JPH0423137Y2 - - Google Patents

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JPH0423137Y2
JPH0423137Y2 JP1984176518U JP17651884U JPH0423137Y2 JP H0423137 Y2 JPH0423137 Y2 JP H0423137Y2 JP 1984176518 U JP1984176518 U JP 1984176518U JP 17651884 U JP17651884 U JP 17651884U JP H0423137 Y2 JPH0423137 Y2 JP H0423137Y2
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steel
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、上,下弦材およびラチス材を鉄筋
よりなるとしたところのトラスの加工体に関す
る。
「従来の技術」 軽量でかつ上方からの荷重に対する曲げ剛性の
大きな部材としては、鋼製のトラスがある。特に
軽微な部材では鉄筋を上,下弦材およびラチス材
に用いた第2図a,bに示されるような鉄筋トラ
スが曲げ剛性も大きく、効率的部材であるとされ
ている。
すなわち、a図のものは水平ダブル配筋1,
1′と2,2′との上下弦間にラチス筋3を挟着配
筋溶着させたものであり、b図のものは、下弦が
所定離間隔の水平ダブル配筋4,4′で、上弦が
該ダブル配筋4,4′の中間線上での単一配筋5
である上下弦間にラチス筋6,6′を両側に配筋
溶着させたものである。
これ等のものはラチス筋3,6,6′の屈曲成
型並びに当該屈曲部での水平ダブル配筋1,1′、
4,4′との間の溶着工程が自動量産化し得ると
いう面でも有利とされている。
しかし、叙上の効率性,製造上の利点の反面に
下記する欠点も有している。すなわち、 () 横方向の曲げ剛性が小さく、大きなスパ
ンに横つなぎなしで用いると、全体横座屈を生
じ、その保有する曲げ性能を完全に発揮できな
い。
() 上,下弦材の鉄筋,特にトラス筋溶着間
に集中力が作用すると分散吸収出来ず局部座屈
が生じやすい。
() 鉄筋トラスに他部材を組合せるとき、
上,下弦材の鉄筋が硬くて丸いためなじみが悪
く不安定となる。
() 仕上材等を取付けるのに、鉄筋のため釘
等の簡便で確実な方法がない。
等である。
叙上の欠点を是正した鋼製トラスとしては実公
昭59−15283号,特開昭53−56822号に紹介されて
いるものがある。
「考案が解決しようとする問題点」 上記の実公昭59−15283号,特開昭53−56822号
に紹介の鋼製トラスは、いずれもラチス筋と接す
る上,下弦材を横座屈に強い形鋼とすると共に当
該形鋼に他部材ととり合いの良い木材を一体的に
沿わせるとしたものであるが、これにより木材を
除いた鋼製トラス部を得るのに既述の軽量性,製
造上の利点を全く放棄することとなり、重量,能
率,コスト上で不利である。
本考案は、鉄筋を上,下弦材およびラチス材に
用いたところの鋼製トラスをそのまま用い、これ
の横座屈脆弱性,他部材とのとり合い不良性を改
善する加工を施こすとすることによつて、鉄筋を
上,下弦材およびラチス材に用いたところの鋼製
トラスの有する利点を放棄することなく横座屈補
剛,他部材とのとり合い改善を果たしたトラスの
加工体を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」,「作用」 上記目的を達成するために、本考案のトラスの
加工体は、鉄筋を上,下弦材およびラチス材に用
いた鋼製トラスの上弦材,下弦材を木製のフラン
ジ部材に刻設の凹部に嵌合し、両者を接着材又は
必要に応じボルト等の機械的接合方法を並用いて
一体に積層して木と鉄筋トラスの合成部材を形成
するとして、横方向の曲げ剛性を大きくすると共
に上,下弦材に集中力が作用しても局部座屈を生
じることなく、さらに上,下弦材に対しての他部
材の組合せや釘止め等を安定可能とした点にあ
る。
「実施例」 以下、これを図に基づいて詳細に説明する。
第1図a,bは既述した第2図a,bに示した
鉄筋トラスに本案を実施したものを示し、図中7
は鉄筋トラスの上弦材,下弦材の上面および下面
に積層された木製のフランジで、当該積層は、フ
ランジ7に上,下弦材落し込み用の凹部7aを刻
設して、これに上,下弦材を嵌合のうえ、接着材
8の埋め込みにて結合させ、必要に応じては、a
図に示される如く、係止片9を介したボルト10
止め等の機械的締結接合で補強しても良い。
以上の如く本案によるならば、鉄筋を上,下弦
材およびラチス材に用いた鋼製トラスの上,下弦
材は軟質で平板状の木板と鉄筋との合成部材に置
き変わることとなる。
この結果、上,下弦材に対しての他部材の組合
せや釘止めが可能となると共に剛性補強がなされ
る。
ちなみに、第3図に示す曲げ剛性〜自重の比較
によれば、本案の積層鉄筋トラスは他の部材(H
型鋼,I型鋼,鋼管,角パイプ,端太角)に比べ
て曲げ剛性/自重の比率大で高性能を有すること
が明らかである。
しかして、本案には以下列記の諸作用効果が期
し得る。
(1) 上,下弦材を木製フランジにより補強するこ
とによつて全体の曲げ剛性を大きくできる。
(2) 同じく横方向の曲げ剛性も大きくなり、全体
の横座屈を防止できる。
(3) 鉄筋の弦材に作用する局部荷重を先ず木製フ
ランジで受けて鉄筋へ分散するため、弦材の座
屈を防止できる。
(4) トラスとこれに組合せる他部材との接合が軟
質で平面形状の木部を介してなされ、安定性が
ある。
(5) フランジ部の木部に釘打が可能であり、仕上
材等の取付けがきわめて容易である。
「考案の効果」 本考案は、上述のとおり構成されているので、
次に記載する効果を奏する。
構成基材の鋼製トラスが効率性,製造上の利点
を有する鉄筋を上,下弦材およびラチス材に用い
たものであるので、加工体にこの利点が持ち込ま
れることとなり、上述利点を亨受し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本案品の各実施例を示すA−A
側断面図並びに正面図、第2図a,bは本案が用
いる鋼製トラスの俯瞰図、第3図は本案品と他の
梁材との剛性能対比図表である。 1,1′,2,2′……水平ダブル配筋、3……
ラチス筋、4,4′……水平ダブル配筋、5……
単一配筋、6,6′……ラチス筋、7……フラン
ジ、7a……凹部、8……接着材、9……係止
片、10……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄筋を上,下弦材およびラチス材に用いた鋼製
    トラスの上弦材,下弦材を木製のフランジ部材に
    刻設の凹部に嵌合し、両者を接着材又は必要に応
    じボルト等の機械的接合方法を並用して一体に積
    層してなることを特徴とするトラスの加工体。
JP1984176518U 1984-11-20 1984-11-20 Expired JPH0423137Y2 (ja)

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JPS6190917U JPS6190917U (ja) 1986-06-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0728267Y2 (ja) * 1988-03-17 1995-06-28 川崎製鉄株式会社 プレストレストスチールトラス構法に用いる座屈防止治具
JP5264646B2 (ja) * 2009-08-03 2013-08-14 鹿島建設株式会社 トラス合成床版

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5356822A (en) * 1976-11-02 1978-05-23 Yoshirou Watanabe Composite beam in wood and reinforced lattice beam
JPS5915283U (ja) * 1982-07-20 1984-01-30 株式会社東芝 無刷子電動機

Patent Citations (2)

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