JPH09111709A - 覆工板の連結構造 - Google Patents

覆工板の連結構造

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JPH09111709A
JPH09111709A JP29377795A JP29377795A JPH09111709A JP H09111709 A JPH09111709 A JP H09111709A JP 29377795 A JP29377795 A JP 29377795A JP 29377795 A JP29377795 A JP 29377795A JP H09111709 A JPH09111709 A JP H09111709A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で複数枚の覆工板を順次敷き詰め
て、覆工桁に固定することのできる覆工板の連結構造を
を提供することが課題である。 【解決手段】 覆工板の一方の側面の隅部にて、ボルト
・ナットを用いて覆工板と覆工桁とを固定する。更に、
この一方の側面側の底面に設けられたずれ止め用アング
ルに、連結部材用アングルを接続し、隣接して配置する
覆工板をこの連結部材用アングルに係合させて固定す
る。従って、作業者は覆工板の下側からボルト・ナット
の締め付けを行う必要は無く、作業性が著しく向上す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば仮設橋梁等
を設置する際に用いられる覆工板に係り、複数枚の覆工
板順次敷き詰める際に、隣合う覆工板どうしを連結する
連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、仮設の橋梁や地下鉄の工事等に
おいては、覆工板と称する矩形状の金属性板を複数枚並
べて車両や人間の通行路を確保している。このような覆
工板は通常、支柱となる基礎杭上に、覆工板の幅とほぼ
同一間隔で覆工桁を複数本横架し、各覆工桁間を渡すよ
うに覆工板の両端部を乗せながら敷き詰めて、車両や人
間の通行路としている。
【0003】図7は仮設橋梁の構成例を示す斜視図であ
り、図示のように、この仮設橋梁は複数の支柱がマトリ
クス状に整然と立設されており、各支柱間にはH型鋼等
で構成される覆工桁102が横架されている。そして、
各覆工桁102の中心線間の距離は矩形状の覆工板10
3の長辺の長さと同一とされている。従って、覆工桁1
02上に覆工板103を載置すると、丁度覆工桁102
の中心線位置まで覆うように載置される。また、覆工板
103の載置方法として、従来より、落とし込み式と締
結方式との2通りの方法が一般に採用されている。図8
はこのような載置方法を示す説明図であり、同図(a)
が落とし込み式、同図(b)が締結方式である。
【0004】同図(a)に示すように、落とし込み式で
は、覆工板103の底面側の好適な位置にずれ止め部材
105が突設されており、このずれ止め部材105が覆
工桁102の側部端面102aに当接した時に丁度覆工
板103の側面103aが覆工桁102の中心線上にく
るように設定されている。また、覆工板103と覆工桁
102との接触部位には、振動や衝撃を吸収する為のゴ
ムパッド104が介置されている。そして、覆工板10
3を敷き詰める際には、順次覆工板103を置き並べれ
ばよく、取り外しも容易であるので、例えば地下鉄工事
等、頻繁に取り外しを行う場合に好適である。
【0005】また、同図(b)に示すように、締結方式
の覆工板では、覆工板103の各隅部に第1の開口部1
10が穿設されており、更に、覆工桁102には覆工板
103を敷設した際に前記第1の開口部110と一致す
る箇所に第2の開口部111が穿設されている。そし
て、第1の開口部110、第2の開口部111にボルト
106を挿通させ、ナット107にて締め付けることに
より覆工桁102に覆工板103を固定する。この際ボ
ルト・ナットを締め付ける操作を行うために、覆工板1
03の隅部には切欠103bが形成されている。即ち、
図9に示すように、周囲の側面がすべて閉塞されている
覆工板103に対して、ボルト106を締め付ける箇所
に切欠103bを形成し、この切欠103bによる開口
を利用して作業者はボルト・ナットの締め付けを覆工板
103の上側にて行うことができる。そして、このよう
な締結方式では、覆工桁102と覆工板103とが堅固
に固定されるので、覆工板103がずれることはなく、
強度的にも強く構成することができ、例えば、覆工板1
03を取り外す必要の無い架設橋梁等に有用である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た締結方式においては、覆工板103を順次並べて取り
付けを行うと、他の覆工板が隣接する部位にて切欠10
3bからボルト・ナットの締め付けを行うことができな
くなってしまう。以下、これについて図10に示す模式
図を参照しながら詳しく説明する。いま、同図におい
て、A,B,Cの順に覆工板を敷き詰める場合には、ま
ず、覆工板AのA1,A2,A3,A4の位置にてそれ
ぞれボルト・ナットを締め付けて覆工桁に固定する。次
いで、覆工板Bを取り付ける際には、該覆工板Bの側面
と既に取り付けられている覆工板Aとが隣接するので、
B3,B4の位置ではボルト・ナットの締め付けを行う
ことができるが、B1,B2の位置では図9に示した切
欠103bから手を入れることができないので、作業者
は覆工板103の上側からボルト・ナットを締め付ける
ことができない。これは覆工板Cの場合においても同様
であり、C3,C4の位置ではボルト・ナットの締め付
けは可能であるが、C1,C2の位置ではボルト・ナッ
トの締め付けを行うことができない。つまり、最初の1
枚目の覆工板(覆工板A)以外はすべて、覆工板103
の上側の位置からでは一方の側面のボルト・ナットを締
め付けることができない。
【0007】従って、従来においては、覆工板103の
上側から締め付けることのできないボルト・ナットにつ
いては、作業者が覆工板103の下側に入って締め付け
なければならず、作業者にとって非常に大きな負担とな
っていた。この発明はこのような従来の課題を解決する
ためになされたものであり、その目的とするところは、
容易に覆工板の上側から順次覆工板を連結固定すること
のできる覆工板の連結構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願請求項1記載の発明は、並列的に横架された覆
工桁間を渡すように、平板形状をなす覆工板の少なくと
も対向する2つの縁部面を前記覆工桁上に順次載置して
複数枚の覆工板を敷き詰める際に、隣接する覆工板どう
しを連結する覆工板の連結構造において、前記覆工板に
は、少なくとも一方の側面側隅部に第1の開口部が穿設
され、更に、4隅部の底面には前記覆工桁上に載置した
際、該覆工桁に対して直交する方向へのずれを防止する
ためのずれ止め部材が配設され、前記覆工桁上の、前記
覆工板を載置した際に前記第1の開口部と一致する位置
に第2の開口部を穿設し、前記第1の開口部及び第2の
開口部にボルトを挿通させてナットにて固定し、更に、
前記ずれ止め部材に、隣接して配置される覆工板のずれ
止め部材と係合して該隣接する覆工板と前記覆工桁との
係合を堅固とするための連結部材を接続したことが特徴
である。また、請求項2記載の発明では、前記ずれ止め
部材及び前記連結部材は、断面L字形状のアングル部材
にて構成され、ずれ止め部材のL字内側面と連結部材の
L字外側面とが重なり合って隣接される覆工板が連結さ
れることを特徴とする。
【0009】更に、請求項3記載の発明では、並列的に
横架された覆工桁間を渡すように、平板形状をなす覆工
板の少なくとも対向する2辺の縁部面を前記覆工桁上に
順次載置して複数枚の覆工板を敷き詰める際に、隣接す
る覆工板どうしを連結する覆工板の連結構造において、
前記覆工板には、少なくとも一方の側面側隅部に第1の
開口部が穿設され、更に、当該一方の側面側から横部に
突起して、隣接して敷設される覆工板を係止して連結す
るための連結部材が具備され、前記覆工桁上の、前記覆
工板を載置した際に前記第1の開口部と一致する位置に
第2の開口部を穿設し、前記第1の開口部及び第2の開
口部にボルトを挿通させてナットにて固定し、前記隣接
して敷設される覆工板は、一方の側面側が前記連結部材
に係止され、他方の側面側が前記ボルト・ナットにて前
記覆工桁に固定されることを特徴とする。また、請求項
4記載の発明では、前記連結部材は、2つの挟持溝を有
する治具にて構成され、一方の挟持溝を先に敷設する覆
工板に挟持してボルト・ナットにて固定し、他方の挟持
溝を後に敷設する覆工板に挟持することにより、後に敷
設する覆工板を堅固に固定することを特徴とする。
【0010】上述の如く構成された請求項1、2記載の
発明によれば、2本の覆工桁間に複数枚の覆工板を順次
並べて敷き詰める際に、1枚目の覆工板については、4
隅をボルト・ナットにて覆工桁に固定し、順次隣接する
2枚目以降の覆工板に関しては既に固定した覆工板と隣
接する側にて連結部材とずれ止め部材とを係合させて固
定し、隣接しない側にて、ボルト・ナットを用いて覆工
桁に固定する。また、請求項3、4記載の発明では、同
様に、1枚目の覆工板については、4隅をボルト・ナッ
トにて覆工桁に固定し、順次隣接する2枚目以降の覆工
板に関しては、既に固定した覆工板と隣接する側にて覆
工板と連結部材とを係止させ、隣接しない側にて、ボル
ト・ナットにを用いて覆工桁に固定する。このように覆
工板を順次連結すれば、覆工板の固定が容易となり、作
業者が覆工板の下側から作業する必要はなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明が適用された覆工板の
連結構造の第1の実施形態を示す構成図であり、同図
(a)は長辺側の側面図、同図(b)は(a)における
A−A断面図、同図(c)は(a)における矢印B方向
からの側面図(短辺側の側面図)である。同図(a)に
示すように、覆工板1は略平行に横架されたH型鋼等に
て構成される覆工桁2上に載置されており、2本の覆工
桁2の中心線間の距離が覆工板1の長手側面の長さとほ
ぼ同一とされている。従って、2本の覆工桁2間を渡す
ように覆工板1を載置すると、覆工桁2のほぼ半分が覆
工板1に覆われるようになる。そして、覆工板1の底面
の4隅部には、開口部10(第1の開口部)が穿設され
ており、更に、覆工桁2上の開口部10に対応する部位
にはやはり開口部17(第2の開口部)が穿設され、ボ
ルト3を覆工板1の底面側から各開口部に挿通してナッ
ト4にて締め付けることにより覆工桁2と覆工板1とが
堅固に固定されるようになっている。
【0012】そして、覆工板1の底面側からボルト3を
挿通して締め付ける作業を行うために、覆工板1の長辺
側の側面1cには、隅部に切欠1bが形成されており、
この切欠1bは作業者が手を入れてボルトを締め付ける
ことができる程度の大きさを有する開口とされている。
また、覆工板1の下面側には、ずれ止め部材としての断
面L字形状のアングル6(後述する図2参照)が取り付
けられ、このアングル6の取り付け位置は該アングル6
が覆工桁2の端面と接触したときに、覆工板1の短辺側
の側面1aが丁度覆工桁2の中心線上にくるように設定
されている。そして、このアングル6の内側面に外側面
が接触するように、連結部材としてのアングル7がボル
ト8、ナット9にて固定され、横側に突起している(図
2参照)。また、覆工板1と覆工桁2との間には、振動
や衝撃を和らげる為の緩衝部材としてゴムパッド5が介
置されている。
【0013】図2は、2枚の覆工板1p,1q及び覆工
桁2を下側から見た斜視図である。同図に示すように、
各覆工板1p,1qの4隅部にはずれ止め用のアングル
6がそれぞれ配設されており、各アングル6には2つの
開口部6aが穿設されている。そして、覆工板1pの覆
工板1qと隣接する側のアングル6には開口部6aを介
して、連結部材としてのアングル7とボルト・ナットに
て固定されている。次に、上記の如く構成された覆工板
連結構造の作用について説明する。まず、第1の覆工板
として図2に示す覆工板1pを取り付ける際には、従来
と同様の手法を用いて覆工板1の4隅部をボルト3、ナ
ット4にて締め付けて固定する(図1(a)参照)。こ
れにより、覆工板1は覆工桁2に堅固に固定される。こ
の際、アングル6に固定された連結部材用のアングル7
が、隣接して覆工板を配置する方向に突起することにな
る。次いで、2枚目の覆工板1qを固定する際には、覆
工板1pから突起した連結部材用のアングル7の外側面
と、覆工板1qのずれ止め用のアングル6の内側面とが
当接するように、覆工板1qを覆工桁2上に載置する。
そして、覆工板1qの、覆工板1pと隣接する方の縁部
面におけるボルト3、ナット4による締め付け固定を省
略し、覆工板1pとは隣接しない方の縁部面においいて
のみ、ボルト3、ナット4による締め付け固定を行う。
そして、このように固定された覆工板1qは、覆工板1
pと隣接する側にてボルト・ナットによる固定が行われ
ていないが、実際には連結部材用のアングル7とずれ止
め防止用のアングル6とが当接して覆工板1qを固定す
るので、ボルト・ナットによる締め付け固定を省略して
も、省略しない場合と比較してほぼ同様に堅固に固定す
ることができる。そして、順次同様の方法で、隣接する
覆工板を敷き詰めることができる。
【0014】このような作業においては、順次覆工板を
敷き詰める際には一方の側面側のボルト・ナット固定を
行わず、単に連結部材用アングル7にずれ止め用のアン
グル6を嵌め合わせるだけでよいので、作業者は覆工板
1の下側からボルト・ナットを締め付ける作業を行なう
必要がなくなり、作業の労力が著しく軽減される。次
に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は
この実施形態の連結構造に使用される連結治具の構成を
示す斜視図、図4はこの連結治具を覆工板1に固定した
様子を示す説明図であり、図4(a)は長辺側の側面
図、同図(b)は表面及び裏面を示す平面図、同図
(c)は(a)の矢印「C」方向からの側面図(短辺側
の側面図)である。
【0015】図3に示す連結治具11は、2枚の矩形状
板を中心部の接続片15にて連結した側断面H型形状を
なしており、覆工板の底面を挟持するための挟持溝11
a、11bが形成されている。そして、この連結治具1
1の挟持溝11aのほぼ中心部には後述するボルトを挿
通するための開口部12が穿設されている。そして、図
4に示すように、覆工板1の長辺側の側面における両端
部の底面を連結治具11の挟持溝11aにて挟持し、更
に、当該連結治具11が取り付けられる覆工板1の底面
には、図4(b)に示すように、開口部18が形成され
ているので、連結治具11の開口部12と覆工板1の開
口部18とにボルト13を挿通させ(図4(a)参
照)、ナット14にて締め付けて固定する。この際、連
結治具11の接続片15の厚みを吸収するために、図4
(b)に示すように覆工板1の底面には切欠16が形成
されている。従って、覆工板1の横側に突起する部分は
同図(c)に示すように、連結治具11の挟持溝11b
の部分のみとなる。なお、本実施形態において、ボルト
3、ナット4による覆工板1と覆工桁2との結合は、前
記した第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明
を省略する。
【0016】次に、第2の実施形態に係る作用について
説明する。まず、1枚目の覆工板1を覆工桁2上に敷設
する際には、前記した第1の実施形態と同様に覆工板1
の4つの隅部にてボルト3、ナット4を用いて堅固に固
定する。この作業は、覆工板1の切欠1bから手を入れ
ることにより、覆工板1の上側から作業することができ
る。そして、4隅の固定が終わると、図3に示した連結
治具11を覆工板1の底面に取り付ける。これは、前記
したように、連結治具11の開口部12と覆工板1の開
口部18にボルト13を貫通させることにより行われ
る。これにより、1枚目の覆工板1の側方には、連結治
具11の挟持溝11bが突起することになる。次いで、
2枚目の覆工板を敷設する際には、1枚目の覆工板と隣
接する側面側において、2枚目の覆工板の底面を挟持溝
11b内に嵌合させて係止させる。この作業は、覆工板
の底面を挟持溝11bに嵌め合わせるのみであるので、
覆工板の上側から容易に行うことができる。一方、他方
の側面については、従来と同様にボルト・ナットにて覆
工桁2に固定し、以下、隣接して敷設される覆工板を同
様な方法にて順次敷き詰めることができる。
【0017】図5は、このようにして敷き詰めた際の覆
工板1を下側から見た様子を示す斜視図であり、図6
(a),(b),(c)は覆工板1と連結治具11とが
嵌合されている状態を示す平面図、長辺側の側面図及び
短辺側の側面図である。図5、図6から理解されるよう
に、覆工板1の一方の側面は連結治具11の挟持溝11
bに挟持されて固定されるので堅固に固定することがで
き、ボルト・ナットにて直接覆工桁2に固定しなくて
も、ボルト・ナットを使用した時とほぼ同様の強度で覆
工板を敷設することができる。そして、この方法を用い
れば、作業者は覆工板1の下側に回り込む必要はなく、
覆工板1の上側から、全ての覆工板1を固定することが
できるようになる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、覆工板の一方の側面側から連結部材を突設させてお
り、隣接して配置する覆工板はこの連結部材と係合して
固定されるので、従来のように、覆工板の切欠からボル
ト・ナットを締め付けることのできない箇所について、
作業者が覆工板の下側に回り込んでボルト・ナットの締
め付けを行う必要がなくなり、作業性が著しく向上する
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用された覆工板の連結構造に係る
第1の実施形態を示す構成図。
【図2】 第1の実施形態の係る覆工板の連結構造を、
覆工板の下側から見たときの斜視図。
【図3】 本発明の第2の実施形態にを適用する際に用
いられる連結治具の構成を示す斜視図。
【図4】 第2の実施形態に係る覆工板の連結構造を示
す構成図。
【図5】 第2の実施形態の係る覆工板の連結構造を、
覆工板の下側から見たときの斜視図。
【図6】 連結治具にて隣接する覆工板を連結した状態
を示す説明図。
【図7】 覆工板を用いて作成された架設橋梁の構成を
示す斜視図。
【図8】 落とし込み式及び締結方式による覆工板の取
り付け状態を示す説明図。
【図9】 従来における覆工桁と覆工板との取り付け状
態の詳細を示す説明図。
【図10】 従来における覆工板を順次敷き詰める状態
を示す説明図。
【符号の説明】
1 覆工板 1a 短辺側の側面 1b 切欠 1c 長辺側の側面 2 覆工桁 3 ボルト 4 ナット 5 ゴムパッド 6 ずれ止め用のアングル 6a 開口部 7 連結部材用のアングル 8 ボルト 9 ナット 10 第1の開口部 11 連結治具 11a,11b 挟持溝 12 開口部 13 ボルト 14 ナット 15 接続片 16 切欠 17 第2の開口部 18 開口部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図2は、2枚の覆工板1p,1q及び覆工
桁2を下側から見た斜視図である。同図に示すように、
各覆工板1p,1qの4隅部にはずれ止め用のアングル
6がそれそれ配設されており、各アングル6には2つの
開口部6aが穿設されている。そして、覆工板1pの覆
工板1qと隣接する側のアングル6には開口部6aを介
して、連結部材としてのアングル7とボルト・ナットに
て固定されている。次に、上記の如く構成された覆工板
連結構造の作用について説明する。まず、第1の覆工板
として図2に示す覆工板1pを取り付ける際には、従来
と同様の手法を用いて覆工板1の4隅部をボルト3、ナ
ット4にて締め付けて固定する(図1(a)参照)。こ
れにより、覆工板1は覆工桁2に堅固に固定される。こ
の際、アングル6に固定された連結部材用のアングル7
が、隣接して覆工板を配置する方向に突起することにな
る。次いで、2枚目の覆工板1qを固定する際には、覆
工板1pから突起した連結部材用のアングル7の外側面
と、覆工板1qのずれ止め用のアングル6の内側面とが
当接するように、覆工板1qを覆工桁2上に載置する。
そして、覆工板1qの、覆工板1pと隣接する方の縁部
面におけるボルト3、ナット4による締め付け固定を省
略し、覆工板1pとは隣接しない方の縁部面においいて
のみ、ボルト3、ナット4による締め付け固定を行う。
そして、このように固定された覆工板1qは、連結部材
用アングル7とずれ止め防止用アングル6とが当接する
ことにより、覆工板1pとは隣接しない方の縁部におけ
るボルト3、ナット4の締め付け固定強度を利用するこ
とができ、ボルト・ナットを省略しても省略しない場合
とほぼ同様に固定強度を得ることができる。そして、順
次同様の方法で、隣接する覆工板を敷き詰めることがで
きる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】図5は、このようにして敷き詰めた際の覆
工板1を下側から見た様子を示す斜視図であり、図6
(a),(b),(c)は覆工板1と連結治具11とが
嵌合されている状態を示す平面図、長辺側の側面図及び
短辺側の側面図である。図5、図6から理解されるよう
に、覆工板1の一方の側面(既に敷設された覆工板と隣
接する側)は連結治具11の挟持溝11bに挟持されて
おり、他方の側面(次に敷設する覆工板と隣接する側)
はボルト3、ナット4にて覆工桁2に締め付け固定され
ているので(図4参照)、一方の側面側において他方の
側面のボルト・ナットによる締め付け固定強度を利用す
ることができ、一方の側面側のボルト・ナットによる固
定を省略しても省略しないときとほぼ同様の固定強度を
得ることができる。そして、この方法を用いれば、作業
者は覆工板1の下側に回り込む必要はなく、覆工板1の
上側から、全ての覆工板1を固定することができるよう
になる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列的に横架された覆工桁間を渡すよう
    に、平板形状をなす覆工板の少なくとも対向する2辺の
    縁部面を前記覆工桁上に順次載置して複数枚の覆工板を
    敷き詰める際に、隣接する覆工板どうしを連結する覆工
    板の連結構造において、 前記覆工板には、少なくとも一方の側面側隅部に第1の
    開口部が穿設され、更に、4隅部の底面には前記覆工桁
    上に載置した際、該覆工桁に対して直交する方向へのず
    れを防止するためのずれ止め部材が配設され、 前記覆工桁上の、前記覆工板を載置した際に前記第1の
    開口部と一致する位置に第2の開口部を穿設し、前記第
    1の開口部及び第2の開口部にボルトを挿通させてナッ
    トにて固定し、 更に、前記ずれ止め部材に、隣接して配置される覆工板
    のずれ止め部材と係合して該隣接する覆工板と前記覆工
    桁との係合を堅固とするための連結部材を接続したこと
    を特徴とする覆工板の連結構造。
  2. 【請求項2】 前記ずれ止め部材及び前記連結部材は、
    断面L字形状のアングル部材にて構成され、ずれ止め部
    材のL字内側面と連結部材のL字外側面とが重なり合っ
    て隣接される覆工板が連結されることを特徴とする請求
    項2記載の覆工板の連結構造。
  3. 【請求項3】 並列的に横架された覆工桁間を渡すよう
    に、平板形状をなす覆工板の少なくとも対向する2辺の
    縁部面を前記覆工桁上に順次載置して複数枚の覆工板を
    敷き詰める際に、隣接する覆工板どうしを連結する覆工
    板の連結構造において、 前記覆工板には、少なくとも一方の側面側隅部に第1の
    開口部が穿設され、更に、当該一方の側面側から横部に
    突起して、隣接して敷設される覆工板を係止して連結す
    るための連結部材が具備され、 前記覆工桁上の、前記覆工板を載置した際に前記第1の
    開口部と一致する位置に第2の開口部を穿設し、前記第
    1の開口部及び第2の開口部にボルトを挿通させてナッ
    トにて固定し、 前記隣接して敷設される覆工板は、一方の側面側が前記
    連結部材に係止され、他方の側面側が前記ボルト・ナッ
    トにて前記覆工桁に固定されることを特徴とする覆工板
    の連結構造。
  4. 【請求項4】 前記連結部材は、2つの挟持溝を有する
    治具にて構成され、一方の挟持溝を先に敷設する覆工板
    に挟持してボルト・ナットにて固定し、他方の挟持溝を
    後に敷設する覆工板に挟持することにより、後に敷設す
    る覆工板を堅固に固定することを特徴とする請求項3記
    載の覆工板の連結構造。
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