JPH06123139A - 木材接合金具 - Google Patents

木材接合金具

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JPH06123139A
JPH06123139A JP28377192A JP28377192A JPH06123139A JP H06123139 A JPH06123139 A JP H06123139A JP 28377192 A JP28377192 A JP 28377192A JP 28377192 A JP28377192 A JP 28377192A JP H06123139 A JPH06123139 A JP H06123139A
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JP
Japan
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piece
square
bolt
shaped piece
horizontal member
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JP28377192A
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English (en)
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Tadamichi Nishikata
忠道 西片
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角材接合部を補強するものであって、しか
も、角材の角取りが容易な木材接合金具を提供するこ
と。 【構成】 所定巾に形成されたL型片6は角材5の直交
部7において、L型片6の各片8,9が各角材1,3に
当接しボルト調整されるため、十字状に結合された角材
5の接合部が補強され、しかも、その角材の角取りが容
易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、木造建築物に
おける通し柱と横架材等の角材接合部の補強に用いられ
る木材接合金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木造建築物の角材接合部の補強に
用いられる木材接合金具としては、例えば、図5に記載
されているような十字状に結合された角材(101)(102)、
あるいは図6に記載されているようなT字状に結合され
た角材(101)(102)にあっては、一方の角材(101)に締付
羽子板金物(103)の下辺(104)を当接し、この金物(103)
の孔(105)を介してボルト(106)を一方の角材(101)に貫
通させ、また締付羽子板金物(103)の上辺(107)を他方の
角材(102)に貫通させ、それぞれナット(108)で締付ける
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術にあっては、締付羽子板金物(103)は上辺(107)
及び下辺(104)を備えた構成である為、締付羽子板金物
(103)をナット(108)でボルト調整する際には、角材(10
1)(102)の直交性が確保し難く、角材(101)(102)の角取
りが困難になるという問題があった。
【0004】本発明は、上記のような問題に着目してな
されたもので、角材接合部を補強するものであって、し
かも、角材の角取りが容易な木材接合金具を提供するこ
とを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の発明は、十字状に角材を保持する木材接
合金具であって、所定巾のL型片に形成され、前記角材
の直交部に該L型片の一片を前記一方の角材に、該L型
片の他片を前記他方の角材にそれぞれ当接させ、前記L
型片の各片に前記角材を貫通するボルトを挿通するねじ
孔を穿設し、前記L型片と前記角材をボルト締めした。
【0006】また請求項2記載の発明は、T字状に角材
を保持する木材接合金具であって、所定巾のL型片に形
成され、前記角材の直交部に前記L型片の一片を当接さ
せ、さらに前記L型片の他片を前記他方の角材に当接さ
せ、前記L型片の各片に前記角材を貫通するボルトを挿
通するねじ孔を穿設し、前記L型片と別のL型片とをボ
ルト締めし、また、それぞれのL型片と当て金とをボル
ト締めした。
【0007】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の発明において、当て金にボルト貫通孔を複数個整列し
て設けた。
【0008】
【作用】所定巾に形成されたL型片は角材の直交部にお
いて、L型片の各片が各角材に当接しボルト固定される
ため、十字状に結合された角材の接合部が補強され、し
かも、その角材の角取りが容易になる(請求項1)。
【0009】所定巾に形成されたL型片は角材の直交部
において、L型片の各片が一方の角材に当接しボルト固
定されさらに当て金とそれぞれのL型片がボルト固定さ
れるため、T字状に結合された角材の接合部が補強さ
れ、しかも、その角材角取りが容易になる(請求項
2)。
【0010】さらに、請求項2記載の発明において、当
て金にボルト貫通孔が複数個整列して設けられているた
め、有底状開口部の深さ、あるいは一方の角材の高さが
変化しても、角材の接合が簡単に行われる(請求項
3)。
【0011】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2に
基づいて説明する。
【0012】(1)は木造建築物に用いられる角材で構成
された横架材であって、その先端には断面台形状の突部
(2)が形成されている。(3)は横架材(2)同様、角材で
構成された通し柱であって、その前後面には突部(2)が
嵌合する嵌合部(4)が形成されている。横架材(1)の突
部(2)が、通し柱(3)の前後面に形成された嵌合部(4)
に嵌合して、横架材(1)と通し柱(3)は十字状に結合さ
れる角材(5)が構成される。
【0013】(6)は所定巾に一体形成された鋼製のL型
片であって、このL型片(6)は十字状に結合された角材
(5)の直交部(7)において、L型片(6)の一片(8)を横
架材(1)に、他片(9)を通し柱(3)に当接している。
【0014】L型片(6)にはねじ孔(10)が、また横架材
(1)及び通し柱(3)にはボルト貫通孔(11)がそれぞれ穿
設されており、このねじ孔(10)及びボルト貫通孔(11)を
介してボルト(12)はそれぞれ横架材(1)及び通し柱(3)
を貫通している。そして各ボルト(12)はナット(13)によ
り締付けられている。
【0015】このように構成された第1実施例の木材接
合金具にあっては、所定巾に形成されたL型片(6)は角
材(5)の直交部(7)において、L型片(6)の各片(8)
(9)が横架材(1)及び通し柱(3)に当接して、ボルト(1
2)及びナット(13)で締付けられるため、十字状に結合さ
れた角材(5)の接合部が補強されるとともに、しかも、
締付けによる横架材(1)及び通し柱(3)の偏位が生じな
いので、横架材(1)及び通し柱(3)の角取りが容易にな
る。
【0016】次に、本発明の第2実施例を図3及び図4
に基づいて説明する。
【0017】第2実施例の木材接合金具は、横架材(22)
と通し柱(21)をT字状に結合した角材(23)に適用したも
のである。
【0018】横架材(22)は角材で構成されており、その
結合端部上下には断面矩形の有底状開口部(24)が設けら
れている。
【0019】(25)は所定巾に形成された鋼製のL型片で
あって、このL型片(25)は鋼片(26)及び鋼片(27)を溶接
し、開口部(24)に挿入可能に構成されている。そして、
L型片(25)は、T字状に結合された角材(23)の直交部(2
8)において、L型片(25)の鋼片(26)が横架材(22)の有底
状開口部(24)の底部(29)に、鋼片(27)を通し柱(21)に当
接されている。
【0020】L型片(25)の鋼片(26)(27)にはねじ孔(30)
が、また横架材(22)には1個のボルト貫通孔(31)が、ま
た通し柱(21)には、のボルト貫通孔(31)がそれぞれ穿設
されており、このねじ孔(30)及びボルト貫通孔(31)を介
して、ボルト(32)がそれぞれ横架材(22)及び通し柱(21)
を貫通している。そして各ボルト(32)はナット(33)によ
り締付けられている。なお、(34)は当て金、(35)は通し
柱(21)に穿設されたボルト貫通孔(31)に対応するように
複数個設けられたねじ孔である。
【0021】このように構成された第2実施例の木材接
合金具にあっては、L型片(25)の各鋼片(26)(27)が横架
材(22)の有底状開口部(24)の底部(29)及び通し柱(21)に
当接して、ボルト(32)及びナット(33)で締付けられるた
め、T字状に結合された角材(23)の接合部が補強される
とともに、しかも、締付けによる横架材(21)及び通し柱
(21) の偏位が生じないので、横架材 (22) 及び通し柱
(21) の角取りが容易になる。
【0022】しかも、当て金(34)にはねじ孔(35)が複数
個(本実施例では3個)整列して設けられているため、
横架材(22)の有底状開口部(24)の深さd、あるいは横架
材(22)の高さHが変化しても、角材の接合は簡単に行わ
れる。
【0023】以上、実施例を図面により説明してきた
が、具体的な構成は実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加等があ
っても本発明に含まれる。
【0024】例えば、実施例では、ボルトの締付けをナ
ットを用いて行ったが、L型片のねじ孔に直接ねじ溝を
刻設して、ボルト締めを行うようにしても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明にあって
は、次に記載する効果が得られる。
【0026】(a) 請求項1記載の発明にあっては、所
定巾に形成されたL型片は角材の直交部において、L型
片の各片が各角材に当接しボルト調整されるため、十字
状に結合された角材の接合部が補強され、しかも、その
角材角取りが容易になる。
【0027】(b) 請求項2記載の発明にあっては、所
定巾に形成されたL型片は角材の直交部において、L型
片の各片が一方の角材に当接しボルト固定されさらに当
て金とそれぞれのL型片がボルト固定されるため、T字
状に結合された角材の接合部が補強され、しかも、その
角材角取りが容易になる。
【0028】(c) 請求項3記載の発明にあっては、請
求項2記載の発明において、当て金にボルト貫通孔が複
数個整列して設けられているため、有底状開口部の深
さ、あるいは一方の角材の高さが変化しても、角材の接
合が簡単に行われる。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の木材接合金具を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】第2実施例の木材接合金具を示す斜視図であ
る。
【図4】図3のY−Y断面図である。
【図5】従来の木材接合金具を十字状に結合された角材
に適用した図である。
【図6】従来の木材接合金具をT字状に結合された角材
に適用した図である。
【符号の説明】
(1) 横架材 (2) 突部 (3) 通し柱 (4) 嵌合
部 (5) 角材 (6) L型
片 (7) 直交部 (8) L型
片 (6) の一片 (9) L型片 (6) の他片 (10) ねじ
孔 (11) ボルト貫通孔 (12) ボル
ト (13) ナット (21) 通し柱 (22) 横架
材 (23) 角材 (24) 有底
状開口部 (25) L型片 (26) L型
片(25)の鋼片 (27) L型片(25)の鋼片 (28) 直交
部 (29) 有底状開口部(24)の底部 (30) ねじ
孔 (31) ボルト貫通孔 (32) ボル
ト (33) ナット (34) 当て
金 (35) ねじ孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 十字状に角材を保持する木材接合金具で
    あって、所定巾のL型片に形成され、前記角材の直交部
    に該L型片の一片を前記一方の角材に、該L型片の他片
    を前記他方の角材にそれぞれ当接させ、前記L型片の各
    片に前記角材を貫通するボルトを挿通するねじ孔を穿設
    し、前記L型片と前記角材をボルト締めすることを特徴
    とする木材接合金具。
  2. 【請求項2】 T字状に角材を保持する木材接合金具で
    あって、所定巾のL型片に形成され、前記角材の直交部
    に前記L型片の一片を当接させ、さらに前記L型片の他
    片を前記他方の角材に当接させ、前記L型片の各片に前
    記角材を貫通するボルトを挿通するねじ孔を穿設し、前
    記L型片と別のL型片とをボルト締めし、また、それぞ
    れのL型片と当て金とをボルト締めすることを特徴とす
    る木材接合金具。
  3. 【請求項3】 当て金にボルト貫通孔を複数個整列して
    設けたことを特徴とする請求項2記載の木材接合金具。
JP28377192A 1992-09-28 1992-09-28 木材接合金具 Pending JPH06123139A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08226429A (ja) * 1995-02-20 1996-09-03 Sumitomo Forestry Co Ltd ボルト受け金具及び構造部材接合用金具
JPH10140658A (ja) * 1996-11-06 1998-05-26 Ibiden Co Ltd 木質柱材とその側方の木質横架材との接合構造
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JP2020079536A (ja) * 2018-11-14 2020-05-28 株式会社竹中工務店 梁接合構造

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