JP7169930B2 - 構造物、構造物の施工方法 - Google Patents

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本発明は、構造物およびその施工方法に関する。
下水汚泥の嫌気性発酵消化槽として、プレストレストコンクリートによる卵形の側壁の内部に撹拌機を設けた貯槽(以下、PC卵形消化槽という)があり、死水域ができにくく撹拌性が高い点などで優れている。側壁には周方向と経線方向の緊張材によりプレストレスが導入されており、これにより液圧等の内圧に抵抗し、PC卵形消化槽からの液漏れ等を好適に防ぐことができる。
従来の現場打ちコンクリートによるPC卵形消化槽の施工時には、コンクリートの打設、断熱材の取付、防食塗装の作業が必要であり、これらの作業ごとに卵形の曲面に沿った複雑な足場を必要としていた。また、PC卵形消化槽は特殊な形状の上に周方向と経線方向のプレストレスを導入する必要があり、施工が難しかった。
これに対し、特許文献1にはプレキャストセグメント(以下、セグメントということがある)からなるPC卵形消化槽が記載されており、このようなセグメントを用いることで施工が簡略化される。
特許第4309835号
PC卵形消化槽では、施工性等の観点から周方向の緊張材を側壁の外部に配置して外ケーブルとする場合がある。この場合、側壁には外ケーブルを定着するためのピラスターが設けられる。
セグメントを用いて側壁を構築する場合、ピラスター部分については特別に厚みを大きくしたり定着具を埋設したりする必要があるので、セグメントの製作に他のセグメントとは異なる別途の型枠を要したり、型枠内に定着具を仕込んでおく作業が別途必要になる。またピラスター部分が増厚することでセグメントのサイズや重量が大きくなり、ピラスター部分の無いセグメントだけであれば小さなトレーラーで運搬できるのにも関わらず、ピラスター部分を有するセグメントが含まれているがために大きなトレーラーが必要になることもある。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、セグメントの製作や運搬を容易とする構造物等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、プレキャストセグメントにより構築され、平面において閉領域を形成する側壁を有する構造物であって、前記側壁の上部は、頂端に向けて窄まり、前記側壁には、周方向の緊張材の緊張により周方向のプレストレスが導入され、前記緊張材は前記側壁の外部に設けられ、前記緊張材の両端部が1箇所の緊結具に固定され、前記緊結具が、プレキャストセグメント本体の外面に設けられた凹部に、プレキャストセグメント本体に埋設されずに収容され、前記側壁の上部に、上下複数段の前記緊張材が設けられ、前記凹部の前記周方向の長さが、前記頂端に行くにつれ短くなることを特徴とする構造物である。
本発明では、側壁の外部に周方向の緊張材(外ケーブル)を配置し、その緊張により側壁に周方向のプレストレスを導入する場合において、緊張材の両端部が1箇所の緊結具に固定され、当該緊結具がセグメント本体の外面に設けた凹部に収容され、セグメント本体に埋設されない状態となっている。係る構造物では前記のようなピラスターが不要になり、また凹部を有するセグメントは、凹部を形成するための箱抜きが必要になる以外は、他のセグメントの製作時と同じ型枠を用いて他のセグメントと同様に製作でき、緊結具を型枠内に仕込む必要も無く、運搬のために大きなトレーラーが必要になることも無い。
前記緊張材の一方の端部が、前記緊結具の孔に通されて前記緊結具の一方の側部で固定され、前記緊張材の反対側の端部が、前記緊結具の別の孔に通されて前記緊結具の反対側の側部で固定されることが望ましい。
緊結具としては、上記のように複数の孔を有し、それぞれの孔に通した緊張材の両端部を緊結具の両側部のそれぞれで固定するものを用いることで、緊張材の緊張と固定が容易になる。
前記側壁は、プレキャストセグメントを周方向に複数並べて構築され、記緊張材の緊結具を収容する凹部を有するプレキャストセグメントが、前記緊張材により異なることが望ましい。
これにより凹部の配置が過密にならず、また側壁にバランス良くプレストレスを導入できる。
前記構造物は汚泥の消化槽であり、前記側壁の高さ方向の中間部は、頂端および底端に向けて曲線状に窄まることが望ましい。また、前記側壁の一部は地表面下にあり、前記凹部は、前記側壁の地表面上の部分で設けられることも望ましい。
これにより死水域ができにくく撹拌性が高い等の利点を有する略卵形の消化槽を形成できる。消化槽の側壁の一部が地表面下に位置する場合は、地表面上にある周方向の緊張材に外ケーブルを適用することとし、前記の凹部は側壁の地表面上の部分に形成するとよい。
第2の発明は、平面において閉領域を形成する側壁を有する構造物の施工方法であって、前記側壁をプレキャストセグメントにより構築する工程と、周方向の緊張材の緊張により前記側壁に周方向のプレストレスを導入する工程と、を有し、前記側壁の上部は、頂端に向けて窄まり、前記緊張材は前記側壁の外部に設けられ、前記緊張材の両端部が1箇所の緊結具に固定され、前記緊結具が、プレキャストセグメント本体の外面に設けられた凹部に、プレキャストセグメント本体に埋設されずに収容され、前記側壁の上部に、上下複数段の前記緊張材が設けられ、前記凹部の前記周方向の長さが、前記頂端に行くにつれ短くなることを特徴とする構造物の施工方法である。
第2の発明は第1の発明の構造物の施工方法である。
前記側壁に周方向のプレストレスを導入する際、前記緊張材の一方の端部を前記緊結具の孔に通して前記緊結具の一方の側部で固定した状態で、前記緊結具の別の孔に通されて前記緊結具の反対側の側部から引出された前記緊張材の反対側の端部を緊張し、前記緊結具の反対側の側部で固定することが望ましい。
これにより、緊張材の緊張と固定を容易に行うことができる。
本発明により、セグメントの製作や運搬を容易とする構造物等を提供できる。
消化槽1を示す図。 側壁3の概略を示す図。 セグメント31、32の概略を示す図。 経線方向PC鋼材15、16の配置を示す図。 周方向PC鋼材17の配置を示す図。 窪み30を示す図。 凹部37を示す図。 周方向PC鋼材17の緊張作業について説明する図。 周方向PC鋼材18と切欠部35を示す図。 鋼殻60とコンクリート66を示す図。 消化槽1の施工方法を示す図。 消化槽1の施工方法を示す図。 消化槽1の施工方法を示す図。 セグメント32の地組とセグメント31の設置について説明する図。 周方向に隣り合うセグメント32の間の間隙を示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.消化槽1)
図1は本発明の実施形態に係る消化槽1を示す図であり、消化槽1の鉛直方向の断面を見たものである。また図2は側壁3の概略を示す図であり、図2(a)は側壁3の斜視図、図2(b)は側壁3を上から見た図である。
消化槽1は下水処理場等に設けられる構造物であり、内部に下水を貯留する貯槽である。消化槽1では、下水の汚泥を嫌気性消化によって処理する。消化槽1の内部には汚泥の処理を効率的に行うために撹拌機(不図示)が設けられる。
消化槽1は全体として略卵形の形状を有するPC卵形消化槽であり、側壁3、台座コンクリート5、底部部材6、蓋体7、鋼製足場8等を備える。消化槽1は半地下式の貯槽であり、側壁3の下部3cの一部や台座コンクリート5などは地表面下に埋設される。
側壁3は、頂端と底端に向けて窄まるコンクリート製の略卵形の筒状部材である。より詳細には、側壁3の高さ方向の中間部3aが球面状に外側に膨らみ、中間部3aの上方と下方が円錐台状に頂端および底端に向けて窄まる。
鉛直面を見た場合、側壁3の中間部3aの内面は、側壁3の高さ方向の中央にある中心Cから所定の曲率半径Rと中心角αで円弧状に膨らんで頂端および底端に向けて曲線状に窄まり、中間部3aの上方および下方の内面はそれぞれ頂端と底端に向けて上記の円弧と滑らかに連続する直線状に窄まる。本実施形態では上記の中心角αを90°、中間部3aの上方および下方の内面の傾斜角βを水平方向に対し45°とし、側壁3の内面が側壁3の高さ方向の中央に関して上下対称となるが、これに限ることはない。
側壁3は、側壁3の平面における中心軸Oからの離間距離が最大となる位置、すなわち側壁3の高さ方向の中央で上下に分けられる。側壁3の上部3bと下部3cは、複数のプレキャストセグメント31、32を側壁3の周方向に並べて構成される。
側壁3の下部3cのセグメント32は、さらに小セグメント321、322に分割される。上下の小セグメント321、322の分割位置は、前記の中心Cから延び水平方向に対し傾斜角β/2で下方に傾斜した線分Lと、側壁3との交点に対応する。
前記したように側壁3は筒状の部材であり、平面において閉領域を形成する。また側壁3の外周の形状は、セグメント31、32の製作容易性等を考慮し、多角形による疑似円周状(略円周状)となっている(図2(b)参照)。なお、側壁3の内周も、外周の多角形を縮小した多角形による疑似円周状(略円周状)となっている(後述する図5参照)。
側壁3の上部3bのセグメント31は、図2(b)に示すように、側壁3の上部3bを、中心軸Oを通る放射状の鉛直面で周方向に等分割した形状を有する。
図3(a)はセグメント31の概略を示す図であり、左図はセグメント31を上記鉛直面に沿って見た図、右図は当該セグメント31の立面図である。セグメント31は左右の幅(側壁3の周方向の長さ)より上下の長さの大きい細長形状であり、本体の幅は上端に行くにつれ狭くなる。
側壁3の下部3cのセグメント32も、側壁3の下部3cを、中心軸Oを通る放射状の鉛直面で周方向に等分割した形状を有する。
図3(b)はセグメント32の概略を図3(a)と同様に示す図である。セグメント32も、左右の幅より上下の長さの大きい細長形状を有し、本体の幅は下端に行くにつれ狭くなる。
小セグメント321の上端には、外側に段状に拡幅する拡幅部321aが形成される。小セグメント322の上端にも、外側に段状に拡幅する拡幅部322aが形成される。小セグメント321の下面は小セグメント322の上面と同じ厚さを有し、両セグメント321、322の内面および外面は滑らかに連続する。
セグメント31および小セグメント321、322には、コンクリートを型枠に打設するなどして事前に製作されたプレキャストコンクリート部材が用いられる。小セグメント321、322については、1つの型枠の内部空間を鉄板等の仕切で2分割し、分割された各空間にコンクリートを打設するなどして一度に製作することが可能である。消化槽1を施工する際は、予めこれらのセグメントの内面に防食塗装を施し、またセグメントの外面には断熱材(不図示)を予め取付けておくこともできる。
セグメント31、32の内部には、経線方向PC鋼材15、16が配置される。経線方向PC鋼材15、16は側壁3の経線方向に配置される緊張材であり、例えばPC鋼棒が用いられる。図4は、経線方向PC鋼材15、16の配置を、上下に連続するセグメント31、32の立面において示したものである。
経線方向PC鋼材15は、セグメント31内に複数本通される。各経線方向PC鋼材15の下端は、セグメント32の上端の拡幅部321aを貫通し、当該拡幅部321aの下面で定着される。
一方、各経線方向PC鋼材15の上端の定着位置は異なっており、セグメント31の幅方向の中央部にある経線方向PC鋼材15の上端はセグメント31の上端で定着されるが、その両側の経線方向PC鋼材15の上端は、上記中央部から離れるにつれ低い位置でセグメント31内に定着される。これは、セグメント31の上端における経線方向PC鋼材15の過密配置を防ぐためである。
経線方向PC鋼材16は、セグメント32内に複数本通される。各経線方向PC鋼材16の上端はセグメント32の上端で定着される。一方、各経線方向PC鋼材16の下端の定着位置は異なっており、セグメント32の幅方向の中央部にある経線方向PC鋼材16の下端はセグメント32の下端から突出し、当該下端で定着されるが、その両側の経線方向PC鋼材16の下端は、上記中央部から離れるにつれ高い位置でセグメント32内に定着される。その目的は、上記と同様、セグメント32の下端における経線方向PC鋼材16の過密配置を防ぐことである。
側壁3には、さらに周方向PC鋼材17、18も設けられる。周方向PC鋼材17は外ケーブルとして側壁3の外部に設けられ、周方向PC鋼材18は内ケーブルとして側壁3の内部に設けられる。周方向PC鋼材17、18としては、PC鋼線などの緊張材をシングルストランドとして用いることができる。
図5は側壁3の上部3bに設けられる周方向PC鋼材17の配置を示す図であり、側壁3の上部3bについて水平方向の断面を見たものである。
本実施形態では周方向PC鋼材17が円周状に配置される。周方向PC鋼材17は側壁3の外周に沿って1周し、緊張力を加えた状態でその両端部が1箇所に設けた緊結具40に固定(定着)される。
図6(a)は図5の範囲aの詳細を示す図である。セグメント31には、周方向PC鋼材17を収容するための溝状の窪み30がセグメント31の幅方向に沿って設けられる。
図6(b)は当該窪み30の高さにおけるセグメント31の平面を示す図である。セグメント31本体の平面は略台形状であり、その外面は基本的に直線状となるが、溝状の窪み30によって周方向PC鋼材17を円周状に配置するための円弧面(後述する端面301)がセグメント31本体の外面に形成される。本実施形態ではセグメント31の幅方向の両側で2つの窪み30が形成されるが、1つの窪み30がセグメント31の全幅に亘って連続するように形成されてもよい。
図6(c)は図6(a)の線A-Aによる鉛直方向の断面を示したものである。窪み30は、セグメント31の外面から内側に向かって凹状に形成され、端面301、上面302および下面303を有する。端面301は窪み30の最内側の略鉛直面であり、平面においては円弧状に形成され、前記の円弧面を構成する(図6(b)参照)。上面302と下面303はそれぞれ窪み30の上下に配置される略水平面である。
図7(a)は図5の範囲bの詳細を示す図である。前記した緊結具40はセグメント31本体の外面に形成された凹部37に収容され、周方向PC鋼材17の両端部17a、17bが緊結具40の両側部にそれぞれ固定される。緊結具40はセグメント31本体から浮いており、セグメント31本体に埋設されず、セグメント31本体に固定されない状態となっている。
図7(b)は側壁3の上部3bの一部を示す斜視図である。周方向PC鋼材17は上下に複数段配置されるが、周方向PC鋼材17の緊結具40を収容する凹部37を有するセグメント31は、周方向PC鋼材17によって異なるものとできる。例えば、ある段の周方向PC鋼材17の緊結具40をあるセグメント31(31A)の凹部37に収容する場合、その上段および下段の周方向PC鋼材17の緊結具40は、当該セグメント31(31A)から180度異なる位置にあるセグメント31の凹部37に収容することができる。
周方向PC鋼材17の緊張時は、図8に示すように、周方向PC鋼材17の一方の端部17aを緊結具40の一方の孔401に通して楔(不図示)等により緊結具40の一方の側部で固定した状態で、緊結具40の別の孔402に通されて緊結具40の反対側の側部から引出された周方向PC鋼材17の反対側の端部17bをジャッキ41により緊張する。その後、当該端部17bが緊結具40の反対側の側部で固定され、余長の切断が行われる。端部17bの固定は上記と同様、楔(不図示)等を用いて行われる。緊張作業はこのように1回で終了し、作業自体も容易に行うことができる。
周方向PC鋼材17の緊張時には、緊結具40が凹部37上を矢印Bに示す方向に若干移動する。凹部37の長さ(側壁3の周方向の長さ)は、この移動長を考慮し、緊結具40の移動が凹部37の壁面で妨げられないように定める。
なお、周方向PC鋼材17の緊張時の緊結具40の移動長は、周方向PC鋼材17の周長が短いほど小さくなる。側壁3の上部3bでは、頂端に行くにつれ周方向PC鋼材17の周長が短くなり、緊結具40の移動長も小さくなる。そのため、凹部37の長さは側壁3の頂端に行くにつれ短くすることができる。
図5~図8は側壁3の上部3bに設けられる周方向PC鋼材17の例であるが、側壁3の下部3cの地表面上の範囲においても同様に周方向PC鋼材17が外ケーブルとして設けられる。そのため、セグメント32の地表面上の範囲では上記と同様の窪み30と凹部37が形成され、周方向PC鋼材17の緊張作業も上記と同様に行われる。なお前記の図2、3ではこれらの窪み30と凹部37の図示を省略している。
図9は、地表面下において側壁3の下部3cに設けられる周方向PC鋼材18を示す図である。周方向PC鋼材18は、側壁3の内部のシース管(不図示)に通され、その端部がセグメント32の一方の側面の定着部50で定着される。さらに、当該セグメント32の他方の側面にも定着部50が設けられ、上記周方向PC鋼材18の反対側の端部または他の周方向PC鋼材18の端部が定着される。当該セグメント32内では周方向PC鋼材18が交差して配置される。
当該セグメント32の両隣のセグメント32では、上記定着部50側の端部の外面に切欠部35がそれぞれ形成され、周方向PC鋼材18の緊張作業を行うための空間が確保される。切欠部35は、緊張作業の後コンクリート等の充填材36で充填され、外面が平滑化される。
なお、上記の周方向PC鋼材18は地表面下において内ケーブルとして配置されるものであるが、例外的に、地表面上にあるセグメント32の上端の拡幅部321aにおいても、経線方向PC鋼材15との兼ね合いの点から干渉回避等を目的として同様の内ケーブルが配置される(図1参照)。
台座コンクリート5は、側壁3の下部3cの周囲に設けられ、側壁3の下部3cを収容するすり鉢状の凹部を有するように形成される。
底部部材6は、側壁3の下部3cのセグメント32の下方に配置されるすり鉢状の部材である。底部部材6は、鋼殻にコンクリートを充填して形成され、側壁3の内部空間の底面を構成する。底部部材6の内面は、側壁3の底端の内面の傾斜と同じ傾斜を有し、当該内面と滑らかに連続する。
図10(a)は鋼殻60を示す図であり、図10(b)は鋼殻60にコンクリート66を充填した状態を示す鉛直方向の断面図である。鋼殻60は、底板61と仕切板62、63、64、65を有するすり鉢状の函形部材である。
底板61は水平面に対し傾斜して設けられる板材であり、複数の底板61が鋼殻60の周方向に沿ってすり鉢状に並べられる。
仕切板62は各底板61の下端に設けられる板材であり、当該下端から上方に延びるように配置される。鋼殻60では、複数の仕切板62が鋼殻60の周方向に沿って筒状に並べられる。
仕切板63、64は、それぞれ底板61の上下方向の中間部と上端に設けられる板材であり、鋼殻60の周方向に沿って底板61と直交するように配置される。鋼殻60では、複数の仕切板63、64が鋼殻60の周方向に沿って環状に並べられ、仕切板64には経線方向PC鋼材16の下端を通すための孔641が設けられる。
仕切板65は、鋼殻60の上下方向に沿って底板61と直交するように配置される板材である。鋼殻60では、複数の仕切板65が、仕切板62、63、64と交差するように放射状に設けられる。
図10(b)に示すように、コンクリート66は、鋼殻60に対し所定の被りが確保されるように充填される。コンクリート66の充填時は、仕切板64の孔641(図10(a)参照)の近傍で箱抜き部661を形成して経線方向PC鋼材16の本緊張に係る作業を行うための空間を確保し、経線方向PC鋼材16の本緊張の後、箱抜き部661をコンクリート等の充填材662で充填する。
蓋体7は側壁3の頂端の開口に設けられる。蓋体7には図示しない撹拌機が取付けられる。鋼製足場8は、蓋体7の周囲に設けられる作業用の足場である。
(2.消化槽1の施工方法)
次に、図11~図13等を参照して消化槽1の施工方法について説明する。消化槽1を施工する際は、まず図11(a)に示すように基礎杭9の打設と地盤2の掘削を行う。そして、地盤2の掘削部の底面に均しコンクリート13を打設する。
その後、図11(b)に示すように掘削部の底面の中央部に鋼殻60を配置し、鋼殻60の周囲にセグメント32を据え付けて側壁3の下部3cを組み立てる。セグメント32は、拡幅部322aの下面を支持材14で支持して配置する。当該下面の高さは、セグメント32の重心位置に対応し、消化槽1の施工時に地震等に対する安定性が向上する。消化槽1の完成後においても、当該下面が台座コンクリート5により支持されることで高い安定性が得られる。
本実施形態では、上下の小セグメント321、322を現場で地組し一体化してセグメント32とした後、その据え付けを行う。図14(a)に示すように、小セグメント322には予め経線方向のPC鋼材160が仕込まれており、その上端からPC鋼材160が突出している。
小セグメント321、322の地組時は、小セグメント321を小セグメント322の上面に接続する。この時、上記したPC鋼材160の突出部分は、小セグメント321のシース管(不図示)内に通すPC鋼材160と継手161を用いて接続される。これらのPC鋼材160が前記の経線方向PC鋼材16を構成し、その仮緊張と定着により上下の小セグメント321、322に経線方向のプレストレスを導入して連結する。小セグメント321、322の間では接着材(不図示)による接着も行われる。
セグメント32の据え付け時は、セグメント32(小セグメント322)の下端から突出する経線方向PC鋼材16(図4参照)の下端を、鋼殻60の仕切板64の孔641に通し、デッドアンカー等で仕切板64に接続する。セグメント32の据え付け後、鋼殻60上にコンクリート66を打設して図11(c)に示すように底部部材6を形成する。鋼殻60は、セグメント32の据え付け時の位置決めを行うとともに、底部部材6の補強材としても機能する。なお、この時点では前記の箱抜き部661を充填せずに残しておく。
また、図15(a)に概略図として示すように、側壁3の周方向に隣り合うセグメント32間の隙間では目地材33が内外に設けられ、その間にグラウト34(硬化材)が充填される。目地材33としては、例えば耐硫酸性を有する樹脂等が用いられる。また、セグメント32のシース管の位置では、シース管内にグラウト34が流入しないよう、図15(b)に示すように、上記隙間に露出するシース管320の開口を、気体等により膨張させた袋体70により予め塞いでおく。袋体70は、グラウト34の硬化後に収縮させて撤去する。
次に、各セグメント32の経線方向PC鋼材16の本緊張を行い、側壁3の下部3cに経線方向のプレストレスを導入する。上記の箱抜き部661は、経線方向PC鋼材16の本緊張後充填する。
また、図12(a)に示すように周方向PC鋼材17、18をそれぞれ前記したように配置し、その緊張により側壁3の下部3cに周方向のプレストレスを導入する。周方向PC鋼材17の緊張手順については前記した通りである。また、セグメント32の切欠部35(図9参照)は、周方向PC鋼材18の緊張作業の終了後、コンクリート等の充填材36で充填する。
こうして周方向PC鋼材17、18の緊張作業を行った後、図12(a)に示すように均しコンクリート13上にコンクリートを打設し、台座コンクリート5を構築する。セグメント32の外面にはジベル等の連結材(不図示)が取付けられ、これにより側壁3の下部3cと台座コンクリート5が一体化(剛結)される。連結材はセグメント32の据え付け後に取付けても良いし、事前にセグメント32に取付けておいても良い。台座コンクリート5の打設は型枠を設置しての逆打ち作業となるので、密実性を高めるためコンクリートに膨張剤等を含有させておくことが望ましい。
また必要に応じて、側壁3の内部の底部部材6上にステージ(不図示)を設け、その上で高所作業車を稼働させ、側壁3の下部3cの内面で塗装や目地処理等の作業を行う。
そして、図12(b)に示すように側壁3の下部3cの周囲の掘削部を埋戻土21で埋戻し、底部部材6の上に高所作業用のセンタータワー22を設置する。上記のステージや高所作業車は事前に撤去しておく。
次に、図13(a)に示すように側壁3の下部3cのセグメント32上に側壁3の上部3bのセグメント31を据え付けて側壁3の上部3bを組み立てる。図14(b)に示すように、セグメント31には予め経線方向のPC鋼材150がアンボンド鋼材として仕込まれており、セグメント31の下面近傍では、PC鋼材150の下端に継手151が設けられる。このセグメント31をセグメント32上に配置するとともに、セグメント32の拡幅部321aの貫通孔(不図示)に通した経線方向のPC鋼材150を上記継手151に接続する。これらのPC鋼材150が本実施形態の経線方向PC鋼材15を構成する。また図15(a)の例と同様、隣り合うセグメント31間の隙間には目地材33とグラウト34が設けられる。
側壁3の上部3bの組み立てが完了したら、図13(b)に示すように周方向PC鋼材17を配置し、経線方向PC鋼材15と周方向PC鋼材17の緊張により側壁3の上部3bに周方向と経線方向のプレストレスを導入する。周方向PC鋼材17の緊張手順は前記した通りである。
必要に応じて、側壁3の上部3bの内面で内部塗装や目地処理等の作業を行い、センタータワー22を撤去して図1に示すように側壁3の頂端に蓋体7と鋼製足場8を取り付けるとともに、残りの必要な部材を取り付けることで消化槽1が完成する。側壁3の外面については図示しない保温材や外装板が取り付けられ、凹部37や緊結具40が外部に露出することは無く、凹部37や緊結具40に対する別途の処理は特に必要無い。ただし、ウレタン吹付や防錆材の塗布を行って緊結具40に防錆処理を施してもよく、またモルタルやコンクリート等の固化材を凹部37に設け、固化材に緊結具40を埋設することも可能である。
このように、本実施形態では、消化槽1の側壁3をプレキャストセグメント31、32により構成することで、側壁3の施工時に、現場打ちコンクリートによる従来の消化槽の施工において必要であった足場を最小限に減らすことが可能となり、セグメント31、32の据え付け前に、工場または地上にて断熱材の取付や防食塗装を行うことが可能になる。そのため側壁3の施工が容易になり工期の短縮、コストの削減に寄与する。また経験の少ない作業者でも簡単に施工でき、品質の確保も容易になる。
さらに、本実施形態では、側壁3の外部に周方向PC鋼材17(外ケーブル)を配置し、その緊張により側壁3に周方向のプレストレスを導入するが、周方向PC鋼材17の両端部は1箇所の緊結具40に固定され、当該緊結具40がセグメント31、32本体の外面に設けた凹部37に収容され、セグメント31、32に埋設されない。そのため本実施形態の消化槽1では前記のようなピラスターが不要になり、また凹部37を有するセグメント31(32)は、凹部37を形成するための箱抜きが必要になる以外は、他のセグメント31(32)の製作時と同じ型枠を用いて他のセグメント31(32)と同様に製作でき、緊結具40を型枠内に仕込む必要も無く、運搬のために大きなトレーラーが必要になることも無い。
また本実施形態では凹部37の壁面に支圧板等を設けて周方向PC鋼材17の端部を定着する必要もないので、凹部37を浅くすることができる。そのため、壁厚の薄い側壁3であっても適用でき、支圧板付近で補強筋等を埋設するような細工も不要になり、また周方向PC鋼材17の緊張時にジャッキ41とセグメント31の干渉も起こりにくい。さらに、本実施形態では周方向PC鋼材17が側壁3を1周するように設けられるので、緊張作業も1箇所で済む。また、本実施形態のように周方向PC鋼材17を外ケーブルとすることは、施工性の他、プレストレス導入時の側壁3の圧縮断面を増加させることが出来る点でも優れている。
緊結具40としては、前記のように複数の孔401、402を有し、それぞれの孔401、402に通した周方向PC鋼材17の両端部17a、17bを緊結具40の両側部のそれぞれで固定するものを用い、前記の手順で緊張作業を行うことで、周方向PC鋼材17の緊張と固定が容易になる。
また本実施形態では周方向PC鋼材17が上下に複数段配置され、周方向PC鋼材17の緊結具40を収容する凹部37を有するセグメント31が周方向PC鋼材17によって異なるので、凹部37の配置が過密にならず、また側壁3にバランス良くプレストレスを導入できる。
また本実施形態の消化槽1は、側壁3の中間部3aが頂端および底端に向けて曲線状に窄まる略卵形であり、死水域ができにくく撹拌性が高い、スカム等の除去が容易であるなどの利点を有する。また本実施形態では消化槽1の側壁3の一部が地表面下に位置しているため、地表面上にある周方向PC鋼材17に外ケーブルを適用することとし、前記の凹部37は側壁3の地表面上の部分に形成している。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば消化槽1では側壁3の全体が地表面上に位置するような場合もあり、このようなケースでは側壁3の高さ方向の全体で外ケーブルを適用することも可能である。また、前記したように地表面上の部分で内ケーブルを適用する場合があり得るほか、地表面下にある部分に外ケーブルを適用することも可能であり、内ケーブルの端部の定着をセグメント本体の内面に設けた凹部で行うことも可能である。
また緊結具40の構造や凹部37内での緊結具40の配置状態も前記したものに限らない。例えば本実施形態では図8に示すように孔401、402の位置がセグメントの厚さ方向に並ぶように緊結具40を縦置きしているが、孔401、402の位置が上下(図8の紙面法線方向に対応する)に並ぶように緊結具40を横置きしてもよい。凹部37の深さや幅は緊結具40の配置状態を考慮して定めることができ、例えば緊結具40を横置きする場合、図8に示すように緊結具40を縦置きする場合よりも、凹部37を浅くし且つ凹部37の幅を大きくする。なお凹部37の幅とは凹部37の上下の長さをいうものとする。
また、セグメント31、32の形状は、周方向PC鋼材17、18の最小曲げ半径、PC鋼材の必要被り、セグメントの必要強度、運搬性、施工性等を勘案して定められ、前記に限定されることはない。例えばこれらのセグメント31、32を同形状とすることで、1種類の型枠を用いてセグメント31、32を製作でき、セグメント31、32の製作に要する型枠コストを低減できる。
また、本実施形態では周方向に隣り合うセグメント間の隙間で樹脂等による目地材33とグラウト34を設け、グラウト34の硬化後に周方向のプレストレスを導入しているが、目地材33として水膨張性の止水ゴムを設け、周方向のプレストレスの導入により隣り合うセグメント間の隙間を狭めて止水ゴムを押し潰した後、グラウト34を充填するような手順とすることも可能である。
また本実施形態ではPC鋼材150、160を継手151、161によって接続することで経線方向PC鋼材15、16を構成しているが、1本のPC鋼材により経線方向PC鋼材15、16を構成してもよい。例えば1本のPC鋼材により経線方向PC鋼材15を構成する場合、セグメント31の据え付け時にはセグメント31の下端から突出する経線方向PC鋼材15の突出部分をセグメント32の拡幅部321aの貫通孔に通して配置することが可能である。また1本のPC鋼材により経線方向PC鋼材16を構成する場合、小セグメント321、322の地組時に、小セグメント322の上端から突出する経線方向PC鋼材16の突出部分を小セグメント321のシース管(不図示)内に通し、その仮緊張と定着により上下の小セグメント321、322を連結することが可能である。
また、本実施形態ではPC卵形消化槽の例を説明したが、側壁3の形状は卵形に限らず、例えば円筒形であってもよい。また本実施形態は消化槽1に限らず各種の貯槽に適用可能であり、平面において閉領域を形成する側壁3を有していれば貯槽以外の構造物にも適用可能である。
さらに、本実施形態では側壁3の下部3cと台座コンクリート5との間をジベル等で連結して剛結状態としたが、側壁3の下部3cを台座コンクリート5に対し非剛結状態としてもよい。非剛結状態とは、側壁3の下部3cと台座コンクリート5との間でせん断力およびモーメントを実質的に伝達しない状態をいうものとし、「実質的に」とは、摩擦やコンクリートの付着を介した微小な力の伝達を除いて、という意味である。
また、本実施形態では側壁3の下部3cのセグメント32を上下の小セグメント321、322に分割しており、大サイズの消化槽1でセグメント32が大きくなり運搬面、設置面の問題がある場合などに有効となる。しかしながら、そのような問題が無ければセグメント32を最初から一体として製作してもよい。一方で、側壁3の上部3bのセグメント31をセグメント32と同様、上下の小セグメントに分割することも可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:消化槽
2:地盤
3:側壁
5:台座コンクリート
6:底部部材
7:蓋体
8:鋼製足場
9:基礎杭
15、16:経線方向PC鋼材
17、18:周方向PC鋼材
30:窪み
31、32:プレキャストセグメント
35:切欠部
36:充填材
37:凹部
40:緊結具
41:ジャッキ
50:定着部
401、402:孔

Claims (7)

  1. プレキャストセグメントにより構築され、平面において閉領域を形成する側壁を有する構造物であって、
    前記側壁の上部は、頂端に向けて窄まり、
    前記側壁には、周方向の緊張材の緊張により周方向のプレストレスが導入され、
    前記緊張材は前記側壁の外部に設けられ、
    前記緊張材の両端部が1箇所の緊結具に固定され、
    前記緊結具が、プレキャストセグメント本体の外面に設けられた凹部に、プレキャストセグメント本体に埋設されずに収容され
    前記側壁の上部に、上下複数段の前記緊張材が設けられ、
    前記凹部の前記周方向の長さが、前記頂端に行くにつれ短くなることを特徴とする構造物。
  2. 前記緊張材の一方の端部が、前記緊結具の孔に通されて前記緊結具の一方の側部で固定され、
    前記緊張材の反対側の端部が、前記緊結具の別の孔に通されて前記緊結具の反対側の側部で固定されたことを特徴とする請求項1記載の構造物。
  3. 前記側壁は、プレキャストセグメントを周方向に複数並べて構築され、
    記緊張材の緊結具を収容する凹部を有するプレキャストセグメントが、前記緊張材により異なることを特徴とする請求項1または請求項2記載の構造物。
  4. 前記構造物は汚泥の消化槽であり、前記側壁の高さ方向の中間部は、頂端および底端に向けて曲線状に窄まることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の構造物。
  5. 前記側壁の一部は地表面下にあり、前記凹部は、前記側壁の地表面上の部分で設けられることを特徴とする請求項4に記載の構造物。
  6. 平面において閉領域を形成する側壁を有する構造物の施工方法であって、
    前記側壁をプレキャストセグメントにより構築する工程と、
    周方向の緊張材の緊張により前記側壁に周方向のプレストレスを導入する工程と、
    を有し、
    前記側壁の上部は、頂端に向けて窄まり、
    前記緊張材は前記側壁の外部に設けられ、
    前記緊張材の両端部が1箇所の緊結具に固定され、
    前記緊結具が、プレキャストセグメント本体の外面に設けられた凹部に、プレキャストセグメント本体に埋設されずに収容され
    前記側壁の上部に、上下複数段の前記緊張材が設けられ、
    前記凹部の前記周方向の長さが、前記頂端に行くにつれ短くなることを特徴とする構造物の施工方法。
  7. 前記側壁に周方向のプレストレスを導入する際、
    前記緊張材の一方の端部を前記緊結具の孔に通して前記緊結具の一方の側部で固定した状態で、
    前記緊結具の別の孔に通されて前記緊結具の反対側の側部から引出された前記緊張材の反対側の端部を緊張し、前記緊結具の反対側の側部で固定することを特徴とする請求項6記載の構造物の施工方法。
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