JP2006285198A - トナー粒子、トナー粒子の製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ワックス成分1が集中した状態で(塊状態で長手状に)粒子内部に存在し、且つ当該粒子内部側のワックス成分1の一部(長手方向の端面)が、外部に露出するか、あるいは、他のトナー原料2の薄層で覆われて外部と接するトナー粒子3であり、その製造方法は、中心部側にワックス成分が存在する断面構造の繊維状体を作製した後、当該繊維状体を粉砕して作製する。
【選択図】 図1
Description
従って、単純な構造でありながら、低温定着性能に優れると共に広い非オフセット温度領域を有するトナー粒子が提供される。
すなわち、トナー粒子の内部側に存在するワックス成分が塊状態であるので、定着時に圧力を受けると、最初に外部に染み出したワックス成分の一部に繋がった状態で残りのワックス成分が外部に染み出すので、ワックス成分の全体が一層速やかに粒子の外に押し出される。
従って、一層優れた低温定着性能と非オフセット温度領域特性を確保できるトナー粒子が提供される。
すなわち、定着時に圧力を受けると、最初に長手方向両端面のうちの少なくとも一方の端面のワックス成分が外部に染み出した後、残りのワックス成分が長手方向に沿って流れて両端面あるいは一方の端面から粒子の外に押し出されるので、ワックス成分の全体が安定した状態で一層速やかに粒子外に押し出される。
従って、上記第二特徴構成のトナー粒子の好適な実施形態が提供される。
すなわち、ワックス成分が外部に露出する場合にその露出箇所が樹脂層で覆われているので、ワックスの露出に伴う不都合(例えば、保存時におけるトナー粒子の凝集、ワックス成分の変質など)の発生を有効に回避させることができる。
従って、上記第一から第三特徴構成のトナー粒子の好適な実施形態が提供される。
すなわち、粒子の帯電特性に最も関係する粒子表面が前記樹脂層で覆われてその性質が変化したような場合に、当該樹脂層に帯電制御剤を含ませることにより所望の帯電特性にすることができる。その結果、従来バインダ樹脂等のトナー原料の混練時に帯電制御剤を添加していたような場合に、その帯電制御剤の添加を不要にして使用原料を簡素化することもできる。
従って、上記第四特徴構成のトナー粒子の好適な実施形態が提供される。
すなわち、繊維化部では、中心部側にワックス成分が存在する断面構造の繊維状体を作製することで、ワックス成分が粒子内部側に塊状態で存在する状態のトナー粒子の前駆体が得られ、粒子化部では、上記前駆体を粉砕してその破砕面にワックス成分の一部表面が露出するか、あるいは切断時に引きずられて形成された鞘側のトナー原料の薄層で覆われて外部と接するトナー粒子を作製する。なお、上記露出したワックス成分が粉砕時の熱により溶融したとしても毛管現象によって内部に保持され、外部に染み出すことはない。
従って、本発明に係るトナー粒子、特に上記第三特徴構成のトナー粒子の製造に適したトナー粒子の製造装置が提供される。
従って、トナー粒子を効率良く製造することができるトナー粒子の製造装置の好適な実施形態が提供される。
従って、トナー粒子を効率良く製造することができるトナー粒子の製造装置の好適な実施形態が提供される。特に、上記第二特徴構成の製造装置に比べて、ノズル構造が簡素化できる点で有利である。
すなわち、ワックス成分よりもバインダ樹脂に親和性を有するノズル流路の内面に対して、バインダ樹脂がワックス成分を残しながら一層速やかに寄っていくことになる。
従って、上記第三特徴構成のトナー粒子の製造装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、出口側に向けて断面径が徐々に小さくなったノズル流路を通流するトナー原料の溶融混合物もしくは溶解混合物が乱れの発生を抑制した状態でノズル流路の内面に押し付けられるので、トナー原料中のバインダ樹脂が流路内面と相互作用してノズル流路の内面側に寄っていく効果が高まり、その結果、所望の繊維径に絞られ且つ中心部側にワックス成分が存在する断面構造の繊維状体を均一な状態で作製することができる。
従って、上記トナー粒子の製造装置の好適な実施形態が提供される。
(a)バインダ樹脂の流出温度≧ワックスの溶融温度
(b)バインダ樹脂の比重≧ワックスの比重
(c)バインダ樹脂の溶解度因子>ワックスの溶解度因子
(d)帯電制御剤の溶解度因子>ワックスの溶解度因子
すなわち、コーティング部では、前記粒子化部で作製されたトナー粒子の表面がコーティング材料で処理され、コーティング層が形成される。
従って、前記第四特徴構成のトナー粒子の製造に適したトナー粒子の製造装置が提供される。
すなわち、コーティング部において、前記粒子化部で作製されたトナー粒子の表面が帯電制御剤を含むコーティング材料で処理され、帯電制御剤を含むコーティング層で覆われる。
従って、前記第五特徴構成のトナー粒子の製造に適したトナー粒子の製造装置が提供される。
すなわち、前記粒子化部における粉砕処理若しくは分級処理で発生した微粉がコーティング部において使用されるコーティング材料に混ぜられ、この微粉入りのコーティング材料が粒子化部で作製されたトナー粒子の表面にコーティング層を形成する。その結果、トナー原料の収率向上に寄与し、また、この微粉を帯電制御剤として用いる等により、粒子表面がトナー本来の成分に近い物性となる点でも好ましい。
従って、前記粒子化部において発生した微粉を有効利用することができる前記第七又は第八特徴構成のトナー粒子の製造装置の好適な実施形態が提供される。
すなわち、当該流動層式混合装置内の流動層で流動している前記トナー粒子に対してスプレーノズルよりコーティング材料の液を噴出させると、当該液がトナー粒子の表面に均一に付着するので、その後乾燥させると、粒子表面にコーティング層を均一に形成させることができる。
従って、上記第七から第九特徴構成のトナー粒子の製造装置の好適な実施形態が提供される。
第1実施形態における繊維化部200には、図6(イ)に示すように、ワックス成分を含むトナー原料の溶融混合物を押し出すワックス用ノズル25と、前記ワックス用ノズルの周囲に配置されてワックス成分を含まないトナー原料の溶融混合物を押し出す主ノズル26とを用いて、前記断面構造の繊維状体24を作製する押出し用ノズル8が設けられている。
・バインダ樹脂の流出温度≧ワックスの溶融温度
・バインダ樹脂の比重≧ワックスの比重
・バインダ樹脂の溶解度因子>ワックスの溶解度因子
・帯電制御剤の溶解度因子>ワックスの溶解度因子
本発明のトナーに使用されるバインダ樹脂としては従来公知のものを広く使用することができる。例えば、スチレン、パラクロルスチレン、ビニルトルエン、塩化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−クロロエチル、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリアミド、(メタ)アクリル酸、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル、ビニルメチルケトン、N−ビニルピロリドン、N−ビニルピリジン、ブタジエン等の単量体の重量体、又はこれらの単量体の2種類以上からなる共重合体、或いはそれらの混合物が挙げられる。その他、ポリエステル樹脂、ポリオール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ロジン、変性ロジン、テルベン樹脂、フェノール樹脂、水添石油樹脂などが単独、あるいは混合して使用できる。
2(C.I.41000)、C.I.Basic Yello 3、C.I.Basic Red 1(C.I.45160)、C.I.Basic Red 9(C.I.42500)、C.I.BasicViolet
1(C.I.42535)、C.I.Basic Violet 3(C.I.42555)、C.I.Basic Violet 10(C.I.45170)、C.I.BasicViolet
14(C.I.42510)、C.I.Basic Blue 1(C.I.42025)、C.I.Basic Blue 3(C.I.51005)、C.I.BasicBlue5(C.I.42140)、C.I.Basic
Blue 7(C.I.42595)、C.I.Basic Blue 9(C.I.52015)、C.I.BasicBlue 24(C.I.52030)、C.I.BasicBlue
25(C.I.52025)、C.I.Basic Blue 26(C.I.44045)、C.I.BasicGreen 1(C.I.42040)、C.I.Basic
Green 4(C.I.42000)など、これらの塩基性染料のレーキ顔料、C.I.Solvent Black8(C.I.26150)、ベンゾイルメチルヘキサデシルアンモニウムクロライド、デシルトリメチルクロライド等の4級アンモニウム塩、あるいはジブチル又はジオクチルなどのジアルキル錫化合物、ジアルキル錫ボレート化合物、グアニジン誘導体、特公昭41−20153号公報、特公昭43−27596号公報、特公昭44−6397号公報、特公昭45−26478号公報に記載されているモノアゾ染料の金属錯塩、特公昭55−42752号公報、特公昭59−7385号公報に記載されているサルチル酸、ジアルキルサルチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸のZn、Al、Co、Cr、Fe等の金属錯体、スルホン化した銅フタロシアニン顔料、有機ホウ素塩類、含フッ素四級アンモニウム塩、カリックスアレン系化合物等が挙げられる。ブラック以外のカラートナーは、当然目的の色を損なう荷電制御剤の使用は避けるべきであり、白色のサリチル酸誘導体の金属塩等が好適に使用される。
・バインダ樹脂の流出温度≧ワックスの溶融温度
・バインダ樹脂の比重≧ワックスの比重
・バインダ樹脂の溶解度因子>ワックスの溶解度因子
・帯電制御剤の溶解度因子>ワックスの溶解度因子
さらに、各成分の配合割合は、トナー原料100重量%に対し、バインダ樹脂70〜97.5重量%、帯電制御剤0.05〜15重量%、ワックス成分2〜15重量%の範囲にあることが望ましい。
上記実施形態では、繊維化部200において、トナー原料の溶融混合物をノズルから押し出して繊維状体を作成するようにしたが、トナー原料を溶剤に溶解させた溶解混合物をノズルから押し出して繊維状体を作成するようにしてもよい。
・バインダ樹脂の流出温度≧ワックスの溶融温度
・バインダ樹脂の比重≧ワックスの比重
・バインダ樹脂の溶解度因子>ワックスの溶解度因子
ポリエステル樹脂(Tg:64℃、流出開始温度(島津製作所製フローテスタにより測定、以下同様):119℃)100重量部、カーボンブラック10重量部、及びサリチル酸亜鉛塩3重量部を前記混合装置6で予備混合した後、二軸型エクストルーダー10に供給して溶融混練し、ギアポンプ4で圧力調整した後(ギアポンプ後段で約4.2Mpa)、温度150℃の溶融状態で外径300μmのノズル8のシェル側に導入した。一方、カルナウバワックス(融点:83℃)9部を供給機17に供給して溶融し、ギアポンプ17で圧力調整した後(ギアポンプ後段で約4.2Mpa)、温度120℃の溶融状態で外径300μmのノズル8のコア側に導入した。そして、上記ノズル8から押し出された繊維状物を熱風により線径5.0μmとなるように延伸し、微粒子前駆体繊維を得た。尚、このときの繊維の生成速度は、押し出し量と繊維径から約40m/secと算出された。
ポリエステル樹脂(Tg:64℃、流出開始温度:119℃)100重量部、カーボンブラック10重量部、サリチル酸亜鉛塩3重量部、及びカルナウバワックス(融点:83℃)9重量部を、前記混合装置6で予備混合した後、二軸型エクストルーダー10に供給して溶融混練し、ギアポンプ4で圧力調整した後(ギアポンプ後段で約4.2Mpa)、温度150℃の溶融状態で孔径300μmのノズル12から押し出しつつ熱風により繊維径5.0μmとなるように延伸し、微粒子前駆体繊維を得た。尚、このときの繊維の生成速度は、押し出し量と繊維径から約40m/secと算出された。
次に、上記実施例1−1,1−2で得られたトナー粒子に対する比較例を説明する。
ポリエステル樹脂(Tg:64℃、流出開始温度:119℃)100重量部、カーボンブラック10重量部、サリチル酸亜鉛塩3重量部、及びカルナウバワックス(融点:83℃)9重量部を、前記混合装置6で予備混合した後、二軸型エクストルーダー10に供給して溶融混練し、冷却後、フェザミル(ホソカワミクロン(株)製)による粗砕と、カウンタージェットミル(ホソカワミクロン(株)製)による微粉砕を行い、さらにトナーセパレータTTSP(ホソカワミクロン(株)製)で分級処理した結果、体積平均径6.2μm、個数平均径5.2μmで、体積基準における12μm以上の粒子の割合が1.2%、16μm以上の粒子の割合が0%、個数基準における5μm未満の微粉粒子の割合が12.2%の粒度分布のトナー粒子を得た。
実施例1−2で得られたトナー用粒子についても、上記と同様の方法・条件により、ステアリン酸亜鉛と2種のシリカを攪拌混合して、現像剤2を得た。
また比較例で得られたトナー用粒子についても、上記と同様の方法・条件により、ステアリン酸亜鉛と2種のシリカを攪拌混合して、現像剤3を得た。
(1)耐オフセット性(高温)
定着ローラの温度を高温側へ変化させ、高温オフセットが発生し始める温度を測定し、下記基準で評価した。
・高温までオフセットが発生しない場合 耐オフセット性(高温)に優れる ○
・低温からオフセットが発生する場合 耐オフセット性(高温)に劣る ×
(2)耐オフセット性(低温)
定着ローラの温度を低温側へ変化させ、低温オフセットが発生し始める温度を測定し、下記基準で評価した。
・低温までオフセットが発生しない場合 耐オフセット性(低温)に優れる ○
・高温からオフセットが発生する場合 耐オフセット性(低温)に劣る ×
(3)耐久性
画像面積5%のテストチャートを1万枚印刷し、現像剤の帯電量の低下度合いを測定し、下記基準で評価した。
・帯電量の低下が少ない場合 耐久性に優れる ○
・帯電量の低下が多い場合 耐久性に劣る ×
(4)感光体へのフィルミング
クリーニングブレードの押し付け圧を増加し、画像面積5%のテストチャートを1万枚印刷した後の感光体へのフィルミングの有無を下記基準で評価した。
・フィルミングが認められない場合 ○
・フィルミングの兆候が認められる場合 △
・フィルミングが認められる場合 ×
ポリエステル樹脂(Tg:63℃、流出開始温度:118℃)100重量部、及びカーボンブラック10重量部を前記混合装置6で予備混合した後、二軸型エクストルーダー10に供給して溶融混練し、ギアポンプ4で圧力調整した後(ギアポンプ後段で約4.2Mpa)、温度150℃の溶融状態で外径300μmのノズル8のシェル側に導入した。一方、カルナウバワックス(融点:83℃)8.5部を供給機17に供給して溶融し、ギアポンプ17で圧力調整した後(ギアポンプ後段で約4.2Mpa)、温度120℃の溶融状態で外径300μmのノズル8のコア側に導入した。そして、上記ノズル8から押し出された繊維状物を熱風により線径5.0μmとなるように延伸し、微粒子前駆体繊維を得た。尚、このときの繊維の生成速度は、押し出し量と繊維径から約40m/secと算出された。
現像剤Yの粒度分布は、体積平均径6.6〜6.8μm、個数平均径5.7〜6.0μm、体積基準における12μm以上の粒子の割合が1.5〜1.9%、16μm以上の粒子の割合が0%、個数基準による5μm未満の微粉粒子の割合が4.9〜6.5%で、良質なものであった。
一方、現像剤Xの粒度分布は、体積平均径7.2〜7.6μm、個数平均径6.3〜6.7μm、体積基準における12μm以上の粒子の割合が3.2〜3.9%、16μm以上の粒子の割合が0.6〜0.9%、個数基準による5μm未満の微粉粒子の割合が10.2〜11.6%であり、粒度の増大とともに、微粉および粗大粒子の増加が顕著であった。これは、粒子の端面に露出したワックス成分の一部が外添処理時の機械的な衝撃ではがれ、また、加工時の温度上昇により溶融して粒子表面などに移行した結果、凝集の原因となったものと思われる。
また、表面を樹脂層でコーティングしたトナー粒子では、ワックス成分の露出による不都合を解消し、さらに、帯電等の諸物性を改善する用途に適用できる。
2 他のトナー原料
3 トナー粒子
3A トナー粒子
4 ギアポンプ
5 モータ
6 混合装置
7 流路構造体
7A 分配流路
7B 分配流路
8 ノズル
9 回収容器
10 二軸型エクストルーダー
10A ホッパ
11 流路構造体
11A 分配流路
12 ノズル
12A ノズル流路
12B ノズル出口
13 樹脂層
15 ギアポンプ
16 供給機
17 モータ
21 中心部
22 周囲部分
24 繊維状体
24A 繊維状体
25 ワックス用ノズル
26 主ノズル
40 粉砕機
41 気体導入口
42 排出口
43 本体
43A 供給口
44 筒状部材
45 粉砕部材
45A 回転体
46 分級機構
47 ライナ
48 回転体
49 分級羽根
50 装置本体
51 処理室
52 空気供給口
53 送風装置
54 ヒータ
55 空気吹出部
55a 空気吹出部材
55b 小開口
56 スプレーノズル
57 ポンプ
100 溶融混合部
200 繊維化部
300 粒子化部
400 コーティング部
A 粉砕室
B 分級室
CR コア側経路
SR シェル側経路
Claims (16)
- ワックス成分が集中した状態で粒子内部に存在し、且つ当該粒子内部側のワックス成分の一部が、外部に露出するか、あるいは、他のトナー原料の薄層で覆われて外部と接するトナー粒子。
- 前記粒子内部側のワックス成分が塊状態で存在する請求項1記載のトナー粒子。
- 前記塊状のワックス成分が長手状に形成され、当該長手状のワックス成分の長手方向両端面のうちの少なくとも一方の端面が、外部に露出するか、あるいは、他のトナー原料の薄層で覆われて外部と接する請求項2記載のトナー粒子。
- 粒子表面が更に樹脂層で覆われている請求項1〜3のいずれか1項に記載のトナー粒子。
- 前記樹脂層が帯電制御剤を含んでいる請求項4記載のトナー粒子。
- 中心部側にワックス成分が存在する断面構造の繊維状体を作製する繊維化部と、前記繊維状体を粉砕してトナー粒子を作製する粒子化部とを有するトナー粒子の製造装置。
- 前記繊維化部では、ワックス成分を含むトナー原料の溶融混合物もしくは溶解混合物を押し出すワックス用ノズルと、前記ワックス用ノズルの周囲に配置されてワックス成分を含まないトナー原料の溶融混合物もしくは溶解混合物を押し出す主ノズルとを用いて、前記断面構造の繊維状体を作製する請求項6記載のトナー粒子の製造装置。
- 前記繊維化部では、バインダ樹脂及びワックス成分を含むトナー原料の溶融混合物もしくは溶解混合物を所定長さのノズル流路に通流させたのちノズル出口から押出して、前記断面構造の繊維状体を作製する請求項6記載のトナー粒子の製造装置。
- 前記ノズル流路の内面が、トナー原料中のワックス成分よりもバインダ樹脂に親和性を有する請求項8記載のトナー粒子の製造装置。
- 前記ノズル流路の断面径が、出口側に向けて徐々に小さくなるように形成されている請求項8又は9記載のトナー粒子の製造装置。
- 前記トナー原料に含まれるバインダ樹脂とワックス及び前記トナー原料に選択的に含まれる帯電制御剤が、下記の(a)〜(d)の関係を有する請求項7〜10のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造装置。
(a)バインダ樹脂の流出温度≧ワックスの溶融温度
(b)バインダ樹脂の比重≧ワックスの比重
(c)バインダ樹脂の溶解度因子>ワックスの溶解度因子
(d)帯電制御剤の溶解度因子>ワックスの溶解度因子 - 前記粒子化部で作製されたトナー粒子の表面をコーティング材料で処理するコーティング部を有する請求項6〜11のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造装置。
- 前記コーティング材料が帯電制御剤を含んでいる請求項12記載のトナー粒子の製造装置。
- 前記コーティング材料が前記粒子化部における粉砕処理若しくは分級処理により発生した微粉を含んでいる請求項12又は13に記載のトナー粒子の製造装置。
- 前記コーティング部が、内部にコーティング材料の液を噴出するスプレーノズルを備えた流動層式混合装置で構成されている請求項12〜14のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造装置。
- 請求項6〜16のいずれか1項に記載のトナー粒子の製造装置を用いたトナー粒子の製造方法。
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