JPH0616506U - 建築用木材の接合金具 - Google Patents
建築用木材の接合金具Info
- Publication number
- JPH0616506U JPH0616506U JP7030291U JP7030291U JPH0616506U JP H0616506 U JPH0616506 U JP H0616506U JP 7030291 U JP7030291 U JP 7030291U JP 7030291 U JP7030291 U JP 7030291U JP H0616506 U JPH0616506 U JP H0616506U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal fitting
- reinforcing plate
- fitting body
- girder
- wood joining
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- Pending
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 木造建築の梁材の接合を、施工も簡単で強度
も充分で確実に出来る接合金具の提供。 【構成】 Ｌ形状の金具本体１の内側中央に補強板３を
直立設置し、任意形状の環体からなる係止筒５を補強板
３と反対側の金具本体１適位置に突設した。
も充分で確実に出来る接合金具の提供。 【構成】 Ｌ形状の金具本体１の内側中央に補強板３を
直立設置し、任意形状の環体からなる係止筒５を補強板
３と反対側の金具本体１適位置に突設した。
Description
【０００１】
本考案は木造建築において、梁材の上面を同一平面状にして接合する時に用い る建築用木材の接合金具に関するものである。
【０００２】
梁の接合する箇所にフランジを設けた略Ｚ形状の金具を用い、上フランジを上 面で大梁Ｗにビス止めし、下フランジを小梁Ｘ端部に垂平状態で嵌入し且つ小梁 Ｘ端面に金具をビス止めして大梁Ｗと小梁Ｘを接合するか、又は梁受金やボルト 類を用いて接合しているのが現状である。
【０００３】
このような接合において、前者では下方フランジの嵌合箇所に過荷重が掛った 時、図５に示す如く亀裂Ｙを生じ接合部の強度が弱くなる。 又、後者では、梁の断面に制約があったり取付けても締付が充分に出来ず、接 合効果を確実に果たすことが出来ない等建築施工上非常に不都合を感じていた。
【０００４】
本考案はこのような不都合を解消し、施工も簡単で接合を強度的にもより確実 に行なうことが出来る建築用木材の接合金具を提供せんとするものである。 即ち、適巾で折曲にて受板を設けてＬ形状とし小穴を複数箇穿設した金具本体 の中央に、取付穴を複数箇穿設した補強板を直立設置し、任意形状の環体からな る係止筒を補強板と反対側の金具本体適位置に１箇若しくは複数箇突設したもの である。
【０００５】 使用に当たっては、小梁の端部を受板にて受けながら補強板を嵌入して金具本 体を小梁に取付け、大梁に小梁を合わせながら係止筒を大梁の側面適位置に嵌入 する。そして木ねじにて金具本体を大梁側面に取付け、引張ボルトを小梁側面に 沿って大梁に貫通設置し、固定ボルトにて引張ボルトを小梁に取付穴を通して固 定後、引張ボルトを締付け金具本体を介して大梁と小梁を接合している。
【０００６】
以下、本考案の構成を図面について説明する。 １．第一実施例 図中１は適巾で折曲にて受板１ａを設けＬ形状とした金具本体であって、木ね じ２取付用の小穴１ｂを適位置に複数箇（図は４箇の場合を示す）を穿設してい る。
【０００７】 ３は固定ボルト４用の取付穴３ａを複数箇（図は２箇の場合を示す）を穿設し た適形状（図１・図２・図３は長方形状、図６は楔形状の場合を示す）の補強板 であって、適寸法金具本体１上端が突出するよう当該補強板３上面を控えると共 に、底板１ａ端面が突出するよう当該補強板３側面を控えるよう金具本体１内側 に適数箇（図１・図２・図３は中央に一箇を直立設置、図７は両側に二箇を直立 設置した場合を示す）を直立設置している。 ５は任意形状（図は円環の場合を示す）の環体からなる係止筒であって、補強 板３と反対側の金具本体１適位置に突設している。
【０００８】 使用に当たっては、大梁Ｗと小梁Ｘの接合箇所の小梁Ｘ端部中央の縦方向に切 込にて切溝６を補強板３に合わせて穿設し、切溝６に補強板３を嵌入しながら図 ２に示す如く金具本体１を小梁Ｘ端部に設ける。 そして係止筒５嵌入用の凹溝７を大梁Ｗ側面に穿設してから凹溝７に係止筒５ を嵌入し、金具本体１を大梁Ｗと小梁Ｘにてサンドイッチ状にし、小穴１６にて 木ねじ２で金具本体１を大梁Ｗに取付ける。
【０００９】 更に取付穴３ａに一致する下穴を小梁Ｘに、又、引張ボルト８用の下穴を大梁 Ｗにそれぞれ設け、固定ボルト４にて大梁Ｗに挿入する引張ボルト８を小梁Ｘに 固定し、次いで引張ボルト８を締付けて金具本体１を介して大梁Ｗと小梁Ｘを接 合している。
【００１０】 ２．第二実施例 本実施例は第一実施例と殆んど同一であり、係止筒５の数が異るのみで、作用 についても第一実施例と同じのため説明は省略する。
【００１１】
上述の如く本考案は、取付簡単で補強板と固定ボルトによって金具本体と小梁 を一体とし、引張ボルトによって金具本体を介して大梁と小梁が確実に接合され て一体となり、更に係上筒にてあらゆる方向のずれを防ぐと共に、大梁と小梁の 一体のため位置決めとなり、過荷重に対しても切溝が縦方向のため亀裂発生が起 りにくゝ確実に接合することが出来る等多くの特長が有り実用上非常に優れた考 案である。
【図１】本考案の第一実施例の斜視図である。
【図２】本考案の第一実施例の使用状態図である。
【図３】図２のＡ−Ａ断面図である。
【図４】本考案の第二実施例の斜視図である。
【図５】従来の使用状態図である。
【図６】本考案第一実施例の補強板を楔形状とした場合
の斜視図である。
の斜視図である。
【図７】本考案第一実施例の補強板を金具本体の両側に
設けた場合の斜視図である。
設けた場合の斜視図である。
１ 金具本体 １ａ 受板 １ｂ 小穴 ２ 木ねじ ３ 補強板 ３ａ 取付穴 ４ 固定ボルト ５ 係止筒 ６ 切溝 ７ 凹溝 ８ 引張ボルト Ｗ 大梁 Ｘ 小梁 Ｙ 亀裂
Claims (1)
- 【請求項１】 折曲にて受板を設けた金具本体に、取付
穴を複数箇穿設した適形状の補強板を直立設置し、任意
形状の環体からなる係止筒を補強板と反対側の金具本体
適位置に１箇若しくは複数箇を突設したことを特徴とす
る建築用木材の接合金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030291U JPH0616506U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 建築用木材の接合金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7030291U JPH0616506U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 建築用木材の接合金具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0616506U true JPH0616506U (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=13427532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7030291U Pending JPH0616506U (ja) | 1991-05-24 | 1991-05-24 | 建築用木材の接合金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616506U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006063587A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Takenaka Komuten Co Ltd | 木質構造材による柱梁架構の接合工法及び接合構造 |
| JP4718535B2 (ja) * | 2007-11-21 | 2011-07-06 | 株式会社カネシン | 軸組材用接合金具 |
-
1991
- 1991-05-24 JP JP7030291U patent/JPH0616506U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006063587A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Takenaka Komuten Co Ltd | 木質構造材による柱梁架構の接合工法及び接合構造 |
| JP4494129B2 (ja) * | 2004-08-25 | 2010-06-30 | 株式会社竹中工務店 | 木質構造材による柱梁架構の接合工法及び接合構造 |
| JP4718535B2 (ja) * | 2007-11-21 | 2011-07-06 | 株式会社カネシン | 軸組材用接合金具 |
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