JPH0547105Y2 - - Google Patents

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JPH0547105Y2
JPH0547105Y2 JP10786387U JP10786387U JPH0547105Y2 JP H0547105 Y2 JPH0547105 Y2 JP H0547105Y2 JP 10786387 U JP10786387 U JP 10786387U JP 10786387 U JP10786387 U JP 10786387U JP H0547105 Y2 JPH0547105 Y2 JP H0547105Y2
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clamping
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wooden
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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、エスカレータを輸送する場合に用
いる梱包体に関するものである。
【従来の技術】
従来、エスカレータを輸送する場合に、主枠を
下階部と上階部など長手方向に複数に分割し、主
枠内に階段などの部材を組込んだ状態で梱包し、
梱包体として輸送することが行われている。 第5図、第6図について、従来の上記のような
エスカレータ梱包体について説明する。第5図、
第6図において、1はエスカレータの長手方向に
延びる各一対の上、下弦材1a,1bからなるエ
スカレータの主枠であり、これらの上、下弦材1
a,1bは、それぞれ断面L字状のアングル材で
構成され、一対の上弦材1aはそれぞれ一辺を水
平に、かつ、他辺を下方に向かつて垂直となるよ
うに相対して配設され、一対の下弦材1bはそれ
ぞれ一辺を水平に、かつ、他辺を上方に向かつて
垂直となるように相対して配設されている。さら
に、下方あるいは上方に向つて垂直となるように
配設された上、下弦材1a,1bの辺には、孔1
cが穿設されている。 2は主枠1の両側面を覆う梱包用側面板であ
り、この梱包用側面板2は、長方形の合板2a
と、この合板2aの外面側の周縁部に枠状に固定
された木製上梁2b、木製下梁2cおよび木製縦
材2dとから構成され、さらに木製上、下梁2
b,2c3には合板2aまで貫通させた孔2eが
穿設されている。3は合板からなり主枠1の上面
を覆う梱包用上面板、4は合板からなり主枠1の
両端面を覆う梱包用端面板である。 このように構成された従来のエスカレータ梱包
体を用いてエスカレータを梱包するには、まず、
主枠1の長手方向の両側面において、この梱包用
側面板2に穿設された孔2eと、主枠1の上、下
弦材1a,1bに穿設された孔1cとを一致させ
るように、梱包用側面板2を配置する。そして、
これらの孔2e,1cに締結具のボルト5aを挿
通し、ボルト5aにナツト5bを締付けること
で、梱包用側面板2を主枠1の上、下弦材1a,
1bに固定する。このようにして、主枠1の長手
方向の両側面を覆うように梱包用側面板2を順次
取り付ける。 ついで、梱包用上面板3および梱包用端面板4
を主枠1の上面および両端面を覆うように取り付
ける。この時、梱包用上面板3および梱包用端面
板4の合板の内面(または外面)の周縁部に適宜
の木製横材および木枠(ともに図示せず)を固定
し、これらを梱包用側面板2の木製上、下梁、木
製縦材2dに釘打ちなどにより固定している。 なお、主枠1の下面は例えば特開昭57−13077
号公報に示すように、鋼板などの金属板製の底板
で覆うことで、木製の梱包用底面板は設けないの
が普通である。また、第6図は分割された主枠の
下階部の梱包体を示しているが、上階部の梱包体
も、上述した下階部のものとほぼ同様に構成する
ものである。
【考案が解決しようとする問題点】
従来のエスカレータ梱包体は、以上のように構
成され、主枠1の下弦材1bに梱包用側面板2を
取付けるための孔1cを直接あけているために、
下弦材1bの強度が低下すると共に、製品に孔1
cをあけるためにコスト高になり、さらにボルト
5aを締付ける位置が決まつてしまうために、上
弦材1aの孔1cと木製上梁2bの孔2eとの孔
合せがむずかしく、木製下梁2cを持上げて孔合
せなどをするので多人数作業となり、梱包用側面
板2の取付時の作業性がよくないという問題点が
あつた。 この考案は、上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、主枠の下弦材の孔あけによ
る強度低下を防止すると共に、梱包用側面板の取
付時の作業性を向上させることができ、さらにコ
ストを安くできるエスカレータ梱包体を得ること
を目的としている。
【問題点を解決するための手段】
この考案に係るエスカレータ梱包体は、1枚の
金属板に上縁から下方に向う切込みと下縁から上
方に向う切込みとをそれぞれ2つの以上形成し、
これらの切込み間もしくは切込みと金属板の端部
との間の金属板の基材を外側および内側に折曲げ
た上、下挟着部を有する挟着金具と、主枠の上弦
材に取り付けられ、その両端部に孔あき部材を有
する補強材とを備え、主枠の下弦材の垂直辺を挟
着金具の下挟着部で挟着弾持し、合板の下縁部に
上記下弦材の長手方向に沿う木製下梁を固定した
梱包用側面板で上記主枠の両側面を覆い、上記側
面板の木製下梁を上記合板と共に上記挟着金具の
上挟着部で挟着弾持し、下弦材に対し上記側面板
の下縁部を挟着金具を介して固定するとともに、
上記側面板の木製上梁を上記孔あき部材に締着固
定し、上弦材に対し上記側面板の上縁部を固定し
たものである。
【作用】
この考案におけるエスカレータ梱包体は、主枠
の下弦材の垂直辺を下挟着部で挟着弾持して、上
記下弦材に固定した挟着金具を介して梱包用側面
板を下弦材に対して固定したことにより、下弦材
には梱包用側面板取付用の孔を設ける必要がな
く、下弦材の強度低下がない。また、この考案に
おけるエスカレータ梱包体は、挟着金具の下挟着
部で挟着金具を下弦材に固定し、挟着金具の上挟
着部で上記側面板の木製下梁を挟着弾持すること
で、孔合せをせずに下弦材に対し側面板の下縁部
を固定でき、このため、少人数で作業性よく側面
板を取付けることができ、下弦材、側面板の木製
下梁に対する孔あけ加工を必要とせず、挟着金具
が1枚の金属板に切込みを形成し曲げ加工を施す
ことで加工性よく得られる上に、挟着金具を使用
後に回収して再利用でき、したがつてコスト安と
なる。
【実施例】
以下、この考案の一実施例を第1図ないし第4
図について説明する。 第1図、第2図において、第5図、第6図と同
一符号は相当部分を示し、6は1枚の鋼板のよう
な弾性を有する金属板からなる挟着金具である。
この挟着金具6は、第3図に示すように、長方形
の金属板上縁中央部から下方に向つて1対の切込
み6a,6aを形成し、これらの切込み6a,6
aより金属板両端寄りの金属板下縁から上方向に
向つて1対の切込み6b,6bを形成し、切込み
6a,6aに挟まれた部分に基部を外側に折曲げ
た上向き折曲片6cを形成し、この折曲片6cと
切込み6a,6aを介して隣接する平板部6d,
6dの上部とによつて上挟着部6eを構成し、さ
らに切込み6b,6bと金属板両端との間の部分
に基部を内側に折曲げた下向き折曲片6f,6f
を形成し、これらの折曲片6f,6fと上記平板
部6d,6dの下部および上向き折曲片6c下方
の平板部6gとによつて下挟着部6h,6hを構
成したものである。 このように構成されたエスカレータ梱包体を用
いてエスカレータを梱包するには、まず、主枠1
の長手方向の両側面において、挟着金具6の下挟
着部6h,6hを主枠1の断面L字状のアングル
材からなる下弦材1bの上方に向つて垂直に構成
された垂直辺1dに上方から押込み、下向き折曲
片6f,6fと平板部6d,6d,6gとにより
垂直辺1dを内、外面から挟着弾持することで、
挟着金具6を第2図に示すように下挟着部6h,
6hによつて下弦材1bに固定する。この状態
で、上方から梱包用側面板2の下縁部を挟着金具
6の上挟着部6eに押込み、平板部6d,6dと
上向き折曲片6cとにより梱包用側面板2の下縁
部の木製下梁2cを合板2aと共に内、外面から
挟着弾持することで、梱包用側面板2の下縁部
を、上挟着部6eによつて固定して、梱包用側面
板2を挟着金具6を介して下弦材1bに固定す
る。 そして、挟着金具6は下弦材1bの長手方向に
所要間隔で複数個固定し、複数の梱包用側面板2
の下縁部をそれぞれ1個以上の挟着金具6に固定
して、主枠1の長手方向の両側面を覆うように下
弦材1bに固定取り付ける。 ついで、第4図に示すように、両端部に孔あき
部材7が取り付けられた補強材8の両端部を、主
枠1の一対の上弦材1a,1aに溶接固定し、下
弦材1bに取り付けられた梱包用側面板2の上縁
部の孔2eを孔あき部材7に設けられた孔7aに
対して現合にて孔あけする。そして、孔2eと孔
7aにボルト9を挿通させ、ナツト10をボルト
9の先端部に締付けることにより、梱包用側面板
2を梱包用側面板取付用の孔があいていない上弦
材1aに固定するのである。なお、この実施例の
上述した以外の構成は、第5図、第6図に示す従
来のものと同様である。また、第1図は分割され
た主枠の下階部の梱包体を示しているが、上階部
の梱包体も下階部のものとほぼ同様に構成するも
のである。 そして、以上のように構成されたエスカレータ
梱包体は、設置場所まで運んで解梱し、上、下階
部の主枠を連結、固定して据付けるが、解梱時に
下弦材1bから取外した挟着金具6を返却するこ
とで、挟着金具6を再使用し資源の再利用に役立
てるものである。
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば1枚の
金属板に上縁から下方に向う切込みと下縁から上
方に向う切込みとをそれぞれ2つ以上形成し、こ
れらの切込み間もしくは切込みと金属板の端部と
の間の金属板の基材を外側および内側に折曲げた
上、下挟着部を有する挟着金具と、主枠の上弦材
に取り付けられ、その両端部に孔あき部材を有す
る補強材とを備え、主枠の下弦材の垂直辺を挟着
金具の下挟着部で挟着弾持し、合板の下縁部に上
記下弦材の長手方向に沿う木製下梁を固定した梱
包用側面板で上記主枠の両側面を覆い、上記側面
板の木製下梁を上記合板と共に上記挟着金具の上
挟着部で挟着弾持し、下弦材に対し上記側面板の
下縁部を挟着金具を介して固定するとともに、上
記側面板の木製上梁を上記孔あき部材に締着固定
し、上弦材に対し上記側面板の上縁部を固定した
ので、下弦材には梱包用側面板取付用の孔を設け
る必要がなく、このため、下弦材の強度低下がな
く、また挟着金具の下挟着部で挟着金具を下弦材
に固定し、挟着金具の上挟着部で上記側面板の木
製下梁を固定することで、孔合せをせずに下弦材
に対し側面板を固定でき、このため、少人数で作
業性よく側面を取付けることができ、下弦材、側
面板の木製下梁に対する孔あけ加工を必要とせ
ず、挟着金具が1枚の金属板の切込み、曲げ加工
によつて加工性よく得られ、挟着金具を使用後に
回収して再利用でき、したがつてコストが安いと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るエスカレー
タ梱包体の要部を示す一部を分解した斜視図、第
2図は第1図の−線に沿う部分断面図、第3
図は挟着金具の斜視図、第4図は補強材の斜視
図、第5図は従来のエスカレータ梱包体を示す一
部を分解した部分斜視図、第6図は第4図に示す
エスカレータ梱包体の全体を示す概略斜視図であ
る。 1……主枠、1a……上弦材、1b……下弦
材、1d……垂直辺、2……梱包用側面板、2a
……合板、2b,2c……木製上、下梁、6……
挟着金具、6a,6b……切込み、6c,6f…
…折曲片、6d,6g……平板部、6e,6h…
…上、下挟着部、7……孔あき部材、8……補強
材。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1枚の金属板に上縁から下方に向う切込みと下
    縁から上方に向う切込みとをそれぞれ2つ以上形
    成し、これらの切込み間もしくは切込みと金属板
    の端部との間の金属板の基材を外側および内側に
    折曲げた上、下挟着部を有する挟着金具と、主枠
    の上弦材に取り付けられ、その両端部に孔あき部
    材を有する補強材とを備え、主枠の下弦材の垂直
    辺を挟着金具の下挟着部で挟着弾持し、合板の下
    縁部に上記下弦材の長手方向に沿う木製下梁を固
    定した梱包用側面板で上記主枠の両側面を覆い、
    上記側面板の木製下梁を上記合板と共に上記挟着
    金具の上挟着部で挟着弾持し、下弦材に対し上記
    側面板の下縁部を挟着金具を介して固定するとと
    もに、上記側面板の木製上梁を上記孔あき部材に
    締着固定し、上弦材に対し上記側面板の上縁部を
    固定したことを特徴とするエスカレータ梱包体。
JP10786387U 1987-07-14 1987-07-14 Expired - Lifetime JPH0547105Y2 (ja)

Priority Applications (3)

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JP10786387U JPH0547105Y2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14
KR1019880007832A KR940006283B1 (ko) 1987-07-14 1988-06-28 에스카레이터의 포장체
CN88104352A CN1007233B (zh) 1987-07-14 1988-07-14 自动扶梯(escalator)包装体

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JP10786387U JPH0547105Y2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14

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Publication Number Publication Date
JPS6411975U JPS6411975U (ja) 1989-01-23
JPH0547105Y2 true JPH0547105Y2 (ja) 1993-12-10

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JP10786387U Expired - Lifetime JPH0547105Y2 (ja) 1987-07-14 1987-07-14

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