に溶かした過硫酸カリウム5部
を滴下した。滴下から24時間重合を続け冷却して重合を
終了した。重合終了後は、重合液を遠心沈降して上澄み
液を取り除き、水を添加して再分散するという作業を3
回繰り返し、分散剤や残存モノマーを除去する洗浄作業
を行なった。その後スプレードライヤーで乾燥した粒子
を得た。得られた粒子は、体積平均粒径8.4μm、個
数平均粒径6.4μm,粒径分布は1.31であった。
このように粒径分布は比較的良い分布であるが、粒子化
までに24時間以上の時間がかかっている。また、洗浄で
は多量の水を必要とし、使用した水は回収してもそのま
ま使用することができず、蒸留などの工程が必要とな
り、コスト高となってしまった。また、カーボンブラッ
クの分散状態がよくないためか、着色度の低い粉体であ
った。
【0025】比較例3 ポリエステル樹脂 100部 カーボンブラック 10部 サリチル酸亜鉛塩 3部 上記の材料をヘンシェルミキサーで混合したあと、溶融
装置に入れて200℃に加熱した。その後は実施例3と
同様の方法で糸状トナーを作製し、粒子化した。得られ
たトナー粒子の体積平均粒径は8.0μm、個数平均粒
径6.4μm,粒度分布1.25と実施例3より大きか
った。粒子を光学顕微鏡で観察すると、無色透明な粒子
やほとんどがカーボンブラックと思われる黒い粒子が存
在した。そしてその黒い粒子は無色透明粒子に比べ粒径
が大きかった。樹脂の熱特性に比べてカーボンブラック
の熱特性が高いために、ノズルから押し出されるとき
に、カーボンブラックを多く含んだ部分が太い糸となっ
たものと考えられる。粉体全体を眺めると濃い黒色では
なく焦げ茶色を呈していた。
【0026】比較例4 ポリエステル樹脂 100部 カーボンブラック 10部 サリチル酸亜鉛塩 3部 水 100部 上記の材料をメディアの入った密閉容器に入れ、ボール
ミル分散を行なった。2時間分散を行なったところで、
容器内の分散液をサンプリングし光学顕微鏡で観察する
と、カーボンブラックは微分散されているが、ポリエス
テル樹脂は、光学顕微鏡の観察によると、原料と同じ大
きさの粒子が存在した。この分散液をさらに2時間分散
したが、ポリエステル樹脂の粒子径及び数は変わらなか
った。得られた分散液を実施例3と同様の方法で糸状ト
ナーを作製し、次いで粒子化した。トナー粒子の体積平
均粒径は7.7μm、個数平均粒径は6.3μm、粒度分
布は1.22であり、濃い黒色をした粉体だった。しか
しこの粉体を光学顕微鏡で観察すると、粒子の一部に着
色されていない部分のあるものが存在した。得られた粒
子100部に疎水性シリカ1.5部を添加したもの3部
と、シリコンコートフェライトキャリア97部を撹拌混
合して現像剤を作製し、リコー製複写機IMAGIO420で画
像評価を行なった。得られた初期画像の着色度は高かっ
たが地汚れがあった。耐久性試験を行なったところ、1
00枚めでは画像濃度が66%低下した。
【0027】比較例5 実施例1と同様に樹脂を溶解し、さらにカーボンブラッ
ク、サリチル酸亜鉛塩を添加して、ボールミル分散は行
なわず撹拌だけ行なった。得られた分散液は黒っぽい透
明で、顔料の粒も目視で確認できた。分散液を用いて実
施例1と同様に糸状トナーを作製し、粒子化したとこ
ろ、粒子の体積平均粒径は8.9μm、個数平均粒径は
7.3μm、粒度分布は1.22であった。この粉体全
体の色は濃い黒色ではなく、濃い灰色から焦げ茶色を呈
していた。得られたトナー粒子100部に疎水性シリカ
1.5部を添加した組成物3部と、シリコンコートフェ
ライトキャリア97部を撹拌混合して現像剤を作製し、
リコー製複写機IMAGIO420で画像評価を行なった。得ら
れた画像は濃度が低く地汚れがあった。
【0028】
【発明の効果】本発明により、粒径分布の狭いトナーを
簡単な工程でかつ高収率で得ることができる。また、着
色剤や帯電制御剤などが均一に分散したトナーが得ら
れ、高濃度でかつ高品質の画像を得ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 .樹脂を溶解する溶剤に、少なくとも樹
    脂と着色剤と帯電制御剤を分散または溶解させてトナー
    溶液を作製し、次いで前記トナー溶液を、溶剤の沸点以
    上でかつ樹脂の溶融温度以上に加熱してノズルから連続
    的に押し出し、さらにノズルから押し出された糸状トナ
    ーをトナー粒子に加工することを特徴とする電子写真用
    トナーの製造方法。
  2. 【請求項2】 溶剤のSP値が、樹脂のSP値の±2以
    内であることを特徴とする請求項1記載の電子写真用ト
    ナーの製造方法。
  3. 【請求項3】 着色剤が溶剤に溶解することを特徴とす
    る請求項1および2記載の電子写真用トナーの製造方
    法。
  4. 【請求項4】帯電制御剤が溶剤に溶解することを特徴と
    する請求項1および2記載の電子写真用トナーの製造方
    法。
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