JPH09112798A - 低温二重殻タンク - Google Patents

低温二重殻タンク

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JPH09112798A
JPH09112798A JP26696495A JP26696495A JPH09112798A JP H09112798 A JPH09112798 A JP H09112798A JP 26696495 A JP26696495 A JP 26696495A JP 26696495 A JP26696495 A JP 26696495A JP H09112798 A JPH09112798 A JP H09112798A
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JP
Japan
Prior art keywords
anchor strap
base plate
tank
anchor
concrete
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Pending
Application number
JP26696495A
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English (en)
Inventor
Koichi Kondo
幸一 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンカーストラップ下端部が暴露部にならな
いようにする。 【解決手段】 地面から離して支持した基礎コンクリー
ト3上に内槽6と該内槽6を包囲する外槽10とを設置
し、前記内槽6の側板8外面に上端を固着したアンカー
ストラップ9の下端部を、基礎コンクリート3に埋設さ
れた縦方向に延びるアンカーストラップボックス14を
通して基礎コンクリート3下面に導き且つ前記ボックス
14下端を閉塞するベースプレート16に貫通固着した
低温二重殻タンクにおいて、前記基礎コンクリート3下
面に暴露したアンカーストラップ9の下端部及びベース
プレート16をコンクリートブロック21(セメント系
材料ブロック)により包囲する。このようにすれば、ア
ンカーストラップ9の下端部及びベースプレート16
が、コンクリートブロック21に包囲されて大気から隔
絶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LNG等の低温液
体を貯蔵する低温二重殻タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】LNG等の低温液体を貯蔵する為に、従
来から使用されている低温二重殻タンクを図3の縦断面
図によって説明すると、地面1に多数のパイル2を打ち
込み、地面1から離した状態でパイル2上に基礎コンク
リート3を支持し、更に基礎コンクリート3上には多数
の円筒ブロック4を固定して、該円筒ブロック4上にア
ニュラープレート5を設け、該アニュラープレート5上
に内槽6の底板7を載置している。
【0003】そして、前記内槽6の側板8の外面の周囲
には、極めて多数の帯状のアンカーストラップ9が上端
を溶接によって固着されており、該アンカーストラップ
9の下端は、基礎コンクリート3に固着されて大地震等
の際にも内槽6が転倒しないように該内槽6を強固に押
さえている。
【0004】また、内槽6の外側に設けられている外槽
10は、アンカーボルト11により基礎コンクリート3
に固定されていて、内槽6と外槽10との間には粉体状
の保冷材を充填した上で窒素雰囲気とし、内槽6の内部
には、液出入口ノズル12を介してLNG等の低温液体
が貯蔵されるようになっている。
【0005】尚、図中13は内槽6の底板7に開口して
いる内槽ドレーンノズルである。
【0006】斯かる低温二重殻タンクにおいて、前記ア
ンカーストラップ9を基礎コンクリート3に固着する部
分についての詳細は以下に述べる通りである。
【0007】図4に示すように、基礎コンクリート3を
上下に貫通する筒状のアンカーストラップボックス14
が予め基礎コンクリート3中に埋設されており、前記ア
ンカーストラップボックス14の下端外周には、基礎コ
ンクリート3の下面に一致するように当て板15をフラ
ンジ状に固定しておく。
【0008】そして、上端を内槽6の側板8に固着した
アンカーストラップ9の下端部をアンカーストラップボ
ックス14に挿通し、図5にも示すように、アンカース
トラップ9の下端部を、前記アンカーストラップボック
ス14の下端を閉塞する為のベースプレート16に貫通
せしめ、アンカーストラップ9とベースプレート16と
の間、及びベースプレート16の周囲と当て板15との
間を、シールするように溶接17によって固着してい
る。
【0009】更に、ベースプレート16の下面から突出
しているアンカーストラップ9の下端部には、アンカー
ストラップ9に直交させて抜け止め板18を配置し、該
抜け止め板18をアンカーストラップ9の下端部及びベ
ースプレート16の下面に溶接で固定し、アンカースト
ラップ9の下端部がベースプレート16の上方に抜け出
ないようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来構造においては、アンカーストラップ9の下端部
及びベースプレート16(図示する例では抜け止め板1
8も含む)が、大気雰囲気に露出した暴露部となってお
り、内槽6の側板8を基礎コンクリート3に強固に固着
する為のアンカーストラップ9の健全性を保持する観点
から暴露部がなくなるような構造が望まれている。
【0011】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、内槽の側板を基礎コンクリートに強固に固着
する為のアンカーストラップ下端部が暴露部にならない
ようにした低温二重殻タンクを提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、地面から離し
て支持した基礎コンクリート上に、内槽と該内槽を包囲
する外槽とを設置し、前記内槽の側板外面に上端を固着
したアンカーストラップの下端部を、基礎コンクリート
に埋設された縦方向に延びるアンカーストラップボック
スを通して基礎コンクリート下面に導き且つ前記アンカ
ーストラップボックス下端を閉塞するベースプレートに
貫通固着した低温二重殻タンクにおいて、前記基礎コン
クリート下面に暴露したアンカーストラップの下端部及
びベースプレートをセメント系材料ブロックにより包囲
したことを特徴とするものである。
【0013】このようにすれば、基礎コンクリート下面
に暴露したアンカーストラップの下端部及びベースプレ
ートが、セメント系材料ブロックに包囲されて大気から
隔絶され、暴露部がなくなる。
【0014】更に、ベースプレートを貫通して下方に突
出したアンカーストラップの下端部に直交するよう配置
され且つ該アンカーストラップの下端部及び前記ベース
プレート下面に固着された抜け止め板を備えると、アン
カーストラップの下端部の保持力が向上される。
【0015】また、少くともアンカーストラップの下端
部には、セメント系材料ブロックの脱落を防止する為の
アンカーを備えることが好ましく、このようにすれば、
セメント系材料ブロックとアンカーストラップの下端部
との一体性が強化され、アンカーストラップの下端部の
保持力が一層向上される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しつつ説明する。
【0017】図1は本発明の実施の形態の一例を示す縦
断面図、図2は図1のII−II方向より見た底面図で
あって、図4及び図5と同一部材には同一符号を付し
て、その説明を省略する。
【0018】図1及び図2に示す低温二重殻タンクにお
いては、上端を内槽6の側板8に固着したアンカースト
ラップ9の下端部をアンカーストラップボックス14に
挿通してベースプレート16に貫通せしめ、アンカース
トラップ9とベースプレート16とを溶接17によって
固着した箇所よりも下方に突出しているアンカーストラ
ップ9の下端部に対し、細長い板状のアンカー19を、
複数段(図1においては3段)に亘って水平状態で溶接
等により固着している。
【0019】更にベースプレート16の下面に対して
も、細長い板状のアンカー20を複数個(図1、図2に
おいては4個)平行にした状態で溶接等により固着して
いる。
【0020】そして、アンカーストラップ9のベースプ
レート16よりも下方に突出している下端部、ベースプ
レート16の周縁部及び下面、抜け止め板18、アンカ
ー19,20の全てを包囲するように生コンクリートを
打設し、これを硬化させることによりコンクリートブロ
ック21(セメント系材料ブロック)としている。
【0021】前記コンクリートブロック21は、アンカ
ー19,20により脱落するのが防止され、アンカース
トラップ9のベースプレート16よりも下方に突出して
いる下端部、ベースプレート16、抜け止め板18、ア
ンカー19,20は、全てコンクリートブロック21に
より覆われて大気雰囲気に露出しなくなり、しかもコン
クリートブロック21のアルカリ雰囲気中に埋没されて
いる為、錆が発生することがなく、アンカー20によっ
て、アンカーストラップ9の保持力も向上する。
【0022】尚、本発明の低温二重殻タンクは、上述の
形態例にのみ限定されるものではなく、セメント系材料
ブロックは、粗骨材(砂利や砕石)を混ぜない細骨材
(砂)のみをセメントと水に混練して硬化させたモルタ
ルブロックであっても良いこと、その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0023】
【発明の効果】上記した本発明の低温二重殻タンクによ
れば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0024】(I)基礎コンクリート下面に暴露したア
ンカーストラップの下端部及びベースプレートが、セメ
ント系材料ブロックに包囲されて大気から隔絶され、暴
露部がなくなるので、錆の発生が防止されてアンカース
トラップ下端部の健全性を大幅に向上することができ
る。
【0025】(II)ベースプレートを貫通して下方に
突出したアンカーストラップの下端部に直交するよう配
置され且つ該アンカーストラップの下端部及び前記ベー
スプレート下面に固着された抜け止め板を備えた構成と
すれば、アンカーストラップの下端部の保持力を大幅に
向上することができる。
【0026】(III)少くともアンカーストラップの
下端部に、セメント系材料ブロックの脱落を防止する為
のアンカーを備えた構成とすれば、セメント系材料ブロ
ックとアンカーストラップの下端部との一体性が著しく
強化されるので、アンカーストラップの下端部の保持力
を一層向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1のII−IIより見た底面図である。
【図3】低温二重殻タンクの縦断面図である。
【図4】従来のタンク固定部の縦断面図である。
【図5】図4のV−Vより見た底面図である。
【符号の説明】
1 地面 3 基礎コンクリート 6 内槽 8 側板 9 アンカーストラップ 10 外槽 14 アンカーストラップボックス 16 ベースプレート 18 抜け止め板 19,20 アンカー 21 コンクリートブロック(セメント系材料
ブロック)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面から離して支持した基礎コンクリー
    ト上に、内槽と該内槽を包囲する外槽とを設置し、前記
    内槽の側板外面に上端を固着したアンカーストラップの
    下端部を、基礎コンクリートに埋設された縦方向に延び
    るアンカーストラップボックスを通して基礎コンクリー
    ト下面に導き且つ前記アンカーストラップボックス下端
    を閉塞するベースプレートに貫通固着した低温二重殻タ
    ンクにおいて、前記基礎コンクリート下面に暴露したア
    ンカーストラップの下端部及びベースプレートをセメン
    ト系材料ブロックにより包囲したことを特徴とする低温
    二重殻タンク。
  2. 【請求項2】 ベースプレートを貫通して下方に突出し
    たアンカーストラップの下端部に直交するよう配置され
    且つ該アンカーストラップの下端部及び前記ベースプレ
    ート下面に固着された抜け止め板を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載の低温二重殻タンク。
  3. 【請求項3】 少くともアンカーストラップの下端部
    に、セメント系材料ブロックの脱落を防止する為のアン
    カーを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    低温二重殻タンク。
JP26696495A 1995-10-16 1995-10-16 低温二重殻タンク Pending JPH09112798A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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