JPH01116161A - 球形、円形構造物のコンクリート打設方法及びその打設装置 - Google Patents

球形、円形構造物のコンクリート打設方法及びその打設装置

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JPH01116161A
JPH01116161A JP27191087A JP27191087A JPH01116161A JP H01116161 A JPH01116161 A JP H01116161A JP 27191087 A JP27191087 A JP 27191087A JP 27191087 A JP27191087 A JP 27191087A JP H01116161 A JPH01116161 A JP H01116161A
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steel
concrete
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spherical
meridian direction
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Ichiro Ono
一郎 小野
Tsutomu Saito
勉 斎藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は球形、円形構造物、例えば汚泥用卵形消化槽、
貯水槽、貯油槽、サイロなどの構築の際のコンクリート
の打設方法及びその打設装置に関するものである。
〈従来の技術〉 最近の球形、円形構造物、例えば、卵形消化槽などの規
模をみると、1500〜4000 tクラスの中小規模
の消化槽が地方都市で計画、施工されている。
このような中小規模の卵形消化槽を構築するためのコン
クリート打設用の型枠及び型枠支保工として、従来はP
Cタンクと同様に、コンクリートの打設と型枠の組み立
てを、交互に一段ずつ行う総足場型枠が使用されている
く本発明が解決しようとする問題点〉 前記した従来の球形、円形構造物の構築技術には、次の
ような問題点が存在する。
くイ〉総足場型枠による場合、例えば15〜20m程度
の高さの側壁のコンクリートを打ち上げるためには、−
回のコンクリートの打ち上げ高さが1.5〜1.8m程
度に制限される。
そのため、何回ものリフト割をしてコンクリートを打ち
上げなければならず、工期が非常に長くかかり、コスト
が高くなる。
く口〉何回ものリフト割をしてコンクリートを打ち上げ
なければならないため、液密性、気密性に対する弱点で
あるコンクリートの打継面が多数できてしまう。
くハ〉総足場型枠は直線状の型枠を使用するため、汚泥
用卵形消化槽のように曲面を有する側壁では、子午線方
向の曲面が折れ線となる。
そのため、プレストコンクリートの場合、壁の中心に埋
設したPC鋼材が偏心してしまう可能性があり、問題が
あった。
く本発明の目的〉 本発明は上記のような問題点を解決するためになされた
もので、球形、円形構造物の構築を短期間に低コストで
行え、しかも施工精度、打設コンクリートの品質を高め
ることができる球形、円形構造物のコンクリート打設方
法及びその打設装置を提供することを目的とする。
く本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について説
明する。
くイ〉本発明の打設装置 本発明の打設装置は、子午線方向と円周方向のの鋼材、
例えばHmと、組立金具、セパレーター、そして型枠よ
りなる。
また、本実施例では、球形、円形構造物のうち卵形消化
槽を構築する場合について説明する。
(1)子午線方向のH鋼(第1.7図)Hjllは、構
築予定の構造物の子午線方向の形状に合わせて、所定の
曲げ半径で曲げ加工を施したものである。
このHjlllは構造物の内側と外側の子午線方向に、
構造物の壁厚と等しい距離をおいて組み立てられる。
また、Hmlには後述する組立金具2.3が取り付けら
れる。
(2)組立金具(第3〜7図) 組立金具には、組立金具2と組立金具3の二種類がある
まず、第3.4図に示す組立金具2について説明する。
組立金具2は、二枚の鋼板21を面対向させ、その間を
折り曲げアーム22で連結したものである。
折り曲げアーム22は、鋼板をサンドイッチ状に重ねて
ボルト23で固定し、このボルト23を緩めることによ
って、折り曲げ自在に構成しである。
鋼板21の一方は、上記の子午線方向のH鋼1に、長穴
24を開設して、ボルト25を嵌入して取り付ける。
そのため、ボルト25を緩めることによって、組立金具
2は上下方向にスライドすることができる。
また、他方の鋼板21には、外側に向けてUボルト26
を、ボルトの頭部を上下に位置させて三箇所に取り付け
る。
Uボルト26と鋼板21とで囲まれる空間は、後述する
円周方向の8m4が挿入できる大きさで形成する。
次に、第5図に示す組立金具3について説明する。
組立金具3は、上記の組立金具2に用いるUポルト26
の代わりに、U字状に鋼板を組み立てた受は台31を取
り付けるものである。
受は台31には、円周方向のHjl4が載置され、側方
から押さえボルト32によって、揺動しないよう締め付
けられている。
これらの組立金具2.3の取り付は位置は、第7図に示
すように、外側の子午線方向のH鋼1には、組立金具2
と3を交互に配置し、内側のH鋼1には組立金具3のみ
を配置する。
また、内側と外側の組立金具2.3は、それぞれ対向す
る位置に取り付ける。
なお、第6図に示すように、HmlとHiA4の間に、
簡易構造のブロック形の金具を介在させて、ボルトによ
り取り付けることも考えられる。
(3)円周方向のH鋼(第1.7図) Hfli4は、構築予定の構造物の円周方向の形状に合
わせて、所定の曲げ半径で曲げ加工を施したものである
このH鋼4は内側と外側に設けた組立金具2.3によっ
て、子午線方向のH鋼lと交差して円周方向に取り付け
られる。
このとき、子午線方向のHmlは構造物の側壁の内外面
と等しく曲げ加工するが、Hm 4の場合は、組立金具
2.3が介在するため、その分だけ外側のH鋼4は大径
に、内側のH鋼4は小径に形成する。
(4)セパレーター(第7図) セパレーター5は、両端にネジ切りをした細い棒鋼を用
いる。
このセパレーター5は、子午線方向の内外のHjl間を
、壁厚と等しい間隔をおいて連結するものである。
(5)型枠(第7.9図) 型枠6は第9図に示すように、合板61の一方の面に補
強用の横桟木62及び縦桟木63を複数本取り付けたも
のである。
合板61の横巾はH!1li1間よりやや短く、横桟木
62の長さは合板61の横巾よりやや長く形成する。
このとき型枠6の高さを45c+++〜90cm程度に
形成すれば、コンクリートの打設、締め固めを十分に行
うことができるため、良質のコンクリートを得ることが
できる。
く口〉本発明の打設方法 本実施例のように上下対称の構造物の場合には、第1.
2図に示すように、上下2回に分けてコンクリートを打
設する。
そのため、上記の打設装置は、半球分のみ製作すれば足
り、経済的である。
以下の説明は、下半球を既に構築し、上半球の施工を行
う場合である。
(1)子午線方向のHjlの組立(第2.7図)子午線
方向のH鋼1を、構造物の上半球全体に組み立てる。
先ず、既設コンクリート7に、子午線方向のHg41の
下端部をボルト11によって固定する。
次に、H鋼1の子午線方向の接続を、溶接またはボルト
締めなどによって行う。
内側と外側のHjlllには、セパレーター5を貫通さ
せ、セパレーター5の両端のネジ切り部をナツトで固定
する。
このセパレーター5によって、構造物の壁厚を決定する
とともに、コンクリート打設時の側圧を受けることがで
きる。
(2)円周方向のHjllの組立(第2.7図)円周方
向のH鋼4を、子午線方向のHf1llに取り付けた組
立金具2.3に固定し、構造物の内外に円周方向に取り
付ける。
HI3の子午線方向の接続は、溶接またはボルト締めな
どによって行う。
このとき、H鋼4を水平に取り付けるために、組立金具
2.3を適当に折り曲げておく。
以上のようにH鋼1.4を組み立てることによって、コ
ンクリート全体の重量を受けることができる。
即ち、子午線方向のH鋼1より組立金具2.3を通じて
伝達した力を、円周方向のH鋼4の圧縮力によって受け
ることができる。
(3)内(または外)型枠の組立(第7.9図)旧1.
4を組み立てた後、型枠6の合板6Iを、内側(または
外側)の子午線方向の8m1間にはめ込む。
型枠6は木製であるため、Hll内にはめ込むときに、
Hmlと同様に曲げられる。
従って、従来の直線状の型枠のように、構造物の子午線
方向の曲面が折れ線となることがなく、良好な施工精度
を得ることができる。
組立に当たっては、内側か外側のどちらか一方側を先に
全部組み立てておくと、コンクリートの打設時に手間が
かからず便利である。
型枠6のはめ込みに当たっては、キャンバ−64をHl
lと縦桟木63の間に打ち込んで固定する。
また、合板61と旧1との隙間には、シール材として薄
板65をはめ込んでおく。
(4)鉄筋、pcfR材の組立(第7図)プレストレス
コンクリートの場合には、鉄筋8やpcm材9を内部に
配置する。
そして、pcm材9を緊張できるように一部外部に露出
させておく。
(5)コンクリートの打設(第8図) まだ組み立てていない内外どちらかの型枠6を一段ずつ
徐々に組み立て、コンクリート71を円周方向に追いか
けながら、所定の高さまで連続してコンクリート71を
打設する。
コンクリート71の打設が終了した後は、型枠6及びH
ml、4を解体して、作業を終了する。
く本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるので、次のような効果
を期待することができる。
くイ〉従来の総足場型枠による場合、何回ものリフト割
をしてコンクリートを打ち上げなければならず、工期が
非常に長くかかり、コストが高くなる。
それに対して本発明は、連続してコンクリートを打設す
ることができる。
そのため、施工速度が早く、工期が短くて済み、コスト
も低減することができる。
く口〉従来は、何回ものリフト割をしてコンクリートを
打ち上げなければならないため、液密性、気密性に対す
る弱点であるコンクリートの打継面が多数できてしまう
しかし本発明は、コンクリートを連続して打設すること
ができるため、従来と比較すると、著しく打継面が減少
した。
従って、液密性、気密性に対する弱点を克服し、構造物
の強度を増加させることができる。
くハ〉総足場型枠は直線状の型枠を使用するため、汚泥
用卵形消化槽のように曲面を有する側壁では、子午線方
向の曲面が折れ線となる。
そのため、プレストコンクリートの場合、壁の中心に埋
設したpcm材が偏心してしまう可能性があり、問題で
ある。
しかし本発明は、構造物の形状に合わせて形成したHf
14などの鋼材により、側壁を曲面状に構築することが
できる。
そのため、pcm材が偏心せず、構造物に所定の強度を
与えることができる。
く二〉鋼材を構造物の形状に合わせて正確に形成するこ
とができるため、施工精度を向上させ、施工管理を容易
に行うことができる。
くホ〉コンクリートを連続して打設できるため、コンク
リートの打ち込み高さを低(することができる。
そのため、傾斜を有する側壁に対しても、良質なコンク
リートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1.2図:打設装置組立の全体図 第3〜6図:組立金具の説明図 第7.8図:施工順序の説明図 第9図:型枠のはめ込み状態の説明図 上N=−7・

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)球形、円形構造物の形状に合わせて曲げ加工した
    鋼材を、 構造物の打設予定位置の内側と外側に、円周方向と子午
    線方向に組み立て、 内側の子午線方向の鋼材間と、外側の子午線方向の鋼材
    間とに型枠をはめ込み、 その内外の型枠間にコンクリートを打設することを特徴
    とする、 球形、円形構造物のコンクリート打設方法
  2. (2)球形、円形構造物の形状に合わせて曲げ加工し、 構造物の打設予定位置の内側と外側に、円周方向と子午
    線方向に組み立てる鋼材と、 円周方向の鋼材と子午線方向の鋼材との交差部を固定す
    る組立金具と、 子午線方向の内外の鋼材間を所定間隔をおいて連結する
    棒状のセパレーターと、 内側の子午線方向の鋼材間と、外側の子午線方向の鋼材
    間とにはめ込む型枠とよりなり、その内外の型枠間にコ
    ンクリートを打設するよう構成したことを特徴とする、 球形、円形構造物のコンクリート打設装置
JP27191087A 1987-10-29 1987-10-29 球形、円形構造物のコンクリート打設方法及びその打設装置 Granted JPH01116161A (ja)

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JP2020172776A (ja) * 2019-04-10 2020-10-22 鹿島建設株式会社 構造物、構造物の施工方法

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